JPS6243627B2 - - Google Patents

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JPS6243627B2
JPS6243627B2 JP57151633A JP15163382A JPS6243627B2 JP S6243627 B2 JPS6243627 B2 JP S6243627B2 JP 57151633 A JP57151633 A JP 57151633A JP 15163382 A JP15163382 A JP 15163382A JP S6243627 B2 JPS6243627 B2 JP S6243627B2
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signals
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stereo
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Aaru Kaan Reonaado
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Publication of JPS6243627B2 publication Critical patent/JPS6243627B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/44Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast
    • H04H20/46Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53-H04H20/95
    • H04H20/47Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53-H04H20/95 specially adapted for stereophonic broadcast systems
    • H04H20/49Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53-H04H20/95 specially adapted for stereophonic broadcast systems for AM stereophonic broadcast systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は振巾変調(AM)ステレオ受信機、特
に異なる複合変調標準に従つて搬送波に施された
複合振巾変調及び角度変調を有する放送波帯ステ
レオ信号を受信することが可能なAMステレオ受
信機に係るものである。
既存のAMラジオサービスを用いてステレオ放
送を行なうために、少なくとも5つの異なる方法
が提案されている。例えば、IEEEの「スペクト
ラム」誌1978年6月号の24ページに所載の論文
「AMステレオ:係争中の5つのオプシヨン」及
び連邦通信委員会(FCC)のドケツト21313号の
AMステレオ放送プロシーデイング」を参照され
たい。これら5つの各システムは、既存のモノホ
ニツクAM受信機が各システムで伝送される複合
信号からのモノホニツクオーデイオ信号成分を検
出できるように、コンパチブル信号フオーマツト
を有する複合伝送信号を発生する。モノホニツク
信号成分に加えて、提案されている複合変調標準
の何れか1つのために特別に装備された受信機
は、ステレオホニツク信号成分を受けて左(L)
及び右(R)オーデイオ情報を弁別し、デコード
し、検出したモノホニツク信号成分と組合せてス
テレオホニツク・サウンドを作ることができる。
提案されているAMステレオシステムの1つ
は、伝送すべき複合信号を作るのに振巾及び周波
数変調(AM/FM)を用いている。この提案さ
れているシステムによれば、搬送波は左と右のス
テレオ・オーデイオ信号の差(L−R)に対応す
る情報で周波数変調される。周波数変調された搬
送波は、次で左及び右のステレオ・オーデイオ信
号の和(L+R)に対応する信号で振巾変調され
(これは標準のモノホニツク振巾変調(AM)と
等価である)、その結果得られた複合信号が放送
される。その結果、包絡線検波を行なうありふれ
たAM受信機は、複合信号のAM即ち(L+R)
成分を検出してモノホニツク受信が行なわれる。
特別に装備されたステレオ受信機は、複合信号の
周波数変調即ち(L−R)成分も検出する。(L
−R)を表わすオーデイオ信号は、加算及び減算
マトリツクスにおいて(L+R)信号と混合する
ことができ、ステレオ・リスニングのための別々
の(L)及び(R)出力オーデイオ信号が作られ
る。
提案されている別のシステムは、ステレオ差
(L−R)情報を伝送するために搬送波を周波数
変調するのではなく、位相変調(AM/PM)し
ている。このシステムでは、位相変調した搬送波
を(L+R)情報で振巾変調して複合信号を作
り、これを送信する。
提案されている更に別のシステムでは、コンパ
チブル直角振巾変調(CQUAM)として知られて
いる変調技術を用い、搬送波を(L−R)情報で
変形位相変調する。次でこの位相変調された搬送
波を(L+R)情報で振巾変調して複合信号を作
る。この複合信号は、同一の周波数ではあるが位
相が90゜だけ異なつている1つの搬送波(直角搬
送波)からなつており、一方の搬送波が左(L)
ステレオ・オーデイオ情報で、また他方の搬送波
が右(R)ステレオ情報で振巾変調されているも
のと見ても差支えない。
提案されている更に別のシステムは、可変コン
パチブル位相マルチプレツクス(V−CPM)シ
ステムとして知られているものであつて、直角シ
ステムの変形である。このシステムでは、同一周
波数の2つの搬送波の位相が、送信されるオーデ
イオ信号の内容に依存して30゜乃至90゜の間で変
化する量だけ分離している。これらの搬送波の一
方は左(L)ステレオ・オーデイオ情報で振巾変
調され、他方は右(R)ステレオ情報によつて振
巾されており、2つは線形に混合される。合成信
号は(L+R)を表わす同相成分と、(L−R)
情報を表わす直角位相成分とに分解することがで
きる。200Hz以下の(L−R)情報は周波数変調
される低周波(55乃至96Hz)パイロツト信号のた
めの余地を残すために除去される。このパイロツ
ト信号は2つの機能を遂行する。即ち、ステレオ
放送が行なわれつつあることを指示することと、
その変調が特別に装備されたステレオ受信機にこ
のシステムの2つの可変角度搬送波間の瞬時位相
角を知らせることであり、これによつてこれらの
受信機は送信された信号の位相変調の変化に追随
できるようになる。ステレオ受信機においては包
絡線検波によつて(L+R)オーデイオ信号を、
そして直角同期検波によつて(L−R)オーデイ
オ情報を表わす信号を誘導することができる。パ
イロツト信号は別個に検波され、その変調を用い
て(L−R)信号チヤンネルの利得を変化させて
放送された信号に追随する可変角度受信機の等価
回路を得るようになつている。合成(L+R)信
号及び利得により制御される(L−R)信号はあ
りふれたステレオマトリツクスにおいて混合され
(L)及び(R)信号が作られる。更に、このシ
ステムの開発者は(L−R)チヤンネルの利得が
変化しないような簡易化した受信機も提案してい
る。これは角度変化に追随する代りに、ある妥協
的な固定角で可変角度放送信号を受信することに
なる。
最後に、独立側波帯(ISB)システムとして知
られるシステムが提案されている。このシステム
は、適当に変形された(L−R)信号で搬送波を
位相変調し、次でこの位相変調された搬送波を
(L+R)信号で振巾変調するのであるが、(L+
R)及び(L−R)信号は直角関係をなすように
移相されている。その結果、複合信号の下側側波
帯は主として左(L)ステレオ情報を含み、上側
側波帯は主として右(R)ステレオ情報を含むよ
うになる(従つて名前が「IBS」なのである)。
このシステムは米国特許第3218393号、同3908090
号及び同4018994号にも記載されている。
これらの提案されている各システムによつて送
信される複合信号は、ステレオ放送の存在を識別
するための低周波パイロツト信号成分を含んでい
る。上述の各システム毎にパイロツト信号の周波
数が異なつているので(AM/FM:20Hz、AM/
PM:5Hz、CQUAM:25Hz、V―CPM:55〜96
Hz、及びISB:15Hz)、これらのパイロツト信号
自体が各複合信号に用いられている変調方法を識
別していることになる。
これらのシステムのより詳細な説明は、前述の
IEEEスペクトラムの論文、FCCドケツト21313
号のパブリツクフアイル、及びこれらのシステム
の特許明細書を参照されたい。
提案されているシステムの性能には重大な差が
あるにも拘わらず、FCCはAMステレオ放送の国
内標準のための基礎としてこれらのシステムの中
の1つを選択しかねている。その結果、FCCは
これらのシステムの中から1つ以上を公認しよう
と考えている。この場合、市場における自由競争
の正規の説得力によつて、最終的にこれらのシス
テムの1つを有力なAMステレオシステムとする
のか、或は2つ或はそれ以上のシステムを共存さ
せ得るのかを決定できるようになる。
従つて、本発明の目的は、提案されている種々
の変調技術の2つ或はそれ以上の中の何れか1つ
による複合変調を有するAMステレオ信号を受信
することが可能な受信機を提供することである。
本発明の別の目的は、提案されている種々の
AMステレオ放送技術の何れか1つに関連して使
用されているパイロツト信号を検出することが可
能なAMステレオ受信機を提供することである。
本発明の更に別の目的は、パイロツト信号の検
出によつて、受信した特定のAMステレオ放送信
号には提案されている種々の変調技術の中の何れ
が使用されているのかを自動的に識別することが
できるAMステレオ受信機を提供することであ
る。
本発明によれば、選択された周波数特性を有す
るパイロツト信号を含む変調成分を含むステレオ
ホニツク放送信号用受信機において、これらのパ
イロツト信号の存否を決定するための装置が提供
される。この装置には、パイロツト信号を含む第
1の周波数帯内に存在している受信した信号成分
を検出し、そして第1の周波数帯の上或は下に位
置する少なくとも1つの他の周波数帯内に存在す
る受信した信号成分も検出する手段が設けられて
いる。更に、第1及び他の周波数帯で検出した信
号を評価し、第1の周波数帯内の信号が第1のレ
ベルを越え且つ他の周波数帯内の信号が第2のレ
ベルを越えていないことを指示する出力信号を発
生する手段も設けてある。
本発明の別の面によれば、複数の異なる型の
AMステレオホニツク放送信号のそれぞれに独特
な選択された周波数特性を有するパイロツト信号
を含む変調成分を含むAMステレオホニツク放送
信号用受信機において、これらのパイロツト信号
の何れか1つの存在を決定し、それによつてどの
型のAMステレオホニツク放送信号を受信中であ
るのかを指示する装置が提供される。この装置
は、複数の狭い周波数帯内に存在する受信した信
号成分を検出する手段を含んでいる。これらの各
周波数帯はパイロツト信号を1つだけ含むような
帯域巾である。また、これらの各周波数帯内で検
出した信号を評価し、1つの周波数帯内の信号が
所定のレベルを越え且つ他の全ての周波数帯内の
信号がこのレベルを越えていないことを指示する
出力信号を発生し、更にこの1つの周波数帯が複
数の周波数帯のどれであるのかを、従つて受信し
ているAMステレオホニツク放送信号がどの型で
あるのかを指示する手段をも含んでいる。
最後に、本発明の別の面によれば、ステレオ和
(L+R)情報を表わす振巾変調と、少なくとも
2つの複合変調技術の1つに従がつてこの搬送波
上に載せられているステレオ差(L−R)情報を
表わし、且つ1つの複合変調技術を表わす選択さ
れた周波数特性を有するパイロツト信号成分を含
む角度変調とを有する搬送波からなる複合振巾変
調(AM)ステレオホニツク放送信号を受信し、
復調するための受信機が提供される。この受信機
は、複合AMステレオ信号を受信してこれらの信
号を中間周波数(IF)信号に変換する手段を含
んでいる。また、このIF信号を振巾復調して、
それから(L+R)情報を表わす信号を誘導する
手段も含んでいる。更に、IF信号を第1及び第
2の複合変調技術の要求に従つて復調し、第1及
び第2の複合変調技術に従つて送信される(L−
R)情報を表わす第1及び第2のオーデイオ周波
数出力信号を発生する角度復調手段をも含んでい
る。第1の複合変調技術を表わしているパイロツ
ト信号を含む第1の狭い周波数帯内に存在してい
る受信した信号成分を検出し、また第2の複合変
調技術を表わしているパイロツト信号を含む第2
の狭い周波数帯内に存在している受信した信号成
分をも検出する手段が設けられている。更に受信
機は、第1及び第2の周波数帯内において検出し
た信号を評価し、1つの周波数帯だけの信号が所
定のレベルを越えていること及び2つの周波数帯
のどちらにこれらの信号が存在しているのかを指
示する1つ或はそれ以上の出力信号を発生する手
段も含んでいる。最後に、受信機は、(L+R)
を表わす信号及び最後に説明した手段を通過した
オーデイオ信号を用いて左(L)及び右(R)ス
テレオ・オーデイオ出力信号を誘導する手段を含
んでいる。
以下に添附図面を参照して本発明の実施例を説
明するが、この説明から本発明が本発明の目的と
共に一層明白になるであろう。
第1図は、本発明によるマルチシステムAMス
テレオ受信機10の1実施例を示すものである。
例示のために、受信機10は提案されている3つ
の変調方法、即ち(ISB)AMステレオ信号、
(AM/PM)ステレオ信号、及び(CQUAM)ス
テレオ信号を用いたAMステレオ信号を受信でき
るものとしている。後述するように、受信機10
内に破線で示してあるのは、(AM/FM)ステレ
オ信号及び(V―CPM)ステレオ信号を受信す
るための附加的な回路素子である。第1図の受信
機10は受信用アンテナ12を含んでおり、アン
テナ12は適当な高周波(RF)増巾、周波数変
換、及び中間周波(IF)増巾回路14に結合さ
れている。回路14はありふれた設計のものであ
つて差支えない。回路14のIF出力はAM復調回
路16に結合されている。復調回路16は供給さ
れるIF信号を検波するためのありふれた包絡線
検波回路或は他の適当な振巾変調検波回路であつ
て差支えない。復調回路16の出力は、直接ゲー
ト18に、また移相回路網20を介してゲート2
2に結合される。移相回路網20は、100〜5000
Hzのような適切な広帯域に亘るオーデイオ周波数
を約45゜相対的に移相させるようになつている。
移相回路網20は、公知の移相技術に従つてISB
ステレオ信号をデコードするのに必要なものであ
る。ゲート22は、後述する回路94,96が
ISBパイロツト信号を検出すると発生するISB制
御信号Bによつて付活される。制御信号Bが存在
していない場合(ここでは「0」信号状態と呼
ぶ)には、インバータ28からの信号によつてゲ
ート18が開き続け、AM復調回路16からの非
移相出力〔(L+R)即ちステレオ和情報を表わ
す〕がリード24を通してステレオマトリツクス
30に供給されるようになる。ISB AMステレオ
信号が受信されると、制御信号Bが「1」信号状
態に変化し、ゲート22を開かせる。一方インバ
ータ28によつて反転された制御信号Bはゲート
18を閉じさせるので、AM復調回路16からの
移相された出力信号がリード24を通してステレ
オマトリツクス30に供給されるようになる。
マトリツクス30には、リード32から(L−
R)ステレオ差情報信号も印加されている。この
信号は、後述するように、回路14からのIF信
号を受信されたAMステレオ信号に用いられてい
る特定のステレオ変調技術に従つて復調すること
によつて得られるのである。マトリツクス30
