JPS62500103A - ヒト結合組織アクチベ−タ−及び関連ペプチドの発現 - Google Patents

ヒト結合組織アクチベ−タ−及び関連ペプチドの発現

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JPS62500103A
JPS62500103A JP50386485A JP50386485A JPS62500103A JP S62500103 A JPS62500103 A JP S62500103A JP 50386485 A JP50386485 A JP 50386485A JP 50386485 A JP50386485 A JP 50386485A JP S62500103 A JPS62500103 A JP S62500103A
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ムレンバツハ,ガイ テー
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チロン コ−ポレイシヨン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒト結合組織アクチベーター及び関連ペプチドの発現允」Lq」L員 1、允所傅立亘 “結合組織活性化”なる用語は、グリコリシスのごとき細胞性エネルギー代謝、 グリコサミノグリカン合成の刺激、及びDNA合成の刺激を特に包含する細胞性 炎症の再生朋に生ずる多数の代謝的事象を含む。結合組織の活性化を付与するこ とができる蛋白質は結合組織アクチベーターペプチド(CTAP)と称される。
特定OCTAPはそれが由来する細胞又は組織に基いて命名される。CTAP−  Iはリンパ様細胞(] ymphoid)に由来し、CTAP−IIは腫瘍細 胞に由来し、CTAP−PMNは多形核白血球に由来し、他方CTAP−III 及びCTAI’ P2はヒト血小板に由来する。CTAP−IIIは、DNA, ヒアルロン酸及び硫酸化されたグリコサミノグリカンの合成の刺激;解糖及びプ ロスタグランジンE2の分泌の刺激;並びに細胞間cAMP蓄積を包含する多数 の生物学的活性を有する多数の形態で存在する。β−スロンポグロブリン(β一 TG)、すなわち4個のアミノ末端アミノ酸の蛋白質分解的除去によりインビト ロで生成したCTAP−mのBM R体は現在確立された生理学的活性を有しな いが、特に血小板の破壊又は活性化をもたらす疾患及び状態、例えば急性心筋梗 塞、人工心臓弁移植等を有する患者について、血小板の状態を示す血清マーカー として有用である。
その証明された活性に基いて、CTAP−IIIは実質的な医療的価値を有する ことが期待される。例えば、リウマチ性関節炎を有する患者ではCTAP−II I活性が不足していることが見出される。外からCTAI”Iを投与することが 有用な治療であろう。
CTAP−111はまた、哺乳類細胞培養物、特に滑脱、軟骨、皮膚、甲状腺、 及び動脈内皮のための補完的増殖因子としても有用であると信じられる。最後に 、CTAP−IIIは、結合組織の治癒を促進するために患者に投与する場合に 広範囲の用途を存すると信じられる。β−TGは血漿β−TGのモニターにおけ る診断試薬として、特に血小板の状態の示指薬として使用することができる。
現在、CTAI−111、及びβ−TGを包含するその誘導体はヒト血小板から の分離により少量得られるのみである。従って、インビボでの医療的用途のため に、並びに特にCTAP−I[[及びβ−′rGの検出のための免疫学的検定に おいてインビトロで使用する試薬として、CTAP−IIIペプチドをより多く 供給することは実質的に価値あることである。組換DNA技法を用いることによ り、CTAP−III及び変形されたペプチドを効率的に製造する機会が存在し 、この変形された生成物は天然ペプチドの生物学的活性、特にマイトジェン活性 及び/又は免疫学的反応性を有するであろう。
2、従来技術のl。
有力なマイトジェン及び細胞性生合成反応の刺激剤としての結合組織アクチベー ターペプチドーIII (CTAP−II[)の役割及びCa5tor等(19 79) Arthritis and Rheum、、 22:260−272 に記載されている。Cas tor等(1983) Proc、 Nat、 A cad、 Sci。
IJsA 、 80ニア6’5−796、及びBegg等(1978) Bio chem、、 17:1739−1744は、それぞれCTAP−111及びβ −TGのアミノ酸配列を開示している。低親和性血小板因子4、すなわちスロン ビン処理された血小板に由来する増殖因子はCTAP−111と同一であると考 えられる。例えば、Cas tor等(1983)前掲、及びBrown等(1 980) C匡aChim鵬a Acta、 101:225−233を参照の こと。 Ca5tor等 (1984) 八bstracts: Annual  Meeting、AmericanRheumatisn+ As5ocia tion (第48)及びArthritis HealthProfessi ons As5ociation(第19):333は、生物学的に活性なCT AP−II[の多数の形態が存在することを示す。他の興味ある参考文献には、 Doolittle等(1983) 5cience、221:275−277  (CTAP−1が霊長類の肉腫の転換蛋白質(transformingpr otein)と同一か又は密接に関連する蛋白質に由来することを示唆する); 及びCa5tor等(1981) In Vitro、 17:777−785 (CTAP−IIIの増殖因子としての使用を検討している)が含まれる。
発1と1−叉 生物学的活性、特にマイトジェン活性及び/又は免疫学的反応性を有し、ヒト結 合組織アクチベターター蛋白質−■、及び関連ペプチド、特にβ−スロンボグロ ブリン(β−TG)のごとき蛋白質分解断片に類似するポリペプチドの製造のた めに、新規な方法及びDNA造成物が使用される。このDNA造成物には、天然 ヒ)CTAP−III又は生物学的に活性なその断片のアミノ酸配列と実質的に 同一のアミノ酸配列をコードする配列を含む。この配列は、cDNA、合成りN A、又は両者の組合わせから導びかれ得る。分泌リーダー及びプロセシングシグ ナル配列をコード配列とリーディングフレームを合わせて設け、そして得られた 造成物を適当な単細胞宿主に導入することにより、成熟ポリペプチドが増殖培地 に分泌され、効率的な回収が可能となる。精製の後、このポリペプチドは通常、 その生物学的活性を妨害せずそして哺乳類例えばヒトに投与された場合に不所望 の副作用を有しない、宿主からの天然遺伝子産物を痕跡量のみ含有するであろう 。特定の具体例においては、CTAP−III及びβ−TGのコード配列はイン ビトロで化学的に合成され、そして酵母宿主により優先的に認識されるコドンを 用いる。この造成物は酵母のための複製系を含有し、そして得られる酵母形質転 換体は、ヒ)CTAP−III及びβ−TGに特徴的な生物学的活性を有する生 成物の効率的で且つ経済的な生産をもたらす。
型皿■皿華呈脱凱 第1図は、実験の部において後記するこの発明のCTAP−IIIを発現するこ とができる染色体外因子の造成を示す。
第2図は、実験の部において後記するこの発明のβ−TGを発現することができ る染色体外因子の造成を示す。
具体・なり様の記載 ヒト結合組織アクチベークーペプチドーIII (CTAP−III)、及び関 連ペプチド、例えばβ−スロンボグロブリン(β−TG)の生物学的活性に対応 する生物学的活性、例えばマイトジェン活性及び免疫学的活性を有するポリペプ チドを発現するDNA造成物が提供される。これらのポリペプチドはヒト血小板 に由来するものである。DNA造成物は通常、自律複製を可能にする複製系に連 結され、そして得られる染色体外要素を用いて感受性の単細胞宿主が形質転換さ れる。CTAP−III又は関連ペプチドをコードする配列とリーディング・フ レームを合わせて分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列を含有せしめるこ とにより、宿主の形質転換が前駆体ポリペプチドの発現をもたらし、このポリペ プチドが宿主により成熟ポリペプチドにプロセシングされ、次にこれが増殖培地 中に分泌されるであろう。
以後、明細書及び請求の範囲において使用する場合、CTAP−■及び関連ポリ ペプチドは、この発明に従って生産され、そして認められたバイオアッセイにお いて測定された場合に天然ヒト結合組織アクチベーターポリベブチド−■の種々 形能及び関連ペプチド、例えばβ−スロンボグロブリンに類似する生物学的活性 、例えばマイトジェン活性及び/又ハ免疫学的活性を示すポリペプチド生成物を 意味する。ポリペプチド生成物は天然蛋白質と同一か又は実質的に同一なアミノ 酸配列を存し、通常5個より多くのアミノ酸が異らず、さらに普通には差異は3 個又はさらに少いアミノ酸によってであろう。はとんどの場合、CTAP−I[ I又はβ−TG配列は、もし異るとすれば、非極性アミノ酸、すなわち脂肪族及 び芳香族アミノ酸中の置き換えにより、又はカルボキシ末端における5個までの アミノ酸の除去により異るであろう。天然アミノ酸配列からの相違は注目の生物 学的活性に不都合な影響を与えないであろう。
この発明の染色体外因子は、所望の宿主、典型的には酵母により認識される複製 系、ポリペプチド生成物を1−ドする構造遺伝子、並びに構造遺伝子とリーディ ングフレームを合わせて、そして転写の方向において構造遺伝子の5′に分泌リ ーダー及びプロセシングシグナル配列を含有するであろう。
発現される前駆体ポリペプチドは、宿主により該前駆体ポリペプチドの効率的な プロセシング及び分泌をもたらす。このような造成物は成熟ポリペプチド生成物 の高収量をもたらす。
この発明において使用される構造遺伝子はcDNA、合成りNA、又は両者の糺 合わ−せに由来することができ、例えば合成りNAをc、D N Aと組み合わ せて構造遺伝子を完成することができる。構造遺伝子なる語は、成熟ポリペプチ ド生成物、すなわちプロセシングの後に宿主により分泌されるポリペブチ1゛を コードするDNA配列を意図する。構造遺伝子なる語は、転写、発現又はプロセ シングに関連する制御配列又は他の配列を意味しない。
この発明は、天然ヒト結合組織アクチベークーペプチド−■及びβ−TGのアミ ノ酸配列に基くヌクレオチド配列を有する合成構造遺伝子を用いる染色体外因子 により例示されよう。アミノ酸配列はCas tar等(1983) 、前掲、 により報告されており、この配列は後記の実験の部で再現される。アミノ酸配列 は通常、天然ポリペプチドのそれと同一であろう。但し、ポリペプチドが所望の 生物学的活性、すなわちマイト・ジエン活性及び/又は免疫原活性を維持する限 り、ある種の相違は許容されるであろう。
ヌクレオチド配列を]−夫するに当っては、意図される酵母宿主により優先的に 使用されるコドンを用いるのが好ましい。
特に、このようなコドンは酵母解糖系酵素をコードする構造遺伝子中に高頻度で 現われるコドンであるウヌクレオチド配列は少なくとも50%、普通には少なく とも60%、さらに普通には少なくとも75%の好ましいコー トコトンを含む であろう。好ましい酵母コドンを用いる特定のヌク1/オチド配列もまた実験の 部に示される。
合成構造遺伝子は便利には、約10〜125塩基、通常約25〜100塩基を含 有する一連の竜鎖DNA断片のインビトロ合成により調製される。単鎖断片は、 アニーリング条件下で一諸にされた場合に所望のヌクレオチド配列を有する2木 鎖断片が生成するように選択される。
合成ヌクレオチド配列を工夫する場合、非マツチセグメント間のアニーリングが 回避されるように、個々の単鎖DNAセグメントの配列が検討される。このよう にして、生ずる2本鎖DNA断片中でアニールすることが意図されるセグメント 間のみで塩基対合が生ずる。可能な範囲に所望の酵母バイアスを維持しながら幾 つかのコドン中の1個のヌクレオチド(通常第3番目)を変えることによって不 所望の塩基対合が回避される。
CTAP−III又はβ−TGをコードする2本鎖合成りNAI!Ji片は通常 、該断片のクローニングベクター及び発現ベクターへの挿入を促進する接着末端 を有するであろう。この断片は典型的には構造遺伝子の末端に終止コドン(1個 又は複数個)を含有するであろうし、そして該断片の5′−末端に分泌リーダー 及びプロセシングシグナル配列の部分を含有することができる。構造遺伝子の配 列を工夫する場合、ユニーク制限部位を導入して、遺伝子のその後の変形、例え ばバイブリドの造成、修復、変異、切除等を可能にすることができる。
分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列は通常、ポリペプチドの分泌をもた らす、酵母中に天然に存在するDNA配列から誘導されるであろう。酵母により 天然に分泌されるこのようなペプチドにはα−ファクター、a−ファクター・酸 性ホスファターゼ等が含まれる。所望により、天然配列は、α−ファクター前駆 体のプロセシング部位に位置するglu−ala対を除去するかもしくはその数 を減少せしめることにより、又はmRNA ’J−グーの長さを短縮する(分泌 をもたらすのに十分な長さを維持しながら)ことにより、又は点変異、欠失、又 は操作を促進する他の変化、例えば制限認識部位を導入することにより変形され る。便利には、分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列は、構造遺伝子に適 切な接着末端を設けることにより、アダプター分子により、又は両者の組合わせ により、構造遺伝子に連結される。
構造遺伝子、並びに分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列に加えて、この 発明の染色体外因子は、転写開始制費配列及びターミネータ−配列、場合によっ ては、所望の酵母宿主中で自律複製することができる複製系、及び細菌宿主中で 自律複製することができる複製系を含有するであろう。便利には、分泌リーダー 及びプロセシングシグナル配列と関連するプロモーターが使用されるが、広範囲 の種類の他のプロモーターも適当であろう。特に興味あるプロモーターには、酵 母解糖経路中の酵素と関連するプロモーター、例えばアルコールデヒドロゲナー ゼ、グリセルアルデヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、ピルベートキナ ーゼ、トリオースホスフェートイソメラーゼ、ホスホグルコイソメラーゼ、ホス ホフラクトキナーゼ等のプロモーターが含まれる。これらのプロモーターを制御 配列、例えばエンハンサ−、オペレーター等と共に用い、そして無傷の制御系を 有する宿主を用いることにより、ある種の小有機分子、例えばグルコースの濃度 を変化せしめることによってCTAP−m又はβ−TG生成物の発現を制御する ことができる。これに代えて、温度を変化せしめることによる転写の調節を可能 にする温度域受性制御変異体を用いることができる。
この発明のDNA造成物中に使用されるターミネータ−は、適切な転写をもたら すようにプロモーターとバランスしているべきである。便利には、プロモーター により天然に使用されるクーミネーターが使用される。酵母及び細菌の両者のた めの複製系を含む、造成物中の残りの配列はよく知られておリ、そしζ文献中に 詳細に記載されている。
1DN A造成物中に他の能力を導入することもできる・組め込み(integ ration)をもたらまために、DNA造成物は宿主ゲ7ノふと相同なセグ9 メントを含有することができる。宿主染色体への構造遺伝子及び関連制御配列( 染色体り)因子の残りの部分4除く)の組み込みは、構造遺伝子及び制御配列の いずれかの側に相同配列を設けることにより達成することができる。このことが 、挿入を前駆体CTAP−In又はβ−1゛Gシストロンに限定する、−重交差 現象による組み込みを可能にするゆさらに、幾つかの組み込まれた遺伝子はそれ らのフランキング領域と共Vこ、宿主へのストレスの際に増幅される。このよう な遺伝子を構造遺伝子及び関連する制御領域から上流に置き、そして宿主をスト レスすることにより反復する配列が得られ、ここでタンデム反復部のそれぞれは 構造遺伝子及び関連する制御配列、並びに関連する制御配列を伴う増幅遺伝子を 含有する。このような増幅をもたらす遺伝子の例にはメタロチオネイン及びジヒ ドロフオレートレダクターゼのためのそれが含まれる。
便利には、DNA造成物は、注目のDNA配列を担持するあらかじめ存在する染 色体外因子、例えばプラスミド及びファー・ジベクターを用いで調製する。通常 、CTAP−III又は関連遺伝子コード領域を分泌り−・ダー及びプロセシン グシグナル配列に連結するために細菌クローニングベクターが使用されよう。( :TAP−III又は関連遺伝子及び分泌配列は上記のようにして別々に調製し 、そして適切な相対位置を保証するような態様で、任意の便利な細菌ベクター、 例えばpBR322、pBR325等に導入することができる。後記の実験の部 においては、変形されたα−ファクター分泌リーダー−及びプロセシングシグナ ル配列をtでに担持している細菌クローニングベクター(pαEGF−24)を 使用した。合成CTAP−III又はβ−TG遺伝子の5′−末端を適切に、コ ードすることにより、変形されたα−ファクター配列内で開裂せj7め、合成遺 伝子を挿入し、そしてα−ファクター・配列を実質的に再生することができる。
所望の配列を挿入した後、細菌ベクターをクローニングして、分泌リーダー及び プロセシングシグナル配列(通常、必要な転写制御シグナルを含有する)及びC TAP−II[又は関連遺伝子を担持する断片を拡大することができる。この断 片を切り出し、そして適当な発現ベクター、例えば酵母発現ベクターに挿入する ことができる。酵母発現ベクターは酵母発現系及び通常1個以上の選択マーカー を含有する。実験の部において使用した酵母発現ベクター(pc1/1)は、2 μmプラスミド由来の複製系、及びleu”酵母宿主における選択を可能にする LEU2遺伝子を担持する。
プラスミドは、任意の便利な手段により、酵母宿主細胞又はスフェロプラストを 使用し、そして形質転換のためにカルシウム沈澱されたDNA、リボゾーム、又 は他の便利な技法を用いて、酵母宿主中に導入される。変性された酵母宿主は、 発現プラスミドを造成するために使用されるベクター中に通常備えられている遺 伝マーカーに従って選択される。宿主を補完しそして原栄養性を付与する遺伝子 をプラスミドが含有する場合、栄養要求性宿主が使用される。他の方法として、 適当な殺生物剤、例えば抗生物質、重金属、毒素等に対する耐性をプラスミド中 のマーカーとして使用することができる。
次に、プラスミドを含有する細胞について選択するように宿主細胞をストレスす る栄養培地を用いることにより選択を達成することができる。次に、プラスミド 含有細胞を適切な栄養培地中で増殖せしめ、そして常法に従って分泌された所望 のポリペプチドを単離する。ポリペプチドはクロマトグラフィー、濾過、抽出等 により生成される。ポリペプチドは栄養培地中に成熟形として存在するであろう から、所望のポリペプチドを取り出しながら栄養培地を循環せしめることができ る。精製の後、ポリペプチド生成物は宿主からの汚染物を実質上含有しないであ ろうが、しかし通常は単細胞宿主、例えば酵母からの少なくとも痕跡量の天然遺 伝子生成物をなお含有するであろう。
次の例は限定としてではなく、例示として与えられる。
Cas tor等(1983) 、前掲、により報告されたアミノ酸配列に基い て、そして好ましい酵母コドンを用いて、CTAP−IIIのためのヌクレオチ ド配列を工夫した。コード鎖が5′から3′に示されている配列は次の通りであ る。
プロセシング部位 配列はその5′−末端(コード鎖に関して)にx匹I接着末端を、そしてその3 ′−末端に5all接着末端を含有する。
成熟ポリペプチドのコードはLysArgプロセシング部位の後から始まる。ユ ニーク入江■及び旦■工制限部位が成熟ポリペプチドのコード領域の内部に設け られ、その後の修復、変形、変異及び切除が可能にされる。最終的なコードの選 択を行う場合、望ましくないアニーリングの組合わせ、すなわち1より多くの位 置でアニールし得るセグメントを、可能であれば酵母コドンバイアスと一致する 態様で、該当するコドンの第3位のヌクレオチドを置き換えることによって変更 した。
プロセシング部位までの配列の5′−末端は天然α−ファクター分泌リーダー及 びプロセシングシグナル配列の3′−末端の変形であり、この場合3個のglu −ala対が除去されており、ぞして該配列が、α−ファクター遺伝子の残りの 部分(下記する)を担持するクローニングベクターに挿入される場合・ Ieu (setではなく)が再構成される。
すぐ上に記載した配列を有するCTAP−111のための合成DNAを断片を、 Beaucage及びCarruthers (1981) Tetrahed ron−1うeft. 22:1859−1862に記載されているホスホラミ ダイE法の変法を用いて、11 r d e a等(1983) Proc.  −Natl.Aca−d. Sci, USA80:7461−7,165に報 告されているようにして、オーバラソプするSSDNAセグメン1・20個を合 成することにより羽製(−,た。
SSDNAセグメンI・の配列ぱ次の通りであった。
一一名一−一称一 −−一一一』C刀−チj7ニニ=J二り−一一一−〜一一− 一一C−i TATTGGATAAAAGAC−2 AACTTGGCCAAG GGT八八GGAAGAATCCTTC−3 GGACTCTGACTTGTA CGCTGAATTGAGATC−4 GTATGT[’;TATCAAG/I ccAccTcTGGTATC−5 CCACCCAAAGAACATCCAA TCTTTGGAAGC−6 TCATTGGTAAGGGTACCCACTG TAACCAAGC − 7 TTGAAGTTATCGCTACCTTGAA GGACGGTC 一− 8 ^G八^ΔG八TCTGTTTGGACCCAG ATGCTCCC−9 八AGAATCAAGAAGATCGTTCAAAAG AAGTTGC−IO GCTGGTGACGAATCTGCTGACTAAT /IGCGT(1:GC−11 CCTTGGCCAAGTTTCTTTTAT CCAATAGTACC−12 ACAAGTCAGAGTCCAAGGATT CTTCCTTACC−13 CTTGATACACATACATCTCAAT TCAGCGTC−14 ATGTTCTTTGGGTGGATACCAGAG GTGGTCi5 ACCCTTACCAATGIICTTCCAAAGflT TGGC−16 AGCGAT八八CTTCAACTTGGTTACAGTGG G丁C −17 八AACAGATCTTTCTACCGTCCTTCAAGG Tc −+a +vrcrrcTrcAtrcrrccAr,eArcrccG rceC−19 CAGATTCGTCACCAGCCAACTTCTTTTG AACGC−20 TCGACGACGCTATTAGTCAGssDNA断片 を次のようGこして連結した。C〜1及びC−20を除く各断片500pmol eを個別に、1.0mMジチオスし・イI・−ル(DTT) 、1mMA T  P, 1 01IIM Mg(:1.2、100mg/mlスベルミジン、5  0++lM }iris−HCI % +7117、8 (合計容!20μ1) 中5,6ユニットのT4ポリヌク1/オチドキナーゼ(ニューイングランドヌク レア)により、3′にCにて1時間5′−リン酸化した。次に、追加のT4キナ ーゼ(5.61ユッ1・)を加え、そ1、2゛−こ反応を37℃にて2.5時間 続けた。次に、各反応混合物を水で50μ1に稀釈し、ぞLrで4分間92t? こ加熱した。
これらのキナーゼJゾ応混合物中プ・−ルされたリン酸化セグメン1・(各セグ ノンl− !’i 0pmole , 5 11 1)にC−1及びC=20セ グメンI− ( 5 0 pmole)及びボリrA (10μg)を加えて最 終容M1】5μ1とし,た。2 M NaOAc&:より混合物を0. 6 M  NaOAcに調整し、次Gご3容量のエタノール(1.00%)を添加しそし て−80℃に7時間冷却することによりセグメントを同時沈澱せしめた。遠心分 離の後、ペレフトを水性エタノール(95%)により一度洗浄し、そして真空乾 燥した。
ペレソ1・を水(18μ1)に再溶解し、そして90℃にて3分間加熱し、そし て次に水浴中で1.5時間にわたり徐々に25℃に冷却した。
アニールされた断片のプールを、T4DNAリガーゼ(ニューイングランドビオ ラブス1200ユニット) 、1mMATP,1 0mMDTT, 1 0mM  MgC1z、100ng/mlスベルミジン及び5 0 mM Tris−1 1CI..pH7. 8を含存する反応混合物(3 0 μl)中で連結した。
14℃にて14時間のインキュベーションの後、十分な長さの2本鎖断片を調製 用ポリアクリルアミドゲル(7%、ネイティブ)電気泳動により部分精製した。
該当するゲル切片から電気溶出によりDNAを取り出し、ポリrA (5μg) と共にエタノール共沈せしめた。生ずる2重鎖断片は合成単鎖セグメントから次 のように集成したものでr■ 酊12 C−13 C−14 2 『■r 『■ l l集成した後、合成CTAP−IITを、制限エンドヌクレアーゼKpn■ 及び−SalIによりあらかじめ消化して盈…r/Sal!断片を除去しておい た細菌クローニングプラスミドpαEGF−24に挿入した。プラスミドpαE GF〜24はα−ファクター分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列の5′ 一末端を担持しており、合成CTAP−111配列が挿入された場合、CTAI −III遺伝子とリーディングフレームが合った状態で機能的リーダー及びプロ セシング配列が再成される。このプラスミドはさらに、挿入部位の上流及び下流 にそれぞれα−ファクタープロセーター及びターミネーターを担持する。
プラスミドpαEGF−24は1983年8月12日に出願された係属中の出願 lI&1522.909に記載されているようにして調製された。
調製は次の通りであった。H. Grogory及びB, M. Presto n(1977) Int. J. Peptide Protein Res.  ,9:107−118により報告されたヒト上皮成長因子(EGF)のアミノ 酸配列に基いてEGFのための合成配列を調製した。この配列をpBR328の EcoRI部位に挿入してブラスミドp328EGFiを形成しそしてクローン 化した。約30μgのp328EGF−1を匡RIで消化し、そして予想される 190塩基対のEcoRI断片約1μgを単離した。次に、制限酵素且且■によ り消化した。次に、2個の合成オリゴヌクレオチドコネクターHindlII− Hpal、及び旦鉦r−五剰Jを159塩基対の旦叩I断片に連結した。
HgaI一旦indIIIリンカーは次の配列を有していた。
AGCTGAAGCT CTTCGATTGAG このリンカーはHindllI消化により中断されるα−ファクタープロセシン グシグナルを復原し、そしてEGF遺子の5′一末端における旦且I末端をpA BI12の旦測dm末端に連結する。■±LI−SalIリンカーは次の配列を 有していた。
TGAGATGATAAG ACTATTCAGCT このリンカーは2個の終止コドを有し、そしてEGF遺伝子の3′一末端の且g al末端をpAB112の盈旦I末端に連結する。
生ずる181塩基対の断片を調製用ゲル電気泳動によって精製し2、そして酵素 −去1ndlll及び−む↓lによりあらかじめ完全消化しておいた1100n のpAB112に連結した。生ずる混合物を用いてE、コリ (上ユニqlj)  IIBIOI細胞を形質転換し、そしてプラスミドpAB201を得た。
pAB112はpBBi12(pBR,’322から一其jndT[[及び災a −1−I部位が除去されているもの)のEcoR1部位にクロ・〜ン化されたα −ファクター遺伝子を有する1、75kb−レ(g−(λRI断片を含有するプ ラスミドである。 pABli2は、プラスミドYEp24の一戊ザHr部位Q 、ニラl−トーン化された部分的−δap、3A断片とし、て酵母α−ファクタ ー遺伝子を含イ)するプラスミドpAB101から誘啓された。
p A l−(101は、公表されたα−ファクタ・−コー・ド領域(Kurj a口及びHerskowitz、 酵母の分子生物学に関する1981年コール ドスプリングハーハー ミーティング、要約242真)と相同の合成20mer オリゴヌ、タレ;f’ ■17゛l−1−フ゛(3’ GGi:CGGTTGG TTACATGATT−5”)を用いてY[:p24中の酵母ゲノノ、う・イブ :〉リーをスクリーニングするご、とによzつ得られ人4、α−ファクターリー ダー−hEGF融合体を含有1−pAB2旧の1じ(I−芥all断片を−ファ ージM13にり1コーク7′化し、そし−てり′(鎮型として単離しまた。配列 5” −GGGTACCTTTGGATAAAAGAAACTCCGACTCC GAAT−3’の合成36 mer ’i・合成し1、そしてD Thi Aポ リメラーゼのに1enob+断片により上記の鋳型1 pmoleから第2鎖を 合成するためのブラ・イマーとし7て使用した。フィル−インし2、そして14 °にて18時間連結した餞、混合物をS、ヌクレアーゼにて処理しく5ユニソ1 .15分間)、そしてE。
コリJMIOI細胞を性質転換するために用いた。プロセシング部位の輸1u− ala)3をコードする領域が除去されているDNA配列を含有するハタテリオ ファージを、プローブとして32p−ラベルプライマ・−を用いてフィルタープ ラークハイブリダイゼーションにより位置決定した。陽性プラークからのRFD NA峻単離し7、PstI及び5ailで消化し、そして生ずる断片を、あらか じめ−ΣA↓Iで完全消化され、実−11で部分消化され、そしてアルカリ性ホ スファターゼで処理されたpAB114?こ挿入した。生ずるプラスミド(pα EGF−24)は基匣■部位を含有し2、ここで酵母α−ファクター配列がbE GF配列に連結されていた。
グラスミドpΔB 114は次のよ・うにして誘専された。プラスミドpAB1 12を几圭ndlIIにより完全消化し、ぞして次に低(4μg/−構造遺伝子 から除去され、成熟α−ファクタ・−コード領域の学−コピーのみが残っている 6エーt、:oRIによる開裂、DNAボリメラ・−ゼのKlenow断片によ る突出末端のフィル−イン、−B、、−a m H+リンカーの連結1、−川Q HIによる開裂、及び再連結Hrによる消化の後、1500bpに断片をゲル精 製し、そしてBamHiにより消化されそしてアルカリ性ホスファターゼにより 処理されたpAB12に連結し、て、α−ファクター遺伝子を担持する1500 bpのBamHI断片を含有するプラスミドpAB114を得た。
今、第1図に言及しながら、合成CTAP−Tfl遺伝子配列を、10mMジチ オスレイト−ル、1mMATP、10mM MgCh、1100n/n+lスペ ルミジン、50 mM Tris−HCI (pH7,8)及び8ユニツトのT 4ポリヌクレオチドキナーゼを含有する20μmの反応プールに溶解し、そして 混合物を37℃にて50分間インキュベートした。プラスミドpαEGF−24 (1,0μ1ll100n/μl)をΣall及び基匣■で消化し、そして大断 片ゲルを単離しそしてT4リガーゼ(400ユニツト)と共に反応混合物に加え た。生ずる混合物を14℃にて22時間インキュベートし、この後DNAをエタ ノール沈澱せしめ、そしてペレットをエタノールで1回洗浄した。
DNAを再懸濁し、そしてE、コリHBIOI細胞を形質転換するために使用し た。8個の形質転換体の内、アルカリ性SDSプラスミドミニー調製及びこれに 続く制限部位スクリーニングにより3個の推定上の形質転換体を得、これをM1 3ジデオキシ配列決定法により配列スクリーニングした。3個の形質転換体のす べてが変異配列を有し、そして1個が第39コドン(バリンのコドン)の第3位 置に1個のサイレント変異を含有し、コード鎖中のシトシンがチミンにより置き 換えられていた。この新しいコドンは最初に選択されたコドンよりも酵母に好ま れる(酵母について観察される解糖系酵母コドン使用バイアスに従う)ので、こ れ以」二のスクリーニングを行わなかった。このプラスミドをpαCTAPと命 名した。
CTAP−I[1遺伝子並びに関連するα−ファクターリーダー及びプロセシン グシグナル配列を担持する酵母シャトルベクターを次のようにして調製した。プ ラスミドpαCTAPをBamHIで消化し、そして約1.7 kbpの断片を 調製用ゲル電気泳動により単離した。約411gのこの断片を、pC1/1の旦 amHI消化及びアルカリ性ホスファターゼ処理から調製された0、 1μgの ベクターと1mMATP、]、 OmMDTT、 10mM MgC1z、11 00n/mlスペルミジン、50 mM Tris−HCI (pH7,8)及 び400ユニツトのT4リガーゼを含有する20μlの反応混合物中で14℃に て21.5時間連結した。プラスミドpci/1はpJ[lB219(Begg s(197B) Nature、 275:104 )の誘導体であり、pJD B219中の細菌プラスミドpMB9に対応する領域がpct/1中ではpBR 322により置き換えられている。E、コリ形質転換体がアンピシリン耐性によ り選択される。
E、コリII B 101細胞の形質転換が約1200個のアンピシリン耐性形 質転換体をもたらし、その内の22個を制限部位スクリーニングした。これらの 内8個が推定上のCTAP −m MJ、tIA体であった。さらに行った制限 部位スクリーニングにより、第1図に示すように、組換体プラスミドの1つ(p YαCTAP3−1と称する)はCTAP−TIT遺伝子の単一コピー及び随伴 するα−ファクターセグメントを担持し、他方第2の組換体(pYαCTAP3 −2と称する)はヘッド対テイル配置で断片のタンデム反復を担持することが示 された。
酵母〔サツカロミセス・セレビシェ−(Saccharomycesserev isiae)AB103株のスフェロプラストをpY cx CTAP3−2及 びpY αcTAP3−2により、1linnen等(1978) Proc、  Nat、八cad、 Sci。
IsA 、75:1929−1933に記載されているようにして形質転換し7 、そ(−2でロイシン原栄養性を選択した。これらの形質転換体の培養物をロイ シン−選択培地中で定常Mまで培養せしめた。
遠心分離により細胞を除去した後、45m1の」二清を0. I N11cI  5.mヨリpH3,0に調製し、0.1M酢酸によりあらかじめ平衡化しておい た0、8mlのBio−Rex 70 (50−100メソシ、2)陽イオン交 換カラムに通した。カラムを2べ・ソドボリウムの0.1M酢酸及び2容星の5 0%エタノールで洗浄した。2部の5mM IIcI及び8部のエタノ−・ルか ら成る溶液3.0へ7・ドボリウムにより蛋白質を溶出し、そして次に蒸発乾燥 し、水中に再懸濁し、ぞして4℃にて貯蔵した。
p’lαCTAP3−1及びpYαCTAP3−2の両者により生産された蛋白 質を特徴付け(下記のようし、て)、そして天然源からm離されたし1−CTA P−111と実質上同一の性質を有することが見出された。蛋白質をSO3−ポ リアクリル−アミドゲル上で電気泳動し、そしてクマシーブルー染色によりチト クロームCマーカーよりわずかに小サイズの強いバンドが現われ、約]、0.0 00ダルI−ンの蛋白質が示された。CTAP−Illは9278ダルトンの計 算された分子量を有する。既知標準との染色強度の比較は、固形質転換体につい て培養物lβ当り約2■の蛋白質の収量を示した。蛋白質の配列決定は、両蛋白 質の最初の15個のN−末端アミノ酸がヒト結合Mi織アクチベーターベブチド ■について報告されているそれと同一であることを確立した。
精製された蛋白質は生物学的活性を示すことが示された。
ヒト血小板から単離されたヒト結合組織アクチベーターペプチドmは培養物中の ヒ1結合Mi繊細胞のための強力なマイトジェンである。ヒト血小板から精製さ れた蛋白質に、よるヒト皮15線維芽細胞の顕著な刺激が1、アッセイに使用さ れる細胞の由来及び個々の調製物における差巽乙に依存し7て、1〜20、lj F、/mlの範囲の)温度においで起こる。画形11転換体により生産される物 質のフイトジェ:/活性を、Ca5tor等(1983) 、、前掲、。
に1より記載されているようにして、ヒI−皮膚線維芽細胞を用いて測定)7人 =6pY+rCTAP3−1 &びpY CX CTAP3−2形質転換体の両 者の遺伝子生成物の異る濃度での存在1τでの細胞DNAの′11−ラー・ルさ れたチミジンの取り込みを測定した。これらの結果を下記の第1表に要約する。
いずれかの形質転換体からの蛋白質の10μg/mlの添加は増殖の顕著な刺激 をもたらした6 1部g/rlという少量の蛋白質により刺激が観察された。
固形質転換体からの蛋白質のマイトジェン活性は血小板から精製された蛋白質に ついて文献に報告されているそれの範囲に属する。
第 1 表 接触阻害されたヒト皮膚線維芽細胞を用いるマイトジェン活性の測定 20%ヒト血清 25.939 2.7pY αCTAP3−1 ]丁コi−たl 36.183 3.71 μg/ml 16,345 1.7 0、1 p g/ml ?、 930 0.81 μg/ml 17,348  1.80.1 μg/m1 B、364 0.92、 β−スロンボグロブリン (β−TG)の発現β−]゛Gのために工夫されたヌクレオチド配列はCTAP −IIIについて上に示したそれと同じであるが、但しCTAP−IIIの4個 のN−末端アミノ酸(AsnLeuAlaLys)をコードする12bpを欠き 、そしてCTAP−IINの39番目のコドンに相当するβ−TGの35位のバ リンのためにコドンGTTを用いる。コード鎖につき5’−3’の方向を有する 配列を下に示す。
プロセシング部位 CTAP−IIIについて前記したように、この配列はその5′及び3′末端に それぞれ基匹■及び下旦1接着末端を有し、好ましい酵母コドンを使用し、そし て酵母α−ファクター分泌リーダー(3’一部分)及び変形されたプロセシング シグナル配列を含有する。
すぐ上に記載された配列を有するβ−TGのためのDNA断片を次のようにして 調製する(第2図を参照のこと)。それぞれB−1及びB−2と称する87及び 95塩基の下記の2個の単鎖オリゴヌクレオチドを、自動ホスホラミダイト法( Urdea等(1983)、前掲; Beaucage及びCarru the rs (1981)、前掲)を用いて化学合成する。
名称 −m−−□II(5’−3−4−) 。
ゲル電気永劫によるオリゴヌクレオチドの精製の後、セグメントl3−2を]゛ ・1ボリヌクレオチドキナートで処理し、酵素を不活性化しく MiI記参照の こと)そL7てセグメンl= B−1を加える。2個のセグメンl−をN a  O胱及びエタノールQ、二より同時性ぶ2仕しめ、回収しそし、て遠心分離によ り洗浄し、ぞ1゜て前記のようにと2で乾燥する。次に、ペレットを水1こ再溶 解1−1<18.+J+)、95℃乙、13分間加熱し、そして水浴中で徐ノl に(1,5時間)室温乙こ冷!ffJ J−る。生ずる2本鎖!、’) N 、 A断片ばα−=ファイアタ・−分泌リーダー(3′一部分)及びブ1−ノセシン グシグチル配列をか有(2、ぞし、てβ−”r’ c o)N−末端部分(約1 73)を:コードする。
β−”I” G遺伝子のC−末・端部分を得るため、プラスミドpL、XCTA P (前記)を制限酵素星回U及び菱娼−■で消化し、%1ノてβ−T G及び (’:TAP−II[構造遺伝子に共通な(>−末端配列(約2/3)を含有す る177bp断片をゲル分離する。次に、このC−末端配列を50倍過剰の合成 N−末端断片(」二記のようにして調製した)に連結し、そし−7で連結混合物 をシュ■で処理し、フェノールで抽出し、そしてエタノールで沈澱せしめる。β −TG構造遺伝子を含有する融合生成物をキナーゼ処理しく上記を参照のこと) 、そしてあらかじめKpnl及びΣ旦Iにより消化して股凹」/洛互IT断片を 除去しておいた細菌クローニングプラスミドpαEGF−24(前記)に挿入ス る。
生ずるDNA造成物を用いてE、コリIt 8101細胞を形質転換し、そして 制限部位スクリーニングによるアルカリ性SDSプラスミドミニー調製物中で目 的組換体プラスミドを同定する。β−TG遺伝子を↑U持するプラスミド(第2 図中でI〕αβ−T〔;と称する)を単離し、ぞ(−7で配列決定により構造を 確認する。
他の方法として、前記のCTAP−IIIの)、−めの断片の合成と正確に同様 の方法で、但し中鎖断片C−2、c−ti、及びC−12をそわ、ぞれ同量の断 片C−12、C−22、及びC−23で置き換えることにより、β−スロンボグ ロブリンの合成断片を調製することができる。これらの5sDNA断片の配列は 次の通りC−21(17mer) GGTAAGGAAGAATCCTTC−2 2(25mar) T(lj;TTACCTCTTTTATCCAATAGTA CC−23(23mer) ACAAGTCAGAGTCCAAGGATTCT 第2の代替法として、β−スロンボグロブリンをコードする合成遺伝子断片を次 のようにして調製することができる。
α−ファクターリーダー・/CTAP 11融合体を含有する一PstI/−鍾 ユ■断片をpYαCT八P3−へ(前記)のヱーstI/溢A夫I消化物から争 離し、ファージM13にクローン化し、そして単鎖形として単離する。次の配列 、 5’ −GGATTCTTCCTTACCTCTTTTATCC八八rnG−3 ’の合成30−merを合成し7、そへへ70pmoleをプライマーとして用 いて、D N AポリメラーゼのKlenow断片を用いてα−ファクターリー ダー/CTAP−III鋳型1. Q pmoleから第2鎖を合成する。フィ ル−イン、及び14℃にて18時間の連結の後、混合物をS、ヌクレアーゼ(5 ユニット15分間)で処理し、そして次にE、コリ JMIOI細胞をトランス フェクトするために用いる。4個のN−末端アミノ酸(AsnLeuA 1aL ys)をコードする領域が除去されているDNA配列を含有するバクテリオファ ージを、プローブとしてff2p−ラベルプライマーを用いるフィルタープラー クハイブリダイゼーションにより位置決定する。陽性プラークからのRF(複製 形)DNAを単離し、そしてPstl及び5aljにより消化し、そして生ずる 断片を、あらかじめ5allにより完全消化され、PstIにより部分消化され 、そしてアリカリ性ホスファターゼで処理されたpαEGF−24に挿入する。
生ずるDNA造成物を用いてE、コリI(13101細胞を形質転換し、そして 制限部位スクリーニクによりアルカリ性SDSミニー調製物中で目的の組換体プ ラスミドを同定する。β−TG遺伝子を含有するプラスミドを単離し、そしてそ れらの構造を配列決定により確認する。
β−TG遺伝子及び関連するα−ファクターリーダー及びプロセシングシグナル を担持する酵母シャトルベクターを、記載されたプラスミドのいずれかから、該 プラスミド(例えばpαβ−TG)をBamHIで消化し、そして約1.7 k b断片をゲル電気泳動により単離することにより調製する。次に、この単離され た断片を、あらかじめ1憇H■で消化されそしてアルカリ性ホスファクーゼで処 理されたプラスミドpct/1(前記)中に挿入する。E、コリHBIOIのア ンピシリン耐性形質転換体を制限部位スクリーニングし、そして生ずるプラスミ ド(第2図においてpYαβ−TGと称する)を単離し、そしてS。
セレビシェ−八8103.1株を形質転換するために使用する。選択されたロイ シン原栄養性の培養物からの上清中の分泌されたβ−スロンボグロブリンの存在 及び構造を、S OS /ポリアクリルアミドゲル電気泳動、アミノ酸配列決定 、及び免疫学的測定により確認する。
この発明に従えば、CTAP・−Ill及びβ〜TGの両者の前駆体ポリペプチ ドの発現、並びにそれに続く細胞内プロセシング及び成熟ポリペプチドの分泌を もたらすために適当なベクターに挿入することができる新規なりNA造成物が提 供される。
この成熟CTAP−IIIポリペプチドは、ヒト皮Jf線維芽細胞の細胞培養物 中での組織の再生の刺激に基く認められたバイオアッセイにおいて、天然ヒトC TAP−Tllの生物学的活性に密接に相当する生物学的活性を示すことが見出 された。分泌をもたらすことにより、所望のポリペプチド生成物の非常に増加し た収量が得られ、そしてその後のポリペプチドの単離及び精製が単純化される。
理解を明確にする目的で前記の発明を説明及び例により幾分詳細に記載したが、 添付された請求の範囲の範囲内で幾つかの変化、変法を行うことかできることが 明らかであろう。
