JP3046601U - ハンドトラクタ装着用溝掘り機 - Google Patents
ハンドトラクタ装着用溝掘り機Info
- Publication number
- JP3046601U JP3046601U JP1997007640U JP764097U JP3046601U JP 3046601 U JP3046601 U JP 3046601U JP 1997007640 U JP1997007640 U JP 1997007640U JP 764097 U JP764097 U JP 764097U JP 3046601 U JP3046601 U JP 3046601U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plowing
- hand tractor
- soil
- blade
- groove
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- Expired - Lifetime
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- Soil Working Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハンドトラクタを利用して、苗を植えるた
めの断面V型の溝を掘る装置を得る。 【解決手段】 ハンドトラクタ1の耕耘軸に着脱でき
る筒状のアダプタ軸11に、アーム12,13を介して
溝掘り部14を複数組取り付ける。溝掘り部14は、横
方向に伸びる耕起刃20と後方伸びる土寄せ板21を左
右対称に備える。左右の土寄せ板21の間隔は、内周側
と後部側が広くなっている。矢印A方向の回転によっ
て、耕起刃20で耕し、耕した土を土寄せ板21で両側
に押し上げる。
めの断面V型の溝を掘る装置を得る。 【解決手段】 ハンドトラクタ1の耕耘軸に着脱でき
る筒状のアダプタ軸11に、アーム12,13を介して
溝掘り部14を複数組取り付ける。溝掘り部14は、横
方向に伸びる耕起刃20と後方伸びる土寄せ板21を左
右対称に備える。左右の土寄せ板21の間隔は、内周側
と後部側が広くなっている。矢印A方向の回転によっ
て、耕起刃20で耕し、耕した土を土寄せ板21で両側
に押し上げる。
Description
【0001】
本考案は、桑苗の接木原苗のごとき苗類を植え付けるための溝を、ハンドトラ クタを利用して掘る場合に利用される。
【0002】
ハンドトラクタを利用する従来の溝掘り機は、スクリュー型の回転刃を用いて 、地面を耕しながら土を一側方へ押し上げる形式のものであり、これによって掘 られる溝は、溝幅がかなり広く断面が略U字形であり、耕起された土が溝の一側 方に盛り上げられる。このような溝は底面も広いため、苗木を置いたとき根の位 置が一定にならず、苗木の傾きが大きくなりやすい。また、溝幅が大きいため覆 土する土量が多量で覆土作業の仕事量が大になる。しかも、溝掘り作業をUター ンしながら行なうと、隣り合う2条の溝の土が、両溝の間で2本の大きい山にな るため、土寄せ機の運行がむずかしくなり、これを避けるためには、溝間隔を大 きくするか、又は溝一条ごとに畑の一端側に戻って一方向から溝掘り作業をしな ければならず、畑の利用率が低下したり作業が非能率になる不都合がある。
【0003】
本考案は、前記の不都合が生じないように、苗を置いたとき苗の傾斜が一定で 小さく、掘り上げる土量も少ない溝を掘ることができ、またその少ない土を溝の 両側に二等分して押し上げるようにした溝掘り機を得ることを課題とする。
【0004】
前記課題を解決するための手段のうち、第一の手段は、請求項1に記載したと おり、ハンドトラクタの耕耘軸に対して着脱できるアダプタ軸に、半径方向に伸 びるアームを介して複数組の溝掘り部を連結し、各組の溝掘り部に、横方向に伸 びて刃先が回転方向を向く左右一対の耕起刃と、該耕起刃の後部から回転方向後 方に伸びる左右一対の土寄せ板をそれぞれ対称的に設け、且つ前記左右の土寄せ 板を、その間隔が前部で狭く後部で広くなると共に外周縁側で狭く内周縁側で広 くなる傾斜をもたせて配置したことを特徴とする、ハンドトラクタ装着用溝掘り 機である。この手段によれば、耕起刃で耕された土が土寄せ板で左右に押し上げ られ、断面V字形の溝が形成される。
【0005】 また第二の手段は、請求項2に記載したとおり、請求項1において、耕起刃の 少なくとも一方を、前記アームの延長部を屈曲して形成したことを特徴とする、 ハンドトラクタ装着用溝掘り機である。この手段によれば、耕起刃が簡単に形成 できる。
【0006】 第三の手段は、請求項3に記載したとおり、請求項1又は2において、耕起刃 の外端側を回転方向後方へ後退させたことを特徴とする、ハンドトラクタ装着用 溝掘り機である。この手段によれば、耕起作用が耕起刃の中央側から始まって外 端側に至るから、耕起負荷が平均化される。
【0007】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1において1は周知 のハンドトラクター、2はそのハンドル、3はエンジン、4は走行タイヤ、5は 深さ調節輪、6はミッションケースで、該ミッションケース6から図2に示すよ うにスプライン7aを設けた一対の耕耘軸7が左右に突出している。10は本考 案の溝掘り機で、該溝掘り機10は、図1,3に示すように筒状のアダプタ軸1 1、前部アーム12、後部アーム13、溝掘り部14を備え、アダプタ軸11は 、前記スプライン7aに係合する内周のスプライン11aと押しねじ15によっ て一方の耕耘軸7に着脱自在に取り付けられる。またアダプタ軸11は、フラン ジ16を有し、これに前部アーム12と後部アーム13の基部がボルト17,1 8で固定されている。
【0008】 溝掘り部14は、図1,3に示すように3組設けられ、各組の溝掘り部14は 、図4に示すように左右一対の耕起刃20と土寄せ板21を対称的に備え、耕起 刃20は、2枚の前部アーム12を左右に折曲げて形成され、刃先20aが矢印 Aで示す回転方向及び矢印Bで示すハンドトラクタの進行方向を向き、端部が後 方に湾曲されている。なお、各耕起刃20は、前部アーム12とは別体に作り、 前部アーム12を1枚のものとして、該前部アーム12の両側に耕起刃20を固 定するようにしてもよい。
【0009】 左右の土寄せ板21、21は、図4に示すように、前部はボルト22、ナット 22aで前部アーム12に固定され、後部は一対のカラー23で間隔を保持して ボルト24、ナット24aで後部アーム13に固定されるが、左右の内周縁21 b、21bの間隔が外周縁21a,21aの間隔より広くなり、後部の間隔が前 部の間隔より広くなる傾斜をもたせている。また、外周縁21aの軸心からの半 径は、後部ほど小さくなる。
【0010】 以上の構成であるから、アダプタ軸11を回転させながらハンドトラクタ1が 前進すると、耕起刃20,20で土を耕し、その土を土寄せ板21,21で両側 に押し上げる。両土寄せ板21,21の間隔は、前部と外周縁21a側が狭く、 この狭い部分から土中に入り、狭い部分から広い部分に渡って順次作用位置を変 えながら土を押し上げるので、無理なく土を押し上げることができる。図5は溝 形状を示し、耕起刃で耕した耕土25中に土寄せ板が押し込まれ、耕土を両側に 押し上げて土の山26を盛り上げ、V型の溝26が形成される。ここに桑苗28 を置くと、根部28aは狭い溝底で位置決めされるから、桑苗28は略一定の姿 勢を保ち、覆土したとき全ての苗が揃った状態になる。
【0011】
以上の説明から明らかなとおり、請求項1の手段によれば、耕起刃で耕された 土が土寄せ板で左右に押し上げられ、断面V字形の溝が形成されるので、苗を置 いたとき、根部は狭い溝底で位置決めされて苗を略一定の姿勢に保たせることが でき、また、溝の断面積が小さいから、溝掘りと覆土の仕事量が少なくてすむ利 点がある。
【0012】 請求項2の手段によれば、耕起刃がアームと一体のため、該耕起刃が簡単に形 成できる利点がある。
【0013】 請求項3の手段によれば、耕起作用が耕起刃の中央側から始まって外端側に至 るから、耕起負荷が平均化され振動が少ない利点がある。
【図1】 本考案の実施の形態の斜視図
【図2】 アダプタ軸の連結部の断面図
【図3】 溝掘り機の側面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 溝の断面図
10…溝掘り機 11…アダプタ軸 12,1
3…アーム 14…溝掘り部 16…フランジ 20…耕起
刃 21…土寄せ板
3…アーム 14…溝掘り部 16…フランジ 20…耕起
刃 21…土寄せ板
Claims (3)
- 【請求項1】 ハンドトラクタの耕耘軸に対して着脱
できるアダプタ軸に、半径方向に伸びるアームを介して
複数組の溝掘り部を連結し、各組の溝掘り部に、横方向
に伸びて刃先が回転方向を向く左右一対の耕起刃と、該
耕起刃の後部から回転方向後方に伸びる左右一対の土寄
せ板をそれぞれ対称的に設け、且つ前記左右の土寄せ板
を、その間隔が前部で狭く後部で広くなると共に外周縁
側で狭く内周縁側で広くなる傾斜をもたせて配置したこ
とを特徴とする、ハンドトラクタ装着用溝掘り機。 - 【請求項2】 請求項1において、耕起刃の少なくと
も一方を、前記アームの延長部を屈曲して形成したこと
を特徴とする、ハンドトラクタ装着用溝掘り機。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、耕起刃の外
端側を回転方向後方へ後退させたことを特徴とする、ハ
ンドトラクタ装着用溝掘り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007640U JP3046601U (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | ハンドトラクタ装着用溝掘り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007640U JP3046601U (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | ハンドトラクタ装着用溝掘り機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046601U true JP3046601U (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=43180935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007640U Expired - Lifetime JP3046601U (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | ハンドトラクタ装着用溝掘り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046601U (ja) |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP1997007640U patent/JP3046601U/ja not_active Expired - Lifetime
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