は、現在FMステレオ受信機に用いられているよ
うなありふれたステレオマトリツクスでよい。マ
トリツクス30は、オーデイオ(L+R)及び
(L−R)信号を加算、減算して別々の(L)及
び(R)オーデイオ出力信号を発生し、これらの
出力信号はリード34及び36を通してそれぞれ
スピーカ38及び40に供給される。
受信機10の残余の回路には、AM/PM或は
CQUAM変調技術によるステレオ差(L−R)変
調成分を有する受信信号を位相復調するための回
路部分42が含まれている。また回路部分44
は、ISB変調技術に従がう(L−R)変調成分を
有する受信信号を復調するために設けられている
ものである。
ゲート46,48及び50はそれぞれ制御信号
A,C及びBによつて開かれるようになつてい
る。これらの制御信号は、検出したパイロツト信
号に基づいて論理回路96が受信中のステレオ信
号がそれぞれAM/PM、CQUAM或はISBである
ことを決定するとそれぞれのゲートに供給される
のである。例えば、もし論理回路96が受信中の
ステレオ信号をAM/PMであると決定すれば、
制御信号Aが出力されてゲート46を開かせるの
で対応する(L−R)信号がマトリツクス30に
供給されることになる。論理回路96が、ISB
AMステレオ信号を受信中であると決定すれば、
制御信号Bがゲート50を開かせるようになり、
対応する(L−R)信号がマトリツクス30に印
加されるようになる。前述したように、制御信号
Bはゲート18及び22の状態も変化させるの
で、マトリツクス30には回路網20からの移送
された(L+R)信号が供給されることになる。
受信中のステレオ信号がCQUAMであるものと論
理回路96が決定すると、論理回路96は制御信
号Cによつてゲート48を開かせるので、対応す
る(L−R)信号がマトリツクス30に供給され
る。制御信号A,B及びCの何れもが出力されて
いない場合にはインバータ28によつてゲート1
8だけが開かれるので、マトリツクス30には
(L+R)信号のみが供給されるようになるか
ら、受信機10はモノホニツクで動作することに
なる。
AM/PMステレオ信号を位相復調するための
受信機部分42は、受信したAM/PM及び
CQUAM複合信号を適切に制限(例えば40db)す
るリミツタ52を含んでいる。リミツタ52は供
給されたIF信号から効果的にAMを除去し、制限
した信号(PM成分は含む)を弁別回路54に供
給する。弁別回路54は制限された信号の周波数
復調を行なう。回路54の出力は増巾器58にお
いて増巾され、制限された信号の周波数変化と一
致する。コンデンサ56は弁別回路54の出力か
らIFをバイパスするように選択されている。抵
抗60及びコンデンサ62は増巾器58の出力に
現われる周波数復調された信号を(L−R)を表
わす位相復調された信号に変換する積分回路を形
成している。この位相復調された信号は、受信信
号がAM/PM型のステレオ信号であることを示
す制御信号Aが存在している場合には、ゲート4
6を通してマトリツクス30に供給される。位相
復調された信号は正接回路66と乗算回路68と
の組合せにも供給される。この組合せはCQUAM
ステレオ技術に必要な(位相復調された信号の)
変形を行なう。この変形を行なう理由、及び同じ
結果を得るための別の回路に関しては、前述の米
国特許、及び同4172966号を参照されたい。この
特許に述べられているように乗算回路68にはリ
ード70を介してAM復調回路16の出力から導
かれた(L+R)信号が印加される。制御信号C
が発生していて受信信号がCQUAMステレオ信号
であることを指示していれば、乗算回路68の出
力がゲート48を通してマトリツクス30に供給
される。
回路部分44は、ISBステレオ信号を復調して
対応するステレオ差(L−R)信号を発生するの
に用いられる成分を含んでいる。これらの成分は
搬送波トラツキング回路72を含んでいる。回路
72は、例えば米国特許3973203号及び同4081994
号に開示されている1つ或はそれ以上のフエーズ
ロツクトループを用いて、元の搬送波周波数信号
を再現する。回路14からのIF信号は搬送波ト
ラツキング回路72と乗算回路76とに印加され
る。乗算回路76においてIF信号は、リード7
3を介してAM復調回路16から供給される復調
されたステレオ和信号の非線形導関数と組合わさ
れる。非線形回路74と乗算回路76との組合せ
によつて遂行される動作は逆振巾変調、或は単に
逆変調として公知であり、前記米国特許4018994
号に詳述されている。乗算回路76の出力は別の
乗算回路78において再現された搬送波と組合わ
される。乗算回路78は同期直角検波器として働
らき、その出力はステレオ差(L−R)信号であ
り、ステレオ和信号(L+R)チヤンネルに等化
させるために増巾器80において増巾される。し
かし、ISBステレオ信号検波のための移送技術に
よれば、増巾器80の出力に現われるこの(L−
R)信号を45゜だけ移送しなければならない。こ
れは移送回路網86によつて行なわれる。得られ
た移送済み(L−R)信号はゲート50を通して
マトリツクス30に供給される。ゲート50は、
論理回路96から制御信号Bが供給されてISBス
テレオ信号を受信中であることが指示されている
と開かれる。
第1図には、別のAMステレオ受信能力を附加
するために別の接続も破線で示してある。リード
100及びゲート102は、論理回路96から制
御信号Dが出力されて(AM/FM)ステレオ信
号が受信されていることを指示すると、周波数復
調された(L−R)信号をマトリツクス30に供
給する。リード104及び直角検波回路106
は、V―CPMステレオ信号の(L−R)成分の
簡易固定角度復調を行なう。直角検波回路106
の出力は増巾器108に印加され、増巾器108
は信号等化のためにこの出力をステレオ和信号
(L+R)チヤンネル(この場合AM復調回路1
6及びゲート18)に対して増巾する。論理信号
Eが論理回路96から与えられてV―CPMステ
レオ信号を受信中であることを指示すると、増巾
器108の出力がゲート110を通してマトリツ
クス30に供給される。
以上の説明では、どの型のステレオ信号が受信
されているのか(即ちAM/PM、CQUAM或は
ISBの何れか)を決定するのに用いられる異なる
パイロツト信号成分が存在していて、適切な復調
回路が作動するものとしている。前述のように、
提案されている異なるAMステレオ変調技術はそ
れぞれ、ステレオ受信機にステレオ放送を行なつ
ていることを指示するために、低周波数のパイロ
ツト信号(搬送波を周波数或は位相変調してい
る)を用いている。このパイロツト信号の周波数
は考慮中の5つのAMステレオ・システム毎に異
なつているので、パイロツト信号を用いることに
よつてどのステレオ放送技術が受信されているの
かを識別することが可能である。前述のように、
AM/PMステレオ・システムはステレオ差信号
チヤンネル内に5Hzのパイロツト信号を用いてい
る。ISBシステムは15Hzのパイロツト信号を用
い、AM/FMシステムは20Hzのパイロツト信号
を用い、そしてCQUAMシステムは25Hzのパイロ
ツト信号を用いている。最後にV―CPMシステ
ムは55Hzから96Hzまで変化するパイロツト信号を
用いている。V―CPMパイロツト信号の周波数
は可聴範囲内にあるから、V―CPMステレオ信
号受信の際には(L−R)チヤンネルのステレオ
信号出力からそれらを除去する必要がある。従つ
て第1図に示すマルチシステムAMステレオ受信
機10のV―CPM(L−R)信号チヤンネル部
分には、例えば200Hz以上の信号を通過させる高
域通過フイルタ(HPF)109が設けてある。
第1図の受信機10は受信したAMステレオ信
号内の各種パイロツト信号成分を用いて制御信号
A,B及びC〔受信機に附加的な破線回路が組込
まれていればD及びEも〕を作るようになつてい
る。制御信号発生回路は異なるAMステレオ・シ
ステム毎に異なるパイロツト信号周波数を用いて
いる事実に頼つている。異なるパイロツト信号の
