JPH01289446A - フラボノイド添加密封容器入り録茶飲料 - Google Patents
フラボノイド添加密封容器入り録茶飲料Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は缶等密封容器入りの緑茶飲料に関する。
近年消費者の嗜好の多様化に伴い種々の缶入り嗜好飲料
が自動販売機を中心に販売されており、緑茶の缶入り飲
料も最近市場に現れている。緑茶を缶入り飲料とするに
当っては次のような技術的な問題がある。すなわち、緑
茶は独特のフレーバーを有するほか、その鮮かな緑色に
より消費者の視覚に訴えて食欲をそそるものであるが、
緑茶を缶詰にする場合は、茶菓からの茶液の抽出後缶へ
の充填および巻締を経て加熱殺菌に至る製造工程の過程
および製造後自動販売機その他の場合における貯蔵期間
中に酸化により褐変を生じ、緑茶独特のフレーバーも失
われてしまう。
が自動販売機を中心に販売されており、緑茶の缶入り飲
料も最近市場に現れている。緑茶を缶入り飲料とするに
当っては次のような技術的な問題がある。すなわち、緑
茶は独特のフレーバーを有するほか、その鮮かな緑色に
より消費者の視覚に訴えて食欲をそそるものであるが、
緑茶を缶詰にする場合は、茶菓からの茶液の抽出後缶へ
の充填および巻締を経て加熱殺菌に至る製造工程の過程
および製造後自動販売機その他の場合における貯蔵期間
中に酸化により褐変を生じ、緑茶独特のフレーバーも失
われてしまう。
さらに、緑茶飲料を長期間貯蔵していると茶液中のカテ
キンと没食子酸のエステル結合が切れて没食子酸を遊離
しｐＨが低下する結果、退色が生じ緑色が薄くなるとい
う問題点がある。
キンと没食子酸のエステル結合が切れて没食子酸を遊離
しｐＨが低下する結果、退色が生じ緑色が薄くなるとい
う問題点がある。
本発明の目的は、密封容器入り緑茶飲料を製造する場合
の上記諸問題点を解決し、苛酷な加熱処理条件下および
自動販売機における長期保存下においても緑茶特有の色
と風味を失わない密封容器入り緑茶飲料を提供すること
にある。
の上記諸問題点を解決し、苛酷な加熱処理条件下および
自動販売機における長期保存下においても緑茶特有の色
と風味を失わない密封容器入り緑茶飲料を提供すること
にある。
上記問題点を解決するため、本発明者らは研究と実験を
重ねた結果、緑茶から抽出したフラボノイド等天然物由
来のフラボノイドを緑茶飲料に添加すると、視覚的には
緑茶特有の黄緑色が濃くなリ、美しく、味覚的には緑茶
らしい風味が出て極めて美味であり、しかも自動販売機
で長期間にわたり加温貯蔵しても褐変することのない緑
茶飲料が得られることを見出して本発明に到達した。す
なわち、本発明の目的を達成する密封容器緑茶飲料は、
天然物由来のフラボノイドを添加したことを特徴とする
ものである。
重ねた結果、緑茶から抽出したフラボノイド等天然物由
来のフラボノイドを緑茶飲料に添加すると、視覚的には
緑茶特有の黄緑色が濃くなリ、美しく、味覚的には緑茶
らしい風味が出て極めて美味であり、しかも自動販売機
で長期間にわたり加温貯蔵しても褐変することのない緑
茶飲料が得られることを見出して本発明に到達した。す
なわち、本発明の目的を達成する密封容器緑茶飲料は、
天然物由来のフラボノイドを添加したことを特徴とする
ものである。
本発明の緑茶飲料に添加するフラボノイドは、緑茶から
抽出されるカテキン類のほかフラボン、フラボノールお
よびこれらの誘導体等緑茶の黄緑色を濃くするものの中
から選ばれる。その添加量は２０ｎｏ％〜４０ｎｇ％の
範囲内で緑茶の種類および濃度等に応じて適宜調節する
。フラボノイドの添加量が２０１ｇ％未満では所望の効
果が充分に得られず、４０１１Ｑ％を超えると渋味と苦
味が強すぎて味覚を悪くするので好ましくない、フラボ
ノイドは茶菓を加熱抽出し茶殻を濾過した後茶液に添加
する。緑茶には茶液のｐＨを維持するためアスコルビン
酸と重炭酸ナトリウムをフラボノイドとともに添加して
もよい。
抽出されるカテキン類のほかフラボン、フラボノールお
よびこれらの誘導体等緑茶の黄緑色を濃くするものの中
から選ばれる。その添加量は２０ｎｏ％〜４０ｎｇ％の
範囲内で緑茶の種類および濃度等に応じて適宜調節する
。フラボノイドの添加量が２０１ｇ％未満では所望の効
果が充分に得られず、４０１１Ｑ％を超えると渋味と苦
味が強すぎて味覚を悪くするので好ましくない、フラボ
ノイドは茶菓を加熱抽出し茶殻を濾過した後茶液に添加
する。緑茶には茶液のｐＨを維持するためアスコルビン
酸と重炭酸ナトリウムをフラボノイドとともに添加して
もよい。
缶入り飲料とする場合には酸化防止のためフラボノイド
を添加した緑茶を常法により熱間充填し巻締めた後レト
ルト殺菌する。また熱間充填の際たとえば特公昭６２−
４２５８０号に記載されるように、缶のヘッドスペース
にアンダーカバーガツシング法等により窒素ガスを吹込
む等の方法により缶の内圧を調節することもできる。
を添加した緑茶を常法により熱間充填し巻締めた後レト
ルト殺菌する。また熱間充填の際たとえば特公昭６２−
４２５８０号に記載されるように、缶のヘッドスペース
にアンダーカバーガツシング法等により窒素ガスを吹込
