JPS6239324A - 自動車用燃料タンクのベーパ排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用燃料タンクのペーパ排出装置に関する
。

従来の技術 自動車用燃料タンクにあっては、ベーパの発生によって
タンク内圧が上昇して燃料供給ｔこ支障を来したり、タ
ンク本体が変形したりすることのないようにベーパ導出
チューブで発生ベーパをタンク本体外に抜いてキャニス
タに導き、このキャニスタでパージ空気と共に機関の吸
気通路に供給。

処理するようにしている。これを、第７図によって説明
すると、２０はタンク本体を示し、該タンク本体２０内
の上部空間Ｓｔこセパレータ室２１を配役しである。こ
のセパレータ室２１の底壁および周壁上部着こけ連通孔
２２　、２３を形成しであると共に、土壁にはタンク本
体２０の土壁を貫通してタンク本体外に突出するベーパ
パイプ２４を配設してあり、このベーパパイプ２４７こ
図外のキャニスタに連絡するベーパ導出チューブ２５を
接続しである。ベーパパイプ２４は燃料が満杯状態での
車両の急旋回時および車体の最大傾斜時にあってもタン
ク内液面よりも高くなる位ａｌこ設定されている。

この従来の装置によれば、タンク本体２０が実線で示す
タンク内液面と略平行な水平状態にある時は、発生ペー
パは連通孔２２　、２３よりセパレータ室２１に流入し
、ベーパパイプ２４ｆこよりタンク本体２０外に抜かれ
てベーパ導出チューブ２５を介して図外のキャニスタに
導出される。車体が右方に最大に傾斜し、あるいは左方
に急旋回した場合、連通孔２２は第７図（イ）線で示す
タンク内液面に没するが、連通孔２３およびベーパパイ
プ２４は該液面よりも上位を確保し、また、車体が左方
に最大に傾斜し、あるいは右方ｌこ急旋回した場合、連
通孔２２　、２３はｇ７図（ロ）線で示すタンク内液面
に没するが、ベーパパイプ２４は該液面よりも上位を確
保し、何れの場合も波動によるベーパパイプ２４への直
接的な燃料の流入を回避しようとするものである。この
類似構造は、例えば特開昭５７−３７０１６号公報に示
されている。

発明が解決しようとする問題点 車体の最大傾斜時あるいは急旋回時等の液＃Ｊｌこよる
ベーパパイプ２４への直接的な・燃料流入は回避するこ
とができるが、連通孔２２　、２３が第７図（−）ＭＡ
で示すタンク内液面ｆこ没した状態で長時間駐車するよ
うな場合、タンク本体２０の内圧、即ち、上部空間Ｓの
圧力がベーパ発生と共に上昇すると、この圧力上昇によ
って燃料がセパレータ室２１内に押上げられ、核セパレ
ータ室２１内の液位が上昇して燃料がベーパパイプ２４
ｔこ流入し、燃料がタンク本体外に流出してしまうおそ
れがある。このようなことから、セパレータ室２１は極
力その容積を大きくして、しかも、タンク本体２０内ｌ
こ燃料満杯時の液面よりも上方をこ配設する必要があっ
て、タンク本体２０の有効容積を狭めてしまう不具合が
指摘されている。

そこで、本発明はタンク本体の容積を狭めることなく、
燃料の外部流出を確実に防止することができる自動車用
燃料タンクのペーパ排出装置を提供するものである。

問題を解決するための手段 タンク本体内に、上側部に連通孔を有するセパレータ室
をタンク本体上壁の一側辺寄り（こ配役して、このセパ
レータ室の上側部に第１ベーパパイプを連通接続し、該
第１ベーパパイプの他端開口部をタンク本体外に突出配
置すると共に、前記セパレータ室の下側部に第２ペーハ
ハイプを連通接続して、該第２ベーパパイプの他端開口
部を、タンク内液面とタンク本体上壁との間の空間部に
、前記タンク本体上壁のセパレータ室配置側と反対側の
側辺と、該側辺と隣接する他の側辺とでなす隅部寄りに
配置しである。

作用 タンク本体が水平状態にある時はもとより、車体が最大
ｔこ傾斜した時ｌこあっても、セパレータ室の上側部の
連通孔はタンク内液面よりも上位にあるため、タンク本
体内の上部空間に発生するベーパをセパレータ室を経由
して第１ベーパパイプよりタンク本体外に導出する。車
両の急旋回時には旋回方向によってセパレータ室の上側
部の連通孔が一時的にタンク内液面下に没することがあ
るが、連通孔からセパレータ室に流入する燃料は極く僅
かであり、タンク本体外への流出はない。

実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に詳述する。

第１〜３図において、１はタンク本体を示し、このタン
ク本体１の上部空間、即ち、タンク内液面とタンク本体
上ｅ２との間の空間部日ｆこはセパレータ室３を配設し
である。このセパレータ室３はその上側部、例えば土壁
に連通孔４を形成してあり、前記空間部Ｓζζタンク本
体上壁２の一側辺寄り、例えば上壁後部の右側寄りに配
設しである。

５５ば毫パレータ室４の上側部、例えば周壁土部に連通
接続した第１ベーパパイプで、その他端開口部５ａをタ
ンク本体１外ｌこ突出配置しである。

６はセパレータ室３の下側部、例えば底壁を貫通して連
通接続した第２ベーパパイプで、その他端開口部６ａは
前記空間部Ｓに、タンク本体上壁２のセパレータ室配置
側と反対側の側辺、従って、本実施例では土壁前部と、
該土壁前部と隣接する他の側辺、例えば左側辺とでなす
隅部寄りに配置しである。また、この第２ベーパパイプ
６は下刃に適宜の勾配をもって配設してあって、セパレ
ータ室３に燃料が流入しても、該第２ベーバパイプ６に
よって速かにタンク本体１内に流下できるようにしであ
る。ここで、セパレーク室３は燃料が満杯状態で車体が
最大に傾斜しても、上壁の連通孔４がタンク内液面下と
ならない高さ位ｉｔこ配置される。また、このセパレー
タ室３の容積と連通孔４の径は、車両の急旋回時に連通
孔４がタンク内液面下となって、該連通孔４よりセパレ
ータ室３内に燃料が流入する場合でも、車両の旋回時間
内にセパレータ室３が満杯とならないようｌこ任意ｔこ
設定される。

次ｆこ以上の実施例装置の作用について説明する。

タンク本体１が第２，３図実線で示すタンク内液面と平
行な水平状態にある時は、発生ベーパは第２ベーパパイ
プ６の他端開口部６ａおよび連通孔４からセパレータ室
３Ｅこ入り、第１ベーパパイプ５から該第１ペーパパイ
プ５＃こ接続したベーパ導出チューブ２５を径由して図
外のキャニスタへ導かれる。

車体が右側又は左側Ｉこ最大ｔこ傾斜した場合１例えば
、車体が右側ｔこ最大Ｉこ傾斜した場合、第２ベーパパ
イプ６の他端開口部６ａは第２図（ａ）線で示すように
タンク内液面下をこ没するが、セパレータ室３およびそ
の上壁の連通孔４はタンク内液面よりも上位にあるため
、発生ベーパは連通孔４よりセパレータ室３内憂こ流入
し、前述と同様に発生ベーパの排出を良好に行えて、空
間部Ｓとセパレータ室３との間に圧力差が生じることが
なく、従って、第２ベーパパイプ６からセパレータ室３
１こ燃料が押上げられることはない。車体が元の状態に
戻九ば、第２ベーパパイプ６の途中にまで流入した燃料
は、該第２ベーパパイプ６の勾配置こより直ちに流下す
る。

逆に、車体が左方に最大ｌこ傾斜した場合、第２ベーハ
ハイブ６の他端開口部６ａおよびセパレータ室３の連通
孔４は共ｌこ第２図（ｂ）線で示すタンク内液面よりも
上位にあるため、この場合も前述と同様に発生ベーパの
排出は良好に行われる。

車体が最大に前傾した場合、第２ベーパパイプ６の他端
開口部６ａは第３図ｉｃｌ線で示すタンク内液面下に没
するが、セパレータ室３およびその上壁の連通孔４はタ
ンク内液面よりも上位ｌこあるため、前述した車体が右
方に傾斜した場合と同様Ｅこ発生ベーパの排出に何等支
障を来すことはない。

逆ｌこ、車体が最大に後傾した場合、第２ベーパパイプ
６の他端開口部６ａおよびセパレータ室３は共ｌこ第３
図（ａｌ線で示すタンク内液面よりも上位にあるため、
前傾時と同様ｔこベーパの排出に何等支障を来すことは
ない。

次ｆこ、車両が急旋回した時、例えば左方ｌこ旋回した
場合、Ｍ２ペーパパイプ６の他端開口部６ａは第２図ｆ
ｅｌ線で示すタンク内液面下ｌこ没するが、セパレータ
室３は該液面よりも上位にあるため、連通孔４からセパ
レータ室３内への燃料流入は全くなく、また、該連通孔
４からのベーパ排出が確保される。旋回走行が終れば、
第２ベーパパイプ６の途中まで流入した燃料は、該第２
ベーパパイプ６の勾配により直ちに流下する。逆に車両
が左方に急旋回した場合、セパレータ室３は第２図鎖１
　（ｆｌで示すタンク内液面下に没し、連通孔４よりセ
パレータ室３に燃料が流入するが、燃料がセパレータ室
３に充満する時間が旋回に要する時間よりも長くなるよ
う番こセパレータ室３の容積および連通孔４の径を任意
に設定しておくことにより燃料のタンク外流出を回避す
ることができる。

第４〜６図に示す実施例は、タンク本体１の上壁２が前
後に有段成形されていて、略後半部−こ膨出部１ａを形
成したタンク本体１に本発明を適用したものである。

土壁に連通孔４を有するセパレータ室３は、膨出部ｌａ
内の上万略中央部に配置しである。第１ベーパパイプ５
の他端開口部５ａをタンク本体１外に突出配置しである
点、および第２ベーパパイプ６の他端開口部６ａを空間
部Ｓに、タンク本体上壁２の前部と、該土壁前部と隣接
する他の側辺とでなす隅部寄りｌこ配置しである点等は
前記実施例の場合と同様である。本実施例では、第２ベ
ーパパイプ６をその途中でＵ字状Ｉこ曲折して、この曲
折部分を他端開口部６ａの配置側と反対側の隅部寄り（
こ配置して、第２ベーパパイプ６の前側部をタンク本体
１の前側部と略平行ｌこ配置しである。

この実施例の場合も、車体の最大傾斜時（こおけるベー
パ排出機能および燃料のタンク外流出防止機能、更には
、車両の急旋回時における燃料のタンク外流出防止機ｈ
ヒは前記実施例の場合と略同様であるので説明は省略す
る。

但し、車両が左方向へ急旋回した場合Ｅこは、第２ベー
パパイプ６の他端開口部６ａおよびセパレータ室３の略
半部が第５図（ｆ）線で示すタンク内液面下ζこ没する
が、第２ペーパパイプ６のＵ字状の曲折部６ｂが該タン
ク内液面よりも上位となるため、第２ベーパパイプ６内
への燃料の流入は、該第２ベーパパイプ６のタンク本体
１前側部と略平行な前側部内ζことどまり、それより上
方番こ、つまり、セパレータ室３側に流入することはな
い。

発明の効果 以上のように本発明によれば、車体の最大傾斜時あるい
は車両の急旋回時にあっても、セパレータ室Ｅこ燃料が
充満するようなことがなく、従って、タンク外への燃料
流出を確実ｌこ防止できてベーパ排出を行わせることが
できる。しかも、セパレータ室は車両急旋回時の少量の
燃料流入を考慮した上で可及的ｌこ小さく形成すること
ができるので、タンク本体内での占有スペースは非常に
小さく、従って、タンク本体の有効容積を狭めることが
ないという実用上子犬な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の刺視図、第２図。 第３図はそれぞれ第１図のｎ矢視、ｌ矢視方向から見た
略示的断面説明図、第４図は本発明の異なる例を示す斜
視図、第５図、第６図はそれぞれ第４図のＶ矢視、■矢
視方向から見た略示的断面説明図、第７図は従来の装置
を示す略示的断面説明図である。 １・・タンク本体、２・・・タンク本体の土壁、３・・
セパレータ室、４・・連通孔、５・・・第１ベーパパイ
プ、５ａ・・・他端開口部、６・・・第２ベーパパイプ
、６ａ・・・他端開口部、Ｓ・・空間部。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）タンク本体内に、上側部に連通孔を有するセパレ
   ータ室をタンク本体上壁の一側辺寄りに配設して、この
   セパレータ室の上側部に第１ベーパパイプを連通接続し
   、該第１ベーパパイプの他端開口部をタンク本体外に突
   出配置すると共に、前記セパレータ室の下側部に第２ベ
   ーパパイプを連通接続して、該第２ベーパパイプの他端
   開口部を、タンク内液面とタンク本体上壁との間の空間
   部に、前記タンク本体上壁のセパレータ室配置側と反対
   側の側辺と、該側辺と隣接する他の側辺とでなす隅部寄
   りに配置したことを特徴とする自動車用燃料タンクのベ
   ーパ排出装置。