受信に応答して発生する制御信号は、どのAMス
テレオ信号の型を受信しているのかを指示するの
にも用いられ、また受信中のステレオ信号の型に
従つてゲート46,48,50,102或は11
0を付活して対応する(L−R)ステレオ差信号
をマトリツクス30に供給させる。ゲート18及
び22も制御信号Bによつて付活され、ISBステ
レオ信号或は別の型のステレオ信号が受信されて
いるのか、或はモノホニツク信号が受信されつつ
あるのかに従つてステレオ和信号(L+R)を適
切にゲートする。
異なるパイロツト信号の検出は、論理回路96
と共に作動するパイロツト信号検出回路94によ
つて行なわれる。論理回路96は別々の出力リー
ド98に制御信号A乃至C、或はA乃至Eを発生
する。パイロツト信号検出回路94への入力信号
は、周波数検波回路54,56,58の出力を抵
抗60、コンデンサ62の組合せによつて積分し
て位相復調したオーデイオ信号である。提案され
ている5つのAMステレオ・システムの全てがパ
イロツト信号を伝送するのに角度変調技術を用い
ているから、この位相復調した信号から全てのシ
ステムのパイロツト信号を検出することが可能で
ある。しかし、弁別回路54の出力或は直角検波
回路78及び106の出力に現われる周波数復調
された信号のように、どのような角度復調された
信号を用いてもパイロツト信号成分を検出するこ
とが可能である。ここで用いている角度変調とい
う語には、周波数変調及び位相変調の両方が含ま
れている。前記のシステムはステレオ差(L−
R)信号に若干異なる形状の角度変調を用いてい
るのであるが、抵抗60とコンデンサ62との間
に現われる位相復調された信号は、適切に復調さ
れたステレオ差信号(L−R)成分に対して位相
或は振巾がシフトしているかも知れないが、これ
らのシステムの何れのパイロツト信号成分をも含
んでいることに注目されたい。復調されたパイロ
ツト信号はトランジスタ88によつて増巾され
る。トランジスタ88は低抵抗負荷90に接続さ
れていて、リード91を通してパイロツト信号検
出回路94に信号を供給する。この復調された信
号は、位相復調回路の出力の急激な変化を検出す
るスタート回路92にも供給される。これらの急
激な変化は、受信機に電源が投入されてある局を
受信し始めたことか、或は受信機をAM放送波帯
内の異なる周波数に再同調させたことによつて新
らしい局が受信され始めたことの何れかを意味し
ている。位相復調回路出力の急激な変化は回路9
2から出力信号を発生させ、検出回路94及び論
理回路96によつて遂行されるパイロツト信号検
出プロセスを開始させる(詳細に関しては後述す
る)。位相復調出力の変化を検出する代りに、同
じ結果を得るために、受信機のオン・オフ及び同
調制御の動作を直接検出してもよい。
ISBステレオ信号受信回路部分44に接続され
ているコンデンサ82はIFバイパスコンデンサ
である。スイツチ84は、1実施例ではパイロツ
ト信号検出回路94にタイミング信号を供給する
ために用いられているものであり、コンデンサ8
2を接断する。当業者ならばコンデンサ82は直
角検波回路78の出力に直接接続できるものであ
ることが理解できよう。この場合、スイツチ84
をコンデンサ56に、或は後述するようにパイロ
ツト信号検出回路94のタイミングに関連しての
み用いられる別のコンデンサに接続することがで
きる。
第2図のブロツクダイアグラムは、第1図のマ
ルチプルシステムAMステレオ受信機だけではな
く、以下に説明するように単一システムAMステ
レオ受信機にも使用できるパイロツト信号検出回
路を示すものである。第1図の増巾用トランジス
タ88の出力はリード91を通して帯域通過フイ
ルタ(BPF)112,114及び116に供給さ
れる。1つのパイロツト信号だけを検出しなけれ
ばならない単一システムの受信機では、BPF11
2,114及び116は、それぞれ所望のパイロ
ツト信号周波数より下の、この周波数の、及びそ
れより上の周波数の帯域を通過させるような狭帯
域フイルタである。例えば、もし第2図の回路9
4′がISB AMステレオパイロツト信号だけを検
出するのに用いられるのであれば、BPF114は
15Hz±約2.5Hzを通過させるような狭帯域フイル
タとする。この場合、BPF112は公称パイロツ
ト信号周波数より低く同調させて例えば10Hz±
2.5Hzを通過させるようにし、またBPF116は
パイロツト信号よりも高い周波数に同調させて例
えば20Hz±2.5Hzを通過させるようにする。各
BPF112,114及び116はそれぞれ検出回
路119,120及び122に、次でしきい値回
路124,126及び128に結合されている。
リード91上に15Hzの公称パイロツト信号周波数
のパイロツト信号だけが充分な振巾を持つて存在
しているものとすれば、検出回路120はしきい
値回路126に設定されているしきい値を越える
信号を発生し、それによつてフリツプフロツプ
(FF)132がセツトされるようになる。BPF1
12及び116の通過帯域内には実質的に信号が
存在していないものと仮定しているから、FF1
30及び134はそれぞれのしきい値回路124
及び128によつてセツトされることはない。リ
ード91上にある程度の雑音或は他のスプリアス
信号が存在している場合には、雑音は充分に広帯
域であるので検出回路119,120及び122
は全てそれぞれのしきい値回路124,126,
128をトリガするのに充分な出力を発生し、そ
れによつて全てのFF130,132及び134
がセツトされる。雑音レベルが低いか、或いは雑
音が異なるスペクトル内容を有している場合に
は、例えばFF130と132、或はFF132と
134のように2つのFFだけがセツトされるよ
うになる。狭帯域BPF112,114,116及
び検出回路119,120,122が受信したパ
イロツト信号及び雑音の両方或は何れか一方に応
答するのに充分な時間間隔の後に、論理回路9
6′がFF130,132及び134の出力を評価
し、FF132だけがセツトされていて他のFF1
30及び134がセツトされていなければ所望の
15Hzパイロツト信号が存在していることを指示す
る出力信号Bをリード142上に出力する。2つ
以上のFFがセツトされている場合には、論理回
路96′はFFが雑音或は他のスプリアス信号によ
つてトリガされたものと推断して、どのような出
力信号も発生しない。
第2図に示す回路では、パイロツト信号検出回
路94′及び論理回路96′は提案されている5つ
のAMステレオ・システムの中に3つに対応する
3つのパイロツト信号を検出するのに用いること
もできる。第1図に示す実施例では、受信機10
は実線で示すように3つの型のAMステレオ伝送
を受信するようになつている。制御信号Aによつ
て指定される第1の型はAM/PM技術であり、
5Hzのパイロツト信号周波数を有している。第2
の型は制御信号Bによつて指定されるISB技術で
あり、そのパイロツト信号周波数は15Hzである。
制御信号Cによつて指定される第3の型は
CQUAM技術であり、そのパイロツト信号周波数
は25Hzである。第2図に示す回路94′をこれら
3つのパイロツト信号の検出に用いるのであれ
ば、各BPF112,114及び116はそれぞれ
パイロツト信号周波数の1つだけを通過させるよ
うにする。即ちBPF112は5Hz±1Hzを、BPF
114は15Hz±1Hzを、そしてBPF116は25Hz
±1Hzを通過させるようにする。従つて各FF1
30,132、及び134は、それぞれのパイロ
ツト信号が存在していることを指示するしきい値
検出回路124,126及び128の出力によつ
てセツトされる。この場合も論理回路96′はど
のFF130,132及び134がセツトされた
かを決定し、1つのFFだけがセツトされ他のFF
がセツトされていない場合だけパイロツト信号の
1つが存在していることを指示する制御信号出力
を制御リード140,142及び144の1つに
供給する。もし2つ或はそれ以上のFFがセツト
されると論理回路96′は出力制御信号を発生し