CTAP−III 手続補正書(方式) %式% 1 事件の表示 PCT/US 85101657 2 発明の名称 ヒト結合m織アクチベーター 及び関連ペプチドの発現 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 チロン コーポレイション 4代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5 補正命令の日付 6 補正の対象 +l) 特許法第184条の5第1項の規定による書面の「特許出願人の代表者 」の欄 (2)委 任 状 (3) 明細書の翻訳文 (4)請求の範囲の翻訳文 7 補正の内容 fil (21別紙の通り (3) 明細書の翻訳文の浄S(内容に変更なし)(4)請求の範囲の翻訳文の 浄書(内容に変更なし)8 添付書類の目録 (11訂正した特許法第184条の 5第1項の規定による書面 1通 (2)委任状及びその翻訳文 各1通 (3)明細書の翻訳文 1通 (4)請求の範囲の翻訳文 1通 国際調査報告

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ヒト宿主から単離されるヒト結合組織アクチベーターペプチドIII及びそ の分解生成物と実質上同一のアミノ酸組成を有し、そして実質上同等の生物学的 活性を有するポリペプチドであって、単細胞宿主において生産されたものであり そして該単細胞宿主の天然遺伝子生成物の少なくとも痕跡量と共に存在するポリ ペプチド。
  2. 2.存在する天然遺伝子生成物の前記の量が前記ポリペプチドの生物学的活性を 妨害せずまたは哺乳類宿主に投与された場合に不都合な生理学的効果を有しない 、請求の範囲第1項に記載のポリペプチド。
  3. 3.前記ポリペプチドがヒト血小板から単離されたヒト結合組織アクチベーター ペプチドにより示されるマイトジェン活性と実質上同一のマイトジェン活性を示 す、請求の範囲第1項に記載のポリペプチド。
  4. 4.前記ポリペプチドか血小板から単離されたヒトβ−スロンボグロプリンによ り示される免疫学的活性と実質上同一の免疫学的活性を示す、請求の範囲第1項 に記載のポリペプチド。
  5. 5.前記単細胞宿主が酵母である請求の範囲第1項に記載のポリペプチド。
  6. 6.前記酵母がサッカロミセス・セレビニエ−(Sacchoro−myces cerevisiae)である請求の範囲第5項に記載のポリペプチド。
  7. 7.前記ポリペプチドが、酵母により認識される分泌リーダー及びプロセシング シグナル配列とリーディングフレームを合わせた合成構造遺伝子を含んで成る染 色体外因子上にコードされている、請求の範囲第1項に記載のポリペプチド。
  8. 8.前記分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列が酵母α−ファクター遺伝 子に由来するものである請求の範囲第7項に記載のポリペプチド。
  9. 9.ヒト結合組織アクチベーターペプチド−III及びその分解生成物と実質上 同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを適当な単細胞宿主において製造する 方法であって、該宿主により認識される分泌リーダー及びプロセシングシグナル 配列とリーディングフレームを合わせたペプチドコード遺伝子を有する染色体外 因子を含有する宿主細胞を増殖せしめ、その結果該宿主が成熟ポリペプチドを分 泌し、そして該成熟ポリペプチドを単離することを含んで成る方法。
  10. 10.前記ペプチドの遺伝子が宿主により優先的に使用されるコドンを有する合 成遺伝子である請求の範囲第9項に記載の方法。
  11. 11.前記宿主が酵母である請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 12.前記分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列が酵母α−ファクター遺 伝子に由来する請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 13.前記ポリペプチドが天然ヒト結合組織アクチベーターペプチド−IIIに より示されるマイトジェン活性と実質上同一のマイトジェン活性を示す請求の範 囲第9項に記載の方法。
  14. 14.前記ペプチドの遺伝子が次のヌクレオチド配列:【配列があります】 を有する請求の範囲第13項に記載の方法。
  15. 15.前記宿主が酵母であり、そして前記染色体外因子がpYaCTAP3−1 、又はpYαCTAP3−2である請求の範囲第14項に記載の方法。
  16. 16.請求の範囲第9項に記載の方法により製造されるポリペプチド。
  17. 17.前記ポリペプチドがヒトβ−スロンボグロブリンにより示される免疫学的 活性と実質的に同一の免疫学的活性を示す請求の範囲第9項に記載の方法。
  18. 18.前記ポリペプチド遺伝子が次のヌクレオチド配列:を有する請求の範囲第 17項に記載の方法。
  19. 19.ヒト結合組織アクチベーターペプチド−III及びその分解生成物と実質 上同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドのコード配列を酵母により認識され る分泌リーダー及びプロセシングシグナル配列とリーディングフレームを合わせ て含み、さらに酵母により認識される複製系を含んで成るDNA造成物。
  20. 20.前記コード配列がインビトロで合板され、そして酵母により優先的に用い られるコドンを含有する請求の範囲第19項に記載のDNA造成物。
  21. 21.細菌により認識される複製系をさらに含んで成る請求の範囲第19項に記 載のDNA造成物。
  22. 22.前記酵母複製系が2μmプラスミドに由来する請求の範囲第19項に記載 のDNA造成物。
  23. 23.前記ポリペプチドが天然ヒト結合組織アクチベーターペプチド−IIIに より示されるマイトジェン活性と同一のマイトジェン活性を示す請求の範囲第1 9項に記載のDNA造成物。
  24. 24.前記コード配列が次の通り: 【配列があります】 である請求の範囲第23項に記載のDNA造放物。
  25. 25.プラスミドpYαCTAP3−1、又はpYαCTAP3−2。
  26. 26.請求の範囲第19項に記載のDNA造成物により形質転換された酵母細胞 。
  27. 27.前記ポリペプチドがヒトβ−スロンボグロプリンにより示される免疫学的 活性と実質的に同一の免疫学的活性を示す請求の範囲第19項に記載のDNA造 成物。
  28. 28.前記ポリペプチド遺伝子が次のヌクレオチド配列:【配列があります】 を有する請求の範囲第27項に記載のDNA造成物。
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