JPS6242580B2 - - Google Patents
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- JPS6242580B2 JPS6242580B2 JP59106158A JP10615884A JPS6242580B2 JP S6242580 B2 JPS6242580 B2 JP S6242580B2 JP 59106158 A JP59106158 A JP 59106158A JP 10615884 A JP10615884 A JP 10615884A JP S6242580 B2 JPS6242580 B2 JP S6242580B2
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- green tea
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- tea beverage
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Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は缶等密閉容器入りの緑茶飲料およびそ
の製造方法に関する。 〔従来技術とその問題点〕 近年消費者の嗜好の多様化に伴い種々の缶入り
嗜好飲料が自動販売機を中心に販売されている。
その中にはコーヒー、ココア、紅茶、ウーロン茶
等が含まれているが、日常もつとも飲まれている
緑茶の缶入り飲料はいまだ市場に現れていない。
これは緑茶を缶入り飲料とするに当つて次のよう
な技術的な問題があり、この問題が解決されてい
なかつたからである。すなわち、緑茶は独特のフ
レーバーを有するほか、その鮮やかな緑色により
消費者の視覚に訴えて食欲をそそるものである
が、緑茶を缶詰にする場合は、茶葉からの茶液の
抽出後缶への充填および巻締を経て加熱殺菌に至
る製造工程の過程および製造後自動販売機その他
の場合における貯蔵期間中に酸化により褐変を生
じ、緑茶独特のフレーバーも失われてしまう。 特に、缶入り緑茶飲料はホツトベンダーで保温
して販売する場合が多いと考えられるが、そのた
めには100℃以上の加熱処理(好ましくは115℃で
5分以上の加熱処理)を行う必要があり、このよ
うに加熱殺菌条件がきびしくなると緑茶飲料の褐
変およびフレーバー劣化の度合は一層大きくなる
ことが判つた。 特公昭48−19947号にはオレンジ、レモン等の
天然果汁の処理に際し、果汁原液中に不活性ガス
を噴気して果汁中の溶存酸素を強制排出せしめ、
かつ不活性ガスを飽和溶存するようにするととも
に、果汁を加熱殺菌、冷却等の処理をした後、エ
ゼクターに導き、不活性ガスを補促添加し、次い
で容器充填工程に供給するようにした果汁の処理
方法が開示されている。しかしこの方法は天然果
汁の処理に関するものであり、処理方法を異にす
る緑茶について直接適用することはできない。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、保存時特にホツトベンダーに
おける保存時に褐変やフレーバー劣化が生じない
密閉容器入り緑茶飲料およびその製造方法を提供
することにある。 〔発明の構成〕 上記目的を達成する本発明の密閉容器入り緑茶
飲料は容器の単位容積当りの酸素量を0.002ml/
cm3以下(好ましくは0.001ml/cm3以下)としたこ
とを特徴とするものであつて、このように容器内
の酸素量を抑えることにより、長期間の保存、特
にホツトベンダー等における長期間の保存によつ
ても褐変やフレーバー劣化を生じることがない。 上記目的を達成するには、容器に充填する茶液
中の溶存酸素量を一定量以下に規定するとともに
容器のヘツドスペース中の酸素量も一定量以下に
規定する必要がある。缶中の酸素量を測定する
と、ヘツドスペース中の酸素量と液中の溶存酸素
量は分圧の法則に従つて一定の比率になる。した
がつてヘツドスペースの酸素量を測定することに
よつて缶中の全体の酸素量を求めることができ
る。この関係を具体的に表現すると、本発明に係
る飲料の容器のヘツドスペースの単位容積当りの
酸素量はほぼ0.001ml/cm3以下になる。 また上記目的を達成する本発明の密閉容器入り
緑茶飲料の製造方法は、イオン交換水を茶液抽出
温度に加熱する工程と、加熱したイオン交換水に
茶葉を添加して茶液を抽出する工程、茶液抽出液
を過する工程と、過後の抽出液を容器に充填
し密閉する工程とを含み、これらの工程のうち少
くとも1つの工程において、不活性ガスを抽出液
中またはその上側空間に吹き込むことによつて、
容器の単位容積当りの酸素量を0.002ml/cm3以下
(好ましくは0.001ml/cm3以下)とした後加熱処理
することを特徴とするものである。 以上より明らかなように、本発明の方法の一つ
の特徴は、容器内の酸素を不活性ガスにより追い
出し、容器内の酸素量を一定量以下に押えること
によつて密閉容器入り緑茶飲料の製造、保存に伴
う諸問題を解決した点にある。 なお、本発明の緑茶飲料を充填する容器は缶が
最適であることは勿論であるが、これに限らずス
タンデイングパウチ等のプラスチツク製容器等も
使用することが可能である。 〔実施例〕 以下本発明の好適実施例を添付図面について説
明する。 実施例 1 イオン交換水24Kgを一旦沸騰させた後80℃まで
放冷し、第1図の50タンク1中でA社の深蒸し
煎茶0.2Kgをこのイオン交換水中に添加し80℃で
3分間抽出した。抽出に先立ち窒素ガス源7から
窒素ガスをパイプ2を介してイオン交換水中に吹
込んだ。抽出後粗目の金網ザルで茶ガラを除去
し、茶液抽出液を60メツシユステンレスふるい3
で過し、過後の抽出液をサイホン4により
200g缶6に190〜195g充填した。その際缶6の
ヘツドスペース部にパイプ5を介して窒素ガスを
吹きつけた。次いで手作業で缶蓋6aを缶胴6b
に嵌合させシーマー8で巻締めを行つたが缶蓋6
aを缶胴6bに嵌合する直前にパイプ9を介して
ヘツドスペースに窒素ガスを吹付けた。缶を冷却
した後115℃で10分間レトルト殺菌を行つた。 実施例 2 イオン交換水50Kgを加熱し、第2図に示すよう
に、50タンク10に注入口10aを介して注入
し、タンク10にB社の普通煎茶625gを添加
し、80℃で2分間抽出した。抽出に先立ち窒素ガ
スをパイプ11を介してイオン交換水中に吹込
み、抽出中は過度の撹拌によつて抽出液に濁りが
生じることを防ぐため抽出液中への窒素吹込みを
停止し、かわりに抽出液上のタンク空間12中に
ノズル13を介して窒素ガスを吹込んだ。抽出後
抽出液を60メツシユステンレスふるい14に通し
て第1次過を行いさらに200メツシユナイロン
布15に通して第2次 過を行つた。過後の
抽出液を40充填タンク16において85℃まで加
熱し保温した。この間パイプ17を介して抽出液
中に窒素ガスを吹込んだ。なお、充填タンク16
は保温のため温水を充填した保温タンク18中に
取付けられている。次いでこの充填タンク16を
ガスライン30に移動し、供給パイプ19中の供
給コツク20を開閉操作して200g缶21に抽出
液を190〜195g充填した。この工程においてもパ
イプ22および23を介して窒素ガスを充填タン
ク16中の抽出液および缶のヘツドスペースにそ
れぞれ吹込んだ。次いで抽出液を充填した缶を公
知のアンダーカバーガツシング装置(図示せず)
を備えたシーマー24に移送し、缶蓋の嵌合に先
立ちアンダーカバーガツシング装置のキヤツプフ
イードターレツトのスリツトより窒素ガスを缶蓋
と缶胴の間の空間に噴射した。缶を巻締めた後冷
却し110℃で15分間レトルト殺菌を行つた。な
お、窒素の吹込み速度は抽出工程および充填工程
においては毎分10、アンダーカバーガツシング
工程においては毎分96であつた。 実施例 3 イオン交換水40Kgを加熱し、C社深蒸し煎茶
500gを実施例2と同一の方法で抽出、過、充
填し、かつ各工程において実施例2と同一の方法
で窒素ガスを吹込んだ。次いで抽出液を充填した
缶を公知の蒸気噴射機構(図示せず)を備えたシ
ーマー24(第2図)に移送し、0.1Kg/cm2でス
チームノズルより蒸気を缶のヘツドスペースに噴
射し、直ちに缶蓋を缶胴に嵌合し巻締めを行つ
た。さらに冷却後110℃で15分間レトルト殺菌を
行つた。 実施例 4 実施例3と同一方法により抽出、過、充填を
行い、各工程において実施例3と同一の方法で窒
素ガスを吹込んだ。次いで実施例3と同一のシー
マーを使用してスチームノズルより窒素ガスを2
Kg/cm2で缶のヘツドスペースに噴射し実施例3と
同一方法により巻締めおよびレトルト殺菌を行つ
た。 実施例 5 抽出、過、充填各工程において窒素ガスの吹
込みを行わなかつた以外は実施例3と同一の方法
により缶入り緑茶飲料を製造した。 実施例 6 抽出、過、充填各工程において窒素ガスの吹
込みを行わなかつた以外は実施例4と同一の方法
により缶入り緑茶飲料を製造した。 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、缶のヘツドスペース酸
素量および液中の溶存酸素量は下表1のとおり
で、缶内の総酸素量は単位容積当り0.002ml/cm3
以下に押えることができた。
の製造方法に関する。 〔従来技術とその問題点〕 近年消費者の嗜好の多様化に伴い種々の缶入り
嗜好飲料が自動販売機を中心に販売されている。
その中にはコーヒー、ココア、紅茶、ウーロン茶
等が含まれているが、日常もつとも飲まれている
緑茶の缶入り飲料はいまだ市場に現れていない。
これは緑茶を缶入り飲料とするに当つて次のよう
な技術的な問題があり、この問題が解決されてい
なかつたからである。すなわち、緑茶は独特のフ
レーバーを有するほか、その鮮やかな緑色により
消費者の視覚に訴えて食欲をそそるものである
が、緑茶を缶詰にする場合は、茶葉からの茶液の
抽出後缶への充填および巻締を経て加熱殺菌に至
る製造工程の過程および製造後自動販売機その他
の場合における貯蔵期間中に酸化により褐変を生
じ、緑茶独特のフレーバーも失われてしまう。 特に、缶入り緑茶飲料はホツトベンダーで保温
して販売する場合が多いと考えられるが、そのた
めには100℃以上の加熱処理(好ましくは115℃で
5分以上の加熱処理)を行う必要があり、このよ
うに加熱殺菌条件がきびしくなると緑茶飲料の褐
変およびフレーバー劣化の度合は一層大きくなる
ことが判つた。 特公昭48−19947号にはオレンジ、レモン等の
天然果汁の処理に際し、果汁原液中に不活性ガス
を噴気して果汁中の溶存酸素を強制排出せしめ、
かつ不活性ガスを飽和溶存するようにするととも
に、果汁を加熱殺菌、冷却等の処理をした後、エ
ゼクターに導き、不活性ガスを補促添加し、次い
で容器充填工程に供給するようにした果汁の処理
方法が開示されている。しかしこの方法は天然果
汁の処理に関するものであり、処理方法を異にす
る緑茶について直接適用することはできない。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、保存時特にホツトベンダーに
おける保存時に褐変やフレーバー劣化が生じない
密閉容器入り緑茶飲料およびその製造方法を提供
することにある。 〔発明の構成〕 上記目的を達成する本発明の密閉容器入り緑茶
飲料は容器の単位容積当りの酸素量を0.002ml/
cm3以下(好ましくは0.001ml/cm3以下)としたこ
とを特徴とするものであつて、このように容器内
の酸素量を抑えることにより、長期間の保存、特
にホツトベンダー等における長期間の保存によつ
ても褐変やフレーバー劣化を生じることがない。 上記目的を達成するには、容器に充填する茶液
中の溶存酸素量を一定量以下に規定するとともに
容器のヘツドスペース中の酸素量も一定量以下に
規定する必要がある。缶中の酸素量を測定する
と、ヘツドスペース中の酸素量と液中の溶存酸素
量は分圧の法則に従つて一定の比率になる。した
がつてヘツドスペースの酸素量を測定することに
よつて缶中の全体の酸素量を求めることができ
る。この関係を具体的に表現すると、本発明に係
る飲料の容器のヘツドスペースの単位容積当りの
酸素量はほぼ0.001ml/cm3以下になる。 また上記目的を達成する本発明の密閉容器入り
緑茶飲料の製造方法は、イオン交換水を茶液抽出
温度に加熱する工程と、加熱したイオン交換水に
茶葉を添加して茶液を抽出する工程、茶液抽出液
を過する工程と、過後の抽出液を容器に充填
し密閉する工程とを含み、これらの工程のうち少
くとも1つの工程において、不活性ガスを抽出液
中またはその上側空間に吹き込むことによつて、
容器の単位容積当りの酸素量を0.002ml/cm3以下
(好ましくは0.001ml/cm3以下)とした後加熱処理
することを特徴とするものである。 以上より明らかなように、本発明の方法の一つ
の特徴は、容器内の酸素を不活性ガスにより追い
出し、容器内の酸素量を一定量以下に押えること
によつて密閉容器入り緑茶飲料の製造、保存に伴
う諸問題を解決した点にある。 なお、本発明の緑茶飲料を充填する容器は缶が
最適であることは勿論であるが、これに限らずス
タンデイングパウチ等のプラスチツク製容器等も
