JPS6234909A - メタクリル酸エステル系重合体の製造方法 - Google Patents

メタクリル酸エステル系重合体の製造方法

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JPS6234909A
JPS6234909A JP60173915A JP17391585A JPS6234909A JP S6234909 A JPS6234909 A JP S6234909A JP 60173915 A JP60173915 A JP 60173915A JP 17391585 A JP17391585 A JP 17391585A JP S6234909 A JPS6234909 A JP S6234909A
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加藤 安之
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湯山 正宏
Masahiko Moriya
森谷 雅彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メタクリル酸エステル又はこれを主成分とす
る不飽和単量体を特定の重合開始剤及び促進剤を用いて
迅速に重合させることを特徴とするメタクリル酸エステ
ル系重合体の製造方法に関する。
(従来の技術) 西独特許出願公告第1146254号公報に記載−へq
− されているように、メタクリル酸エステル等の不飽和単
量体を多成分系の重合開始剤及び促進剤(以下これらを
開始剤等という)を用いて室温下で重合を開始し迅速に
重合を行なう場合、開始剤等の各成分を個々に単量体に
添加混合して行なう方法では、これらの成分が短時間に
均一混合されに<<、重合反応が満足に行なわれにくい
という問題がある。
又、開始剤等の各成分を予め混合しておいて単量体に添
加する方法では、成分の組合せによっては、予備混合し
た成分間で反応を起こし短時間に変質するという問題が
ある。
上記公報には、メタクリル酸エステル等の不飽和単量体
を室温下で重合開始し、比較的迅速に重合を行なう方法
において、上記の問題のない開始剤等及びその添加方法
が記載されている。
上記公報に提案されている開始剤等は、アルキルアシル
ペルオキシド、特定のハロゲン原子を含む化合物、イオ
ウ含有化合物及び任意成分として重金属化合物からなる
系である。
これらの開始剤等を単量体に添加する方法は、単量体、
イオウ含有化合物及び場合により重金属化合物を予め混
合した系に、別に調製したアルキルアシルペルオキシド
及び特定のハロゲン原子を含む化合物を不活性媒体に溶
かしたM液を添加する方法によって行なわれる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の一つの目的は、メタクリル酸エステル等を迅速
に重合させうる新規な方法を提供するCとにある。
メタクリル酸エステル等を迅速に重合させる方法におけ
る前記問題点に関し、単量体への開始剤等の添加方法と
して単量体を2分割し、一方に重合開始剤と一部の促進
剤を添加し、他方に残りの促進剤を添加し、それぞれ保
存安定性の良い溶液を得、重合させる際両者を混合させ
る方法が採用できれば好都合である。
本発明の他の目的は、これらの添加方法を採用しうる開
始剤等による重き方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、メタクリル酸エステル又はこれを主成分とす
る不飽和単量体を、(1)ヒドロペルオキシド系重合開
始剤、(2)分子内にイオウを含有した還元性物質、(
3)アミンのハロゲン化水素塩もしくはハロゲン化第四
アンモニウムおよび(4)銅含有化合物の存在下で重合
させることを特徴とするメタクリル酸エステル系重合体
の製造方法である。
本発明に用いられるメタクリル酸エステルは炭素数1〜
25のアルキル基を含む1価あるいは2価以上のアルコ
ールのメタクリル酸エステルであって、例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロパツール、t−ブタノール、
1−ブタノール、フェノール、シクロヘキサノール、4
−メチルシクロヘキサノール、1−シクロヘキシルエタ
ノール、1−アダマンタノール、2−アダマンタノール
、3−メチルー1−アダマンタノール、3.5−ジメチ
ル−1−アダマンタノール、3−エチルアダマンタノー
ル、3−メチル−5−エチル−1−アダマンタノール、
3,6.8−)ジエチル−1−アダマンタノール、3.
