JPS6243896Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6243896Y2
JPS6243896Y2 JP7775383U JP7775383U JPS6243896Y2 JP S6243896 Y2 JPS6243896 Y2 JP S6243896Y2 JP 7775383 U JP7775383 U JP 7775383U JP 7775383 U JP7775383 U JP 7775383U JP S6243896 Y2 JPS6243896 Y2 JP S6243896Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain hole
floor panel
sub
floor
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7775383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59180966U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7775383U priority Critical patent/JPS59180966U/ja
Publication of JPS59180966U publication Critical patent/JPS59180966U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6243896Y2 publication Critical patent/JPS6243896Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は自動車のフロア水抜き構造に関する。
b 従来技術 従来の自動車のフロア水抜き構造としては、例
えば実開昭56−48962号に記載されたものがあ
る。この水抜き構造は第1図に示すように、両端
がサイドシル1に接合されたフロアパネル2の一
般部3に水抜き孔4が穿設されている。この水抜
き孔4は塗装および水洗工程終了後にプラグ(図
示せず)を取り付けて閉塞する。5はフロアパネ
ル2のトンネル部である。
しかしながら、このような構造にあつては、水
抜き孔4はフロアパネル2の最も低い位置である
一般部に設定され、しかも比較的大きな孔となつ
ていたため、タイヤからの石跳ねや路面干渉等に
よりプラグが脱落あるいは変形し水侵入の原因と
なる問題点があつた。
さらに、従来の自動車の水抜き構造として同じ
く実開昭56−48962号に記載されたものがある。
この水抜き構造は第2図に示すように、フロアパ
ネル2の一般部3に第1の水抜き孔6が穿設さ
れ、フロアパネル2の水抜き孔6がある一般部3
の下面にはサイドメンバー7が固定され、このサ
イドメンバー7における底板の前記水抜き孔6と
重ならない位置に第2の水抜き孔8が穿設されて
いる。
しかしながら、この構造のものにあつては、第
1および第2の水抜き孔6,8にはプラグは不要
で、したがつて上記第1従来例の欠点はないもの
で、サイドメンバー7は強度部材で、水抜き孔8
を大きくしたり数を多くしたりすることは剛性確
保上できないため、必然的に水抜き孔8が小径と
なり塗装および水洗工程において水抜き効率が非
常に悪い欠点があつた。
c 考案の目的 本考案はかかる従来の問題点に鑑みなされたも
ので、良好な水抜き効率を確保しつつ、タイヤか
らの石跳ねや路面干渉等によりプラグが脱落ある
いは変形しないようにし水密性能を確保するよう
にした自動車の水抜き構造を提供することを目的
とする。
d 考案の構成 本考案はかかる目的を達成するため、フロアパ
ネルにおけるトンネル部の立壁部に主水抜き孔を
穿設し、前記フロアパネルの下面に固定され該フ
ロアパネルと共同して空間を形成するメンバーに
対応する該フロアパネルの一般部に第1の副水抜
き孔を穿設するとともに、前記メンバーに第2の
副水抜き孔を穿設し、前記主水抜き孔は前記第1
副水抜き孔に比し大径としたものである。
e 考案の作用 塗装および水洗工程において、フロントフロア
に溜つた塗装液および水は主水抜き孔から車外に
排出され、同時に第1および第2の副水抜き孔を
経て車外に排出される。
f 実施例 以下本考案を図面に基づいて説明する。
まず構成を説明すると、第3図、第4図におい
て、11はその両端がサイドシル12に接合され
たフロアパネルで、その車幅方向の略中央部でサ
イドシル12と略平行となるよう延在するトンネ
ル部13と、トンネル部13の両側の一般部14
とから形成されている。前記トンネル部13にお
ける立壁部13aの前記一般部14にできるだけ
近い位置には所要数の主水抜き孔15が穿設され
ている。前記フロアパネル11における一般部1
4の前記トンネル部13から所定間隔離間した位
置の下面にはサイドシル12と略平行に延在する
車体強度部材であるサイドメンバー16が固定さ
れ、このサイドメンバー16とフロアパネル11
の一般部14とで垂直断面箱形の空間17を形成
している。前記フロアパネル11における一般部
14の前記サイドメンバー16が対応する位置に
所要数の第1の副水抜き孔18が穿設され、前記
サイドメンバー16の底板16aには同じく所要
数の第2の副水抜き孔19が穿設されている。な
お、第2の副水抜き孔19の孔径は略第1の副水
抜き孔18の孔径と略同じであれば良い。前記主
水抜き孔15は第1副水抜き孔18に比し大径と
なつている。
かかる構成につき、例えば自動車の車体の塗装
工程においては、車体を液槽から引き上げると、
フロアパネル11の一般部14に溜つた塗装液は
その殆んどが比較的大径である主水抜き孔15か
ら車外へ排出され、同時にこの主水抜き孔15よ
り下方の残つた塗装液は第1および第2の副水抜
き孔18,19を経て車外に排出されることとな
る。このようにして塗装液は効率良く速やかに車
外に排出されるものである。なお、水洗工程にお
ける水の排水も同様である。
これら塗装および水洗工程が終了した後、前記
主水抜き孔15および第1副水抜き孔18は夫々
プラグ20,21を取り付けて閉塞するものとす
る。尚、この実施例では第1副水抜き孔18をプ
ラグ21により閉塞しているが、このプラグは必
ずしも必要ではなく省略は可能である。
次に完成車にあつて、走行の際、路面干渉があ
つても干渉部位は必ずプラグ20,21から外れ
た部位であるため、該プラグ20,21は脱落、
変形することはない。また、タイヤからの石跳ね
があつても、プラグ20は路面に対向しないトン
ネル部13の立壁部13aに取り付いているた
め、チツプの直撃はない。同じくプラグ21もサ
イドメンバー16にガードされているのでチツプ
の直撃はなく、両プラグ20,21共脱落、変形
するに至らない訳である。
なお、第2の副水抜き孔19はフロアパネル1
1の下面に固定され、該フロアパネル11と共同
して空間を形成する車体強度部材であればどのよ
うなものでも形成しても良いことは勿論である。
g 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によれば、タ
イヤからの石跳ねや路面干渉等によりプラグが脱
落あるいは変形することを防止し水密性能を確保
することができ、しかも良好な水抜き効率を確保
しつつ達成できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は夫々従来の自動車のフロ
ア水抜き構造を示す概略斜視図、第3図は本考案
による自動車のフロア水抜き構造を示す概略斜視
図、第4図は第3図の−線断面図である。 11……フロアパネル、13……トンネル部、
13a……立壁部、14……一般部、15……主
水抜き孔、16……サイドメンバー、17……空
間、18……第1の副水抜き孔、19……第2の
副水抜き孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロアパネルにおけるトンネル部の立壁部に主
    水抜き孔を穿設し、前記フロアパネルの下面に固
    定され該フロアパネルと共同して空間を形成する
    メンバーに対応する該フロアパネルの一般部に第
    1の副水抜き孔を穿設するとともに、前記メンバ
    ーに第2の副水抜き孔を穿設し、前記主水抜き孔
    は前記第1副水抜き孔に比し大径としたことを特
    徴とする自動車のフロア水抜き構造。
JP7775383U 1983-05-23 1983-05-23 自動車のフロア水抜き構造 Granted JPS59180966U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7775383U JPS59180966U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 自動車のフロア水抜き構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7775383U JPS59180966U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 自動車のフロア水抜き構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59180966U JPS59180966U (ja) 1984-12-03
JPS6243896Y2 true JPS6243896Y2 (ja) 1987-11-16

Family

ID=30207770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7775383U Granted JPS59180966U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 自動車のフロア水抜き構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59180966U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235012A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mazda Motor Corp 電着塗装液排出孔を備えた自動車車体のチューブ状フレーム構造
JP6237259B2 (ja) * 2014-01-22 2017-11-29 トヨタ自動車株式会社 電池パックを搭載した自動車

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59180966U (ja) 1984-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6243896Y2 (ja)
JPS591848Y2 (ja) 開閉屋根式自動車の排水装置
JPS6120465B2 (ja)
JP3148111B2 (ja) 自動車のマッドガード
JPS58176074U (ja) 自動車の排水装置
JPH0214991Y2 (ja)
JPH10175447A (ja) 水垂れ防止構造
JPH0443425Y2 (ja)
JPH0338032Y2 (ja)
JPS5863579A (ja) 自動車の水抜き構造
JP2600980B2 (ja) フエンダー下端部構造
JPH0840074A (ja) 車両の水抜き構造
JPS59184013A (ja) ウインドウエザ−ストリツプの水抜構造
JPS6017413Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPS598942Y2 (ja) 自動車用キツキングプレ−ト
JP3959585B2 (ja) フェンダーライニング
JPH0517334Y2 (ja)
JPH054467Y2 (ja)
JPS6361317U (ja)
JPS6210215Y2 (ja)
JPS6113405Y2 (ja)
JPS6240817Y2 (ja)
JP2000043755A (ja) 車両ボディーの塗料抜き構造
JPS6213854Y2 (ja)
JPS623339Y2 (ja)