JP2579949Y2 - 電力ケーブル用プレファブ型接続部 - Google Patents
電力ケーブル用プレファブ型接続部Info
- Publication number
- JP2579949Y2 JP2579949Y2 JP1990122573U JP12257390U JP2579949Y2 JP 2579949 Y2 JP2579949 Y2 JP 2579949Y2 JP 1990122573 U JP1990122573 U JP 1990122573U JP 12257390 U JP12257390 U JP 12257390U JP 2579949 Y2 JP2579949 Y2 JP 2579949Y2
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- reinforcing insulator
- insulator
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、CVケーブルをプレモールドの補強絶縁体を
用いて接続する電力ケーブル用プレファブ型接続部に関
するものである。
用いて接続する電力ケーブル用プレファブ型接続部に関
するものである。
［従来の技術］ CVケーブルの直線接続部のプレファブによる施工は、
通常ではケーブル導体の末端を突き合わせて導体スリー
ブで接続したものに、略紡錘形の筒状の補強絶縁体を被
着して行う。
通常ではケーブル導体の末端を突き合わせて導体スリー
ブで接続したものに、略紡錘形の筒状の補強絶縁体を被
着して行う。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら上述の従来例では、弾性を有する補強絶
縁体がケーブルへの通電に伴うケーブル絶縁体の膨張・
収縮により径の変化を生じたり、経時変化により弾性を
失ったりすることにより、ケーブル絶縁体に対する締付
け圧力が減少し、補強絶縁体とケーブル絶縁体との密着
が十分でなくなり、この界面における電気的性能が低下
し易い。
縁体がケーブルへの通電に伴うケーブル絶縁体の膨張・
収縮により径の変化を生じたり、経時変化により弾性を
失ったりすることにより、ケーブル絶縁体に対する締付
け圧力が減少し、補強絶縁体とケーブル絶縁体との密着
が十分でなくなり、この界面における電気的性能が低下
し易い。
本考案の目的は、上述の欠点を解消し、ケーブル絶縁
体に対する補強絶縁体の締付け圧力が低下しないように
した電力ケーブル用プレファブ型接続部を提供すること
にある。
体に対する補強絶縁体の締付け圧力が低下しないように
した電力ケーブル用プレファブ型接続部を提供すること
にある。
［課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成するための本考案に係る電力ケーブ
ル用プレファブ型接続部においては、ケーブル接続部上
に被着する略紡錘型のプレモールド補強絶縁体の変形を
制限し、該補強絶縁体のケーブル絶縁体に対する締付圧
力を保持するための押圧部材を備えた電力ケーブル用プ
レファブ型接続部において、前記補強絶縁体の表面を、
折り目を介して略円筒形に丸められる１枚の金属板から
成る押圧部材を丸めて巻回することにより覆い、前記補
強絶縁体の両側の斜面部に、前記押圧部材の両側にくさ
び状の切込みを入れて先端に向うにつれ徐々に幅を細め
て形成した板ばねにより圧縮力を加えるようにしたこと
を特徴とする。
ル用プレファブ型接続部においては、ケーブル接続部上
に被着する略紡錘型のプレモールド補強絶縁体の変形を
制限し、該補強絶縁体のケーブル絶縁体に対する締付圧
力を保持するための押圧部材を備えた電力ケーブル用プ
レファブ型接続部において、前記補強絶縁体の表面を、
折り目を介して略円筒形に丸められる１枚の金属板から
成る押圧部材を丸めて巻回することにより覆い、前記補
強絶縁体の両側の斜面部に、前記押圧部材の両側にくさ
び状の切込みを入れて先端に向うにつれ徐々に幅を細め
て形成した板ばねにより圧縮力を加えるようにしたこと
を特徴とする。
［作用］ 上述の構成を有する電力ケーブル用プレファブ型接続
部は、金属板から成る押圧部材の両端に設けた板ばねが
補強絶縁体の変形を制限し、ケーブル絶縁体に対する補
強絶縁体の締付圧力を保持する。
部は、金属板から成る押圧部材の両端に設けた板ばねが
補強絶縁体の変形を制限し、ケーブル絶縁体に対する補
強絶縁体の締付圧力を保持する。
［実施例］ 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第１図は一部を断面とした側面図を示し、接続すべき
電力ケーブル1a、1bの端末のケーブル絶縁体2a、2bから
露出された導体3a、3bの外側に、導体スリーブ４がかし
め止めされ電気的接続がなされている。そして、ケーブ
ル絶縁体2a、2b及び導体スリーブ４の外側からゴム・プ
ラスチック材料から成る略紡錘形状のプレモールド補強
絶縁体５が被着されている。
電力ケーブル1a、1bの端末のケーブル絶縁体2a、2bから
露出された導体3a、3bの外側に、導体スリーブ４がかし
め止めされ電気的接続がなされている。そして、ケーブ
ル絶縁体2a、2b及び導体スリーブ４の外側からゴム・プ
ラスチック材料から成る略紡錘形状のプレモールド補強
絶縁体５が被着されている。
補強絶縁体５は長手方向の中心に内径がケーブル絶縁
体2a、2bの外径とほぼ等しい貫通孔5aが形成され、貫通
孔5aの中心部には内部半導電層６が埋設されていて貫通
孔5a内に露出されており、導体スリーブ４はこの内部半
導電層６に接触している。また、補強絶縁体５の周囲に
は半導電性収縮チューブの被着或いは半導電テープの巻
回による外部半導電層７が形成されている。
体2a、2bの外径とほぼ等しい貫通孔5aが形成され、貫通
孔5aの中心部には内部半導電層６が埋設されていて貫通
孔5a内に露出されており、導体スリーブ４はこの内部半
導電層６に接触している。また、補強絶縁体５の周囲に
は半導電性収縮チューブの被着或いは半導電テープの巻
回による外部半導電層７が形成されている。
更に、補強絶縁体５の外側には押圧部材８が周設さ
れ、この押圧部材８は外側から複数の固定金具９及び締
付金具10により固定されている。押圧部材８は第２図の
展開図に示すように、１枚の金属板11に折り目を付けて
略円筒形に丸めて巻回されており、金属板11の両側に
は、くさび状の切込みを入れて徐々に幅を細めた板ばね
12がそれぞれ形成されている。
れ、この押圧部材８は外側から複数の固定金具９及び締
付金具10により固定されている。押圧部材８は第２図の
展開図に示すように、１枚の金属板11に折り目を付けて
略円筒形に丸めて巻回されており、金属板11の両側に
は、くさび状の切込みを入れて徐々に幅を細めた板ばね
12がそれぞれ形成されている。
固定金具９は補強絶縁体５の中央部分で、周着した押
圧部材８を略円筒形に保持するように固定しており、締
付金具10は補強絶縁体５の両端の略円錘形の部分におい
て、押圧部材８を外側から電力ケーブル1a、1bの方向へ
締め付け、板ばね12を補強絶縁体５の表面に弾発的に密
着させている。そして、これらの接続部全体は防水等の
ために塩化ビニル等を被覆した銅管、鉛管等から成る図
示しない保護箱内に収納されている。
圧部材８を略円筒形に保持するように固定しており、締
付金具10は補強絶縁体５の両端の略円錘形の部分におい
て、押圧部材８を外側から電力ケーブル1a、1bの方向へ
締め付け、板ばね12を補強絶縁体５の表面に弾発的に密
着させている。そして、これらの接続部全体は防水等の
ために塩化ビニル等を被覆した銅管、鉛管等から成る図
示しない保護箱内に収納されている。
施工に際しては、予め電力ケーブル1aに補強絶縁体５
を挿通しておき、導体3a、3b同志を導体スリーブ４によ
り結合した後に、補強絶縁体５を電力ケーブル1aに沿っ
てずらしながら被せ、更にその上に外部半導電層７を巻
回する。そして、その外周に図３に示すように押圧部材
８を丸めながら被せて、固定金具９、締付金具10により
固定する。
を挿通しておき、導体3a、3b同志を導体スリーブ４によ
り結合した後に、補強絶縁体５を電力ケーブル1aに沿っ
てずらしながら被せ、更にその上に外部半導電層７を巻
回する。そして、その外周に図３に示すように押圧部材
８を丸めながら被せて、固定金具９、締付金具10により
固定する。
この場合に、締付金具10により板ばね12の両端をすぼ
め、補強絶縁体５に弾発的に密着させ中心方向の圧縮力
を加える。この圧縮力は板ばね12の復元力によるため経
時変化が殆どなく、補強絶縁体５の内面は常にケーブル
絶縁体2a、2bと密着され、界面の電気的性能に維持され
る。
め、補強絶縁体５に弾発的に密着させ中心方向の圧縮力
を加える。この圧縮力は板ばね12の復元力によるため経
時変化が殆どなく、補強絶縁体５の内面は常にケーブル
絶縁体2a、2bと密着され、界面の電気的性能に維持され
る。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案に係る電力ケーブル用プレ
ファブ型接続部は、金属板をケーブルの外径に応じて最
適な幅に切断し、ケーブルの補強絶縁体の周囲に丸めて
巻付けることが可能となり、ケーブルの種々のサイズに
適応させることができ、構造が簡素であって施工も容易
である。また、この場合に金属板を複数回巻付けること
により板ばねの圧縮力を調整することができ、補強絶縁
体の締付圧力を適切なものにできるという利点もあり、
更には補強絶縁体の斜面部を板ばねにより一様に覆って
補強絶縁体に均等に応力をかけることができる。
ファブ型接続部は、金属板をケーブルの外径に応じて最
適な幅に切断し、ケーブルの補強絶縁体の周囲に丸めて
巻付けることが可能となり、ケーブルの種々のサイズに
適応させることができ、構造が簡素であって施工も容易
である。また、この場合に金属板を複数回巻付けること
により板ばねの圧縮力を調整することができ、補強絶縁
体の締付圧力を適切なものにできるという利点もあり、
更には補強絶縁体の斜面部を板ばねにより一様に覆って
補強絶縁体に均等に応力をかけることができる。
図面は本考案に係る電力ケーブル用プレファブ型接続部
の実施例を示し、第１図は一部を断面とした側面図、第
２図は押圧部材の展開図、第３図は押圧部材を丸めた状
態の斜視図である。 符号１は電力ケーブル、２はケーブル絶縁体、３は導
体、４は導体スリーブ、５は補強絶縁体、８は押圧部
材、９は固定金具、10は締付金具、11は金属板、12は板
ばねである。
の実施例を示し、第１図は一部を断面とした側面図、第
２図は押圧部材の展開図、第３図は押圧部材を丸めた状
態の斜視図である。 符号１は電力ケーブル、２はケーブル絶縁体、３は導
体、４は導体スリーブ、５は補強絶縁体、８は押圧部
材、９は固定金具、10は締付金具、11は金属板、12は板
ばねである。
Claims (1)
- 【請求項１】ケーブル接続部上に被着する略紡錘型のプ
レモールド補強絶縁体の変形を制限し、該補強絶縁体の
ケーブル絶縁体に対する締付圧力を保持するための押圧
部材を備えた電力ケーブル用プレファブ型接続部におい
て、前記補強絶縁体の表面を、折り目を介して略円筒形
に丸められる１枚の金属板から成る押圧部材を丸めて巻
回することにより覆い、前記補強絶縁体の両側の斜面部
に、前記押圧部材の両側にくさび状の切込みを入れて先
端に向かうにつれ徐々に幅を細めて形成した板ばねによ
り圧縮力を加えるようにしたことを特徴とする電力ケー
ブル用プレファブ型接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122573U JP2579949Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 電力ケーブル用プレファブ型接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122573U JP2579949Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 電力ケーブル用プレファブ型接続部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0480232U JPH0480232U (ja) | 1992-07-13 |
| JP2579949Y2 true JP2579949Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=31870340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990122573U Expired - Fee Related JP2579949Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 電力ケーブル用プレファブ型接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579949Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58136930U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | 日立電線株式会社 | 電力ケ−ブル接続部用保護筒体 |
| JPS5972835U (ja) * | 1982-11-09 | 1984-05-17 | 株式会社フジクラ | ケ−ブル接続用スペ−サ |
| JPH02104729U (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-21 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP1990122573U patent/JP2579949Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0480232U (ja) | 1992-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |