JPS6163122A - 振幅変調ステレオ放送方式識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は振幅変１［（ＡＭ）ステレオ放送方式識別装置
に関する。

本発明のＡＭステレオ放送方式識別装置は、ステレオ放
送方式がそれぞれ異なる放送局から送出される放送電波
を受信してその放送方式を識別し、その放送方式に応じ
た復調回路を選択してステレオ放送の受信を行うもので
あり、例えば自動車搭載のカーラジオ等に適用できる。

〔従来の技術〕

米国あるいはカナダ等ではステレオ放送方式としてＡＭ
ステレオ放送方式が採用されている。このＡＭステレオ
放送芳弐としては種々の方式が知られており、例えばマ
グナボックスのＡＭ−ＰＭ方式、ハリスのＣＰＭ方式、
カーン／ヘーゼルチンのＩＳＢ方式、モトローラのＣ−
ＱＵＡＭ方式、ベラ−のＡＭ−ＦＭ方式などがある。米
国ではこれら各方式のうちの前４者の方式が現在認可さ
れ放送局が現行に運営されてステレオ放送が行われてい
るが、これら各方式によるステレオ放送は地域的に重複
して行われているのが現状である。

一方、上記各ステレオ放送方式に対応して受信機の構成
も異なるものとなるが、或・る方式の受信機では他の方
式のステレオ放送を受信することができない。このため
、成る地域においては、種々のステレオ放送番組が放送
されているにもかかわらず、それらの番組のステレオ放
送方式が異なっているため、それらの番組のうち、所持
している受信機の方式の番組しか楽しむことができない
のが現状である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

１つの受信機で各ステレオ放送方式によるステレオ放送
番組を全て受信できるようにするためには、受信機に各
方式の復調回路を組み込み、放送番組のステレオ放送方
式を識別してその方式に応じた復調回路を適宜選択する
ようにすればよい。

各方式を自動的に識別する方法としてはパイロット信号
を用いる方法が提案される。すなわち、各方式の放送電
波中には、ステレオ放送であることをステレオ・インジ
ケータで表示するためのバイロフト信号が含まれており
、このパイロ・ノド信号の周波数は各方式によりそれぞ
れ異なるものが採用されている。すなわち、ＡＭ−ＰＭ
方式は５Ｈｚ、ＩＳＢ方式は１５Ｈ２，Ｃ−ＱＵＡＭ方
式は２５Ｈｚ、ＣＰＭ方式は５５Ｈｚである。よってパ
イロット信号周波数を識別することにより各方式の識別
が可能である。

パイロット信号の周波数を識別するためには、入力され
たパイロット信号を周波数識別回路に導き、該周波数識
別回路において単位時間あたりのパイロット信号の入力
数をカウンタで計数し、それにより入力されたパイロッ
ト信号が各方式のバイロフト信号周波数５．１５，２５
．５５Ｈｚのいずれであるかを判別している。この場合
、カウンタにおける単位時間のバラツキ、あるいはパイ
ロット信号に重畳される雑音成分による周波数の変動な
どに対しても識別の安定な動作を得るために、第２図に
示すように判別周波数に成る幅（窓）を持たせる必要が
ある。

パイロット信号が第２図に示される窓のいずれにあるか
を判別するためには、周波数ｆ、、ｆ、。

Ｌ３ｒ・・・ｆ、およびｆ、をカウントする計８個のカ
ウンタが必要となり、したがって回路規模が大きくなっ
て実現が難しいという問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上述の問題点を解決するために、本発明においては、そ
れぞれ異なる振幅変調ステレオ放送方式用の複数の復調
回路であって各方式のステレオ表示用パイロット信号周
波数がそれぞれ異なっているもの、該復調回路の復調出
力からパイロット信号を分離する回路、該分離する回路
で分離されたパイロット信号の周波数を識別する周波数
識別回路、および、該周波数識別面路により識別された
パイロット信号周波数に基づき該複数の復調回路のうち
から該バイロフト信号周波数に対応した復調回路を選択
する回路を備えた振幅変調ステレオ放送方式識別装置に
おいて、該周波数識別回路は入力されたバイロフト信号
を分周器で分周した後にカウンタ回路で周波数識別する
ように構成されたことを特徴とする振幅変調ステレオ放
送方式識別装置が提供される。

〔作　用〕

パイロット信号周波数を識別するために周波数識別回路
に入力されたバイロフト信号は、分周器で−たん周波数
が分周された後にカウンタ回路に供給されて周波数の識
別が行われる。このためカウンタ回路の最大計算値を小
さくでき、該カウンタ回路の構成を簡単化できる。

〔実施例〕

本発明の一実施例としてのＡＭステレオ放送方式識別装
置が第１図に示される。第１図において、受信電波は高
周波受信部（図示しない）で受信検波されて中間周波数
（ＩＦ）信号に変換される。