ない。このような明白な受信パイロツト信号の指
示によつてだけ、この受信パイロツト信号によつ
て指示されたステレオ変調技術に対応する1つ或
は複数のゲートが付活されて受信機10をステレ
オ受信モードに置くことが望ましい。
第2図に示すように、論理回路96′は、リー
ド93を通してスタート回路92の出力によつて
リセツトされる。この信号はFF130,132
及び134をリセツトするのにも用いられてい
る。論理回路96′には、後述するようにFF13
0,132及び134の出力を評価すべき時点を
指示するタイミング信号T3も印加されている。
論理回路96′からの出力136は、受信したパ
イロツト信号の何れからも明白な判定が行なわれ
ず、従つて受信機10をモノホニツクモードで作
動せしめることを指示することができる。論理回
路96′は出力リード138をも含んでおり、こ
のリード138はステレオ表示灯139に接続さ
れている。回路96′は制御信号A,B或はCの
何れか1つが発生すると、リード138に信号を
供給する。
第3図は、本発明によるパイロツト信号検出及
び論理回路の別の実施例のブロツクダイアグラム
である。第3図に示すパイロツト信号検出回路9
4は、前述の5つのAMステレオ放送システムの
全てのパイロツト信号を検出するのに有用であ
る。第3図に示す制御回路146はリード93を
通してスタート回路92からスタート信号を受け
る。制御回路146は、電圧制御狭帯域BPF14
8と、しきい値検出回路150と、FF152,
154,156,158及び160と、そして論
理回路96とに制御信号を供給する。BPF148
に供給される制御電圧は、初めにこのBPF148
を第1のパイロツト信号(例えばAM/PMステ
レオシステムのパイロツト信号である5Hz)の周
波数にセツトさせる。BPF148は、しきい値検
出回路150の出力を例えば300ミリ秒のような
充分な期間に亘つて5Hzの周波数に維持される。
しきい値回路150はBPF148の出力に現われ
る信号を検出してこの信号と制御回路146から
の制御信号によつて設定される調整可能なしきい
値とを比較する。FF152はこの初期期間中の
しきい値回路150の出力に応答するように条件
づけられており、BPF148の出力がこの第1の
サンプリング期間中にしきい値回路150をトリ
ガすることがあればFF152がセツトされるよ
うになつている。制御回路146はFF152が
この第1の期間中だけイネーブルされるように
FF152に制御信号を供給しているのである。
第1の期間中のBPF148による5Hzサンプリ
ングに続いて、制御回路146は制御可能なBPF
148に別の制御信号を供給してBPF148を第
2の周波数、例えばISBステレオシステムに用い
られている15Hzのパイロツト信号周波数にリセツ
トさせる。制御回路146はしきい値回路150
にも制御信号を供給してそしてしきい値を予期さ
れるISBパイロツト信号の強さに対応するレベル
に調整する。この第2のサンプリング期間中にし
きい値回路150が15Hz信号を検出すると、しき
い値回路150は、この第2のサンプリング期間
中だけ制御回路146によつてイネーブル即ち条
件づけられているFF154をセツトする。
第2の期間が終ると、制御回路146はBPF1
48を次のパイロツト信号周波数、例えばAM/
FMステレオシステムのパイロツト信号の20Hzに
リセツトする。この第3のサンプリング期間中に
20Hz信号がしきい値検出回路150によつて検出
されるとFF156がセツトされる。同じように
して、BPF148がCQUAMステレオシステムに
用いられている25Hzのパイロツト信号に、次でV
―CPMステレオシステムの55乃至96Hzの可変周
波数信号に同調される第4及び第5のサンプリン
グ期間中にしきい値検出回路150が信号を検出
すると、FF158及び160がそれぞれセツト
される。V―CPMシステムに用いられる可変周
波数パイロツト信号を検出するには広い帯域が必
要であるので、別のフイルタをゲートさせる必要
があるかも知れない。
5つの連続期間中に5つの異なるパイロツト信
号を異なる周波数帯で順次にサンプリングし、各
パイロツト信号通過帯域内で信号を検出したか否
かに従つてFF152,154,156,158
及び160をセツトした後に、タイミング信号T
3によつて論理回路96が付活される。これによ
つて論理回路96はFF152,154,15
6,158及び160の出力を評価できるように
なる。論理回路96は第2図の論理回路96′と
同じように作動し、第1の5つのサンプリング期
間中に1つの、そして1つだけのパイロツト信号
が検出されると第1図の受信機10の対応ゲート
を作動させるようにリード98に出力信号A,
B,C,D及びEを出力する。更に、この場合リ
ード138にも別の信号を出力してステレオ表示
灯139を点灯させる。パイロツト信号帯の2つ
以上に信号が検出されると、受信IF信号内に存
在するAMステレオ変調技術が不明瞭であるか、
或は大きい雑音或は他のスプリアス信号が存在し
ていることを指示する。従つてこの状態の下で
は、論理回路96はリード98及び138の何れ
にも出力を供給せず、ステレオ表示灯139を点
灯させない。従つて、受信機10は、その後のサ
ンプリングサイクル中に単一のパイロツト信号が
検出されるまで、モノホニツクモードで動作する
ようになる。
上述のように、第3図の回路94は異なる周波
数帯の順次サンプリングによつて作動し、一方第
2図の回路94′は関連周波数帯の全てを同時サ
ンプルするように作動する。当業者ならば、1つ
或はそれ以上のパイロツト信号を検出するのには
順次サンプリングでも或は同時サンプリングでも
使用できることが理解されよう。第3図におい
て、全FFの出力を論理回路96によつて初期サ
ンプリングしても単一のパイロツト信号が存在し
ていないものと決定された場合には、制御回路1
46をリセツトしてパイロツト信号検出プロセス
をもう1度或は数度反覆させることが望ましい。
あるサンプリングサイクル中に単一のパイロツト
信号が検出されると、再サイクリングは停止させ
ることができる。この機能は、例えば論理回路9
6から制御回路146へフイードバツクすること
によつて実現することができる。
第4図は、第2図及び第3図に関して説明した
論理機能を遂行させるのにプログラムされたマイ
クロプロセツサを使用した別のパイロツト信号検
出及び論理回路を示すものである。スタート回路
92が開始信号をマイクロプロセツサ162に供
給すると、マイクロプロセツサ162は可変BPF
148及びしきい値検出回路150を制御して第
3図で説明したような各種のパイロツト信号周波
数帯の順次サンプリングを行なわせる。各周波数
帯毎のしきい値回路150の出力はマイクロプロ
セツサ162によつて検査し、プロセツサ162
の中に記憶させた結果を後刻解析してサンプリン
グサイクル中に1つ、そして1つだけのパイロツ
ト信号が検出されたか否かを決定することができ
る。
第8図はマイクロプロセツサを論理機能と共に
狭帯域波機能にも使用した別のパイロツト信号
検出及び論理回路を示すものである。位相検波さ
れたパイロツト信号を運ぶリード91は、高周波
数のオーデイオ変調成分を除去するための低域通
過フイルタを含んでいる振巾検波回路280に結
合されている。検波回路280は検波出力を積分
回路282に供給し、積分回路282はこの信号
を適当な時間間隔(例えば1乃至10ミリ秒)に亘
つて平均して更に高周波成分を除去する。積分回
路282の出力はアナロク・デイジタルコンバー
タ(ADC)284によつて各時間間隔毎にデイ
ジタル信号に変換され、このデイジタル化された
信号レベルはマイクロプロセツサ286に供給さ
れて解析される。マイクロプロセツサ286は各
種パイロツト信号周波数毎にデイジタル化された
検波信号の重みつき和をとることによつてデイジ
タル波機能を遂行し、予め選択されたしきい値
とこれらの重みつき和とを比較して関心のある特
定パイロツト信号(単一或は複数)の存否を決定
する。本発明のこの実施例の長所は、ADC28
4が1つの極性の信号を取扱うだけでよく、従つ
てブロツク284の設計が簡易化されることであ
る。しかし、好ましい配列とは、検波回路280
及び積分回路282を省き、リード91上の信号
をADC284において直接デイジタル形状に変
換し、次で全ての信号をマイクロプロセツサ28
6においてデイジタル的に処理することであろ
う。このようにすれば、検波回路280の作用に
よつて誘導されやすい望ましくない非線形積の発
生を避けることができる。
第3図及び第4図には、制御回路146或はマ
イクロプロセツサ162からしきい値検出回路1
50までの制御リードが示してある。この制御リ
ードは、種々のAMステレオ放送信号を発生させ
る際に用いられる角度変調の量が異なつているこ
とから生ずる各種パイロツト信号の信号強度の予
期される差を補償するために、しきい値検出回路
150のしきい値レベルを適切に調整するのに用
いられる。これは、提案されている各AMステレ
オシステム毎に公示された放送信号明細を検討す
れば、当業者ならば明白となるであろう。
第5図は、単一のパイロツト信号の存在と隣接
周波数帯に信号がないことを検出する目的のため
に、第2図のパイロツト信号検出回路と共に使用
可能な論理回路96′の回路図である。第2図で
説明したように、例えばISBパイロツト信号のよ
うな単一のパイロツト信号を検出すると、FF1
30,132及び134はそれぞれ予期されるパ
イロツト信号の周波数よりも低い、パイロツト信
号周波数の、及びそれよりも高い周波数で信号が
検出されたかどうかに従つてセツトされる。所望
のパイロツト信号が受信され、このパイロツト信
号よりも上及び下の周波数帯では信号が検出され
ずFF132がセツト状態となりFF130及び1
34がセツトされていないものとする。FF13
2がセツト状態であると、後述するようにFF1
80がセツト状態にあり且つトランジスタ176
が非導通であれば、ダイオード166が逆バイア
スされてリード184上の出力レベルを上昇さ
せ、バイナリ「1」を指示する。FF130或は
134から「1」出力が供給されている場合に
は、この高出力がダイオード170或は172及
び抵抗174を通して印加されるので、トランジ
スタ176が導通する。このためリード184上
の出力は「0」信号状態になる。この状態は、関
心あるパイロツト信号の周波数帯より下か或は上
の何れかの周波数帯に信号が検出された時に発生
し、FF132をセツトした信号が雑音によつて
生じたものではないことを示している。FF18
0は回路92から供給されるリード93上のスタ
ート信号によつてクリヤされる。クリヤされると
ダイオード178が導通し、リード184上の出
力は「0」となる。FF180は、3つの周波数
帯をサンプリングするための時間が完了したこと
を表わすタイミング信号T3によつてセツトされ
る。FF180がセツトされるとダイオード17
8が逆バイアスされ、FF132の出力に「1」
が存在していれば、リード184上に「1」出力
が現われる。増巾器182がリード184に接続
されていてステレオ表示灯139を駆動する。こ
のように回路96′は、FF132がセツトされ
FF130及び134がセツトされていない場合
に、リード184上に正電圧で表わされる「1」
出力を供給するように作動する。リード184上
のこの出力は、FF180にタイミング信号T3
が供給された後に発生するのである。
第6図は3つの異なるパイロツト信号の何れか
1つを検出するためのより複雑な論理回路であ
る。例えば、この論理回路は、5Hzのパイロツト
信号を有するAM/PMステレオ信号、15Hzのパ
イロツト信号を有するISBステレオ信号、或は25
Hzのパイロツト信号を有するCQUAMステレオ信
号を受信するようにしてある第1図の受信機と共
に用いることが可能である。FF130,132
及び134は、5Hz、15Hz及び25Hzのパイロツト
信号周波数に同調した同時或は順次に作動する
BPF及びしきい値検出回路(第2図及び第3図に
示すような)によつて制御される。
もしFF130が「1」状態にあつて5Hzのパ
イロツト信号を受信していることを表わし、FF
132及び134が「0」出力を発生していて15
及び25Hzのパイロツト信号或は他の信号を受信し
ていないことを表わしていれば、制御信号Aに対
応する出力リード140がイネーブルされる。
FF130の正出力はダイオード186を逆バイ
アスする。ダイオード202は、トランジスタ1
98,216或は218の何れもが導通していな
ければ逆バイアスである。これらの各トランジス
タは、2つのFF出力が「1」となつた時にだけ
導通する。例えば、トランジスタ198のベース
はダイオード192及び194を通してFF13
0及び132の出力に接続されている。これらの
ダイオードは抵抗196を通して正電圧源にも接
続されている。FF130及び132の両方が
「1」出力となつた場合、これらのダイオードは
逆バイアスとなりトランジスタ198が導通して
ダイオード202を導通させるので、リード14
0上の出力は「0」状態となる。同様に、ベース
が抵抗212を通して正電圧源に、またダイオー
ド204及び206を通してFF130及び13
4の出力に接続されているトランジスタ216
は、FF130及び134の両方が正電圧即ち
「1」を出力すると導通する。更に、ベースが抵
抗214を通して正電圧源に、またダイオード2
08及び210を通してFF132及び134の
出力に接続されているトランジスタ218は、両
FF132及び134が正の「1」出力状態とな
ると導通する。このため、どの対のFFが「1」
出力状態になつても出力リード140は「0」出
力となる。リード142及び144上の出力制御
信号B及びCも同様に、ダイオード220及び2
22を通してこれらのトランジスタに、またダイ
オード188及び190を通してそれぞれFF1
32及び134に接続されている。従つて各出力
リード140,142及び144は、もし関連
FF130,132及び134が「1」出力状態
であり、他の全てのFFが「0」出力状態であれ
ば、そしてその時だけイネーブルされることにな
る。
第6図の回路はステレオ表示出力を与えるため
の回路要素も含んでいる。3つのFF130,1
32及び134の出力はダイオード224,22
6及び228、及び抵抗238を通してトランジ
スタ234に接続されている。FF130,13
2及び134の何れかの出力が「1」になり、ト
ランジスタ234のベースが前述したようなFF
180の動作によつてダイオード230を通して
低い値に引下げられていなければ、トランジスタ
234は導通する。これは低電圧入力をトランジ
スタ232に印加する。トランジスタ232は、
この入力が印加されない場合には、抵抗236を
通して正電圧源から電圧を供給されているので導
通状態にある。低電圧入力が印加されるとトラン
ジスタ232が遮断されるのでリード241上の
電圧は高くなることができるようになる。この電
圧は、前述のようにトランジスタ198,216
及び218の何れもがこの電圧を低くしなければ
高くなり、何れか1つのステレオシステムのパイ
ロツト信号が検出されそして他のパイロツト信号
が検出されない場合、リード241上に出力信号
が供給されるのである。リード241上の出力は
増巾器242を通してステレオ表示灯139に供
給される。リード136にモノホニツク受信を指
示する出力信号を与えるためのインバータ244
も設けられている。前述のように、FF180は
タイミング信号T3によつて表示されるパイロツ
ト信号検出サイクル終了時までダイオード234
を介してトランジスタ234への入力を低状態に
維持する。
第1図で説明したように、ステレオチヤンネル
用IFバイパスコンデンサとして役立つているコ
ンデンサ82は、パイロツト信号検出回路94及
び論理回路96を作動させるタイミング信号を供
給するためのスイツチ84と関連して使用するこ
とも可能である。第7図はこの型のタイミング回
路の動作を示す図である。スイツチ84の一方の
極は直角検波回路78の出力に、また別の極は抵
抗246を通して正電圧源に接続されている。ス
イツチ84の出力はバイパスコンデンサ82に接
続されている。正常なステレオ受信中にはスイツ
チ84は左側に倒されていてバイパスコンデンサ
82を直角検波回路78の出力に接続しIFをバ
イパスしている。スタート回路92が弁別回路5
4及び積分回路60,62からの出力の突然の変
化を指示するとスタート信号がリード93を通し
てスイツチ84に供給される。これによつてスイ
ツチ84はコンデンサ82を抵抗246及び正電
圧源側に倒される。抵抗246へのこの接続によ
つてリード248に傾斜電圧が発生し、この傾斜
電圧はしきい値回路250,252及び254に
供給される。スタート信号は同調可能なBPF25
6のf1入力にも印加され、BPF256はサンプル
すべき第1の周波数帯にリセツトされる。リード
248上の電圧傾斜が第1のしきい値状態(e1
に到達するとしきい値回路250がトリガされて
出力(T1)をBPF256に供給し、BPF256の
中心周波数を第2のパイロツト信号周波数に一致
する(f2)に変化させる。この信号はリード25
8を通してゲート260にも供給される。ゲート
260は抵抗270をしきい値回路268に接続
し、この回路268のしきい値を低下させる。例
えば、5Hz、15Hz、15Hz及び25Hzのパイロツト信
号を検出するシステムにあつては、弱い15Hz及び
25Hzのパイロツト信号を受信するためにはしきい
値を低下させてしきい値回路の感度を増大させる
ことが適切である。やゝ遅れてリード248上の
電圧傾斜が第2のしきい値(e2)に達してしきい
値回路252をトリガする。トリガ回路252の
出力(T2)はBPF256を第3の周波数(f3)に変
化させる。更に少し遅れてリード248上の電圧
はある値(e3)に到達してしきい値回路254を
トリガする。トリガ回路254の出力(T3)は、
スイツチ84をIFバイパス状態に復帰させてISB
チヤンネル内のステレオ差信号の検出を行なわ
せ、またスタート回路92のリセツト信号にもな
る。リード248上の電圧傾斜によつて決定され
るタイミングの適切な値は、スタート信号が発生
してからT1信号が出力されるまで約300ミリ秒、
それからT2信号が発生するまで300ミリ秒、それ
からT3信号が出力されるまで更に300ミリ秒であ
る。これらの時間間隔は、BPF256を通つてフ
エーズスプリツタ262、ダイオード検波器26
4及び266、及びしきい値回路268まで達す
る信号に充分な通過時間を与えるようにすべきで
ある。
前述のように、T3信号が出力された後に、単
一のステレオパイロツト信号が正しく識別された
場合には、ステレオ表示灯信号がスタート回路9
2の動作を再び開始させる。しかし、ステレオパ
イロツト信号が正しく識別されなければ、スター
ト回路92はステレオパイロツト信号の探査サイ
クルを再開させられる。或は単一のまたは選択さ
れた数の探査サイクルを行なわせ、それでもパイ
ロツト信号が検出されなければ受信機をモノホニ
ツクモードで作動させてもよい。受信機は、別の
AM局に戻るまで、或は電源を切るまで、或は若
干の選択された時間間隔が経過するまで(そして
その後に別の探査サイクルを開始することができ
る)モノホニツクモードのままとすることができ
る。これは単に特定の受信機の設計者の選択の問
題であり、その実行は本明細書に基けば当業者に
は明白なことであろう。
以上に説明した種々の例では、アナログ傾斜電
圧及びデイジタルタイミング信号の両方を用いる
ことによつて本発明を実施している。これらの信
号フオーマツトは本発明の種々の実施例に使用し
得ること、そしてこれらは例示のために説明した
に過ぎず本発明を限定するものではないことは当
業者ならば理解されよう。同様に、当業者ならば
例えば第5図及び第6図で説明したような特定の
論理回路も例示に過ぎず、同じ機能を遂行する集
積回路或は他の論理素子と置換できることは理解
されよう。
更に、当業者ならば、AM/PMステレオ信
号、CQUAMステレオ信号及びISBステレオ信号
を受信可能な第1図に実線で示す好ましい受信機
例が前述の提案されている5つの異なるAMステ
レオ信号の何れか2つ或はそれ以上を受信するよ
うに配列することが可能であることは理解できよ
う。これらの変形及び変更は本発明の範囲に含ま
れることを理解されたい。
以上に本発明の好ましいと考えられる実施例を
説明したが、当業者ならば本発明の思想から逸脱
することなく他の変更も可能であり、これらの変
形及び変更は本発明の範囲内にあることを理解さ
れたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるAMステレオ受信機の一
部を回路図で、一部をブロツクダイアグラムで示
す図であり、第2図は本発明によるパイロツト信
号検出装置のブロツクダイアグラムであり、第3
図は本発明によるパイロツト信号検出装置の別の
実施例のブロツクダイアグラムであり、第4図は
本発明によるパイロツト信号検出装置の更に別の
実施例のブロツクダイアグラムであり、第5図は
本発明に使用可能な論理回路の回路図であり、第
6図は本発明に使用可能な別の論理回路の回路図
であり、第7図は本発明による制御回路及びパイ
ロツト信号検出回路の一部を回路図で、一部をブ
ロツクダイアグラムで示す図であり、そして第8
図はデイジタル的に波を行なうマイクロプロセ
ツサを用いたパイロツト信号検出装置のブロツク
ダイアグラムである。 10……マルチシステムAMステレオ受信機、
12……受信アンテナ、14……RF、周波数変
換、IF回路、16……AM復調回路、18,2
2,46,48,50,102,110,260
……ゲート、20,86……移相回路網、24,
26,32,34,36,64,70,73,9
1,93,98,100,104,136,13
8,140,142,144,184,241,
248,258,272,274……リード、2
8,244……インバータ、30……ステレオマ
トリツクス、38,40……スピーカ、42……
AM/PM、CQUAM復調部分、44……ISB復調
部分、52……リミツタ、54……弁別回路、5
6,62,82……コンデンサ、58,80,1
08,182,242……増巾器、60,90,
168,174,196,200,212,21
4,236,238,240,246,270…
…抵抗、66……正接回路、68,76……乗算
回路、74……非線形回路、78,106……直
角検波用乗算回路、84……スイツチ、88,1
76,198,216,218,232,234
……トランジスタ、92……スタート回路、9
4,94′……パイロツト信号検出回路、96,
96′……論理回路、109……高域通過用フイ
ルタ(HPF)、112,114,116……帯域
通過フイルタ(BPF)、119,120,122
……検出回路、124,126,128,15
0,250,252,254,268……しきい
値回路、130,132,134,152,15
4,156,158,160,180……フリツ
プフロツプ(FF)、139……ステレオ表示灯、
146……制御回路、148,256……電圧制
御BPF、162,286……マイクロプロセツ
サ、166,170,172,178,186,
188,190,192,194,202,20
4,206,208,210,220,222,
224,226,228,230,264,26
6……ダイオード、262……フエーズスプリツ
タ、280……振巾検波回路、282……積分回
路、284……アナログ・デイジタルコンバータ
(ADC)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 選択された周波数特性を有するパイロツト信
    号を含む変調成分を含むステレオホニツク放送信
    号用受信機において、前記のパイロツト信号の存
    否を決定するための装置が、 前記のパイロツト信号を含む第1の周波数帯内
    に存在する受信信号成分を検出し、また前記第1
