JPS6251173B2 - - Google Patents

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JPS6251173B2
JPS6251173B2 JP55058347A JP5834780A JPS6251173B2 JP S6251173 B2 JPS6251173 B2 JP S6251173B2 JP 55058347 A JP55058347 A JP 55058347A JP 5834780 A JP5834780 A JP 5834780A JP S6251173 B2 JPS6251173 B2 JP S6251173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
coil
electromagnetic powder
circuit
drive
Prior art date
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Expired
Application number
JP55058347A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56154332A (en
Inventor
Ryuzo Sakakyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP5834780A priority Critical patent/JPS56154332A/ja
Publication of JPS56154332A publication Critical patent/JPS56154332A/ja
Publication of JPS6251173B2 publication Critical patent/JPS6251173B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輛用電磁粉式クラツチの制御装置
に関し、詳しくは、エンジン回転数が低い場合に
おいてトルク変動を減少させ、エンジン、車輛の
振動を少くさせることができるものに関する。
車輛用電磁粉式クラツチは、クランク軸側のコ
イルを内蔵したドライブメンバに対し、電磁粉が
入り込むギヤツプを介して変速機入力軸側のドリ
ブンメンバを近接嵌合し、クラツチ電流をコイル
に流してドライブメンバを励磁し、それとドリブ
ンメンバとの間のギヤツプに電磁粉を集積するこ
とで拘束してエンジンの動力を変速機入力側に伝
達し、クラツチ電流を断つて上記ギヤツプにおけ
る電磁粉による拘束を解いて動力伝達を遮断し、
さらにクラツチ電流を変化してドライブメンバと
ドリブンメンバとの間にすべりを生じさせ、この
すべりを利用してクラツチペダル操作を不要にし
た発進を行い、運転操作の容易化を図るものであ
り、公知技術として既に知られている。
第1図と第2図において、電磁粉式クラツチを
トランスアクスル型の変速機に組付けたものにつ
いて具体的に説明すると、符号1は電磁粉式クラ
ツチ、2は前進4段の変速機、3は終減速機であ
る。
電磁粉式クラツチ1は密閉構造のクラツチケー
ス4内でエンジンからのクランク軸5にドライブ
プレート6を介してコイル7を内蔵するドライブ
メンバ8が一体結合され、変速機2の入力軸9に
ドリブンメンバ10が回転方向に一体化すべくス
プライン嵌合してギヤツプ11を介し上記ドライ
ブメンバ8に対して近接嵌合しており、このギヤ
ツプ11にパウダー室12から電磁粉を集積する
ようになつている。また、ドライブメンバ8には
ギヤツプ13が一体結合され、その筒状の端部が
入力軸9に遊嵌されてそこにスリツプリング14
が付着されると共に、このスリツプリング14と
ドライブメンバ8との間にリード線Aが接続さ
れ、スリツプリング14には第2図に詳記される
ように、リード線Bと接続するブラシ16がホル
ダ17により保持されてコイル7に給電すべく摺
接している。
このように構成されることで、クランク軸5と
共にドライブプレート6及びドライブメンバ8が
回転して、パウダー室12に封入する電磁粉は遠
心力でドライブメンバ8の内周面側に適宜寄せら
れている。そこで、リード線Bからブラシ16、
スリツプリング14、リード線Aを介してコイル
7に給電されると、ドライブメンバ8の励磁によ
りドリブンメンバ10の周囲にも矢印のように磁
力線が生じることにより、ギヤツプ11内に電磁
粉が集積してドライブメンバ8とドリブンメンバ
10が一体化されクランク軸5のエンジン動力が
入力軸9に伝達されるのである。
そしてこのときコイル7へ給電するクラツチ電
流を第3図の曲線部のごとくエンジン回転数に応
じて変えることにより、ギヤツプ11内の電磁粉
の結合力が変化するためクラツチトルクが変化す
るようになる。即ち、第3図に示されるように、
第1速、第2速の場合はスムーズな発進性能を得
るためクラツチトルクは曲線l1のようにし、又第
3速、第4速の発進時のクラツチトルクは、エン
ジントルクが低く、且つ不安定な領域を使用する
ことで発進不能となるような曲線l2のごとき設定
とする。このような曲線l1ないしl2がエンジント
ルクの曲線mに一致する点(曲線l1上のP点、曲
線l2上のP′点)迄の斜線の領域ですべりを生じて
クラツチペダルを操作しなくとも変速可能になる
のである。
次いで変速機2は上記クラツチ1からの入力軸
9に第1速ないし第4速のドライブギヤ18ない
し21が一体的に設けられ、この入力軸9に対し
て出力軸22が平行に配設されてそこに上記各ギ
ヤ18ないし21と常時噛合うドリブンギヤ23
ないし26が回転自在に嵌合し、且つ隣接する2
個のドリブンギヤ23と24が同期機構27で出
力軸22に結合し、ドリブンギヤ25と26が他
の同期機構28で出力軸22に結合するようにな
つており、更にこれらの入、出力軸9,22の間
に後進用のギヤ機構29が設けられている。こう
して、チエンジレバーを操作して同期装置27に
よりドリブンギヤ23を出力軸22に一体結合す
ることで、入力軸9の動力がギヤ18と23で最
も減速して出力軸22に取出されて第1速が得ら
れ、以下同様にして各変速が行われる。
また、上記出力軸22の端部には出力ギヤ30
が設けられてこれが終減速機3の差動装置31に
おけるリングギヤ32に噛合つており、これによ
り変速機2の出力軸22の動力が直ちにリングギ
ヤ32からケース33、スパイダ34、ピニオン
35を介してサイドギヤ36に伝達され、更に車
軸37を介して駆動輪に伝達される。
そして、第4図でこの電磁粉式クラツチ1の制
御をする基本的電気回路に付いて説明すると、コ
イル7の一端には電源40が接続してあり、他端
にはトランジスタ41のコレクタが接続してあ
る。このトランジスタ41のエミツタと電源40
は接続してあり、コイル7の両端にはダイオード
と抵抗より成る転流回路42が接続してある。こ
の回路で、コイル7の電気的制御を行うには、ト
ランジスタ41のベースに制御信号を印加するこ
とでスイツチングさせ、コイル7に電源40から
の電流を通電させることにより行つている。前述
のすべり制御を行うにはトランジスタ41のベー
スに印加する制御信号をパルス状にして、間歇的
にスイツチングさせており、この制御信号のスイ
ツチングの周期はエンジンのイグニツシヨンパル
スから導入しているため、エンジン回転数によつ
て電磁粉式クラツチ1が伝達できるトルクに変動
が生じてくるものであつた。特に、極低速でエン
ジンを回転させた時にはイグニツシヨンパルスの
周波数が低くなることからトランジスタ41のオ
ン−オフの周期が長くなり、コイル7を流れる電
流は一次遅れであるがリツプルが増加する。従つ
てコイル7の電流に比例するクラツチトルクも同
様に変動し、エンジン、車体の振動の原因となる
ものであつた。このイグニツシヨンパルスによる
電磁粉式クラツチ1の制御を第5図、第6図によ
つて示すと、エンジン回転数が1000r.p.mの場合
と2000r.p.mの場合ではイグニツシヨンパルスに
比例してパルス波が発生するので(パルス幅は単
安定マルチ回路により一定である)、2000r.p.m
時には1000r.p.m時における2倍の周波数とな
る。この両制御信号でトランジスタ41をスイツ
チングした場合のコイル7を流れる電流の変動は
第6図により示され、エンジン回転数が低い時に
は脈動が大きく、トルク変動が激しくなるのがわ
かる。このトルク変動が低回転時に大きくなる
と、エンジン、車体の振動が大きくなり、特に低
速走行時の走行性向上をその特徴とするオートク
ラツチ車では問題となり、2気筒エンジンの様に
気筒数が少いものでは振動は激しくなるものであ
つた。
本発明は上述の欠点に鑑み、イグニツシヨンパ
ルスの周波数を逓倍することでコイルに流す電流
のオン−オフ周期を短くし、低速回転時における
振動を減少させることができる車輛用電磁粉式ク
ラツチの制御装置を提供するものである。
まず、第7図〜第9図で従来の制御装置につい
て説明する。第7図は装置のブロツク図であり、
イグニツシヨンパルス45は波形整形回路46に
入力し、波形整形回路46、微分回路47、単安
定マルチ回路48、駆動回路49を経てコイル7
に出力されている。第8図は第7図の具体的な電
気回路図である。第9図はこの第8図における電
気回路の各部における波形を示すもので、イング
ニツシヨンパルス45の波形D中には衝撃振動を
含んでいるが波形成形回路46を通過することで
Eに示す矩形波となる。この矩形波Eは微分回路
40で微分されてFの波形となり、単安定マルチ
回路48に入力する。単安定マルチ回路48で
は、微分信号Fのうち正側に信号が出力された時
のみ作動し、tx時間だけ正電位を出力するパル
ス波Gを発生する。このパルス波の幅txは単安
定マルチ回路48中のコンデンサCと抵抗Rによ
る時定数で決定される。このパルス波Gが正側で
あるときのみ、駆動回路49のトランジスタはス
イツチングしてオンとなり、コイル7に電流を流
すことができ、その電圧変動はHに示される。
次に、第10図乃至第12図は本発明の一実施
例を示すもので、第10図はそのブロツク図であ
り、従来の構成と共通する部分に付いては符号を
同一としてある。この場合、イグニツシヨンパル
ス45は波形整形回路46に入力し、波形整形回
路46、周波数逓倍回路50、微分回路47、単
安定マルチ回路48、駆動回路49を経てコイル
7に接続している。第11図は本実施例の具体的
な電気回路を示すもので、周波数逓倍回路50は
論理素子51、抵抗52、コンデンサ53より成
り、論理素子51の一端には波形整形回路46の
出力が直接入力しており、他端には抵抗52を介
して波形整形回路46の出力が入力しており、他
端とアースの間にはコンデンサ53が接続してあ
る。この実施例の動作を第12図とともに説明す
ると、イグニツシヨンパルス45はJで示す様に
衝撃波を含んでいるが波形整形回路46を通過す
ることでKに示す矩形波となる。矩形波Kは周波
数逓倍回路50の論理素子51の一端に入力する
とともに抵抗52、コンデンサ53で少し遅れた
波形Lとなつて論理素子51の他端に入力する。
このため論理素子51は矩形波Kの立ち上り、立
ち下りにおいて矩形波Lの遅れ時間だけパルス波
を発生し、Mで示される様に矩形波Kの2倍の周
波数に逓倍される。このパルス波Mが微分回路4
7で微分され、その立ち上り時において単安定マ
ルチ回路48を起動させて所定の時定数のパルス
波Pを発生させ、このパルス波Pでトランジスタ
をスイツチングさせる。このためQで示す間隔で
コイル7には電流が流れ、電磁粉クラツチ1を接
続させる。
このコイル7に流れる電流の変化と電磁粉式ク
ラツチ1によるトルク変動を第13図と第14図
により示す。第13図は従来の装置によるもので
あり、第14図は本実施例によるものを示してお
り、いずれもコイルの電流変化を0.2〜0.6Aの範
囲内であるが、トルク変動は従来の装置では0.6
〜0.8Kg−mと大きく変化するのに対し、本実施
例では0.8Kg−m付近で細かく変化している。こ
のため、トルク変動は極めて小さいものであり、
振動が生じにくいものである。
第15図、第16図はそれぞれ車輛の床部とイ
ンパネ部の振動加速度とエンジン回転数の関連を
示すものであり、従来の装置ではエンジン回転数
が1500r.p.m付近で大きく共振しているのに対
し、本発明の実施例では大きな共振は発生しな
い。
本発明は上述のように構成したので、エンジン
回転数が低い場合においてもトルク変動を小さく
押えることができ、特に車輛の低速走行時におい
てエンジン、車体の振動を減少させることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は車輛用電磁粉式クラツチの一例を示す
断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図はエンジン全開トルクにクラツチトル
ク特性を重ね合せた線図、第4図は電流制御の基
本回路図、第5図は回転数とスイツチング時間を
示すグラフ、第6図は各回転数におけるクラツチ
電流の変化を示すグラフ、第7図は従来の制御装
置のブロツク図、第8図はその具体的な電気回路
図、第9図はその各部における波形図、第10図
は本発明の一実施例を示すブロツク図、第11図
はその具体的な電気回路図、第12図はその各部
における波形図、第13図は従来の装置における
電流変化とトルク変動を示すグラフ、第14図は
本実施例における電流変化とトルク変動を示すグ
ラフ、第15図はエンジン回転数と床部の振動の
関係を示すグラフ、第16図はエンジン回転数と
インパネ部の振動の関係を示すグラフである。 1……電磁粉式クラツチ、4……クラツチケー
ス、5……クランク軸、6……ドライブプレー
ト、7……コイル、8……ドライブメンバ、9…
…変速機入力軸、10……ドリブンメンバ、11
……ギヤツプ、49……駆動回路、50……周波
数逓倍回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クランク軸がドライブプレートを介してコイ
    ルを内蔵するドライブメンバに一体結合され、該
    ドライブメンバに対し電磁粉を集積するギヤツプ
    を介して変速機入力軸のドリブンメンバが近接嵌
    合し、制御装置からのクラツチ電流を上記コイル
    に供給して、上記ギヤツプ内の電磁粉を介して上
    記ドライブ及びドリブンメンバを一体的に拘束す
    ることで動力伝達する車輛用電磁粉式クラツチに
    おいて、エンジンのイグニツシヨンパルスを入力
    して、周波数逓倍回路によつてイグニツシヨンパ
    ルスの周波数を逓倍し、逓倍した周波数で駆動回
    路をスイツチングさせ、この駆動回路のスイツチ
    ングによるオン−オフによつて上記コイルにクラ
    ツチ電流を流して、動力伝達におけるトルク変動
    を減少するように構成したことを特徴とする車輛
    用電磁粉式クラツチの制御装置。
JP5834780A 1980-04-30 1980-04-30 Controller for electromagnetic powder type clutch for vehicle Granted JPS56154332A (en)

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JP5834780A JPS56154332A (en) 1980-04-30 1980-04-30 Controller for electromagnetic powder type clutch for vehicle

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Publication Number Publication Date
JPS56154332A JPS56154332A (en) 1981-11-28
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JP (1) JPS56154332A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315547Y2 (ja) * 1988-01-27 1991-04-04

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315547Y2 (ja) * 1988-01-27 1991-04-04

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JPS56154332A (en) 1981-11-28

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