該ノド信号は、方式がそれぞれ異なる４つの復調回路１
１〜１４の入力端子にそれぞれ導かれる。

復調回転１１．１２．１３．１４はそれぞれＡＭ−ＰＭ
方式、ＩＳＢ方式、Ｃ−ＱＵＡＭ方式、ＣＰＭ方式の復
調回路であり、各復調回路１１゜１２．１３．１４のパ
イロット信号周波数はそれぞれ５Ｈｚ　、１５Ｈｚ　、
２５Ｈｚ　、５５Ｈｚである。これらの復調回路１１〜
１４は、入力されたＩＦ倍信号らしチャネル信号および
Ｒチャネル信号を分離して方式切替え回路５の入力端子
に導く。

ＣＰＭ方式の復調回路１４で得られたＳＵＢ信号（副チ
ャネル信号）はパイロット・フィルタ２に導かれる。パ
イロット・フィルタ２は４方式のパイロット信号を含む
周波数帯域、すなわち５Ｈｚ〜５５Ｈｚの帯域を通過さ
せる帯域通過フィルタであり、ＬおよびＲチャネル信号
成分を除去してパイロット信号成分を取り出す。

パイロット・フィルタ２の出力は波形整形回路３に導か
れる。波形整形回路３は被識別信号としてのパイロット
・フィルタ出力信号をパルス波形に波形整形する回路で
ある。この波形整形回路３はいわゆるヒステリシス・コ
ンパレータで構成することが可能であり、それによりパ
イロット信号に重畳される電圧レベルの低い雑音成分の
影響を除去しながら波形整形を行える。波形整形回路３
の出力信号は周波数識別回路４の入力端子に導かれる。

周波数識別回路４は、パイロット・フィルタ２および波
形整形回路３を介して入力されるパルス状のバイロフト
信号の周波数が４方式のパイロット信号５Ｈｚ　、１５
Ｈｚ　、２５Ｈｚ　、５５Ｈｚのいずれに該当するかを
識別する回路である。識別結果は各方式対応の４本の出
力線６のうちの１本をハイレベルとする識別信号の形式
で方式切替え回路５に送られる。方式切替え回路５は例
えばアナログスイッチで構成されており、識別信号に基
づいて４方式の復調回路１１〜１４のうちの１つを選択
切替えする。

第１図装置における周波数識別回路４のブロック構成が
第３図に示される。第３図において、波形整形回路３か
らのパルス状のパイロ７）信号はアンドゲート４１の一
方の入力端子に導かれる。

アンドゲート４１の他方の入力端子にはゲートパルス発
生器４３からのゲート信号Ｓ　（ｇ）が導かれる。

ゲートパルス発生器４３は基準発振器４４に接続されて
おり、該基準発振器４４から供給される基準周波数信号
に基づいてゲート信号Ｓ　（ｇ）、リセット信号Ｓ　（
ｒ）　、ラッチ信号５（１）等を所定タイミングで発生
し、またゲート信号Ｓ　（ｇ）のパルス幅が単位時間幅
（例えば１秒）となるようにする。これらの信号Ｓ　（
ｇ）　　、Ｓ　（１＞　　、５（ｒ）の信号波形および
発生タイミングが第４図＋１）　、　（２）　、　（３
）にそれぞれ示される。

アンドゲート４１の出力は第３図中破線で囲まれたカウ
ント部４２の１１５分周器４２０の入力端子に４かれる
。分周器４２０の分周出力は、アンドゲート４２７の入
力端子に導かれるとともに、カウンタ４２１〜４２３の
各入力端子に導かれる。

カウンタ４２３の出力はラッチ回路４６４の入力端子に
導かれるとともに、インバータ４２６を介してアントゲ
−’ト４２７〜４２９の各入力端子に導かれる。

同様にカウンタ４２２の出力はアンドゲート４２９の入
力端子に導かれるとともに、インバータ４２５を介して
アンドゲート４２７．４２８の各入力端子に導かれ、カ
ウンタ４２１の出力はアンドゲート４２８の入力端子に
導かれるとともに、インバータ４２４を介してアンドゲ
ート４２７の入力端子に導かれる。アンドゲート４２７
〜４２９の出力はランチ回路４６１〜４６４の各入力端
子にそれぞれ導かれる。

カウンタ４２１〜４２３は入力されるパルス信号の数が
それぞれ２〜４．４〜６．９〜１３のときに「１」レベ
ル出力信号を出力する回路である。

第３図におけるカウンタ４２２の構成の一例が第５図に
示される。第５図に示されるように、カウンタ４２２は
３つの２進カウンタＱ、−Ｑ３をカスケード接続し、２
進カウンタＱ２の反転出力Ｓ（寛２）と２進カウンタＱ
、の出力Ｓ（Ｑ、＋）とをアンドゲートＱ４の各入力端
子に導いた構成となる。カウンタ４２１．４２３につい
ても２進カウンタの接続段数が変わるだけで基本的な構
成は同様なものである。

第５図カウンタの各部信号波形図が第６図に示される。

第６図の各波形Ｓ　（ｃ）　　、Ｓ　（Ｑ＋　）　　。

５（Ｑｚ）、Ｓ（了２）、Ｓ　（Ｑ３）　　、Ｓ　（Ｑ
４）は第５図における対応する記号の箇所の信号波形で
ある。第６図から明らかなように、２進カウンタＱ１〜
Ｑ、がリセット信号Ｓ　（ｒ）でリセットされた後、出
力信号ｓ　（Ｑ４　）はカウンタ４２２への４個目の入
力パルスＳ　（ｃ）の立下りでハイレベルになり、６個
目の入力パルスの立下りでローレベルになる。

カウンタ４２１〜４２３の各リセット端子にはゲートパ
ルス発生器４３からリセット信号Ｓ　（ｒ）が導かれる
。ラッチ回路４６１〜４６４０ランチタイミングを制御
する各ランチ制御端子にはゲートパルス発生器からラン
チ信号Ｓ　（りが導かれる。ラッチ回路４６の各出力は
出力線６を介して方式切替え回路５に導かれる。

第１図装置の動作が以下に説明される。

受信電波は高周波受信部（図示しない）でＩＦ信号に変
換され、該ＩＦ信号は復調回路１１〜１４にそれぞれ入
力される。復調回路１４で得られたＳＵＢ信号はパイロ
ット・フィルタ２に入力されてバイロフト信”号が取り
出され、該パイロット信号は波形整形回路３でパルス波
形に整形された後に周波数識別回路４に入力される。

周波数識別回路４ではパイロット信号はアンドゲート４
１を介して分周器４２０に入力される。

アンドゲートの開いている時間はゲート信号Ｓ　（ｇ）
により１秒間となるように調整されているから、次段の
カウンタ部４２で計数されたバイロッ、ト信号のパルス
数がバイロフト信号周波数となる。

入力されたパイロット信号は分周器４２０で−たん１１
５に分周される。したがって識別されるべきバイロフト
信号周波数は、５Ｈ２がＩＨｚに、１５Ｈｚが３Ｈｚに
、２５Ｈｚが５Ｈｚに、５５Ｈｚが１１Ｈｚに変換され
る。カウンタ４２１は入力パルス数が２〜４のときに、
またカウンタ４２２は４〜６、カウンタ４２３は９〜１
３のときに出力をラッチ回路に送出する。

各カウンタ４２１〜４２３は、出力を送出する際には、
その出力端子に接続されたインバータを介してアンドゲ
ート４２．７〜４２９を閉じることにより、自分よりカ
ウント数の低い下位のカウンタが出力をラッチ回路に送
出することを防いでいる。これにより、上位のカウンタ
が出力を送出すると同時に下位のカウンタもカウント数
の整数倍で出力を送出するという状態を防止できる。

このようにパイロット信号を−たん１７５分周してから
カウントするようにすれば、カウンタ４２１〜４２３を
構成する２進カウンタの接続段数を大幅に削減すること
ができる。なお、各カウンタ４２１〜４２３の検出幅は
目的値の±２０％程度に選べば良いが、５の倍数の周波
数でコンパレートできることから設定は容易である。

ランチ回路４６１〜４６４は第４図（２）のラッチ信号
Ｓ　（Ｉｌ）のタイミングで識別結果を保持し、出力線
６を介して方式切替え回路５に送出する。

方式切替え回路５は識別結果に応じて受信電波の放送方
式に対応した復調回路を選択する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、バイロフト信号周波数により４方式の
ステレオ放送方式を識別する装置を構成する場合に、周
波数識別回路を構成する２進カウンタの接続段数を大幅
に削減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのＡＭステレオ放送方
式識別装置のブロック図、第２図はウィンドウ・コンパ
レートする周波数帯を示す図、第３図は第１図装置にお
ける周波数識別回路のブロック図、第４図は第３図回路
におけるゲートパルス発生器から出力される信号の波形
図、第５図は第３図回路における１／４〜１／６カウン
タのブロック図、第６図は第５図カウンタの各部の信号
波形図である。 １１〜１４・・・復調回路、 ２・・・パイロ・７ト・フィルタ、３・・・波形整形回
路、４・・・周波数識別回路、　　５・・・方式切替え
回路、４２０・・・１１５分周器、 ４２１〜４２３・・・カウンタ、 ４６１〜４６４・・・ラッチ回路、 ４３・・・ゲートパルス発生器。 慢 慢

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ異なる振幅変調ステレオ放送方式用の複数の復
   調回路であって各方式のステレオ表示用パイロット信号
   周波数がそれぞれ異なっているもの、該復調回路の復調
   出力からパイロット信号を分離する回路、該分離する回
   路で分離されたパイロット信号の周波数を識別する周波
   数識別回路、および、該周波数識別回路により識別され
   たパイロット信号周波数に基づき該複数の復調回路のう
   ちから該パイロット信号周波数に対応した復調回路を選
   択する回路を備えた振幅変調ステレオ放送方式識別装置
   において、該周波数識別回路は入力されたパイロット信
   号を分周器で分周した後にカウンタ回路で周波数識別す
   るように構成されたことを特徴とする振幅変調ステレオ
   放送方式識別装置。