使用することが可能である。 〔実施例〕 以下本発明の好適実施例を添付図面について説
明する。 実施例 1 イオン交換水24Kgを一旦沸騰させた後80℃まで
放冷し、第1図の50タンク1中でA社の深蒸し
煎茶0.2Kgをこのイオン交換水中に添加し80℃で
3分間抽出した。抽出に先立ち窒素ガス源7から
窒素ガスをパイプ2を介してイオン交換水中に吹
込んだ。抽出後粗目の金網ザルで茶ガラを除去
し、茶液抽出液を60メツシユステンレスふるい3
で過し、過後の抽出液をサイホン4により
200g缶6に190〜195g充填した。その際缶6の
ヘツドスペース部にパイプ5を介して窒素ガスを
吹きつけた。次いで手作業で缶蓋6aを缶胴6b
に嵌合させシーマー8で巻締めを行つたが缶蓋6
aを缶胴6bに嵌合する直前にパイプ9を介して
ヘツドスペースに窒素ガスを吹付けた。缶を冷却
した後115℃で10分間レトルト殺菌を行つた。 実施例 2 イオン交換水50Kgを加熱し、第2図に示すよう
に、50タンク10に注入口10aを介して注入
し、タンク10にB社の普通煎茶625gを添加
し、80℃で2分間抽出した。抽出に先立ち窒素ガ
スをパイプ11を介してイオン交換水中に吹込
み、抽出中は過度の撹拌によつて抽出液に濁りが
生じることを防ぐため抽出液中への窒素吹込みを
停止し、かわりに抽出液上のタンク空間12中に
ノズル13を介して窒素ガスを吹込んだ。抽出後
抽出液を60メツシユステンレスふるい14に通し
て第1次過を行いさらに200メツシユナイロン
布15に通して第2次 過を行つた。過後の
抽出液を40充填タンク16において85℃まで加
熱し保温した。この間パイプ17を介して抽出液
中に窒素ガスを吹込んだ。なお、充填タンク16
は保温のため温水を充填した保温タンク18中に
取付けられている。次いでこの充填タンク16を
ガスライン30に移動し、供給パイプ19中の供
給コツク20を開閉操作して200g缶21に抽出
液を190〜195g充填した。この工程においてもパ
イプ22および23を介して窒素ガスを充填タン
ク16中の抽出液および缶のヘツドスペースにそ
れぞれ吹込んだ。次いで抽出液を充填した缶を公
知のアンダーカバーガツシング装置(図示せず)
を備えたシーマー24に移送し、缶蓋の嵌合に先
立ちアンダーカバーガツシング装置のキヤツプフ
イードターレツトのスリツトより窒素ガスを缶蓋
と缶胴の間の空間に噴射した。缶を巻締めた後冷
却し110℃で15分間レトルト殺菌を行つた。な
お、窒素の吹込み速度は抽出工程および充填工程
においては毎分10、アンダーカバーガツシング
工程においては毎分96であつた。 実施例 3 イオン交換水40Kgを加熱し、C社深蒸し煎茶
500gを実施例2と同一の方法で抽出、過、充
填し、かつ各工程において実施例2と同一の方法
で窒素ガスを吹込んだ。次いで抽出液を充填した
缶を公知の蒸気噴射機構(図示せず)を備えたシ
ーマー24(第2図)に移送し、0.1Kg/cm2でス
チームノズルより蒸気を缶のヘツドスペースに噴
射し、直ちに缶蓋を缶胴に嵌合し巻締めを行つ
た。さらに冷却後110℃で15分間レトルト殺菌を
行つた。 実施例 4 実施例3と同一方法により抽出、過、充填を
行い、各工程において実施例3と同一の方法で窒
素ガスを吹込んだ。次いで実施例3と同一のシー
マーを使用してスチームノズルより窒素ガスを2
Kg/cm2で缶のヘツドスペースに噴射し実施例3と
同一方法により巻締めおよびレトルト殺菌を行つ
た。 実施例 5 抽出、過、充填各工程において窒素ガスの吹
込みを行わなかつた以外は実施例3と同一の方法
により缶入り緑茶飲料を製造した。 実施例 6 抽出、過、充填各工程において窒素ガスの吹
込みを行わなかつた以外は実施例4と同一の方法
により缶入り緑茶飲料を製造した。 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、缶のヘツドスペース酸
素量および液中の溶存酸素量は下表1のとおり
で、缶内の総酸素量は単位容積当り0.002ml/cm3
以下に押えることができた。
【表】
本発明の緑茶飲料は上述のとおり巻締時に缶内
の酸素を所定以下に押えることにより、下表2の
サンプルテストに示すようにレトルト前とレトル
ト後の色差ΔEが本発明によらない通常の方法に
より製造したものに比較して非常に小さく、レト
ルト後も鮮かな緑色を維持しフレーバーも良好で
ある。これに対して通常法により製造したものは
レトルト後著しく褐変し、そのフレーバーも醗酵
