JPH0671678B2 - 溶接定盤装置 - Google Patents

溶接定盤装置

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JPH0671678B2
JPH0671678B2 JP60215598A JP21559885A JPH0671678B2 JP H0671678 B2 JPH0671678 B2 JP H0671678B2 JP 60215598 A JP60215598 A JP 60215598A JP 21559885 A JP21559885 A JP 21559885A JP H0671678 B2 JPH0671678 B2 JP H0671678B2
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脩 馬場
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、板材相互を突き合わせ溶接する場合に使用す
る新規構成の溶接定盤装置に関するものである。
「従来の技術」 長尺の板材相互の突き合わせ溶接は、一般的に、まず板
材相互を定盤上に並べてそれぞれの開先部を定盤上で突
き合わせた状態にし、次ぎに各板材の浮き上がりや隣接
する板材相互の開先部の位置ずれ(目違い)を修正し、
次ぎに隣接した板材相互の開先部に適当な間隔で点溶接
を施すなどして板材相互を仮止めし、次ぎに両板材の開
先部の全長に亙って本来の溶接を施す等の手順で実施さ
れている。
ところで、従来より、定盤上に並べた板材の浮き上がり
の修正、あるいは隣接した板材相互の開先部の位置ずれ
の修正には、金矢と呼ばれている一種のくさびを利用す
る方法が採られてきた。
この方法は、第6図に示すように、定盤1上に載置され
た板材2と、該板材2の上面から適当に間隔をあけた位
置に固定される部材3との間に、金矢4を打ち込んで、
その部分の板材2を定盤1に押し付けるもので、ここに
示した例では、前記部材3は電磁石盤5に突設されてお
り、該電磁石盤5が電磁力によって板材2の上面に固定
されるようになっている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが、前述のように、金矢を打って板材の浮き上が
りや開先部の位置ずれを修正する方法では、板材の浮き
上がりの程度や開先部相互の位置ずれの程度を計測する
作業者が必要であり、自動化に不向きであるという問題
があった。
また、金矢を打ち込む場合にも、浮き上がりの程度や開
先相互の位置ずれの程度に合わせて、作業者が金矢を打
ち込む力を加減しなければならず、作業性が悪いという
問題があった。
しかも、溶接すべき板材2が、アルミニウム合金等の場
合には、磁石が使用できない。
この発明は、前述の問題を解決すべく提案されたもの
で、定盤の上に載置した板材を真空ポンプを操作するこ
とによって拘束することができ、したがって、定盤の上
に載置された板材の浮き上がりや板材相互の開先部の位
置ずれを、金矢を使用せずに修正することができ、自動
化に適するとともに、長尺の板材相互を突き合わせ溶接
する際の作業性を向上させることのできる溶接定盤装置
を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明に係る溶接定盤装置では、定盤本体の上に搭載し
た板材の開先部の高さを合わせて溶接を行なうために、
定盤本体上に板材の溶接方向に沿って配され板材の下面
を支持して開先部の高さを設定する基準面と、該基準面
の近傍に間隔を空けて配され板材の下面に接触させられ
る上面を有する複数の吸着用位置決め部材と、該吸着用
位置決め部材に近接状態に配され真空力により板材の下
面を吸引して吸着用位置決め部材の上面に接触状態とす
る複数のバキュームパッドとを具備する構成を採用して
いる。
「作用」 定盤本体の上に搭載した板材が、完全な平面状態になっ
ていれば、板材の下面が複数の吸着用位置決め部材の上
面に等しく接触して、開先部の高さがすべての箇所で正
確に設定されるが、板材に凹凸が存在していると、板材
が自由状態のままでは凹凸の存在に基づいて、板材の下
面が吸着用位置決め部材の上面に接触する部分と接触し
ない部分とが発生し、開先部の高さがばらつくことにな
る。
その際に、バキュームパッドの真空力により板材の下面
を吸引すると、バキュームパッドの近接位置において、
板材の下面が部分的に下方に引き付けられて、吸着用位
置決め部材の上面に複数箇所ですべて接触した状態とな
る。したがって、吸着用位置決め部材の上面の近傍位置
で開先部の高さが揃えられるとともに、板材が定盤本体
に固定される。
「実施例」 第1図は本発明に係る溶接定盤装置の一実施例の平面図
である。
この溶接定盤装置は、3枚の長尺の板材2相互を突き合
わせ溶接する場合を示したもので、所定の間隔をあけて
並べられた3台の定盤本体10から構成されており、各定
盤本体10の上に載置された板材2相互の高さ位置を合わ
せる。
前述の各板材2は、長手方向に沿った側端を突き合わせ
溶接するもので、それぞれの側端には開先が取られ、開
先部Kが形成されている。
各定盤本体10は、第2図及び第3図から理解されるよう
に、型鋼を4角形に枠組みして板材2の載る基準面11を
板材2の周縁に沿って形成した上部枠12と、該上部枠12
を所定の高さに設定する脚13と、前記板材2に対してそ
の長手方向に延びる上部枠12の両側部材12a・12a間に橋
渡しされたパッド支持部材14とを基本構成としたもの
で、隣接した定盤本体10相互の隣合った側部材間には、
溶接時の熱の影響を受けないように、所定の間隔があけ
られている。
前記パッド支持部材14は、前記板材2の長手方向に所定
の間隔をあけて複数箇所(この実施例では、1000mmピッ
チで16箇所)に、かつ、前記基準面11より下がった位置
に橋渡しされている。
それぞれのパッド支持部材14には、前記板材2を下面側
から吸着するバキュームパッド15と、このバキュームパ
ッド15の両側で前記板材2の下面の位置を規制する吸着
用位置決め部材16とが設けられており、前記吸着用位置
決め部材16の上面16aの位置は、前記基準面11に合わせ
られている。
前記バキュームパッド15は、第4図に示すように、上方
を開放した受け皿状をなして前記板材2の下面に当接す
るパッド17に管部材18が連結され、この管部材18が真空
ポンプ(図示略)に接続されて、真空圧によって前記基
準面11上に載置された板材2を吸着して板材2の拘束を
なすもので、板材2の中央が浮き上がっているような場
合にも確実に吸着して拘束できるように吸着力の設定が
なされている。また、このバキュームパッド15の前記パ
ッド支持部材に対する取り付けは、前記管部材18をパッ
ド支持部材14に形成した切り欠き14aに嵌合させた上
で、パッド支持部材14の上下両側から管部材18に螺合し
たナット19を締め付けるという構造を採っており、前記
ナット19の操作によって簡単にパッド17の高さを調節で
きるようにされている。
以上のような構成をなす溶接定盤装置においては、定盤
本体10における基準面11に板材2を搭載した場合、板材
2が、完全な平面状態になっていれば、板材2の下面が
複数箇所に配された吸着用位置決め部材16の上面16aに
等しく接触することになるので、第2図に示すように、
開先部Kの高さがすべての複数箇所で一致する正確な設
定がなされる。
しかし、板材2に凹凸が存在していると、板材2を基準
面11に搭載したままでは、板材2に自身の重量のみが加
わるだけで自由状態に近く、板材2に凹凸が存在してい
ることに基づいて、板材2の下面が吸着用位置決め部材
16の上面16aに接触する部分と接触しない部分とが発生
し、開先部Kの高さがばらついてしまうことになる。
その際に、真空ポンプを作動させて、バキュームパッド
15の真空力により板材2の下面を下方に吸引すると、板
材2の下面が、バキュームパッド15の近接位置(第1図
や第2図では両側の近接位置)において部分的に下方に
引き付けられて、吸着用位置決め部材16の上面16aの数
だけ、上面16aに接触した箇所が生じる。
したがって、吸着用位置決め部材16の上面16aの近傍位
置で、基準面11に沿って開先部Kの高さが揃えられると
ともに、板材2が定盤本体10に固定された状態とにな
る。
これらの開先部Kの高さ設定や板材2の定盤本体10への
固定作業は、真空ポンプを作動させることによって、自
動的に行なわれるので、金矢を利用する従来例と比較し
て、作業性が著しく向上するとともに、修正作業や計測
作業等を省略することができる。
なお、前述の実施例では、3枚の板材2相互を溶接する
ものを示したが、前記定盤本体10の数を増減させること
によって溶接する板材2を任意の数に設定できること
は、言うまでもない。
また、前述の一実施例では、板厚の等しい板材2相互を
溶接する場合を示したが、本発明の溶接定盤装置では、
板厚調整用の合板が各種の板厚に対応して用意されてお
り、この合板を利用することによって板厚の異なる板材
相互を溶接する場合でも、良好に溶接することができ
る。第5図は板厚の異なる6種の板材2a〜2f相互を溶接
する場合を示したもので、各板材2a〜2fと各定盤本体10
との間に各板材の合わせて板厚を設定した合板20a〜20f
を介在させることによって、各板材2a〜2fの上面の高さ
位置が合わせられている。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係る溶接定盤装置によれ
ば、以下の効果を奏する。
板材の下面を支持して開先部の高さを設定する基準面
と、板材の下面に接触させられる上面を有する複数の吸
着用位置決め部材と、真空力により板材の下面を吸引し
て吸着用位置決め部材の上面に接触状態とする複数のバ
キュームパッドとを具備するものであるから、板材に凹
凸が形成されている場合にあっても、バキュームパッド
で複数箇所を吸引する簡単な切り替えによって、突き合
せ状態の開先部の高さを溶接方向に沿って同一レベルに
設定し、板材を固定した状態として、溶接作業を正確に
かつ効率よく実施することができる。
金矢を利用する従来例と比較して、作業性が著しく向
上することに加えて、修正作業や計測作業等を省略する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る溶接定盤装置の一実施例の平面
図、第2図は第1図のII-II線に沿う断面図、第3図は
第2図のIII矢視図、第4図は第2図に示したバキュー
ムパッドを矢印IV方向から見たときの拡大図、第5図は
前記一実施例の他の使用例の説明図、第6図は板材相互
の目違い等を修正する従来方向の説明図である。 10……定盤本体、11……基準面、12……上部枠、12a…
…側部材、13……脚、14……パッド支持部材、15……バ
キュームパッド、16……吸着用位置決め部材、16a……
上面、17……パッド、18……管部材、19……ナット、20
a〜20f……合板、K……開先部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定盤本体(10)の上に搭載した板材(2,2a
    〜2f)の開先部(K)の高さを合わせて溶接を行なうた
    めの溶接定盤装置であって、定盤本体上に板材の溶接方
    向に沿って配され板材の下面を支持して開先部の高さを
    設定する基準面(11)と、該基準面の近傍に間隔を空け
    て配され板材の下面に接触させられる上面(16a)を有
    する複数の吸着用位置決め部材(16)と、該吸着用位置
    決め部材に近接状態に配され真空力により板材の下面を
    吸引して吸着用位置決め部材の上面に接触状態とする複
    数のバキュームパッド(15)とを具備することを特徴と
    する溶接定盤装置。
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