JPS6244982B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6244982B2
JPS6244982B2 JP60016452A JP1645285A JPS6244982B2 JP S6244982 B2 JPS6244982 B2 JP S6244982B2 JP 60016452 A JP60016452 A JP 60016452A JP 1645285 A JP1645285 A JP 1645285A JP S6244982 B2 JPS6244982 B2 JP S6244982B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
recess
solid matter
discharge pipe
solids
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60016452A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61178052A (ja
Inventor
Takashi Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MATSUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK filed Critical MATSUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
Priority to JP60016452A priority Critical patent/JPS61178052A/ja
Priority to US06/720,597 priority patent/US4652254A/en
Priority to EP85302884A priority patent/EP0191965B1/en
Priority to DE8585302884T priority patent/DE3571403D1/de
Priority to AT85302884T priority patent/ATE44476T1/de
Priority to KR1019850002945A priority patent/KR890003963B1/ko
Publication of JPS61178052A publication Critical patent/JPS61178052A/ja
Publication of JPS6244982B2 publication Critical patent/JPS6244982B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B11/00Feeding, charging, or discharging bowls
    • B04B11/08Skimmers or scrapers for discharging ; Regulating thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B11/00Feeding, charging, or discharging bowls
    • B04B11/02Continuous feeding or discharging; Control arrangements therefor

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回転するバスケツト内に原液を供給
して該原液を固形物と液分とに分離する遠心分離
機に関するものである。
[発明の概要] 本発明は、底部に環状の凹部を有するバスケツ
トと、バスケツト内に形成された固形物を掻き取
る掻取装置と、前記凹部内の固形物を吸引排出す
る固形物排出管とを備えた遠心分離機において、 前記固形物排出管内に常時バスケツト内のガス
を導入し得るようにすることにより、 固形物の吸引排出を円滑に行い得るようにした
ものである。
[従来の技術] 医薬品の製造等に用いる遠心分離機において
は、不純物や細菌等の混入を避けるために密閉型
の遠心分離機が用いられている。
一般に遠心分離機では、脱液処理が終了した後
掻取装置を駆動して該掻取装置によりバスケツト
の内周に形成された固形物層を掻き取り、掻き取
つた固形物をバスケツトの外部に排出する。
掻取装置は、バスケツト内を軸線方向に変位自
在に設けられた駆動軸と、該駆動軸に取付けられ
た掻取刃と、掻取刃を駆動軸を中心に回動させる
と共に該掻取刃をバスケツトの軸線方向に沿つて
変位させるように駆動軸を駆動する駆動機構とに
より構成されおり、この掻取装置を適宜に駆動し
て固形物の掻取を行なう。例えば、バスケツトを
低速回転させた状態で掻取刃をバスケツトの外周
側に回動させて固形物層内に進入させ、この状態
で該掻取刃をバスケツトの軸線方向に沿つて徐々
に下方に変位させて固形物を掻き取つていく。
開放形の遠心分離機では、掻き取つた固形物を
バスケツトの下部の開口部を通して外部に排出す
るが、この様な開口部を持たない密閉形の遠心分
離機では、吸引ポンプに接続された固形物排出管
によりバスケツト内の固形物を吸引して外部に排
出する必要がある。
固形物排出管による固形物の排出を可能にした
従来の密閉形遠心分離機としては、掻取刃の先端
に固形物排出管の吸込み口を開口させて、掻取刃
により固形物を掻きとると同時に掻き取つた固形
物を吸引排出するようにしたものが提案されてい
る。しかしながら、この場合、掻き取つた固形物
を全て吸引することは困難であるため、掻き取つ
た固形物の相当部分がバスケツトの底部側に落下
し、掻取刃の下方に固形物が堆積していくのを避
けられなかつた。掻取刃の下方に堆積する固形物
の量がある程度多くなると掻取刃が堆積した固形
物に突き当たつてその下降が妨げられ、それ以上
固形物の掻取を行なうことができなくなる。従つ
てバスケツト内に残留する固形物の量が多くな
り、無駄に捨てられる固形物の量が多くなるのを
避けられない。
これを避けるため、更に別の固形物排出管をバ
スケツト内に挿入して掻取刃の下方に堆積した固
形物を吸引排出することが考えられる。しかしな
がら、この場合は、固形物排出管が2本も必要に
なるため構造が複雑になるという問題がある。ま
た従来の遠心分離機では、バスケツトの底部全体
が平坦に形成されていたため、別の固形物排出管
をパスケツト内に挿入しても、バスケツトの底部
に堆積している固形物の全てを吸引排出すること
は困難であり、相当量の固形物が吸引排出されな
いバスケツト内に残留することになるのを避けら
れない。
そこで本出願人は上記の欠点を解消するため、
特開昭59−62357号公報(特願昭57−169676号明
細書)に示されている遠心分離機を提案した。こ
の遠心分離機ではバスケツトの底部に環状の凹部
が設けられ、該凹部内に収容された固形物が固形
物排出管により排出されるようになつている。こ
の様に構成すれば、掻き取られた固形物は凹部内
に落下して該凹部内で固形物排出管により排出さ
れる。また固形物排出管は凹部内の固形物を排出
すればよいので、排出されずに残る固形物を生じ
させることなく固形物を吸引排出させることがで
き、掻取刃の下方に固形物が堆積していくといつ
た問題が生じることができない。従つて固形物の
掻取を連続的に行わせて固形物の排出作業を円滑
に行なわせることができる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者は、その後の実験の結果、先に提案し
た遠心分離機でも、バスケツトの凹部内に挿入さ
れた固形物排出管の下端の固形物導入口が固形物
により閉塞状態になると、固形物の排出作業が中
断されることがあることを見出した。なお、理屈
の上では、吸引ポンプとして極めて強力なものを
用いれば、固形物導入口が閉塞状態になつても固
形物を吸引排出できることになるが、その様なポ
ンプを用いると装置が著しく大形且つ高価になる
ため、実用的ではない。
本発明の目的は、通常の吸引ポンプを用いて固
形物の吸引排出を円滑に行い得るようにした遠心
分離機を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明をその一実施例を示す第1図及び第2図
を参照して説明すると、7はバスケツト、21は
掻取装置で、バスケツト7の底部には掻取装置2
1により掻き取られた固形物Cを収容するための
環状の凹部12が設けられている。24は固形物
排出管で、該固形物排出管は、その下端に固形物
導入口25を備えている。
凹部12内に挿入された固形物排出管24の固
形物導入口25は凹部12の底面側に開口するよ
うに設けられていて、バスケツト7の回転方向R
(第2図参照)の後方側に向いた固形物導入口2
5の後端部は該後端部と凹部12の底面との間に
存在する固形物の吸引を許容する範囲の第1の間
隙d1を介して凹部12の底面12aに対向する
部分25aを有し、バスケツトの回転方向の前方
側に向いた固形物導入口25の前端部は第1の間
隙d1よりも大きい第2の間隙d2を介して凹部
