JPS6245091Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6245091Y2
JPS6245091Y2 JP15132182U JP15132182U JPS6245091Y2 JP S6245091 Y2 JPS6245091 Y2 JP S6245091Y2 JP 15132182 U JP15132182 U JP 15132182U JP 15132182 U JP15132182 U JP 15132182U JP S6245091 Y2 JPS6245091 Y2 JP S6245091Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
compressor
partition wall
motor
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15132182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5956388U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15132182U priority Critical patent/JPS5956388U/ja
Publication of JPS5956388U publication Critical patent/JPS5956388U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6245091Y2 publication Critical patent/JPS6245091Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧縮機本体から発生する騒音を低下
させるために該圧縮機本体、モータ、空気タンク
等を防音箱内に収容してなるパツケージ型圧縮機
に関する。
従来、この種のパツケージ型圧縮機として第1
図に示すものが知られている。
図中、1は密閉構造となつた防音箱で、該防音
箱1は底板1A、天井板1B、左側板1C、右側
板1D、前後板からなり、該防音箱1内は仕切壁
2によつて2の室3,4に画成されている。前記
各室3,4のうち、一方の室3には空気タンク5
が収容されている。防音箱1には一方の室3を画
成する左側板1Cに位置して下方に吸気口6が、
上方に排気口7がそれぞれ形成され、一方の室3
内は空気タンク4の周囲を取り囲むように他の仕
切壁8によつて吸気口6に連通する下室3Aと、
排気口7に連通する上室3Bとに仕切られてい
る。
また、室3,4のうち他方の室4のほぼ中央部
分には仕切板を兼ねた架台9が設けられ、該架台
9の下面側にはモータ10が吊下され、その上面
側には圧縮機本体11が載置されている。ここで
前記圧縮機本体11はクランクケース11A、内
部にピストンが摺動可能に設けられたシリンダ1
1B、該シリンダ11Bの上部に設けられ内部に
吸気弁、吐出弁を有するシリンダヘツド11C等
からなり、圧縮機本体11はベルト12を介して
モータ11と連結され、また吐出配管(図示せ
ず)を介して空気タンク4と接続されている。こ
のように、吸気口6、排気口7を空気タンク5を
収容する一方の室3に開口し、該吸気口6、排気
口7から奥まつた他方の室4に騒音源である圧縮
機本体11を収容することにより、騒音が外部に
直接漏るのを防止している。
一方、前述した架台9はその左端が仕切壁2に
支持され、その右端は冷気案内用ダクト板13に
よつて支持されている。ここで、前記ダクト板1
3は右側板1Dに近接して該右側板1Dと平行に
配置され、下端は底板1Aに取付けられ、上端は
架台9よりも上方まで突出している。そして、他
方の室4は架台9の下面側がモータ10を収容す
るモータ室4Aとなり、上面側が圧縮機本体11
を収容する圧縮機本体室4Bとなり、ダクト板1
3と右側板1Dとの間が通気用ダクト4Cとなつ
ている。前記通気用ダクト4Cはダクト板13に
穿設された通気口14を介してモータ室4Aと連
通し、また該ダクト4Cの上方は開口となつて圧
縮機本体室4Bと連通し、該開口の上方には冷却
風を圧縮機本体11のシリンダ11B、シリンダ
ヘツド11Cに導びくガイド板15が設けられて
いる。前記通気用ダクト4C内には例えば多翼フ
アン等の冷却用フアン16が設けられ、該フアン
16はモータ10と連結されている。
さらに、17は一方の室3の下室3Aとモータ
室4Aと連通するため仕切壁2に形成された冷気
導入口で、フアン16を回転することによつて吸
気口6からの冷気を下室3Aを介してモータ室4
Aに導入する。18は同じく圧縮機本体室4B内
の暖気を上室3Bに向けて放出するため仕切壁2
に形成された暖気放出口で該暖気放出口18には
暖気案内用ダクト板19が設けられている。前記
ダクト板19は仕切壁2と所定間隔離間してほぼ
平行に形成され、その下面が閉塞された断面L字
状をなし、その上方側が開口部となつて仕切板2
との間にダクト通路20が形成されている。ここ
で暖気放出口18の開口高さ寸法をl1、ダクト板
19の高さ寸法をl2とすると、l2はl1の2倍の高
さとなるように構成されている。
従来技術によるパツケージ型圧縮機はこのよう
に構成されるが、モータ10を回転することによ
りベルト12を介して圧縮機本体11が作動し、
シリンダ11B内のピストンが往復動してシリン
ダヘツド11Cの吸気弁を介して吸込んだ空気を
吐出弁から吐出し、この圧縮空気は吐出配管を介
して空気タンク4に貯えられる。
一方、モータ10の回転により冷却用フアン1
6が回転し、吸気口6から吸込んだ冷気を下室3
A、冷気導入口17、モータ室4A、通気口14
を介して通気用ダクト4C内に導入し、さらにガ
イド板15によつて案内しつつ冷却風を圧縮機本
体室4B内においてシリンダ11B、シリンダヘ
ツド11Cに向けて放出し、圧縮機本体11のシ
リンダ11B、シリンダヘツド11C等を冷却
し、圧縮運転の際発生する圧縮熱を除去する。ま
た、同時にモータ室4A内のモータ10を冷却す
る。
圧縮機本体室4B内で圧縮熱のために暖気とな
つた冷却風は暖気案内用ダクト板19の上方側開
口部からダクト通路20、暖気放出口18を介し
て上室3Bに放出され、さらに排気口7から大気
に排気される。この際、仕切壁2に向う空気流は
ダクト板19の上方側開口部で下向に向け90度折
曲げられてダクト通路20内を通り、さらにダク
ト板19の下面に衝突してまた90度折曲げられて
暖気放出口18を通過し、上室3B内に放出さ
れ、この間の圧力損失によつて消音作用を発揮す
る。
然るに、前述した従来技術によるものにおいて
は、ダクト板19の高さ寸法l2が暖気放出口18
の高さ寸法の2倍となつているため、この間に形
成されるダクト通路20も長くなり、該ダクト通
路20を流れる空気流の圧力損失によつて消音効
果を高めることができる。しかし、逆に圧力損失
が大きいと圧縮機本体室4B内を流れる冷却風の
風量が減少してしまい、圧縮機本体11を十分に
冷却することができず、圧縮機本体11の連接棒
軸受、シール部材等の温度上昇が大きくなつてし
まう欠点がある。また、モータ10の冷却につい
ても同様の欠点がある。一方、上記欠点を補うた
め従来技術によるものにおいては冷却用フアン1
6として大型形状のものを使用し、冷却風の風量
確保を図つていたが、該フアン16が大型化する
ばかりでなく、モータ11も大型のものを使用し
なくてはならない欠点があつた。
本考案は、前述した従来技術による欠点を改良
することを目的とするもので、圧縮機本体および
モータを収容する室内を冷却風が円滑に流れて冷
却効果を高めると共に、消音効果を確保しうるよ
うにしたパツケージ型圧縮機を提供するものであ
る。
上記目的を達成するために、本考案のパツケー
ジ型圧縮機が採用する構成の特徴は、圧縮機本体
近傍の仕切壁を二重壁としてその内部に空洞室を
形成し、前記仕切壁には互いに逆方向に傾斜した
通気口を設けたことにある。
上記構成により、従来技術の如く冷却風が直角
に折曲つて流れることがないから防音箱内の圧縮
機本体およびモータを冷却する冷却風の圧力損失
を少なくでき、該圧縮機本体、モータの温度上昇
を小さく押えることができる。また、二重の仕切
壁には互いに逆方向に傾斜した通気口を設けたか
ら、一方の室から他方の室に流れる冷却風を空洞
室内で方向転換を行なわせることができると共に
空洞室内の消音作用によつて所期の消音効果を得
ることができる。さらに、冷却用フアン、モータ
の形状を小型にでき低廉に製造しうる等の効果を
有する。
以下、本考案について第2図および第3図に示
す実施例と共に説明するに、前述した従来技術と
同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省
略する。
図中、21は圧縮機本体11のシリンダ11
B、シリンダヘツド11C近傍において仕切壁2
と所定間隔離間してこれと平行に設けられた他の
仕切壁で、該仕切壁21の下部は底壁22を介し
て仕切壁2との間を閉塞し、またその上部は天井
板1Bに接続されている。そして、仕切壁2,2
1、底壁22、天井板1Bによつて空洞室23が
形成されている。なお、仕切壁2,21、底壁2
2は別部材とせず、一体成型の箱形状体として天
井板1Bとの間で内部に空洞室23を形成しても
よく、また仕切壁2は仕切壁21と平行部分を該
仕切壁2とは別部材となし、当該別部材部分と仕
切壁21、底壁22とによつて別個の箱形状体を
形成し、該箱形状体を仕切板2と天井板1Bとの
間に取付けてもよく、さらには仕切壁21と底壁
22を一体のL字状板としてもよく、要はシリン
ダヘツド11C等発熱体近傍の仕切壁2を二重壁
として内部に空洞室23を形成するものであれば
よいものである。
また、仕切壁21にはその厚みに対し右上から
左下に傾斜した所定の傾斜角を有する通気口2
4,24,…が複数個形成され、仕切壁2にもそ
の厚みに対して左上から右方に傾斜した所定の傾
斜角を有する通気口25,25,…複数個形成さ
れている。従つて、各通気口24,25は互いに
逆方向に傾斜することになるが、通気口24は仕
切壁2の内面と対面し、通気口25は仕切壁21
の内面と対面して該各通気口24,25の開口位
置を互いに異ならしめ、もつて通気口24,25
が一直線状通路となるのを防止する構成となつて
いる。
さらに、通気口24,25の上下面にはそれぞ
れこれらの傾斜角と平行になるように案内板2
6,27が固着して設けられ、該各案内板26,
27は空洞室23内に向けてその途中まで突出せ
しめられている。そして、各案内板26と仕切壁
21の内面との間には空洞室23内に位置して吸
音材28,28,…が固着して設けられ、また各
案内板27と仕切壁2の内面との間にも空洞室2
3内に位置して吸音材29,29,…が固着して
設けられている。
本考案は以上のように構成されるが、パツケー
ジ型圧縮機としての作動については従来技術のも
のと格別変るところがない。
然るに、本考案においては仕切壁2,21によ
つて空洞室23を形成し、該各仕切壁2,21に
は互いに逆方向に傾斜した通気口24,25を設
けたから、圧縮機本体室4Bからの暖気となつた
冷却風は通気口24の傾斜角によつて空洞室23
内に向け方向転換せしめられ、また空洞室23内
から上室3Bに向けては通気口25の傾斜角によ
つて方向転換せしめられ、この間の圧力損失によ
つて消音効果を発揮し、しかも空洞室23を設け
ることによつて空洞型消音器を構成することがで
き、この点からも消音効果を発揮することができ
る。
また、冷却風が方向転換する折曲り角度通気口
24,25の傾斜角であつて90度以内であるか
ら、従来技術のものと比較して圧力損失が少な
く、各通気口24,25を通過する冷却風の風量
を増大させることができ、圧縮機本体11の冷却
効果を高めることができ、各通気口24,25の
総開口面積を増すこともできる。この際、通気口
24,25に案内板26,27を設けることによ
つて空洞室23内への冷却風の流れが円滑となる
と共に、該空洞室23からの排出も円滑となり、
さらに冷却効果を高めることができる。
一方、空洞室23内の各案内板26,27間に
通気口24,25を除いて吸音材28,29を貼
着することによつて、圧縮機本体11からの騒音
を吸音することにより、吸音効果を得ることがで
きる。また、通気口24,25の開口位置を互い
に異ならしめることによつて、圧縮機本体室4B
からの騒音が直接上室3Bに洩れるのを防止して
おり、この点から消音効果を得ることができる。
なお、前述の実施例では通気口24,25にそ
れぞれ案内板26,27を設けるものとして述べ
たが、該各案内板26,27は必ずしも設ける必
要がなく、一方仕切壁2,21の板厚を厚くする
ことによつて当該板厚で案内板の機能を発揮させ
ることもできる。また、圧縮機本体11として往
復動型圧縮機を用いるものとして述べたが、油冷
式圧縮機等の回転型圧縮機としてもよく、また冷
却用フアン16は多翼フアンに限ることなく、軸
流フアン等を用いてもよい。一方、吸気口6、排
気口7は左側板1Cに設けるものに限ることな
く、前板または後板等であつてもよい。さらに、
圧縮機本体室4Bが下方で、モータ室4Aが上方
となるようにモータ10、圧縮機本体11等を配
置してもよい。この場合には冷気導入口17は上
方に、暖気放出口18は下方に形成される。
本考案に係るパツケージ型圧縮機は以上詳細に
述べた如くであるから、消音効果と冷却効果の双
方を満足できると共に、冷却用フアン、モータを
小型形状のものを使用しうる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるパツケージ型圧縮機の
縦断面図、第2図は本考案に係るパツケージ型圧
縮機の縦断面図、第3図は第2図中の要部拡大図
である。 1……防音箱、2,21……仕切壁、3……一
方の室、4……他方の室、5……空気タンク、6
……吸気口、7……排気口、10……モータ、1
1……圧縮機本体、16……冷却用フアン、17
……冷気導入口、23……空洞室、24,25…
…通気口、26,27……案内板、28,29…
…吸音材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 防音箱内部を空気タンクを収容する一の室と
    圧縮機本体および該圧縮機本体を駆動するモー
    タを収容する他の室とに仕切壁で仕切つてなる
    パツケージ型圧縮機において、前記圧縮機本体
    近傍の仕切壁を二重壁としてその内部に空洞室
    を形成し、前記各仕切壁には互いに逆方向に傾
    斜した通気口を設けたことを特徴とするパツケ
    ージ型圧縮機。 (2) 前記各仕切壁には各通気口の傾斜角と平行と
    なるように空洞室内に向けて案内板を突出させ
    て設けてなる実用新案登録請求の範囲(1)項記載
    のパツケージ型圧縮機。 (3) 前記各案内板と仕切壁内面との間には吸音材
    を設けてなる実用新案登録請求の範囲(2)項記載
    のパツケージ型圧縮機。
JP15132182U 1982-10-05 1982-10-05 パツケ−ジ型圧縮機 Granted JPS5956388U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15132182U JPS5956388U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 パツケ−ジ型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15132182U JPS5956388U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 パツケ−ジ型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5956388U JPS5956388U (ja) 1984-04-12
JPS6245091Y2 true JPS6245091Y2 (ja) 1987-12-01

Family

ID=30335357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15132182U Granted JPS5956388U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 パツケ−ジ型圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5956388U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5956388U (ja) 1984-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3866779B2 (ja) ブロワの防音装置
JP2001504189A (ja) 気密コンプレッサの吸引マフラ
JPH0567767B2 (ja)
KR100837143B1 (ko) 패키지형 압축기
JP4860790B2 (ja) パッケージ型圧縮機
JPS6245091Y2 (ja)
JPS647252Y2 (ja)
JPS6115271Y2 (ja)
JP2000213369A (ja) 発電装置
TWI748372B (zh) 鼓風機及鼓風機用殼體
JP2005076592A (ja) 防音型エンジン駆動作業機
JPH0643474Y2 (ja) 防音型エンジン作業機
JPS6042183Y2 (ja) 小型動力機械の防音冷却構造
JPH0783199A (ja) ブロワの防音装置
JPS5834310Y2 (ja) パッケ−ジ形コンプレッサの冷却装置
JPH03291485A (ja) 冷蔵庫
JPS6242132Y2 (ja)
JPH0542480Y2 (ja)
JPH0738704Y2 (ja) パッケ−ジ形圧縮機
JPS6016146A (ja) 回転電機の冷却装置
JP4631038B2 (ja) パッケージ型コンプレッサ
JPH03175166A (ja) 空冷式パツケージ形スクリユー圧縮機
JP4521664B2 (ja) パッケージ形コンプレッサ
JPS6030550Y2 (ja) 防音箱
JPS6129994Y2 (ja)