JPS6246226B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6246226B2
JPS6246226B2 JP6431982A JP6431982A JPS6246226B2 JP S6246226 B2 JPS6246226 B2 JP S6246226B2 JP 6431982 A JP6431982 A JP 6431982A JP 6431982 A JP6431982 A JP 6431982A JP S6246226 B2 JPS6246226 B2 JP S6246226B2
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JP
Japan
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nozzle plate
nozzle
piezoelectric vibrator
opening
vibration
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Application number
JP6431982A
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English (en)
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JPS58180259A (ja
Inventor
Naoyoshi Maehara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6431982A priority Critical patent/JPS58180259A/ja
Publication of JPS58180259A publication Critical patent/JPS58180259A/ja
Publication of JPS6246226B2 publication Critical patent/JPS6246226B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
    • B05B17/0638Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced by discharging the liquid or other fluent material through a plate comprising a plurality of orifices
    • B05B17/0646Vibrating plates, i.e. plates being directly subjected to the vibrations, e.g. having a piezoelectric transducer attached thereto

Landscapes

  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は灯油・軽油等の液体燃料、水、薬液、
インク等の記録用液体の様な、種々の液体を様々
な目的で微粒化するための霧化装置に関し、さら
に詳しく言えば、圧電振動子等の電気的振動子の
超音波振動を利用して液体の微粒化を行うところ
のいわゆる超音波霧化装置に関するものである。
従来、この種の霧化装置は種々の形式のものが
提案され実用化、ないしは実用化検討がなされて
いる。
最も代表的な超音波霧化装置は、圧電振動子や
磁歪振動子等の超音波振動をホーン形状をした振
巾増巾用振動体に伝達し、ホーン先端の振動振巾
増巾面に液体をポンプ等により滴下して霧化する
ものである。
第2の超音波霧化装置は、液槽の底面に圧電振
動子を設け、液槽の液面近傍に超音波エネルギー
を集中させて液柱を生じさせ、液面近傍での一種
のキヤビテーシヨン現象を利用して霧化するもの
であり、例えば加湿器等に実用化されているもの
である。
第3の超音波霧化装置は、近年フアクシミリ等
の記録装置のインク微粒化装置に用いられている
もので、第1図に示すように、インク液室1の一
端にオリフイス2を、他端に圧電振動子3を設け
たものであり、圧電振動子3の超音波振動による
液室1内の圧力上昇をオリフイス2の近くに伝達
集中し、その圧力上昇によりインク微粒子4を噴
射し微粒化するものであつて、これに類似した
様々の構成の霧化装置が提案されている。
しかしながら、これら従来の霧化装置は、以下
に述べるような欠点を有しており、応用上の大き
な課題となつている。
第1の従来の超音波霧化装置は、振巾増巾用ホ
ーンを必要とし、安定な振動を保証するためには
高い加工精度と面倒な固定条件維持が要求される
上に、ポンプ等の液体供給装置を必要とするもの
