JP2882345B2 - ケーブル接続箱のシール構造 - Google Patents

ケーブル接続箱のシール構造

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JP2882345B2
JP2882345B2 JP8057068A JP5706896A JP2882345B2 JP 2882345 B2 JP2882345 B2 JP 2882345B2 JP 8057068 A JP8057068 A JP 8057068A JP 5706896 A JP5706896 A JP 5706896A JP 2882345 B2 JP2882345 B2 JP 2882345B2
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grommet
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善幸 西澤
克巳 山下
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  • Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル接続箱と
この接続箱を貫通するケーブル外周との間をシールする
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術は図4に示すとおり、接続箱の
壁面によって形成されるベース105と貫通するケーブ
ル106の間にスリット110を設けたリング状のグロ
メット100の内外表面に未加硫ゴムのシール材103
を巻き付けて形成するもの、図5に示すように接続箱1
07のケーブル軸方向に内外径が変化する筒状シール部
材101が取り付けられ、ケーブル外径に合致したとこ
ろで筒状シール部材101を切断し、上から粘着テープ
104で固定するもの、あるいは図6に示すように、ケ
ース108の中にゲル状樹脂102を閉じ込め、ねじ1
09で軸方向に圧縮してシールする方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4のグロメットを用
いた場合は、ケーブル外径の適用範囲が狭く、孔径の異
なる多くのグロメットを準備しなければならず、また未
加流のゴムを使用しているので再利用が出来ない。図5
の場合は、ケーブル外径に適合する位置で部材を切断す
るので外径が細いケーブルへの再利用が出来ず、接続箱
全体を変更するので利用範囲が限定される。図6の方法
は、ねじ機構を有するので構造が複雑でコスト高とな
る。そこで本発明の目的は、かかる問題点を解決してケ
ーブル外径の適用範囲が広く、小型で低コストのシール
構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるケーブル
接続箱のシール構造は、接続あるいは分岐された部分を
保護するケーブル接続箱と該接続箱を貫通するケーブル
外周との間をシールする構造において、半円状に分割さ
れたリング状のグロメットと、分割されたグロメットの
外周を断面がL形の部分によってケーブル軸方向に圧縮
するためのホルダをグロメットのケーブル軸方向の両面
にグロメットに接して、備え、かつホルダを固定するた
めに接続箱の壁面を2分割して形成されたベースを備
え、グロメットは厚さ方向に圧縮自在であり、前記ベー
スにはグロメットの圧縮長さに対応した位置にホルダを
固定する機構が設けられ、ホルダを所定の位置に固定し
て、厚さ方向にグロメットを圧縮したときグロメットは
リングの中心に向かって膨張し、膨張したグロメットは
中心を貫通しているケーブル外周を押しつけて密閉構造
が形成されることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。なお、図面の説明において同一要
素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1
は本発明に係わるケーブル接続箱のシール構造を示す断
面図、図2はシール構造の側面図(a)及びA−A断面
図であり、接続あるいは分岐された部分を保護するケー
ブル接続箱と接続箱を貫通するケーブル外周との間をシ
ールする構造において、半円状に分割されたリング状の
グロメット2と、分割されたグロメットの外周を断面が
L形の部分11によってケーブル軸方向(矢印5)に圧
縮して保持するホルダ1と、ホルダを固定するために接
続箱の壁面を2分割して形成されたベース3とを備え、
グロメット2は厚さ方向(矢印5)に圧縮自在であり、
前記ベース3には圧縮長さに対応した位置にホルダ1を
固定する機構が設けられ、ホルダ1により圧縮したとき
グロメット2はリングの中心に向かって膨張し、膨張し
たグロメットの内径はD1からD2まで縮小するので、
中心を貫通しているケーブル4の外周を押しつけて密閉
構造が形成される。
【0006】グロメットが圧縮された状態にホルダを維
持する機構としては、図示するようにホルダ1の一方の
側には外周に沿ってフランジ12が設けられ、また上下
2つのベース3には夫々ホルダ1を把持する半円状の凹
部31が設けられ、凹部31にはケーブル軸方向に段差
32が設けられると共に、段差32と対向する位置には
前記フランジ12が嵌合する溝33が設けられている。
【0007】上記シール構造の組み立て方法を説明す
る。先ず、図1(a)に示すようにグロメット2を把持
したホルダ1をベース3の間に配置し、次いで、同図
(b)に示すようにホルダ1の一方の側の部材11Fを
段差32に固定し、他方の側の部材11Bをグロメット
2の厚さ方向(矢印5)に圧縮しながらフランジ12を
溝34に嵌合すると同時に2つのベース3を密着する。
【0008】図1では凹部に2本の溝33、34を設け
た場合を示したが、この数を増やすことによって、ホル
ダの圧縮力を細かく調整することが出来ると共に、異な
った厚さのグロメットについても適用することが出来
る。
【0009】本発明に適用されるグロメット2は、リン
グ状の形を保持すると同時に圧縮力に対して変形するこ
とが要求されるので、ゲル状のシリコン、ウレタン系、
エチレン系あるいはオレフィン系の樹脂等で形成され
る。ゲル状の樹脂で形成することによって、再利用する
ことが出来る。
【0010】ホルダ1には、図2に示した如く、ケーブ
ル4と接する側にホルダに可撓性を持たせるための切れ
目を設け、ケーブルサイズの変更に応じやすくすること
もできる。またホルダのこの部分はグロメット2が変形
する方向を制限する役割もはたすことができる。ホルダ
は限定的でないが耐候性があり、加工性のよいポリプロ
ピレン等によって成形加工される。図3に示すように、
半円状の2つのホルダ部材11L、11Rによって円形
に形成されるホルダ1は、それらの端部をヒンジ14等
によって結合すると、シールの作業性が向上し好適であ
る。
【0011】本発明に於てケーブル4は光ケーブル、通
信用金属絶縁ケーブル、電力ケーブル及びこれらの複合
ケーブルに適用される。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】ホルダによりグロメットを圧縮したときグ
ロメット2はリングの中心に向かって膨張し、膨張した
グロメットの内径は縮小するので、中心を貫通している
ケーブルの外周を押しつけて密閉構造が形成される。従
って、本シール構造はケーブル外径の適用範囲が広い。
【0014】複数の溝を設けるので、ホルダによるグロ
メットの圧縮力を調整することが出来ると共に、異なっ
た厚さのグロメットについても適用することが出来る。
【0015】グロメットはゲル状の樹脂で形成されてい
るので、再利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるケーブル接続箱のシール構造を
示す断面図である。 (a)はグロメットが圧縮されていない状態を示し、 (b)はグロメットが圧縮されている状態を示す。
【図2】本発明に係わるシール構造を示す側面図(同図
a)及びA−A断面図(同b)である。ホルダのケーブ
ルと接する側に切れ目を設けたものの例を示す。
【図3】本発明に係わるシール構造を示す斜視図であ
る。
【図4】従来のシール構造を示す図である。
【図5】従来の他のシール構造を示す図である。
【図6】従来の他のシール構造を示す図である。
【符号の説明】
1:ホルダ 11:ホルダのL型部分 12:フランジ 13:ホルダの切れ目 14:ヒンジ 2:グロメット 3:ベース 31:凹部 32:段差 33、34:溝 4:ケーブル 5:矢印 100:グロメット 101:筒状シール部材 102:ゲル状樹脂 103:テープ状シール材 104:粘着テープ 105:接続箱の壁面 106:ケーブル 107:接続箱 108:ケース 109:ねじ 110:スリット D1、D2:グロメットの内径

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続あるいは分岐された部分を保護する
    ケーブル接続箱と該接続箱を貫通するケーブル外周との
    間をシールする構造において、半円状に分割されたリン
    グ状のグロメットと、分割されたグロメットの外周を断
    面がL形の部分によってケーブル軸方向に圧縮するため
    のホルダをグロメットのケーブル軸方向の両面にグロメ
    ットに接して備え、かつ、ホルダを固定するために接続
    箱の壁面を2分割して形成されたベースを備え、グロメ
    ットは厚さ方向に圧縮自在であり、前記ベースにはグロ
    メットの圧縮長さに対応した位置にホルダを固定する機
    構が設けられ、ホルダを所定の位置に固定して、厚さ方
    向にグロメットを圧縮したときグロメットはリングの中
    心に向かって膨張し、膨張したグロメットは中心を貫通
    しているケーブル外周を押しつけて密閉が構成されるこ
    とを特徴とするケーブル接続箱のシール構造。
  2. 【請求項2】 ホルダー の一方の側には外周に沿って
    フランジが設けられ、また分割された2つのベースには
    夫々ホルダを把持する半円状の凹凸部が設けられ、該凹
    部にはケーブル軸方向に段差が設けられると共に、段差
    と対向する位置には前記フランジが嵌合する溝が設けら
    れ、圧縮されたホルダは段差と溝によって固定された状
    態を維持することを特徴とする請求項1に記載のケーブ
    ル接続箱のシール構造。
  3. 【請求項3】 ベースの凹部にはホルダを固定するため
    の複数本の溝が設けられることを特徴とする請求項2に
    記載のケーブル接続箱のシール構造。
  4. 【請求項4】 ホルダのケーブル挿通側には切れ目が設
    けられることを特徴とする請求項1に記載のケーブル接
    続箱のシール構造。
  5. 【請求項5】 半円状の2つの部材によって円形に形成
    されるホルダは、それらの端部がヒンジによって結合さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のケーブル接続箱
    のシール構造。
  6. 【請求項6】 ホルダはポリプロピレンによって成形加
    工されることを特徴とする請求項1又は5に記載のケー
    ブル接続箱のシール構造。
  7. 【請求項7】 グロメットはゲル状のシリコン、ウレタ
    ンあるいはオレフィンで形成されることを特徴とする請
    求項1に記載のケーブル接続箱のシール構造。
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