JPS623995Y2 - - Google Patents
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- JPS623995Y2 JPS623995Y2 JP1121681U JP1121681U JPS623995Y2 JP S623995 Y2 JPS623995 Y2 JP S623995Y2 JP 1121681 U JP1121681 U JP 1121681U JP 1121681 U JP1121681 U JP 1121681U JP S623995 Y2 JPS623995 Y2 JP S623995Y2
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- JP
- Japan
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- voice coil
- speaker
- coil
- bobbin
- metal layer
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
本考案は軽量で放熱性に優れ接着性も良好でス
パイラル化も可能で安価なスピーカ用ボイスコイ
ルに関するものである。 従来のスピーカ用ボイスコイルとしては、天然
パルプシートをボビンとして利用したり、耐入力
用ボイスコイルとしては金属箔や耐熱性フイルム
ボビンを利用したものがあつた。 天然パルプシートによるボビンを用いたものは
軽量で接着性が良好で、ボビンをスパイラル巻き
により構成することも容易で安価であるといつた
特徴をもつているが、マグネツトワイヤからの放
熱性が悪く、耐熱性にも劣り、しかも最近のボイ
スコイルの自動巻線化に伴つてマグネツトワイヤ
巻線時にメタノールなどの溶剤を吹きつけている
が、この溶剤によつてボビンが膨潤し乾燥時に収
縮するため寸法変化を生じるといつた問題があつ
た。 また、金属箔や耐熱性フイルムからなるボビン
を用いたものは、接着性、つまり溶剤の揮散が困
難なためスパイラル巻きで構成できず、作業性の
点でも劣り、さらに重量的に重いといつた欠点が
あつた。 本考案は以上のような従来の欠点を除去するも
のである。 以下、本考案の実施例を図面第1図、第2図に
より説明する。 1は天然パルプを主体としたパルプシートで、
このパルプシート1の片面にはアルミニウムなど
の金属層2が蒸着により形成されており、この金
属層2を有するパルプシート1は金属層2の形成
されない面どうしを接着してスパイラル巻きされ
てコイルボビン3を構成しており、このコイルボ
ビン3の金属層2の形成される外周面の下部にマ
グネツトワイヤを巻回してコイル4を構成し、ス
ピーカ用ボイスコイルを形成している。 なお、パルプシート1としては天然パルプ繊維
に対して炭素繊維、ガラス繊維などを5〜20wt
%、好ましくは10wt%均一に混抄して剛性を増
すこともできる。 また、金属層2としては厚さ1μ程度に蒸着さ
れている。 このような構成の本考案のスピーカ用ボイスコ
イルを用いたスピーカと、クラフト紙からなるボ
イスコイルを用いたスピーカと、アルミニウムか
らなるボイスコイルを用いたスピーカに入力を印
加し、ボイスコイルの断線時、すなわち耐入力特
性を比較すると以下の通りであつた。 耐入力 本考案ボイスコイルによるスピーカ 150W クラフト紙ボイスコイルによるスピーカ 85W アルミニウムボイスコイルによるスピーカ
180W この結果から明らかなように本考案のボイスコ
イルを用いたスピーカの耐入力はクラフト紙をボ
ビンとするボイスコイルを用いたスピーカに比べ
て倍近く向上し、アルミニウムをボビンに用いた
ボイスコイルを有するスピーカの耐入力に匹敵す
るものになつた。 また、本考案のスピーカ用ボイスコイルのボビ
ンと従来のスピーカ用ボイスコイルとの物性の比
較を以下に示す。
パイラル化も可能で安価なスピーカ用ボイスコイ
ルに関するものである。 従来のスピーカ用ボイスコイルとしては、天然
パルプシートをボビンとして利用したり、耐入力
用ボイスコイルとしては金属箔や耐熱性フイルム
ボビンを利用したものがあつた。 天然パルプシートによるボビンを用いたものは
軽量で接着性が良好で、ボビンをスパイラル巻き
により構成することも容易で安価であるといつた
特徴をもつているが、マグネツトワイヤからの放
熱性が悪く、耐熱性にも劣り、しかも最近のボイ
スコイルの自動巻線化に伴つてマグネツトワイヤ
巻線時にメタノールなどの溶剤を吹きつけている
が、この溶剤によつてボビンが膨潤し乾燥時に収
縮するため寸法変化を生じるといつた問題があつ
た。 また、金属箔や耐熱性フイルムからなるボビン
を用いたものは、接着性、つまり溶剤の揮散が困
難なためスパイラル巻きで構成できず、作業性の
点でも劣り、さらに重量的に重いといつた欠点が
あつた。 本考案は以上のような従来の欠点を除去するも
のである。 以下、本考案の実施例を図面第1図、第2図に
より説明する。 1は天然パルプを主体としたパルプシートで、
このパルプシート1の片面にはアルミニウムなど
の金属層2が蒸着により形成されており、この金
属層2を有するパルプシート1は金属層2の形成
されない面どうしを接着してスパイラル巻きされ
てコイルボビン3を構成しており、このコイルボ
ビン3の金属層2の形成される外周面の下部にマ
グネツトワイヤを巻回してコイル4を構成し、ス
ピーカ用ボイスコイルを形成している。 なお、パルプシート1としては天然パルプ繊維
に対して炭素繊維、ガラス繊維などを5〜20wt
%、好ましくは10wt%均一に混抄して剛性を増
すこともできる。 また、金属層2としては厚さ1μ程度に蒸着さ
れている。 このような構成の本考案のスピーカ用ボイスコ
イルを用いたスピーカと、クラフト紙からなるボ
イスコイルを用いたスピーカと、アルミニウムか
らなるボイスコイルを用いたスピーカに入力を印
加し、ボイスコイルの断線時、すなわち耐入力特
性を比較すると以下の通りであつた。 耐入力 本考案ボイスコイルによるスピーカ 150W クラフト紙ボイスコイルによるスピーカ 85W アルミニウムボイスコイルによるスピーカ
180W この結果から明らかなように本考案のボイスコ
イルを用いたスピーカの耐入力はクラフト紙をボ
ビンとするボイスコイルを用いたスピーカに比べ
て倍近く向上し、アルミニウムをボビンに用いた
ボイスコイルを有するスピーカの耐入力に匹敵す
るものになつた。 また、本考案のスピーカ用ボイスコイルのボビ
ンと従来のスピーカ用ボイスコイルとの物性の比
較を以下に示す。
【表】
ボビン
この結果から明らかなように本考案のスピーカ
用ボイスコイルのボビンはアルミニウムボビンに
匹敵する物性を有するものである。 以上のように本考案のスピーカ用ボイスコイル
は軽量で金属層による放熱性を有し耐入力の優れ
たものとでき、しかもスパイラル構造となつてい
るため製作も容易で生産性に富み、接着力も強く
でき、かつ、マグネツトワイヤの巻線時に吹きつ
けられるメタノールなどの溶剤によりボビンが膨
潤し乾燥時に収縮して変形するといつたことも無
く品質的にも安定したものとすることができ、実
用的価値の大なるものである。
この結果から明らかなように本考案のスピーカ
用ボイスコイルのボビンはアルミニウムボビンに
匹敵する物性を有するものである。 以上のように本考案のスピーカ用ボイスコイル
は軽量で金属層による放熱性を有し耐入力の優れ
たものとでき、しかもスパイラル構造となつてい
るため製作も容易で生産性に富み、接着力も強く
でき、かつ、マグネツトワイヤの巻線時に吹きつ
けられるメタノールなどの溶剤によりボビンが膨
潤し乾燥時に収縮して変形するといつたことも無
く品質的にも安定したものとすることができ、実
用的価値の大なるものである。
第1図は本考案のスピーカ用ボイスコイルの一
実施例を示す断面正面図、第2図は同ボイスコイ
ルのボビンの要部の拡大断面図である。 1……パルプシート、2……金属層、3……コ
イルボビン、4……コイル。
実施例を示す断面正面図、第2図は同ボイスコイ
ルのボビンの要部の拡大断面図である。 1……パルプシート、2……金属層、3……コ
イルボビン、4……コイル。
Claims (1)
- コイルボビンにマグネツトワイヤの巻回による
コイルを巻装してなるスピーカ用ボイスコイルに
おいて、コイルボビンとして天然パルプ繊維を主
体としたパルプシートの片面に蒸着による金属層
を形成したものをパルプシート面どうしを接着し
てスパイラル巻きしたものを用いてなるスピーカ
用ボイスコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1121681U JPS623995Y2 (ja) | 1981-01-28 | 1981-01-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1121681U JPS623995Y2 (ja) | 1981-01-28 | 1981-01-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57125099U JPS57125099U (ja) | 1982-08-04 |
JPS623995Y2 true JPS623995Y2 (ja) | 1987-01-29 |
Family
ID=29809359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1121681U Expired JPS623995Y2 (ja) | 1981-01-28 | 1981-01-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS623995Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6112363U (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-24 | 通 馬場 | 動物用玩具 |
JP4790452B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-10-12 | パイオニア株式会社 | ボイスコイルボビン、およびスピーカ装置 |
-
1981
- 1981-01-28 JP JP1121681U patent/JPS623995Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57125099U (ja) | 1982-08-04 |
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