JPH0648049B2 - 車両用自動変速機 - Google Patents

車両用自動変速機

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JPH0648049B2
JPH0648049B2 JP57013494A JP1349482A JPH0648049B2 JP H0648049 B2 JPH0648049 B2 JP H0648049B2 JP 57013494 A JP57013494 A JP 57013494A JP 1349482 A JP1349482 A JP 1349482A JP H0648049 B2 JPH0648049 B2 JP H0648049B2
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counter
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axis
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史郎 榊原
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は伝動軸を並列させた伝動軸多軸タイプの車両用
自動変速機に関する。
[従来の技術] 従来、FF自動車用自動変速機において、例えば第1図
に示すように、第1の軸線にトルクコンバータ、主変速
機を配設し、第2の軸線に副変速機を配設し、該副変速
機は前記主変速機のカウンタドライブギヤに噛合するカ
ウンタドリブンギヤを有し、該カウンタドリブンギヤは
カウンタ軸に駆動連結すると共に該カウンタ軸は長軸を
形成し、軸の両端でベアリングを介してトランスミッシ
ョンケースに支持され、前記カウンタ軸上に前記副変速
機が配設され、該副変速機の入力は前記カウンタ軸に連
結されるとともに、出力は前記カウンタ軸上に相対回転
自在にテーパードローラベアリングを介して支持された
出力歯車に連結され、該出力歯車は大歯車を有するディ
ファレンシャルに連結された構造が考えられる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記の構成によれば、第1の軸線において増大
されたトルクが第2の軸線に伝達され、更に、第2の軸
線のカウンタ軸(長軸)の上に相対回転自在にテーパー
ドローラベアリングを介して出力歯車が配設される構造
にあっては、第2の遊星歯車変速機構の減速により伝達
トルクが増大するので、大きなラジアル荷重が出力歯車
にかかり、しかもディファレンシャルの駆動大歯車と噛
合するにあたっては、スラスト荷重が発生し、これらラ
ジアル荷重及びスラスト荷重をテーパードローラベアリ
ングを介してカウンタ軸に伝達するために、前記テーパ
ードローラベアリングには、出力歯車にかかるラジアル
荷重とスラスト荷重を受けるのに充分な容量のテーパー
ドローラベアリングが要求されるため、テーパードロー
ラベアリングが大型化してしまう。ところが車両搭載
上、FF自動車用自動変速機の配設スペースの特殊性に
鑑みて、コンパクト性が要求される。
そこで本発明は、FF自動車用自動変速機のンパクト性
を向上させるために、テーパードローラベアリングを小
型化することのできる車両用自動変速機を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の車両用自動変速機は、同一軸線の周りに回転す
る入力回転部材と出力回転部材とを有するトルクコンバ
ータと、同一軸線の周りに回転する入力回転部材と出力
回転部材とを有し、その間の変速比を遊星歯車機構の摩
擦係合装置による切換によって選択的に変化させる第1
の遊星歯車変速機構と、同一軸線の周りに回転する入力
回転部材と出力回転部材とを有し、その間の変速比を遊
星歯車機構の摩擦係合装置の切換によって選択的に変化
させ、直結段と減速段を有する第2の遊星歯車変速機構
と、カウンタ軸と、カウンタドライブギヤと、カウンタ
ドリブンギヤと、出力歯車と、駆動大歯車と、該駆動大
歯車に駆動されるディファレンシャルとを有し、前記ト
ルクコンバータと前記第1の遊星歯車変速機構と前記カ
ウンタドライブギヤとは第1の軸線に沿って前記トルク
コンバータの出力回転部材が前記第1の遊星歯車変速機
構の入力回転部材と駆動連結され、前記第1の遊星歯車
変速機構の出力回転部材が前記カウンタドライブギヤと
駆動連結するように配置し、前記カウンタドリブンギヤ
と前記第2の遊星歯車変速機構と前記カウンタ軸と前記
出力歯車とは前記第1の軸線に平行な第2の軸線に沿っ
て配置され、前記カウンタ軸が前記カウンタドリブンギ
ヤと前記第2の遊星歯車変速機構とをこの順に貫通して
延在するように配置し、前記カウンタドリブンギヤは前
記カウンタドライブギヤと噛合すると共に、前記カウン
タ軸に対し相対的に回転可能に支持かれかつ前記第2の
遊星歯車変速機構の入力回転部材と駆動連結され、前記
第2の遊星歯車変速機構の出力回転部材は前記カウンタ
軸に駆動連結され、前記カウンタ軸は前記出力歯車に駆
動連結するように配置し、前記第2の軸線に平行で前記
出力歯車に噛合する駆動大歯車と、該駆動大歯車に駆動
される前記ディファレンシャルとを配置し、前記カウン
タドリブンギヤは前記カウンタ軸の一端側で該カウンタ
軸に対し径方向外側でテーパードローラベアリングによ
り支持され、前記出力歯車は前記カウンタ軸の他端に駆
動連結され、かつ前記出力歯車の径方向内側でトランス
ミッションケースにローラベアリングにより支持される
ように配置したことを構成とする。
[作用及び発明の効果] 本発明の第2の軸線400におけるカウンタ軸1と、該
カウンタ軸1の径方向外側にカウンタドリブンギヤ43
0をテーパードローラーベアリング11、12を介して
配設することにより、第1の軸線200のカウンタドラ
イブギヤ230と第2の軸線400のカウンタドリブン
ギヤ430との噛合によって生ずるスラスト荷重F1を
テーパードローラーベアリング11、12を介してカウ
ンタ軸1に伝達し、第2の遊星歯車変速機構500によ
り生ずるスラスト荷重F2をカウンタ軸1に伝達し、前
記出力歯車440と前記ディファレンシャルの駆動大歯
車610との伝動により生ずるスラスト荷重F3とで相
殺しつつ、出力歯車440の受けるラジアル荷重は、ロ
ーラベアリング15を介してトランスミッションケース
で受ける。これにより、出力歯車440の受けるラジア
ル荷重は、カウンタドリブンギヤ430の受けるラジア
ル荷重に比べて第2の遊星歯車変速機構500の減速に
より伝達トルクが増大されるので大きくなるが、本発明
ではラジアル荷重及びスラスト荷重の小さいカウンタド
リブンギヤをテーパードローラベアリング11、12で
支持し、ラジアル荷重及びスラスト荷重の大きい出力歯
車440は、カウンタ軸1に一体的に設けられ、かつそ
の内周でローラベアリング16によりトランスミッョン
ケースに支持されるので、これらベアリングがコンパク
トで耐久性が優れたものとなると共に、ンパクトな第2
の軸線の配設構造を得ることができる。
[実施例] 第1図は従来のFF自動車用自動変速機を示す。この自
動変速機の伝動装置は、流体継手であるトルクコンバー
タ100、該トルクンバータ100の出力軸110に一
体の入力軸210と、該入力軸210と同一軸線で、一
端側(エンジンと反対側端)にカウンタドライブギヤ2
30がスプライン嵌合された出力軸220とからなる第
1の軸線200、該第1の線200の入力軸210と出
力軸220との間に設けられた第1の遊星歯車変速機構
300、前記第1の軸線200に平行して並設され、一
端は前記第1の軸線200のカウンタドライブギヤ23
0に噛合したカウンタドリブンギヤ430がスプライン
嵌合されるとともにベアリング411を介して自動変速
機ケースに支持され、他端側(エンジン側)はベアリン
グ412を介して自動変速機のケースに支持された長軸
である入力軸410と、該入力軸410の他端側にテー
パードローラベアリング421及び422を介して回転
自在に支持された短軸であり、出力歯車440が設けら
れた出力軸420とからなる第2の軸線400、前記長
軸であるカウンタ軸410と短軸である出力軸420と
の間に設けられた第2の遊星歯車変速機構500、前記
第2の軸線400と並列され、前記第2の軸線400の
出力歯車440と噛合するヘリカル駆動大歯車610を
有するディファレンシャル600からなる。
トルクンバータ100は、エンジン出力軸101に連結
されたフロントカバー102と、該フロントカバー10
2に連結されたポンプインペラ103と、出力軸110
に連結されたタービンランナ105と一方向クラッチ1
06を介して自動変速機のケースに連結されたステータ
107と、直結クラッチ108とからなる。
第1の軸線200の入力軸210と出力軸220との間
に設けられた第1の遊星歯車変速機構300は、フロン
トプラネタリギヤセット310、リヤプラネタリギヤセ
ット320、第1の多板クラッチ330、該第1の多板
クラッチ330の係合及び解放を行う油圧サーボ33
1、第2の多板クラッチ340、その油圧サーボ34
1、第1の多板ブレーキ350、その油圧サーボ35
1、第2の多板ブレーキ360、その油圧サーボ36
1、一方向クラッチ370、380を有する。
第2の軸線400の入力軸410と出力軸420との間
に設けられた第2の遊星歯車変速機構500は、プラネ
タリギヤセット510、多板ブレーキ520、その油圧
サーボ521、多板クラッチ530その油圧サーボ53
1及び一方向クラッチ540とからなる。
ディファレンシャル600は、前記出力歯車440と噛
合する駆動大歯車610と、該駆動大歯車610にボル
トで締結され、両側に突出した支軸がベアリングを介し
て自動変速機ケースに回転自在に支持された差動歯車箱
(ギヤボックス)620と、該ギヤボックス620に両
端が支持されるとともにピンで固定され、前記ギヤボッ
クス620の回転方向に設けられた小歯車軸630と、
該小歯車軸630に回転自在に支持され、対抗して前記
ギヤボックス620内に設けられた一対の差動小歯車6
40及び650と、それぞれ該差動小歯車640及び6
50の両方に噛合された一方の差動大歯車660及び他
方の差動大歯車670と、それぞれの差動大歯車に連結
した一方の車軸680及び他方の車軸690とからな
る。
この自動変速装置は、エンジンとの締結面700Aが開
口し、トルクンバータ100が収納されたトルクコンバ
ータハウジング710、エンジン反対側面が開口し、デ
ィファレンシャル600が収納されたディファレンシャ
ルハウジング720、第2の軸線400の他端側(エン
ジン側)を支持する支壁部730とからなるトルクコン
バータ700と、第1の遊星歯車変速機構300が収納
された第1ルーム811及び、第2の遊星歯車変速機構
500が収納された第2ルーム812とからなるトラン
スミッションルーム810、ディファレンシャルハウジ
ング720の開口部を蓋するディファレンシャルルーム
側壁部820とからなるトランスミッションケース80
0と、トルクコンバータ100と反対側壁に締結された
リヤカバー900とからなる自動変速機ケースに装着さ
れている。910は自動変速機の油圧制御装置であり、
トルクコンバータ100と第1の遊星歯車変速機構30
0との中間に設けられたオイルポンプ130の吐出油を
ライン圧に調圧して油圧サーボ、トルクコンバータ及び
潤滑必要部へ作動油または潤滑油として出力する。
この構成において、第2の軸線400の入力軸410に
は、第1の軸線のカウンタドライブギヤ230と第2の
軸線のカウンタドリブンギヤ430との伝動により図示
右方向にスラスト荷重F1(一例として前進エンジンド
ライブ状態最大時に720Kg)と、更にプラネタリギ
ヤユニット510内での伝動により図示右方向のスラス
ト荷重F2(一例として前進エンジンドライブ状態最大
時に830Kg)がリングギヤ511、その連結ディス
ク512を介して加わり、また出力歯車440とディフ
ァレンシャルの駆動大歯車610との伝動によりテーパ
ードローラーベアリング421、422を介して図示左
方向のスラスト荷重F3(一例として前進エンジンドラ
イブ状態最大時に1850Kg)が前記入力軸410に
加わり、これらスラスト荷重は前記第2の軸線400の
入力軸410上で相殺される。
さらに、カウンタドリブンギヤ430とカウンタドライ
ブギヤ230との伝動により生じるラジアル荷重(一例
として前進エンジンドライブ状態最大に1580Kg)
はベアリング411で受け、出力歯車440とディファ
レンシャル600の駆動大歯車610との伝動により生
ずるラジアル荷重(一例として前進エンジンドライブ状
態最大に2930Kg)は前記テーパードローラベアリ
ング421及び422を介して第2の軸線400の入力
軸410で受け、このためにテーパードローラベアリン
グ421及び422は大きなラジアル荷重とモーメント
荷重とに耐えるための大型のものが必要であるとともに
寿命が短くなっていた。また、第2の軸線400の入力
軸410は、一端側がギヤカバー900にベアリング4
11を介して回転自在に支持され、他端はトルクコンバ
ータケースの支壁部730にベアリング412を介して
回転自在に支持されており、伝動時においてカウンタド
リブンギヤ430及び出力歯車440が受けるラジアル
荷重は両ギヤの支持部である入力軸410のA点及びB
点に曲げ応力を生じ、これら作用点が入力軸410の支
点であるベアリング411及び412の間にあるため、
入力軸410は大きな曲げ応力により、入力軸410の
中央で0.7mm程度の変位が生じる。
次に本発明を第2図に示す一実施例に基づき説明する。
本発明では第2の軸線400は、長軸であるカウンタ軸
1と短軸である入力軸2とからなる。カウンタ軸1は一
端側は一対のテーパードローラベアリング11、12を
介してカウンタドリブンギヤ430に支持され、更に該
カウンタドリブンギヤ430にハブ431に嵌られたベ
アリング432を介して自動変速機ケースのリヤカバー
900に回転自在に支持されており、先端は段121及
び131付大径部10となっており、該先端部大径部1
0の軸心にエンジン側から形成された軸穴14がトルク
コンバータケースの第2の軸線の支持部730に設けた
支軸嵌着用穴732に外から嵌込まれてボルト773で
締結して突設された支軸731に幅の広いローラベアリ
ング16を介して外嵌されて回転自在に支持されてい
る。第2の軸線400の入力軸2は、カウンタドリブン
ギヤ430から他端側(エンジン方向)に突設されたイ
ンナスプライン21付シリンダ22の構成を有する。第
2の軸線400の入力軸2とカウンタ軸1との間に設け
られた第2の遊星歯車変速機構500は、プラネタリギ
ヤセット3、多板ブレーキ4、トランスミッションケー
ス800の第2ルーム812中央に設けられた中間壁8
50の他端側に形成され、多板ブレーキ4を係合または
解放させる油圧サーボ5、多板クラッチ6、カウンタ軸
1の他端に設けられた大径部10に溶接されたパーキン
グフランジ15の一端側壁に形成され、該多板クラッチ
6を作動させるための油圧サーブ7、及び一方向クラッ
チ8からなる。
プラネタリギヤセット3は、カウンタドリブンギヤ43
0に突設されたシリンダ状出力軸22にスプライン嵌合
されるとともに、スナップリング25で固定されたリン
グギヤ31、カウンタ軸1の一端側に設けられた段17
とカウンタ軸1の一端に螺合されたストッパーリング1
8との間に固定されたキャリヤ32、カウンタ軸1の段
12とキャリヤ32との間にカウンタ軸1に回転自在に
外嵌されたサンギヤ軸34に設けられたサンギヤ33、
キャリヤ32に回転自在に支持されリングギヤ31とサ
ンギヤ33とに噛合したプラネタリギヤ35とからな
り、キャリヤ32の先端部32Aにはガバナドライブギ
ヤ36が溶接されている。
多板ブレーキ4は、サンギヤ軸34の先端に溶接された
ハブ41を介してトランスミッションケース800とサ
ンギヤ軸34をトランスミッションケース800に固定
したり、該固定を解放したりし、クラッチ6はハブ41
を介してサンギヤ軸34とパーキングフランジ15との
係合または解放を行う。
一方向クラッチ8は、中間壁850の一端側に突設され
た筒状部851とサンギヤ軸34との間に取り付けられ
ている。
この第2遊星歯車変速機構500は、ブレーキ4が解放
されたクラッチ6が解放されているとき、動力はサンギ
ヤ33がキャリヤ32と固定されるためカウンタドリブ
ンギヤ430入力軸2リングギヤ31プラネタリ
ギヤ35キャリヤ32(サンギヤ33)カウンタ
軸1、(サンギヤ軸34、クラッチ6、パーキングフ
ランジ15及びカウンタ軸1)出力歯車440の順で
伝達されて減速比は1となり、ブレーキ4が係合されク
ラッチ6が解放されているときはサンギヤ軸34がトラ
ンスミッションケース800に固定されるので動力は、
カウンタドリブンギヤ430入力軸2リングギヤ3
1キャリヤ32カウンタ軸1出力歯車440の順
で伝達され、減速運転がなされる。
またこの第2遊星歯車変速機構500は、伝動時におい
て、カウンタ軸1にはカウンタドリブンギヤ430と第
1の軸線200のカウンタドライブギヤ230との間の
伝動による曲げ応力がA点を作用点として加わり、出力
歯車440とディファレンシャルの駆動大歯車610と
の間の伝動による曲げ応力が、B点を作用点として生じ
る。この場合においてカウンタドリブンギヤ430で伝
達されるトルクの最大値は減速前であるため、減速後で
ある出力歯車440で伝達されるトルクより小さく、こ
れにより伝動時に発生しA点を作用点とするラジアル荷
重も小さくなるためカウンタドリブンギヤ430を支持
している一対のテーパードローラベアリング11及び1
2は、従来の如く出力歯車440を入力軸410に回転
自在に支持するためのベアリングより小型化できる。
またカウンタ軸1には、第1の軸線のカウンタドライブ
ギヤ230と第2の軸線のカウンタドリブンギヤ430
とがヘリカルギヤであることにより、図示右方向のスラ
スト荷重F1(720Kg)がテーパードローラベアリ
ング11及び12とキャリヤハブ321とを介して段1
7に加わり、ヘリカルギヤを用いているプラネタリギヤ
セット3で発生し、リングギヤ31から入力軸2、入力
ギヤ430、テーパードローラベアリング11、12及
びキャリヤハブ321を介して段17に図示右方のスラ
スト荷重F2(830Kg)が加わり、カウンタ軸1の
出力歯車440とディファレンシャルの駆動大歯車61
0とがヘリカルギヤであることにより図示左方のスラス
ト荷重F3(1850Kg)が加わる。スラスト荷重F
1とF2の合力はスラスト荷重F3が受け持つ図示左方
の負荷とにより相殺されるが差分はF3−F2−F1と
なりスラスト荷重1850−830−720=300
(Kg)はスラストベアリング111及び112が受け
持つ。
以上のごとく、本発明の車両用自動変速機は、第2の軸
線400におけるカウンタ軸1を長軸とし、カウンタ軸
1の径方向外側にカウンタドリブンギヤ430をテーパ
ードローラベアリング11、12を介して配設すること
により第1の軸線200のカウンタドライブギヤ230
と第2の軸線400のカウンタドリブンギヤ430との
噛合によって生ずるスラスト荷重F1と、第2の遊星歯
車変速機構500により生ずるスラスト荷重F2とを長
軸であるカウンタ軸1に伝達せしめ、出力歯車440と
ディファレンシャルの駆動大歯車610との伝動により
生ずるスラスト荷重F3とで相殺することにより、のこ
るスラスト荷重をトランスミッションケース900によ
って受けさせ、ラジアル荷重の小さいカウンタドリブン
ギヤ430をテーパードローラベアリング11、12で
支持し、ラジアル荷重の大きい出力歯車440はローラ
ベアリング16によりトランスミッションケースに支持
されるので、コンパクトで耐久性の優れたテーパードロ
ーラベアリングの配設構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用自動変速機の断面図、第2図は本
発明にかかる車両用自動変速機の第2の軸線部分の断面
図である。 100……トルクコンバータ 300……第1の遊星歯車変速機構 500……第2の遊星歯車変速機構 1……カウンタ軸 230……カウンタドライブギヤ 430……カウンタドリブンギヤ 440……出力歯車 200……第1の軸線 400……第2の軸線 600……ディファレンシャル 610……駆動大歯車 11、12……テーパードローラベアリング 16……ローラベアリング 800……トランスミッションケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−39345(JP,A) 特開 昭52−32460(JP,A) 特開 昭52−67451(JP,A) 特開 昭53−26027(JP,A) 特開 昭57−173642(JP,A) 特開 昭57−190151(JP,A) 特公 昭50−19839(JP,B2) 実公 昭42−19720(JP,Y1) 実公 昭50−43659(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一軸線の周りに回転する入力回転部材と
    出力回転部材とを有するトルクコンバータと、 同一軸線の周りに回転する入力回転部材と出力回転部材
    とを有し、その間の変速比を遊星歯車機構の摩擦係合装
    置による切換によって選択的に変化させる第1の遊星歯
    車変速機構と、 同一軸線の周りに回転する入力回転部材と出力回転部材
    とを有し、その間の変速比を遊星歯車機構の摩擦係合装
    置の切換によって選択的に変化させ、直結段と減速段を
    有する第2の遊星歯車変速機構と、 カウンタ軸と、 カウンタドライブギヤと、 カウンタドリブンギヤと、 出力歯車と、 駆動大歯車と、該駆動大歯車に駆動されるディファレン
    シャルとを有し、 前記トルクコンバータと前記第1の遊星歯車変速機構と
    前記カウンタドライブギヤとは第1の軸線に沿って前記
    トルクコンバータの出力回転部材が前記第1の遊星歯車
    変速機構の入力回転部材と駆動連結され、前記第1の遊
    星歯車変速機構の出力回転部材が前記カウンタドライブ
    ギヤと駆動連結するように配置し、 前記カウンタドリブンギヤと前記第2の遊星歯車変速機
    構と前記カウンタ軸と前記出力歯車とは前記第1の軸線
    に平行な第2の軸線に沿って配置され、前記カウンタ軸
    が前記カウンタドリブンギヤと前記第2の遊星歯車変速
    機構とをこの順に貫通して延在するように配置し、 前記カウンタドリブンギヤは前記カウンタドライブギヤ
    と噛合すると共に、前記カウンタ軸に対し相対的に回転
    可能に支持されかつ前記第2の遊星歯車変速機構の入力
    回転部材と駆動連結され、前記第2の遊星歯車変速機構
    の出力回転部材は前記カウンタ軸に駆動連結され、前記
    カウンタ軸は前記出力歯車に駆動連結するように配置
    し、 前記第2の軸線に平行で前記出力歯車に噛合する駆動大
    歯車と、該駆動大歯車に駆動される前記ディファレンシ
    ャルとを配置し、 前記カウンタドリブンギヤは前記カウンタ軸の一端側で
    該カウンタ軸に対し径方向外側でテーパードローラベア
    リングにより支持され、前記出力歯車は前記カウンタ軸
    の他端に駆動連結され、かつ前記出力歯車の径方向内側
    でトランスミッションケースにローラベアリングにより
    支持されるように配置したことを特徴とする車両用自動
    変速機。
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