JPS6242952B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6242952B2
JPS6242952B2 JP12979978A JP12979978A JPS6242952B2 JP S6242952 B2 JPS6242952 B2 JP S6242952B2 JP 12979978 A JP12979978 A JP 12979978A JP 12979978 A JP12979978 A JP 12979978A JP S6242952 B2 JPS6242952 B2 JP S6242952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
groups
adhesive composition
formula
hydrolyzable silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12979978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5556153A (en
Inventor
Tsuneo Yamamoto
Katsuhiko Isayama
Shunichi Yoshioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP12979978A priority Critical patent/JPS5556153A/ja
Publication of JPS5556153A publication Critical patent/JPS5556153A/ja
Publication of JPS6242952B2 publication Critical patent/JPS6242952B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は少なくとも1つの加水分解性珪素基を
有するポリエーテルを用いた実質上無溶剤タイプ
の粘着剤組成物に関する。 現在、粘着剤は一般に、布、紙、プラスチツク
フイルムなどに塗布した感圧テープ又はシートと
して文具用、医療用、マスキング用、保護用など
として広く使われている。従来より、感圧性粘着
剤としては、天然ゴム・合成ゴムなどの溶剤型粘
着剤が使われているが、有機溶剤を使用している
為に、悪臭や火災の危険、労働安全衛生面及び公
害上の問題などがあり、粘着テープ業界では無溶
剤型粘着剤が強く要望されている。一方、無溶剤
型粘着剤として近年、アクリル酸エステル共重合
体エマルジヨンが、水系であること、耐老化性・
耐着色性などが成分ゴム系などより優れているこ
と等から使用されているが、アクリル酸臭という
特有の悪臭を有しており、十分満足できるものと
なつていない。 本発明者らは以上のような問題を解決すべく鋭
意研究を行なつた結果、末端に少なくとも1つの
加水分解性珪素基を有するポリエーテルを用いる
事により、悪臭を有しない無溶剤型の粘着剤組成
物を得ることが出来ることを見い出し、本発明に
到達した。 即ち、本発明は末端基の40〜75%が加水分解性
珪素基であり、主鎖が本質的に式―R1―O―
(R1は2価のアルキレン基)で示される化学的に
結合された繰返し単位を有するものであつて、且
つ分子量が300〜15000であるポリエーテルを有効
成分として含有する粘着剤組成物を内容とする。 本発明でいう加水分解性珪素基を含有するポリ
エーテルは、加水分解性珪素基を分子末端及び側
鎖中に含有することが許される。 該加水分解性珪素基としては、一般式 (ここでR2はアルキル基及びアリール基より
選ばれる炭素数1〜12の1価の炭化水素基、Xは
ハイドライド基、ハロゲン基、アルコキシ基、ア
シルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸
アミド基、アミノオキシ基及びメルカプト基より
選ばれる基、aは0,1又は2の整数) で表わされる基が任意に使用しうる。 このポリエーテル中の加水分解性珪素基の位置
は主鎖中及び/又は末端中に存在することができ
るが、製造上は本質的に末端中に導入することが
好ましい。また加水分解性珪素基は該ポリエーテ
ルの末端基の40〜75%であることが重要である。
40%未満の場合には水の存在下での硬化が不十分
であり粘着剤として使用した場合被着体への糊残
りが生じる。また75%をこえると硬化が進みすぎ
粘着性能として必要なころがりタツク及び粘着力
が不十分である。 使用するポリエーテルの主鎖は、本質的に式―
R1―O―(ここで、R1は2価の有機基である
が、その大部分が炭素数1〜4の炭化水素基であ
るとき最も有効である)に示される化学的に結合
された繰り返し単位を有するものである。R1
具体的には ―CH2―,―CH2CH2―,
【式】
【式】―CH2CH2CH2CH2―,
【式】 などが挙げられる。1種類だけでもよいし2種類