む等の方法により缶の内圧を調節することもできる。
本発明の緑茶飲料は缶詰に限らず、プラスチックボトル
、紙容器、びん詰等他の密封容器入り飲料とすることが
できる。
、紙容器、びん詰等他の密封容器入り飲料とすることが
できる。
茶葉（山本山社製、煎茶）を８０℃に加熱した１００倍
のイオン交換水で３分間抽出し、片ネル（４００メツシ
ユ）を使用して抽出液から茶ガラを一過した０次いでこ
の抽出液から、フラボノイド（緑茶抽出エキス）をそれ
ぞれ２５１１ｇ％、３５ＮＱ％、５０Ｉ１ｇ％添加した
試料とフラボノイドを添加しない試料（コントロール）
を調製した。各試料にはさらにＬ−アスコルビン酸１５
１１ｇ％および重炭酸ナトリウム１５１１ｇ％を添加し
た。各試料を２００ｇ缶に充填温度的９０℃で約１９０
ｇ充填し、アンダーカバーガツシング法により窒素ガス
を２５Ｊ／分の速度で缶のヘッドスペースに吹込み直ち
に巻締めた。各試料について１２０℃、７分のレトルト
殺菌処理を行い冷却して缶入り緑茶飲料を得た。
のイオン交換水で３分間抽出し、片ネル（４００メツシ
ユ）を使用して抽出液から茶ガラを一過した０次いでこ
の抽出液から、フラボノイド（緑茶抽出エキス）をそれ
ぞれ２５１１ｇ％、３５ＮＱ％、５０Ｉ１ｇ％添加した
試料とフラボノイドを添加しない試料（コントロール）
を調製した。各試料にはさらにＬ−アスコルビン酸１５
１１ｇ％および重炭酸ナトリウム１５１１ｇ％を添加し
た。各試料を２００ｇ缶に充填温度的９０℃で約１９０
ｇ充填し、アンダーカバーガツシング法により窒素ガス
を２５Ｊ／分の速度で缶のヘッドスペースに吹込み直ち
に巻締めた。各試料について１２０℃、７分のレトルト
殺菌処理を行い冷却して缶入り緑茶飲料を得た。
コントロールをＡ、フラボノイドを２５ｍａ％添加した
試料をＢ、３５Ｉ１ｇ％添加した試料をＣ１５０Ｉｎ９
％添加した試料をＤとすると、各試料の真空度、ｐＨ、
糖度、色調の測定結果および１０人のパネルにより官能
評価（風味）は次表のとおりである。
試料をＢ、３５Ｉ１ｇ％添加した試料をＣ１５０Ｉｎ９
％添加した試料をＤとすると、各試料の真空度、ｐＨ、
糖度、色調の測定結果および１０人のパネルにより官能
評価（風味）は次表のとおりである。
本１０人のパネルで判定し、５点満点で評価した。
表から明らかなように、フラボノイドの添加量が５（ｌ
ａ％のものはやや渋味と苦味が強く、添加量が２５１１
ｇ％と３５１１！；１％のものは適度のコク、渋味、甘
味等緑茶特有の旨味が付与されていて好適であった。ま
た上記試料Ｂ、Ｃ，Ｄを自動販売機において５５℃で３
０日間貯蔵したところ、内容物の褐変は非常に小さかっ
た。
ａ％のものはやや渋味と苦味が強く、添加量が２５１１
ｇ％と３５１１！；１％のものは適度のコク、渋味、甘
味等緑茶特有の旨味が付与されていて好適であった。ま
た上記試料Ｂ、Ｃ，Ｄを自動販売機において５５℃で３
０日間貯蔵したところ、内容物の褐変は非常に小さかっ
た。
以上述べたように、本発明によれば、天然物由来のフラ
ボノイドを２０１ｇ％〜４０１１０％緑茶飲料に添加す
ることにより、緑茶特有の黄緑色が濃くなり視覚的にも
美しく、味覚的には緑茶らしい自然のコクが出て極めて
美味であり、しかも自動販売機で長期間貯蔵しても褐変
が生じない優れた密封容器入り緑茶飲料が得られる。ま
たフラボノイドは口臭防止や虫歯予防の効果を有するこ
とが知られており、フラボノイドを添加することにより
、本発明の緑茶飲料はこれらの効果も併せ有する優れた
飲料としてその商品価値は極めて高いものである。
ボノイドを２０１ｇ％〜４０１１０％緑茶飲料に添加す
ることにより、緑茶特有の黄緑色が濃くなり視覚的にも
美しく、味覚的には緑茶らしい自然のコクが出て極めて
美味であり、しかも自動販売機で長期間貯蔵しても褐変
が生じない優れた密封容器入り緑茶飲料が得られる。ま
たフラボノイドは口臭防止や虫歯予防の効果を有するこ
とが知られており、フラボノイドを添加することにより
、本発明の緑茶飲料はこれらの効果も併せ有する優れた
飲料としてその商品価値は極めて高いものである。
Claims (1)
- 天然物由来のフラボノイドを２０ｍｇ％〜４０ｍｇ％添
加したことを特徴とする密封容器入り緑茶飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11657188A JPH01289446A (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | フラボノイド添加密封容器入り録茶飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11657188A JPH01289446A (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | フラボノイド添加密封容器入り録茶飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01289446A true JPH01289446A (ja) | 1989-11-21 |
