JPS6244060Y2 - - Google Patents

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JPS6244060Y2
JPS6244060Y2 JP1981096000U JP9600081U JPS6244060Y2 JP S6244060 Y2 JPS6244060 Y2 JP S6244060Y2 JP 1981096000 U JP1981096000 U JP 1981096000U JP 9600081 U JP9600081 U JP 9600081U JP S6244060 Y2 JPS6244060 Y2 JP S6244060Y2
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JP1981096000U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上下の横枠及び左右の縦枠からなる
枠体内部に二重板材を設ける二重板装置におい
て、左右の縦枠間に渡る中間横枠を設ける場合の
当該中間横枠に関するものである。
二重板装置は、金属製障子や嵌め殺し窓におい
て断熱、防音、結露現象の防止等を目的として用
いられているが、板材が大型化する場合や装飾等
他の目的を有する場合には枠体の中間部分に中間
横枠を設けることが行なわれている。
この中間横枠は枠体を上下に分割するので、中
間横枠の上側及び下側に位置する夫々の二重板材
の嵌め込み、支持あるいは板材間の気密保持を必
要とするが、従来の中間横枠では板材の支持が不
確実となり易く、このため板材間の気密保持を損
なう場合があつた。また、従来の中間横枠はアル
ミニウム合金等の金属材料から構成するため室内
外の温度伝達材となつて板材の結露防止に悪影響
を与えることがあるので、室内側部材と室外側部
材とを断熱材を介して接続するようにしたものが
ある(例えば実開昭56−57289号公報)。更に板材
の結露を完全に防止する目的で、板材間の空隙を
乾燥剤を用いて除湿することが提案されている
(例えば実公昭47−6462号公報)。しかし、従来の
中間横枠は二重板材間の空隙を分断するため、該
空隙の除湿に何ら寄与しないばかりかむしろ除湿
の妨げとなつている。
本考案は上記従来例の問題点に鑑み提案された
もので、上横枠、下横枠及び左右の縦枠からなる
枠体の内部に上記左右の縦枠間に渡る中間横枠を
設け、上記中間横枠によつて上下に分割される枠
体の内部に夫々二重板材を設けて両板材の対向間
隔を気密に封じた二重板装置において、上記中間
横枠を上面壁、下面壁、室外面壁及び室内面壁か
らなる略矩形断面の金属製中空体から構成し、上
記上面壁の見込方向中央部に、当該中間横枠の上
側に位置する一対の二重板材の下縁部の対向間隔
内に突入する一対の垂直壁及び該垂直壁の上端を
結ぶ水平壁からなる中央支持隆条部を突設し、こ
の中央支持隆条部の垂直壁上端にビード受溝を形
成し、上面壁の中央支持隆条部の室内側及び室外
側にはビード受溝を有する押縁の支持部を設け、
中央支持隆条部の垂直壁の基端部分と上記押縁の
支持部との間の上面壁には支持ブロツクの載置面
を構成し、更に上記中間横枠の下面壁には当該中
間横枠の下側に位置する二重の板材の上縁部を受
け入れるための上面壁側に向つて突出すると共に
下向きに開口する一対のポケツト部を一体に形成
すると共に、該ポケツト部内に向かつて開口する
ビード受溝を設けることにより、中間横枠の上側
に位置する二重の板材の下縁部並びに下側に位置
する二重の板材の上縁部を中間横枠として容易か
つ確実に支持すると共に、作業能率や雨仕舞効果
などを向上させるものである。
本考案に係る中間横枠は全体を金属材料から一
体に構成する他、見込方向中央部に断熱樹脂層を
介在させて構成することが可能であり、かくすれ
ば断熱性能は更に向上する。
また、中空の中間横枠を二重板材の対向間隔と
連通させ、該中間横枠に乾燥剤の収納体を交換可
能に設ければ、中間横枠を二重板材間の除湿に寄
与させることができる。
以下、図示の実施例について本考案を説明す
る。
金属製障子や嵌め殺し窓を構成する枠体1は周
囲の上横枠2、下横枠3、及び左右の縦枠4,4
を有し、更に本考案の対象とする、左右の縦枠
4,4間に渡る中間横枠10を有している。ガラ
ス板、合成樹脂板等からなる二重板材6,6は中
間横枠10で上下に分割された枠体1内に夫々嵌
め込まれ、該二重板材6,6間の空隙は気密に保
持される。尚、上下の横枠2,3及び左右の縦枠
4,4の二重板材6,6の支持構造は上記機能を
有するものであればどのような構造であつてもよ
い。
しかして、上記中間横枠10は、第2図に示す
ように上面壁11、下面壁12、室外面壁13及
び室内面壁14を有する略矩形断面の中空状の長
尺材からなるもので、上面壁11の見込方向中央
部には二重板材6,6の下縁部の対向間隔内に突
入する中央支持隆条部15が一体に形成されてい
る。この中央支持隆条部15は見込方向前後に設
けた一対の垂直壁15a,15aと該垂直壁15
a,15aの上端を結ぶ水平壁15bとからな
り、各垂直壁15aの上端部外面には夫々ビード
受溝16が設けられている。また、上面壁11の
中央支持隆条部15の室内側及び室外側には押縁
20に設けた係止部17と嵌合する支持部が夫々
形成されている。
他方、上記下面壁12には中間横枠10の下側
に位置する二重の板材6,6の上縁部を受け入れ
る。下向きに開口して上面壁11に向つて突出す
る一対のポケツト部18,18が一体に形成され
ている。このポケツト部18,18は夫々見込方
向前後の垂直壁18aと該垂直壁18aの上端を
結ぶ水平壁18bとからなり、各垂直壁18aの
基端部にはポケツト部18内に向つて開口するビ
ード受溝19が設けられている。
尚、上記の説明及び図面から明らなように、本
考案に係る中間横枠10は二重板材6,6の中央
部に関し対称な断面形状を有している。従つて、
室外面壁13と室内面壁14との別は便宜上のも
のであり、施工後その別が生じる。
次ぎに、上記のような構成を有する中間横枠1
0の上側及び下側に、二重板材6,6を夫々止着
する場合を説明する。まず、中間横枠10の上側
に位置するに二重板材6,6にいては、中間横枠
10の上面壁11の中央支持隆条部15のビード
受溝16にビード21,21を嵌め、このビード
21,21に上縁部を上横枠2に止着した上側に
位置する二重板材6,6の下縁部を当接させ、こ
の状態で中央支持隆条部15の前後の支持部に押
縁20の係止部17を夫々嵌めればよい。そし
て、押縁20のビード受溝22に予めまたは後に
ビード23を嵌めれば、二重の板材6,6は前後
のビード21,23に挟着された状態で中央隆条
部15と押縁20で構成される中間横枠10のガ
ラスポケツト部24に安定した気密状態で支持さ
れることになる。尚、25は二重板材6,6の下
端を支持する支持ブロツクである。
一方、中間横枠10の下側に位置する二重板材
6,6の上縁部を支持するには、まず、ポケツト
部18,18のビード受溝19のうち、二重板材
6,6で挟着される側の受溝19,19にビード
26を嵌め、その状態でポケツト部18,18に
二重板材6,6の上縁部を挿入し、更に室内側、
室外側の各ビード受溝19にビード27を各々嵌
めれば、中間横枠10の下側に位置する二重板材
6,6の上縁部を気密に支持することができる。
ところで、上記中間横枠10はアルミニウム合
金等の金属材料を押出成形して形成するのが普通
であるため、該中間横枠10が室内外の温度伝達
材となつて断熱性や結露防止に悪影響を与える場
合がある。そこで、第3図は断熱性に優れた中間
横枠10の実施例を示すものである。同図におい
て第2図の実施例と同一の構成要素には同一の符
号を付すものとすると、金属材料からなる中間横
枠10は、前記対称断面、即ち中央支持隆条部1
5の中央及び一対のポケツト部18,18の間に
おいて分断されて室外側部材10Aと室内側部材
10Bとの二部材となつている。そして、分断部
分には断熱樹脂層10Cが注入されて両部材10
Aと10Bとを結合している。両部材10Aと1
0Bには断熱樹脂層10Cとの結合性を高めるた
めの突条28が形成されている。
この実施例によれば、中間横枠10における熱
伝導を遮断して結露現象を防止することができ
る。
更に、第4図、第5図は、上記第1図、第2図
の中間横枠10に乾燥剤の収納体30を着脱可能
に設けて二重板材6,6間の除湿を行なうように
した実施例を示す。中間横枠10の内部中空部3
1は、中央支持隆条部15の水平壁15bに穿設
した連通孔32とポケツト部18,18間の下面
壁12に穿設した連通孔33(第4図)、あるい
は上記断熱樹脂層10Cに穿設した連通孔34
(第5図)により二重の板材6,6の対向間隔と
連通しており、上記収納体30はこの中空部31
内に臨んでいる。収納体30は、周面に多数の孔
35を穿設した断面円形または矩形の筒状体36
とこの筒状体36の一端を開閉する蓋体37とか
らなるもので、室内面壁14に穿設した孔38及
び該孔38に嵌着したパツキング材39を介して
中間横枠10に挿脱可能となつている。
従つて、この実施例によれば、収納体30をそ
の内部に乾燥剤40を収納して中空部31内に臨
ませると、上記連通孔32,33あるいは34を
介して二重板材6,6の対向間隔が除湿されるた
め二重板材6,6の対向間隔内は結露する虞れが
ない。そして、乾燥剤40は吸湿限界に達したら
適宜交換することができるので半永久的に上記結
露を防止することができる。尚、吸湿限界に達し
たら変色する乾燥剤を使用する場合には、蓋体3
7を透明材料から構成すると乾燥剤の交換時期を
知る上で好適である。
以上要するに本考案は、上横枠、下横枠、左右
の縦枠及び中間横枠を組立た枠体の内部に、ガラ
ス等の二重板材を嵌め付ける場合、予め中間横枠
の各ビード受溝にビードを挿着し、中間横枠の上
側に位置する二重板材の上縁部を上横枠に嵌挿し
てから該板材の下縁部を傾動して中間横枠の中央
支持隆条部の垂直壁に当接させ、該板材の下端を
支持ブロツクで支えると共に、ビードを挿着した
押縁を中間横枠の上面壁の支持部に嵌合すればよ
い。また、中間横枠の下側に位置する二重板材は
上縁部を中央支持隆条部の各ポケツト部に嵌挿し
てから下方部分を傾動して、下縁を下横枠に止着
すればよい。
本考案によれば、中間横枠の上側に位置する二
重板材の下縁部を、中間横枠に形成した中央支持
隆条部と外部から嵌合する押縁とで支持し、中間
横枠の下側に位置する二重板材の上縁部を、中間
横枠に形成したポケツト部で支持することができ
る。従つて、二重板材の支持が容易かつ確実にな
ると共に、各枠材におけるビードの取付けが極め
て簡単になり、支持ブロツクの設置も簡単になる
ので、板材の嵌め付け作業が著しく容易となる。
また、本考案は予め形成したポケツト部と支持部
に嵌合させる押縁とを併用しているので、作業性
が大きく改善されて高能率となり、中間枠材とし
て優れた作用効果を発揮する。しかも、各枠材に
予めビードを挿着することができるので、枠材に
板材を嵌め付けた状態ではビードと板材との気密
性が良く、水密性や気密性に富んで遮水性や防音
性が良好となり、枠体と板材との間から雨漏りし
たり外部の騒音が室内側に達することがない。
また、各枠材により枠体を組立たら板材の嵌め
込みにおいてビス等を使用しないので熟練技術を
要することがなく、極めて簡単に枠体を構成する
ことができ、実用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
に係る二重板装置の中間横枠を有する枠体の正面
図、第2図は第1図の−線に沿う縦断面図、
第3図、第4図、第5図は夫々本考案の他の実施
例を示す縦断面図である。 1……枠体、2……上横枠、3……下横枠、4
……縦枠、6……二重板材、10……中間横枠、
10A……室外側部材、10B……室内側部材、
10C……断熱樹脂層、11……上面壁、12…
…下面壁、13……室外面壁、14……室内面
壁、15……中央支持隆条部、17……係止部、
18……ポケツト部、20……押縁、30……収
納体、31……中空部、32,33,34……連
通孔、40……乾燥剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上横枠、下横枠及び左右の縦枠からなる枠体
    の内部に上記左右の縦枠間に渡る中間横枠を設
    け、上記中間横枠によつて上下に分割される枠
    体の内部に夫々二重板材を設けて両板材の対向
    間隔を気密に封じた二重板装置において、上記
    中間横枠を上面壁、下面壁、室外面壁及び室内
    面壁からなる略矩形断面の金属製中空体から構
    成し、上記上面壁の見込方向中央部に、当該中
    間横枠の上側に位置する一対の二重板材の下縁
    部の対向間隔内に突入する一対の垂直壁及び該
    垂直壁の上端を結ぶ水平壁からなる中央支持隆
    条部を突設し、この中央支持隆条部の垂直壁上
    端にビード受溝を形成し、上面壁の中央支持隆
    条部の室内側及び室外側にはビード受溝を有す
    る押縁の支持部を設け、中央支持隆条部の垂直
    壁の基端部分と上記押縁の支持部との間の上面
    壁には支持ブロツクの載置面を構成し、更に上
    記中間横枠の下面壁には当該中間横枠の下側に
    位置する二重の板材の上縁部を受け入れるため
    の上面壁側に向つて突出すると共に下向きに開
    口する一対のポケツト部を一体に形成すると共
    に、該ポケツト部内に向かつて開口するビード
    受溝を設けたことを特徴とする二重板装置の中
    間横枠。 (2) 中間横枠を構成する金属製中空体が、中央支
    持隆条部の上面中央部分及び一対のポケツト部
    の間において、室内側部材と室外側部材とに分
    断され、両部材が対向する中央支持隆条部間及
    びポケツト部間に介在させた断熱樹脂層を介し
    て接続されている実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載の二重板装置の中間横枠。 (3) 中間横枠の中空部が二重板材の対向間隔と連
    通し、該中間横枠に乾燥剤の収納体が交換可能
    に設けられている実用新案登録請求の範囲第(1)
    項または第(2)項記載の二重板装置の中間横枠。
JP9600081U 1981-06-30 1981-06-30 二重板装置の中間横枠 Granted JPS582293U (ja)

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JPS582293U JPS582293U (ja) 1983-01-08
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