5−ジメチル−8−エチル−1−アダマンタノール、オ
クタヒドロ−4,7−メンタフインデン5−4−ル、オ
クタヒドロ−4,7−メンナノインデン−1−イルメタ
ノール、P−メンタノール−8、P−メンタノール−2
,3−ヒドロキシ−2,6,6−)リメチルービシクロ
(3,1,13へブタン、3,7.7−ドリメチルー4
−ヒドロキシ−ビシクロ(4,1゜O〕へブタン、ボル
ネオール、イソポルネオ−ル、2−メチルカンフ−ノー
ル、女エンチルアルコール、l−メンタノール、2,2
゜5−トリメチルシクロヘキサノール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ノナエチレングリコール、テトラデカエチレングリ
コール、ビスフェノール^、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等のメタクリル酸エステルがあげ
られる。
本発明に用いられるメタクリル酸エステルは単独で使用
することもできるが、重合体製造時の重合活性向上のた
め、あるいは重合体の改質のため池のメタクリル酸エス
テル又は池の共重合性不飽和単量体を併用しても良い。
共重合性不飽和単量体としては、例えばアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸フェニル、アクリル酸シクロヘキ
シル等のアクリル酸エステル;スチレン、P−メチルス
チレン、α−メチルスチレン等のビニル芳香族化合物;
アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、アクリロ
ニトリル等があげられる。
これらの共重合性不飽和単量体はメタクリル酸エステル
100重量部に対して50重量部以下、好ましくは30
重量部以下で用いられる。ξれより多くなるとメタクリ
ル酸エステル重合体本来の光沢、耐候性、硬度等の性能
が低下する。
メタクリル酸エステルあるいはξれと共重合性不飽和w
m体との混合物は単量体のまま一合に供することも可能
であるが、重合活性の向上、取扱いの容易さなどの理由
で通常シロップと称される、一部その重合体を含有する
Qi量体として重合に供する方が好ましい。
シロップ中の重合体の含有率は、3〜40重菫%程度で
ある。40重量%を越えると粘度が高く取扱いにくくな
るので好ましくない。
シロップを製造するには公知の方法でなく、例えば単量
体に開始剤等を加えて重合させ、適度な重合率のところ
で重合を停止させる方法、単量体にその重合体を所定量
溶解させる方法等がある。
ヒドロペルオキシド系重合開始剤としては1−ブチルヒ
ドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、ジイソ
ブロビルベンゼンヒドロペルオキシド、P−メンタンヒ
ドロペルオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−2゜5
−ジヒドロペルオキシド、1.1,1.3−テトラメチ
ルブチルヒドロペルオキシド等が用いられる。ξれらの
重合開始剤は本発明の処方において特に優れた重合活性
を示し、また、単量体の一部に重合開始剤と一部の促進
剤を加えた予備混合物の保存性が良い。
ヒドロペルオキシド系重合開始剤はメタクリル酸エステ
ル(他の不飽和単量体を併用する場合はそれを含める、
またシロップの場合はその中の重合体を含める)100
重量部に対して0.1〜5重量部用いられる。これより
少いと重合が完結しない。ξれより多いと重合の制御が
難しく得られた重合体の耐候性、耐熱性が低下し好まし
くない。
本発明に用いられる分子内にイオウを含有した還元性物
質はヒドロペルオキシド系重合開始剤とレドックス系を
つ(るものであり、スルフィン酸エステル類、チオ尿素
類、メルカプタン類などの2価又は4価のイオウ化合物
であり、具体的には、p−)ルエンスルフィン酸メチル
、p−1−ルエンスルフィン酸エチル、テトラメチルチ
オ尿素、ジブチルチオ尿素、ラウリルメルカプタン、【
−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタン、ブチ
ルメルカプタン、2−エチルへキシルチオグリコレート
、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート、グリ
コールジメルカプトアセテート、2−メルカプトエタノ
ール及びそのエステル類、β−メルカプトプロピオン酸
及びそのエステル類があげられる。イオウを含有した還
元性物質はメタクリル酸エステル(他の不飽和単量体を
併用する場合はそれを含める、またシロップの場合はそ
の中の重合体を含める)100重量部に対して0.1〜
5重量部用いられる。0.1重量部より少いと重合速度
が遍くなり、また5重量部より多いと得られる重合体の
着色、強度低下をおこすので好ましくない。
本発明に用いられるアミンのハロゲン化水素もしくはハ
ロゲン化第四アンモニウムとしテハ、例えば、11−ア
ミルアミン、夏1−ヘキシルアミン、n−オクチルアミ
ン、n−デシルアミン、ラウリルアミン、パルミチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、N。
N−ジメチルベンジルアミン、N、N−ジメチル−p−
)ルイジン、フェネチルジブチルアミン、N、N、N’
、N’−テトラメチルへキサメチレンジアミン、N、N
、N’、N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N、
N−ジエチルベンジルアミン、N、N−ジブチルベンジ
ルアミン、フェネチルジエチルアミン等のア職ンの塩酸
又は臭酸塩;テトラメチルアンモニウムクロライド、ベ
ンジルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルト
リエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチル
アンモニウムクロライド、トリオクチルメチルアンモニ
ウムクロライド、β−フェネチルジブチルエトキシカル
ボニルメチルアンモニウムクロライド等があげられる。
これらの化合物の使用量はメタクリル酸エステル(他の
不飽和単量体を併用する場合はそれを含める、またシロ
ップの場合はその中の重合体を含める)100重量部に
対し、0.005〜1重量部、好ましくは0.01〜0
.5重量部用いられる。使用量が0.005重量部より
少なくても、また1重量部より多くても重合速度が遅く
なるので好ましくない。これらの化合物は、使用する単
量体に可溶の場合はそのまま使用し、不溶の場合はイソ
プロパツール、ジメチルフタレート、ジエチレングリコ
ール等の溶媒に溶解させて使用する。
本発明に用いられる銅含有化合物としては、使用する単
量体に可溶な有機酸の銅塩、銅含有鉛体等、例えばナフ
テン酸銅、銅アセチルアセトネート等があげられる。使
用量は銅換算でメタクリル酸エステル(他の不飽和単量
体を併用する場合はそれを含める、またシロップの場合
はその中の重合体を含める)の重量を基準にして0.0
05〜10 PP” s好ましくは0.1〜i5ppm
用いられる。使用量が0.005ppmより少いと重合
速度が遅く、重合時間が一定しない、またi o pp
mより多いと重合開始剤を失活させて重合を阻害するの
で好ましくない。
本発明の重合は主に型枠を用いる塊状重合法で行われる
。メタクリル酸エステル又はこれを主成分とする不飽和
単量体にヒドロペルオキシド系重合開始剤、分子内にイ
オウを含有した還元性物質、アミンのハロゲン化水素塩
もしくはハロゲン化第四アンモニウム、銅含有化合物を
溶解させた液状組成物を型枠の中に流し込み重合して成
形する。この時各成分を個々に加えて重合させても良い
が、この場合は均一混合がむつかしいという問題がある
。したがって、単量体を2分割し、一方に重合開始剤と
アミンの塩化水素塩もしくはハロゲン化第四アンモニウ
ムを加え、他方に分子内にイオウを含有した還元性物質
および銅含有化合物を加え別々に溶解させておいて重合
させる直前にそれらを混合して重合させる方が好ましい
本発明の方法は室温下で行うこともできるが、重合促進
のため50℃以上の温度で行うのが好ましい。単量体と
開始剤等を型枠の中に入れ、型枠を50℃以上の温度に
加熱して重合させても良いし、またあらかじめ型枠の温
度を50℃以上の所定の温度にしておいて単量体と開始
剤等を型枠の中に入れて重合さ  。
せても良い。
本発明の方法は、メタクリル酸エステル系重合体のあら
ゆる成形品の製造に適用できる。
すなわち、本発明の重合を型枠内で行なう方法において
、型枠を変えるξとにより各種の形状の成形品が得られ
る。この方法は、特に、重合体の内部ひずみが非常に少
いことから光学材料の製造に適している。仁の光学材料
としては、汎用レンズ、フレネルレンズ、光学ディスク
、プリズム、【ラーなどであり、なかでもこの方法では
型枠面の精密な転写が容易に可能なので、形状の精巧さ
がより要求されるフレネルレンズの製造に適している。
そのほかこの方法は大形成形品の製造も容易車部品、看
板、水槽、バスタブ等の成形にも適している。
(発明の効果) 本発明方法によれば、メタクリル酸エステル又はこれを
主成分とする不飽和単量体を迅速に重合させる仁とがで
き、着色、発泡等のない外観の良好な重合体が得られる
。又、本発明方法によれば、単量体へ開始剤等を均一混
合するのに好都合な添加方法を採用しうる。
本発明方法において用いる開始剤等は、その一部の成分
と単量体とからなる保存安定性の良い予備混合物をつく
ることができる。
(実施例) 以下に実施例をあげて説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
実施例1〜5、比較例1〜6 (メタクリル酸メチル原シロップの製造)10I!のス
テンレス製の密閉賽器内にメタクリル酸メチル41if
とメタクリル酸メチル重合体(スミペックス■BMH1
住友化学工業社IIり14を入れ60℃で5時間溶(A
シロップの製造) 上記の原シロップ50IIに第1表に示した重合開始剤
の所定量とジブチルアミン塩酸塩をジエチレングリコー
ルに8重量%の濃度に溶解した液1.OfMrを溶解し
てAシロップを調製した。
(Bシロップの製造) 上記の原シロップ501Iに、ラウリルメルカプタン0
.5 liと、ナフテン酸銅(Cu含量10%)を1重
量%溶存しているメタクリル酸メチル溶液0.05 F
を溶解してBシロッゾを作った。
(重 合) ^シロップとBシロップを混合した後直ちに150 X
 150 X 3 msの拒枠の中へ注液し70℃の湯
浴中に浸漬して重合させた。重合がほぼ完結する時間と
重合体中の残存モノマー凰を第1表に示した。この結果
から、他のペルオキシド系重合開始剤に比べ、ヒドロペ
ルオキシド系重合開始剤を用いた場合は、重合活性が高
く、重合時間が短い。
実施例1のAシロップ及び比較例5のAシロップを室温
下(25℃)で1日保存したが実施例1のシロップは変
化はないが、比較例5のシロップは重合硬化していた。
実施例6 実施例1と同じメタクリル酸メチル原シロップ体 10
0.5rクメンヒドロペルオキシF         
  0.7Jrρ−トルエンスルフィン酸メチル   
    0.8.pナフテン酸銅(Cu19%含有> 
      0.00051上記の各成分を1分間混合
した後、直ちに150 X 150 X 3 mの型枠
の中に注液し、80℃の湯浴中に浸漬して重合させた。
重合がほぼ完結する時間は4分であり、得られた重合体
中の残存モノマーは1.8チであった。重合体の着色、
発泡等は無く外観は良好であった。
実施例7〜9 (1e) 実施例1と同じメタクリル酸メチルの原シロップ100
gにクメンヒドロペルオキシド、トリオクチルアミン塩
酸塩、2−エチルヘキ酸メチル溶液をそれぞれ所定量加
えて1分間混合した後150 X 150 X 3 w
aの型枠の中に注液し85℃で重合させた。
(zu) 手続補正書(自発) 昭和60年10月2?日 1、事件の表示 昭和60年 特許願第178915号 2、発明の名称 メタクリル酸エステル系重合体の製造 方法 8、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  大阪市東区北浜5丁目15番地明細書の発明
の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書7頁18行目の「公知の方法でなく、」を「公知
の方法でよく、」とする。
以上 (2完) −65=

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メタクリル酸エステル又はこれを主成分とする不飽和単
    量体を(1)ヒドロペルオキシド系重合開始剤、(2)
    分子内にイオウを含有した還元性物質、(3)アミンの
    ハロゲン化水素塩もしくはハロゲン化第四アンモニウム
    および(4)銅含有化合物の存在下で重合させることを
    特徴とするメタクリル酸エステル系重合体の製造方法。
JP60173915A 1985-08-06 1985-08-06 メタクリル酸エステル系重合体の製造方法 Expired - Lifetime JPH066608B2 (ja)

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JP60183423A JPH0610221B2 (ja) 1985-08-06 1985-08-21 メタクリル酸メチル系重合体の製造方法
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