JP2511909Y2 - ロ―タリ装置における拡散爪取付装置 - Google Patents

ロ―タリ装置における拡散爪取付装置

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JP2511909Y2
JP2511909Y2 JP1130489U JP1130489U JP2511909Y2 JP 2511909 Y2 JP2511909 Y2 JP 2511909Y2 JP 1130489 U JP1130489 U JP 1130489U JP 1130489 U JP1130489 U JP 1130489U JP 2511909 Y2 JP2511909 Y2 JP 2511909Y2
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昭治 増田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、刈取後の圃場のような不耕起圃場に播種し
てロータリ装置により拡散させると共に所定の間隔を置
いて溝掘りを行ない播種した不耕起圃場面に覆土するロ
ータリ装置における拡散爪取付装置に関する。
(ロ)従来技術 ロータリ装置のロータリ軸に、広い間隔をおいて長い
作溝爪を取り付け、それらの間に拡散爪を取付け、不耕
起圃場面に散布した切藁上に播種した種子等を、拡散爪
により拡散させ、作溝爪により不耕起圃場に比較的広い
間隔を隔てた溝を掘り、作溝爪で耕起した土を不耕起圃
場面上に覆土するようにした装置を特願昭63−13240号
により既に提案した。
そして、前記拡散爪はロータリ軸に固定したホルダー
に取付けられていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記ロータリ装置において、麦の成育初期に溝中の土
を作溝爪により畝上に跳ね上げて土入れする時、前記拡
散爪をホルダーから取外しても、該ホルダーがロータリ
軸から突出しているので、その回転により麦の葉を損傷
するという問題点があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、ロータリを走行車に装着し、該ロータリの
ロータリ軸4を回転駆動するようにしたロータリ耕耘装
置1において、前記ロータリ軸4に広い間隔を隔てて溝
掘用の長い作溝爪5を取付けて不耕起圃場面に土壌を跳
ね上げ、それらの作溝爪5の間には、該不耕起圃場面に
散布した切藁上に播種した種子等を撹拌する短い拡散爪
33を軸方向に間隔をおいて複数本取付けるに、ロータリ
軸4に取付孔37を穿設し、拡散爪33を取付けるホルダー
32に、ロータリ軸4の円筒状外周面に沿う受面を設け、
この受面をロータリ軸4の円筒状外周面に沿って湾曲し
た略半円弧状の取付板35の外周面に重合固着し、セット
ピン39を取付板35に穿設した取付孔36,36と上記ロータ
リ軸4の取付孔37に挿通止着して、取付板35を介して前
記ホルダー32をロータリ軸4に着脱可能に装着すること
により、土入れする時、拡散爪をロータリ軸から、ホル
ダーと共に簡単に着脱することができるようにして前述
の問題点を解決した。
(ホ)作用 ロータリ装置のロータリ軸を回転駆動しながら前進さ
せると、広い間隔をおいている長い作溝爪は、圃場を掘
り起してその両側の不耕起圃場面に跳ね上げ、短い拡散
爪は、不耕起圃場面上に散布した種子、又は肥料、もし
くは散布した切り藁を拡散させる。
そして、麦に土入れする時、ロータリ軸からセットピ
ンを抜き取ると、ロータリ軸に重合した取付板とロータ
リ軸との重合止着が解かれ拡散爪をホルダーと共に一挙
に取外すことができ、土入れ作業時に作物の葉を損傷す
ることがない。
また、拡散爪を取付ける時は、ホルダーと一体な略半
円弧状の取付板をロータリ軸の円筒状外周面に沿って重
合させてセットピンを取付板の孔とロータリ軸の孔に挿
通して止着することにより簡単に取付けることができ
る。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を、図面を参照して説明する。
この装置を使用する予備作業の一例について説明する
と、水稲を刈取った不耕起圃場に、麦類又は豆類等の種
子及び肥料を動力散粉粒機、又はトラクタに装着した播
種装置及び施肥装置等で播種(豆類は翌年)する。
この時、穀稈をコンバインにより刈取脱穀した場合
は、その脱穀装置から排出された排藁をカッターにより
細断して圃場に略均一に散布し、その後に不耕起圃場の
全面に種子及び肥料を前記播種装置及び施肥装置により
散布し、前記脱穀装置とカッターとの間に介装した播種
装置又はそれと施肥装置は、麦等の種子を播種する。
そして、降雨後でも、不耕起圃場面が或程度乾燥すれ
ば前記播種又は施肥を行なうことができる。
次に装置について説明すると、1はロータリ耕耘装置
であって、その後部には溝浚部2及び覆土部3を設けて
あり、前記ロータリ耕耘装置1のロータリ軸4には、畦
幅を隔てた部位に、2枚一組のフランジ4a,4aを突設
し、これらのフランジ4a,4aの外周に複数枚(例えば1
個のフランジ4aに8本)のなた爪からなる作溝爪5・・
を組にすると共に外向きにして放射状に取付けてある。
ロータリ耕耘装置1は、その下部両側を農用トラクタ
の後部にロアリンクで連結し、また、トップマスト6を
農用トラクタのトップリンクブラケット7にトップリン
ク8を介して連結し、前記ロアリンクの中間部はリフト
アームにリフトロッドを介して連結されているので前記
ロータリ耕耘装置1は昇降する。
溝浚部2及び覆土部3は組をなす前記作溝爪5・・の
直後にそれぞれ作溝爪5・・の回転軌跡に近接すべく配
設してあり、その支柱10を横移動調節可能に取付けたツ
ールバー11は前部をフレーム12に上下傾動可能に枢支
し、中間の横枠12aは前記トップマスト6に調節体13を
介して連結してある。
そして、前記溝浚部2は前記支柱10に取付けたボス15
の両側に固定されていて溝の深さより狭くなく、かつ前
端が後方へ傾斜した左右一対の側板16,16と、該側板16,
16の前端に熔接して弧状にしながら後傾させた帯状の掬
上板17と、該掬上板17の上端と前記側板16の前部上面と
に熔接した平面視、側面視及び正面視で三角形状になる
左右一対の継送板18と、前記支柱10の下端から後方へ略
水平に延出させた抵抗棒19とで構成してある。
また、覆土部3は側板16,16の上面と前記継送板18の
上端後面に熔接すると共に平面視で後方が拡開するよう
に傾斜した左右一対の取付板20,20と、該取付板20,20の
後面に重合して長孔21,21から挿入した螺子22,22により
上下調節可能に取付けた土受板23,23とで構成されてお
り、前記取付板20は側板16より外側方の下縁を土受板23
の上下調節幅だけ切欠20aしてあり、土受板23はその上
部が前方へ向けて緩やかに弯曲している。
更に、機幅の中央側にある土受板23,23の上部間はリ
ヤカバー25に取付けたゴム板26により覆われており、リ
ヤカバー25はそれに枢着した支杆27をサポート28に螺杆
29で圧着することにより上方へ引上げた状態で止着し、
前部サイドカバーに蝶着された後部サイドカバー30は土
受板23と略平行になるように外側方へ突出させて連杆31
によりセットしてある。
次に、前記ロータリ軸4の両側部に装着したフランジ
4aの間、及び該フランジ4aの外側に装着する多数の拡散
爪33・・・の取付装置について説明する。
第1図及び第2図に示す実施例において、拡散爪33を
螺着するホルダー32は、ロータリ軸4と対面する部位を
円弧状面となし、他側を折曲して受部となし、上記円弧
状面に半円よりやや大でかつロータリ軸4の外周面に密
着する略半円弧状の取付板35を溶接し、該取付板35の両
端部に孔36,36を穿設し、パイプからなる前記ロータリ
軸4には直径方向の孔37を穿設し、この孔37に土等がロ
ータリ軸4内に侵入するのを防止するパイプ38を密に嵌
挿して両端を溶接してある。ホルダー32をロータリ軸4
に取付ける時は、ホルダー32と一体な取付板35をロータ
リ軸4の外周面に沿わせて重合すると共に孔36をパイプ
38に位置合わせを行ない、セットピン39を孔36とパイプ
38に挿入し、その先端に止めピン40を挿入する。拡散爪
33は基部に1個の孔を有し、これをホルダー32に取付け
る場合は、ホルダー32に穿設されている複数の孔41・・
のうちの1個を選択し、側縁を前記受部に重合してボル
トにて締着する。
次に作用について説明すると、前述の前記播種及び施
肥を行なった不耕起圃場にて溝切覆土装置を農用トラク
タによりロータリ軸4を回転させながら牽引すると、各
拡散爪33・・は溝の間に形成される畝の頂部となる部
分、及び隣接する畝の頂部の約半分幅部分の凸部を掻き
取りながら切藁等を撹拌するので、畝の頂部となる不耕
起土壌面は浅く削られて平になると共に切り藁の上に載
っていた種子及び肥料を切り藁の下に沈下してそれらの
一部は掻き取られた土に混入され、上部を切藁や削り取
られた土が覆うこととなる。
同時に、組をなす作溝爪5・・は、それぞれ一定幅を
耕起して砕土された土を直後及び後方両側へ投擲し、溝
浚部2は作溝爪5・・が耕起した部分に侵入して土を掬
上げる。
その際、作溝爪5・・は掬上板17及び側板16の下面よ
りやゝ深く(例えば6mm)耕起し、抵抗棒19は耕起した
底面に沿って滑走し、掬上板17は平面視で下端が横方向
の一直線状をなし、かつその板面は横方向に弯曲乃至山
形に折曲されていないので、溝内の土を横方向に拡散さ
せることなく掬上げることとなり、それにより掬上げた
土は、山形の掬上板17のように直ちに溝の両側に押し上
げられて堆積することがなく、掬上板17の上端より更に
上方へと移行するので継送板18,18を経てその直上の取
付板20,20及び土受板23,23にて受けられ、該土受板23,2
3は、この土を斜め後方へ誘導することにより切藁の上
に覆土する。
而して、麦等の作物に対して土入れを行なう時は、止
めピン40を抜き取ってセットピン39を抜くと、ホルダー
32と一体な取付板35と共にロータリ軸4から取外すと、
作溝爪5・・は溝内の土を畝上に跳ね上げて土入れす
る。
その際、拡散爪33・・・及びホルダー32はロータリ軸
4に取付けられていないので、作物の葉を損傷すること
がない。また、溝切拡散作業を行なう時は、取付板35を
ロータリ軸4の円筒状外周面に沿って重合し、セットピ
ン39をパイプ38に挿通して止着することにより簡単に取
付けることができる。
また、溝の深さを変更する時、例えば、溝を深くする
時は、拡散爪33をホルダー32の基部側の孔を選択して螺
着し、浅くする時は、ホルダー32の先端側の孔を選択し
て螺着する。
(ト)考案の効果 本考案は、ロータリを走行車に装着し、該ロータリの
ロータリ軸4を回転駆動するようにしたロータリ耕耘装
置1において、前記ロータリ軸4に広い間隔を隔てて溝
掘用の長い作溝爪5を取付けて不耕起圃場面に土壌を跳
ね上げ、それらの作溝爪5の間には、該不耕起圃場面に
散布した切藁上に播種した種子等を撹拌する短い拡散爪
33を軸方向に間隔をおいて複数本取付けるに、ロータリ
軸4に取付孔37を穿設し、拡散爪33を取付けるホルダー
32に、ロータリ軸4の円筒状外周面に沿う受面を設け、
この受面をロータリ軸4の円筒状外周面に沿って湾曲し
た略半円弧状の取付板35の外周面に重合固着し、セット
ピン39を取付板35に穿設した取付孔36,36と上記ロータ
リ軸4の取付孔37に挿通止着して、取付板35を介して前
記ホルダー32をロータリ軸4に着脱可能に装着したの
で、作溝爪5・・により溝を掘削し、拡散爪33により畝
上を撹拌する場合、ホルダー32と一体な取付板35をロー
タリ軸4にセットピン39により取付けると、ホルダー32
の受面がロータリ軸4の外周面に沿って湾曲した略半円
弧状の取付板35を介してロータリ軸4の外周面に実質的
に重合した状態になり、拡散爪にかかる負荷をロータリ
軸4の広い面で受けることができ、拡散爪33はその回転
方向にも、それと直行する方向にも傾動することがな
く、かつ簡単な操作で取付けることができる。
また、麦のような作物に土入れを行なう場合、セット
ピン39を抜き取るという簡単な操作でロータリ軸4より
拡散爪33と一体でホルダー32を取外すことができ、この
状態ではロータリ軸4より突出するホルダー33がないの
で、前記土入れを行なっても作物の葉が損傷するのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一例を示すもので、第1図は作溝拡散装
置の正面図、第2図(a)は第1図のA−A断面図、第
2図(b)は同上正面図、第3図はロータリ耕耘部の一
部の斜視図、第4図は作溝部の斜視図である。 1……ロータリ耕耘装置、2……溝浚部、3……覆土
部、4……ロータリ軸、5……作溝爪、16……側板、17
……掬上板、19……抵抗棒、20……取付板、23……土受
板、32……ホルダー、33……拡散爪、39……セットピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリを走行車に装着し、該ロータリの
    ロータリ軸4を回転駆動するようにしたロータリ耕耘装
    置1において、前記ロータリ軸4に広い間隔を隔てて溝
    掘用の長い作溝爪5を取付けて不耕起圃場面に土壌を跳
    ね上げ、それらの作溝爪5の間には、該不耕起圃場面に
    散布した切藁上に播種した種子等を撹拌する短い拡散爪
    33を軸方向に間隔をおいて複数本取付けるに、ロータリ
    軸4に取付孔37を穿設し、拡散爪33を取付けるホルダー
    32に、ロータリ軸4の円筒状外周面に沿う受面を設け、
    この受面をロータリ軸4の円筒状外周面に沿って湾曲し
    た略半円弧状の取付板35の外周面に重合固着し、セット
    ピン39を取付板35に穿設した取付孔36,36と上記ロータ
    リ軸4の取付孔37に挿通止着して、取付板35を介して前
    記ホルダー32をロータリ軸4に着脱可能に装着したこと
    を特徴とするロータリ装置における拡散爪取付装置。
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