JP2577169Y2 - 電力ケーブル端末接続用絶縁部材 - Google Patents

電力ケーブル端末接続用絶縁部材

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JP2577169Y2
JP2577169Y2 JP1992064360U JP6436092U JP2577169Y2 JP 2577169 Y2 JP2577169 Y2 JP 2577169Y2 JP 1992064360 U JP1992064360 U JP 1992064360U JP 6436092 U JP6436092 U JP 6436092U JP 2577169 Y2 JP2577169 Y2 JP 2577169Y2
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秀樹 斉藤
亨 金田
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朝日金属精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば架橋ポリエチレン
絶縁電力ケーブル等のゴム、プラスチック絶縁電力ケー
ブルの端末接続部の形成に用いる絶縁部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のゴム、プラスチック絶縁電
力ケーブルの端末接続部の一例の左半分縦断面をあらわ
した側面図である。図面において、11はケーブル導体、
12は例えば架橋ポリエチレン等のケーブル絶縁体、13は
ケーブルの外部半導電層、14は銅テープ巻き等によるケ
ーブルの金属遮蔽層、15は塩化ビニル、ポリエチレン等
のプラスチックシースである。又31は外周に補強用のリ
ブ32を具え、側壁内下端部に半導電性のストレスコーン
33を内蔵した中空状の絶縁ゴム本体で、この絶縁ゴム本
体31の上部にはケーブル導体接続用のスリーブ34a 、と
端子板34b よりなるケーブル導体接続用端子34が一体成
形により設けられている。
【0003】端末接続部の形成は次の手順で行う。 (1) ケーブル端末部のプラスチックシース15を剥ぎ取
り、金属遮蔽層14を所定長さ露出させる。 (2) 接地線37入りの絶縁スペーサ38をプラスチックシー
ス15の端末部に被せ、接地線37に接続された接地板35を
金属遮蔽層14上に巻き付け、コイルバネ36で接触圧力を
与える。 (3) 保護カバー39を挿入し、その下端部は接地線入り絶
縁スペーサ38上に位置せしめ、その上端は折り返してお
く。 (4) 金属遮蔽層14、ケーブルの外部半導電層13及びケー
ブル絶縁体12を段剥ぎし、ケーブル導体11を露出する。 (5) このように段剥ぎしたケーブル端末上に、前記絶縁
ゴム本体31を被せ、ケーブル導体11とケーブル導体引出
端子34のスリーブ34とを圧着又は圧縮接続する。 (6) 絶縁ゴム本体31に内蔵されているストレスコーン33
の下端部を半導電性テープを用いてケーブルの外部半導
電層13に接続する。 (7) 保護カバー39の上端の折り返しを戻し、絶縁ゴム本
体31の下部と保護カバー39を絶縁テープ及び保護テープ
40を用いて防水保護する。又保護カバー39 の下端部は
絶縁スペーサ38上に締付けバンド41で締付ける。なお、
図面において、43はブラケットで、例えば黄麻布等の介
在物42を介してケーブルのプラスチックシース15に取付
ける。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の端末接
続部においては、絶縁テープ、保護テープ、保護カバ
ー、締付けバンド等部品数が多く、しかもテープ類のテ
ープ巻き作業や保護カバー、締付けバンドの取付け作業
が必要で、作業性が劣る。又上記テープ類は絶縁ゴム本
体や保護カバーの絶縁ゴムに比べ、耐トラッキング特性
が悪いという欠点がある。
【0005】本考案は上述の問題点を解消し、テープ巻
き作業等を必要とせず、ワンタッチで容易に装着可能な
端末接続用絶縁部材を提供するもので、その特徴は、側
壁内にストレスコーンを内蔵した中空状の絶縁ゴム本体
の上部にはケーブル導体引出端子が一体成形により設け
られており、絶縁ゴム本体の下部にはケーブルの金属遮
蔽テープ上に設けた接地板を内包する胴部及びこれに続
くケーブル挿入開口部が一体に形成され、このケーブル
挿入開口部の端部は薄肉に形成され、かつ広角状をな
し、内周面には潤滑剤を保持する溝部を有し、外周面に
設けた長さ方向のリブに切欠部を形成し、該切欠部にコ
イルバネを位置決め装着したことにある。
【0006】
【実施例】図1は本考案の電力ケーブル端末接続用絶縁
部材の具体例の左半分縦断面をあらわした側面図であ
る。絶縁ゴム本体1は、内部にケーブル絶縁体を挿入す
る中空部を有しており、外周には補強用のリブ2を具え
ており、さらに、その側壁には半導電性のストレスコー
ン3を内蔵している。この際、この部分の肉厚を厚くし
てストレスコーン座1bを形成している。このような絶縁
ゴム本体1の上部には、ケーブル導体接続用のスリーブ
6aと接続端子板6bを一体に形成したケーブル導体引出端
子6が一体成形により設けられている。
【0007】又絶縁ゴム本体1の下部には、後述するケ
ーブルの金属遮蔽テープ上に設ける接地板を内包する胴
部4、及びこれに続くケーブル挿入開口部5が一体成形
により形成されている。そして、上記ケーブル挿入開口
部5の端末は外側に開いた広角状をなし、内周面にはシ
リコンオイル等を貯える溝部8が形成されており、その
外周部には長さ方向のリブ9を切欠部9aを形成し、該切
欠部9aには締付け用のスプリング7位置決め装着されて
いる。
【0008】次に、上述の絶縁部材を用いた電力ケーブ
ルの端末接続部の形成の手順について説明する。図2
(イ)及び(ロ)は上記手順の説明図である。 (1) 図2(イ)に示すように、ケーブル端末部のプラス
チックシース15、金属遮蔽テープ14、ケーブルの外部半
導電層13及びケーブル絶縁体12を段剥ぎし、ケーブル導
体11、ケーブル絶縁体12、ケーブルの外部半導電層13及
び金属遮蔽テープ14を、それぞれ所定の長さ露出する。 (2) 接地線23入り絶縁スペーサ24をケーブルのプラスチ
ックシース15の端末部に被せ、接地線23に接続された接
地板21をケーブルの金属遮蔽テープ14に巻き付け、コイ
ルバネ22で接触圧力を与える。 (3) このように端末処理を行ったケーブル端末に、図1
に示す端末接続用絶縁部材を一気に挿入する。この際、
絶縁部材のケーブル挿入開口部5の内周面の溝8にはシ
リコンオイルが貯えられているので、絶縁部材の挿入は
容易に実施できる。そして、従来同様、ケーブル導体11
とケーブル導体引出端子6のスリーブ6aとを圧着又は圧
縮接続する。(図示せず) (4) 上記絶縁部材の挿入によって、図2(ロ)に示すよ
うに、絶縁部材の胴部4は接地板21の取付部を覆い、ケ
ーブル挿入開口部5は絶縁スペーサ24上に位置し、コイ
ルスプリング7で締付け、ケーブルシース外径あるいは
接地線入りスペーサ外径に順応して気密に把持する。な
お、上記コイルスプリング7はリブ9に形成された切欠
部9aに位置決め保持されている。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の電力ケー
ブル端末接続用絶縁部材によれば、絶縁ゴム本体の下部
に接地板取付部を覆う胴部及びこれに続いてケーブル挿
入開口部が一体成形により形成されているので、これを
ケーブル端末部に一気に挿入することにより、電力ケー
ブル端末接続部を形成することができる。この際、ケー
ブル挿入開口部の内周面の溝部に潤滑剤を保持させてお
くことによって、ケーブル外径に径差があっても容易に
挿入出来る。又ケーブル挿入開口部の外周面に位置する
コイルバネにより、該開口部がケーブルシース上に押圧
され、十分な気密を保持し、コンパウンド等の洩れを防
止する。さらに、ケーブル挿入開口部の端部が広角状を
なしていることにより例えば22〜38mm2のように2サイ
ズのケーブルにも適用可能となる。従って、従来の端末
部に比し、部品数が少なく、かつ、テープ巻き作業がな
いので作業性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電力ケーブル端末接続用絶縁部材の具
体例の左半分縦断面をあらわした側面図である。
【図2】(イ)及び(ロ)は図1の絶縁部材を用いた電
力ケーブル端末接続部の形成の手順の左半分縦断面をあ
らわした側面図である。
【図3】従来の電力ケーブル端末接続部の左半分縦断面
をあらわした側面図である。
【符号の説明】 1 絶縁ゴム本体 2 リブ 3 ストレスコーン 4 胴部 5 ケーブル挿入開口部 6 ケーブル導体引出端子 7 スプリング 8 溝部 11 ケーブル導体 12 ケーブル絶縁体 13 外部半導電層 14 金属遮蔽テープ 15 プラスチックシース 21 接地板 22 コイルバネ 23 接地線 24 絶縁スペーサ 25 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁内にストレスコーンを内蔵した中空
    状の絶縁ゴム本体の上部にはケーブル導体引出端子が一
    体成形により設けられており、絶縁ゴム本体の下部には
    ケーブルの金属遮蔽テープ上に設けた接地板を内包する
    胴部及びこれに続いてケーブル挿入開口部が一体に形成
    されており、上記ケーブル挿入開口部はその端部が薄肉
    に形成され、かつ広角状をなし、内周面には潤滑剤を保
    持する溝部を有し、その端部の外周面に設けた長さ方向
    のリブに切欠部を形成し、該切欠部にコイルバネを位置
    決め装着したことを特徴とすることを特徴とする電力ケ
    ーブル端末接続用絶縁部材。
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JP2012130235A (ja) * 2010-11-26 2012-07-05 Three M Innovative Properties Co 端末部材

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