JP2507758Y2 - 不耕起播種用畝立機における攪拌装置 - Google Patents

不耕起播種用畝立機における攪拌装置

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JP2507758Y2
JP2507758Y2 JP1923790U JP1923790U JP2507758Y2 JP 2507758 Y2 JP2507758 Y2 JP 2507758Y2 JP 1923790 U JP1923790 U JP 1923790U JP 1923790 U JP1923790 U JP 1923790U JP 2507758 Y2 JP2507758 Y2 JP 2507758Y2
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昭治 増田
睦久 石倉
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は不耕起圃場に溝を掘削し、掘り上げた土を溝
の間に形成される畝上に跳ね上げて散布することにより
播種した種子に覆土する不耕起播種用畝立機における撹
拌装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、不耕起圃場に種子を播種し、センタードライブ
型耕耘機のチエンケースから両側方へ突出した耕耘軸
に、左右で対をなす作溝爪を前後方向からみて接近させ
て取付け、これらの作溝爪により土を左右両側方へその
上面を横方向の均平板により均平して覆土するようにし
た不耕起播種用畝立機は特開昭61-152208号公報により
既に知られている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記不耕起播種用畝立機は、作溝爪により土を掘削し
て投擲するだけであったので、畝上に繁茂している雑草
を削り取ることができず、また、切り藁上に播種した場
合、発芽率が低下すると共に鳥獣害を受けることが多か
った。
このような問題点を解決すべく畝上を薄く削り取りな
がら撹拌する撹拌爪を前記作溝爪間に取付けたところ、
同じ装置を用いて作物の管理作業、例えば、麦の土入れ
作業を行なおうとすると、前記撹拌爪が麦の葉や芽を損
傷するという別の問題点が発生した。
そこで、撹拌爪aを第7〜9図に示す如く、1枚の撹
拌爪aを取付けた板状のホルダーbの板面にボルトcを
溶接し、このボルトcを回転軸となるロータリー軸dの
孔に挿通してナットeにより締付けて取付けたところ、
土入れ作業時に撹拌爪aをホルダーごと取り外すことに
より作物が損傷するのを防止することができた。
しかしながら、撹拌爪aはボルトcの中心から側方へ
偏位しているため、撹拌作業を行なうと第7図に示す如
く回動して撹拌爪aの先端とロータリー軸dとの間隔が
狭くなり、不耕起畝の頂面を削らなくなると共に撹拌作
用が著しく低下した。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、横方向の回転軸に、左右に間隔を隔てた作
溝爪を取付け、それらの作溝爪の間で上記回転軸に取付
ける撹拌爪を、回転軸の長さ方向に沿って延びるホルダ
ーに、軸心方向に間隔を隔てて少なくとも2枚取付け、
前記ホルダーを回転軸の外周に固定した取付座に嵌合し
て着脱可能に装着することにより長期間作業を続行して
も撹拌爪の姿勢が変化せず、かつ管理作業時には撹拌爪
を適宜取り外すことができるようにして前述の問題点を
解決した。
(ホ)作用 回転軸を回転させながら機体を走行させると、作溝爪
は不耕起圃場の土を掘削して斜め後方へ投擲し、同時に
撹拌爪も回転して不耕起畝の表土面を浅く削りながら播
種された種子と土や切り藁を撹拌混合し、上記投擲され
た土が撹拌された種子上に覆土される。
その際、撹拌爪のホルダーは回転軸の軸心方向に沿っ
ていて回転軸の外周に固定した受金に嵌合した状態で取
付けられているので、撹拌爪が一定の姿勢を保持するこ
ととなり、上記削り作用と撹拌作用とを継続して行なう
ことができる。
そして、他の管理作業、例えば、麦の土入れ作業を行
なう場合、撹拌爪をホルダーと共に取外すことにより葉
や芽を損傷することがない。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、第6〜
7図において1はトラクタであって、その後部には耕耘
装置2をトップリンク3と左右のロアリンクにて昇降可
能に連結すると共にトラクタ1のPTO軸1aをヨークジョ
イントにて耕耘装置2のギヤケース2aから前方へ突出し
た入力軸2bに連結することにより連動連結し、ギヤケー
ス2aから両側方へ延出したパイプフレーム5の端部から
垂下したチエンケース6と支持板7とにより回転軸とな
る耕耘軸8を支承し、この耕耘軸8の左右の車輪の転動
軌跡と対応する部位に、それぞれ複数の作溝爪10・・を
取り付け、耕耘軸8の作溝爪10群の間、及びその外側、
並びに耕耘軸8の両端部に一体回転するようにそれぞれ
連結した延長軸11には、多数の撹拌爪12・・を取付けて
あり、前記耕耘軸8の上方をロータリカバー13で覆い、
リヤカバー15は上方へ引き上げてツールバー16に連結し
てある。
そして、前記ツールバー16の後端の横フレーム16aの
両側部には、畝幅と等しい間隔を隔てた左右一対のブラ
ケット17,17を前方へ向けて突設し、これらのブラケッ
ト17の先端に固定した上下方向のパイプ18には支持杆19
を上方から挿通してボルト20により螺着してある。
覆土装置21は、連結パイプ22に取付けられていて後部
が平面視で三角形状に拡開した培土基板23と、溝浚体25
と、前部を前記培土基板23に螺着した覆土板26、26と、
該覆土板26の下部に上下調節可能に螺着した均平ガイド
板27と、側面視でL字状をなしていて起立部を前記連結
パイプ22の下部に挿入してボルト28により昇降調節可能
に締着すると共に水平部分の下面に三角形状の抵抗板30
を溶接した抵抗棒31とからなり、前記連結パイプ22を支
持杆19の下部に嵌装してボルト28aにより上下移動可能
に螺着してある。
また、前記溝浚体25は、左右一対の平行な側板32,32
の前端を掬上板33で連結することにより構成されていて
該掬上板33の前端部は第1図に示すように作溝爪10の後
部回転軌跡の下部に侵入する程度、例えばそれらの間隔
Lが10〜50mmになるように接近しており、側板32,32の
前部上縁及び掬上板33の上縁は、前記覆土板26の前部下
縁に継ぎ板35により連結し、左右の培土基板23の後部は
ロッド36とパイプ37の内端を嵌合してボルト38で螺着す
ることにより拡縮調節することができ、前記均平ガイド
板27の下縁は第1図に示すように後部が前部よりやや高
くなるようにセットされているので、後述する畝状にな
る部分はその頂面中央が高くなるように成形される。
39は前部を耕耘装置2の側部カバー40に螺着したガイ
ド板であって、外側後方へ向けて傾斜していて前記培土
基板23及び覆土板26との間に投擲通路41を隔てており、
その前部は平面視で直線状をなしているが後部は第7図
に示す如く外側方へ緩やかに湾曲している。
更に、前記撹拌爪12・・の先端の回転軌跡は、第6図
に鎖線で示すように地表面を少し削り取る程度になって
おり、ロータリカバー13の両端部に螺着した補助カバー
45は前記延長軸11上を覆い、リヤカバー15はロータリカ
バー13の後縁に回動自在に連結した鉄板15aとその後縁
に連結したゴム板15bとからなり、該ゴム板15bは左右の
覆土装置21,21の上面及び両側の投擲通路41,41の上面を
覆っている。
46はコンバインによる刈取脱穀作業中にカッターが裁
断して散布した切り藁、及びその上に播種装置により散
播した種子、又は施肥機により散布した肥料を撹拌爪12
・・が撹拌したものの上面を連続的に押圧し、それによ
り表面に露出した種子等を下方へ押込むと共に上面を均
平する押込板であって、前記鉄板15aの後部寄りから左
右の覆土装置21,21の間の前方へ垂下させた伸縮調節可
能な一対の支持杆47,47の下端、及び補助カバー45の前
部支持フレーム48から垂下した左右一対の伸縮調節可能
な支持杆49,49の下端に螺着されている。
前記播種機又は施肥機は耕耘装置2の前部に取付けて
も良いが、独立したものとして別行程により播種又は施
肥しても良い。
そして、前記撹拌爪12を取付けるホルダー50は、第1
〜3図に示す如く、断面コ字状で耕耘軸8の軸心方向と
平行な基板51と、該基板51の両端に上記軸心方向と垂直
でかつ第3図に示す如く回転方向に偏位した取付板52,5
2とからなり、該取付板52,52は3個の取付孔53・・を有
し、1個の取付孔を有する撹拌爪12を取付板52の板面及
び回転方向側の折曲部に重合し、いずれか1つの取付孔
53を選択してボルト54により締着する。
また、耕耘軸8の外周面には断面コ字状でかつ軸心方
向と平行な取付座55を溶接してあり、その頂板部には取
付孔を穿設し、その下面にナット56を溶接し、前記基板
51を取付座55に第2〜3図に示すように重合してボルト
57により締付け固定してある。
次に作用について説明すると、切り藁を散布した不耕
起圃場にて予め播種及び施肥した後、又は準備作業とし
て播種及び施肥しない場合は、耕耘装置2の前部に播種
装置及び施肥装置を取付け、それらの装置及び耕耘装置
2を駆動しながらトラクタ1を走行させると、撹拌爪12
は、圃場面に散布された切り藁、種子及び肥料等を撹拌
すると共に雑草を表土と共に浅く削り取り、左右の覆土
装置21,21に間の前部及び外側部では押込板46・・が撹
拌物上に浮上した種子等を切り藁中に押込むと共に平均
し、作溝爪10は土中に前方から深く打ち込まれて土壌を
斜め後方上方へ投擲する。そして前記撹拌爪12・・のホ
ルダー50の基板51と取付座55は共に耕耘軸8の軸心方向
と平行であってかつそれらが嵌合した状態で締着されて
いるので、従来のもののよう傾斜姿勢になることがな
く、一定の姿勢を保持して表土の削取、及び撹拌を確実
に行なうことができる。
また、掬上板33は、狭い間隙Lを隔てて作溝爪10の先
端回転軌跡に対向しているので、投擲された土は高速で
掬上板33の前面、及び継ぎ板35並びに培土基板23の前部
に斜め上向きに強力に衝突するので、付着したり、堆積
することが少ない状態でスムーズに跳ね上げ投擲され、
溝に堆積せんとする土は掬上板33により略全量掬い上げ
られ、培土基板23は上記掬い上げられた土を左右両側方
へ順次押し出し、投擲された土の一部は覆土板26に衝突
してそのまま滑るようにして機幅の中間部と、後方外側
へと案内され、投擲通路41内にて前方へ反発して斜め外
側へ飛散する土は、投擲通路41の前部にあるガイド板39
により受止められて更に外側方へと案内され、上方へ飛
散せんとする土は、ゴム板15b及び覆土板26の上部の湾
曲部26aにより受止められるので、前記種子や切り藁の
上面に覆土され、左右の溝浚体25,25間に形成される畝
状部ではその上面に向けて延出した覆土板26,26の下部
の均平ガイド板27,27により中央部がやや高くなるよう
に均平され、溝の外側では、畝状部幅の半分よりやや広
い幅に覆土され、その他側の部分は次の行程で覆土され
る。
更に、麦を播種した場合であって、土入れを行なう時
は、前記撹拌爪12・・、ホルダー50及び押込板46・・を
取外し、作溝爪10・・を溝中で回転させながら進行させ
ると作溝爪10・・が掘削投擲した土を覆土装置21が麦上
に案内して散布することにより土入れする。
(ト)考案の効果 本考案は、前述のように横方向の回転軸に、左右に間
隔を隔てた作溝爪10を取付け、それらの作溝爪10の間で
上記回転軸に取付ける撹拌爪12を、回転軸の長さ方向に
沿って延びるホルダー50に、軸心方向に間隔を隔てて少
なくとも2枚取付け、前記ホルダー50を回転軸の外周に
固定した取付座55に嵌合して着脱可能に装着したので、
撹拌爪12が作溝爪10が形成する溝の間で不耕起土壌面を
薄く削り取ると共に撹拌する過程で、抵抗を受けても軸
心方向に対して回動することがなく、常に所定の姿勢を
保持し続け、土壌面を削り取らなくなったり、撹拌不足
になることがなく、また、撹拌爪を取外すことにより管
理作業時に作物が損傷するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
作溝爪と撹拌爪の関係を示す正面図、第2図は撹拌爪取
付部の平面図、第3図は同上側面図、第4図は取付座の
正面図、第5図は不耕起畝立装置の側面図、第6図は右
側半分を省略した同上平面図、第7図は1枚方式のホル
ダーの横断面図、第8図は同上縦断面図、第9図は使用
後のホルダー姿勢を示す平面図である。 2……耕耘装置、8……耕耘軸、10……作溝爪、12……
撹拌爪、21……覆土装置、25……溝浚体、26……覆土
板、50……ホルダー、51……基盤、52……取付板、55…
…取付座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向の回転軸に、左右に間隔を隔てた作
    溝爪10を取付け、それらの作溝爪10の間で上記回転軸に
    取付ける撹拌爪12を、回転軸の長さ方向に沿って延びる
    ホルダー50に、軸心方向に間隔を隔てて少なくとも2枚
    取付け、前記ホルダーを回転軸の外周に固定した取付座
    55に嵌合して着脱可能に装着したことを特徴とする不耕
    起播種用畝立機における撹拌装置。
JP1923790U 1990-02-27 1990-02-27 不耕起播種用畝立機における攪拌装置 Expired - Lifetime JP2507758Y2 (ja)

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