以上の繰り返し単位よりなるポリエーテルが有効
に使用される。特に
【式】が好ましい。 ポリエーテルの分子量は300〜15000のものが有効
に使用されうる。 この重合体の性状は、本質的に悪臭を有しない
液体であつて水の存在下で硬化し、非流動体とな
るものである。 本発明において使用される添加物としては、シ
ラノール縮合触媒、充填剤、可塑剤、顔料、老化
防止剤、紫外線吸収剤等があげられる。 非流動性の粘着剤組成物を得る為には、好まし
くは、シラノール縮合触媒を使用する。シラノー
ル縮合触媒としては、アルキルチタン酸塩有機珪
素チタン酸塩;オクチル酸錫、ジブチル錫ラウレ
ート及びジブチル錫マレート、ジブチル錫フタレ
ートなどの如きカルボン酸の金属塩;ジブチルア
ミン―2―エチルヘキソエートなどの如きアミン
塩;並びに他の酸性触媒及び塩基性触媒など公知
のシラノール縮合触媒が有効に使用される。これ
らは単独又は2種以上の併用で使用できる。 又、増量及び改質の目的などから、充填剤を添
加する事ができる。充填剤としては、フユームシ
リカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸、
カーボンブラツク、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレータル
ク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナイ
ト、酸化第2鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラス
バルーン、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、石綿、ガラス繊維など通常使
われている充填剤があげられる。これらは1種又
は2種以上の混合物の形で作業性及び粘着性能を
そこなわない範囲で使用する事が好ましい。 更に、粘度調節などの目的で可塑剤を添加する
事ができる。可塑剤としては、例えば、ジオクチ
ルフタレート、ジブチルフタレート、ブチルベン
ジルフタレートなどの如きフタル酸エステル類;
アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシル、セ
バシン酸ジブチルなどの如き脂肪族2塩基酸エス
テル類;ジエチレングリコールベンゾエート、ペ
ンタエリスリトールエステルなどの如きグリコー
ルエステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシ
ノール酸メチルなどの如き脂肪族エステル類;リ
ン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸
オクチルジフエニルなどの如きリン酸エステル
類;エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸ベ
ンジルなどの如きエポキシ可塑剤類;塩素化パラ
フインなどの可塑剤を単独又は2種以上の混合物
の形で任意に使用できる。その他、顔料、老化防
止剤、紫外線吸収剤を添加する事ができる。 以上の粘着剤組成物は作業性などの点から粘度
が好ましくは10〜80000ポイズ、更に好ましくは
50〜50000ポイズの範囲が望ましい。この粘着剤
組成物は本質的に無溶剤型であるが、更に粘度調
節の目的などから溶剤を併用することも可能であ
る。 この粘着剤組成物は公知の方法により例えばテ
ープ基剤に塗布したのち硬化させ巻き取る方式や
又基剤を使用せずに直接保護体に塗布する方式で
その粘着性を発揮する事ができる。 以下具体的に実施例を挙げて説明するが、本発
明はこれらによつて限定されるものではない。 参考例 1 平均分子量3200であるポリオキシプロピレング
リコール(全末端基中アリルエーテル基が15%、
プロペニルエーテル基3%、ヒドロキシル基82%
である)320gを窒素置換された1の撹拌機付
き耐圧反応容器にとる。続いて、粉末苛性ソーダ
(純度98%)を40.8gを加えた後、60℃に昇温す
る。この後、ブロモクロロメタン7.76gを加えて
60℃で10時間反応を行なう。続いて、反応系の温
度を50℃に下げアリルクロライドを9.2gを加
え、50℃で10時間反応を行なう。反応終了後、内
容物をビーカーに取り出し、1000gのノルマルヘ
キサンで希釈し、50gのケイ酸アルミニウムで常
温1時間撹拌下で処理する。その後、過してケ
ーキはノルマルヘキサンで数回洗浄する。液か
ら揮発物を蒸溜により除去することにより平均分
子量8000のプロピレンオキシド重合体が300g得
られる。該重合体の末端基としてはアリルエーテ
ル基90%、プロペニルエーテル基8%、ヒドロキ
シル基2%である。 500mlの撹拌機付き耐圧反応容器の上で得られ
たポリマーを84gを取る。塩化白金酸の触媒溶液
(H2PtCl6・6H2O 2gをイソプロパノール20ml及
びテトラヒドロフラン78mlに溶かした溶液)0.05
ml、メチルジメトキシシラン1.7gを加え、100℃
で8時間反応させた後、揮発分を除去すると第1
表に示すように末端基の75%が
【式】基であるアルキ レンオキシド重合体が得られる。 参考例 2〜6 メチルジメトキシシランの使用量を第1表に示
す値にした他は参考例1と同様に反応させた。得
られたアルキレンオキシド重合体の末端基に対す
【式】基の比率は第 1表に示した値になつた。 参考例 7 メチルジメトキシシラン1.7gをトリエトキシ
シラン2.1gとした他は参考例1と同様に反応さ
せた。得られたアルキレンオキシド重合体の末端
基の60%が(CH3CH2O―)3Si―CH2CH2CH2―O
―基であつた。 実施例 1 参考例1で得られたアルキレンオキシド重合体
100重量部にジブチル錫フタレートを0.7重量部添
加混合し、裏面をパラフイン処理したクラフト紙
に、0.61mmの厚さに塗布後、50℃で12時間硬化さ
せた後、JIS Z―1523に準じてステンレス板に対
する粘着力及びダウ式ころがりタツクを測定し
た。その結果を第2表に示す。 実施例 2〜4 参考例2,3,4で得られたアルキレンオキシ
ド重合体を用いて実施例1と同様にして粘着力及
びころがりタツクを測定した。その結果を第2表
に示す。 実施例 5 参考例2で得られたアルキレンオキシド重合体
100重量部に重質炭酸カルシウム(白石カルシウ
ム社製SB)200重量部、ジオクチルフタレート50
重量部及びジブチル錫フタレート0.7重量部を均
一に混合した後、実施例1と同様に粘着力及びこ
ろがりタツクを測定した。その結果を第2表に示
す。 実施例 6 参考例3で得られたアルキレンオキシド重合体
を用いて実施例2と同様にして粘着力及びころが
りタツクを測定した。その結果を第2表に示す。 実施例 7 参考例7で得られたアルキレンオキシド重合体
を用いて実施例1と同様にして粘着力及びころが
りタツクを測定した。その結果を第2表に示す。 比較例 1 参考例5で得られたアルキレンオキシド重合体
を用いて実施例1と同様にして粘着力及びころが
りタツクを測定した。その結果を第2表に示す。
表から明らかなようにころがりタツクが非常に小
さく粘着力も小さいものであつた。 比較例 2 参考例6で得られたアルキレンオキシド重合体
を用いて実施例1と同様にして粘着力及びころが
りタツクを測定した。その結果を第2表に示す。
表から明らかなように粘着力、ころがりタツクは
大きい値であるが、硬化が不充分で被着体への糊
残りが生じた。
【表】
【表】 ダウ式ころがりタツク測定条件 測定温度:23℃ 傾斜角:30゜ 助走距離:10cm 粘着層長さ:10cm ボール径:1/32〜32/32の1/32インチきざみ No.1……1/32インチ No.32……32/32インチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 末端基の40〜75%が加水分解性珪素基であ
    り、主鎖が本質的に式―R1―O―(R1は2価の
    アルキレン基)で示される化学的に結合された繰
    返し単位を有するものであつて、且つ分子量が
    300〜15000であるポリエーテルを有効成分として
    含有する粘着剤組成物。 2 加水分解性珪素基が、珪素原子に結合したハ
    イドライド基、ハロゲン基、アルコキシ基、アシ
    ルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸ア
    ミド基、アミノキシ基及びメルカプト基より選ば
    れる少なくとも1種である特許請求の範囲第1項
    記載の粘着剤組成物。 3 加水分解性珪素基が、式 (ここでR2はアルキル基及びアリール基より
    選ばれる炭素数1〜12の1価の炭化水素基、Xは
    ハイドライド基、ハロゲン基、アルコキシ基、ア
    シルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸
    アミド基、アミノオキシ基及びメルカプト基より
    選ばれる基、aは0,1又は2の整数) で示される特許請求の範囲第1項記載の粘着剤
    組成物。 4 Xがアルコキシ基である特許請求の範囲第3
    項記載の粘着剤組成物。
JP12979978A 1978-10-20 1978-10-20 Adhesive mass composition Granted JPS5556153A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12979978A JPS5556153A (en) 1978-10-20 1978-10-20 Adhesive mass composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12979978A JPS5556153A (en) 1978-10-20 1978-10-20 Adhesive mass composition

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8484684A Division JPS6035069A (ja) 1984-04-26 1984-04-26 粘着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5556153A JPS5556153A (en) 1980-04-24
JPS6242952B2 true JPS6242952B2 (ja) 1987-09-10

Family

ID=15018504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12979978A Granted JPS5556153A (en) 1978-10-20 1978-10-20 Adhesive mass composition

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5556153A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5974149A (ja) * 1982-10-20 1984-04-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
JPS60215089A (ja) * 1984-04-10 1985-10-28 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 粘着テ−プ、シ−ト又はラベル
JPS60219280A (ja) * 1984-04-13 1985-11-01 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 粘着剤組成物
JPS60252682A (ja) * 1984-05-29 1985-12-13 Sekisui Chem Co Ltd 感圧性粘着テ−プの製造方法
JPS6121174A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護用粘着テ−プもしくはシ−ト
JPH0745645B2 (ja) * 1984-07-11 1995-05-17 積水化学工業株式会社 被研磨材固定用両面粘着テープもしくはシートおよびそれを用いた被研磨材の固定方法
JP2651222B2 (ja) * 1988-11-11 1997-09-10 鐘淵化学工業株式会社 粘着製品の製法
JPH0995609A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Asahi Glass Co Ltd 室温硬化性組成物およびその製造方法
JP2005240049A (ja) * 2005-05-27 2005-09-08 Asahi Glass Co Ltd 室温硬化性組成物およびその製造方法
JP2016204663A (ja) 2015-04-24 2016-12-08 セメダイン株式会社 感圧接着剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5556153A (en) 1980-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0106330B1 (en) Pressure sensitive adhesive composition
JPS6118582B2 (ja)
JPS6118569B2 (ja)
JP2993778B2 (ja) 室温硬化性組成物
EP0268780A2 (en) Curable composition containing a silicon functional organic polymer
JP2003155389A (ja) 加水分解性シリル基含有硬化性組成物
JP3155035B2 (ja) 硬化性組成物
JPS6242952B2 (ja)
JP2555153B2 (ja) 硬化性組成物
JPH06322251A (ja) 室温硬化性組成物
JPH06340819A (ja) 湿分硬化性組成物
JPS6035069A (ja) 粘着剤組成物
JPH0241550B2 (ja)
JP2001089618A (ja) 2成分形硬化性組成物
JPH06322351A (ja) 接着性室温硬化型組成物
JPH07331093A (ja) 硬化性組成物
JPH0129822B2 (ja)
JP4398123B2 (ja) 硬化性組成物
JP3325849B2 (ja) 2成分形硬化性組成物
JPH11116831A (ja) 室温硬化性組成物
JPS6118570B2 (ja)
JP2962642B2 (ja) 室温硬化性組成物
JPH0543789A (ja) 室温硬化性組成物
JPH05222284A (ja) 室温硬化性組成物
JP2675104B2 (ja) 硬化性組成物