JPS6242851Y2 - - Google Patents

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JPS6242851Y2
JPS6242851Y2 JP1985181404U JP18140485U JPS6242851Y2 JP S6242851 Y2 JPS6242851 Y2 JP S6242851Y2 JP 1985181404 U JP1985181404 U JP 1985181404U JP 18140485 U JP18140485 U JP 18140485U JP S6242851 Y2 JPS6242851 Y2 JP S6242851Y2
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JP
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booster
piston
master cylinder
housing
control valve
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • B60T13/565Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by being associated with master cylinders, e.g. integrally formed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、自動車の油圧ブレーキ装置、つま
り、油圧マスタシリンダを駆動する機械的に制御
可能な動力ブースタに関する。
「従来の技術とその問題点」 例えば、西独特許公開公報第292229号に記載さ
れた動力ブースタにおいては、ブースタハウジン
グにおけるマスタシリンダとは反対側の端壁か
ら、駆動ロツドが外側に突出されている。この駆
動ロツドは、動力ブースタを駆動する際に、ブー
スタハウジング内に押し込まれるようになつてい
る。ブースタハウジング自体は、駆動ロツドの突
出側の上記端壁が自動車の取付けプレートに固定
されるようになつている。また、ブースタハウジ
ング内には、軸方向に延びるスロツト付の補強管
が配置されている。この補強管は、マスタシリン
ダとブースタハウジングの取付け部材との間にお
ける力伝達部材として機能し、この補強管の存在
により、ブレーキの作動時、マスタシリンダ側か
らブースタハウジングを介して上記取付け部材に
伝達される負荷を軽減でき、このことから、ブー
スタハウジングの肉厚を薄くして、動力ブースタ
全体の軽量化を図ることができる。しかしなが
ら、上述した公知の動力ブースタは、その製造に
要する手間及びコストが増加するばかりでなく、
上記補強管の存在により、ブースタピストンの有
効受圧面積が大きく減少されてしまう問題があ
る。
また、西独特許明細書第543640号に記載された
動力ブースタにおいては、マスタシリンダの開口
端部に、そのブースタハウジングが固着されてい
る。ブースタハウジング内のブースタピストン
は、プツシユロツドを介してタンデムマスタシリ
ンダの第1ピストンに堅固に連結されている。こ
の動力ブースタの場合、駆動ロツドの外端は、ブ
ースタハウジングとは反対側のマスタシリンダの
端部から外側に突出され、駆動ロツドの内端は、
タンデムマスタシリンダ内に第1ピストンと間隔
を存して配置された第2ピストンに連結されてい
る。駆動ロツドの外端とブレーキペダルとの間に
は、制御弁機構が配置されており、この制御弁機
構は、タンデムマスタシリンダに対し平行に伸び
るホースを介して、動力ブースタの作動室に接続
されている。このようなタイプの動力ブースタに
おいては、反力機構を備えていない。この公知の
動力ブースタにおいては、ブレーキペダルの踏込
み量に応じて、単にブレーキ力を増加させるとい
つた簡単なブレーキ力の制御しか行なわないの
で、自動車の運転者は、自動車の減速を自身の体
で感じることで、発生されたブレーキ力の大きさ
を知るのみである。このため、運転者は、オーバ
ブレーキングを起こし易いことになる。また、こ
のタイプの油圧ブレーキ装置の欠点は、動力ブー
スタが故障したとき、ブレーキペダルに加えられ
る踏込み力をタンデムマスタシリンダ内のブレー
キ圧の立ち上げに利用できないことである。
更に、米国特許第2900962号に記載された油圧
ブレーキ装置の動力ブースタにおいては、マスタ
シリンダの端部にブースタハウジングが配置され
ている。このブースタハウジング内のブースタピ
ストンは、連結管を介してマスタシリンダピスト
ンに連結されている。連結管内には、駆動ロツド
が配置されており、この駆動ロツドの一端は、レ
バーからなる反力機構を介してブースタピストン
に支持されているとともに、駆動ロツドの他端
は、マスタシリンダのピストンを貫通して、この