| JPH0579289B2 JPH0579289B2 (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14690407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11657188A Granted JPH01289446A (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | フラボノイド添加密封容器入り録茶飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01289446A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02100632A (ja) * | 1988-10-06 | 1990-04-12 | San Ei Chem Ind Ltd | 茶類飲料の濁り、オリの防止方法 |
| JP2004089146A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-03-25 | Asahi Soft Drinks Co Ltd | 茶の油溶性成分を含有する茶飲料 |
| JP2015065943A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | サントリー食品インターナショナル株式会社 | 色調安定性を有するケルセチン配糖体飲料 |
| JP2017012168A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 学校法人 関西大学 | 食品の褐変化抑制剤 |
| WO2017222078A1 (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | サントリーホールディングス株式会社 | 褐変抑制用組成物及びその用途 |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP11657188A patent/JPH01289446A/ja active Granted
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02100632A (ja) * | 1988-10-06 | 1990-04-12 | San Ei Chem Ind Ltd | 茶類飲料の濁り、オリの防止方法 |
| JP2004089146A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-03-25 | Asahi Soft Drinks Co Ltd | 茶の油溶性成分を含有する茶飲料 |
| JP2015065943A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | サントリー食品インターナショナル株式会社 | 色調安定性を有するケルセチン配糖体飲料 |
| JP2017012168A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 学校法人 関西大学 | 食品の褐変化抑制剤 |
| WO2017222078A1 (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | サントリーホールディングス株式会社 | 褐変抑制用組成物及びその用途 |
| JPWO2017222078A1 (ja) * | 2016-06-24 | 2019-04-11 | サントリーホールディングス株式会社 | 褐変抑制用組成物及びその用途 |
| EP3476227A4 (en) * | 2016-06-24 | 2020-02-05 | Suntory Holdings Limited | COMPOSITIONS FOR LOW BREAKAGE CONTROL AND USES THEREOF |
| AU2017282545B2 (en) * | 2016-06-24 | 2022-04-14 | Suntory Holdings Limited | Composition for browning inhibition and use of same |
| AU2017282545B9 (en) * | 2016-06-24 | 2022-05-05 | Suntory Holdings Limited | Composition for browning inhibition and use of same |
| US11812774B2 (en) | 2016-06-24 | 2023-11-14 | Suntory Holdings Limited | Composition for browning inhibition and use of same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0579289B2 (ja) | 1993-11-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |