JPS6246520Y2 - - Google Patents

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JPS6246520Y2
JPS6246520Y2 JP18227684U JP18227684U JPS6246520Y2 JP S6246520 Y2 JPS6246520 Y2 JP S6246520Y2 JP 18227684 U JP18227684 U JP 18227684U JP 18227684 U JP18227684 U JP 18227684U JP S6246520 Y2 JPS6246520 Y2 JP S6246520Y2
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JP
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seating
work pallet
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seated
pallet
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JP18227684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワークパレツトの固定装置に係わ
り、マニシングセンタ等の割出しテーブルに、工
作物が取付けらた多数のワークパレツトが順次自
動搬送され、この搬送されたワークパレツトをテ
ーブルに着座固定する装置に関する。
〔従来の技術〕
マニシングセンタの精度は年々向上し、現在で
は加工精度が0.001〜0.005mmを保証することが要
求される段階になつてきており、その加工精度に
影響を及ぼすワークパレツト自体の精度は無論の
こと機械本体にワークパレツトが着座したときの
精度が問題になる。それは、機械本体に対して多
数のワークパレツトが存在し、全ワークパレツト
に渡つて機械本体への着座精度が補償されなけれ
ばならないからである。
従来のワークパレツトの固定は、マニシングセ
ンタのテーブルの対角線上に2個の位置決めピン
が突設されているとともに、ワークパレツトの下
面にその位置決めピンに嵌合して位置決めされる
ブツシングが設けられ、ワークパレツトの下面が
テーブルの上面に平面的に着座して固定されてい
た。しかし、位置決めピンとブツシングとの間に
は隙間が必要であり、そのため、たとえワークパ
レツトを締付け固定してもその隙間の分だけワー
クパレツトが微動する可能性がある。また、着座
面が平面であるために塵埃等が挟み込まれて着座
精度を低下させ易く、上記のような加工精度を補
償するには、このような構造では非常に難しかつ
た。
そこで、テーブル上面の対角線上の四隅に4個
の位置決めピンを設けてこの位置決めピンの先端
を円錐形状に形成するとともに、この各位置決め
ピンに対応してワークパレツト下面にもブツシン
グを4個設けるとともに上記位置決めピンを嵌合
するように円錐形状に形成し、ワークパレツトの
着座と荷重をその4個の各円錐部で受け持つよう
にし、着座面への塵埃等の挟み込みなどを少なく
した構成がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のワークパレツトの固定装置
では、各位置決めピンとブツシングとの着座地に
おける垂直方向および水平方向位置を非常に正確
にする必要があり、これを多数のワークパレツト
に実施するのは容易なことではない。また、それ
ぞれの位置精度を高めても位置決めピンとブツシ
ングの各円錐部が全て同時に接触することは難し
いので、隙間が生じてワークパレツトが微動して
しまう。そのため、隙間を無くすために強力な締
付け力によつて歪ませて円錐部を合せているが、
歪みが多くなり、従つて着座精度が悪くなる問題
があつた。
本考案は上述のような点に鑑みなされたもの
で、着座部材の精度を緩和しつつワークパレツト
の着座精度および剛性を高めたワークパレツトの
固定装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、工作機械におけるテーブル1の上面
に先端に円錐形の着座部10,16を形成した着
座部材9a,9b,9c,9dをテーブル1の中
心点を中心とした対角線上の四隅に設け、このテ
ーブル1上に着座固定されるワークパレツト25
の下面に上記各着座部材9a,9b,9c,9d
に着座する円錐形に開口された着座受部34を形
成した着座受部材30をワークパレツト25の中
心点を中心とした上記着座部材に対応する対角線
上の四隅に設け、そして、一方の対角線上の上記
着座部材9a,9bおよびこの着座部材9a,9
bに着座する各着座受部材30を上記テーブル1
およびワークパレツト25にそれぞれ固定して設
け、また、他方の対角線上の上記着座部材9c,
9dおよびこの着座部材9c,9dに着座する各
着座受部材30をその着座部材9c,9dおよび
各着座受部材30の少なくとも一方を着座時に水
平方向に微動可能に設けたワークパレツトの固定
装置である。
〔作用〕
本考案は、テーブルおよびワークパレツトに固
定した一方の対角線上の着座部材および着座受部
材により、テーブルに対してワークパレツトを位
置決めして支持し、また、一方が水平方向に微動
可能に設けた他方の対角線上の着座部材および着
座受部材により、テーブルに対してワークパレツ
トを水平方向に微動可能に支持するものである。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例の構成を図面を参照して
説明する。
1はマニシングセンタ等の工作機械における円
形の割出しテーブルで、このテーブル1の中央部
にはクランパ2が昇降可能に突設されている。こ
のクランパ2は、例えば油圧によつて昇降作動さ
れる昇降軸3の上端に後述するワークパレツト2
5の移動方向である第1図のX軸方向に長尺の長
方形のクランパ板4が設けられ、このクランパ板
4の上記X軸方向に対して直角方向の両側部のク
ランパ縁部5にはクランパ板4の上面に突出する
複数のローラ6が上記X軸方向に回転自在に軸支
されている。
また、テーブル1の上面の四隅には各着座部材
9a,9b,9c,9dがそれぞれ設けられてい
る。この着座部材9a〜9dのテーブル1の中心
点を中心として対称位置にある一方の一組の着座
部材9a,9bは、第3図に示すように(図は着
座部材9aを示す)、上端が絞られた円錐形の着
座部10と、ボルト11によりテーブル1の上面
に固定される固定部12と、テーブル1に開口さ
れた位置決め孔1aに嵌入されて位置決め固定さ
れる位置決め突部13とから構成され、テーブル
1に対してこの着座部材9a,9bは位置決め固
定されている。また、この着座部材9a,9bの
中心には流通孔14が開口され、上記テーブル1
の位置決め孔1aの底部に貫通開口された流出孔
1bから流出される圧縮空気が着座部10の先端
の流通孔14から吹き出されるようになつてい
る。また、この着座部材9a,9bのうち一方の
着座部材9aに対して他方の着座部材9bの着座
部10は、テーブル1の中心点の着座部材9aに
対する延長線方向の両側部が削り取られて非規制
部15が形成されている。
また、他方の着座部材9c,9dは、第4図に
示すように、上端が絞られた円錐形の着座部16
と、テーブル1の上面に接合される取付部17
と、テーブル1に開口された位置決め孔1aに水
平方向に移動可能に嵌入される突部18とから構
成され、この取付部17の上記X軸方向の両側上
面をボルト19によりテーブル1に固定された支
持体20が摺動可能に保持し、テーブル1に対し
てこの着座部材9c,9dは水平方向に微動可能
に取付けられている。また、この着座部材9c,
9dの中心には流通孔21が開口され、上記テー
ブル1の位置決め孔1aの底部に貫通開口された
流出孔1bから流出される圧縮空気が着座部16
の先端の流通孔21から吹き出されるようになつ
ている。
25は略正方形に形成されたワークパレツト
で、このワークパレツト25の下面に、ワークパ
レツト25の搬送方向である第1図のX軸方向に
沿つて上記クランパ2に嵌入する嵌合溝26が設
けられ、この嵌合溝26の下端両縁部に固定突部
27が設けられている。また、このワークパレツ
ト25の四隅には上記テーブル1の各着座部材9
a〜9dに対応して着座受部材30がそれぞれ設
けられている。この着座受部材30は、ワークパ
レツト25の下面に開口形成した位置決め孔25
aに嵌入される位置決め突部31と、ワークパレ
ツト25の下面にボルト32により固定される固
定部33と、上記着座部材9a〜9dの各着座部
10,16と嵌合する下方に向かつて開口する円
錐形の着座受部34とから構成されている。
そうして、第1図のX軸方向から搬送されて来
たワークパレツト25を、そのワークパレツト2
5の嵌合溝26に上昇状態のクランパ板4が嵌入
してローラ6上に受取る。そして、ワークパレツ
ト25がテーブル1に対する所定位置に達した時
点でクランパ2は引下げられ、このクランパ2の
引下げにより、テーブル1上の各着座部材9a〜
9bにワークパレツト25の各着座受部材30が
嵌合して着座し、また、クランパ2のクランパ縁
部5が嵌合溝26下端に固定縁部27の上面に係
止して引下げることにより、ワークパレツト25
はテーブル1に着座固定される。
この各着座部材9a〜9dに各着座受部材30
が嵌合して着座する際、着座部材9aが位置決め
基準となり、着座部材9bは着座部材9aを中心
として回動するワークパレツト25の回動位置を
規制してワークパレツト25を支持する。なお、
着座部材9a,9bの間の対角線上の距離は着座
する着座受部材30,30の間の対角線上の距離
と同一であることが望ましいが、たとえその間に
寸法差があつても、着座受部材30に対して着座
部材9bは、その着座部材9bの着座部10に設
けられた非規制部15により着座部材9aとの対
角線上方向に微動が可能なので問題はない。ま
た、着座部材9c,9dに着座受部材30が着座
する際、その着座部材9c,9dと着座受部材3
0との着座位置がずれてると、着座部材9c,9
dは水平方向に微動して着座位置修正するので、
この着座部材9c,9dの各着座部16と着座受
部材30の各着座受部34とは無理なく密着して
着座し、ワークパレツト25を支持する。
また、テーブル1の着座部材9a〜9dにワー
クパレツト25の着座受部材30が着座する際、
着座部材9a〜9dの着座部10,16の流通孔
14,21から空気を吹き出すことにより、着座
部10,16の円錐面と着座受部34の円錐面と
のを掃を行ない、塵埃等の挟み込みを防止する。
なお、4個の着座部材9a〜9dの着座部1
0,16と着座受部材30の着座受部34とが同
時に接触して着座する条件は、各位置の他に各着
座部10,16および各着座受部34の円錐部の
高さ、直径、円錐角等が揃つていなければならな
いが、各位置関係を除くこれらは部品製作におい
て特定のゲージを使用して寸法を揃えることは容
易に行なうことができる。
また、上記実施例ではテーブル1側に設けた着
座部材9c,9dを水平方向に微動可能に設けて
いたが、この着座部材9c,9dに着座する着座
受部材30をワークパレツト25の下面に水平方
向に微動可能に設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、テーブルおよびワークパレツ
トの対角線上の四隅に設けられる着座部材および
着座受部材を、一方の対角線上の着座部材および
着座受部材は固定して設けて、ワークパレツトを
テーブルに位置決めして支持し、また、他方の対
角線上の着座部材および着座受部材はそのいずれ
か一方を水平方向に微動可能に設けて、着座時に
着座部材と着座受部材との着座位置に誤差があつ
ても水平方向に微動してワークパレツトをテーブ
ルに支持するので、固定される一方の対角線上の
着座部材および着座受部材のテーブルおよびワー
クパレツトへの装着の寸法精度を正確にすれば、
他方の対角線上の着座部材および着座受部材はワ
ークパレツトを支持するのみであるため水平方向
の位置に誤差があつても問題はなく、そのため、
テーブルおよびワークパレツトへの着座部材およ
び着座受部材の装置位置の精度は緩和され、その
装着加工は容易になり、また、各着座部材と着座
受部材とは無理なく確実に接触されるので着座は
安定し、従つて、ワークパレツトの着座精度およ
び着座剛性を向上することができ、また、機械側
のテーブルとパレツトに着座時の温度差があつて
着座部の位置差が生じていてもそれに対応でき、
かつ着座後に温度差が生じても安定が保持され、
しかも、温度差または温度上昇による機械に対し
ての変位も一定の方向性を持つので、加工精度の
向上のための対策が容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワークパレツトの固定装置の
一実施例を示す平面図、第2図はその側面図、第
3図および第4図はその要部の拡大断面図であ
る。 1……テーブル、9a,9b,9c,9d……
着座部材、10,16……着座部、15……非規
制部、25……ワークパレツト、30……着座受
部材、34……着座受部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 工作機械におけるテーブルの上面に先端に円
    錐形の着座部を形成した着座部材をテーブルの
    中心点を中心とした対角線上の四隅に設け、こ
    のテーブル上に着座固定されるワークパレツト
    の下面に上記各着座部材に着座される円錐形に
    開口する着座受部を形成した着座受部材をワー
    クパレツトの中心点を中心とした上記着座部材
    に対応する対角線上の四隅に設けてなり、 上記着座部材および着座受部材は、一方の対
    角線上の着座部材およびこの着座部材に着座す
    る着座受部材を上記テーブルおよびワークパレ
    ツトに固定して設け、また、他方の対角線上の
    着座部材およびこの着座部材に着座する着座受
    部材をその着座部材および着座受部材の少なく
    とも一方を着座時に水平方向に微動可能に設け
    たことを特徴とするワークパレツトの固定装
    置。 (2) テーブルまたはワークパレツトに固定される
    対角線上に2個の着座部材のうち一方の着座部
    材は、着座部の対角線上方向の両端部を切り欠
    いて非規制部を形成したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のワークパレツ
    トの固定装置。
JP18227684U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPS6246520Y2 (ja)

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JPS6196640U JPS6196640U (ja) 1986-06-21
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JPH0611733Y2 (ja) * 1986-10-30 1994-03-30 日東工器株式会社 ワ−ク取り付け用パレツト
DE3729601C1 (de) * 1987-09-04 1988-10-27 Erowa Ag Vorrichtung zum Aufspannen eines Werkstueckes oder Werkzeuges
JP7105678B2 (ja) * 2018-11-19 2022-07-25 三菱電機株式会社 連結装置、加工装置、および連結装置の組立方法

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JPS6196640U (ja) 1986-06-21

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