JPS6158228B2 - - Google Patents

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JPS6158228B2
JPS6158228B2 JP16511283A JP16511283A JPS6158228B2 JP S6158228 B2 JPS6158228 B2 JP S6158228B2 JP 16511283 A JP16511283 A JP 16511283A JP 16511283 A JP16511283 A JP 16511283A JP S6158228 B2 JPS6158228 B2 JP S6158228B2
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JP
Japan
Prior art keywords
basket
solids
discharge pipe
solid matter
liquid
Prior art date
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Expired
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JP16511283A
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English (en)
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JPS6058254A (ja
Inventor
Takashi Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MATSUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Priority to JP16511283A priority Critical patent/JPS6058254A/ja
Publication of JPS6058254A publication Critical patent/JPS6058254A/ja
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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転するバスケツト内に原液を供給
して固形物と液分とに分離する遠心分離機に関す
るものである。
従来技術 医薬品の製造等に用いられる遠心分離機におい
ては、不純物や細菌等の混入を避けるために密閉
型の遠心分離機が用いられる。密閉型の遠心分離
器においては、原液の供給から固形物の排出まで
の作業をすべて、バケツトを覆うケーシングの外
部から行い得るようにする必要があり、バスケツ
ト内に得られた固形物は人手や外気に触れさせる
ことなく次の処理工程に送る必要がある。従来の
この種の遠心分離として、固形物掻取装置の掻取
刃の先端に吸引パイプを設けたものが知られてい
る。この従来の遠心分離機では、バスケツトを原
液を固形物と液分とに分離する際の回転方向と同
方向に低速回転させた状態で掻取刃を固形物層内
に進入させて固形物を掻き取ると同時にパイプに
より吸引してバスケツト外に排出するようになつ
ている。しかしながら、従来のこの種の遠心分離
機では、固形物排出管の取入口が原液を固形物と
液分とに分離する際のバスケツトの回転方向とは
逆方向に開口していたため、原液を固形物と液分
とに分離する際にバスケツト内に飛散した霧状の
原液が固形物排出管の取入口から該排出管内に進
入して固形物を排出する際にこの原液が外部に排
出されることになり、密閉型の遠心分離機の所期
の目的を達成することができないという欠点があ
つた。
発明の目的 本発明の目的は、原液が固形物排出管内に進入
することがないようにした密閉型の遠心分離機を
提供することにある。
発明の構成 本発明は、バスケツトと、バスケツト内に供給
された原液を固形物と液分とに分離する遠心分離
時にバスケツトを一方向に高速回転させる回転駆
動装置と、バスケツトの内周に形成された固形さ
れた固形物を掻き取る掻取装置と、掻取装置によ
り掻き取られた固形物を取入れ口から取入れてバ
スケツトの外部に排出する固形物排出管とを備え
た遠心分離機において、原液が固形物排出管内に
進入するのを防止したものである。
そのため本発明においては、回転駆動装置が、
固形物の掻取を行う際にバスケツトを遠心分離時
の回転方向と逆方向に低速回転させ得るように構
成され、固形物排出管の取入口が遠心分離時のバ
スケツトの回転方向側の前方側に開口するように
設けられている。
以上のように構成すると、原液を固形物と液分
とに分離する際に飛散する霧状の原液が固形物排
出管の取入口から該排出管内に進入することがな
く、原液を固形物と液分とに完全に分離すること
ができる。
実施例 以下本発明の実施例を図面とともに詳細に説明
する。
第1図および第2図は本発明の第1の実施例を
概略的に示したもので、同図において1はシヨツ
クアブソーバを備えた支持装置2により支持され
たケーシングである。ケーシング1は有底円筒状
に形成され、その上端開口部は着脱可能な蓋板3
により閉じられている。ケーシング1の底部中央
には軸受4が配設され、この軸受4に回転軸5が
支持されている。回転軸5の下端はケーシングの
下面に支持された油圧モータのごとき回転駆動源
を備えた回転駆動装置6に結合されている。7は
ケーシング1内に収納されたバスケツトで、この
バスケツトは円筒状の周壁8と、周壁8の上端か
ら径方向の内側に突出した環状の端部壁9と、底
壁10と、底壁10の中央部に設けられたボス部
11とからなり、ボス部11が回転軸5に嵌着さ
れて支持されている。
周壁8には多数の透孔12が形成され、バスケ
ツトの回転によつて分離した液分をこの透孔を通
して放散させることにより脱液するようになつて
いる。ケーシング1の周壁の内面下部には断面L
字形の環状の導液部材13が溶接され、ケーシン
グ1の周壁の下端に排液口14が設けられてい
る。導液部材13の底面は排液口14の位置で最
も低くなるように傾斜しており、バスケツト7か
ら排出された液分がこの導液部材13により排液
口14まで案内されるようになつている。ケーシ
ング1の蓋板3を貫通して給液パイプ15がバス
ケツト7内に挿入され、処理すべき原液がこの給
液パイプに設けられた噴出孔15aを通して図示
の矢印aのようにバスケツト内に供給される。ま
た蓋板3を回転自在且つ摺動自在に貫通して掻取
装置の管状の駆動軸16が設けられ、この駆動軸
16のバスケツト7内に挿入された下端部に掻取
刃と固形物排出管の取入口とを兼ねるノズル17
が取付けられている。第2図に示したように、こ
のノズル17と駆動軸16の内部とは連通してお
りこのノズルの先端部(掻取刃を兼ねる)17a
は、バスケツト7が遠心分離時の回転方向bと逆
方向(矢印c方向)に回転しているときに、バス
ケツト内周の固形物A内に進入し得る形状に形成
されている。ノズル17の先端開口部17bは原
液を固形物と液分とに分離する際のバスケツトの
回転方向bの前方側に開口するように形成されて
いる。駆動軸16は図示しない回転駆動装置と吸
引ポンプとに接続されており、回転駆動装置によ
りノズル17をバスケツト7の周壁8側に進入さ
せるように第2図において時計方向に回動させる
動作とノズル17とをバスケツトの底部側に下降
させる動作とを行い得るようになつている。
上記実施例の遠心分離機においてバスケツト7
を第2図に示す矢印b方向に高速回転させ、給液
パイプ15を通してバスケツト7内に原液を供給
すると、バスケツト7の内周に配設されたフイル
タ(図示せず)及び透孔12を通して脱液が行わ
れ、バスケツト7の内周に固形物Aの層が形成さ
れる。バスケツトの透孔12を通して放散される
液分は導液部材13により排液口14に導かれて
外部に排出される。このように、バスケツトを矢
印b方向に高速回転させて遠心分離を行わせる際
には、バスケツト7内に原液が霧状になつて充満
するが、本発明においては、固形物排出管の取入
口がこのときのバスケツトの回転方向bと逆方向
に開口しているので、霧状の原液が取入口から排
出管内に進入するのを防ぐことができる。バスケ
ツト7内に所定量の固形物層が形成されたのち、
バスケツト7を一旦停止させ、その後バスケツト
7を第2図に示す矢印c方向(遠心分離処理時の
回転方向と逆方向)に低速回転させた状態でノズ
ル17を固形物層A内に徐々に進入させる。これ
により固形物はノズル17の先端により掻き取ら
れるとともに該ノズル内に吸引されてバスケツト
外に排出される。この時固形物はバスケツト7の
回転によりノズル17の先端開口部17bに強制
的に押込まれるためバスケツト7の底壁に固形物
を落すことなく効率よく吸引排出される。固形物
の掻き取りおよび排出は通常バスケツトの上部側
から行い、掻き取り作業の進行にともなつてノズ
ル17を徐々に下方に移動させて順次バスケツト
の下部側の固形物の掻き取りおよび排出を行う。
第3図乃至第5図は本発明の第2の実施例を概
略的に示したもので、同図において上記第1の実
施例に示されている構成部材と同等の部材には同
符号を付し説明を省略する。第3図乃至第5図の
実施例ではバスケツト7の底壁10の中央寄りの
位置にボス11を同心的に取囲むように環状の凹
部20が形成されている。この凹部20は平坦な
底部21とこの底部の外周縁から斜上方に立上が
る傾斜壁部22とからなり、傾斜底部21の上端
は水平な底壁10の内周壁に連続している。また
蓋板3を回転自在且つ摺動自在に貫通して掻取装
置の駆動軸16が設けられ、この駆動軸16のバ
スケツト7内に挿入された下端部に掻取刃23が
取付けられている。駆動軸16は図示しない駆動
装置に接続され、この駆動装置により掻取刃23
をバスケツト7の周壁8側に進入させるように回
動させる動作と、該掻取刃をバスケツトの底部側
に下降させる動作とを行わせるようになつてい
る。そして上記掻取刃23はバスケツトが遠心分
離時の回転方向bとは逆向き(矢印c方向)に回
転しているときにバスケツトの回転に逆らう向き
に回動して固形物内に進入するように設けられて
いる。蓋板3を摺動可能に貫通して、固形物排出
管24がバスケツト内に挿入されている。この固
形物排出管の下端には固形物取入口25が設けら
れ、該排出管24は図示しない機構により、取入
口25が凹部20内に挿入される吸込位置と、取
入口25が凹部20から退避する退避位置との間
を上下動し得るようになつている。固形物排出管
24の取入口25はその先端に向かつて次第に断
面積が大きくなるように末広がりの形に形成さ
れ、取入口25の基部付近は、該取入口25を第
5図に示すように遠心分離処理時のバスケツトの
回転方向bと逆方向の矢印c方向に指向させるよ
うに折曲つた形状に成形されている。この例では
取入口25の開口面がバスケツトの回転方向bの
円弧の法線方向と平行になるように配置されてい
る。この固形物排出管の上端は図示しない吸引ポ
ンンプに接続されている。
上記第2の実施例の遠心分離機においてバスケ
ツト7を第5図の矢印b方向に高速回転させ、給
液管15を通してバスケツト7内に原液を供給す
ると、バスケツト7の内周に配設されたフイルタ
(図示せず)及び透孔12を通して脱液が行わ
れ、バスケツト7の内周に固形物Aの層が形成さ
れる。バスケツトの透孔12を通して放散される
液分は導液部材13により排液口14に導かれて
外部に排出される。バスケツトの底部の凹部20
内に入つた原液は遠心力により傾斜壁部22に沿
つてバスケツトの周壁8側に運ばれるため、凹部
20内に液が残ることは無い。この場合、バスケ
ツト内には原液が霧状になつて飛散するが、固形
物排出管24の取入口25はバスケツト7の回転
方向bと逆方向に開口しているので、この霧状の
原液が取入口25に進入することがない。バスケ
ツト7内に所定量の固形物層が形成された後、バ
スケツト7を一旦停止させ、バスケツト7を上記
回転方向bと逆向きのc方向に低速回転させた状
態で掻取刃23を固形物層A内に進入させる。こ
れにより固形物を掻き落して凹部20内に落下さ
せる。固形物排出管24は図示しない吸引ポンプ
に接続されているため、凹部20内に落下した固
形物(ケーキ)は固形物物排出管24の下端の固
形物取入口25から吸引されてバスケツト外に排
出される。この時固形物はバスケツト7の回転に
より固形物取入口25に強制的に押込まれるため
効率よく吸引排出される。掻取刃23は徐々に下
降しながら固形物を掻き落し続けるが、掻き落さ
れた固形物は凹部20内に落下するため、掻き落
した固形物により掻取刃の下降が妨げられること
はない。
上記第1および第2の実施例では、固形物取入
口を矩形状に形成したが、固形物排出管24は、
凹部20内の固形物を吸引し得るものであればよ
く、その取入口の形状は任意である。
上記第1および第2の実施例では、バスケツト
の回転軸をケーシングの下部に支持して、回転駆
動装置6をバスケツトの下方に配置しているが、
蓋板3の上に回転駆動装置及び回転軸の軸受装置
を支持してバスケツトをその上部で回転駆動する
型式の遠心分離機にも本発明を適用することがで
きる。
上記の実施例では、バスケツトの周壁の透孔を
通して脱液を行う遠心分離機を例にとつたが、バ
スケツトの周壁には孔を設けずにスキミングパイ
プにより液分を汲み出して脱液を行う遠心沈降機
も本発明の遠心分離機に包含される。
なお上記の各実施例では、固形物の掻き取りと
吸引排出とを行う際のバスケツトの回転方向を原
液を固形物と液分とに分離する際のバスケツトの
回転方向と逆方向としたが、本発明においては原
液を固形物と液分とに分離する際に固形物排出管
の取入口をバスケツトの回転方向の前方向側に向
けるように形成しておけばよく、第3図乃至第5
図に示した実施例のように、掻取刃と別個に固形
物排出管を設ける場合にはバスケツトを遠心分離
時の回転方向と同方向に低速回転させながら固形
物の掻き取りと吸引排出とを行わせるようにする
こともできる。
発明の効果 固形物を排出する際にバスケツトを遠心分離時
の回転方向と逆方向に低速回転させ得るようにバ
スケツトの回転駆動装置を構成するとともに、固
形物排出管の取入口を遠心分離時のバスケツトの
回転方向の前方側に向けて形成したので、原液を
遠心分離する際にバスケツト内で飛散する霧状の
原液が固形物排出管の取入口から該排出管内に進
入するのを防ぐことができ、固形物を外部に排出
する際に原液が固形物に混入するのを防止するこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す概略断面
図、第2図は本発明の第1の実施例の要部を示す
説明図、第3図は本発明の第2の実施例を示す概
略断面図、第4図は本発明の第2の実施例の固形
物排出管の取入口付近を示す斜視図、第5図は第
3図のV−V線断面図である。 6……回転駆動装置、7……バスケツト、16
……掻取装置の駆動軸、23……掻取刃、24…
…固形物排出管、25……固形物排出管の取入
口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 バスケツトと、前記バスケツト内に供給され
    た原液を固形物と液分とに分離する遠心分離時に
    前記バスケツトを一方向に高速回転させる回転駆
    動装置と、前記バスケツトの内周に形成された固
    形物を掻き取る掻取装置と、前記掻取装置により
    掻き取られた固形物を取入れ口から取入れて前記
    バスケツトの外部に排出する固形物排出管とを備
    えた遠心分離機において、 前記回転駆動装置は、前記固形物を掻取る際
    に、前記バスケツトを前記遠心分離時の回転方向
    と逆方向に低速回転させ得るように構成され、 前記固形物排出管の取入口は前記遠心分離時の
    前記バスケツトの回転方向の前方側に開口するよ
    うに設けられていることを特徴とする遠心分離
    機。
JP16511283A 1983-09-09 1983-09-09 遠心分離機 Granted JPS6058254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16511283A JPS6058254A (ja) 1983-09-09 1983-09-09 遠心分離機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16511283A JPS6058254A (ja) 1983-09-09 1983-09-09 遠心分離機

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Publication Number Publication Date
JPS6058254A JPS6058254A (ja) 1985-04-04
JPS6158228B2 true JPS6158228B2 (ja) 1986-12-10

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ID=15806130

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JP16511283A Granted JPS6058254A (ja) 1983-09-09 1983-09-09 遠心分離機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114590U (ja) * 1991-03-19 1992-10-08 タツタ電線株式会社 牽引ロープ

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Publication number Publication date
JPS6058254A (ja) 1985-04-04

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