    の周波数帯より上或は下に位置する少なくとも1
    つの他の周波数帯内に存在する受信信号成分をも
    検出する手段、 及び前記の第1及び他の周波数帯内で検出した
    信号を評価し、前記の第1の周波数帯内の信号が
    第1のレベルを越えそして前記の他の周波数帯内
    の信号が第2のレベルを越えていないことを指示
    する出力信号を発生する手段 を具備していることを特徴とする装置。 2 前記の検出手段が、それぞれ前記の第1の周
    波数帯よりも上及び下にあつて第1の周波数帯に
    隣接する第2及び第3の他の周波数帯内に存在す
    る受信信号成分を検出することを特徴とする特許
    請求の範囲1に記載の装置。 3 前記のパイロツト信号が狭帯域周波数特性を
    有しており、第2及び第3の周波数帯が相応して
    狭いことを特徴とする特許請求の範囲2に記載の
    装置。 4 前記のパイロツト信号が、サブオーデイブル
    で実質的には単一の周波数トーンであることを特
    徴とする特許請求の範囲3に記載の装置。 5 選択された評価期間中に前記の第1の周波数
    帯内において前記のパイロツト信号の特性を有し
    ていて第1のしきい値を越える信号が検出され、
    且つ、前記の選択された評価期間中に前記の第2
    及び第3の他の隣接する周波数帯の何れの中にも
    第2のしきい値を越える信号が検出されなかつた
    場合にのみ、前記の評価手段が出力信号を発生す
    るようになつていることを特徴とする特許請求の
    範囲4に記載の装置。 6 前記の検出手段が、前記の第1、第2及び第
    3の周波数帯内の信号を同時に検出することを特
    徴とする特許請求の範囲5に記載の装置。 7 前記の検出手段が、前記の第1、第2及び第
    3の周波数帯内の信号を所定の順序で順次に検出
    することを特徴とする特許請求の範囲5に記載の
    装置。 8 複数の型のAMステレオホニツク放送信号に
    それぞれ独特の選択された周波数特性を有するパ
    イロツト信号を含む変調成分を含む複数の異なる
    型のAMステレオホニツク放送信号用受信機にお
    いて、前記のパイロツト信号の何れか1つの存在
    を決定し、それによつてどの型のAMステレオホ
    ニツク信号が受信されつつあるのかを指示する装
    置が、 それぞれが前記のパイロツト信号の1つだけを
    含んでいる複数の狭い周波数帯内に存在する受信
    信号成分を検出する手段、 及び前記の各周波数帯内で検出した信号を評価
    し、1つの周波数帯内の信号が所定のレベルを越
    えそして他の全ての周波数帯内の信号が前記のレ
    ベルを越えていないこと、及び前記の複数の周波
    数帯の何れが前記の1つの周波数帯であるのかを
    指示しそれによつてどの型のAMステレオホニツ
    ク放送信号が受信されつつあるのかを指示する出
    力信号を発生する手段 を具備していることを特徴とする装置。 9 前記の各パイロツト信号がサブオーデイブル
    で実質的には単一の周波数トーンであり;前記の
    評価手段が、それぞれが前記の複数の型のAMス
    テレオホニツク放送信号の1つを表わす複数の出
    力を有し;そして前記の評価手段からの出力信号
    が前記の複数の出力の1つに供給され、それによ
    つてどの型のAMステレオホニツク放送が受信さ
    れつつあるのかを指示するようになつていること
    を特徴とする特許請求の範囲8に記載の装置。 10 前記の検出手段が、前記の複数の周波数帯
    内の信号を同時に検出することを特徴とする特許
    請求の範囲9に記載の装置。 11 前記の検出手段が、前記の複数の周波数帯
    内の信号を所定の順序で順次に検出することを特
    徴とする特許請求の範囲9に記載の装置。 12 前記の検出手段及び評価手段を周期的に付
    活し、それによつて前記の手段が付活されている
    各期間中に前記の複数の周波数帯の信号内容を新
    たに評価させる手段をも含んでいることを特徴と
    する特許請求の範囲10或は11の何れかに記載
    の装置。 13 ステレオ和(L+R)情報を表わす振巾変
    調と、少なくとも2つの複合変調技術の1つに従
    つて搬送波上に施され、ステレオ差(L−R)情
    報を表わしていて、且つ前記の1つの複合変調技
    術を表わす選択された周波数特性を有するパイロ
    ツト信号成分をも含んでいる角度変調とを有する
    搬送波からなる複合振巾変調(AM)ステレオホ
    ニツク放送信号を受信し、復調するための受信機
    であつて; 複合AMステレオ信号を受信し、これらの信号
    を対応する中間周波数(IF)信号に変換する手
    段; 前記のIF信号を振巾復調して前記の(L+
    R)情報を表わす信号を誘導する手段; 前記のIF信号を前記の第1及び第2の複合変
    調技術の要求に従つて復調し、前記の第1及び第
    2の複合変調技術に従つて送信された(L−R)
    情報をそれぞれ表わしている第1及び第2のオー
    デイオ周波数出力信号を発生する角度復調手段; 前記の第1の複合変調技術を表わすパイロツト
    信号を含む第1の狭い周波数帯内に存在する受信
    信号成分と、前記の第2の複合変調技術を表わす
    パイロツト信号を含む第2の狭い周波数帯内に存
    在する受信信号成分とを検出する手段; 前記の第1及び第2の周波数帯で検出された信
    号を評価し、前記の周波数帯の1つ内の信号だけ
    が所定のレベルを越えていること及びこれらの信
    号が2つの周波数帯のどちらに存在しているかを
    指示する1つ或はそれ以上の出力信号を発生する
    手段; 前記の評価手段の出力に応答し且つ前記の第1
    及び第2のオーデイオ出力信号の供給を受けて、
    対応パイロツト信号が受信信号内に存在している
    ことを前記の評価手段の出力が指示している場合
    に限つて前記の第1及び第2の信号を通過させる
    手段; 及び前記の(L+R)表示信号と、前記の通過
    手段を通過したオーデイオ信号とを利用して左
    (L)及び右(R)ステレオオーデイオ出力信号
    を誘導する手段 を具備していることを特徴とする受信機。 14 前記のパイロツト信号の1つがサブオーデ
    イブルで実質的には単一の周波数トーンであり;
    前記の評価手段が、それぞれが前記の複数の型の
    AMステレオホニツク放送信号の1つを表わす複
    数の出力を有し;そして前記の評価手段からの出
    力信号が前記の複数の出力の1つに供給され、そ
    れによつてどの型のステレオホニツク放送が受信
    されつつあるのかを指示するようになつているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲13に記載の受信
    機。 15 前記の検出手段が、前記の複数の周波数帯
    内の信号を同時に検出することを特徴とする特許
    請求の範囲14に記載の受信機。 16 前記の検出手段が、前記の複数の周波数帯
    内の信号を所定の順序で順次に検出することを特
    徴とする特許請求の範囲14に記載の受信機。 17 前記の検出手段を周期的に付活し、それに
    よつて前記の手段が付活されている各期間中に前
    記の複数の周波数帯の信号内容を新たに評価させ
    る手段をも含んでいることを特徴とする特許請求
    の範囲15或は16に記載の受信機。
JP57151633A 1981-08-31 1982-08-31 多重システムamステレオ受信機及びパイロツト信号検出装置 Granted JPS5846739A (ja)

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