JPS6248107B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6248107B2 JPS6248107B2 JP54120228A JP12022879A JPS6248107B2 JP S6248107 B2 JPS6248107 B2 JP S6248107B2 JP 54120228 A JP54120228 A JP 54120228A JP 12022879 A JP12022879 A JP 12022879A JP S6248107 B2 JPS6248107 B2 JP S6248107B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- planetary gears
- transmission mechanism
- planetary
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 47
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 46
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 18
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/44—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
- F16H3/62—Gearings having three or more central gears
- F16H3/66—Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H2200/00—Transmissions for multiple ratios
- F16H2200/003—Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds
- F16H2200/0043—Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds the gear ratios comprising four forward speeds
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
本発明は伝動機構に関する。
1対の単純遊星歯車の組で4つの正方向駆動比
を生じることは従来技術において知られている。
従来技術においては、特に米国特許第3986413号
明細書に記載されているように、2組の単純遊星
歯車から4つの正方向駆動比を得る解決策が提供
されている。しかしながら、この解決策とその他
の従来技術の解決策とでは、出力シヤフトにまで
延びる分割した動力通路が使用される。このよう
な通路を使用すると伝動機構用に1対の入力シヤ
フトと、1つの出力シヤフトと3つの同心シヤフ
トとが必要であるので複雑化しまた高価になる。
更にまた、従来技術の解決策は直径の異なる複数
のブレーキ機構とデイスク形ではなくドラム形の
ブレーキとを利用する。これら従来技術の解決策
は4つの正方向駆動比を生じるには製造が容易で
なくまた高価な伝動機構となる。更にまた、1980
年4月1日に附与された米国特許第4195536号明
細書には1つの解決策が提案されているが、ある
転位、たとえば、2―3転位の如き転位は滑らか
に転位するのに正確なタイミングが必要である。 以上説明した欠点を克服するため、本発明の伝
動機構は、伝動機構と、エンジンと駆動車輪との
すべてが車輌の同じ末端部にある前輪または後輪
駆動に容易に応用できる4つの正方向速度伝動機
構としてある。本発明の伝動機構は2組の遊星歯
車に接続された1つの入力シヤフトを含んでい
る。1組の遊星歯車用に3つのクラツチがそれら
が駆動連結する歯車の組を構成する歯車の真近に
装着されている。遊星歯車の組用のブレーキ機構
はそのスペース要件を最少限にしまたそのトルク
容量を最大限にするようケーシングの1個所に互
いに隣接して装着された同じ直径の2つのデイス
ク・ブレーキ機構から成る。 更にまた、1対の単純歯車の組に1つの入力シ
ヤフトを設けまた遊星歯車の組と出力伝動装置と
を接続する1つの出力シヤフトを設けることによ
り、僅か2つの同心のシヤフトのみしか必要とし
ないので、伝動機構と、エンジンと車輌駆動機構
とが車輌の同じ末端部に設けてある装置において
通常必要とする中心の出力シヤフト用に1対の同
心の入力シヤフトと1つの同心の出力シヤフトと
を必要とする分割した動力通路を有する伝動装置
に比較して経済的になる。 更にまた、共通の外レースを有する1対の一方
向係合装置を使用することにより、最少数の部品
で簡単な方法で滑かに2―3転位を行える。 以上の説明から特に前輪駆動車輌用に適した非
常に小ぢんまりした伝動機構が提供されたことは
明かである。この伝動機構は僅か2組の遊星歯車
と、複式の一方向クラツチと、3つのクラツチと
2つの摩擦ブレーキとを利用し4つの正方向速度
と1つの逆方向速度とを生じる。更にまた、伝動
機構は入力クラツチまたはトルク変換機構の必要
をなくすことにより伝動機構を簡素化するためブ
レーキ機素の1つを掛けて車輌を始動させるよう
にもしてある。更にまた、複式の一方向クラツ
