JPS6234875A - スクータ型車輌の燃料コック装置 - Google Patents
スクータ型車輌の燃料コック装置Info
- Publication number
- JPS6234875A JPS6234875A JP17311285A JP17311285A JPS6234875A JP S6234875 A JPS6234875 A JP S6234875A JP 17311285 A JP17311285 A JP 17311285A JP 17311285 A JP17311285 A JP 17311285A JP S6234875 A JPS6234875 A JP S6234875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- fuel tank
- cock
- tank
- fuel cock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Taps Or Cocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、燃料タンクの下方に、エンジンの吸気負圧に
より開く自動式燃料コックを備えた車輛の燃料コック装
置に関するものである。
より開く自動式燃料コックを備えた車輛の燃料コック装
置に関するものである。
(発明の背景)
自動二輪車等の車輛において、燃料タンクからその下方
に位置する気化器への燃料供給を断続する燃料コックを
、エンジンの吸気負圧により自動的に開く自動式とした
ものが従来より広く用いられている。この燃料コックは
、吸気負圧をチェックバルブを介してダイヤフラムに導
きこのダイヤプラムの移動によりタンクから気化器への
通路を開く一方、エンジン停止時にはチェックバルブと
並設されたオリフィスから大気を導入してダイヤフラム
をばね力により復帰させて燃料通路を閉じるように構成
されている。
に位置する気化器への燃料供給を断続する燃料コックを
、エンジンの吸気負圧により自動的に開く自動式とした
ものが従来より広く用いられている。この燃料コックは
、吸気負圧をチェックバルブを介してダイヤフラムに導
きこのダイヤプラムの移動によりタンクから気化器への
通路を開く一方、エンジン停止時にはチェックバルブと
並設されたオリフィスから大気を導入してダイヤフラム
をばね力により復帰させて燃料通路を閉じるように構成
されている。
一方エンジンの低速回転時には吸気負圧の脈動が大きく
、特に単気筒2サイクルエンジンで気化器の絞り弁下流
側から負圧をとり出すようにした場合には低速時の脈動
は一層大きくなる。このため特に低速時にはダイヤフラ
ムの振動が大きくなり燃料通路が開閉することになる。
、特に単気筒2サイクルエンジンで気化器の絞り弁下流
側から負圧をとり出すようにした場合には低速時の脈動
は一層大きくなる。このため特に低速時にはダイヤフラ
ムの振動が大きくなり燃料通路が開閉することになる。
このような状態においても燃料が円滑に流れるようにす
るため、通常は燃料タンクと燃料コックとの間のヘッド
差(水頭差)、燃料コックと気化器との間のヘッド差を
それぞれ大きく確保する必要があった。このため燃料タ
ンクをその底があまり低くならないように比較的高い位
置に配設しなければならず、燃料タンクの形状および配
置の設計自由度が減るという問題があった。また燃料タ
ンクと燃料コックとの間も離さねばならず、燃料供給系
統をコンパクトにまとめるのが困難であった。
るため、通常は燃料タンクと燃料コックとの間のヘッド
差(水頭差)、燃料コックと気化器との間のヘッド差を
それぞれ大きく確保する必要があった。このため燃料タ
ンクをその底があまり低くならないように比較的高い位
置に配設しなければならず、燃料タンクの形状および配
置の設計自由度が減るという問題があった。また燃料タ
ンクと燃料コックとの間も離さねばならず、燃料供給系
統をコンパクトにまとめるのが困難であった。
(発明の目的)
本発明はこのような市情に鑑みなされたものであり、燃
料タンクと燃料コックとの間のヘッド差を小さくして、
燃料タンクの形状および配置の設計自由度を増やす一方
、燃料供給系統をコンパクトにまとめるのに好適な車輛
の燃料コック装置を提供することを目的とする。
料タンクと燃料コックとの間のヘッド差を小さくして、
燃料タンクの形状および配置の設計自由度を増やす一方
、燃料供給系統をコンパクトにまとめるのに好適な車輛
の燃料コック装置を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明によればこの目的は、燃料タンクと、この燃料タ
ンクよりr方に配設された気化器と、これら燃料タンク
と気化器との間に接続されエンジンの吸気負圧により開
かれて前記燃料タンクから気化器への燃料通路を開く自
動式燃料コックとを備えた車輛において、前記燃料コッ
クは燃料通路を閉じる時に前記気化器側へ燃料を吐出す
るプランジャ式開閉弁を備え、前記燃料タンクと燃料コ
ックとを燃料タンクから燃料コック方向へ丁降するよう
に傾斜した可撓性のチューブで接続したことを特徴とす
る車輛の燃料コック装置により達成される。すなわち燃
料タンクと燃料コックとを傾斜したチューブで接続する
ことによりこのチューブを長くしてその流路抵抗を増や
し、燃料コックのダイヤフラムが吸気負圧により引かれ
て燃料通路を開く時に燃料コックから燃料タンクへ逆流
するのを抑制するようにした。
ンクよりr方に配設された気化器と、これら燃料タンク
と気化器との間に接続されエンジンの吸気負圧により開
かれて前記燃料タンクから気化器への燃料通路を開く自
動式燃料コックとを備えた車輛において、前記燃料コッ
クは燃料通路を閉じる時に前記気化器側へ燃料を吐出す
るプランジャ式開閉弁を備え、前記燃料タンクと燃料コ
ックとを燃料タンクから燃料コック方向へ丁降するよう
に傾斜した可撓性のチューブで接続したことを特徴とす
る車輛の燃料コック装置により達成される。すなわち燃
料タンクと燃料コックとを傾斜したチューブで接続する
ことによりこのチューブを長くしてその流路抵抗を増や
し、燃料コックのダイヤフラムが吸気負圧により引かれ
て燃料通路を開く時に燃料コックから燃料タンクへ逆流
するのを抑制するようにした。
(実施例)
第1図は本発明の一実施例である2輪スクータの燃料タ
ンクの配置を示す側面図、第2図は同じ〈平面図、第3
図は燃料コック付近を一部断面して示す側面図、また第
4図はその一部を断面した■矢視図、第5図は第4図に
おけるV−V線断面図、第6図は同じ<7l−VI線断
面図である。
ンクの配置を示す側面図、第2図は同じ〈平面図、第3
図は燃料コック付近を一部断面して示す側面図、また第
4図はその一部を断面した■矢視図、第5図は第4図に
おけるV−V線断面図、第6図は同じ<7l−VI線断
面図である。
第1,2図において符号10はフレームである。
このフレーム10は操向軸筒工2と、1本の前部フレー
ム14と、この前部フレーム14の下端から斜め上後方
へ延びる左右一対の後部フレーム16 (16a、16
b)とを備える。操向軸筒12に左右へ回動自在に保持
された操向軸には、1個の操向前輪18および操向バー
ハンドル20が取付けられている。
ム14と、この前部フレーム14の下端から斜め上後方
へ延びる左右一対の後部フレーム16 (16a、16
b)とを備える。操向軸筒12に左右へ回動自在に保持
された操向軸には、1個の操向前輪18および操向バー
ハンドル20が取付けられている。
22は後部フレーム16の下方に位置する動カニニット
であり、強制空冷式2サイクル水平置きエンジン24と
、伝動ケース26とが一体に組付けられている。動カニ
ニット22の前部は、リンク28を介して前記後部フレ
ーム16へ上下揺動可能に連結されている。伝動ケース
26の後部は、緩衝ユニット30によって弾力的に支持
されている。32は、この伝動ケース26の後部に取付
けられた後輪である。
であり、強制空冷式2サイクル水平置きエンジン24と
、伝動ケース26とが一体に組付けられている。動カニ
ニット22の前部は、リンク28を介して前記後部フレ
ーム16へ上下揺動可能に連結されている。伝動ケース
26の後部は、緩衝ユニット30によって弾力的に支持
されている。32は、この伝動ケース26の後部に取付
けられた後輪である。
前記後部フレーム16は、2段の階段状に折曲され、そ
の前段部16Aは空車状態における後輪32のL縁より
低く、またその後段部16Bは空車状態における後輪3
2の上縁より高くなっている。左右の後部フレーム16
a、16bの後段部16Bには、第2図に示す弧状のシ
ート支持ブラケット34が上方へ突出するように固着さ
れている。このシート支持ブラケット34の前方でかつ
後フレーム16の前段部16Aの上方の空間には大型の
物入箱36が配設されている。このように後部フレーム
16を物入箱36よりも下方に配置したので、物入箱3
6の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によって
制限を受けず、開口部が十分に大きな物入箱36とする
ことができる。
の前段部16Aは空車状態における後輪32のL縁より
低く、またその後段部16Bは空車状態における後輪3
2の上縁より高くなっている。左右の後部フレーム16
a、16bの後段部16Bには、第2図に示す弧状のシ
ート支持ブラケット34が上方へ突出するように固着さ
れている。このシート支持ブラケット34の前方でかつ
後フレーム16の前段部16Aの上方の空間には大型の
物入箱36が配設されている。このように後部フレーム
16を物入箱36よりも下方に配置したので、物入箱3
6の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によって
制限を受けず、開口部が十分に大きな物入箱36とする
ことができる。
従って第1.2図に示すように、フルフェイス型のヘル
メット38も収容可能な物入箱36とすることが可能に
なる。
メット38も収容可能な物入箱36とすることが可能に
なる。
40は前後に長い運転シートであり、その前端部は物入
箱36の前端上部にヒンジ42により開閉自在に取付け
られ、その後部は前記ブラケット34に設けたロック装
置44(第2図)にロック可能となっている。ブラケッ
ト34との上面には・ゴム製の受座46.46が貼着さ
れ、これら受座46.46には運転シート40の底板に
突設した支持部(図示せず)が当接するようになってい
る。運転シート40をロック装置44にロックすれば、
運転シート40の底板により物入箱36の上部開口が閉
じられ、ロック装置44をロック解除して運転シート4
0を第1,3図で反時計方向に回動させれば、物入箱3
6が開かれる。
箱36の前端上部にヒンジ42により開閉自在に取付け
られ、その後部は前記ブラケット34に設けたロック装
置44(第2図)にロック可能となっている。ブラケッ
ト34との上面には・ゴム製の受座46.46が貼着さ
れ、これら受座46.46には運転シート40の底板に
突設した支持部(図示せず)が当接するようになってい
る。運転シート40をロック装置44にロックすれば、
運転シート40の底板により物入箱36の上部開口が閉
じられ、ロック装置44をロック解除して運転シート4
0を第1,3図で反時計方向に回動させれば、物入箱3
6が開かれる。
操向バーハンドル20と運転シート40との間の下方に
は、前記前部フレーム14の下部と後部フレーム16の
前部とを包む略板状の足置台48が形成されている。
は、前記前部フレーム14の下部と後部フレーム16の
前部とを包む略板状の足置台48が形成されている。
50は空気清浄器であり、左右の後部フレーム16a、
16b間に位置するよう足置台48内に収容されている
。この空気清浄器50の吸気口50aは、前記前部フレ
ーム14の後部開口内に臨んでいる。
16b間に位置するよう足置台48内に収容されている
。この空気清浄器50の吸気口50aは、前記前部フレ
ーム14の後部開口内に臨んでいる。
52は気化器であり前記エンジン24と空気清浄器50
との間の上方付近に配設されている。気化器52の吸気
流出側は吸気管54によってエンジン24の上面に固定
されている。気化器52の吸気流入側は可撓性のダクト
56、すなわちゴム製の蛇腹によって空気清浄器50に
接続されている。
との間の上方付近に配設されている。気化器52の吸気
流出側は吸気管54によってエンジン24の上面に固定
されている。気化器52の吸気流入側は可撓性のダクト
56、すなわちゴム製の蛇腹によって空気清浄器50に
接続されている。
58は燃料タンクであり、前記物入箱36の後方でかつ
前記後部フレーム16の後段部16Bの上方に配設され
ている。この燃料タンク58の注油キャップ60は運転
シー)40の下面に臨み、運転シー)40を開くことに
より注油可能となる。
前記後部フレーム16の後段部16Bの上方に配設され
ている。この燃料タンク58の注油キャップ60は運転
シー)40の下面に臨み、運転シー)40を開くことに
より注油可能となる。
第2図において62は縦長の潤滑油タンクであ)40の
上面に臨み、運転シー)40を開くことにより注油F’
T能となる。
上面に臨み、運転シー)40を開くことにより注油F’
T能となる。
66はリヤ力/へ−である。このリヤカバー66は物入
箱36.燃料タンク58、潤滑油タンク62の側方から
、動カニニット22および後輪32の上側方を覆うよう
に形成されている。リヤカバー66の上級は、運転シー
)40の下縁の内側に臨んでいる。このリヤカバー66
の前下部はから包むレッグシールド68に連なっている
。
箱36.燃料タンク58、潤滑油タンク62の側方から
、動カニニット22および後輪32の上側方を覆うよう
に形成されている。リヤカバー66の上級は、運転シー
)40の下縁の内側に臨んでいる。このリヤカバー66
の前下部はから包むレッグシールド68に連なっている
。
前記燃料タンク58はポリエチレン等の合成樹脂を用い
てブロー成形により作られ、その下面の後部には下方に
膨出する膨出部58Aが成形される一方、その前方には
下向きにのびるステー58Bがタンク58と一体に成形
されている。このステー58Bには自動式の燃料コック
70が取付けられている。
てブロー成形により作られ、その下面の後部には下方に
膨出する膨出部58Aが成形される一方、その前方には
下向きにのびるステー58Bがタンク58と一体に成形
されている。このステー58Bには自動式の燃料コック
70が取付けられている。
この燃料コック70は第5.6図に示すように基板72
と、中間板74と、カバー76とを2枚のダイヤプラム
78.80を挾んで重ねあわせ、これらダイヤフラム7
8,80によって基板72側にダイヤフラム室82をま
たカバー76側に負圧室84をそれぞれ画成したもので
ある。ダイヤフラム78.80には中間板74を貫通し
てプランジャ86が固定され、このプランジャ86は基
板72に形成されたシリンダ部88と共にプランジャ式
開閉弁を形成する。なおこのシリンダ部88の周縁部は
ダイヤスラム78方向に櫛状に突出し、ここがプランジ
ャ86のガイド部90となっている。シリンダ部88内
にはOリング92が嵌め込まれプランジャ86とシリン
ダ部88とのシールを行うと共に、このプランジャ86
がシリンダ部88に当たる際の衝撃を吸収する。94は
プランジャ86をシリンダFAs a (II ヘ復帰
させるコイルばねである。
と、中間板74と、カバー76とを2枚のダイヤプラム
78.80を挾んで重ねあわせ、これらダイヤフラム7
8,80によって基板72側にダイヤフラム室82をま
たカバー76側に負圧室84をそれぞれ画成したもので
ある。ダイヤフラム78.80には中間板74を貫通し
てプランジャ86が固定され、このプランジャ86は基
板72に形成されたシリンダ部88と共にプランジャ式
開閉弁を形成する。なおこのシリンダ部88の周縁部は
ダイヤスラム78方向に櫛状に突出し、ここがプランジ
ャ86のガイド部90となっている。シリンダ部88内
にはOリング92が嵌め込まれプランジャ86とシリン
ダ部88とのシールを行うと共に、このプランジャ86
がシリンダ部88に当たる際の衝撃を吸収する。94は
プランジャ86をシリンダFAs a (II ヘ復帰
させるコイルばねである。
第3,4図で96は負圧供給口であり、この負圧供給口
96は第6図に示すように基板72内の通路98、中間
板74に設けたチェック弁lOO、カバー76に設けた
通路102を介して前記負圧室84(第5図)に連通し
ている。この負圧供給口96はチューブ104によって
気化器52のF流側の吸気管54内に連通されている(
第1図参照)。なおりバー76にはチェック弁100を
バイパスする小口径のオリフィス106が設けられてい
る。
96は第6図に示すように基板72内の通路98、中間
板74に設けたチェック弁lOO、カバー76に設けた
通路102を介して前記負圧室84(第5図)に連通し
ている。この負圧供給口96はチューブ104によって
気化器52のF流側の吸気管54内に連通されている(
第1図参照)。なおりバー76にはチェック弁100を
バイパスする小口径のオリフィス106が設けられてい
る。
108は燃料の流入口であり、この流入口108はチュ
ーブ110によって燃料タンク58に接続されている。
ーブ110によって燃料タンク58に接続されている。
すなわち燃料タンク58とこの流入口108とは、流入
口108側へ下降するように傾斜したチューブ110で
接続されている。なおこのチューブ110はその途中が
僅かに湾曲している。一般に合成樹脂製の燃料タンク5
8は燃料により膨潤し、寸法が変化する。
口108側へ下降するように傾斜したチューブ110で
接続されている。なおこのチューブ110はその途中が
僅かに湾曲している。一般に合成樹脂製の燃料タンク5
8は燃料により膨潤し、寸法が変化する。
このため膨出部58Aと燃料コック70との相対距離が
変化するが、この変化はチューブ110の湾曲の程度が
変化することにより吸収される。
変化するが、この変化はチューブ110の湾曲の程度が
変化することにより吸収される。
燃料タンク58からチューブ110により流入口108
へ供給された燃料は、基板72に略垂直に形成された燃
料通路112を通ってフィルタ室114に入り、さらに
フィルタ116、ストレーナ118、燃料通路120を
通ってダイヤフラム室82に流入する。
へ供給された燃料は、基板72に略垂直に形成された燃
料通路112を通ってフィルタ室114に入り、さらに
フィルタ116、ストレーナ118、燃料通路120を
通ってダイヤフラム室82に流入する。
122は燃料の流出口であり、燃料通路124によりシ
リンダ部88に連通している。この流出口122はチュ
ーブ126により前記気化器52のフロート室(図示せ
ず)に接続されている。
リンダ部88に連通している。この流出口122はチュ
ーブ126により前記気化器52のフロート室(図示せ
ず)に接続されている。
次に本実施例の動作を説明する。吸気管54内が負圧に
なるとチューブ104により燃料コック70の負圧室8
4が負圧に引かれ、プランジャ86はばね94に抗して
負圧室84側へ移動する。吸気管54内が正圧になると
きはチェック弁100が閉じるので負圧室84はすぐに
は正圧にならない。しかしオリフィス106がら空気が
負圧室84に流入する。このためエンジン24の回転速
度が十分高ければ負圧室84は常に負圧になりプランジ
ャ86はシリンダ部88から脱出して燃料コック70は
開状態を保持する。エンジン24の回転速度が低くなる
と、吸気管54内が正圧になっている間に空気がオリフ
ィス106から負圧室84に流入するので、プランジャ
86はエンジン回転に同期して振動する。プランジャ8
6がばね94により押されて復帰するとシリンダ部88
内の燃料が流出口122側へ押し出される。
なるとチューブ104により燃料コック70の負圧室8
4が負圧に引かれ、プランジャ86はばね94に抗して
負圧室84側へ移動する。吸気管54内が正圧になると
きはチェック弁100が閉じるので負圧室84はすぐに
は正圧にならない。しかしオリフィス106がら空気が
負圧室84に流入する。このためエンジン24の回転速
度が十分高ければ負圧室84は常に負圧になりプランジ
ャ86はシリンダ部88から脱出して燃料コック70は
開状態を保持する。エンジン24の回転速度が低くなる
と、吸気管54内が正圧になっている間に空気がオリフ
ィス106から負圧室84に流入するので、プランジャ
86はエンジン回転に同期して振動する。プランジャ8
6がばね94により押されて復帰するとシリンダ部88
内の燃料が流出口122側へ押し出される。
流入口108側のチューブ110は傾斜しかつ十分に長
いのでその流路抵抗も大きくなる。このためプランジャ
86が負圧室84側に移動する時にダイヤフラム室82
内の燃料が燃料タンク58側へ逆流しにくくなる。この
結果、燃料コック70と燃料タンク58とのヘッド差が
小さくなっても、エンジン24の低速時に燃料を良好に
気化器52へ供給できる。
いのでその流路抵抗も大きくなる。このためプランジャ
86が負圧室84側に移動する時にダイヤフラム室82
内の燃料が燃料タンク58側へ逆流しにくくなる。この
結果、燃料コック70と燃料タンク58とのヘッド差が
小さくなっても、エンジン24の低速時に燃料を良好に
気化器52へ供給できる。
この実施例では燃料コック70を燃料タンク58のステ
ー58Bに固定したので、燃料コック70やチューブ1
10等を燃料タンク58に予備組立てすることが可能に
なり、組立性が良い。
ー58Bに固定したので、燃料コック70やチューブ1
10等を燃料タンク58に予備組立てすることが可能に
なり、組立性が良い。
また燃料タンク58を合成樹脂−とし、これに一体にス
テー58Bを設け、このステー58Bに燃料コック70
を取付け、燃料タンク58と燃料コック70とをチュー
ブ110で接続したので、4゜燃料タンク58の膨潤に
より寸法が変ってもチューブ110の湾曲により寸法変
化を吸収できる。
テー58Bを設け、このステー58Bに燃料コック70
を取付け、燃料タンク58と燃料コック70とをチュー
ブ110で接続したので、4゜燃料タンク58の膨潤に
より寸法が変ってもチューブ110の湾曲により寸法変
化を吸収できる。
(発明の効果)
本発明は以上のように、燃料タンクと燃料コックとを燃
料コック側へ下降するように傾斜するチューブで接続し
たので、燃料コックのプランジャ式開閉弁が特にエンジ
ン低速時に開閉動作を繰り返す場合においても、燃料が
タンク方向へ逆流する際の流路抵抗が増えるので逆流し
にくくなる。このため燃料タンクと燃料コックとの間の
ヘッド差が少なくなっても円滑に気化器へ燃料を供給し
続けることが可能になる。換言すれば、燃料タンクと燃
料コックとのヘッド差を小さくすることが可能になり、
燃料タンクの形状、配置の設計自由度が増加して好まし
い。また燃料タンクと燃料コックとを接近させることが
できるので燃料供給系統をコンパクトにまとめることが
可能になる。
料コック側へ下降するように傾斜するチューブで接続し
たので、燃料コックのプランジャ式開閉弁が特にエンジ
ン低速時に開閉動作を繰り返す場合においても、燃料が
タンク方向へ逆流する際の流路抵抗が増えるので逆流し
にくくなる。このため燃料タンクと燃料コックとの間の
ヘッド差が少なくなっても円滑に気化器へ燃料を供給し
続けることが可能になる。換言すれば、燃料タンクと燃
料コックとのヘッド差を小さくすることが可能になり、
燃料タンクの形状、配置の設計自由度が増加して好まし
い。また燃料タンクと燃料コックとを接近させることが
できるので燃料供給系統をコンパクトにまとめることが
可能になる。
第1図は本発明の一実施例である2輪スクータの燃料タ
ンクの配置を示す側面図、第2図は同じく上面図、第3
図は燃料コック付近を一部断面して示す側面図、また第
4図はその一部を断面した■矢視図、第5図は第4図に
おけるv−V線断面図、第6図は同じ〈■−■線断面図
である。 24・・・エンジン、 58・・・燃料タンク、 70・・・燃料コック、 86・・・プランジャ、 110・・・チューブ、 120.124・・・燃料通路。
ンクの配置を示す側面図、第2図は同じく上面図、第3
図は燃料コック付近を一部断面して示す側面図、また第
4図はその一部を断面した■矢視図、第5図は第4図に
おけるv−V線断面図、第6図は同じ〈■−■線断面図
である。 24・・・エンジン、 58・・・燃料タンク、 70・・・燃料コック、 86・・・プランジャ、 110・・・チューブ、 120.124・・・燃料通路。
Claims (2)
- (1)燃料タンクと、この燃料タンクより下方に配設さ
れた気化器と、これら燃料タンクと気化器との間に接続
されエンジンの吸気負圧により開かれて前記燃料タンク
から気化器への燃料通路を開く自動式燃料コックとを備
えた車輛において、 前記燃料コックは燃料通路を閉じる時に前記気化器側へ
燃料を吐出するプランジャ式開閉弁を備え、前記燃料タ
ンクと燃料コックとを燃料タンクから燃料コック方向へ
下降するように傾斜した可撓性のチューブで接続したこ
とを特徴とする車輛の燃料コック装置。 - (2)燃料タンクは合成樹樹脂で作られ、この燃料タン
ンク下面に突設されたステーに燃料コックが固定されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車輛
の燃料コック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60173112A JPH07106711B2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | スクータ型車輌の燃料コック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60173112A JPH07106711B2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | スクータ型車輌の燃料コック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6234875A true JPS6234875A (ja) | 1987-02-14 |
JPH07106711B2 JPH07106711B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=15954375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60173112A Expired - Lifetime JPH07106711B2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | スクータ型車輌の燃料コック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106711B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232817U (ja) * | 1975-08-28 | 1977-03-08 | ||
JPS5862164U (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-26 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の燃料供給装置 |
-
1985
- 1985-08-08 JP JP60173112A patent/JPH07106711B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232817U (ja) * | 1975-08-28 | 1977-03-08 | ||
JPS5862164U (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-26 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106711B2 (ja) | 1995-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5609658A (en) | Air cleaner for a vehicle | |
US8783235B2 (en) | Air cleaner structure | |
US5655497A (en) | Induction system for motorcycle | |
JP4730244B2 (ja) | 自動二輪車の吸気装置 | |
JP4108954B2 (ja) | 自動二輪車の燃料系配置構造 | |
JP3146773B2 (ja) | スクータ型自動二輪車のキャブレターの燃料油面位置保持装置 | |
CN100467851C (zh) | 燃料供给装置和安装有该燃料供给装置的摩托车 | |
JP3873646B2 (ja) | 自動二輪車の燃料供給装置 | |
JP2007113565A (ja) | 自動二輪車のブリーザ装置 | |
JPS6234875A (ja) | スクータ型車輌の燃料コック装置 | |
JPH04372484A (ja) | スクーターの蒸発ガス回収装置 | |
JP4128639B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JPS6220771A (ja) | スク−タ型車輌の物入れ装置 | |
JPS6234876A (ja) | 車輛の燃料供給装置 | |
JP3064389B2 (ja) | スクータ型車両のリアーフェンダ装置 | |
JP2711881B2 (ja) | 自動二輪車のエアクリーナ外気導入装置 | |
JPS6113736Y2 (ja) | ||
JP3520475B2 (ja) | 自動二輪車の吸気装置 | |
JPH0523820Y2 (ja) | ||
JP2535272B2 (ja) | 自動二輪車等車両の吸気装置 | |
JP3013429B2 (ja) | 自動二輪車のリアーフェンダ装置 | |
JPH063185Y2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP2700629B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気装置 | |
JP3775092B2 (ja) | スクーター型車両の吸気装置 | |
JPS6030201Y2 (ja) | 燃料タンクキヤツプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |