JPS6250129A - 紙基材フエノ−ル樹脂積層板の製造方法 - Google Patents

紙基材フエノ−ル樹脂積層板の製造方法

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JPS6250129A
JPS6250129A JP19008285A JP19008285A JPS6250129A JP S6250129 A JPS6250129 A JP S6250129A JP 19008285 A JP19008285 A JP 19008285A JP 19008285 A JP19008285 A JP 19008285A JP S6250129 A JPS6250129 A JP S6250129A
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JP
Japan
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phenolic resin
paper
oil
resin
paper base
Prior art date
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Pending
Application number
JP19008285A
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English (en)
Inventor
安沢 興平
野本 雅弘
荻 伸二
幸雄 吉村
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は打抜加工性、および電気特性に優れた紙基材フ
ェノール樹脂積層板の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、通信機および電子機器に使用される積層板は、加
工設備の自動化、省力化などの観点から常温または比較
的低温での打抜加工性が優れ、さらに部品の小型化、高
密度化から電気特性が良好なものが要求されている。
一般に低温での打抜加工性を向上させるためには、積層
板に使用する樹脂を植物油等で町原化する手法がとられ
ている。また、電気特性を向上させるためには、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂などのいわゆる水溶性ホルムア
ルデヒド樹脂で紙基材を処理する方法がとられている。
しかしながら、上記水溶性樹脂を紙基材に含浸させて得
られる塗工紙を用いた積層板は、電気特性は良好である
が、打抜加工性に劣る。一方、打抜加工性を改良するた
め植物油等で可撓化した油変性樹脂を紙基材に含浸させ
て得られる塗工紙を用いた積層板は、油変性フェノール
樹脂の紙基材への含浸性が悪いために、電気特性が著し
く低下するという欠点がある。
また、あらかじめ水溶性樹脂で紙基材を処理し、さらに
油変性フェノール樹脂を塗布し、電気特性、打抜加工性
を共に満足させるような方法もとられているが、打抜加
工性の向上という点では不十分である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、打抜加工性、電気特性が共に良好な紙基材フ
ェノール樹脂積層板を得る製造方法を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は非プロトン性極性溶剤を用いて紙基材に油変性
フェノール樹脂を含浸処理したフェノール樹脂含浸塗工
紙を積層成形することを特徴とする。
非プロトン性極性溶剤を用いることにより、打抜加工性
、電気特性がともに良好な紙基材フェノール樹脂積層板
が得らる。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に用いられる油変性フェノール樹脂の変性剤とし
ては打抜加工性から植物油が好ましく、さらには桐油が
好ましい。
油変性フェノール樹脂合成に用いられるフェノール類と
してはフェノール、クレゾール、キシレノールなどの1
価のフェノール、カテコール、ハイドロキノン、ビスフ
ェノールAなどの多価のフェノール類などがあり、特に
限定するものではない。
変性法として、変性剤とフェノール類とを予め反応させ
ておいて、後からホルムアルデヒドと反応させる方法や
、フェノール類とホルムアルデヒドとを先に反応させて
おいて、次いで変性剤と反応させる方法などがあるが、
特に限定するものではない。
ホルムアルデヒド源および触媒も特に限定するものでは
ない。樹脂が難燃化されていない油変性フェノール樹脂
の場合にも非プロトン性極性溶剤で処理した効果がある
が、難燃化した油変性フェノール樹脂、特に桐油変性フ
ェノール樹脂を用いた場合にその効果は著しい。
難燃剤として、テトラブロモビスフェノールA(以下T
BAと略す) 、TBA−ジグリシジルエーテル(以下
TBADGEと略す)などの臭素系難燃剤、トリフェニ
ルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、ト
リクレジルホスフェートなどのりん系難燃剤、エーテル
化メラミン樹脂、メチロール化メラミン樹脂などの窒素
系難燃剤および酸化アンチモンなどがあるが、特に限定
するものではない。
非プロトン性極性溶剤としてはジメチルホルムアミド(
以下DMFと略す)、ジメチルスルホキシド(以下DM
SOと略す)、ヘキサメチルホスホントリアミド(以下
HMPTと略す)等が好ましく用いられる。
非プロトン性極性溶剤の使用量としては、ワニスの30
