JPS62426Y2 - - Google Patents

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JPS62426Y2
JPS62426Y2 JP1267282U JP1267282U JPS62426Y2 JP S62426 Y2 JPS62426 Y2 JP S62426Y2 JP 1267282 U JP1267282 U JP 1267282U JP 1267282 U JP1267282 U JP 1267282U JP S62426 Y2 JPS62426 Y2 JP S62426Y2
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JP
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JP1267282U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トルク伝達に巻締用コイルスプリ
ングを使用する電磁スプリングクラツチに関する
ものである。
周知のように、電磁スプリングクラツチは、入
力回転部材と出力回転部材を、巻締用コイルスプ
リングにより巻締めて一体に回転させ、入力回転
部材側から出力回転部材側にトルクを伝達するク
ラツチであつて、各種機器の動力伝達系中に設け
られるが、複写機用等の電磁スプリングクラツチ
であると、できるだけ小形で応答性に優れている
ことの上に、1回転または数分の1回転ごとに、
あるいは数回転ごとに出力回転部材を停止できる
電磁スプリングクラツチであることが要求される
ことがある。
この考案は、上述の要求をすべて満足する小形
で、応答性に優れた電磁スプリングクラツチを提
供するもので、出力軸に嵌合固着された出力回転
部材と、この出力回転部材の一方の片側で前記出
力軸に空転自在に嵌合されて、支持された入力回
転部材と、前記出力回転部材の他方の片側で前記
出力軸に空転自在に嵌合されて、支持され、かつ
電磁コイルを内蔵して固定部材となるフイールド
コアと、前記出力回転部材および入力回転部材と
にわたつて環状空隙をあけて、これらの回転部材
に空転自在に支持され、かつ前記フイールドコア
側の側面に凹部または突起を有するスリーブと、
前記フイールドコアと前記スリーブとの間で前記
出力軸に遊嵌されるとともに、前記フイールドコ
アに傾動自在に支持され、かつ前記スリーブの凹
部または突起とそれぞれ掛合する突起または凹部
を有するアーマチユアと、前記アーマチユアを前
記スリーブ側に傾動させる押圧力を有する弾性部
材と、一端が前記スリーブに、そして他端が前記
出力回転部材にそれぞれ掛止されて前記環状空隙
内に収納され、かつ少なくとも前記入力回転部材
に対して所定の摩擦係合力を有するコイルスプリ
ングと、前記アーマチユアを弾発的に、かつ傾動
自在に前記フイールドコアに支持する板ばねとを
備えた点を特徴とする。
このような構成からなる電磁スプリングクラツ
チは、励磁時には、前記電磁コイルの磁気吸引力
で前記アーマチユアが前記弾性部材の押圧力に抗
して前記スリーブから離脱して、前記コイルスプ
リングの前記スリーブ側一端が回転自在となるの
で、前記入力回転部材の回転により、この入力回
転部材と所定の摩擦係合力を介して前記環状空隙
内に収納された前記コイルスプリングが、前記入
力回転部材と前記出力回転部材に巻締められ、そ
の結果前記入力回転部材から前記出力回転部材へ
とトルクが伝達される。また非励磁時には、前記
弾性部材の押圧力を受けたアーマチユアが前記ス
リーブと掛合して、前記コイルスプリングの前記
スリーブ側一端が固定となるので、前記入力回転
部材が回転しても、前記コイルスプリングは前記
摩擦係合力により前記入力回転部材と前記出力回
転部材に巻締められないから、前記入力回転部材
から前記出力回転部材へのトルク伝達は遮断され
る。
ついで、この考案の電磁スプリングクラツチを
実施例により図面を参照しながら説明する。
第1図にはこの考案の電磁スプリングクラツチ
の実施例を縦断側面図で示してある。図面に示し
たように、被駆動機器の入力軸1に結合し一体に
回転するようにした出力軸2は管軸とし、前記入
