JPS6239145Y2 - - Google Patents

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JPS6239145Y2
JPS6239145Y2 JP1916182U JP1916182U JPS6239145Y2 JP S6239145 Y2 JPS6239145 Y2 JP S6239145Y2 JP 1916182 U JP1916182 U JP 1916182U JP 1916182 U JP1916182 U JP 1916182U JP S6239145 Y2 JPS6239145 Y2 JP S6239145Y2
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JP
Japan
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trench
tilling
claw
cutting blade
soil
Prior art date
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Application number
JP1916182U
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English (en)
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JPS58124550U (ja
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Publication date
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Priority to JP1916182U priority Critical patent/JPS58124550U/ja
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Publication of JPS6239145Y2 publication Critical patent/JPS6239145Y2/ja
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  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溝掘り機に関し、特に掘起した土を溝
の側辺に積上げることなく、遠方へ均一に飛散さ
せ、かつ掘られた溝の断面は少なくとも片側隅が
角型になつた角型溝を効率良く掘削する溝掘り機
に関するものである。
畳の材料となる莞草を栽培する場合、通常は稲
の収獲後の圃場を利用するが、莞草は水田のまま
では発育が悪いため、圃場を乾燥させる必要があ
る。ところが、莞草の栽培期間は次の稲作までの
限られた期間であり、実質莞草圃場として耕耘整
地する期間は2〜3ケ月しかなく、できるだけ早
急に圃場を乾燥することが要求される。現在は圃
場周囲の畦畔際を犂、シヨベル等で掘つて溝をつ
くり、掘取つた土は溝の側辺に積上げておくので
あるが、それでは圃場の排水性が悪く、また後の
耕耘作業等にも支障をきたすため、その土を圃場
の未耘地に破砕しながら拡散しなければならず、
この作業は溝掘作業と共に多大の時間と労力を要
し、改善が望まれていた。
したがつて、本考案の目的は上述の問題を解消
し、掘取つた溝の土を瞬時に遠方へ飛散させ、排
水性を阻害する土の山をつくらず、かつ掘つた溝
の形状は角のある角型溝を効率良く掘削する溝掘
り機を提供するものである。
即ち、本考案はトラクタの動力伝達軸に、後方
にいくにつれて下方に傾斜する回転軸を連結し、
該回転軸には適宜間隔を置いて複数枚の耕耘爪を
設けると共に、少なくとも最後端の耕耘爪より前
方の位置で、該耕耘爪の最下端の深さに達して直
角に屈曲するL字型の切削刃を耕耘爪の側方に固
定したことをその要旨とするものである。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第
1図は全体側面図、第2図は要部平面図、第3図
は要部組立斜視図である。図においてトラクタ本
体1の動力伝達軸2はユニバーサルジヨイント
3、プーリ4,4′及びベルト5を介して回転軸
6に連結している。一方、トラクタ本体1の3点
リンク機構7は連結ピン8………によつてヒツチ
金具9に連結し、ヒツチ金具の軸受10にはプー
リ4の軸が、また軸受11には回転軸6が軸支さ
れ、回転軸6の端部にはプーリ4′が嵌着されて
いる。回転軸6の取付け角度はトラクタ本体1の
進行方向と平行で本体の後方にあり、回転軸6の
後端部程、下方になるように傾斜している。回転
軸6の後半部には適宜間隔を置いて3枚の耕耘爪
12a,12b,12cが設けられている。各耕
耘爪12は夫々が3枚の螺旋羽根から構成されて
いる。一方、軸受11からはフレーム13が耕耘
爪12をガードするごとく延びその一端で回転軸
6を最後端を軸支している。また、フレーム13
にはアーム14を介して尾輪15が設けられてい
る。フレーム13の中程、つまり、耕耘爪12b
と12cの間の位置には鞘16を介して切断刃1
7が固定されている。切断刃17は垂直部と水平
部を有するL字型の屈曲板で水平部が耕耘爪12
cの最下端位置になる如く高さを調整されてい
る。また、ヒツチ金具9の側端には継ぎ金具18
を介してカツター19が取付けられている。カツ
ター19は円板からなり、アーム20によつて遊
転自在となつている。また、フレーム13には耕
耘爪12を覆うカバー21が設けられている。
次に本考案の溝掘機の作動状況及び作用効果に
ついて説明する。第4〜8図はいずれも溝掘機の
作動状況を示す図である。第4図は3枚の耕耘爪
の位置関係を説明する図であり、本考案の回転軸
6は後方に向つて漸次下方に傾斜しているため、
耕耘爪12a,12b,12cの位置は順次下方
に位置している。したがつて、最前部にある耕耘
爪12aは未掘の地面を浅く掘り、次の爪12b
はこれより深い溝を掘り、最後部の爪12cは最
も深く掘ることになる。このように回転軸6が下
方に傾斜し、各耕耘爪の高さが異なつていること
により、各耕耘爪の掘削抵抗を均等化させること
ができる。また、後述する如く、耕耘爪は掘取つ
た土を飛散させるが、この時の土の量が各爪によ
つてほぼ等しくなり、飛散が均等になる効果を有
するのである。
一方、切断刃17は地面に対して垂直な部分と
水平な部分を有するL字型の板であり、水平部の
位置は耕耘爪12cの最下端と等しくなつてい
る。そして、垂直部と水平部は夫々耕耘爪12c
の先端が回転して描く円の接線の位置にほぼ一致
している。したがつて、切断刃17のL型コーナ
ーと耕耘爪12cの先端が回転して描かれる円と
の間には三角形の断面を有する土が遊離する。第
5図は回転軸を回転させて溝を掘つている状況を
示す平面図、第6図はその断面図、第7図は土を
飛散させている様子を示す断面図である。第5図
から明瞭なように掘削される溝の幅は耕耘爪12
a,12b,12cによつて異なつている。ま
た、切断刃17は耕耘爪12bと12cとの間に
設けられている。これは少なくとも耕耘爪12c
の前方に位置する必要があり、本実施例の如く、
最後部の爪12cの直前にあるのが好ましい。こ
うすることによつて、切断刃17で切断する土の
量は少なくなり切断抵抗を軽減することができ
る。第6図に示すように、切断刃17で遊離され
たコーナーの土22は最後部の耕耘爪12cのか
き取り動作に随伴され、溝の外へ拡散される。ま
た本実施例では切断刃17の前方に遊転する円盤
状のカツター19が設けられ、未掘の地面に切込
みを入れているので切断刃17の切断抵抗は更に
小さくなつている利点がある。第7図は掘取つた
土を遠方に拡散している状況を示しており、耕耘
爪12は各羽根が螺旋状に屈曲している上に、高
速で回転するため掘取られた土は瞬時に未耕地へ
飛散し、溝の近くに積み上げられることがない。
第8図は溝掘り作業中の溝掘り機の斜視図であ
り、畦畔側は角型で整然とした溝が形成されてい
る。上記の実施例は切断刃17を畦畔側に一枚設
置したものを示したが、これを両側に設置するこ
とにより、完全な角型溝を掘ることができる。
以上は本考案の溝掘り機を利用して畦畔の溝を
掘る説明を行なつたが、本考案の溝掘り機はこの
他、種々の作業に応用することができる。
第9図は溝掘り機を圃場で往復させることによ
り、幅の広い畝を形成している図であり、カバー
21の形状を変化させることにより、所望の幅の
畝23をつくることができる。また、第10図は
溝掘り機を少しずらして往復させることにより、
幅の広い溝を形成している図であり、この作業を
繰返えすことにより、所望の幅の溝を形成するこ
とが可能である。
更に本考案の溝掘り機は圃場だけでなく、回転
軸の横位置をピン等で変え、カバーの形状を変え
て、土の飛散を制御することにより、一般の溝掘
り作業にも十分適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は溝掘り機の側面図、第2図はその部分
平面図、第3図はその組立図、第4図は耕耘爪の
位置関係を示す断面図、第5図は溝掘りの状況を
示す平面図、第6図はその断面図、第7図は土の
飛散状況を示す断面図、第8図は溝掘りの状況を
示す斜視図、第9図は広畝の形成状況を示す断面
図、第10図は広溝の形成状況を示す断面図であ
る。 1……トラクタ本体、2……動力伝達軸、3…
…ユニバーサルジヨイント、4……プーリ、5…
…ベルト、6……回転軸、7……3点リンク機
構、8……連結ピン、9……ヒツチ金具、10…
…軸受、11……軸受、12……耕耘爪、13…
…フレーム、14……アーム、15……尾輪、1
6……鞘、17……切断刃、18……継ぎ金具、
19……カツター、20……アーム、21……カ
バー、22……コーナーの土。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクタの動力伝達軸に、後方にいくにつれて
    下方に傾斜する回転軸を連結し、該回転軸には適
    宜間隔を置いて複数枚の耕耘爪を設けると共に、
    少なくとも最後端の耕耘爪より前方の位置で、該
    耕耘爪の最下端の深さに達して直角に屈曲するL
    字型の切削刃を耕耘爪の側方に固定したことを特
    徴とする溝掘り機。
JP1916182U 1982-02-13 1982-02-13 溝掘り機 Granted JPS58124550U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1916182U JPS58124550U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 溝掘り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1916182U JPS58124550U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 溝掘り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58124550U JPS58124550U (ja) 1983-08-24
JPS6239145Y2 true JPS6239145Y2 (ja) 1987-10-06

Family

ID=30031389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1916182U Granted JPS58124550U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 溝掘り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58124550U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58124550U (ja) 1983-08-24

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