重量%以上が好ましい。また他の溶媒と併用することも
可能である。30重量%未満になると打抜加工性、電気
特性が共に低下する。
上述の非プロトン性極性溶剤を含有するワニスを紙基材
に塗布、含浸させて乾燥し、処理されたフェノール樹脂
含浸塗工紙が得られる。
このようにして得られたフェノール樹脂含浸塗工紙を常
法で積層成形すると、目的とする紙基材フェノール樹脂
積層板が得られる。
〔作用〕
本発明において、非プロトン性極性溶剤が油変性フェノ
ール樹脂をよく相溶すること、およ′び紙基材のセルロ
ースを若干溶解させ、または膨潤させることにより油変
性フェノール樹脂の紙基材への含浸性が5向上したため
、打抜加工性が向上するとともに、電気特性が良好にな
ったものと思われる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
水N性フェノールm脂A+7)人 冷却管、攪拌機、温度計を備えた四ツロフラスコにフェ
ノール 2000g、37%ホルマリン5200g、3
0%トリメチルアミン水溶液140gを入れ、60℃で
5時間反応させた後、30℃に冷却した。さらに減圧度
 5 tm Hgで2時間濃縮した。この反応液の不揮
発分(130℃、1時間後の不揮発分)は80重量%で
あった。
油・性フェノール 旨Bの合 冷却管、攪拌機、温度計を備えた四ツロフラスコに桐油
 1000g、合成メタクレゾール 1500g、)ル
エンスルホン酸 2.5gを入れ、100℃で2時間反
応させた。さらに、80%パラホルムアルデヒド 78
1g、25%アンモニア水 140gを入れ、80℃で
5時間反応させた後、減圧度5 w Hgで反応液が透
明になるまで濃縮した。この反応物のゲルタイム(16
0℃熱板上の硬化時間)は180秒であった。
比較例1 水溶性フェノール樹脂Aを水/メタノール=1/1で希
釈しクラフト紙に塗布含浸したのち、乾燥した。付着樹
脂は18重量%であった。
比較例2 油変性フェノール樹脂Bをアセトンで希釈し、クラフト
紙に塗布、含浸したのち乾燥した。付着樹脂は17重量
%であった。
比較例3 油変性フェノール樹脂Bの固型100部に対して、トリ
フェニルホスフェート 30部を添加し、さらにメチル
エチルケトンを添加し、よく溶解させた。、さらに二酸
化アンチモン 5部を加え攪拌したのちクラフト紙に塗
布、含浸したのち乾燥した。付着樹脂分は19重量%で
あった。
実施例1 油変性フェノール樹脂BをDMF/アセトン=2/1で
希釈し、クラフト紙に塗布含浸したのち乾燥した。付着
樹脂は16重量%であった。希釈したワニス中のD M
 F ’IN度は50重量%であった。
実施例2 油変性フェノール樹脂Bの固型100部に対してトリフ
ェニルホスフェート 30部を添加し、さらにDMSO
を加えよく溶解させた後、二酸化アンチモン 5部を加
え攪拌したのちクラフト紙に塗布含浸したのち乾燥した
。付着樹脂は19重量%であった。
以上の比較例、実施例の塗工紙に油変性フェノール樹脂
の固型100部に対してトリフェニルホスフェート 3
0部、TBADG2 30部を添加し、さらにアセトン
を加えよく溶解させた後、二酸化アンチモン 5部を加
え攪拌したワニスを塗布含浸させて、乾燥した。付着樹
脂量はそれぞれ52重量%になるようにアセトンの濃度
を調整した。得られた塗工紙を所定枚数重ね合わせ、加
熱、加圧し、厚さ1.6Hの積層板を得た。この積層板
の特性を表に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明によって得られた積層板の打抜加工性、電気特性
は比較例に比べて著しく向上しており、本発明の効果は
大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非プロトン性極性溶剤を用いて紙基材に油変性フェ
    ノール樹脂を含浸処理したフェノール樹脂含浸塗工紙を
    積層成形することを特徴とする紙基材フェノール樹脂積
    層板の製造方法。 2、油変性フェノール樹脂が桐油変性フェノール樹脂で
    ある特許請求の範囲第1項記載の紙基材フェノール樹脂
    積層板の製造方法。 3、桐油変性フェノール樹脂が難燃化桐油変性フェノー
    ル樹脂である特許請求の範囲第2項記載の紙基材フェノ
    ール樹脂積層板の製造方法。 4、非プロトン性極性溶剤がジメチルホルムアミドであ
    る特許請求の範囲第1項記載の紙基材フェノール樹脂積
    層板の製造方法。 5、非プロトン性極性溶剤がジメチルスルホキシドであ
    る特許請求の範囲第1項記載の紙基材フェノール樹脂積
    層板の製造方法。 6、非プロトン性極性溶剤がヘキサメチルホスホントリ
    アミドである特許請求の範囲第1項記載の紙基材フェノ
    ール樹脂積層板の製造方法。
JP19008285A 1985-08-29 1985-08-29 紙基材フエノ−ル樹脂積層板の製造方法 Pending JPS6250129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335481A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Ishida Co Ltd フィーダ搬送装置
JP2008189870A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Dic Corp 含浸用樹脂組成物

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