茶のような風味を呈し、渋味も増していることが
観察された。
の酸素を所定以下に押えることにより、下表2の
サンプルテストに示すようにレトルト前とレトル
ト後の色差ΔEが本発明によらない通常の方法に
より製造したものに比較して非常に小さく、レト
ルト後も鮮かな緑色を維持しフレーバーも良好で
ある。これに対して通常法により製造したものは
レトルト後著しく褐変し、そのフレーバーも醗酵
茶のような風味を呈し、渋味も増していることが
観察された。
【表】
【表】
また缶入り緑茶飲料について種々の殺菌条件に
より加熱殺菌を行い、30℃および55℃における変
敗缶の発生を検査したところ下表3の結果を得
た。
より加熱殺菌を行い、30℃および55℃における変
敗缶の発生を検査したところ下表3の結果を得
た。
【表】
【表】
これにより、緑茶飲料を常温で保存するには
100℃で4分間程度の加熱殺菌でよいが、ホツト
ベンダーで保存するには115℃で5分以上の加熱
殺菌が必要であり、適当な加熱殺菌条件の範囲は
100℃〜125℃で1分〜15分間であることが判つ
た。 上記の条件により巻締後加熱殺菌を行つた本発
明による緑茶飲料は下表4に示すように55℃で4
週間保存してもほとんどその色が変化せず、ホツ
トベンダーにおける長期間の貯蔵に耐えうること
が判つた。
100℃で4分間程度の加熱殺菌でよいが、ホツト
ベンダーで保存するには115℃で5分以上の加熱
殺菌が必要であり、適当な加熱殺菌条件の範囲は
100℃〜125℃で1分〜15分間であることが判つ
た。 上記の条件により巻締後加熱殺菌を行つた本発
明による緑茶飲料は下表4に示すように55℃で4
週間保存してもほとんどその色が変化せず、ホツ
トベンダーにおける長期間の貯蔵に耐えうること
が判つた。
【表】
なお、単位容積当りの酸素量と品質の関係につ
いて、缶内封入酸素量を種々変えた緑茶飲料缶詰
(200g缶)を試作、その品質を調べた結果を次表
5に示す。
いて、缶内封入酸素量を種々変えた緑茶飲料缶詰
(200g缶)を試作、その品質を調べた結果を次表
5に示す。
【表】
第1図は本発明の密閉容器入り緑茶飲料の製造
方法の一実施例を実施するための装置を示す図、
第2図は本発明の他の実施例を実施するための装
置を示す図である。 2…窒素ガスみなもと、3…ふるい、6…缶
蓋、7…缶胴、8,24…シーマー。
方法の一実施例を実施するための装置を示す図、
第2図は本発明の他の実施例を実施するための装
置を示す図である。 2…窒素ガスみなもと、3…ふるい、6…缶
蓋、7…缶胴、8,24…シーマー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 単位容積当りの酸素量を0.002ml/cm3以下と
したことを特徴とする必要によりホツトベンダー
中で保存することが可能な密閉容器入り緑茶飲
料。 2 容器に充填密閉後100℃〜125℃で1分〜15分
間加熱殺菌したことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の密閉容器入り緑茶飲料。 3 イオン交換水を茶液抽出温度に加熱する工程
と、加熱したイオン交換水に茶葉を添加して茶液
を抽出する工程と、茶液抽出液を過する工程
と、過後の抽出液を容器に充填し密閉する工程
とを含み、前記工程のうち少くとも1つの工程に
おいて、不活性ガスを抽出液中またはその上側空
間に吹きこむことによつて、加熱処理前の容器の
単位容積当りの酸素量を0.002ml/cm3以下とした
ことを特徴とする密閉容器入り緑茶飲料の製造方
法。 4 前記容器は缶であることを特徴とする特許請
求の範囲第3項記載の密閉容器入り緑茶飲料の製
造方法。 5 缶の巻締時において缶胴と缶蓋の接合部に不
活性ガスを噴射することを特徴とする特許請求の
範囲第4項記載の密閉容器入り緑茶飲料の製造方
法。 6 缶の巻締時において缶胴と缶蓋の接合部に水
蒸気を噴射することにより缶のヘツドスペースを
減圧することを特徴とする特許請求の範囲第4項
記載の密閉容器入り緑茶飲料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10615884A JPS60248132A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 密閉容器入り緑茶飲料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10615884A JPS60248132A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 密閉容器入り緑茶飲料およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248132A JPS60248132A (ja) | 1985-12-07 |
JPS6242580B2 true JPS6242580B2 (ja) | 1987-09-09 |
Family
ID=14426487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10615884A Granted JPS60248132A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 密閉容器入り緑茶飲料およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60248132A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2594593B2 (ja) * | 1988-01-25 | 1997-03-26 | サントリー株式会社 | ジャスミン茶飲料の製造方法 |
WO2008072359A1 (ja) * | 2006-12-14 | 2008-06-19 | Ito En, Ltd. | 茶飲料の製造方法 |
CN102754711B (zh) * | 2011-04-29 | 2015-11-25 | 农夫山泉股份有限公司 | 茶饮料及其生产方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50142761A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-17 | ||
JPS57122774A (en) * | 1981-01-23 | 1982-07-30 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Preparation of canned juice |
JPS5815363A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-28 | Tamura Electric Works Ltd | ダイヤル番号制御方式 |
JPS5942871A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-03-09 | デイ−テル・ウイ−ラント | アルコ−ルを含まず、特に炭酸を含む清涼飲料を造る方法並びに該方法を実施する装置 |
-
1984
- 1984-05-24 JP JP10615884A patent/JPS60248132A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50142761A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-17 | ||
JPS57122774A (en) * | 1981-01-23 | 1982-07-30 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Preparation of canned juice |
JPS5815363A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-28 | Tamura Electric Works Ltd | ダイヤル番号制御方式 |
JPS5942871A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-03-09 | デイ−テル・ウイ−ラント | アルコ−ルを含まず、特に炭酸を含む清涼飲料を造る方法並びに該方法を実施する装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60248132A (ja) | 1985-12-07 |
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