JPS6235169Y2

JPS6235169Y2 -

Info

Publication number: JPS6235169Y2
Application number: JP1982202679U
Authority: JP
Priority date: 1980-05-10
Filing date: 1982-12-28
Publication date: 1987-09-07
Also published as: US4415940A; ES8206076A1; EP0039975B1; DE3017970A1; JPS58131488U; EP0039975A3; CA1183255A; EP0039975A2; ES502023A0; DE3163049D1; JPS573273A

Description

【考案の詳細な説明】本考案は蓋を閉じることによつて所定位置に掛
金作用を受ける排出摺動片をジスケツトカートリ
ツジの挿入によつてばね力に抗して動かし、排出
摺動片の掛金作用を外すよう蓋を開くことによつ
てジスケツトカートリツジを排出し、蓋の作用に
よつてジスケツトカートリツジを挿入排出する駆
動装置に関するものである。

データをいわゆる板状カートリツジ即ちジスケ
ツトカートリツジに記憶することは既知である。
ここにジスケツトカートリツジとは保護カートリ
ツジ内に収容した小さな可撓性の磁気板を意味す
る。このジスケツトカートリツジを駆動機構又は
デツキに挿入するため、このカートリツジに中心
設置孔を設ける。更にこのカートリツジの両面に
半径方向に配置した開口を形成し、この開口を通
じて記録再生ヘツドを磁気板に掛合させる。

ジスケツトカートリツジを駆動機構内に挿入す
る時及びこのジスケツトカートリツジを排出する
時、磁気ヘツドを磁気板から持ち上げて磁気ヘツ
ドがカートリツジの開口の端縁の背後に接触しな
いようにすることが必要である。従つて、カート
リツジを十分に下降させるか、磁気ヘツドを十分
に上昇させることが必要である。

米国特許第3890643号明細書にはジスケツトカ
ートリツジを後部枢着点の周りに揺動させるよう
にした装置が記載されている。この装置ではカー
トリツジを駆動機構から除去するため、蓋を動か
すことによつて収容溝孔を開く必要がある。次に
カートリツジと共に駆動機構を回動し、一方では
クランプ装置を釈放し、他方では摺動片を釈放
し、ばね力によつて摺動片をカートリツジの背後
に掛合し外側から操作し得るだけ十分にカートリ
ツジを動かす。カートリツジを挿入する時はこの
工程を逆にし、カートリツジによつて摺動片の背
後を押圧し排出ばねを引張る。収容溝孔を閉じた
時、駆動機構の回動によつてカートリツジを釈放
するため、摺動片に掛金作用を加える。

しかし、この既知の構造は平滑に作動しない。
これは収容溝孔を閉じた時、ばね力に抗して蓋だ
けを動かす必要があるだけでなく、駆動機構の全
重量を動かす必要があるためである。従つて駆動
機構を収容する装置全体が安定した位置になく、
カートリツジを挿入又は排出するためには装置全
体を所定位置に保持する必要がある。更に、磁気
ヘツドをカートリツジから確実に離すため、カー
トリツジを十分下げる必要がある。このため、こ
の駆動機構の取付高さが大きくなる欠点がある。

本考案の目的は小さな力を蓋に作用させればよ
く、この力は駆動機構の縦方向に主に作用する力
であり、構造簡単で全体として平坦な構造であ
る、ジスケツトカートリツジを挿入排出する装置
を得るにある。

この目的を達成するため、本考案装置は排出摺
動片のための掛金装置を単一安定回動部材によつ
て構成し、一方向のみに作用して蓋によつて動く
ことができる爪装置により掛金装置を釈放し、蓋
を閉じることによつて爪装置を掛金装置のための
釈放準備位置に動かすことを特徴とする。

縦方向が排出摺動片の移動方向に相当している
レバーアームを排出摺動片に関連させ、このレバ
ーアームの両端に傾斜面を設け、この傾斜面をヘ
ツドレバーのクロスアームに共働させる。このよ
うに構成することによつて、カートリツジを自動
的に排出した時、磁気ヘツドも同時に自動的に上
昇する。更に両端に傾斜面を設けることによつ
て、万一操作を誤つた場合でも、例えばカートリ
ツジを挿入した時、上部のヘツドレバーも上昇さ
せることによりこの損傷し易い部分が彎曲するの
を確実に防止する。

軸線の周りに回動でき、排出摺動片の通路と爪
装置の通路とに突出するシフトレバーによつて掛
金装置を構成すれば非常にコンパクトで簡単な構
造を得ることができる。従つてこの爪装置の作動
は蓋の移動に直接関係する。

移動できるロツドによつて蓋の位置を電気的に
検出することができ、このロツドによつて蓋の運
動を爪装置と、作動環と、この作動環によつて作
動するマイクロスイツチとに伝える。カートリツ
ジの位置に突出する付加的感知レバーをマイクロ
スイツチに設ければ、カートリツジの存在又は不
存在を検出するためこのマイクロスイツチを採用
することもできる。

図面につき本考案を説明する。

図面には本考案の理解のため必要なのでジスケ
ツトカートリツジ駆動機構の部片を示す。この駆
動機構の個々の部片の構造は一般に既知なので簡
明のため説明しない。

通常の状態では排出摺動片２の前部を止め２７
に掛合する。蓋６を開き、ジスケツトカートリツ
ジ１を収容溝に挿入した時、カートリツジ１の前
部を排出摺動片２に当て、この排出摺動片を動か
す。次にばね３の力に抗して排出摺動片２をスピ
ンドル２６上に動かし、肩部４によつて掛金ばね
５を回動し、掛金ばね５の掛金カム５′の背後に
肩部４を掛合させる。この掛金ばね５をこの駆動
機構に取付ける。

蓋６を枢着軸線３０の周りに矢の方向に回動し
て閉じると、閉じる直前に蓋６はロツド７に当
り、ばね８の力に抗してこのロツド７を動かす。
ロツド７に取付けた作動環１５とハウジング３２
との間でばね８は張力を受ける。ロツド７の遊端
に回動爪９から成る爪装置２８を取付ける。ロツ
ド７が矢の方向に動いた時、復帰ばね２９の力に
抗して掛金装置１０によつて回動爪９を回動し、
蓋６を閉じた時、回動爪９を再び掛金装置の背後
の原位置に復帰させるようロツドに対しこの回動
爪の枢着点を定める。

ジスケツトカートリツジを排出しなければなら
ない場合には、既知のように蓋６を開く必要があ
る。この作動を第２図に示す。蓋６を矢の方向に
動かすことによつて、ロツド７を釈放し、従つて
ばね８によつて爪装置２８を矢の方向に動かす。
従つて爪９はシフトレバー１０によつて構成した
掛金装置の一方のアーム２３の背後に掛合し、ば
ね（図示せず）の力に抗して反時針方向にシフト
レバー１０を回動する。この結果、シフトレバー
１０の他方のアーム２２上の突起２４も反時針方
向に回動する。この突起は掛金ばね５によつて包
囲されているから、この突起によつて掛金ばね５
を動かす。掛金カム５′は排出摺動片２の肩部４
から離れて動き、排出摺動片を釈放する。

ばね３によつて作用する力によつて排出摺動片
２を動かし、この排出摺動片の前端を止め２７に
衝合させる。従つてカートリツジ１は駆動機構か
ら離れて動き、カートリツジを手で容易に取出す
ことができる。排出摺動片２の移動中、その昇降
アーム２１も移動する。従つてヘツドレバー１３
上に配置したクロスアーム１２の通路にシフトア
ーム２１は入る。クロスアーム１２は傾斜面１１
に沿つて上方に摺動し、従つて磁気ヘツド１４を
カートリツジから離して上昇させる。昇降アーム
２１はその背後に傾斜面２０を具え、これにより
カートリツジ１を挿入した時、外部の作用による
磁気ヘツドの瞬間位置には無関係に磁気ヘツドを
確実に回動させる。

蓋６の位置又は駆動機構内のジスケツトカート
リツジの存在、或はその双方を電気的に検出する
のにロツド７の軸線方向の運動を利用してもよ
い。この目的のため、作動環１５を採用する。第
４ａ〜４ｄ図に示すように、マイクロスイツチ１
７のレバーアーム１６を作動環１５の通路内に配
置する。蓋６を閉じた時、即ちロツド７を左に動
かした時、レバーアーム１６を回動し、このレバ
ーアームによつて既知のようにマイクロスイツチ
１７を作動させる。必要に応じ、ロツド７の両方
向の移動の際作動環によつてレバーアーム１６を
簡単に作動させてもよい。また代案として、マイ
クロスイツチ１７をロツド７の一方向の移動によ
つて恒久的に作動させ他方向の移動によつて恒久
的に休止位置に保持するようレバーアーム１６を
構成することも可能である。

更に、パツカーアーム１８を有するマイクロス
イツチ１７の取付部３１を設けることが可能であ
り、このパツカーアーム１８の外側感知レバー１
９をジスケツトカートリツジ１の位置に突出させ
る。カートリツジを挿入した時、アーム１８とマ
イクロスイツチ１７とは感知レバー１９によつて
（第４ｄ図に鎖線に示す位置に）回動する。従つ
てレバーアーム１６を作動環１５の通路に動か
し、従つてロツド７を動かした時、作動環１５に
よつてマイクロスイツチを動かし、これによりカ
ートリツジの存在を表示する。

第４ｃ図はカートリツジが挿入されていない時
のアーム１８の位置を示す。レバーアーム１６は
作動環１５の通路内に位置しておらず、従つてロ
ツド７の移動はマイクロスイツチに作用しない。

【図面の簡単な説明】

第１図はカートリツジを挿入して蓋を閉じた時
の本考案装置を示し、第２図は第１図の装置の蓋
を開いた状態を示し、第３図は磁気ヘツドを昇降
する部片の側面図及び前面図、第４ａ〜４ｄ図は
蓋の位置とカートリツジの存在とを検出する装置
を示し、第５図は第１及び４図に示す装置を具え
るジスケツトカートリツジ駆動機構の斜視図、第
６〜９図はそれぞれジスケツトカートリツジを挿
入中、装置の掛金作用を行なつている間、蓋を閉
じている間及び蓋を開いている間の第１〜４図に
示す装置の斜視図である。１……ジスケツトカートリツジ、２……排出摺
動片、３……ばね、４……肩部、５……掛金ば
ね、５′……掛金カム、６……蓋、７……ロツ
ド、８……ばね、９……回動爪、１０……シフト
レバー、１１……傾斜面、１２……クロスアー
ム、１３……ヘツドレバー、１４……磁気ヘツ
ド、１５……作動環、１６……レバーアーム、１
７……マイクロスイツチ、１８……パツカーアー
ム、１９……感知レバー、２０……傾斜面、２１
……昇降アーム、２２，２３……アーム、２６…
…スピンドル、２７……止め、２８……爪装置、
２９……復帰ばね、３０……枢着軸線、３１……
取付部、３２……ハウジング。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】１ジスケツトカートリツジのための収容溝孔を
閉じる回動できる蓋と、前記ジスケツトカート
リツジの回転軸線に対し半径方向に延在するヘ
ツドレバーと、このヘツドレバー上で動くこと
ができるよう配置され前記ジスケツトカートリ
ツジから離れて上昇することができこのジスケ
ツトカートリツジに掛合する磁気ヘツドと、前
記ジスケツトカートリツジの挿入によつてばね
力に抗して掛金位置に移動でき前記蓋を開くこ
とによつて外れて前記ジスケツトカートリツジ
を排出する排出摺動片とを具える駆動装置にお
いて、軸線方向が前記排出摺動片２の運動に対
応して前記ヘツドレバー１３に平行に延在して
おり前記排出摺動片に関連するレバーアーム２
１を設け、前記ジスケツトカートリツジ１の挿
入又は排出運動中前記ヘツドレバー１３のクロ
スアーム１２に掛合する傾斜面１１，２０を前
記レバーアーム２１の両端に設け、このように
して前記磁気ヘツド１４を前記ジスケツトカー
トリツジ１から離して上昇させ又は前記磁気ヘ
ツドを前記ジスケツトカートリツジに共働させ
ることを特徴とするジスケツトカートリツジ駆
動装置。２前記排出摺動片２のための掛金装置１０には
掛金位置が単一安定位置である単一安定回動部
材を設け、一方向のみに作動し前記蓋６によつ
て動き得る爪装置２８によつて前記掛金装置１
０を不安定釈放位置に回動させることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第１項に記載の駆
動装置。３ばね力に抗して前記蓋を動かすことによつて
前記掛金装置１０のための釈放準備位置に前記
爪装置２８を動かし得るよう構成したことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第１項又は第
２項に記載の駆動装置。４軸線の周りに回動できるシフトレバーと、前
記排出摺動片２の通路内に突出する前記シフト
レバーの一方のアーム２２の突起２４と、前記
爪装置２８の通路内に突出する前記シフトレバ
ーの他方のアーム２３とによつて前記掛金装置
１０を構成し、前記シフトレバー１０の単一安
定位置をばね力によつて得たことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第１〜３項のいずれか
に記載の駆動装置。５前記シフトレバー１０上の単一安定位置のた
めのばね力をマイクロスイツチの作動ばね５に
よつて得るようにし、これによりジスケツトカ
ートリツジ１の存在を表示するようにしたこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第４項に
記載の駆動装置。６ばね８に抗して移動し得るロツド７の一端に
前記爪装置２８を取付け、前記ロツド７の一方
向の移動の方向には自由に動くことができるが
前記ロツド７の他方向の移動の方向には自由に
動くことができない爪９を前記爪装置２８に設
け、前記蓋６を閉じた時前記ロツド７を一方向
に動かし得るようにし、前記蓋６を開いたばね
８によつて前記ロツド７を他方向に動かし得る
ようにしたことを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第１〜５項のいずれか１つに記載の駆動
装置。７前記ロツド７上に作動環１５を配置し、前記
ロツド７の移動によつて前記作動環１５により
マイクロスイツチ１７を開閉することを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第６項に記載の駆
動装置。８前記マイクロスイツチ１７の取付部３１に感
知レバー１９を設け、前記ジスケツトカートリ
ツジ１の位置に前記感知レバー１９を突出し、
カートリツジ１が存在する時前記感知レバーに
よつて前記マイクロスイツチ１７を前記作動環
１６の通路に回動させることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第７項に記載の駆動装置。