JPH0628910Y2 - 密閉ケースの端面板 - Google Patents

密閉ケースの端面板

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JPH0628910Y2
JPH0628910Y2 JP7424288U JP7424288U JPH0628910Y2 JP H0628910 Y2 JPH0628910 Y2 JP H0628910Y2 JP 7424288 U JP7424288 U JP 7424288U JP 7424288 U JP7424288 U JP 7424288U JP H0628910 Y2 JPH0628910 Y2 JP H0628910Y2
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JP
Japan
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sleeve
face plate
sealing material
outer periphery
plate
Prior art date
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Application number
JP7424288U
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JPH01180136U (ja
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義和 野村
洋 横須賀
彰生 林下
庸人 日野原
博 高橋
謙二 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば通信ケーブルの接続部を保護する気密
ケースに適用されるスリーブの端面板に関するものであ
る。
「従来の技術」 通信ケーブルをその途中で接続し、あるいは、分岐しよ
うとする場合、この接続部を気密構造のケースで覆うこ
とにより、外部からの水分の侵入を防止することが行わ
れている。
第5図は気密ケースの一従来例を示すものであって、図
中符号1・1は接続部2を介して互いに接続されたケー
ブル、3は半割り円筒状のスリーブ、4は前記スリーブ
3の両端を密閉する半割りのフランジ状の端面板であ
る。
上記気密ケースは、ケーブル1・1接続した後、各ケー
ブル1に端面板4を取り付け、この端面板4を挟みなが
らスリーブ3をボルト締めして一体化することにより組
み立てられるもので、各部材の接合部分には、それぞ
れ、ゴム等のシール材が介在させられて、気密性を維持
するようになっている。
すなわち、スリーブ3の接合部は、これらの間に挾持さ
れたテープ状のシール材5によってシールされ、ケーブ
ル1と端面板4との間は、ケーブル1の外周に巻回され
たリング状のシール材5によってシールされ、さらに、
端面板4とスリーブ3との間は、端面板4の外周に設け
られたリング状のシール材6によってシールされるよう
になっている。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記端面板4とスリーブ3との間に介在する
シール材6として、例えば未加硫ゴム、半加硫ゴムのよ
うな粘着性を有するテープ状の母材を端面板4の外周に
巻き付けるとともに、両端を自己融着させることによ
り、端面板4の外周でリング状に成形されるものがある
が、この場合、シール材6が端面板4の外周に粘着しな
がら巻回されるため、シール材6の張力が不均一になっ
て、外周に凹凸が生じ、また、この不均一の修正が困難
であるという問題がある。また上記材料からなるシール
材6は、取り付け後、経時的に端面板4の外周全体に強
固に粘着する性質があるから、再度の接続作業などを行
うべく密閉ケースを分解しようとする際の障害になると
いう問題がある。
また、上記問題を解消すべく、性状が不安定な未加硫ゴ
ム、半加硫ゴムに代えて、性状の安定した加硫ゴムを使
用することが考えられるが、テープ状、または、ひも状
の加硫ゴムの両端を互いに接着する場合、接着剤の使用
が必要になり、この接着部でシール性が低下し、あるい
は、経時的に接着力が低下してしまうという問題があっ
た。また、上記加硫ゴムは弾性を持ち、かつ、端面板4
の外周に密着させるには張力を与えることが必要である
から、この張力により、接着部分が剥がれる場合もあっ
た。
本考案は上記事情に鑑みて提案されたもので、性状の安
定した加硫ゴム製のシール材を用いて確実にシール性を
発揮させ得る端面板を得ることを目的とするものであ
る。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案は、縦割り状に複数に
分割することが可能なスリーブと、該スリーブの端部に
設けられかつ縦割り状に複数に分割することが可能な端
面板と、この端面板の外周に巻回されて前記スリーブの
内周との間を密封するシール材とから構成された密閉ケ
ースにおいて、前記端面板は、前記スリーブの内径より
僅かに外径が小さくかつ軸線方向の相互に間隔をおいて
対向する一対のフランジを有し、複数個組み合わせられ
て前記端面板を構成する部材の一つには、前記シール材
の端部を挾持して該端部の円周方向への移動を規制する
突起がフランジの対向方向に突出して設けられた構成と
してなるものである。
「作用」 上記構成であると、端面板を構成する一つの部材に設け
られた突起にシール材を挾持させておき、この状態で端
面板の外周にシール材を巻回することができる。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。な
お、図中従来例と共通の部分には同一符号を付し、説明
を簡略化する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すものであ
る。
この端面板4Aは、第1図に示すように、半割り状部材
10・11から構成され、両半割り状部材10・11
は、ケーブル1の外周に被せられるボス部12と、該ボ
ス部12に対して同心状に設けられ、かつ、嵌め込むべ
きスリーブ3の内径より僅かに小さな外径を有するフラ
ンジ部13とから構成されている。
前記フランジ部13・13の間には、第2図に示すよう
にシール材(例えば加硫ゴムからなる)6が挿入されて
おり、このシール材6は、端面板4Aの外周のフランジ
部13・13の間の部分に巻回した状態で端面14を互
いに接着することによってリング状に成形されている。
また、図中上側に位置する半割り状部材10のフランジ
13・13における互いに対向する面には、それぞれ突
起15・15が設けられており、互いに対向する2組の
突起15の間に、前記シール材6の接合部分の前後が、
それぞれ弾性変形状態で挾持されるようになっている。
また、他方の半割り状部材11は、上記半割り状部材1
0から突起15を省略した構造となっている。
以上のように構成された端面板4Aを利用した密閉ケー
スの組み立ては次のような手順で行われる。
まず、ケーブル1・1を互いに接続するとともに、端面
板4Aを取り付けるべき箇所のケーブル1の外周にシー
ル材5を巻回し、該シール材5の外側に半割り状部材1
0・11を取り付けてこれらを一体化すると、端面板4
Aのケーブル1への取り付けが終了する。
次いで、長尺状のシール材6の一端を一方の半割り状部
材10の一対の突起15・15の間に挾持させて、僅か
に張力を加えて密着させながら端面板4Aの外周に巻回
し、他端をもう一対の突起15・15に挾持させて仮止
め状態にするとともに、一端および他端の端面14を接
着剤によって互いに接着することにより、端面板4Aの
外周に、リング状のシール材6が弾性変形状態で密着し
て形成される。そして、上記端面板4Aには、一方の半
割り状部材10にのみ突起15が設けられているから、
巻回されたシール材6の周方向への移動が許容され、巻
回するに際して発生した張力を一定に維持して厚さを均
一にすることができる。
そして、以上のようにシール材14を巻回した後、半割
り円筒状のスリーブ3・3を被せ、これらのスリーブ3
・3を一体化することによって密閉ケースが完成する。
以上のようにして組み立てられた密閉ケースは、これを
構成する各部材の間にそれぞれシール材が介在している
から、長期に亙って確実に気密性を発揮することができ
る。
次いで、第4図は他の実施例に適用される端面板4Bを
示すもので、この端面板4Bを構成する半割り状部材1
0のフランジ13・13の対向面には、多数の突起15
が設けられている。そして、このように多数の突起を設
けることによって、シール材に対する挾持力を高めるこ
とができるとともに、継ぎ目の位置の設定の自由度を高
めることができる。
「考案の変形実施例」 a.突起の数は、挾持力の強化、および、継ぎ目位置選
択の自由度を高める見地からは、これを多くすることが
望ましいが、シール材に加わる張力を一定にして厚さを
均一にするという見地からは、これをできるだけ少なく
(例えば両端のみを挾持すべく2対に)して、拘束箇所
を少なくすることが望ましい。
b.上記実施例では、突起の突出量を等しく設定して、
両フランジの中央にシール材を位置決めするようにした
が、例えば、スリーブの端部の形状に応じ、突出量に差
を設けることによって中央から外れた位置にシール材を
位置決めするようにしてもよい。また、一方のフランジ
にのみ突起を設けて他方のフランジの面にシール材を押
し付けるようにしてもよい。
c.突起の形状は、上記実施例のものに限られるもので
はなく、例えば、歯車状、のこ歯状など、他の形状を採
用してもよい。
d.上記実施例は半割り状の端面板に適用した場合につ
いて説明したが、3分割、4分割とさらに多数分割され
た構造の端面板にも本考案を適用し得るのはもちろんで
あり、この場合、端面板を構成する一つの部材のフラン
ジ部に突起を設ければよい。
e.上記実施例はケーブル接続部を覆うクロージャと呼
ばれる密閉ケースについて説明したが、縦割り状のスリ
ーブと、この端面を密閉する端面板とから構成された他
の用途の密閉容器にも適用し得るのはもちろんである。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、加硫ゴ
ムのような性状の安定した弾性材料をシール材に適用し
て、このシール材を突起に挾持させて仮止めしつつ端面
板の外周に取り付けることができ、したがって、組み立
て作業の作業性を向上させることができる。また、上記
突起に挾持させることによって張力を与えながらシール
材を巻回することができるから、格別な接着剤等を用い
ることなく、シール材を端面板の外周に密着させること
ができ、密閉ケースを解体しようとする場合に容易にシ
ール材を端面板から取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので
あ、第1図は端面板の斜視図、第2図は端面板が組み込
まれた密閉ケースの斜視図、第3図は第2図のIII-III
に沿う矢視図、第4図は本考案の他の実施例の斜視図、
第5図は密閉ケースの従来例の斜視図である。 1……ケーブル、2……接続部、3……スリーブ、4A
・4B……端面板、6……シール材、10……半割り状
部材、13……フランジ部、14……接合面(端面)、
15……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 林下 彰生 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)考案者 日野原 庸人 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 高橋 博 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 小杉 謙二 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦割り状に複数に分割することが可能なス
    リーブと、該スリーブの端部に設けられかつ縦割り状に
    複数の部材に分割することが可能な端面板と、該端面板
    の外周に巻回されて前記スリーブの内周との間を密閉す
    るシール材とから構成された密閉ケースにおいて、前記
    端面板(4A・4B)は前記スリーブ(3)の内径より僅かに
    外径が小さくかつ軸線方向に相互に間隔をおいて対向す
    る一対のフランジ(13)を有し、複数個組み合わせられて
    前記端面板を構成する部材の一つには、前記シール材
    (6)の端部を挾持して該端部の円周方向への移動を規
    制する突起(15)がフランジの対向方向に突出して設けら
    れたことを特徴とする密閉ケースの端面板。
JP7424288U 1988-06-06 1988-06-06 密閉ケースの端面板 Expired - Lifetime JPH0628910Y2 (ja)

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JP7424288U JPH0628910Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 密閉ケースの端面板

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Publication Number Publication Date
JPH01180136U JPH01180136U (ja) 1989-12-25
JPH0628910Y2 true JPH0628910Y2 (ja) 1994-08-03

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