JP2605880Y2 - 架空配電線用直線スリ−ブカバ− - Google Patents

架空配電線用直線スリ−ブカバ−

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JP2605880Y2
JP2605880Y2 JP1993071832U JP7183293U JP2605880Y2 JP 2605880 Y2 JP2605880 Y2 JP 2605880Y2 JP 1993071832 U JP1993071832 U JP 1993071832U JP 7183293 U JP7183293 U JP 7183293U JP 2605880 Y2 JP2605880 Y2 JP 2605880Y2
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和史 岡崎
篤也 甲斐
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大東電材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、架空配電線用直線ス
リ−ブカバ−に関し、更に詳細には、架空配電線の切分
け作業や切断復旧作業などを行うさいに所要の直線接続
部位を絶縁防護せしめる架空配電線用直線スリ−ブカバ
−に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の架空配電線用直線ス
リ−ブカバ−1としては、図4に示すものが知られてお
り、これを同図に基いて説明する。即ち、同図中、2は
直線スリ−ブ5が挿通自在とされた所要の長さを有する
筒状の合成樹脂製カバ−本体、3は該カバ−本体2の両
端部に各々一体形成された略テ−パ筒状の装着部、4は
外方へ拡開せしめるべく該装着部3の長手方向に沿って
形成された所要数のスリットである。
【0003】そして、上述の如く構成された直線スリ−
ブカバ−1を架空配電線6の直線接続部位に装着せしめ
るさいには、まず、図4Aに示すように、架空配電線6
の被覆材を所要部位にわたって剥離し、その両端部を切
分け工具や張線器により支持して架空配電線6の張力を
保持せしめつつ、剥離電線部7の中央部を切断し、該切
断端縁より直線スリ−ブカバ−1を嵌入せしめる。つい
で、剥離電線部7に直線スリ−ブ5を嵌入してカシメ、
架空配電線6の切断部を直線状に接続せしめる(図4B
参照)。しかるのち、架空配電線6に嵌入済の直線スリ
−ブカバ−1を接続部位に移動せしめ、その両端の装着
部3を粘着性ポリエチレンテ−プ8でもって半幅重ね巻
き状に巻回することにより架空配電線6に装着し、その
直線接続部位を絶縁防護せしめるものである(図4C参
照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
構成された従来の架空配電線用直線スリ−ブカバ−1
は、スリット4に沿って装着部3を拡開せしめて外径の
異なる種々の電線に適用せしめ、架空配電線6の直線接
続部位を絶縁防護せしめることが出来る反面、上述の如
く外径の異なる種々の架空配電線6に適用せしめるた
め、自ずと、装着部3と挿入架空配電線6との間隙や角
度等が異なるものとなり、ひいては、粘着性ポリエチレ
ンテ−プ8の巻回作業が非常に面倒で熟練性を要し、極
めて作業能率の悪いものとなっていた。そして、特に、
近年、架空配電線路の無停電工事に間接活線工具を使用
して所要の作業を行うケ−スが増加しているが、かかる
場合には尚更に、粘着性ポリエチレンテ−プ8の巻回作
業が非常に面倒で手間がかかり、作業性が悪いのみなら
ず、架空配電線6に対する装着が不十分となりやすく、
雨水の浸入防止などの面において必ずしも満足し得ない
ものであった。
【0005】なお、上記架空配電線用直線スリ−ブカバ
−1の外に、2つ割状に形成されると共に内部に粘着性
を有するゴム等を充填せしめたもの(特開昭58−59
570号公報、および特開昭58−214285号公報
参照)が提案されているが、2つ割状とされているため
に防水性の面において問題があるのみならず、間接活線
工具による架空配電線6への装着作業が非常に面倒で手
間がかかり、実用性に乏しいものである。
【0006】この考案は、従来の問題点を一挙に解決し
ようとするもので、粘着性ポリエチレンテ−プを使用す
ることなく、線径の異なる各種の架空配電線に迅速、か
つ、確実に、しかも容易に装着することが出来るのみな
らず、雨水等の浸入を有効に防止して直線接続部位を確
実に絶縁防護せしめることが出来る架空配電線用直線ス
リ−ブカバ−を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、架空
配電線6の切断部を直線状に接続せしめる直線スリ−ブ
5が挿通自在とされた筒状のカバ−本体12と、該カバ
−本体12の両端に各々形成された略テ−パ筒状の装着
部13とよりなる直線スリ−ブカバ−において、上記装
着部13は開閉作動自在な所要数の装着片14より形成
され、該各装着片14は係着手段17・18を介して互
いに係着自在とされ、かつ、該各装着片14の内部には
各々粘着性シ−リング材19が充填されると共に、同先
部外周面には適宜装着部13の開口径を調整せしめるべ
く所要数の切断用環状溝16が所定ピッチでもって形成
された構成よりなるものである。
【0008】
【作用】予め切断用環状溝16に沿って切断せしめるこ
とにより装着部13の開口径を調整せしめた両端の各装
着片14を外方に開いた状態でもって架空配電線6の切
断部より嵌入せしめ、直線スリ−ブ5による切断部の接
続が完了したのち、所定の直線接続部位をカバ−本体1
2によりカバ−せしめると共に、両端の各装着片14を
閉じて係着手段17・18により互いに係着せしめつつ
粘着性シ−リング材19を架空配電線6に接着せしめる
ことにより装着する。
【0009】
【実施例】以下に、この考案に係る架空配電線用直線ス
リ−ブカバ−11を図面に示す一実施例について説明す
る。12は架空配電線6の切断部を直線状に接続せしめ
る直線スリ−ブ5が挿通自在とされた所要の長さを有す
る筒状の合成樹脂製カバ−本体、13は該カバ−本体1
2の両端部に各々嵌装された一対の略テ−パ筒状装着部
で、該各装着部13は2つ割状とされた両側一対の半截
筒状装着片14より形成されると共に、該各装着片14
はその基端部を連結片15でもってカバ−本体12に倒
起立自在に連結することにより開閉作動すべく構成され
ている。16は各装着片14の先端部外周に形成された
所要数の切断用の環状溝で、該環状溝16に沿って装着
片14の先部を切断することにより適宜装着部13の開
口径を調整すべく構成されている。17・18は対応す
る装着片14を係着せしめるべく各装着片14に形成さ
れた係合突起と係合孔、19は各装着片14の先部内に
充填されたブチルゴム系など粘着性を有するゴム等より
なる粘着性シ−リング材で、該粘着性シ−リング材19
の基端部は嵌合するカバ−本体12の先端部にほぼ合致
するものとされている。
【0010】上述の如く構成された架空配電線用直線ス
リ−ブカバ−11は、まず、架空配電線6の電線外径に
適応せしめるべく環状溝16に沿って適宜切断すること
により装着部13の開口径を調整せしめる。しかるの
ち、両端の装着片14を各々起立せしめて装着部13を
開き、架空配電線6の切断部より嵌入せしめる(図1参
照)。このさい、両端の装着片14は各々起立状態にあ
るため、その嵌入操作を極めて容易になし得る。つい
で、剥離電線部7に直線スリ−ブ5を嵌入し、圧縮工具
でもってカシメることにより架空配電線6の切断部を接
続せしめたのち、直線スリ−ブカバ−11を移動せし
め、そのカバ−本体12でもって直線接続部位をカバ−
せしめると共に、両端の各装着片14を各々倒伏して押
圧しつつ、係合突起17を係合孔18に係合せしめる。
すると、装着片14の押圧により粘着性シ−リング材1
9は、架空配電線6の外周面のみならずカバ−本体12
の先端部にも接着し、雨水の浸入を有効に防止するのみ
ならず、係合突起17および係合孔18の係合とも相ま
って直線スリ−ブカバ−11の装着を確実になし得る。
【0011】なお、上記実施例において、装着部13は
2つ割状とされた半截筒状の装着片14により形成され
ているが、これに限定されるものでなく、多分割状とさ
れた装着片により形成せしめてもよいものである。
【0012】
【考案の効果】この考案によれば以上の次第で、架空配
電線用直線スリ−ブカバ−11を構成する装着部13は
開閉作動自在な所要数の装着片14より形成され、該
装着片14は係着手段17・18を介して互いに係着自
在とされ、かつ、該各装着片14の内部には各々粘着性
シ−リング材19が充填されると共に、同先部外周面に
は適宜装着部13の開口径を調整せしめるべく所要数の
切断用環状溝16が所定ピッチでもって形成されている
から、予め切断用環状溝16に沿って切断せしめること
により装着部13の開口径を調整せしめた両端の各装着
片14を外方に開いた状態でもって架空配電線6の切断
部より嵌入せしめ、直線スリ−ブ5による切断部の接続
が完了したのち、所定の直線接続部位をカバ−本体12
によりカバ−せしめると共に、両端の各装着片14を閉
じて係着手段17・18により互いに係着せしめつつ粘
着性シ−リング材19を架空配電線6に接着せしめると
いう極めて簡単な操作でもって、直線スリ−ブカバ−1
1を架空配電線6の線径に拘りなく直線接続部位に確実
に装着して絶縁防護せしめることが出来るのみならず、
雨水等の浸入を有効に防止することが出来るものであっ
て、粘着性ポリエチレンテ−プ8により巻回せしめる従
来例に比して、ヤットコなど間接活線工具でもって装着
作業を迅速、かつ、確実に、しかも容易に行うことが出
来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同使用状態を示す斜視図である。
【図3】同縦断面図である。
【図4】従来の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
5 直線スリ−ブ 6 架空配電線 11 直線スリ−ブカバ− 12 カバ−本体 13 装着部 14 装着片16 切断用環状溝 17 係合突起 18 係合孔 19 粘着性シ−リング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−96074(JP,A) 特開 昭55−4812(JP,A) 特開 昭58−214285(JP,A) 特開 平7−45316(JP,A) 特開 平5−49149(JP,A) 実開 昭60−115466(JP,U) 実開 昭53−47586(JP,U) 特表 平3−503715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/70 H02G 15/08 H02G 15/113 H02G 1/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空配電線6の切断部を直線状に接続せ
    しめる直線スリ−ブ5が挿通自在とされた筒状のカバ−
    本体12と、該カバ−本体12の両端に各々形成された
    略テ−パ筒状の装着部13とよりなる直線スリ−ブカバ
    −において、上記装着部13は開閉作動自在な所要数の
    装着片14より形成され、該各装着片14は係着手段1
    7・18を介して互いに係着自在とされ、かつ、該各装
    着片14の内部には各々粘着性シ−リング材19が充填
    されると共に、同先部外周面には適宜装着部13の開口
    径を調整せしめるべく所要数の切断用環状溝16が所定
    ピッチでもって形成されてなることを特徴とする架空配
    電線用直線スリ−ブカバ−。
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