チ、特に1980年4月1日に附与された米国特許第
4195536号明細書に記載した如き一方向クラツチ
42を利用することにより、2―3比転位に関す
るタイミング問題は2―3比転位クラツチ30が
解除されクラツチ32が係合される場合に解決さ
れる。従つて、第3の比が従来技術として知られ
ているものに代る一方向クラツチにより得られる
ので2―3転位は滑かである。更にまた、エンジ
ンを第2速ギヤで始動させまたエンジンを制動す
るため手動で第2の比を生ずるよう一方向クラツ
チ42をバイパスさせることができるクラツチ3
6が設けてある。 前記した一方向クラツチは共通の外レースが両
方の一方向クラツチ40,42に利用されその結
果部品を簡略にする点において独特なものであ
る。 本発明を実施する1つの具体例を以下に添付図
面を参照して説明する。 第1A図、第1B図および第2図を参照する
と、本発明の伝動機構10が示してある。伝動機
構10は第1B図に示してあるように、たとえ
ば、エンジンのはずみ車14に接続された振動ダ
ンパー12を含んでいる。ダンパー12はエンジ
ンから入力シヤフト16に駆動力を伝達するよう
接続されている。伝動機構10は更にまた出力歯
車20に接続された出力シヤフト18を含んでい
る。 伝動機構10はその主要部品が第1A図に示し
た如くハウジング21内に装着されている。これ
ら部品は第2図に線図にして示してあり1対の遊
星歯車の組22,24と、ブレーキ26と、逆方
向ブレーキ28と、クラツチ30と、クラツチ3
2とクラツチ36とを含んでいる。これらクラツ
チとブレーキとはそれぞれ多デイス摩擦型であ
り、詳細に後記するように流体ピストンにより作
動せしめられる係合部材を作動させることにより
係合されると駆動力を伝達するような一連のデイ
スクを有している。更にまた共通の外レース44
を有する1対の一方向クラツチ40,42が設け
てある。一方向クラツチ40は内レース部材46
を有しまた一方向クラツチ42は内レース部材4
8を有している。 遊星歯車の組22は太陽歯車50と、複数の遊
星ピニオン歯車54が軸受けされている遊星支持
部材52と遊星ピニオン歯車54にかみ合うリン
グ歯車56とから成る。 遊星歯車の組24は太陽歯車60と、遊星支持
部材62とリング歯車部材64とから成る。遊星
支持部材62には太陽歯車60とリング歯車64
とにかみ合う複数の遊星ピニオン歯車66が軸受
けされている。 伝動機構用の正方向ブレーキであるブレー26
はピストン70(第1A図)を有していて、この
ピストンはハウジング21の孔72内に収容され
この孔と共働して流体圧力用の流体圧力附与室7
4を形成するシートメタルで形成されている。戻
しばね76がピストン70をその解除位置に戻す
ため設けてある。ピストン70は作動せしめられ
ると、一連の交互にした摩擦デイスク80,82
に係合する係合部材78に圧接するよう右方に連
動する。デイスク80は伝動機構のハウジング2
1の内面のスプライン84にキイ止めされまた摩
擦デイスク82はドラム部材88に設けたフラン
ジ86にキイ止めされている。ドラム88は一方
向クラツチ40用の内レース部材46と太陽歯車
50とに固着されている。反動部材90が設けて
あり、この部材にはデイスク80,82が圧接せ
しめられる。反動部材90はハウジング21に固
定されている。 逆方向ブレーキ28はハウジング21に設けた
孔102に収容されこの孔と共働して流体作用室
104を形成しているシートメタルのピストン1
00を有している。流体圧力がピストン100を
左方に動かすようにしてありそれによりピストン
は係合部材106に係合し、この係合部材は次い
で互い違いにしたデイスク108,110に係合
する。デイスク108はハウジング21にキイ止
めされまたデイスク110は遊星歯車の組24用
の支持部材62に接続されたドラム114に形成
されたフランジ112にキイ止めされている。戻
しばね116がピストン100用に設けてある。 流体ピストン120がクラツチ30用に設けて
ある。ピストン120はドラム124の中空円筒
形状部分122内に収容されている。ドラム12
4はシートメタル部材125を介して一方向クラ
ツチ42用の内レース部材48に駆動連結されて
いる。ピストン120は中空円筒形状部分122
と共働してシリンダー126を形成し、このシリ
ンダーは流体圧力を受けてピストン120を右方
に動かして係合部材130を押圧し、この部材は
一連のデイスク132,134に係合してクラツ
チ30を係合させる。デイスク132はフランジ
124にキイ止めされ、またデイスク134は支
持部材52にキイ止めされている。ドラム124
に固定された反動部材136がクラツチ30が係
合されるとデイスク132,134が圧接するよ
う設けてある。 流体ピストン150がクラツチ32を係合させ
るようにしてあり係合部材152に衝合する。係
合部材152は互い違いのデイスク154,15
6に係合する。フランジ160に固定された反動
部材158がクラツチ32用に設けてありピスト
ン150が係合部材152に衝合すると、デイス
ク154,156を押圧し、これらデイスクはこ
の反動部材に衝合する。デイスク154はフラン
ジ160にキイ止めされている。フランジ160
は軸線方向のドラム162を介して入力シヤフト
16に接続されている。ピストン150はドラム
162の環状部分164内に収容されこの環状部
分164と共働して流体室166を形成し、この
室を経て流体圧力が得られてピストン150に作
用してそれを図面から見て左方に動かしクラツチ
32を係合させる。平衡室168が部材170に
より閉じられたピストンの環状部分内に設けてあ
る。平衡室168は加圧下の潤滑流体を受領して
クラツチ32が解除されると室166内の流体を
遠心力的に平衡状態にさせる。室166内に残留
する流体の圧力は遠心力によりクラツチ32を不
意に係合させることがあるがこのことは平衡室1
68内に残留する圧力により防止される。クラツ
チ32が解除されるとピストン150を戻すため
の戻しばね172が設けてある。 クラツチ36用にピストン180が設けてあ
る。ピストン180は一方向クラツチ42の内レ
ース部材48に駆動連結されたドラム184に形
成された環状室182内に収容されている。ドラ
ム184にはフランジ190が設けてある。一連
のデイスク192,194がクラツチ36用に設
けてある。デイスク192はフランジ190にキ
イ止めされまたデイスク194は両方の一方向ク
ラツチ40,42の外レース部材44にキイ止め
されている。フランジ190にキイ止めされた係
合部材196が設けてあり、この部材にはピスト
ン180が衝合して互い違いのデイスク192,
194を係合させ、これらデイスクはフランジ1
90に固定された反動部材198に衝合してクラ
ツチ38を係合させる。ピストン180はドラム
184と共働して流体作用室200を形成し、こ
の室内にはピストン180を左方に動かしクラツ
チ36を係合させるよう流体圧力を収容する。平
衡室202がピストン180の内方に形成され部
材204により閉じられている。平衡室202は
室200内の残留流体に作用する遠心力によりク
ラツチ36が不意に係合されるのを防止する。ク
ラツチ36が解除されるとピストン180を右方
に戻すため戻しばね206が設けてある。 第1A図と第1B図とに示した伝動機構の作用
は次のとおりである。伝動機構10は車輌にいく
つかの方法で利用できる。第1A図と第1B図と
に示してあるように、エンジンから振動ダンパー
12を経て直接入力が供給され、このモードで伝
動機構は始動摩擦部材としてブレーキ26を掛け
ることにより駆動配置で始動せしめられる。従つ
て、中立位置では、すべての摩擦機素は解除され
車輌の加速機の運動に応答して、始動ブレーキ2
6は流体を供給され車輌用の駆動装置を作動させ
る。更にまた、図示してないが、従来技術の伝動
系によれば、入力シヤフト16は伝動機構10と
エンジンとの間に装着される液圧トルク変換器の
出力部材により駆動されるよう接続できるかまた
は更に1980年4月1日に附与された米国特許第
4195536号明細書に記載してあるように、伝動機
構は第1B図に示した振動ダンパー12に代り大
きい始動摩擦クラツチ部材により駆動することも
できる。しかしながら、以下の説明では始動ブレ
ーキ26が慚次に掛けられて車輌の駆動を開始す
るようにして伝動機構が作用すると想定してい
る。 以下の表は伝動機構が作用している時4つの正
方向比と1種の逆方向比とのそれぞれに対する
種々の摩擦機素の係合を示すものである。
を生じることは従来技術において知られている。
従来技術においては、特に米国特許第3986413号
明細書に記載されているように、2組の単純遊星
歯車から4つの正方向駆動比を得る解決策が提供
されている。しかしながら、この解決策とその他
の従来技術の解決策とでは、出力シヤフトにまで
延びる分割した動力通路が使用される。このよう
な通路を使用すると伝動機構用に1対の入力シヤ
フトと、1つの出力シヤフトと3つの同心シヤフ
トとが必要であるので複雑化しまた高価になる。
更にまた、従来技術の解決策は直径の異なる複数
のブレーキ機構とデイスク形ではなくドラム形の
ブレーキとを利用する。これら従来技術の解決策
は4つの正方向駆動比を生じるには製造が容易で
なくまた高価な伝動機構となる。更にまた、1980
年4月1日に附与された米国特許第4195536号明
細書には1つの解決策が提案されているが、ある
転位、たとえば、2―3転位の如き転位は滑らか
に転位するのに正確なタイミングが必要である。 以上説明した欠点を克服するため、本発明の伝
動機構は、伝動機構と、エンジンと駆動車輪との
すべてが車輌の同じ末端部にある前輪または後輪
駆動に容易に応用できる4つの正方向速度伝動機
構としてある。本発明の伝動機構は2組の遊星歯
車に接続された1つの入力シヤフトを含んでい
る。1組の遊星歯車用に3つのクラツチがそれら
が駆動連結する歯車の組を構成する歯車の真近に
装着されている。遊星歯車の組用のブレーキ機構
はそのスペース要件を最少限にしまたそのトルク
容量を最大限にするようケーシングの1個所に互
いに隣接して装着された同じ直径の2つのデイス
ク・ブレーキ機構から成る。 更にまた、1対の単純歯車の組に1つの入力シ
ヤフトを設けまた遊星歯車の組と出力伝動装置と
を接続する1つの出力シヤフトを設けることによ
り、僅か2つの同心のシヤフトのみしか必要とし
ないので、伝動機構と、エンジンと車輌駆動機構
とが車輌の同じ末端部に設けてある装置において
通常必要とする中心の出力シヤフト用に1対の同
心の入力シヤフトと1つの同心の出力シヤフトと
を必要とする分割した動力通路を有する伝動装置
に比較して経済的になる。 更にまた、共通の外レースを有する1対の一方
向係合装置を使用することにより、最少数の部品
で簡単な方法で滑かに2―3転位を行える。 以上の説明から特に前輪駆動車輌用に適した非
常に小ぢんまりした伝動機構が提供されたことは
明かである。この伝動機構は僅か2組の遊星歯車
と、複式の一方向クラツチと、3つのクラツチと
2つの摩擦ブレーキとを利用し4つの正方向速度
と1つの逆方向速度とを生じる。更にまた、伝動
機構は入力クラツチまたはトルク変換機構の必要
をなくすことにより伝動機構を簡素化するためブ
レーキ機素の1つを掛けて車輌を始動させるよう
にもしてある。更にまた、複式の一方向クラツ
チ、特に1980年4月1日に附与された米国特許第
4195536号明細書に記載した如き一方向クラツチ
42を利用することにより、2―3比転位に関す
るタイミング問題は2―3比転位クラツチ30が
解除されクラツチ32が係合される場合に解決さ
れる。従つて、第3の比が従来技術として知られ
ているものに代る一方向クラツチにより得られる
ので2―3転位は滑かである。更にまた、エンジ
ンを第2速ギヤで始動させまたエンジンを制動す
るため手動で第2の比を生ずるよう一方向クラツ
チ42をバイパスさせることができるクラツチ3
6が設けてある。 前記した一方向クラツチは共通の外レースが両
方の一方向クラツチ40,42に利用されその結
果部品を簡略にする点において独特なものであ
る。 本発明を実施する1つの具体例を以下に添付図
面を参照して説明する。 第1A図、第1B図および第2図を参照する
と、本発明の伝動機構10が示してある。伝動機
構10は第1B図に示してあるように、たとえ
ば、エンジンのはずみ車14に接続された振動ダ
ンパー12を含んでいる。ダンパー12はエンジ
ンから入力シヤフト16に駆動力を伝達するよう
接続されている。伝動機構10は更にまた出力歯
車20に接続された出力シヤフト18を含んでい
る。 伝動機構10はその主要部品が第1A図に示し
た如くハウジング21内に装着されている。これ
ら部品は第2図に線図にして示してあり1対の遊
星歯車の組22,24と、ブレーキ26と、逆方
向ブレーキ28と、クラツチ30と、クラツチ3
2とクラツチ36とを含んでいる。これらクラツ
チとブレーキとはそれぞれ多デイス摩擦型であ
り、詳細に後記するように流体ピストンにより作
動せしめられる係合部材を作動させることにより
係合されると駆動力を伝達するような一連のデイ
スクを有している。更にまた共通の外レース44
を有する1対の一方向クラツチ40,42が設け
てある。一方向クラツチ40は内レース部材46
を有しまた一方向クラツチ42は内レース部材4
8を有している。 遊星歯車の組22は太陽歯車50と、複数の遊
星ピニオン歯車54が軸受けされている遊星支持
部材52と遊星ピニオン歯車54にかみ合うリン
グ歯車56とから成る。 遊星歯車の組24は太陽歯車60と、遊星支持
部材62とリング歯車部材64とから成る。遊星
支持部材62には太陽歯車60とリング歯車64
とにかみ合う複数の遊星ピニオン歯車66が軸受
けされている。 伝動機構用の正方向ブレーキであるブレー26
はピストン70(第1A図)を有していて、この
ピストンはハウジング21の孔72内に収容され
この孔と共働して流体圧力用の流体圧力附与室7
4を形成するシートメタルで形成されている。戻
しばね76がピストン70をその解除位置に戻す
ため設けてある。ピストン70は作動せしめられ
ると、一連の交互にした摩擦デイスク80,82
に係合する係合部材78に圧接するよう右方に連
動する。デイスク80は伝動機構のハウジング2
1の内面のスプライン84にキイ止めされまた摩
擦デイスク82はドラム部材88に設けたフラン
ジ86にキイ止めされている。ドラム88は一方
向クラツチ40用の内レース部材46と太陽歯車
50とに固着されている。反動部材90が設けて
あり、この部材にはデイスク80,82が圧接せ
しめられる。反動部材90はハウジング21に固
定されている。 逆方向ブレーキ28はハウジング21に設けた
孔102に収容されこの孔と共働して流体作用室
104を形成しているシートメタルのピストン1
00を有している。流体圧力がピストン100を
左方に動かすようにしてありそれによりピストン
は係合部材106に係合し、この係合部材は次い
で互い違いにしたデイスク108,110に係合
する。デイスク108はハウジング21にキイ止
めされまたデイスク110は遊星歯車の組24用
の支持部材62に接続されたドラム114に形成
されたフランジ112にキイ止めされている。戻
しばね116がピストン100用に設けてある。 流体ピストン120がクラツチ30用に設けて
ある。ピストン120はドラム124の中空円筒
形状部分122内に収容されている。ドラム12
4はシートメタル部材125を介して一方向クラ
ツチ42用の内レース部材48に駆動連結されて
いる。ピストン120は中空円筒形状部分122
と共働してシリンダー126を形成し、このシリ
ンダーは流体圧力を受けてピストン120を右方
に動かして係合部材130を押圧し、この部材は
一連のデイスク132,134に係合してクラツ
チ30を係合させる。デイスク132はフランジ
124にキイ止めされ、またデイスク134は支
持部材52にキイ止めされている。ドラム124
に固定された反動部材136がクラツチ30が係
合されるとデイスク132,134が圧接するよ
う設けてある。 流体ピストン150がクラツチ32を係合させ
るようにしてあり係合部材152に衝合する。係
合部材152は互い違いのデイスク154,15
6に係合する。フランジ160に固定された反動
部材158がクラツチ32用に設けてありピスト
ン150が係合部材152に衝合すると、デイス
ク154,156を押圧し、これらデイスクはこ
の反動部材に衝合する。デイスク154はフラン
ジ160にキイ止めされている。フランジ160
は軸線方向のドラム162を介して入力シヤフト
16に接続されている。ピストン150はドラム
162の環状部分164内に収容されこの環状部
分164と共働して流体室166を形成し、この
室を経て流体圧力が得られてピストン150に作
用してそれを図面から見て左方に動かしクラツチ
32を係合させる。平衡室168が部材170に
より閉じられたピストンの環状部分内に設けてあ
る。平衡室168は加圧下の潤滑流体を受領して
クラツチ32が解除されると室166内の流体を
遠心力的に平衡状態にさせる。室166内に残留
する流体の圧力は遠心力によりクラツチ32を不
意に係合させることがあるがこのことは平衡室1
68内に残留する圧力により防止される。クラツ
チ32が解除されるとピストン150を戻すため
の戻しばね172が設けてある。 クラツチ36用にピストン180が設けてあ
る。ピストン180は一方向クラツチ42の内レ
ース部材48に駆動連結されたドラム184に形
成された環状室182内に収容されている。ドラ
ム184にはフランジ190が設けてある。一連
のデイスク192,194がクラツチ36用に設
けてある。デイスク192はフランジ190にキ
イ止めされまたデイスク194は両方の一方向ク
ラツチ40,42の外レース部材44にキイ止め
されている。フランジ190にキイ止めされた係
合部材196が設けてあり、この部材にはピスト
ン180が衝合して互い違いのデイスク192,
194を係合させ、これらデイスクはフランジ1
90に固定された反動部材198に衝合してクラ
ツチ38を係合させる。ピストン180はドラム
184と共働して流体作用室200を形成し、こ
の室内にはピストン180を左方に動かしクラツ
チ36を係合させるよう流体圧力を収容する。平
衡室202がピストン180の内方に形成され部
材204により閉じられている。平衡室202は
室200内の残留流体に作用する遠心力によりク
ラツチ36が不意に係合されるのを防止する。ク
ラツチ36が解除されるとピストン180を右方
に戻すため戻しばね206が設けてある。 第1A図と第1B図とに示した伝動機構の作用
は次のとおりである。伝動機構10は車輌にいく
つかの方法で利用できる。第1A図と第1B図と
に示してあるように、エンジンから振動ダンパー
12を経て直接入力が供給され、このモードで伝
動機構は始動摩擦部材としてブレーキ26を掛け
ることにより駆動配置で始動せしめられる。従つ
て、中立位置では、すべての摩擦機素は解除され
車輌の加速機の運動に応答して、始動ブレーキ2
6は流体を供給され車輌用の駆動装置を作動させ
る。更にまた、図示してないが、従来技術の伝動
系によれば、入力シヤフト16は伝動機構10と
エンジンとの間に装着される液圧トルク変換器の
出力部材により駆動されるよう接続できるかまた
は更に1980年4月1日に附与された米国特許第
4195536号明細書に記載してあるように、伝動機
構は第1B図に示した振動ダンパー12に代り大
きい始動摩擦クラツチ部材により駆動することも
できる。しかしながら、以下の説明では始動ブレ
ーキ26が慚次に掛けられて車輌の駆動を開始す
るようにして伝動機構が作用すると想定してい
る。 以下の表は伝動機構が作用している時4つの正
方向比と1種の逆方向比とのそれぞれに対する
種々の摩擦機素の係合を示すものである。
【表】
第1のモードが利用されるとすると、伝動機構
の作用は次のとおりである。すなわち 第1の歯車比では、ブレーキ26が掛けられ
る。第1の歯車比での動力の流れは入力シヤフト
16を経て太陽歯車60へ、次に遊星歯車66、
支持部材62およびリング歯車64を通る入力か
ら成る。リング歯車64からのトルクは一方向ク
ラツチの外レース44に至り、次いでキイ止めさ
れた一方向クラツチ40を経てブレーキ26に至
る。 ブレーキ26が反動することによりリング歯車
64が回転するのを防止する。支持部材62から
のトルクはリング歯車56に至り、次いで遊星歯
車54と支持部材52とを経て出力シヤフト18
に至る。その結果による比率は1例では1.0で低
い歯車比と考えられる。 通常の自動的増速転位(upshift)の第2速ギ
ヤがブレーキ26とクラツチ30とを係合させる
ことから成る。トルクは入力シヤフト16を経て
太陽歯車60、遊星歯車66、支持部材62およ
びリング歯車64に伝達される。リング歯車か
ら、トルクは共通の外レース44に、次いで錠止
めされた一方向クラツチ42、次に係合したクラ
ツチ30を経て支持部材52に伝達される。一方
向クラツチ40は自由に回転している。支持部材
52からのトルクはリング歯車56に伝達され遊
星歯車54、支持部材52および太陽歯車50に
至る。太陽歯車50におけるトルクはブレーキ2
6において感応される。リング歯車64と支持部
材62とからの支持部材52における合成トルク
は組み合わさつて1例では2.553対1.0の比率を形
成し第2速歯車比と考えられる。 エンジンを制動するには第2速ギヤの手動範囲
が使用される。第2速ギヤの手動範囲はブレーキ
26と、クラツチ30とクラツチ36とを係合さ
せることから成る。入力トルクは入力シヤフト1
6を経て太陽歯車60と、遊星歯車66と、支持
部材62とリング歯車64とに流れる。リング歯
車64からのトルクは一方向クラツチの共通の外
レース44とクラツチ36とに至る。クラツチ3
6からトルクはクラツチ30に伝達され支持部材
52に伝達される。一方向クラツチ42は実質的
にはバイパスされるのでこのクラツチは惰力運転
モードでは自由に回転できない。支持部材62か
らのトルクはリング歯車56に伝達される。合成
比は前記した通常の自動的第2速ギヤと同じであ
る。 第3の比率はクラツチ32とブレーキ26とを
係合させることにより達成される。2―3転位
中、クラツチ32が係合され、クラツチ30は係
合されたまゝになされる。一方向クラツチ42は
オーバーランして伝動機構が錠止めされるのを阻
止し、クラツチ30を解除してクラツチ32を係
合する際のタイミングの困難性を軽減させる。通
常の自動的増速転位(upshift)に対しては、ク
ラツチ36は解除されクラツチ32を係合させる
タイミングとは無関係になる。クラツチ32を係
合させると入力シヤフト16と、太陽歯車60と
支持部材62とを一緒に錠止めし、従つて、歯車
の組24を実質的に1つのユニツトに錠止めす
る。入力シヤフトは支持部材62からリング歯車
56と、遊星歯車54と支持部材52とに伝達さ
れる。太陽歯車50は静止状態に保持される。支
持部材52から出力シヤフト18への合成比は第
3の歯車比であり、1例では1.553対1.0である。 第4速ギヤでは、比率は常に1対1である。ブ
レーキ26が解除されまたクラツチ36が係合さ
れる。クラツチ32は係合されたままである。入
力シヤフトから歯車の組24へのトルクは第3速
ギヤの場合と同じである。歯車の組24は錠止め
されたままである。クラツチ36を係合させ、ブ
レーキ26を解除すると歯車の組22もまた錠止
めする。すべての機素と歯車の組とは同じ速度で
回転する。その結果は1対1すなわち直接比駆動
である。 ブレーキ28を掛けることにより逆進比が達成
される。他の機素はすべて解除される。トルクは
入力シヤフト16を経て太陽歯車60、遊星歯車
66およびリング歯車64に至る。支持部材62
はブレーキ28により静止状態に保持される。リ
ング歯車64からのトルクは錠止めされている一
方向クラツチ40を経て共通の外レース44に至
り太陽歯車50を駆動する。リング歯車64は入
力シヤフトの回転方向とは反対方向に回転し、従
つて、太陽歯車50は入力シヤフトの回転方向と
は反対方向に回転する。リング歯車56は支持部
材62とブレーキ28とにより静止状態に保持さ
れる。支持部材52は入力シヤフトの回転方向と
は反対方向に太陽歯車50と同じ方向に駆動され
る。従つて、1例では5.08対1.0である逆進比が
達成されるのである。 上述したように本発明によれば、共通の外レー
スを有する1対の一方向クラツチを設けることに
より、部品点数が減少されて構造が簡単で小型に
なされて安価に製造でき、正確な転位タイミング
を必要とせずに速度転位が円滑に行われる従来装
置では得られない優れた作用効果を得ることがで
きるのである。
の作用は次のとおりである。すなわち 第1の歯車比では、ブレーキ26が掛けられ
る。第1の歯車比での動力の流れは入力シヤフト
16を経て太陽歯車60へ、次に遊星歯車66、
支持部材62およびリング歯車64を通る入力か
ら成る。リング歯車64からのトルクは一方向ク
ラツチの外レース44に至り、次いでキイ止めさ
れた一方向クラツチ40を経てブレーキ26に至
る。 ブレーキ26が反動することによりリング歯車
64が回転するのを防止する。支持部材62から
のトルクはリング歯車56に至り、次いで遊星歯
車54と支持部材52とを経て出力シヤフト18
に至る。その結果による比率は1例では1.0で低
い歯車比と考えられる。 通常の自動的増速転位(upshift)の第2速ギ
ヤがブレーキ26とクラツチ30とを係合させる
ことから成る。トルクは入力シヤフト16を経て
太陽歯車60、遊星歯車66、支持部材62およ
びリング歯車64に伝達される。リング歯車か
ら、トルクは共通の外レース44に、次いで錠止
めされた一方向クラツチ42、次に係合したクラ
ツチ30を経て支持部材52に伝達される。一方
向クラツチ40は自由に回転している。支持部材
52からのトルクはリング歯車56に伝達され遊
星歯車54、支持部材52および太陽歯車50に
至る。太陽歯車50におけるトルクはブレーキ2
6において感応される。リング歯車64と支持部
材62とからの支持部材52における合成トルク
は組み合わさつて1例では2.553対1.0の比率を形
成し第2速歯車比と考えられる。 エンジンを制動するには第2速ギヤの手動範囲
が使用される。第2速ギヤの手動範囲はブレーキ
26と、クラツチ30とクラツチ36とを係合さ
せることから成る。入力トルクは入力シヤフト1
6を経て太陽歯車60と、遊星歯車66と、支持
部材62とリング歯車64とに流れる。リング歯
車64からのトルクは一方向クラツチの共通の外
レース44とクラツチ36とに至る。クラツチ3
6からトルクはクラツチ30に伝達され支持部材
52に伝達される。一方向クラツチ42は実質的
にはバイパスされるのでこのクラツチは惰力運転
モードでは自由に回転できない。支持部材62か
らのトルクはリング歯車56に伝達される。合成
比は前記した通常の自動的第2速ギヤと同じであ
る。 第3の比率はクラツチ32とブレーキ26とを
係合させることにより達成される。2―3転位
中、クラツチ32が係合され、クラツチ30は係
合されたまゝになされる。一方向クラツチ42は
オーバーランして伝動機構が錠止めされるのを阻
止し、クラツチ30を解除してクラツチ32を係
合する際のタイミングの困難性を軽減させる。通
常の自動的増速転位(upshift)に対しては、ク
ラツチ36は解除されクラツチ32を係合させる
タイミングとは無関係になる。クラツチ32を係
合させると入力シヤフト16と、太陽歯車60と
支持部材62とを一緒に錠止めし、従つて、歯車
の組24を実質的に1つのユニツトに錠止めす
る。入力シヤフトは支持部材62からリング歯車
56と、遊星歯車54と支持部材52とに伝達さ
れる。太陽歯車50は静止状態に保持される。支
持部材52から出力シヤフト18への合成比は第
3の歯車比であり、1例では1.553対1.0である。 第4速ギヤでは、比率は常に1対1である。ブ
レーキ26が解除されまたクラツチ36が係合さ
れる。クラツチ32は係合されたままである。入
力シヤフトから歯車の組24へのトルクは第3速
ギヤの場合と同じである。歯車の組24は錠止め
されたままである。クラツチ36を係合させ、ブ
レーキ26を解除すると歯車の組22もまた錠止
めする。すべての機素と歯車の組とは同じ速度で
回転する。その結果は1対1すなわち直接比駆動
である。 ブレーキ28を掛けることにより逆進比が達成
される。他の機素はすべて解除される。トルクは
入力シヤフト16を経て太陽歯車60、遊星歯車
66およびリング歯車64に至る。支持部材62
はブレーキ28により静止状態に保持される。リ
ング歯車64からのトルクは錠止めされている一
方向クラツチ40を経て共通の外レース44に至
り太陽歯車50を駆動する。リング歯車64は入
力シヤフトの回転方向とは反対方向に回転し、従
つて、太陽歯車50は入力シヤフトの回転方向と
は反対方向に回転する。リング歯車56は支持部
材62とブレーキ28とにより静止状態に保持さ
れる。支持部材52は入力シヤフトの回転方向と
は反対方向に太陽歯車50と同じ方向に駆動され
る。従つて、1例では5.08対1.0である逆進比が
達成されるのである。 上述したように本発明によれば、共通の外レー
スを有する1対の一方向クラツチを設けることに
より、部品点数が減少されて構造が簡単で小型に
なされて安価に製造でき、正確な転位タイミング
を必要とせずに速度転位が円滑に行われる従来装
置では得られない優れた作用効果を得ることがで
きるのである。
第1A図は本発明の原理を具体化する伝動機構
と車軸との組合わせの断面図。第1B図は第1A
図に示した伝動機構を駆動する入力振動ダンパー
組立て体を示す第1A図の伝動機構の断面図。第
2図は第1図の伝動機構の線図。 10……伝動機構、12……振動ダンパー、1
4……はずみ車、16……入力シヤフト、18…
…出力シヤフト、20……出力歯車、21……ハ
ウジング、22,24……遊星歯車、26……ブ
レーキ、28……逆方向ブレーキ、30,32,
36……クラツチ、40,42……一方向クラツ
チ、44……外レース部材、48……内レース部
材、50,60……太陽歯車、52,62……遊
星支持部材、54,66……遊星ピニオン歯車、
56,64……リング歯車、70,100……ピ
ストン、76,116,180,206……戻し
ばね、80,82……摩擦デイスク、88,11
4,124,162,184……ドラム、90,
136,158……反動部材、108,110,
132,134,154,156,192,19
4……デイスク、120,150……流体ピスト
ン、124,160,190……フランジ、12
6……シリンダー、168,202……平衡室。
と車軸との組合わせの断面図。第1B図は第1A
図に示した伝動機構を駆動する入力振動ダンパー
組立て体を示す第1A図の伝動機構の断面図。第
2図は第1図の伝動機構の線図。 10……伝動機構、12……振動ダンパー、1
4……はずみ車、16……入力シヤフト、18…
…出力シヤフト、20……出力歯車、21……ハ
ウジング、22,24……遊星歯車、26……ブ
レーキ、28……逆方向ブレーキ、30,32,
36……クラツチ、40,42……一方向クラツ
チ、44……外レース部材、48……内レース部
材、50,60……太陽歯車、52,62……遊
星支持部材、54,66……遊星ピニオン歯車、
56,64……リング歯車、70,100……ピ
ストン、76,116,180,206……戻し
ばね、80,82……摩擦デイスク、88,11
4,124,162,184……ドラム、90,
136,158……反動部材、108,110,
132,134,154,156,192,19
4……デイスク、120,150……流体ピスト
ン、124,160,190……フランジ、12
6……シリンダー、168,202……平衡室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1対の遊星歯車の組22,24と、入力シヤ
フト16とを含み、前記歯車の組がそれぞれ太陽
歯車50,60と、リング歯車56,64と、遊
星歯車支持機素52,62とを有し、各遊星歯車
支持機素には複数のピニオン歯車54,66が軸
受され、ピニオン歯車が太陽歯車とリング歯車と
にかみ合い、入力シヤフト16が遊星歯車の1組
24の太陽歯車60に接続されているエンジン駆
動の車両用の複数の駆動比を生じる伝動機構10
において、入力シヤフトを前記遊星歯車の1組の
別の機素66に接続するように係合でき、係合さ
れた時に該1組の遊星歯車を錠止めするクラツチ
手段32と、各遊星歯車の組の機素64→52を
互いに接続するように係合できる第2のクラツチ
手段36と、各組の遊星歯車の1つの機素用の個
別のブレーキ手段26,28と、他方の組の遊星
歯車22の機素の1つ52に接続され、前記クラ
ツチ手段と前記ブレーキ手段とを選択的に係合さ
せることにより伝動機構に複数の駆動比を生じる
ことのできるようになす出力シヤフト18と、1
組の遊星歯車24の機素64に接続された共通の
外レース44を有する1対の一方向係合装置4
0,42とを備え、該装置がブレーキ手段の1つ
26に接続可能な1つの内レース46と他の組の
遊星歯車の機素52に(クラツチ手段30を通し
て)接続可能な別の内レース48とを有し、これ
により一方向係合装置が時により1組の遊星歯車
24の前記最後に述べた機素64をブレーキ手段
26に接続し、また時により機素64を他方の組
の遊星歯車22の機素52に(クラツチ手段30
を通して)接続することを特徴とする伝動機構。 2 共通の外レース44が1組の遊星歯車24の
リング歯車64に接続され、内レースの1つ46
がブレーキ手段26と、また他の組の遊星歯車2
2の太陽歯車50とに接続され、他方の内レース
48が他の組の遊星歯車22の支持機素52に接
続可能である特許請求の範囲第1項記載の伝動機
構。 3 他の組の遊星歯車22の支持機素52と内レ
ースの1つ48との間に第3のクラツチ手段30
が設けてある特許請求の範囲第1項記載の伝動機
構。 4 それぞれが太陽歯車50,60と、リング歯
車機素56,64と太陽歯車とリング歯車とにか
み合つているピニオン歯車54,66を有する遊
星歯車支持機素52,62とを有している1対の
遊星歯車の組22,24と、1組の遊星歯車24
用の太陽歯車60に接続された入力シヤフト16
と、入力シヤフト16を1つの組の遊星歯車24
用の遊星歯車支持機素62に接続するように係合
でき、これにより係合された時1組の遊星歯車を
錠止めするクラツチ手段32とを含みエンジン駆
動の車両用の複数の前進駆動比を生じる伝動機構
10において、各組の遊星歯車の機素52→64
を一緒に接続するように係合できる第2のクラツ
チ手段36と、各組の遊星歯車の1つの機素5
0,62用の個別のブレーキ手段26,28と、
他の組の遊星歯車22の支持機素52に接続さ
れ、クラツチ手段とブレーキ手段とが選択的に係
合される時伝動機構に複数の駆動比が生じるよう
にする出力シヤフト18と、1対の一方向係合装
置40,42であつて、1組の遊星歯車24のリ
ング歯車64に接続された共通の外レース44、
ブレーキ手段の1つ26に接続される1つの一方
向係合装置40用の内レース46ならびに他方の
一方向係合装置42用で他方の組の遊星歯車22
の支持部材52に(クラツチ手段30を通して)
接続可能な内レース48を有し、これにより時に
よりリング歯車64をブレーキ手段26に接続
し、また時によりリング歯車64を他の組の遊星
歯車22の支持機素52に接続するようにした前
記1対の一方向係合装置40,42とを備えてい
ることを特徴とする伝動機構。 5 1つのブレーキ手段26が他の組の遊星歯車
22の太陽歯車50に接続されている特許請求の
範囲第4項記載の伝動機構。 6 第3のクラツチ手段30が設けられ、内レー
スの1つ48を他の組の遊星歯車の支持機素52
に接続するように係合できる特許請求の範囲第5
項記載の伝動機構。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/944,432 US4242924A (en) | 1978-09-21 | 1978-09-21 | Transmission mechanism |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5544197A JPS5544197A (en) | 1980-03-28 |
JPS6248107B2 true JPS6248107B2 (ja) | 1987-10-12 |
Family
ID=25481385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12022879A Granted JPS5544197A (en) | 1978-09-21 | 1979-09-20 | Transmission mechanism |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4242924A (ja) |
JP (1) | JPS5544197A (ja) |
CA (1) | CA1127425A (ja) |
DE (1) | DE2937366A1 (ja) |
GB (1) | GB2031075B (ja) |
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