JP2509264B2 - ケ―ブル接続部の構造 - Google Patents

ケ―ブル接続部の構造

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JP2509264B2
JP2509264B2 JP31650387A JP31650387A JP2509264B2 JP 2509264 B2 JP2509264 B2 JP 2509264B2 JP 31650387 A JP31650387 A JP 31650387A JP 31650387 A JP31650387 A JP 31650387A JP 2509264 B2 JP2509264 B2 JP 2509264B2
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和也 緒方
洋 横須賀
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はケーブルの接続部を気密に封止する構造に関
する。
「従来の技術」 ケーブルを接続する場合、その接続部を気密かつ水密
に封止することが必要とされている。
従来、このようなケーブルの接続部は、第4図例に示
すように、各ケーブル1の端部に、粘着性を有するシー
リングテープ2が巻き付けられるとともに、該シーリン
グテープ2の巻き付け部の外側にリング状の端面板3が
取り付けられ、両端面板3の間にかけ渡された状態に筒
状のケース4が設けられて、ケーブル1の接続箇所1aを
覆うようにしている。これら端面板3およびケース4
は、ケーブル1の両側から取り付けられるように半割り
構造とされて、ねじ5により一体化される構造とされて
おり、かつ、この半割り構造とされていることにより、
シーリングテープ2が端面板3により挾持状態に保持さ
れるようになっている。また、シーリングテープ2の前
後には、そのはみ出しを防止するためのゴム等の弾発体
からなるシーリングワッシャ6が配設されて、前記端面
板3によりシーリングテープ5と一体に挾持されてお
り、一方、ケース4の内周部には、その表面を覆うよう
にガスケット7が設けられるとともに、該ガスケット7
と端面板3との間にもシーリングテープ8が介在されて
いる。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような構造であると、シーリング
ワッシャ6は、その内径がケーブル1の外径に合わせて
設定されるため、各種ケーブルに応じたものを揃えてお
く必要があるとともに、シーリングテープ2は、ケーブ
ル1への巻き付け厚さをシーリングワッシャ6の外径と
合わせながら設定する必要があり、組み立て作業が繁雑
になり易い。さらに、該シーリングテープ2は、シーリ
ングワッシャ6の厚さ分を巻き付ける必要上、前記巻き
付け厚さが大きくなり易いとともに、端面板3による挾
持力が作用しているから、経時変化により流動して密封
性を損なうおそれも生じる。
本発明は前記問題点を有効に解決するもので、ケーブ
ルの接続部を確実に密封するとともに、組み立て作業性
を向上させることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、弾発テープとシーリングテープとを積層し
てなる複合テープと、ケースとを有してなり、複合テー
プは、弾発テープの表面に長さ方向に沿って溝状の窪部
が形成されて、該窪部にシーリングテープが充填されて
いるとともに、該シーリングテープをケーブルの表面に
接触させた状態でケーブルに巻き付けられ、かつ、その
巻き付け部の少なくとも最外層においては弾発テープの
両面にシーリングテープが配設されていることを特徴と
する。
「作用」 本発明の構造によれば、ケーブルに複合テープを巻き
付けてケースを取り付けることにより、組み立てること
ができ、この場合、外径の異なるケーブルに対しても、
複合テープの巻き付け長さを変えることにより、容易に
対応することができる。そして、密封機能を負担するシ
ーリングテープは、その表面の大部分を弾発テープに囲
まれた状態とされるとともに、該弾発テープの窪部に充
填されていることにより比較的薄肉に形成し得るから、
その流動を確実に防止することができる。
「実施例」 以下、本発明に係るケーブル接続部の構造の実施例を
第1図ないし第3図に基づいて説明する。
第1図および第2図はその一実施例を示しており、ケ
ーブル1の端部に特殊な複合テープ11が巻き付けられ
て、該複合テープ11の巻き付け部の間にかけ渡された状
態でケース4が設けられている。
前記複合テープ11は、クロロプレンゴム、エチレンプ
ロピレンゴム等からなる弾発テープ12と、ブチル系の粘
着ゴム等からなるシーリングテープ13との積層構造とさ
れており、弾発テープ12の片面側において、幅方向中央
部付近に、その長さ方向に沿って溝状の窪部14が形成さ
れ、該窪部14にシーリングテープ13が充填されている。
また、該複合テープ11の一端部においては、他の部分よ
りも厚肉でかつ先端に向けて漸次肉厚を薄くするように
テーパ部15が形成されている。該テーパ部15は、弾発テ
ープ12の両側縁から少し内側にずれた位置に、前記窪部
14とは反対側に突出するように一対の突出部16が長さ方
向に沿って形成されるとともに、両突出部16の間に形成
される窪部17に、前記シーリングテープ13とは別にシー
リングテープ18が設けられた構成とされており、該テー
パ部15の両側方には段部19が形成されている。この場
合、両シーリングテープ13・18は、その幅寸法が同じに
設定され、複合テープ11の表側と裏側とで両側端の位置
が揃えられた状態とされている。そして、この複合テー
プ11は、前記テーパ部15を最外層としかつ窪部14内のシ
ーリングテープ13をケーブル1の外部被覆1bに接触させ
た状態でケーブル1に巻き付けられる。なお、弾発テー
プ12の表面には、適宜の間隔で目盛り20が記されてい
る。
一方、ケース4は、第4図の従来例と同様に、全体と
して筒状に形成されるとともに、半割り構造とされて、
その半割り側部をねじ5により一体化するようになって
おり、両端部には、複合テープ11の段部16と係止される
内向フランジ4aが配設されている。
このような構造の接続部を組み立てる場合、ケーブル
1の外径に合わせて複合テープ11の巻き付け量を設定し
たら、その量に応じて適宜の目盛り20の位置で切断し、
該複合テープ11をケーブル1の外部被覆1bにそれぞれ巻
き付け、その上からガスケット7、ケース4等を取り付
けて、該ケース4によって複合テープ11を圧迫状態に挾
持することにより、行われる。すなわち、複合テープ11
の弾発テープ12が第4図の従来例におけるシーリングワ
ッシャ6の役目を果たし、該複合テープ11をケーブル1
に巻き付けるだけで、シーリングテープ13の取り付けと
固定とを行うことができるものである。この場合、複合
テープ11のテーパ部15により、巻き付け部の外周面をほ
ぼ円形に形成することができる。
そして、このような組み立て状態においては、複合テ
ープ11の両シーリングテープ13・18によりケース4内が
密封されるのであるが、これらシーリングテープ13・18
は、弾発テープ12の窪部14・17内に充填されていて、該
弾発テープ12により表面の大部分が囲まれた状態となっ
ているとともに、窪部14・17内に充填された構成である
から比較的薄肉に形成することができ、流動を確実に防
止することができる。したがって、ケーブル1等に対す
る接触圧力の低下を防止して、その密封機能を高く維持
することができる。
なお、外径の異なるケーブルに適用する場合は、該ケ
ーブルの外径とケース4の内径とに応じて複合テープ11
の巻き付け長さを適宜設定すればよい。
一方、第3図は本発明に係る複合テープの変形例を示
している。この複合テープ21は、弾発テープ12の窪部14
の外側に位置する両側部に、凸部22と凹部23とが長さ方
向に沿って配設されて、該複合テープ21をケーブル1に
巻き付けたときに、重なり合う層の間で凸部22と凹部23
とが相互に係合して、左右のずれを規制した状態とする
ことができるようになっているものである。
なお、前記実施例では複合テープをケースにより直接
挾持する構造としたが、本発明においては、端面板を間
に介在させる構造を含むものとする。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明のケーブル接
続部の構造によれば、次のような効果を奏することがで
きる。
(i)弾発テープの窪部にシーリングテープが充填され
ているから、該シーリングテープの表面の大部分が弾発
テープにより囲まれた状態となるとともに、シーリング
テープを比較的薄肉に形成し得て、その流動を確実に防
止することができ、高い密封機能を維持することができ
る。
(ii)複合テープをケーブルに巻き付けるだけでケーブ
ルへのシーリングテープの取り付けとその固定とを行う
ことができ、組み立て作業性がよい。
(iii)外径の異なるケーブルに対しても複合テープの
巻き付け長さを変えることにより容易に対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のケーブル接続部の構造の一実施例を示
す要部の縦断面図、第2図は第1図の構造に使用されて
いる複合テープの詳細を示す一部省略の斜視図、第3図
は前記複合テープの変形例を示す一部省略の斜視図、第
4図はケーブル接続部の従来構造例を示す第1図同様の
縦断面図である。 1……ケーブル、1a……接続箇所、1b……外部被覆、4
……ケース、5……ねじ、7……ガスケット、11……複
合テープ、12……弾発テープ、13……シーリングテー
プ、14……窪部、15……テーパ部、16……突出部、17…
…窪部、18……シーリングテープ、19……段部、20……
目盛り、21……複合テープ、22……凸部、23……凹部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続状態の一対のケーブル(1)にそれぞ
    れ巻き付けられるとともに弾発テープ(12)とシーリン
    グテープ(13、18)とを積層してなる複合テープ(11、
    21)と、両複合テープの巻き付け部間にかけ渡された状
    態でケーブルの接続箇所を覆う筒状のケース(4)とを
    有してなり、前記複合テープは、弾発テープの表面に長
    さ方向に沿って溝状の窪部(14、17)が形成されて、該
    窪部にシーリングテープが充填されているとともに、該
    シーリングテープをケーブルの表面に接触させた状態で
    ケーブルに巻き付けられ、かつ、その巻き付け部の少な
    くとも最外層においては弾発テープの両面にシーリング
    テープが配設されていることを特徴とするケーブル接続
    部の構造。
  2. 【請求項2】前記複合テープは、弾発テープにおいてシ
    ーリングテープを避けた位置の両面に、該複合テープを
    ケーブルに巻き付けたときに重なり合う層の間で相互に
    係合する凹凸部(22、23)が配設されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のケーブル接続部の構
    造。
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KR20230061844A (ko) * 2021-10-29 2023-05-09 현대중공업터보기계 주식회사 Lng 펌프 케이블 실링 구조 및 실링 방법

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