力軸1に嵌合固定する。
入力回転部材としての入力ハブ3は出力軸2の
一端部上に空転自在に支持してあり、フランジ部
3Aに外部駆動源と接続するための溝プーリ4を
固着してある。
一方、出力軸2には前記入力ハブ3のボス部3
Bに隣接する位置において出力ハブ5を固着して
ある。
出力ハブ5はフランジ部5Aとボス部5Bとを
有してなり、ボス部5Bの外径を入力ハブ3のボ
ス部3Bの外径と同寸もしくはボス部3Bの外径
よりも僅かに小寸としてある。
この出力ハブ5にはボス部5Bの外周面との間
に所定幅の環状空隙Sを形成する内径としたスリ
ーブ6を同心に、かつ、空転自在に支持してあ
る。
スリーブ6は、一端部を出力ハブ5のフランジ
部5Aに端面を揃えて嵌め合せ、また他端部は入
力ハブ3のフランジ部3Aの段部に嵌め合せ、そ
れぞれ空転自在に支持してある。
空隙S内には矩形断面のばね用線材を数巻きす
ることによつて得られた巻締用コイルスプリング
7が収納されており、このコイルスプリング7
は、一方の端部7Aを出力ハブ5のフランジ部5
Aに形成した切欠8に、また、他方の端部7Bを
スリーブ6に形成した切欠9にそれぞれ掛止して
あり、少なくとも、コイルスプリング7の内面と
ボス部3Bの外周面との間で所定の摩擦係合力が
得られるよう収納されており、巻線方向を、端部
7Bが押えられた状態で端部7Aが出力軸2の回
転方向に回わされると拡径する方向、即ち、巻締
がゆるむ方向としてある。
出力軸2の他端部上には、取付板を介して機器
(図示せず)へ取り付けることによつて固定部材
となるフイールドコア10を、出力軸2に対する
相対的回転を自在として同心に支持してある。
フイールドコア10は、内極部材11と、外極
部材12とを一体に結合した部材であつて、内極
部材11はフランジ部11Aとボス部11Bから
なり、外極部材12は一枚の金属板をプレス加工
によつて互いに平行する上壁部12Aと、下壁部
12Bと、両壁部を継いでいる垂直壁部12Cと
を有する形状に成形した部材であつて、垂直壁部
12Cに、内極部材11のボス部11Bを嵌合固
着する孔13を設けてある。
さらに、内極部材11のボス部には電磁コイル
14を巻回したボビン15を嵌合固着してあり、
ボビン15の前面上部となる部分の左右対称位置
には、前記スリーブ6方向に開口したばね受函部
16,16(第1図中に一方のみ示す)を設けて
ある。
ばね受函部16,16にはそれぞれ圧縮コイル
ばね17の基端部を収納してある。
圧縮コイルばね17,17(一方のみ図示)
は、下端を固定部材となるフイールドコア10に
支持して軸線方向の傾動を自在としたアーマチユ
ア18の自由端となる上端近くに先端部を当接
し、アーマチユア18に前記スリーブ6方向への
傾動習性を与える。
アーマチユア18は、1枚の金属板をプレス加
工により成形した板状物であつて、上端部左右中
心位置に、プレス加工により切出成形した突起1
9を設けてある。
突起19は、前記スリーブ6に形成した凹部2
0への陥入掛合が、アーマチユア18のスリーブ
方向への傾動により自在となる。
凹部20は半径方向に延びたスリツト状であつ
てもよいが、この凹部20に対する突起19の嵌
入を容易に、かつ確実にするために、スリーブ6
の回転方向に近い凹部20の一側を、徐々に凹部
20の底面に至るように、すなわち凹部20の深
さが徐々に深くなるように傾斜させておくとよ
い。なお、突起19をスリーブ側に、凹部20を
アーマチユア側にそれぞれ設けて相対的に掛合す
る構造とすることもある。
前記アーマチユア18には大きな孔21を設け
てある。
孔21は、出力ハブ5とフイールドコア10と
の間隔を保持するカラー状スペーサ22および出
力軸2を挿通するために形成されており、その寸
法は、アーマチユア18がフイールドコア10に
磁気吸着しても、また、圧縮コイルばね17に押
されて傾動しても、スペーサ22と干渉しない寸
法に定めてある。
固定部材となるフイールドコア10へのアーマ
チユア支持構造は、板ばね23による弾発的支持
構造としてある。
第2図乃至第5図に示す外極部材12と、第6
図乃至第8図に示すアーマチユア18とを連結す
る前記板ばね23は、第9図乃至第11図に示す
ように、外極部材12の下壁部12Bに固定する
水平部23Aと、アーマチユア18の背面下部に
固定する垂直部23Bとの間を半円筒状の彎曲部
23Cとした板ばねであつて、固着にはリベツト
24を使用している。
なお、外極部材12の下壁部12Bと、アーマ
チユア18の下部と、板ばね23の水平部23A
及び垂直部23Bには、それぞれリベツト24用
の孔25を設けてある。
上述の構成からなるこの考案の電磁スプリング
クラツチは、第1図に示した状態から電磁コイル
14に電圧を印加すると、フイールドコア10の
内極部材11と外極部材12とアーマチユア18
に磁束が通り、それによつて励磁したアーマチユ
ア18が圧縮コイルばね17の弾発的押圧力に抗
してフイールドコア6側へ磁気吸着され、その結
果アーマチユア18の突起19がスリーブ6の凹
部20から脱出する。
この状態になると、スリーブ6を拘束する力が
除かれるので、スリーブ6に掛止されたコイルス
プリング7の端部7Bは自由に回転できるように
なり、出力ハブ5のボス部5Bの外径が入力ハブ
3のボス部3Bの外径よりも僅かに小寸となつて
おり、入力ハブ3の外周面とコイルスプリング7
の内周面との間には所定の摩擦係合力が与えられ
ているから、コイルスプリング7はその端部7B
側から入力ハブ3の回転により縮径され、入力ハ
ブ3のボス部3Bと出力ハブ5のボス部7Bの両
外周面にコイルスプリング7が巻締められる。そ
の結果出力ハブ5が入力ハブ3と一体に回転して
入力側から出力側にトルクが伝達される。
つぎに、電磁コイル14への電圧印加を停止す
ると、磁束が消減し、アーマチユア18をフイー
ルドコア10に吸引する力が除かれるため、圧縮
コイルばね17の押圧力を受けているアーマチユ
ア18は、瞬時にスリーブ6方向に傾動すること
になる。
アーマチユア18がスリーブ6方向に傾動する
と、それの突起19はスリーブ6の1回転以内に
凹部20に陥入掛合し、フイールドコア10に回
り止めされているアーマチユア18はスリーブ6
を強制的に停止させる。
スリーブ6が停止すると、スリーブ6の切欠9
に端部7Bを掛止してあるコイルスプリング7
は、端部7Aを掛止してある出力ハブ5側の慣性
によりそれまでの回転を継続する方向に端部7A
が回わされることになつて拡径させられる。
これによつてコイルスプリング7と、入力ハブ
3、あるいはさらに出力ハブ5とを互に結合させ
る前記摩擦係合力が前記強制力に負けて、コイル
スプリング7と入力ハブ3、あるいはさらに出力
ハブ5との巻締力が消滅し、トルク伝達がしや断
されると同時に、コイルスプリング7を介してス
リーブ6に連結されている出力ハブ5は、アーマ
チユア18によつて強制停止させられているスリ
ーブ6の拘束を受け、直ちに停止する。
瞬時、拡径したコイルスプリング7は再び自己
のもつ縮径力により入力ハブ3のボス部3Bに内
径面を摺接することになるが、スリーブ6がアー
マチユア18によつて停止させられている限り、
出力ハブ5が回転することはない。
以上のようにしてトルクの伝達としや断が行な
われるこの考案の電磁スプリングクラツチは、ス
リーブ6に設ける凹部20の数を増すほど、出力
側回転部材へのトルク伝達しや断及び出力側回転
部材の停止に至る時間の縮減を図れる。
即ち、ステツプモータを使用したと同様のステ
ツプモーシヨンを可能にした電磁スプリングクラ
ツチとなる。
さらに、この考案の電磁スプリングクラツチ
は、アーマチユア18を固定部材となるフイール
ドコア10に、板ばね23を介して連結する弾発
支持構造としたので、組立が極めて容易となる
し、特に、弾発的に支持したアーマチユア18
は、傾動に際しての動きが円滑となる。
以上の説明から明らかなように、この考案の電
磁スプリングクラツチは、出力側回転部材を1回
転あるいは数分の1回転ごとに停止でき、一軸構
造で小形化できる上に、トルク伝達および遮断の
応答性を極めて良好なものとすることができるの
で、各種機器の性能向上に役立ち、さらに、傾動
自在としたアーマチユアの支持構造を、板ばねに
よる弾発支持構造としたので、常に円滑に作動で
き、抵抗が少なく、ヒンジ部分18Aへの給油の
必要もないなど優れた利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電磁スプリングクラツチの
実施例を示す縦断側面図、第2図乃至第5図は外
極部材を示し、第2図は側面図、第3図は正面
図、第4図は平面図、第5図は底面図であり、第
6図乃至第8図はアーマチユアを示し、第6図は
側面図、第7図は正面図、第8図は平面図であ
る。第9図乃至第11図は板ばねを示し、第9図
は正面図、第10図は側面図、第11図は平面図
である。 図面において、2……出力軸、3……入力ハ
ブ、3A……フランジ部、3B……ボス部、5…
…出力ハブ、5A……フランジ部、5B……ボス
部、6……スリーブ、7……コイルスプリング、
7A,7B……端部、8,9……切欠、10……
フイールドコア、11……内極部材、11A……
フランジ部、11B……ボス部、12……外極部
材、12A……上壁部、12B……下壁部、12
C……垂直壁部、14……電磁コイル、15……
ボビン、16……ばね受函部、17……圧縮コイ
ルばね、18……アーマチユア、19……突起、
20……凹部、23……板ばね、24……リベツ
ト、25……孔、S……環状空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力軸に嵌合固着された出力回転部材と、この
    出力回転部材の一方の片側で前記出力軸に空転自
    在に嵌合されて、支持された入力回転部材と、前
    記出力回転部材の他方の片側で前記出力軸に空転
    自在に嵌合されて、支持され、かつ電磁コイルを
    内蔵して固定部材となるフイールドコアと、前記
    出力回転部材および入力回転部材とにわたつて環
    状空隙をあけて、これらの回転部材に空転自在に
    支持され、かつ前記フイールドコア側の側面に凹
    部または突起を有するスリーブと、前記フイール
    ドコアと前記スリーブとの間で前記出力軸に遊嵌
    されるとともに、前記フイールドコアに傾動自在
    に支持され、かつ前記スリーブの凹部または突起
    とそれぞれ掛合する突起または凹部を有するアー
    マチユアと、前記アーマチユアを前記スリーブ側
    に傾動させる押圧力を有する弾性部材と、一端が
    前記スリーブに、そして他端が前記出力回転部材
    にそれぞれ掛止されて前記環状空隙内に収納さ
    れ、かつ少なくとも前記入力回転部材に対して所
    定の摩擦係合力を有するコイルスプリングと、前
    記アーマチユアを弾発的に、かつ傾動自在に前記
    フイールドコアに支持する板ばねとを備えたこと
    を特徴とする、電磁スプリングクラツチ。
JP1267282U 1982-02-01 1982-02-01 電磁スプリングクラツチ Granted JPS58116831U (ja)

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JP1267282U JPS58116831U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 電磁スプリングクラツチ

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JP1267282U JPS58116831U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 電磁スプリングクラツチ

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JPS58116831U JPS58116831U (ja) 1983-08-09
JPS62426Y2 true JPS62426Y2 (ja) 1987-01-08

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ID=30025228

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JPS58116831U (ja) 1983-08-09

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