JPH063185Y2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JPH063185Y2
JPH063185Y2 JP1987147804U JP14780487U JPH063185Y2 JP H063185 Y2 JPH063185 Y2 JP H063185Y2 JP 1987147804 U JP1987147804 U JP 1987147804U JP 14780487 U JP14780487 U JP 14780487U JP H063185 Y2 JPH063185 Y2 JP H063185Y2
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JP
Japan
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port
diaphragm
pressure
pump
chamber
Prior art date
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JP1987147804U
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English (en)
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JPS6451764U (ja
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静雄 富口
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、エンジンの脈動圧により作動するフューエ
ルポンプ等の流体ポンプを備えたスクータ等の自動二輪
車に関し、特にその流体ポンプの車体内の配置に関する
ものである。
(従来技術とその問題点) 従来、足載置用フロアの後部からシートに向かって立ち
上がるセンターカバー部材を備え、該センターカバー部
材にフューエルタンクの給油口を設けたスクータ等の自
動二輪車において、圧力取込口からダイヤフラム室内に
取り込まれたエンジンの脈動圧に応動するダイヤフラム
のポンプ作用により、吸入口からポンプ室内に吸入した
流体を吐出口から吐出するフューエルポンプを備えた自
動二輪車が公知である。
しかしながら、かかる自動二輪車においては、車体のセ
ンターカバー部材内のフューエルポンプ配置空間が限ら
れており、フューエルポンプをこの限られた空間に配置
することが難しいという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる従来技術の問題点を解決するべくなさ
れたものであり、足載置用フロアの後部からシートに向
かって立ち上がるセンターカバー部材を備え、該センタ
ーカバー部材にフューエルタンクの給油口を設けた自動
二輪車において、圧力取込口からダイヤフラム室内に取
り込まれたエンジンの脈動圧に応動するダイヤフラムの
ポンプ作用により、吸入口からポンプ室内に吸入した流
体を吐出口から吐出する流体ポンプを備え、該流体ポン
プは、前記吸入口、前記吐出口及び前記圧力取込口がそ
れぞれ前記ダイヤフラムの膜動方向とは直交する方向に
沿って配設されており、この流体ポンプを、前記吸入
口、前記吐出口及び前記圧力取込口が車体の上下方向に
沿い且つ前記給油口に隣接した状態で前記センターカバ
ー部材の内側に配置したことを特徴とし、自動二輪車の
スペースの少ないセンターカバー部材の内側部分に流体
ポンプ(フューエルポンプ)を効率良くコンパクトに収
納することができる構造のフューエルポンプを備えた自
動二輪車の提供を目的とする。
(作用) スペースの少ないセンターカバー部材の内側部分に、流
体ポンプが収納される。
(実施例) 第3図及び第4図に示すように、スクータタイプの自動
二輪車の車体フレーム1の後方にはブラケット1B及び
リンク片2を介してエンジン3が揺動自在に懸架れてお
り、また、エンジン3の前方に位置する足載置用フロア
4の下方位置にはフューエルタンク5の本体部5aが配
設されている。さらに、エンジン3のクランクケース3
Aの所定部位(脈動圧取り出し口3a)には直管状の圧
力案内管6の一端が取付けられており、また、この圧力
案内管6の他端は車体の前方に向かって漸次高くなるよ
うに延在していると共に、フューエルポンプ(流体ポン
プ)7の圧力取込口8に連結されている。ここで、フュ
ーエルポンプ7の燃料取り入れ口9はフューエルタンク
5に連結されており、この燃料取り入れ口9とは反対側
に位置する燃料吐出口10には燃料輸送管11の一端が
接続され、その他端はキャブレタ12に接続されてい
る。
足載置用フロア4の一端からシートS側へ向かって立ち
上がるように設けられたセンターカバー部材30内に
は、フューエルタンク5のフューエルダクト5bが収納
されている。このフューエルダクト5bの先端には給油
口5dを塞ぐフューエルキャップ5cが設けられ、この
フューエルキャップ5cを覆うリッド14がセンターカ
バー部材30に設けられている。第4図に示すように、
フューエルポンプ7は、センターカバー部材30とフュ
ーエルダクト部5bとの間で、且つ給油口5dに隣接す
る空間に配されると共に、ボルト13を介してフューエ
ルダクト部5bの側壁に直線的に固定されている。ま
た、フューエルダクト部5bの後方に例えばヘルメット
H等用の物入れLが配設され、該物入れLの上方にはシ
ートSがこれを覆うように配設されている。
第1図及び第2図は前記フューエルポンプ7の詳細を示
すものであり、本体部7Aはベース部7B及びカバー7
Cによりサンドイッチ状に挟持固定されており、本体部
7Aとベース部7Bとの間、及び本体部7Aとカバー7
Cとの間にはそれぞれポンプ作用原動用ダイアフラム1
5、膜動パワーアップ用ダイアフラム16が介在してい
る。また、この本体部7Aには吸い込み弁体17及び吐
出弁体18がそれぞれ設けられており、本体部7A内は
両弁体17、18を介して流入室19、貯溜室20、及
び吐出室21の三室に仕切られ、第三室によりポンプ室
が構成されている。そして、ベース部7Bには貯溜室2
0にダイアフラム15を介して隣設する吸入室22の圧
力取込口23に圧力取込用管路としてのジョイント管2
4が連結されており、本体部7Aには流入室19に臨ま
される吸入口としてのジョイント管25、及び吐出室2
1に臨まされる吐出口としてのジョイント管26がそれ
ぞれ連結されている。ここで、圧力取込口23は第2図
のように長円形の開口にて形成され、該開口の一端は円
形ダイアフラム15の外周側に接するようになってい
る。また、ジョイント管24の管路方向はダイアフラム
15の膜動方向とは直交する方向でかつ車体の略上下方
向に沿っている。なお、リリーフ弁27は吐出室21内
と流入室19内との圧力差調整用に設けられ、吐出室2
1側の圧力が高くなるとスプリング28の付勢力に抗し
て流入室19側へリリーフ弁27が移動して吐出室21
内の圧力が減じ、これが所定圧になると再びリリーフ弁
27が閉じるようになっている。
さらに、ダイアフラム15の有効膜動径は符号Dにて示
され、圧力取込口23はその開口端縁の幅がダイアフラ
ム15の有効膜動径Dに対して略D/4ないしD/2の
大きさの長径を有する長円形状に形成される。つまり、
圧力取込口23の開口中心はダイアフラム15の膜動中
心Oから外方寄り、すなわち第1図及び第2図に示す実
施例では下方側に設定されている。
このように構成されるので、エンジン3のクランク室3
Aから得られる脈動圧は圧力案内管6及びジョイント管
24を介して圧力取込口23に導かれ、ダイアフラム1
5を一方向に膜動させて弁体17を開弁し、ジョイント
管25を介して流入室19内に流入した燃料を貯溜室2
0内に給送する。次いで、ダイアフラム15の他方向へ
の膜動により弁体17を閉弁すると共に、弁体18を開
弁して貯溜室20内に貯溜された燃料を吐出室21に吐
出し、該燃料をジョイント管26及び燃料輸送管11を
介してキャブレタ9に向けて給送する。
他方、エンジンが停止してフューエルポンプ7のポンプ
作用も停止しても、ダイアフラム15を臨む膜動空間、
すなわち吸入室22に浸入したオイル等の不要物は吸入
室22の下方部位に位置した圧力取込口23により吸入
室22内から排出されジョイント管24を介して下方に
自然落下する。
なお、上記実施例では流体ポンプとしてフューエルタン
ク5からの液体燃料をポンプ作用により給送するフュー
エルポンプ7を例に構成したが、勿論、流体は気体でも
差し支えないので、本考案の流体ポンプは例えば排気ガ
ス再循環システムにおける排気還流バルブにも適用でき
る。
また、圧力取込口23の開口縁の形状は長円に限らず、
中心から径方向にわたり形成されるものであればよい。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、圧力取込口からダイヤ
フラム室内に取り込まれたエンジンの脈動圧に応動する
ダイヤフラムのポンプ作用により、吸入口からポンプ室
内に吸入した流体を吐出口から吐出する流体ポンプを備
え、該流体ポンプは、前記吸入口、前記吐出口及び前記
圧力取込口がそれぞれ前記ダイヤフラムの膜動方向とは
直交する方向に沿って配設されており、この流体ポンプ
を、前記吸入口、前記吐出口及び前記圧力取込口が車体
の上下方向に沿い且つ前記給油口に隣接した状態で前記
センターカバー部材の内側に配置したので、スペースの
少ないセンターカバー部材の内側部分に流体ポンプを効
率良くコンパクトに収納することができると共に、ダイ
ヤフラムも必然的に車体の上下方向に沿った状態に配置
されるので、ダイヤフラム室内でのダイヤフラム上への
不要物の堆積の防止、ひいてはダイヤフラムのエンジン
脈動圧に対する応答性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案に係る流体ポンプの一実施
例を示す図であり、第1図は第2図のI−Iに沿う断面
図、第2図は平面図、第3図はスクータタイプの自動二
輪車に適用した場合の一実施例を示す要部側面図、第4
図は第3図の正面から見たIV−IVに沿う断面図である。 7…フューエルポンプ(流体ポンプ)、15…ダイアフ
ラム、19…流入室(ポンプ室)、20…貯留室(ポン
プ室)、21…吐出室(ポンプ室)23…圧力取込口、
O…膜動中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】足載置用フロアの後部からシートに向かっ
    て立ち上がるセンターカバー部材を備え、該センターカ
    バー部材にフューエルタンクの給油口を設けた自動二輪
    車において、圧力取込口からダイヤフラム室内に取り込
    まれたエンジンの脈動圧に応動するダイヤフラムのポン
    プ作用により、吸入口からポンプ室内に吸入した流体を
    吐出口から吐出する流体ポンプを備え、該流体ポンプ
    は、前記吸入口、前記吐出口及び前記圧力取込口がそれ
    ぞれ前記ダイヤフラムの膜動方向とは直交する方向に沿
    って配設されており、この流体ポンプを、前記吸入口、
    前記吐出口及び前記圧力取込口が車体の上下方向に沿い
    且つ前記給油口に隣接した状態で前記センターカバー部
    材の内側に配置したことを特徴とする自動二輪車。
JP1987147804U 1987-09-28 1987-09-28 自動二輪車 Expired - Lifetime JPH063185Y2 (ja)

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JP1987147804U JPH063185Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 自動二輪車

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JPS6451764U JPS6451764U (ja) 1989-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201043A (ja) * 1998-01-09 1999-07-27 Honda Motor Co Ltd 流体ポンプ
KR101054270B1 (ko) * 2004-11-01 2011-08-08 가부시끼가이샤 오크테크 약액 공급용 펌프

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JPS4734409U (ja) * 1971-05-14 1972-12-16
JPS57171067A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd Fuel feeding apparatus for internal combustion engine

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