JPS6240109A

JPS6240109A - 碍子に対する電線の固定方法及びその固定具

Info

Publication number: JPS6240109A
Application number: JP17919785A
Authority: JP
Inventors: 優宏秋月
Original assignee: NGK Insulators Ltd
Current assignee: NGK Insulators Ltd
Priority date: 1985-08-14
Filing date: 1985-08-14
Publication date: 1987-02-21
Anticipated expiration: 2009-07-20
Also published as: JPH0654618B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の目的（産業上の利用分野）本発明は架空電線やキユービクル内における碍子に対す
る電線の固定方法及び固定具に関するものである。

（従来の技術）従来、碍子に対する電線の固定方法として、クランプ方
式や、第８図に示すようなバインド方式などがあった。

バインド方式は、碍子本体１１の頭部１１ａ上面に形成
された電線挿入溝１１ｂに電線６を嵌入し、バインド線
１２を碍子本体１１の首部１１ｃに巻回して電線６を固
定している。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、前記の電線固定方式は、例えばバインド方式
ではバインド線１２のバインド範囲が広いと、碍子本体
１１付近に分岐線、ホーン等を取付ける際、支障となる
ばかりでなく、クランプ方式とともに取付作業が面倒で
、又、特に、スペース上の制約が多いキユービクル内で
は簡単に行えないという問題点があった。

発明の構成く問題点を解決するための手段）本発明の固定方法は前記問題点を解決するため、支持碍
子２の頭部２ｃの溝２ｄに電線６を嵌入し、同電線６よ
り上方において固定具７の支持輪７ａを前記碍子の首部
２ｂに巻回し、前記支持輪７ａの両端に設けられた挾着
部７ｂを電線６の両側に係合し、次に挾着部７ｂの外側
から同挾着部７ｂを締付けるという手段を採っている。

本発明の固定具は前記問題点を解決するため、支持碍子
２の首部２ｂに巻回され、可撓性を有する支持輪７ａと
、その両端に形成され、電線６を両側から挾着する半円
筒状の挾着部７ｂと、同挾着部７ｂを外側から締付ける
締付具とにより構成している。

（作用）本発明は前記手段を採用したことにより、支持碍子の頭
部の構内に電線を嵌太し、固定具の支持輪を前記碍子首
部に巻回し、固定具の挾着部を電線の両側に係合し、挾
着部の外側から両挾着部を締付具により締付けることに
よって電線が固定される。

（実施例）以下、本発明を具体化した一実施例を第１〜５図に従っ
て説明する。

第１図は接地側の取付部１に対し、立設固定された支持
碍子２全体を示している。

支持碍子２の下端部にはベース金具３が被冠固定され、
同ベース金具３下面には挿通孔３ａが２箇所透設されて
いる。ベース金具３の挿通孔３ａにはボルト４が前記取
付部１側から挿入され、ベース金具３がワッシャを介し
てナツト５により締付固定されている。

前記支持碍子２はひだ２ａの上部に一体形成された首部
２ｂと、その上部に帯状に突起して一体形成された頭部
２ｃとにより一体成形されている。

又、支持碍子２の首部２ｂ、頭部２ｃには電線挿入溝２
ｄが形成され、電線６を嵌入している。

前記支持碍子２の電線挿入溝２ｄに嵌入された電線６は
、ゴムよりなる固定具７により締付固定されている。同
固定具７は第４図に示すように、支持碍子２の首部２ｂ
に巻回される支持輪７ａと、その両端に電線６をその両
側から挾着するだめの半円筒状の挾着部７ｂとからなっ
ている。

第５図は前記挾着部７ｂを外側から締付固定するための
締付具としての締付バンド８を示し、同締付具８は細長
い帯状をなし、片面に鋸歯状の溝が多数形成された帯８
ａと、同帯８ａの一端に設けられ、かつ、同締付バンド
８を挿入係止するための係止部８ｂとからなっている。

第１．２図に示すように締付バンド８は前記挾着９１ｉ
７ｂの外周に形成された溝７ｃに巻回され、帯８ａが係
止部８ｂに挿入されて係止固定され、挾着部７ｂ内の電
線６に挾着部７ｂが締付固定されている。なお、締付バ
ンド８の帯８ａは締付後余分な部分は切断される。

本発明実施例においては、従来例と比較して固定具７を
支持碍子２の首部２ｂに巻回し、挾着部７ｂを電線６の
両側に係合し、締付バンド８により挾着部７ｂを締付固
定するだけで碍子２に電線６を固定できるため、取付作
業が簡単にできる。

又、固定具７と締付バンド８だけで電線６を固定できる
ため、従来例より狭い取付範囲で取付けができ、支持碍
子２付近に分岐電線、ホーン等を取付は易くなる。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
次のように実施してもよい。

（１）第６，７図に示すように、固定具７の内周面を角
形に成形したり、スパイラル状に突条を形成してもよい
。この場合、電線６が滑りにくく、把持状態も良くなる
。

（２）前記実施例では固定具７と締付バンド８を別体に
形成したが、一体に形成してもよい。

発明の効果以上詳述したように、本発明は電線を支持碍子の電線挿
入溝へ嵌入し、固定具の支持輪を支持碍子の首部に巻回
し、挾着部で電線を挾着して締め付けるのみで支持碍子
に電線を簡単に固定できるため、取付作業を簡単、かつ
、迅速にでき、さらに、碍子付近の電線に障害物をなく
し、分岐電線、ホーン等の取付けを容易に行え、かつ、
狭いスペースでも制約なく作業できるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した一実施例を示す破断圧面図
、第２図は同じく破断側面図、第３図は同じく平面図、
第４図は固定具の斜視図、第５図は締付バンドの正面図
、第６．７図は本発明の別例を示す部分斜視図、第８図
は従来例を示す破断側面図である。２・・・支持碍子、２ｂ・・・首部、２ｃ・・・頭部、
２ｄ・・・溝、６・・・電線、７・・・固定具、７ａ・
・・支持輪、７ｂ・・・挾着部、８・・・締付具として
の締付バンド。

Claims

【特許請求の範囲】１、支持碍子（２）の頭部（２ｃ）の溝（２ｄ）に電線
（６）を嵌入し、同電線（６）より上方において固定具
（７）の支持輪（７ａ）を前記碍子の首部（２ｂ）に巻
回し、前記支持輪（７ａ）の両端に設けられた挾着部（
７ｂ）を電線（６）の両側に係合し、次に挾着部（７ｂ
）の外側から同挾着部（７ｂ）を締付けることを特徴と
する碍子に対する電線の固定方法。２、支持碍子（２）の首部（２ｂ）に巻回され、可撓性
を有する支持輪（７ａ）と、その両端に形成され、電線
（６）を両側から挾着する半円筒状の挾着部（７ｂ）と
、同挾着部（７ｂ）を外側から締付ける締付具とにより
構成したことを特徴とする碍子に対する電線の固定具。３、前記挾着部（７ｂ）の内周面は多角形状に形成され
ているか、又は、スパイラル状に形成されている特許請
求の範囲第２項に記載の碍子に対する電線の固定具。４、前記挾着部（７ｂ）は締付具としての締付バンド（
８）を係合する溝（７ｃ）を有する特許請求の範囲第２
項に記載の碍子に対する電線の固定具。