であり、このため装置全体が大型化・高価格化せ
ざるを得ないものであつた。また、霧化に要する
エネルギーは、20c.c./分程度の霧化量を得るのに
10ワツト程度を要し、しかも、霧化粒子の粒径や
その均一性、霧化パターン安定性等の霧化性能は
十分なものではなかつた。
第2の超音波霧化装置は、極めて小さい霧化粒
子を得ることができ、かつポンプ等の液体供給手
段を要しないという特徴を有するものであつた
が、その超音波振動周波数として、1〜2MHz程
度の高周波が必要であり、しかも、20c.c./分程度
の霧化量を得るのに50ワツト程度の電力を要する
ものであつた。このためその不要輻射が極めて大
きく、電波障害の発生可能性が高いという重大欠
点を有し、かつ、その駆動回路が極めて高価とな
らざるを得なかつた。さらに、液体の温度や液面
と圧電振動子との距離などによる振動状態の変化
が著しく、結果として安定な霧化動作を維持する
ことが極めて困難であつた。
第3の超音波霧化装置は、霧化粒子径が小さ
く、かつ均一性に優れ、ポンプ等の液体供給手段
を必要としない上に、消費電力が極めて小さいと
いう長所があつたが、インク室1を介して超音波
振動をオリフイス2に伝達するという構成である
ために、超音波によるキヤビテーシヨン気泡がイ
ンク室1内で発生するという欠点を有していた。
このため、インク内の溶存空気を除去することが
必要であり極めて面倒であつた。したがつて、溶
存空気を多量に含む一般的な液体を霧化するため
には、溶存空気を除去する装置を有する霧化装置
とすることが必要であり、装置全体の大型化・高
価格化を余儀なくされるものであつた。
本発明は、上記従来の欠点を一掃した超音波霧
化装置を提供せんとするものである。
第1の目的は構成が極めて簡単でコンパクトで
あり、従つて極めて低価格な霧化装置を提供する
ことである。
第2の目的は消費電力が著しく小さく、しかも
微粒化や粒径の均一性等の霧化性能に優れた霧化
装置を提供することである。
第3の目的は、溶存空気を多量に含む液体であ
つても極めて安定に微粒化することが可能な霧化
装置を実現することである。
本発明はこの目的を達成するために以下に述べ
るような構成により成るものである。
すなわち、液体を充填するための加圧室と、前
記加圧室に臨んで設けたノズルを有するノズル板
と、開口部を設けた電気的振動子とを備え、前記
ノズルが前記開口部に臨むよう前記ノズル板と前
記電気的振動子とを接着すると共に、前記電気的
振動子の振動方向が前記ノズル板に平行になるよ
うに構成し、かつ、前記電気的振動子の振動を、
その振動方向を変換して前記開口部に臨むノズル
板に伝達する方向変換伝達部を設けたものであ
り、この構成により、前記開口部に臨むノズル板
のたわみ振動を極めて効率良く、かつ安定に励起
し前記ノズルを加振することができるものであ
り、この結果、前記加圧室に充填された液体を前
記ノズルから噴射し、微粒化することが可能とな
るものである。
以下本発明の一実施例について図面と共に説明
する。
第2図は本発明の一実施例の霧化装置を適用し
た石油温風機の構成を示す断面図である。
図において、5は温風機のケースであり、6は
操作部、7は制御部である。
燃料である灯油は、タンク8からパイプ9を経
て液面を一定に制御するためのレベラ10に送ら
れる。レベラ10と霧化部11は、パイプ12で
接続され、霧化部11はさらにパイプ13にて燃
焼フアン14の上流に設けたオリフイス15の近
くの負圧発生部16と結ばれている。灯油の液面
はレベラ10により、運転停止時は、液面Aの位
置に制御されているのでパイプ12内の液面は図
中の液面Bとなつている。
操作部6からの運転指令が制御部7に与えられ
ると、制御部7は、燃焼フアン14を駆動するモ
ータ17を起動する。したがつて燃焼用空気が吸
気口18からオリフイス16を通つて吸い込ま
れ、負圧発生部16に、例えば、−30〜−50mmAq
程度の負圧力を発生する。そして、旋回器19に
て旋回気流となつて霧化混合室20に図の矢印の
ように送られ燃焼室21を通つて排気筒22より
排気される。
霧化混合室20の壁面23に固定された霧化部
11は、運転停止時において灯油は充填されてい
ないが、負圧発生部16に発生した負圧力により
パイプ12内の液面Bが上昇しパイプ13内の液
面Cの位置まで上昇してつりあうので、この結果
として灯油で完全に満たされる。
この霧化部11への灯油の充填は、燃焼フアン
14の回転数の上昇に伴う負圧発生部16の負圧
力の増加と共に行われるので、燃焼フアン14の
いわゆるプリパージ時間を霧化部11への充填時
間と兼用することができる。
次に制御部7は、点火器24を起動し、さらに
霧化部11を起動する。従つて霧化部11から
は、霧化混合室20に霧化粒子25を噴霧する。
そして点火器24にて霧化粒子25は着火され、
火炎26を形成して燃焼する。火炎状態は炎状態
センサ27にて検知され、制御部7は、着火検知
信号を受けとると点火器24の動作を停止する。
なお、28は対流フアンである。
このように、本発明の一実施例の霧化装置を適
用して温風機を構成すると、温風機の構造も極め
て簡単でコンパクトなものとなる。
次に、霧化部11についてさらに詳しく説明す
る。第3図は霧化部11のさらに詳しい構成を示
す断面図であつて、第2図と同符号は相当物であ
る。霧化部11は、内部にその直径が10〜15mm、
深さ2〜10mm程度の円柱状加圧室29を有するボ
デイー30を外かく構造体として構成されてお
り、ビス31,32にて霧化混合室の壁面23に
固定されている。加圧室29の開口面(円形)を
閉じるように、ノズル板33が接着層34にて接
着されている。ノズル板33は、厚さ30〜100μ
m程度の金属板であり、その中央部には、直径30
〜100μm程度のノズル35が複数個設けられて
いる。ノズル板33には、直径10〜15mm、厚さ
0.5〜2mm程度の圧電振動子36が接着層37にて
接着されている。圧電振動子36の中央部には、
直径2〜5mm程度の開口部38が設けられ、ノズ
ル板33の一部39が、この開口部38に臨みこ
の開口部38に臨むノズル板39にノズル35が
設けられ、かつ、霧化粒子25の噴射方向を図の
ように分散するために曲面部40が設けられてい
る。したがつて、ノズル35は、圧電振動子36
の開口部38と加圧室29との両方に臨むように
構成されている。圧電振動子36の開口部38の
表面41と、ノズル板の開口部38に臨む部分3
9とは、接着層37と同材料の接着材料により形
成される振動方向変換伝達部42により結合され
ており、後述するように圧電振動子36の振動を
開口部38に臨むノズル板39に有効に伝達する
よう構成されている。43,44は電極であつ
て、圧電振動子36の両面に蒸着又は焼付された
銀、又はニツケル等の金属層である。電極43に
はリード線45が、そして電極44には、ノズル
板33とボデイー30を介してリード線46が接
続されており、リード線45,46を介して、制
御部7より、第4図a,b又はcのような交流電
圧が圧電振動子36に供給されるよう構成されて
いる。供給電圧は霧化すべき霧化量や、タイミン
グなどに応じて第5図a又はbのような交流電圧
として供給することができる。
圧電振動子36は、第6図にその斜視図を示す
ように、円環状を成した圧電セラミツクであり、
印加電圧に応じて図の矢印のようにその径方向に
伸縮歪を生じるように分極処理したものである。
すなわち、横効果を利用した圧電振動子である。
この圧電振動子36の振動による霧化動作につい
てさらに説明する。
第7図a〜cは、第3図の圧電振動子36の開
口部38の近傍の拡大断面図であり第3図と同符
号は相当物である。
第7図aにおいて、圧電振動子36は、第6図
で説明したように、第4図a〜cのような交流電
圧を供給されるとその径方向に伸縮する。正の半
サイクル電圧が印加されると、圧電振動子36は
第7図aにおいてその開口部38の方向に変位を
生じようとするが、電極44側は、接着層37に
て、ノズル板33に接着されているので、電極4
3側に比べて小さい変位しか発生しない。従つ
て、第7図bに矢印で示すように、その変位分布
は、電極43側程大きいものとなる。この変位
は、振動方向変換伝達部42により、開口部38
に臨むノズル板39に伝達されノズル板39に、
点Pを支点とするたわみ変位を生じさせるのであ
る。すなわち、点Qが点Pを支点として点Rを駆
動源として下方に変位するのである。逆に負の半
サイクル電圧が圧電振動子36は前述と逆の変位
を生じ、点Pに対する点R、点Qの移動方向も前
述とは逆となる。
第7図cは、この様子をモデル化して示したも
のであり、圧電振動子36の発生する歪により点
RがR′およびR″の位置に図のようにノズル板3
3に平行に移動する力を、振動方向変換伝達部4
2により、点QのQ′,Q″の位置への移動に変換
して開口部38に臨むノズル板39に伝達するこ
とにより、図の矢印のようなノズル板39のたわ
み振動を励起することができることを示してい
る。
このようにして、開口部38に臨むノズル板3
9のたわみ振動を極めて容易に起動ししかもノズ
ル板33に平行に振動する圧電振動子36の励振
により発生せしめることができる。なお、以上の
説明から明らかなようにノズル板33の外周は必
ずしも開口部38に臨むノズル板39と同一部材
でなくてもよい。
第8図a,bは、上述したノズル板39のたわ
み振動の様子を示すものであり、このたわみ振動
によつて、ノズル35は加振されるのである。
第8図a,bに示したノズル35の加振によつ
て、第3図に示すようなノズル35からの霧化粒
子25の噴霧が実現される。第8図bの状態のと
き、加圧室29内においてノズル35近傍には急
激な圧力上昇が発生し、この圧力上昇によりノズ
ル35から霧化粒子25が噴霧される。第8図a
の状態のとき、ノズル35の近傍は圧力低下する
が、灯油の表面張力のためにノズル35から、空
気が流入することはなく、この結果灯油はパイプ
12より吸い込まれるので、自給ポンプ作用を発
揮することができる。
上述した説明から明らかなように、ノズル板3
9の一回のたわみにより、従つて圧電振動子36
に印加される交流電圧の一サイクルにより、ノズ
ル35一個につき1つの霧化粒子が噴霧されるの
で、ノズル35の直径に応じて、均一で、しかも
小さい粒径の霧化粒子とすることが可能であり、
しかも、その霧化粒子の飛散方向は極めて安定で
ある。そして、その噴射のタイミングや噴霧量の
制御を、第5図bの如き印加電圧の間欠供給によ
つて自由に行うことができる。
20c.c./分程度の霧化量を得るのに要する圧電振
動子36への入力電力は、0.1ワツト程度でよ
く、極めて低消費電力で、しかも霧化特性に優
れ、自給ポンプ作用を有するコンパクトな霧化装
置を実現することができる。
第7図a〜c、および第8図a,bについての
説明から明らかなように、加圧室29内の液体
(灯油)に対して圧電振動子36の振動エネルギ
ーが直接加えられる割合は極めて少なく、ノズル
35の近傍のみでノズル35の加振に基づく超音
波振動エネルギーが、加圧室29内の灯油に加え
られるのみである。このため、加圧室29内での
超音波キヤビテーシヨンによる溶存空気の気泡化
はほとんどなく、また、ごく小さい気泡化が生じ
てもノズル35に極めて近いためノズル35より
噴出されてしまい、霧化動作に影響を及ぼすよう
な大きさまで気泡が成長することはないのであ
る。従つて、溶存空気を多量に含む灯油などの液
体であつても、極めて安定に霧化することが可能
である。
第9図a〜eは、圧電振動子36の振動を、そ
の振動方向を変換して開口部38に臨むノズル板
39に伝達する振動方向変換伝達部42を中心と
した他の構成例を示すものであり、第3図と同符
号は相当物である。
第9図aは振動方向変換伝達部42が、開口部
38の表面41の一部とノズル板39とを結合す
るよう構成した例であり、またノズル板39は、
平坦であるが、第3図と同様の霧化動作を実現す
ることができる。そしてノズル35からの霧化粒
子25の噴射は直線的になる。
また同図bは、振動方向変換伝達部42を、接
着層37とは異る材料の接着材料で構成したもの
であり、接着層37と振動方向変換伝達部42と
のそれぞれに対し接着材料の性質を独立に撰べる
点で有利である。
同図cは、開口部38の表面41の一部にも電
極47を設け、電極44と結合させたものであ
り、接着層37と振動方向変換伝達部42とを半
田又はロウ材などの金属接着材料で構成したもの
であり、接着層37と振動方向変換伝達部42と
の環境的、および時間的信頼性を著しく向上する
ことができる。
同図dは、同図cの電極47により、開口部3
8の表面41の全面を被うよう構成したものであ
る。
また、同図eは、振動方向変換伝達部42をリ
ンク状の構造体で構成し、接着層37を形成する
接着材料にて接着層48,49を形成して開口部
38の表面41とノズル板39とを結合するよう
構成したものであり、振動方向変換伝達部42の
形状を任意に構成することが可能であるという長
所を有している。
なお、同図d,eにおいて、接着層37は、圧
電振動子36の下面(すなわち電極44)の全面
をノズル板33に固着(接着)する構成ではない
けれども、圧電振動子36の開口部38に臨むノ
ズル板39の外周において、圧電振動子36と接
着される構成であるので、基本的に第7図a〜c
に示したような振動状態を励起することができ
る。そして、圧電振動子36の電気的特性上から
は、同図d,eの如き接着構造が望ましい場合も
ある。
第10図a,bは、圧電振動子36が縦効果に
より振動する構成のものを用いた例であり、第3
図と同符号は相当物である。
第10図aにおいて、圧電振動子36は、電極
43および44間に供給される交流電圧に応じて
同図中の矢印のように印加電界方向に歪を生じ
る。50は電極であり、半田で構成された接着層
37および振動方向変換伝達部42とにより、ノ
ズル板39と圧電振動子36を接着するためのも
のである。また51は非導電性の接着剤であり、
ノズル板33は、圧電振動子36の電極43とノ
ズル板の絶縁を保つため図のように段差が設けら
れている。
同図bは、接着層37を厚くして、ノズル板3
3を平板構造とし、電極43とノズル板33の絶
縁を保つようにしたものである。
第9図、および第10図に示したように本発明
の実施形態は種々の構成を採用することが可能で
あるが、ノズル板33に平行に振動する電気的振
動子36により、その開口部38に臨むノズル板
39のたわみ振動を励起する構成とし、かつ、そ
の振動方向変換伝達部42を設けて前記ノズル板
39のたわみ振動の励起を極めて容易に行えるよ
うに構成したものであれば、前述した本発明の一
実施例と同様の効果を得ることが可能である。す
なわち、振動方向変換伝達部42によりノズル板
39のたわみ振動の励起が極めて効率良く、かつ
安定に行えるのである。
以上述べたように本発明によれば、液体を充填
した加圧室に臨むノズルを設けたノズル板と、開
口部を有する電気的振動子とを、前記ノズルが前
記開口部に臨むよう接着し、振動方向変換伝達部
を設けて、前記電気的振動子の前記ノズル板に平
行な振動をその振動方向を変換してノズル板に伝
達するよう構成したから、極めて構成が簡単でコ
ンパクトであり従つて低価格であると共に、低消
費電力であるにもかかわらず極めて安定なノズル
板のたわみ振動を励起することができ、従つて非
常に優れた霧化性能を発揮することができる霧化
装置を提供することができる。そして、特にノズ
ル近傍のみのノズル板が、強い超音波振動をする
ので溶存空気を多量に含む一般的な種々の液体で
あつてもキヤビテーシヨンにより発生する気泡の
影響を受けることなく、極めて安定な霧化動作を
実現することが可能な霧化装置を提供することが
できる。さらに、その発生する霧化粒子の制御性
は著しく高く、上述の効果とあいまつて様々の応
用展開が可能であり、その工業的価値は極めて多
大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波霧化装置の断面図、第2
図は本発明の一実施例の霧化装置を適用した温風
機の構成を示す断面図、第3図は同霧化装置のさ
らに詳しい構成を示す断面図、第4図a〜cは同
霧化装置の圧電振動子の駆動電圧波形例を示す電
圧波形図、第5図a,bは、同圧電振動子に供給
される電圧波形図、第6図は同圧電振動子の斜視
図、第7図a,b,cは、振動方向変換伝達部に
よる同圧電振動子からノズル板への振動伝達説明
図、第8図a,bは同霧化装置のノズル板のたわ
み振動説明図、第9図a,b,c,d,eは、同
霧化装置の圧電振動子とノズル板の他の実施例を
示す断面図、第10図a,bは同圧電振動子とノ
ズル板のさらに他の実施例を示す断面図である。 29……加圧室、33,39……ノズル板、3
5……ノズル、36……電気的振動子、38……
開口部、42……振動方向変換伝達部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体を充填する加圧室と、前記加圧室に臨む
    よう設けたノズルを有するノズル板と、開口部を
    有する電気的振動子とを備え、前記ノズルが前記
    開口部に臨むよう前記電気的振動子と前記ノズル
    板とを接着すると共に、前記電気的振動子が前記
    ノズル板に平行に振動するよう構成し、かつ、前
    記電気的振動子の振動を、振動方向を変換して前
    記開口部に臨むノズル板に伝達する方向変換伝達
    部とを備えた霧化装置。 2 方向変換伝達部を、電気的振動子とノズル板
    を接着する接着材料で構成した特許請求の範囲第
    1項に記載の霧化装置。 3 電気的振動子を板状の圧電振動子で構成し、
    ノズル板に接着される側の圧電振動子表面と、開
    口部表面の少なくとも一部とに電極を設け、前記
    電極と前記ノズル板とを半田等の金属材料で接合
    するよう構成した特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の霧化装置。
JP6431982A 1982-04-16 1982-04-16 霧化装置 Granted JPS58180259A (ja)

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JP6431982A JPS58180259A (ja) 1982-04-16 1982-04-16 霧化装置

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JPS58180259A JPS58180259A (ja) 1983-10-21
JPS6246226B2 true JPS6246226B2 (ja) 1987-10-01

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JP6431982A Granted JPS58180259A (ja) 1982-04-16 1982-04-16 霧化装置

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JP (1) JPS58180259A (ja)

Cited By (2)

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