JPS6241469Y2 - - Google Patents

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JPS6241469Y2
JPS6241469Y2 JP1980077649U JP7764980U JPS6241469Y2 JP S6241469 Y2 JPS6241469 Y2 JP S6241469Y2 JP 1980077649 U JP1980077649 U JP 1980077649U JP 7764980 U JP7764980 U JP 7764980U JP S6241469 Y2 JPS6241469 Y2 JP S6241469Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジヨン(TV)バンドの音声多
重放送を受信できるワイドバンドラジオ受信機に
関するものである。TVバンドの音声多重放送を
受信することが出来、且つFMラジオ放送をモノ
ラル、ステレオ、ステレオワイドの各モードで選
択的に切換受信出来る様にしたラジオ受信機に於
いては、TVバンドの音声多重放送のモードと、
FMラジオ放送のモードとを切換えなければなら
ない。そしてそのための回路としては、第1図イ
の様な回路が考えられる。第1図イに於いて、1
はFMラジオ用フロントエンド部、2はTVバン
ドの音声受信用チユーナー部、3は中間周波増幅
回路及びFM検波回路を含むブロツク、4はFM
ステレオ復調回路、5は音声多重放送復調回路で
ある。該音声多重放送復調回路内に於いて、6は
主(MAIN)チヤンネル信号回路を構成するブロ
ツクで、該ブロツク内にはデイエンフアシス回路
及び0〜15KHzの信号を通過させるローパスフイ
ルターが含まれている。7は副(SUB)チヤン
ネル信号復調回路を構成するブロツクで、該ブロ
ツク内には帯域幅31.5KHz±15.5KHzのバンドパ
スフイルター、リミツター、FM検波器、デイエ
ンフアシス回路、及び0〜15KHzの信号を通過さ
せるローパスフイルターが含まれている。8はス
テレオ音声信号・二重音声信号分離処理回路を構
成するブロツクで、55.125KHzの帯域増幅回路、
AM検波回路、922.5Hzの信号を通過させる第1リ
ードフイルター、第1リードフイルターの出力の
整流器、982.5Hzの信号を通過させる第2リード
フイルター、第2リードフイルターの出力の整流
器が含まれている。9はマトリツクス回路と、ス
テレオ音声信号・二重音声信号分離回路8からの
制御信号によつて制御されるステレオ音声信号・
二重音声信号切換回路と、後述するモード切換ス
イツチによつて受信モードを切換えるモード切換
回路を含むブロツクである。10は左(L)チヤ
ンネル信号増幅用低周波増幅回路、11は右
(R)チヤンネル信号増幅用低周波増幅回路、S1
〜S5はラジオのFMバンドとTVバンドとを切換
えるバンド切換スイツチ、MS1はFMラジオ放送
の受信モードを切換える第1のモード切換スイツ
チ、MS2はTVバンドの音声多重放送のモードを
切換える第2のモード切換スイツチで、各モード
切換スイツチは夫々2回路3接点のスイツチで構
成されている。第1図ロは第1第2のモード切換
スイツチMS1,MS2の平面図である。
ところで第1第2モード切換スイツチMS1
MS2を用いた場合には、例えば第1のモード切換
スイツチMS1が「WIDE」の位置に設定されてい
る状態でTVバンドの放送を受信する場合、TVバ
ンドの音声多重放送がステレオ音声放送の場合に
は問題ないが、TVバンドの音声多重放送が二重
音声(例えば二ケ国語)放送の場合には、第2の
モード切換スイツチを「MAIN+SUB」即ち主副
夫々の音声が別々のスピーカーから放音されるモ
ードに設定すると、左右両チヤンネルにわたつて
信号が混合され、クロストークが悪くなつてしま
う虞れがある。又第1のモード切換スイツチMS1
が「MONO」の位置に設定されている状態でTV
バンドの放送波を受信する場合、TVバンドの音
声多重放送がステレオ音声放送であつてもモノラ
ル受信になつたり、二重音声放送であればクロス
トークが大きくなつてしまう虞れがある。このた
め第1図イの回路では、上記の問題が起こらない
様に各モード切換スイツチとバンド切換スイツチ
とを組合わせなければならず、そのためスイツチ
の回路数及びその配線が多く必要であつた。
本考案は斯る点に鑑み、FMラジオ放送の受信
モードを切換えるモード切換スイツチと、TVバ
ンドの音声多重放送のモードを切換えるモード切
換スイツチとを兼用することにより回路を簡単に
し、而も上記の問題が起こらない様にしたラジオ
受信機を提案するもので、以下本考案の一実施例
を第2図に従い説明する。尚、第2図イに於いて
第1図イと同一部分については第1図イと同一の
図番を用いることにする。
第2図イの回路では、モード切換スイツチMS0
は4回路3接点のスイツチを使用する。そしてス
イツチMS0の第1ポジシヨンは、FMラジオ放送
受信時及びTVバンドのステレオ音声放送受信時
の「WIDE」兼TVバンドの二重音声放送受信時
の「SUB」の設定位置、第2ポジシヨンはFMラ
ジオ放送受信時及びTVバンドのステレオ音声放
送受信時の「STEREO」兼TVバンドの二重音声
放送受信時の「MAIN+SUB」の設定位置、第3
ポジシヨンはFMラジオ放送受信時及びTVバン
ドのステレオ音声放送受信時の「MONO」兼TV
バンドの二重音声放送受信時の「MAIN」の設定
位置としている。
即ち具体的には、モード切換スイツチSM0の第
1回路m1は、音声多重放送復調回路5のブロツ
ク9内のモード切換回路を制御するためのスイツ
チ回路で、「WIDE」及び「STEREO」側固定接
点は遊び接点となつており、共通接点COMは+
B電源に接続され、「MONO」側固定接点はブロ
ツク9内のモード切換回路の所定制御端子に接続
されている。第2回路m2はFMステレオ復調回路
4を制御するためのスイツチ回路で、「WIDE」
及び「STEREO」側固定接点は遊び接点となつ
ており、共通接点COMは+B電源に接続され、
「MONO」側固定接点はFMステレオ復調回路4
を構成するPLL回路の電圧制御発振器の停止用端
子に接続されている。第3回路m3は、二重音声
放送の受信モードを「SUB」,「MAIN+SUB」,
「MAIN」のいずれかに切換えるためのスイツチ
回路で、「SUB」側固定接点、「MAIN+SUB」側
固定接点、「MAIN」側固定接点は夫々ブロツク
9内のモード切換回路の所定制御端子に接続さ
れ、共通接点COMはアースEに接続されてい
る。第4回路m4は、FMラジオのステレオ放送受
信時及びTVバンドのステレオ音声放送受信時ス
テレオワイドのモードにするためのスイツチ回路
で、「WIDE」側固定接点はLチヤンネル用低周
波増幅回路10に接続され、共通接点COMはR
チヤンネル用低周波増幅回路11に接続され、
「STEREO」側固定接点及び「MONO」側固定接
点は遊び接点となつている。
尚、第2図ロはモード切換スイツチMS0の平面
図である。
斯様に構成してなる第2図の回路の動作につい
て次に説明する。
(A) FMラジオ放送受信時には、バンド切換スイ
ツチS1,S2,S3,S4をFM側に接続する。
この状態でモード切換スイツチMS0
「WIDE」又は「STEREO」の位置に設定した
ときには、FMステレオ復調回路4が動作す
る。従つて検波回路3からの検波出力は、左右
のチヤンネル信号に分離され、左右のチヤンネ
ル信号増幅用低周波増幅回路10,11に加え
られてFMステレオ放送受信状態になる。そし
てモード切換スイツチMS0が「WIDE」に設定
されていると、左右のチヤンネル信号増幅用低
周波増幅回路10,11の間でワイド回路12
が働く。即ち、モード切換スイツチMS0の第4
回路m4を介して左チヤンネル信号の一部が逆
位相で右チヤンネル信号増幅用低周波増幅回路
11に加えられ、又右チヤンネル信号の一部が
逆位相で左チヤンネル信号増幅用低周波増幅回
路10に加えられて臨場感のあるステレオワイ
ド受信状態になる。
モード切換スイツチMS0を「MONO」の位置
に設定したときには、モード切換スイツチMS0
の第2回路m2を介して+B電圧が、FMステレ
オ復調回路4を構成するPLL回路の電圧制御発
振器の停止用端子に印加されて該電圧制御発振
器の動作が停止する。従つて強制的にモノラル
受信状態となる。
(B) TVバンドの音声多重放送受信時には、バン
ド切換スイツチS1,S2,S3,S4をTV側に設定
する。このときFM検波回路3からの検波出力
は音声多重復調回路5に加わる。
ところで音声多重放送受信時、音声多重復調回
路5への入力信号は、主(MAIN)チヤンネル
信号、副(SUB)チヤンネル信号、制御信
号、の3つの信号が合成された多重信号である。
そしてFM検波回路3から得られた多重信号は、
デイエンフアシス回路及び0〜15KHzの信号を通
過させるローパスフイルターを含むブロツク6を
通つて主(MAIN)チヤンネル音声信号となる。
多重信号は又ブロツク7内の帯域幅31.5KHz±
15.5KHzのバンドパスフイルターに加わり、ここ
で副チヤンネル信号と制御信号とが分離される。
バンドパスフイルターによつて選択分離された副
チヤンネル信号は、その後リミツターにより振幅
一定のFM波になりFM検波される。一方、制御
信号は、バンドパスフイルターで分離され、
55.125KHzの帯域増幅回路で増幅された後、ダイ
オードでAM検波される。ここで、二重音声放送
受信時には922.5Hzの正弦波信号が、ステレオ音
声放送受信時には982.5Hzの正弦波信号が得られ
る。(尚、当然のことながらモノラル放送受信時
には上記いずれの正弦波信号も得られない。)こ
の様にして得られた正弦波信号はブロツク8内の
リードフイルターに通す。リードフイルタによつ
て得られた正弦波信号は整流され直流信号に変換
されて、ブロツク9内のステレオ音声信号・二重
音声信号切換回路に加えられる。
そしてステレオ音声放送時には、982.5Hzのス
テレオ制御信号によりブロツク9内でマトリツク
ス回路が挿入され、和信号(L+R)と差信号
(L−R)とをマトリツクスして左側信号と右側
信号とを取出している。即ち、ステレオ音声放送
時、受信機側では982.5Hzのステレオ制御信号に
よりブロツク9内で自動的にマトリクス回路が挿
入され、ステレオ受信状態となる。そしてこの時
モード切換スイツチMS0が「WIDE」の位置で
は、左及び右チヤンネル信号増幅用低周波増幅回
路10,11の間でワイド回路12が働きステレ
オワイド受信状態となる。そしてモード切換スイ
ツチMS0が「STEREO」の位置では通常のステ
レオ受信状態となる。又モード切換スイツチMS0
を「MONO」の位置に設定すると、モード切換
スイツチMS0の第1回路m1を介してブロツク9
内のモード切換回路に+B電圧が印加され強制的
にモノラル受信状態に設定される。
一方二重音声放送時には、922.5Hzの二重音声
制御信号により自動的にブロツク9内のマトリツ
クス回路が除かれて二重音声放送受信状態とな
る。そしてこの時モード切換スイツチMS0
「SUB」の位置では、第3回路m3を介してブロツ
ク9内のモード切換回路の所定制御端子がアース
されることにより該モード切換回路が働いて各低
周波増幅回路10,11には共に副(SUB)音
声(例えば英語)信号が加わり、更に第4回路
m4により各低周波増幅回路10,11の間でワ
イド回路12が働く。しかし、各低周波増幅回路
10,11に加わる信号は同一の信号であるため
ワイド回路12が働いてクロストークが悪くなつ
ても何等不都合は生じない。従つてモード切換ス
イツチMS0の「WIDE」と「SUB」を同じ位置に
しておいても、二重音声放送の副(SUB)音声
受信時正常に動作する。
次にモード切換スイツチMS0を「SUB+
MAIN」にしたときには、左チヤンネル用増幅回
路10に主(MAIN)音声(例えば日本語)信号
が加わつて増幅され、又右チヤンネル用増幅回路
11に副(SUB)音声信号が加わつて増幅され
る。従つて左チヤンネル用増幅回路10から主音
声信号出力が得られ、右チヤンネル用増幅回路1
1か副音声信号出力が得られる。この様にモード
切換スイツチMS0が、TVバンドの二重音声放送
受信時の「MAIN+SUB」の位置と、FMラジオ
放送受信時及びTVバンドのステレオ音声放送受
信時の「STEREO」の位置とで同じ位置になつ
ていれば、二重音声放送受信時主音声信号出力と
副音声信号出力が夫々別々の低周波増幅回路から
得られて正常の動作が行なわれる。
更にモード切換スイツチMS0を「MAIN」の位
置にしたときには、「MONO」の位置と同じにな
つているので、各低周波増幅回路10,11には
共に主(MAIN)音声信号が加わり、両方の低周
波増幅回路10,11から主音声信号出力が得ら
れ正常に動作する。
この様に、FMラジオ放送受信時及びTVバン
ドのステレオ音声放送受信時の「WIDE」の位置
とTVバンドの二重音声放送受信時の「SUB」の
位置を同じにし、又FMラジオ放送受信時及び
TVバンドのステレオ音声放送受信時の
「STEREO」の位置とTVバンドの二重音声放送
受信時の「MAIN+SUB」の位置を同じにし、更
にFMラジオ放送受信時及びTVバンドのステレ
オ音声放送受信時の「MONO」の位置とTVバン
ドの二重音声放送受信時の「MAIN」の位置を同
じにした1つのモード切換スイツチを用いた第2
図のラジオ受信機は、FMラジオ放送受信時及び
TVバンドの放送受信時共に正常に動作する。
以上の様に本考案のラジオ受信機に依れば、
FMラジオ放送受信時、TVバンドのステレオ音
声放送受信時、及びTVバンドの二重音声放送受
信時に於ける各受信モードの切換えを、1つのモ
ード切換スイツチで行なうことが出来る様にした
から、モード切換スイツチを複数個用いた場合に
必要なモード切換スイツチ間のリード線の複雑な
配線が不要となり、コストも大幅に下げることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案の説明に供するラジオ受信機
のブロツク図、第1図ロは第1図イのラジオ受信
機に用いられるモード切換スイツチの平面図、第
2図イは本考案に係るラジオ受信機を示すブロツ
ク図、第2図ロは第2図イのラジオ受信機に用い
られるモード切換スイツチの平面図である。 1……FMラジオ用フロントエンド部、2……
TVバンドの音声受信用チユーナー部、MS0……
モード切換スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FMラジオ放送、TVバンドのステレオ音声放
    送及びTVバンドの二重音声放送を受信出来るラ
    ジオ受信機において、FMラジオ放送受信時及び
    TVバンド受信時のモードを切換える単一のモー
    ド切換スイツチを設け、このモード切換スイツチ
    の第1回路の共通端子を電源に接続すると共に該
    回路の第3端子を音声多重放送復調回路に接続
    し、第2回路の共通端子を電源に接続すると共に
    該回路の第3端子をFMステレオ復調回路に接続
    し、第3回路の共通端子を基準電位点に接続する
    と共に該回路の第1、第2及び第3端子を音声多
    重放送復調回路に接続し、第4回路の第1端子及
    び共通端子を低周波増幅回路に各々接続すること
    により、前記モード切換スイツチが第1端子側に
    設定された際には、FMラジオ放送受信時及び
    TVバンドのステレオ音声放送受信時ワイドモー
    ドに、TVバンドの二重音声放送受信時サブモー
    ドに各々設定し、前記モード切換スイツチが第2
    端子に設定された際には、FMラジオ放送受信時
    及びTVバンドのステレオ音声放送受信時ステレ
    オモードに、TVバンドの二重音声放送受信時メ
    インとサブモードに設定し、前記モード切換スイ
    ツチが第3端子に設定された際には、FMラジオ
    放送受信時及びTVバンドのステレオ音声放送受
    信時モノラルモードに、TVバンドの二重音声放
    送受信時メインモードに設定するようにしたこと
    を特徴とするラジオ受信機。
JP1980077649U 1980-06-03 1980-06-03 Expired JPS6241469Y2 (ja)

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JP1980077649U JPS6241469Y2 (ja) 1980-06-03 1980-06-03

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JPS572754U JPS572754U (ja) 1982-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102654032B1 (ko) * 2023-10-17 2024-04-03 케이원에코텍 주식회사 양방향 스트레이너

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5118410A (en) * 1974-08-06 1976-02-14 Alps Electric Co Ltd Fm*vhf terebionseijushinyochuuna

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JPS5118410A (en) * 1974-08-06 1976-02-14 Alps Electric Co Ltd Fm*vhf terebionseijushinyochuuna

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