12の底面12aに対向する部分25bを有して
いる。そして第2の間隙d2はバスケツト7の回
転に伴つて固形物導入口25の前端部側で固形物
排出管の側方に形成される空隙S(第3図参照)
を固形物排出管24の内部に連通させ得る大きさ
に設定されている。
[発明の作用] 上記の構成において、脱液処理が終了した後、
バスケツトを低速回転させながら掻取装置21に
よりバスケツトの内周に形成された固形物Cを掻
き取ると、掻き取られた固形物Cはバスケツト7
の底部の凹部12内に落下し、該凹部内の固形物
が固形物排出管24により吸引排出される。バス
ケツト7の回転に伴つて、凹部12内の固形物C
が固形物排出管24に対して相対的に流動する
が、固形物排出管24はこの固形物Cの流れを妨
げることになるので、固形物排出管24の前端部
(バスケツトの回転方向の前方側に向いた端部)
の側方には、第3図に概略的に示したように固形
物が存在しない空隙部Sが生じる。本発明におい
ては、固形物導入口25の前端部に該空隙Sを固
形物排出管24内に連通させ得る大きさの間隙d
2を有する部分を設けたので、固形物排出管24
内に固形物Cと共に常時バスケツト内のガスを導
入することができる。従つて固形物排出管には常
時ガス流が生じることになり、該ガス流に載せて
固形物を円滑に搬送することができる。
上記のように、本発明によれば、固形物排出管
が固形物により閉塞状態になることがないので、
通常の吸引ポンプを用いて固形物の吸引排出を連
続的に行なわせることができ、固形物の排出作業
を円滑且つ迅速に行なわせることができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
第1図及び第2図は本発明の実施例を概略的に
示したもので、同図において1はシヨツクアブソ
ーバを備えた支持装置2により支持されたケーシ
ングである。ケーシング1は有底円筒状に形成さ
れ、その上端開口部は着脱可能な蓋板3により閉
じられている。ケーシング1の底部中央には軸受
4が配設され、この軸受4によりケーシング1内
を鉛直方向に延びる回転軸5が支持されている。
回転軸5の下端はケーシング1の下面に支持され
た油圧ータの如き回転駆動装置6に結合されてい
る。
7はケーシング1内に収納されたバスケツト
で、このバスケツト7は円筒状の周壁8と周壁8
の上端から径方向の内側に突出した環状の端部壁
9と底壁10と底壁10の中央部に設けられたボ
ス部11とからなり、ボス部11が回転軸5に嵌
着されて支持されている。
バスケツト7の底壁10の中央寄りの位置には
ボス11を同心的に取囲むように環状の凹部12
が形成されている。この凹部12は平坦な底部1
3とこの底部13の外周縁から斜上方に立上る傾
斜壁部14とからなり、傾斜壁部14の上端は水
平な底壁10の内周縁に連続している。周壁8に
は多数の透孔16が形成され、バスケツト7の回
転によつて分離した液分をこの透孔16を通して
放散させることにより脱液を行なうようになつて
いる。
ケーシング1の周壁の内面下部には断面L字形
の環状の導液部材17が溶接され、ケーシング1
の周壁の下端に排液口18が設けられている。導
液部材17の底面は排液口18の位置で最も低く
なるように傾斜しており、バスケツト7から排出
された液分がこの導液部材17により排液口18
まで案内されるようになつている。
ケーシング1の蓋板3を貫通して給液パイプ2
0がバスケツト7内に挿入され、処理すべき原液
がこの給液パイプに設けられた噴出孔20aを通
して図示の矢印aのようにバスケツト内に供給さ
れる。
また蓋板3を回転自在且つ摺動自在に貫通して
掻取装置21の駆動軸22が設けられ、この駆動
軸22のバスケツト7内に挿入された下端部に掻
取刃23が取り付けられている。駆動軸22は図
示しない駆動装置に接続され、この駆動装置によ
り掻取刃23をバスケツト7の周壁8側に進入さ
せるように回転させる動作と、該掻取刃23をバ
スケツト7の底部側に下降させる動作とを行なわ
せるようになつている。
蓋板3を貫通して固形物排出管24がバスケツ
ト7内に挿入されて、該固形物排出管の下端が凹
部12内に挿入されている。固形物排出管24は
その下端に固形物導入口25を有し、該固形物導
入口25は凹部12の底面12aに側に開口する
ように設けられている。この固形物排出管24は
常時その下端を凹部12内に挿入した状態で設け
てもよく、また原液の供給の際等にこの固形物排
出管が邪魔になるような場合には、この固形物排
出管を、上方に退避し得るように設けてもよい。
本発明においては、この固形物導入口25が凹