マスタシリンダから外部に突出されている。この
米国特許の動力ブースタにおいて、ブースタハウ
ジングに作用する負荷は、このブースタハウジン
グ内に生起される圧力のみから生じる。駆動ロツ
ドに加わるブレーキペダルの踏込み力は、マスタ
シリンダハウジング、即ち、このマスタシリンダ
ハウジングが支持されている自動車の取付け部材
で受止められる。
上述した米国特許の動力ブースタの欠点は、第
1に製造コストが高価になることであり、第2に
は、構造上、マスタシリンダハウジングにおける
圧力室内のブレーキ圧を、連結管の存在のため
に、マスタシリンダピストンの環状端面でしか加
圧できないので、このマスタシリンダピストンに
必要な加圧面積を確保するには、マスタシリンダ
の直径を必然的に大きくしなければならない。こ
のため、連結管を設けたことで、ブースタハウジ
ングの重量が軽減されても、この軽量化は、マス
タシリンダの重量増加によつて相殺されてしまう
こととなる。更に、第3には、米国特許の動力ブ
ースタの場合、ブースタハウジングの作動室に導
入される圧力の制御をなす弁機構が駆動ロツドの
軸方向に離間して配置されているので、構造が複
雑化する欠点もある。
「考案の目的」 この考案の目的は、構造を簡単にするととも
に、軽量化を図ることができる自動車の油圧ブレ
ーキ装置用動力ブースタを提供することにある。
「考案の概要」 この考案の動力ブースタは、自動車の支持部材
に対し、マスタシリンダハウジングを介して取付
けられたブースタハウジングと、ブースタハウジ
ング内に移動可能に配置され、ブースタハイジン
グの内部を負圧室及び作動室に区画するブースタ
ピストンと、マスタシリンダピストンとブースタ
ピストンとの間を連結するプツシユロツドと、ブ
ースタピストン内に設けられ、作動室内に伝達さ
れる圧力を制御する制御弁機構と、制御弁機構の
制御弁体に連結され、プツシユロツド内を貫通す
るとともに、マスタシリンダピストン内を摺動自
在に貫通して、マスタシリンダハウジングの外側
に延び、ブレーキの作動時に、マスタシリンダハ
ウジングの外側に引張られて制御弁機構の制御弁
体を作動させる駆動ロツドと、ブレーキの作動時
に、駆動ロツドに加えられる力をブースタピスト
ンに作用するブースト力に所定の割合いで付加
し、この駆動ロツドからの力をプツシユロツドを
介してマスタシリンダピストンに伝達する反力機
構とを具備してなる。
「考案の作用及びその効果」 この考案の動力ブースタによれば、駆動ロツド
に加わるブレーキペダルの踏込み力をマスタシリ
ンダハウジングで直接的に受止めることができる
ので、このブレーキペダルの踏込み力が動力ブー
スタのブースタハウジングに作用することはな
い。従つて、この考案の動力ブースタにおいて
は、ブースタハウジングの肉厚を薄くでき、これ
により、動力ブースタ全体の軽量化を図ることが
できる。
この考案の動力ブースタの他の利点は、駆動ロ
ツドに引張り力しか作用しないので、駆動ロツド
の径寸法を非常に小さくできることにある。この
ことから、たとえ、マスタシリンダピストン内を
駆動ロツドが貫通する構造であつても、マスタシ
リンダにおける径寸法の増加は、ほんの僅かなも
のであり、このマスタシリンダの大幅な重量増加
を招くことはない。
この考案の動力ブースタにおいては、ブレーキ
作動時、負圧と作動圧としての大気圧との間の差
圧が作動室を区画するブースタピストンの一方の
端面、即ち、作動室側端面に作用することになる
が、このブースタピストンの作動室側端面におけ
る有効受圧面の面積は、ブースタピストンの全横
断面積となる。ブレーキ作動が終了し、動力ブー
スタがブレーキの解除位置に復帰される際には、
ブースタハウジングの負圧室及び作動室の双方に
負圧が伝達されることになるが、この場合、ブー
スタピストンは、ブレーキの解除位置、即ち、作
動室に向かう力を受け、これにより、ブースタピ
ストンは、戻しばねの付勢力を必要とせずに、ブ
レーキの解除位置に復帰することができる。ブー
スタピストンの復帰作動について詳述すれば、ブ
ースタピストンの上記作動室側端面とは反対側の
負圧室側端面における有効受圧面積は、ブースタ
ピストンの全横断面積からプツシユロツドの全横
断面積を差引いた面積に等しいので、ブースタピ
ストンの作動室側端面の有効受圧面積は、その負
圧室側端面の有効受圧面積よりも大きくなる。従
つて、ブレーキが解除され、そして、負圧室及び
作動室の双方に同じ負圧が伝達されても、上述し
た有効受圧面積の差から、ブースタピストンは、
ブレーキの解除位置に向かう力を受けて移動さ
れ、これにより、ブースタピストンは、ブレーキ
の解除位置に復帰されることになる。この結果、
ブースタピストンが戻しばねによつてブレーキの
解除位置に復帰されるタイプの動力ブースタに比
べ、この考案の動力ブースタでは、ブレーキの作
動時、ブースタピストンに作用するブースト力が
上記戻しばねの圧縮に費やされることがないの
で、このブースト力をブレーキ圧の立ち上げに効
果的に使用することができる。
この考案の好適な実施例によれば、プツシユロ
ツドの一端は、マスタシリダハウジング内に案内
されており、プツシユロツドの他端はブースタハ
ウジング内に延びている。このプツシユロツドの
他端には、ブースタピストンが軸方向に摺動可能
にして支持されているが、ブースタピストンの軸
方向の摺動距離は比較的短く、その摺動距離は、
反力機構としてのゴムデイスクの圧縮量に相当す
るものである。このようなブースタピストンの摺
動は、ブレーキペダルを踏込んでブレーキを作動
させたとき、上記ゴムデイスクの圧縮に基づく反
力をブレーキペダルで感知するために必要とな
る。
ブースタピストンは、ブースタハウジングの内
壁に支持されているのではなく、このブースタハ
ウジングに対しローリングダイアフラムを介して
シールされているだけである。従つて、ブースタ
ハウジング内におけるブースタピストンの案内構
造を省略することができるので、ブースタハウジ
ングの構造を簡単にすることができる。
更に、ブレーキの作動時、ブースタハウジング
における作動室内の圧力は、負圧から大気圧に変
化し、この圧力変化によつて、ブースタハウジン
グは膨脹するような変形を受けることになるが、
このブースタハウジングの変形は、ブースタピス
トンの軸方向の移動案内に何等悪影響を及ぼすも
のではない。即ち、マスタシリンダハウジングが
自動車の支持部材、即ち、ダツシユパネルに直接
に固定されているので、ブレーキペダルに加わる
踏込み力の一部は、駆動ロツドからマスタシリン
ダピストン、マスタシリンダハウジングを介して
ダツシユパネルに伝達されるものの、踏込み力の
一部がブースタハウジングに作用することはな
い。
この考案の好適な実施例では、プツシユロツド
がマスタシリンダピストンと一体に形成されてい
る。プツシユロツドにおけるブースタピストン側
の端部には、押圧プレートを設けるのが好まし
く、この押圧プレートは、反力機構と接触されて
いるとともに、プツシユロツドに対するブースタ
ピストンの軸方向の移動を案内する機能を有して
いる。
上述した押圧プレートには、中空であるプツシ
ユロツド内に突出する中空円筒部が設けられてお
り、この中空円筒部により、押圧プレートはプツ
シユロツドに対して支持されている。このような
構造を採用することにより、プツシユロツドを例
えばアルミニウムやダイキヤスト亜鉛合金等の強
度の小さな材料でもつてマスタシリンダピストン
と一体に製造し、押圧プレートを強度の大きな鋼
など材料から製造することが可能となる。
動力ブースタにおいては、反力機構をプツシユ
ロツドと制御弁機構との間に配置するのが好まし
く、このように配置すれば、ブレーキペダルから
反力を得るための反力機構と駆動ロツドとの間の
力伝達経路を最短距離にすることが可能となる。
好適な実施例では、駆動ロツドは、プツシユロ
ツドの端部に配置された押圧プレート及び反力機
構を貫通して延びており、その駆動ロツドの端部
には、制御弁機構の制御弁体が支持されている。
このような構成によれば、制御弁体と駆動ロツド
とが一体に作動されるので、ブースタピストン内
おいて、必要となる制御弁体の案内面を小さくす
ることができる。
ブースタピストンの作動室側受圧面を最大限に
確保するため、作動室を区画するブースタハウジ
ングの壁には、作動圧、即ち、大気圧を得るため
に大気に解放した開口が形成されており、この開
口は、作動室内において、可撓性ホースを介して
制御弁機構に接続されている。
この考案の考案の好適な実施例において、ブー
スタピストンはハブを有しており、このハブに
は、軸方向孔が形成されており、この軸方向孔の
両端部は、夫々拡径されている。軸方向孔の両端
部には、夫々反力機構及び制御弁機構が配置され
ている。このようにして反力機構及び制御弁機構
を配置することにより、動力ブースタの構造及び
組立てを簡単にすることができる。
上記軸方向孔の制御弁機構を配置してなる部位
は、カバーによつて閉塞されており、このカバー
とハブとの間には、ローリングダイヤフラムが挟
持されている。このローリングダイヤフラムは、
制御弁機構において、制御弁体とともに2重弁体
を構成するシール部材と一体に形成されており、
これにより、シール部材は、軸方向孔の内面に対
し、上記ローリングダイヤフラムを介してシール
されている。この構造によれば、ローリングダイ
ヤフラム、つまり、シール部材及びカバーの組付
けを同時に行なうことができる。
プツシユロツドの端部でのブースタピストンの
保持は、圧縮ばねによつてなされるのが好まし
い。この圧縮ばねは、制御弁機構の制御弁体とブ
ースタピストンとの間に架渡されており、この圧
縮ばねにより、ブースタピストンは、反力機構を
介してプツシユロツドに向けて押圧され、これに
より、ブースタピストンをプツシユロツドの端部
に確実に保持することが可能となる。また、この
ようにブースタピストンが圧縮ばねを介して弾性
的に支持されていることにより、ブレーキを解除
してブースタピストンがその休止位置に向かつて
復帰動する際、この復帰動は、圧縮ばねの付勢力
に抗してなされるので、ブースタピストンがその
休止位置に達した際の停止音を低減することがで
きる。更に、上記圧縮ばねの設けたことで、ブー
スタハウジング内に、ブースタピストンの復帰動
の際、このブースタピストンを休止位置で停止さ
せるためのストツパを別に設ける必要はない。こ
のようにブースタピストンのためのストツパを設
けない場合、この考案の動力ブースタでは、制御
弁機構の制御弁体が駆動ロツドとともに、ブレー
キの解除方向に復帰動する際、この駆動ロツドに
は、制御弁体をその休止位置で停止させるため
に、マスタシリンダハウジングと当接するストツ
パが設けられている。この場合、ストツパとマス
タシリンダハウジングとの間に、上記圧縮ばねと
同様に、制御弁体、つまり、駆動ロツドが復帰動
する際の停止音を低減するための圧縮ばねを設け
るようにしてもよい。
この考案の動力ブースタをダンデムマスタシリ
ンダに適用する場合、駆動ロツドのストツパは、
タンデムマスタシリンダのもう1つのピストン、
即ち、遊動ピストンと当接されるようになつてい
る。この遊動ピストンは、プツシユロツドと連結
されてなる主ピストンに対して弾性的に係合され
ている。このような構造によれば、制御弁体、つ
まり、駆動ロツドの復帰動の際の停止音を遊動ピ
ストンが弾性的に配置されていることで低減する
ことができる。更に、駆動ロツドは、ブレーキの
作動方向において、上記主ピストンに第2のスト
ツパを介して支持されるのが好ましい。このよう
な構造であれば、遊動ピストンと主ピストンとの
間に、遊動ピストンを主ピストンに対して弾性的
に支持するための復帰ばねが配置されることにな
るが、この復帰ばねの休止位置及びその状態を上
記ストツパ及び上記第2のストツパによつて決定
することができる。
「実施例」 この考案の第1実施例を第1図に基づき説明す
る。
第1図に示された動力ブースタは、マスタシリ
ンダハウジング1を備えており、このマスタシリ
ンダハウジング1の一端部3は、フランジ4を介
して自動車の支持部材、即ち、ダツシユパネル4
にボルトにより取付けられている。このダツシユ
パネル4は、自動車において、エンジンルームと
乗員室とを区画する部材である。
マスタシリンダハウジング1の他端は開口され
ており、このマスタシリンダハウジング1の開口
端側の端部には、ブースタハウジング5が支持さ
れている。このブースタハウジング5は、第1及
び第2ハウジング半体6,7から構成されてい
る。第1ハウジング半体6は、マスタシリンダ1
の開口端側の端部を挿通させる中央開口を有して
おり、第1ハウジング半体6は、マスタシリンダ
ハウジング1の開口端側の端部に設けられたフラ
ンジ8に固着されている。
マスタシリンダハウジング1内には、シリンダ
孔10が形成されており、このシリンダ孔10に
は、シールカツプ13を介して圧力室12を区画
するマスタシリンダピストン11が嵌合されてい
る。マスタシリンダピストン11の一端側は、マ
スタシリンダハウジング1の開口端9からブース
タハウジング5内に突出し、プツシユロツド14
を構成している。このプツシユロツド14の端部
には、ブースタピストン20が支持されている。
マスタシリンダハウジング1の開口端9側に位置
して、シリンダ孔10内には、シール15が配置
されており、このシール15は、ブースタハウジ
ング5内おいて、上記ブースタピストン20によ
り区画された負圧室21とシリンダ孔10との間
を気密にシールしている。シリンダ孔10内は、
補償孔16と供給孔17とを介して、ブレーキ液
のリザーバ(図示しない)と接続されるリザーバ
接続口18に接続されている。また、圧力室12
には、ブレーキ圧出力口19が開口されており、
このブレーキ圧出力口19は、図示しないブレー
キシリンダにブレーキ管路を介して接続されてい
る。
動力ブースタは、その駆動をなすための駆動ロ
ツド22を備えている。この駆動ロツド22の一
端には、ブレーキペダル側と連結される連結ヘツ
ド23が設けられている。駆動ロツド22は、マ
スタシリンダハウジング1の一端部3、シールカ
ツプ13、マスタシリンダピストン11及びプツ
シユロツド14を貫通して延びている。
マスタシリンダハウジング1の一端部3には、
駆動ロツド22を液密を保持して貫通させるため
のシール25が設けられている。
プツシユロツド14の端部側には、反力機構を
構成するゴムデイスク24が配置されている。こ
のゴムデイスク24とプツシユロツド14の端部
は、ブースタピストン20のハブ27に形成され
た軸方向孔28内に挿入されている。ハブ27の
軸方向孔28は、その中央部を除いた両端部が拡
径されており、この軸方向孔28のマスタシリン
ダハウジング1側に位置した一方の拡径孔部28
aに上記ゴムデイスク24が挿入されている。こ
のゴムデイスク24は、上記一方の拡径部28a
を形成する環状の段差面29に当接されている。
ハブ27は、図示された取付け位置において、
圧縮ばね30により保持されている。この圧縮ば
ね30は、ハブ27と制御弁機構における制御弁
体31のカラーとの間に架渡されている。制御弁
体31は、駆動ロツド22の端部26側の部位に
形成したねじ部にねじ止めして固定されている。
制御弁体31のゴムデイスク24側の端面32
は、このゴムデイスク24から所定の間隔を存し
て離間するように配置されている。この制御弁体
31における端面32の位置調整は、駆動ロツド
22の上記ねじ部に対し、制御弁体31のねじ込
み量を調整することで可能である。
上述したように制御弁体31の端面32とゴム
デイスク24との間に所定の間隔が形成されてい
ると、ブレーキの作動時、駆動ロツド22が第1
図に示される矢印43の方向に制御弁体31とと
もに移動される際、この制御弁体31の端面32
がゴムデイスク24と当接する前に、制御弁装置
内において、作動圧、つまり、大気圧を作動室3
3に供給するための弁通路を確実に開くことがで
きる。
上述したように駆動ロツド22を介して制御弁
体31が上記矢印43の方向に移動される際、制
御弁体31は、上記ハブ27における軸方向孔2
8の中央孔部48において、その移動案内がなさ
れる。
ハブ27における軸方向孔28の他方の拡径孔
部28bにおいて、プツシユロツド14とは反対
側に位置する拡径孔部28bの部位は、更に拡径
されており、これにより、拡径孔部28bの内面
には、プツシユロツド14に対し反対側を向いた
段差面が形成されている。この段差面は、制御弁
機構におけるシール部材36の弁座34を形成し
ている。図示されている位置では、シール部材3
6は、弁座34から離座されており、一方、シー
ル部材36は、制御機構31と当接された状態に
ある。即ち、シール部材36における制御機構3
1側の端面は、制御弁体31と組をなす弁座35
として形成されており、制御弁体31は、弁座3
5に着座されている。
シール部材36の外周部には、ローリングダイ
ヤフラム37が一体に形成されており、このロー
リングダイヤフラム37の外周端のシールビード
は、ハブ27とカバー38との間でクランプ締め
されており、これにより、シール部材36は、ロ
ーリングダイヤフラム37を介して、ハブ27に
対し気密を保持して取付けられている。
駆動ロツド22の端部26には、ばね座を介し
て、弁ばね39の一端が支持されており、この弁
ばね39の他端は、シール部材36に当接されて
いる。弁ばね39は、シール部材36を制御弁体
31に向けて押圧付勢し、これにより、第1図に
図示された状態では、制御弁体31は、シール部
材36の弁座35に着座されている。
前述したカバー38は、制御弁体31、シール
部材36及びローリングダイヤフラム37ととも
に、作動圧としての大気圧が導入される大気導入
室47を形成している。更に、カバー38には、
接続孔部49が形成されており、この接続孔部4
9は、ブースタハウジング5の第2ハウジング半
体7に形成した大気圧ポート41に、可撓性を有
したホース40を介して接続されている。従つ
て、第1図に図示された状態では、上記大気導入
室47内には、大気圧ポート41、ホース40及
び接続孔部49を介して、大気圧が導入されてい
る。
一方、ブースタハウジング5の第1ハウジング
半体6には、負圧ポート42が形成されており、
この負圧ポート42は、低圧源、例えば、内燃機
関の吸気マニホールドに接続されている。また、
ハブ27には、負圧室21とハブ27内の大径孔
部28bとを接続する負圧通路45が形成されて
いるとともに、上記大径孔部28bと作動室33
とを接続する接続通路46が形成されている。
次に、上述した第1実施例における動力ブース
タの作動を説明する。
図示されている状態では、負圧ポート42を介
して負圧室21に伝達されている負圧は、更に、
負圧室21から負圧通路45、ハブ27内の大径
孔部28b及び接続通路46を介して、作動室3
3に伝達されている。従つて、ブースタハウジン
グ5内の負圧室21及び作動室33内の圧力は、
同一となつている。
このような状態から、ブレーキペダルが踏込ま
れると、駆動ロツド22は、矢印43の方向に移
動される。これにより、シール部材36及び制御
弁体31もまた、図示された状態を保持しつつ、
矢印43の方向に移動される。この結果、シール
部材36は、弁座34に着座する。ここで、駆動
ロツド22に取付けられたストツパ44は、シー
ル部材36が弁座34に着座するまでの移動距離
相当する距離だけ、マスタシリンダハウジング1
から離間することになる。
シール部材36が弁座34に着座した状態で
は、負圧室21から負圧通路45を介してハブ2
7内の大径孔部28bに至る通路が閉じられ、こ
れにより、負圧室21と作動室33とは互いに分
離されることになる。しかしながら、このように
負圧室21と作動室33とが互いに分離されて
も、この段階では、負圧室21内と作動室33内
とは、同一の負圧状態となつている。
駆動ロツド22が矢印43の方向に更に移動さ
れると、シール部材36及び制御弁体31もま
た、矢印43の方向に移動されようとするが、し
かしながら、シール部材36は、弁座34に着座
した状態にあるので、この後、シール部材36が
移動することはなく、従つて、制御弁体31のみ
が矢印43の方向に移動されることになる。この
結果、制御弁体31は、シール部材36の弁座3
5から離座され、制御弁機構は、作動位置に切換
えられる。これにより、大気導入室47からハブ
27内の大径孔部28bに至る通路が開かれ、大
気導入室47内の大気圧は、シール部材36の中
央孔、大径孔部28b及び接続通路46を介し
て、作動室33に伝達される。
このようにして作動室33内に大気圧が導入さ
れると、この作動室33内の圧力が増加されるこ
とから、負圧室21内と作動室33内との間に圧
力差が生起され、この圧力差に基づき、ブースタ
ピストン22は、矢印43の方向に移動される。
このブースタピストン22の移動は、ゴムデイス
ク24を介して、プツシユロツド14に伝達さ
れ、このプツシユロツド24、つまり、マスタシ
リンダピストン11を矢印43の方向に移動させ
る。この結果、マスタシリンダハウジング1にお
ける圧力室12内のブレーキ圧が高められ、この
増加されたブレーキ圧は、ブレーキ圧出力口19
を通じて、ブレーキシリンダに伝達されることに
なる。
一方、上述したようにしてブースタピストン2
0が矢印43の方向に移動されると、制御弁体3
1は、反力機構としてのゴムデイスク24を押圧
し、このゴムデイスク24を弾性変形させる。こ
れにより、ゴムデイスク24の復元力、即ち、反
力が制御弁体31に伝達されることになる。この
反力は、制御弁体31から駆動ロツド22に向け
て、矢印43の方向とは逆方向に作用し、これに
より、ブレーキペダルに上記反力を伝達すること
ができる。
制御弁機構を上述した作動位置に保持するに
は、ブレーキペダルの踏込み力と上記反力とが駆
動ロツド22の連結ヘツド23において、バラン
スしていなければならない。従つて、ゴムデイス
ク24の存在によつて生起される反力は、運転者
に動力ブースタの駆動力、つまり、マスタシリン
ダハウジング1の圧力室12内に生起されたブレ
ーキ圧の大きさを認識させることができる。
ブレーキペダルの踏込みが解除されると、制御
弁機構は、圧縮ばね30により、図示された休止
位置に復帰し、この際、駆動ロツド22は、矢印
43とは反対の方向に移動される。このような休
止位置への制御弁機構の復帰動の際、制御弁体3
1は、シール部材36と当接して、シール部材3
6の弁座35に着座し、そして、この状態を保つ
たまま、シール部材36を弁座34から離座させ
る。この結果、大気導入室47から作動室33へ
の通路が閉じられると同時に、負圧室21から作
動室33に至る通路が開かれる。これにより、作
動室33内には、負圧室21内と同様な負圧が伝
達されることから、ブースタピストン20を矢印
方向に移動させようとするブースト力は減少され
ることになる。
上述したようにして負圧室21内及び作動室3
3内の双方に同一圧力の負圧が伝達される際、ブ
ースタピストン20の負圧室側受圧面は、ブース
タピストン20の作動室側受圧面よりも、プツシ
ユロツド14の横断面積分だけ小さいので、ブー
スタピストン20は、作動室33内に伝達される
負圧により、矢印43の方向とは反対の方向に復
帰力を受け、一方、また、マスタシリンダピスト
ン11及びプツシユロツド14は、マスタシリン
ダハウジング1内の復帰ばねの付勢力、並びに、
圧力室12内の圧力を受けることから、これらブ
ースタピストン20、マスタシリンダピストン1
1及びプツシユロツド14からなる駆動ユニツト
は、図示された休止位置に復帰されることにな
る。
上述した休止位置においては、マスタシリンダ
ピストン11は、マスタシリンダハウジング1内
の図示しないストツパに当接されると同時に、駆
動ロツド22は、ストツパ44を介して、マスタ
シリンダハウジング1に当接される。
ブースタハウジング20がその休止位置に向か
つて復帰動する際、このブースタハウジング20
の復帰動が制御弁機構の圧縮ばね30の付勢力に
抗してなされることから、この復帰動を緩やかに
なすことができる。ブースタピストン20が休止
位置に復帰したとき、このブースタピストン20
は、圧縮ばね30、制御弁体31、駆動ロツド2
2及びストツパ44を介して、マスタシリンダハ
ウジング1に支持されることになる。
更に、ブースタピストン20の復帰動は、圧縮
ばね30によつて緩やかに行われるが、この圧縮
ばね30のみならず、ブースタピストン20が復
帰動する際には、このブースタピストン20にお
けるハブ27の弁座34がシール部材36に一時
的に当接して、作動室33が負圧室21から隔離
されるので、この作動室33内に閉込められた空
気のばね効果により、ブースタピストン20にお
ける復帰動を更に効果的にして緩やかに行なうこ
とができる。しかしながら、ブースタピストン2
0の復帰動の際に、圧縮ばね30の付勢力に抗し
て、上記ハブ27の弁座34がシール部材36に
当接するとしても、圧縮ばね30の付勢力は、図
示された休止位置において、ブースタピストン2
0のハブ27とゴムデイスク24とを隙間なく当
接させて保持するのに十分な大きさを有してい
る。
次に、第2図に示された第2実施例の動力ブー
スタについて説明する。この第2実施例の動力ブ
ースタについて説明するに際し、第1実施例と同
様な機能を有する部材には、同一の符号を付して
その説明は省略する。
第2図の動力ブースタの場合、マスタシリンダ
は、タンデムマスタシリンダとして構成されてい
る。マスタシリンダハウジング1′内の圧力室1
2は、マスタシリンダピストン11、つまり、こ
の第2実施例の場合の場合には、タンデムマスタ
シリンダの主ピストン11と遊動ピストン50と
によつて区画されている。この遊動ピストン50
は、マスタシリンダハウジング1′内にシリンダ
孔10と隣接して形成されたシリンダ孔51内に
摺動自在に嵌合されており、遊動ピストン50
は、シリンダ孔51及び駆動ロツド22に対し
て、公知の如く、夫々カツプ形状をなしたシール
を介して液密に案内される。遊動ピストン50
は、マスタシリンダハウジング1′内に第2の圧
力室52を区画している。この第2の圧力室52
は、ブレーキ圧出力口53を介して、油圧ブレー
キの第2ブレーキ回路に接続されている。第2の
圧力室52は、補償孔55を介してリザーバ接続
口54に接続されており、このリザーバ接続口5
4は、供給孔56を介して、遊動ピストン50の
外周面に形成された補償室57に接続されてい
る。
プツシユロツド14には、その端部26側に位
置して、押圧プレート67が支持されている。こ
の押圧プレート67は、円筒形状の突出部58を
有しており、この突出部58は、プツシユロツド
14内の拡径孔部59内に固定されている。押圧
プレート67は、プツシユロツド14よりも強度
の大きな材料から形成されており、これにより、
ブースタピストン20の移動案内を確実に実施す
ることができる。第1図に示された第1実施例と
は異なり、カバー38には、弁ばね60が直接に
支持されており、この弁ばね60の付勢力の向き
は、動力ブースタの休止位置において、圧縮ばね
30の付勢力の向きと反対になつている。従つ
て、図示された休止位置から明らかな如く、圧縮
ばね30の付勢力は、弁ばね60の付勢力よりも
大きく設定されている。
タンデムマスタシリンダは、離間して配置され
た2個の復帰ばね61,62を有している。復帰
ばね61は、ブースタハウジング5の負圧室21
内に配置されており、この復帰ばね61の一端
は、ばね座66を介して、プツシユロツド14に
支持されている。一方、復帰ばね62は、主ピス
トン11と遊動ピストン50との間に配置されて
いる。この復帰ばね62の一端は、主ピストン1
1を介して、駆動ロツド22上の第2のストツパ
63に支持されているとともに、復帰ばね62の
他端は、遊動ピストン50を介して、駆動ロツド
22上のストツパ44に支持されている。ここ
で、復帰ばね61の付勢力は、復帰ばね62の付
勢力よりも大きく設定されている。
第2図には、休止位置にある第2実施例の動力
ブースタが示されており、ブースタハウジング5
における負圧室21と作動室33とは、相互に接
続されている。休止位置における制御弁体31の
位置は、遊動ピストン50に駆動ロツド22のス
トツパ44が当接することにより決定される。制
御弁体31の休止位置においては、ブースタピス
トン20におけるハブ27の弁座34がシール部
材36から離間していなければならないが、上記
弁座34の位置は、主ピストン11と一体に形成
されているプツシユロツド14が押圧プレート6
7及びゴムデイスク24を介して、ブースタピス
トン20と当接されていることで決定される。こ
のような構造にすれば、動力ブースタの組立てを
なすと同時に、休止位置における弁座34とシー
ル部材36との間に所定の間隔を確保することが
でき、この結果、動力ブースタの組立て後におい
て、制御弁体31の位置調整を行なう必要がな
い。更に、制御弁体31における休止位置での位
置決め関して付け加えれば、また、ストツパ44
が設けられた駆動ロツド22は、復帰ばね62に
よつて付勢されることになるが、この復帰ばね6
2の付勢力は、圧縮ばね30の付勢力よりも大き
いことは勿論である。
第2実施例の動力ブースタでは、駆動ロツド2
2は、ブレーキの解除方向でみて、ストツパ4
4、遊動ピストン50、復帰ばね62及び主ピス
トン11を介して、マスタシリンダハウジング
1′内のストツパ65に支持されることになる。
従つて、駆動ロツド22がその休止位置に向けて
復帰動される際、この復帰動は、復帰ばね62に
よつて緩やかに行われることになる。このような
駆動ロツド22における復帰動の際の減速は、前
述した圧縮ばね30によるブースタピストン20
の復帰動の減速を更に助けることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例を示す動力ブ
ースタの縦断面図、第2図は、この発明の第2実
施例を示す動力ブースタの一部の縦断面図であ
る。 1,1′……マスタシリンダハウジング、2…
…取付けフランジ、4……ダツシユパネル(支持
部材)、5……ブースタハウジング、6……第1
ハウジング半体、7……第2ハウジング半体、1
0,51……シリンダ孔、12……圧力室、13
……シールカツプ、14……プツシユロツド、2
0……ブースタピストン、21……負圧室、22
……駆動ロツド、24……ゴムデイスク(反力機
構)、27……ハブ、30……圧縮ばね、31…
…制御弁体、33……作動室、34,35……弁
座、36……シール部材、37……ローリングダ
イヤフラム、38……カバー、39,60……弁
ばね、40……ホース、44……ストツパ、52
……第2の圧力室、61,62……復帰ばね、6
3……第2のストツパ、67……押圧プレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 自動車の支持部材に対し、マスタシリンダハ
    ウジングを介して取付けられたブースタハウジ
    ングと、ブースタハウジング内に移動可能に配
    置され、ブースタハイジングの内部を負圧室及
    び作動室に区画するブースタピストンと、マス
    タシリンダピストンとブースタピストンとの間
    を連結するプツシユロツドと、ブースタピスト
    ン内に設けられ、作動室内に伝達される圧力を
    制御する制御弁機構と、制御弁機構の制御弁体
    に連結され、プツシユロツド内を貫通するとと
    もに、マスタシリンダピストン内を摺動自在に
    貫通して、マスタシリンダハウジングの外側に
    延び、ブレーキの作動時に、マスタシリンダハ
    ウジングの外側に引張られて制御弁機構の制御
    弁体を作動させる駆動ロツドと、ブレーキの作
    動時に、駆動ロツドに加えられる力をブースタ
    ピストンに作用するブースト力に所定の割合い
    で付加し、この駆動ロツドからの力をプツシユ
    ロツドを介してマスタシリンダピストンに伝達
    する反力機構とを具備してなることを特徴とす
    る自動車の油圧ブレーキ装置用動力ブースタ。 2 プツシユロツドの一端はマスタシリンダハウ
    ジング内で案内されているとともに、プツシユ
    ロツドの他端にブースタピストンが軸方向に摺
    動自在に支持されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の自動車の油
    圧ブレーキ装置用動力ブースタ。 3 プツシユロツドは、マスタシリンダピストン
    と一体に形成されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    自動車の油圧ブレーキ装置用動力ブースタ。 4 反力機構は、プツシユロツドと制御弁機構と
    の間に配置されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第3項に記載の自動車の油圧
    ブレーキ装置用動力ブースタ。 5 ブースタハウジングにおけるマスタシリンダ
    とは反対側の一端壁には、ブースタハウジング
    の作動室に作動圧を供給するための開口が形成
    されており、この開口は、可撓性ホースを介し
    て制御弁機構に接続されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第3項に記載の自動
    車の油圧ブレーキ装置用動力ブースタ。 6 駆動ロツドには、この駆動ロツドが制御弁体
    とともにブレーキの解除方向に移動されたと
    き、マスタシリンダハウジングに当接するスト
    ツパが設けられていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第3項に記載の自動車の油圧
    ブレーキ装置用動力ブースタ。 7 駆動ロツドには、マスタシリンダハウジング
    内に主ピストンと、この主ピストンに対し弾性
    的に係合された遊動ピストンと配置されている
    場合、駆動ロツドが制御弁体とともにブレーキ
    の解除方向に移動されたとき、遊動ピストンと
    当接されるストツパが設けられていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第3項に記載
    の自動車の油圧ブレーキ装置用動力ブースタ。
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