部12内の固形物Cと共にバスケツト7内のガス
を導入し得るように設けられている。第1図及び
第2図に示した実施例では、バスケツトの回転方
向の後方側に向いた固形物導入口25の後端部
が、該後端部と凹部12の底面12aとの間に存
在する固形物の吸引を許容する範囲の第1の間隙
d1を介して凹部12の底面12aに対向する部
分25aを有し、バスケツト7の回転方向の前方
側に向いた固形物導入口25の前端部は第1の間
隙d1より大きい第2の間隙d2を介して凹部1
2の底面に対向する部分25bを有している。そ
して第2の間隙d2はバスケツト7の回転に伴つ
て固形物導入口25の前端部側で固形物排出管2
4の側方に形成される空隙Sを固形物排出管24
の内部に連通させ得る大きさに設定されている。
本実施例では、固形物排出管の下端の端面を凹
部12の底面に対して傾斜させるように、該排出
管の下端を斜めに切断することにより形成した開
口部を固形物導入口25とし、その後端部と凹部
底面12aとの間の間隙及びその前端部と凹部底
面12aとの間の間隙をそれぞれd1及びd2に
設定している。
本実施例において、凹部12の底面12aの幅
寸法(径方向寸法)及び固形物排出管の内径は、
吸引ポンプの能力を考慮して適値に設定してお
く。即ち、固形物導入口25の端縁部と凹部12
の底面12aの外周部及び内周部との間の距離
を、固形物の吸引が可能な範囲に収めるように、
凹部12の底面の幅寸法及び固形物排出管25の
内径を適当に設定しておく。
上記実施例の遠心分離機においてバスケツト7
を高速回転させ、給液管20を通してバスケツト
7内に原液を供給すると、バスケツト7の内周に
配設されたフイルタ(図示せず。)及び透孔16
を通して脱液が行なわれ、バスケツト7の内周に
固形物Cの層が形成される。バスケツト7の透孔
16を通して放散される液分は導液部材17によ
り排液口18に導かれて外部に排出される。バス
ケツト7の底部の凹部12内に入つた原液は遠心
力により傾斜壁部14に沿つてバスケツトの周壁
8側に運ばれるため、凹部12内に液が残ること
は無い。
第4図Aに示したように、バスケツト7内に所
定量の固形物Cの層が形成された後、バスケツト
7を減速し、バスケツト7を低速回転させた状態
で同図Bに示すように掻取刃23を固形物Cの層
内に進入させる。これにより固形物Cは掻き落さ
れて凹部12内に落下する。バスケツト7の回転
に伴つて、凹部12内の固形物が固形物排出管2
4に対して相対的に流動するが、固形物排出管2
4はこの固形物の流れを妨げるため、第3図に示
したように、固形物排出管24の前端部側(バス
ケツト7の回転方向Rの前方を向いた側)には、
固形物が存在しない空隙部Sが形成される。本発
明においては、固形物導入口25の前端部にこの
空隙Sを固形物排出管24内に連通させ得る間隙
d2を以て凹部底面12aに対向している部分2
5bを設けてある。従つて、固形物排出管24を
図示しない吸引ポンプに接続して凹部12内の固
形物(ケーキ)Cを吸引すると、その先端の固形
物導入口25から常に固形物と一緒にバスケツト
内のガスを導入することができ、固形物排出管が
閉塞状態になるのを防いで該排出管内に常時ガス
流を維持することができる。従つて特に強力な吸
引ポンプを用いなくても固形物を固形物排出管内
のガス流に乗せて円滑に搬送することができ、固
形物の排出作業を円滑且つ迅速に行なわせること
ができる。
このように、本発明によれば、固形物の吸引排
出を中断することなく円滑に行なわせることがで
きるので、掻取刃の下方に掻取刃の下降を妨げる
程に固形物が堆積することが無く、固形物の掻取
及び排出作業を連続的に行なわわせることができ
る。固形物の排出作業が進むと、ついには掻取刃
23がバスケツト7の底面に達する(第4図参
照)。このとき掻取刃は駆動軸22を中心にバス
ケツト7の中央部側に回動する動作を行なつてバ
スケツト7の底面に残つた固形物を全て凹部12
内に落下させる。凹部内に落下した固形物は固形
物吸引排出管24により殆どその全てを排出でき
るので、バスケツト内に残留する固形物の量は極
めて僅かである。
バスケツト7から固形物を排出した後、バスケ
ツト7内に洗浄液を供給してバスケツト7内の洗
浄を行なうが、この場合洗浄液により洗い流され
た固形物は洗浄液とともに凹部12内に流れ込
み、固形物排出管24を通して前記固形物Cを収
容した容器とは別の容器内に排出されるかまたは
廃棄される。なお洗浄液を排出する専用の管を固
形物排出管と別個に設けることもできる。
上記実施例において、脱液処理を行なう際のバ
スケツトの回転方向は、上記固形物排出時の回転
方向と同一でなくてもよいが、脱液処理時のバス
ケツトの回転方向を固形物排出時のバスケツトの
回転方向Rと逆にした場合には、脱液処理時にバ
スケツト内に生じる液分のミストが固形物導入口
25の前端部側から固形物排出管25内に侵入し
易い。従つて医薬品を製造する場合のように、脱
液処理時にバスケツト内に生じる液分のミストが
固形物排出管24内に侵入するのを避ける必要が
ある場合には、脱液処理時のバスケツトの回転方
向を、固形物排出時の回転方向と同一にすること
が好ましい。
上記実施例では、固形物排出管24の先端にバ
スケツトの凹部12の底面に対して傾斜した端面
を有する開口部を設けて該開口部を固形物導入口
25としたが、本発明において用いる固形物排出
管24の固形物導入口25は、凹部12内に挿入
された状態で、固形物導入口25の後端部側では
凹部12の底面との間に固形物の吸引を可能にす
る程度の小間隙d1を維持し、固形物導入口の前
端部側では固形物排出管の前端部の側方に形成さ
れる空隙部Sを固形物排出管内に連通させる為の
間隙d2を維持する形状であればよく、上記の実
施例に示された形状に限られるものではない。
第5図A,Bは固形物導入口25の変形例を示
したもので、第5図Aに示した例では、直管状に
形成された固形物排出管24の下端に凹部12の
底面12aと平行な端面を有する開口部が設けら
れ、該開口部の前端部側の一部が斜めに切断され
て第2の間隙d2を有する部分25bが形成され
ている。また斜めに切り欠かれた部分を除いた全
ての部分が第1の間隙d1を介して凹部12の底
面12aに対向する部分25aとなつている。
第5図Bに示した例では、固形物排出管の下端
開口部の前端部側の一部が段部を形成するように
切り欠かれて、凹部12の底面12aに第2の間
隙d2を介して対向する部分25bが形成されて
いる。その他の点は第5図Aに示した例と同様で
ある。
上記実施例では、バスケツト7の周壁8の透孔
16を通して脱液を行なう遠心分離機を例にとつ
たが、バスケツトの周壁には穴を設けずにスキミ
ングパイプにより液分を汲み出して脱液を行な
う、いわゆる遠心沈降機も本発明が対象とする遠
心分離機に包含される。
第6図はスキミングパイプにより脱液を行なう
遠心分離機に本発明を適用した実施例を示したも
ので、この実施例では、バスケツト107が透孔
を有しない閉じた周壁108を有し、ケーシング
1の蓋板3を貫通させて回動自在に支持されたL
字形のスキミングパイプ30がバスケツト107
内に挿入されている。前記の実施例と同様にバス
ケツト107の底壁110には環状の凹部112
が設けられ、該凹部112内に固形物排出管24
の下端の固形物導入口25が挿入されている。そ
の他の点は第1図の実施例と全く同様に構成され
ている。
第6図に示した遠心分離機において、バスケツ
ト107を高速回転させて該バスケツト内に原液
を供給すると、遠心沈降作用によりバスケツトの
外周側に固形物Cの層が形成され、バスケツトの
内周側に液Lの層が形成される。固形物Cと液L
との分離が終了した後、スキミングパイプ30の
先端を液Lの層中に進入させ、該スキミングパイ
プを通して液Lを排出する。液分の排出が終了し
た後、バスケツト107を低速回転させながら掻
取装置21により固形物Cを掻き取り、固形物排
出管24により凹部112内の固形物を排出す
る。この実施例において、固形物排出管24の下
端の固形物導入口の形状は第1図の実施例で説明
したものと同様である。
上記の各実施例では、バスケツトの底部に設け
られる凹部が平坦な底面を有していたが、第7図
に示したように、バスケツト207の底部に傾斜
した底面212aを有する環状の凹部212を設
けることもできる。この場合は、固形物排出管2
24の下端開口部を凹部212の底面の傾斜に合
せて斜めにカツトした形状にしておく。この固形
物排出管224も固形物導入口225の後端部及
び前端部にそれぞれ凹部212の底面と間隙d1
及びd2を介して対向する部分を有して、常時固
形物とともにバスケツト内のガスを取入れるよう
になつており、この点は第1図に示した実施例と
同様である。
上記の各実施例では、固形物排出管が真直ぐな
管からなつていて、該固形物導入口の下端をその
まま凹部底面側に開口させているが、第8図に示
したように、固形物排出管324の下端にラツパ
状の管を設けて該ラツパ状の管の開口部を固形物
導入口325としてもよい。この場合、固形物導
入口の幅寸法を大きくすることができるので、バ
スケツトの底部に設ける凹部の底面の幅寸法を大
きくしても固形物を残すことなく、殆ど全ての固
形物を排出することができる。
上記の実施例では、バスケツトの回転軸を支持
する軸受がケーシングの下部に設けられていた
が、この軸受をケーシングの上部に配設すること
もできる。
第9図はバスケツトの回転軸を支持する軸受を
ケーシングの上部に配設した実施例を示したもの
で、同図において401はスプリングからなるシ
ヨツクアブソーバ402aを備えた支持装置40
2により支持された有底円筒状のケーシングであ
り、ケーシング401の上端開口部は蓋板403
により閉じられている。蓋板403の中央部を液
密に貫通させて軸受装置404が取付けられ、該
軸受装置により鉛直方向に伸びる回転軸405が
支持されている。回転軸405の上端は軸受装置
404の上端部に取付けられた油圧モータの如き
回転駆動装置406に結合されている。バスケツ
ト407は円筒状の周壁408と、周壁408の
上端から径方向の内側に突出した環状の端部壁4
09と底壁410とこの底壁410の中央部に設
けられたボス部411とからなり、ボス部411
が回転軸405に取付けられている。
バスケツト407の底部には、ボス部411を
取囲むように環状の凹部412が設けられ、周壁
408には多数の透孔が設けられている。ケーシ
ング403の下端は底板417により閉じられ、
該底板417の内面には環状の導液板417aが
溶接されている。ケーシング401の側壁の下部
には排液孔418が設けられ、底板417は排液
孔418の位置で最も低くなるように傾斜させて
取付けられている。
給液パイプ420はケーシングの蓋板403を
貫通させてバスケツト407内に挿入され、該給
液パイプ420にはバスケツト407の軸線方向
に沿つて多数の給液孔420aが設けられてい
る。
掻取装置421の駆動軸422には掻取刃42
3が取付けられ、ケーシング401の蓋板403
の上面には、駆動軸421を上下させる上下動機
構と、駆動軸421を回動させる回動機構とを備
えた掻取装置の駆動装置430が取付けられてい
る。
固形物排出管424は蓋板403を貫通させて
バスケツト407内に挿入され、該固形物排出管
の下端の固形物導入口425が凹部412内に挿
入されている。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、固形物排出管
の固形物導入口から常に固形物と共にバスケツト
内のガスを導入することができるので、固形物排
出管が固形物により閉塞状態になるのを防いで、
通常の吸引ポンプにより固形物の排出を円滑且つ
連続的に行なわせることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を概略的に示した概
略断面図、第2図は同実施例における固形物導入
口の形状を説明する説明図、第3図は本発明の他
の実施例における固形物導入口の形状を説明する
説明図、第4図A乃至Cは本発明の動作を説明す
る説明図、第5図A及びBは固形物導入口の異な
る変形例を示した説明図、第6図は本発明の他の
実施例を示した断面図、第7図は本発明に更に他
の実施例の要部を示した断面図、第8図は本発明
で用いる固形物排出管の変形例を示した斜視図、
第9図は本発明の更に他の実施例を示した断面図
である。 1……ケーシング、7,107,207,40
7……バスケツト、12,112,212,41
2……凹部、24,224,324,424……
固形物排出管、25,225,325,425…
…固形物導入口、25a……凹部の底面に第1の
間隙d1を介して対向する部分、25b……凹部
の底面に第2の間隙d2を介して対向する部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底部に環状の凹部を有するバスケツトと、前
    記バスケツト内に形成された固形物を掻き取る掻
    取装置と、前記バスケツトの凹部内の固形物を吸
    引排出する固形物排出管とを備え、前記掻取装置
    により掻き取られて前記凹部内に収容された固形
    物を前記固形物排出管により前記バスケツトを回
    転させつつ該バスケツトの外に排出する遠心分離
    機において、 前記凹部内に挿入された前記固形物排出管の固
    形物導入口は前記凹部の底面側に開口するように
    設けられていて、 前記バスケツトの回転方向の後方側に向いた前
    記固形物導入口の後端部は該後端部と前記凹部の
    底面との間に存在する固形物の吸引を許容する範
    囲の第1の間隙を介して前記凹部の底面に対向す
    る部分を有し、 前記バスケツトの回転方向の前方側に向いた前
    記固形物導入口の前端部は前記第1の間隙より大
    きい第2の間隙を介して前記凹部の底面に対向す
    る部分を有し、 前記第2の間隙は前記バスケツトの回転に伴つ
    て前記固形物導入口の前端部側で固形物排出管の
    側方に形成される空隙を前記固形物排出管の内部
    に連通させ得る大きさに設定されていることを特
    徴とする遠心分離器。
JP60016452A 1985-02-01 1985-02-01 遠心分離機 Granted JPS61178052A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60016452A JPS61178052A (ja) 1985-02-01 1985-02-01 遠心分離機
US06/720,597 US4652254A (en) 1985-02-01 1985-04-08 Centrifugal separator
EP85302884A EP0191965B1 (en) 1985-02-01 1985-04-24 Centrifugal separator
DE8585302884T DE3571403D1 (en) 1985-02-01 1985-04-24 Centrifugal separator
AT85302884T ATE44476T1 (de) 1985-02-01 1985-04-24 Zentrifugalseparator.
KR1019850002945A KR890003963B1 (ko) 1985-02-01 1985-05-01 원심분리기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60016452A JPS61178052A (ja) 1985-02-01 1985-02-01 遠心分離機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61178052A JPS61178052A (ja) 1986-08-09
JPS6244982B2 true JPS6244982B2 (ja) 1987-09-24

Family

ID=11916636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60016452A Granted JPS61178052A (ja) 1985-02-01 1985-02-01 遠心分離機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4652254A (ja)
EP (1) EP0191965B1 (ja)
JP (1) JPS61178052A (ja)
KR (1) KR890003963B1 (ja)
AT (1) ATE44476T1 (ja)
DE (1) DE3571403D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0233868U (ja) * 1988-08-29 1990-03-02
EP0785030A2 (en) 1996-01-17 1997-07-23 Matsumoto Machine Mfg. Co., Ltd. Centrifugal filtration method and apparatus therefor

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3904358C2 (de) * 1989-02-14 1997-09-11 Guntram Krettek Schäl- und Austragsvorrichtung
AU629937B2 (en) * 1989-05-04 1992-10-15 Nqea Australia Pty. Limited Feed distribution and control arrangement
US5087127A (en) * 1990-07-05 1992-02-11 Benjamin Knelson Removal of concentrate from a centrifugal separator
JP2576905Y2 (ja) * 1991-01-17 1998-07-23 ローランド株式会社 自動リズム演奏装置
IT1254625B (it) * 1991-11-19 1995-09-28 Dispositivo e procedimento per il trattamento di acque fangose e di scarico.
US5316685A (en) * 1992-07-30 1994-05-31 Grana, Inc. Method and apparatus for separating solids from liquid containing same
US5733238A (en) * 1995-10-24 1998-03-31 Carr Separations, Inc. Scraping assembly having angularly offset scraper blades for removing solids from an imperforate bowl centrifuge
KR100659722B1 (ko) * 2005-11-02 2006-12-21 몽 필 김 곡물 분쇄기의 분쇄물 포집장치
CN102179318B (zh) * 2010-12-29 2013-06-05 安徽普源分离机械制造有限公司 用于立式离心机卸料装置的吹气结构
CN104998769B (zh) * 2015-07-02 2017-05-10 蚌埠市兴利离心机制造有限公司 一种卸料装置可调节式离心机
CN110496712B (zh) * 2019-10-17 2021-05-11 张嗣远 一种立式刮刀中心卸料过滤离心机
KR102504657B1 (ko) * 2019-11-18 2023-02-27 주식회사 엘지화학 가압 원심 탈수기

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1542747A (en) * 1924-03-04 1925-06-16 Verney Vincenzo Centrifugal machine
US2894634A (en) * 1957-01-30 1959-07-14 Raffineries & Sucreries Say So Centrifuges
FR206069A (ja) * 1970-06-09
US3779450A (en) * 1972-03-29 1973-12-18 Pennwalt Corp Basket centrifuge
DE2260461C3 (de) * 1972-12-11 1980-06-04 Krauss-Maffei Ag, 8000 Muenchen Filterzentrifuge
US3937397A (en) * 1974-08-28 1976-02-10 The De Laval Separator Company Basket centrifuge
CH604907A5 (ja) * 1975-11-14 1978-09-15 Sandoz Ag

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0233868U (ja) * 1988-08-29 1990-03-02
EP0785030A2 (en) 1996-01-17 1997-07-23 Matsumoto Machine Mfg. Co., Ltd. Centrifugal filtration method and apparatus therefor

Also Published As

Publication number Publication date
EP0191965B1 (en) 1989-07-12
KR890003963B1 (ko) 1989-10-14
US4652254A (en) 1987-03-24
EP0191965A1 (en) 1986-08-27
ATE44476T1 (de) 1989-07-15
DE3571403D1 (en) 1989-08-17
JPS61178052A (ja) 1986-08-09
KR860006290A (ko) 1986-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6244982B2 (ja)
EP0879091B1 (en) Solids scraping assembly for a centrifuge
JP4941919B2 (ja) 遠心分離機
EP0056511A2 (en) Improved centrifuge and method of cleaning a centrifuge drum
JP2004505755A5 (ja)
US3741465A (en) Centrifugal separator with internal scraper blades
JP3888986B2 (ja) 遠心分離機及びその残留ケーキ排出装置
US5087127A (en) Removal of concentrate from a centrifugal separator
JP2662538B2 (ja) 生海苔の異物分離除去装置
JPH10151369A (ja) 多層混合物の遠心分離方法及びスクリューデカンター型遠心分離装置
JP4489482B2 (ja) 海苔混合液の異物分離装置における液位を基準値とした回転部の回転制御方法
WO2001043882A1 (en) Centrifugal classifier
GB2121325A (en) Cleaning centrifuge
JPS6028553B2 (ja) 遠心分離機
JP2001277113A (ja) 研削液砥石粒除去方法及び装置
JPH06210198A (ja) 固形体回収装置
JPS6158228B2 (ja)
JP4574663B2 (ja) 遠心分離機
JPH0632201Y2 (ja) 遠心分離機を利用した固形物分離装置
JP3053035U (ja) 生海苔の異物分離除去装置
JPS6241790B2 (ja)
JPS6241789B2 (ja)
JP2534445Y2 (ja) 遠心分離機
JPH09201550A (ja) デカンタ型遠心分離機
JP2005021849A (ja) 遠心分離機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term