JPH0481380A - 自動二輪車の給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明１よ自動二輪車の給油装置に関し、特に燃料タン
クを複数個設け、何れかの燃料タンクを切り換えて使用
するようにした場合の、切り換え操作性の改善に関する
。

〔従来の技術〕

自動二輪車において燃料タンクの容量を増大する場合、
配置スペース、車両重心等の関係から燃料タンクを複数
個設け、何れかの燃料タンクを切り換えて使用する場合
がある。このようにした自動二輪車の給油装置として、
従来例えば、実開昭６２−１８７９８７号公報に記載さ
れているように、各燃料タンクの底部に燃料コックを設
け、該各燃料コックからの燃料通路を合流させるととも
に、該合流点より下流側に給油ポンプを設けた給油装置
がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の給油装置では、燃料コックがタンク底部に配
設されているので、燃料タンクを切り換える場合、身体
を曲げて手をタンク底部に伸ばす必要があり、それだけ
操作性が低いという問題がある。

本発明は上記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、切り換え操作を容易化できる自動二輪車の給油装
置を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、複数個の燃料タンクを備え、該何れかの燃料
タンクを切り換えて気化器又は燃料噴射装置に接続する
ようにした自動二輪車の給油装置において、上記各燃料
タンクに給油ポンプを設け、該各給油ポンプと上記気化
器又は燃料噴射装置とを連通ずる給油通路を燃料タンク
の上部に設けられた切り換え操作位置に導出し、該切り
換え操作位置に切り換えコックを配置したことを特徴と
している。

〔作用〕

本発明では、切り換えコックが燃料タンク上部の切り換
え操作位置に配置されているので、切り換え操作に当た
って上記従来装置の場合のように身体を曲げて手をタン
ク底部に伸ばす等の必要はなく、そのままの姿勢で切り
換え操作が可能である。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図ないし第５図は本発明の一実施例による自動二輪
車の給油装置を説明するための図であり、第１図、第２
図２第３図はその側面図、平面図正面図、第４図は給油
ポンプの断面側面図、第５図は該給油装置を備えた自動
二輪車の左側面図である。

図において、１は本実施例装置を備えた自動二輪車であ
り、これの車体フレーム２はヘッドバイブ３に上側、下
側フレーム１３ａ、１３ｂからなる１本のメインフレー
ム１３の前端を接続し、該メインフレーム１３の後端に
左、右一対のリヤアームブラケット６を接続し、さらに
上記メインフレーム１３とヘッドバイブ３との接続部と
上記リヤアームブラケット６とを左、右一対のダウンチ
ューブ１４で連結した構造となっている。上記ヘッドバ
イブ３によって下端で前輪４を軸支する前フオーク５が
左右に操向自在に軸支され、上記リヤアームブラケット
６によって後端で後輪７を軸支するリヤアーム８が上下
に揺動自在に枢支され、さらに該車体フレーム２の中央
付近でエンジンユニット９が懸架支持されている。上記
エンジンユニ・７ト９は、上記クランクケース９ａにシ
リンダボディ９ｂ、　　シリンダヘッド９ｃ、及びヘソ
ドカハ−９ｄを積層してなる水冷式４サイクル並列２気
筒型のものである。上記シリンダヘッド９Ｃの各気筒に
連通する唆気ボートにはキャブジヨイント２３を介して
気化器２４が接続され、さらに該各気化器２４にはエア
クリーナ２５が接続されている。

また上記車体フレーム２の左、右側部には、左。

右の前部燃料タンク１０ａ、１０ｂが配置され、その後
方には後部燃料タンク１１が配置されており、該後部燃
料タンク１１上にはシート１２が搭載されている。さら
にまた上記メインフレーム１３の後半部と上記エンジン
ユニット９のクランクケース９ａとの間には潤滑油タン
ク２６が搭載されている。

上記左、右の前部燃料タンク１０ａ、１０ｂは、上記メ
インフレーム１３．これの下方に配置された上記潤滑油
タンク２６．上記シリンダヘッド９Ｃ，ヘッドカバー９
ｄの上部付近、及び上記気化器２４．エアクリーナ２５
を左、右から挟む太きさのもので、側面から見ると、該
前部燃料タンク１０の上面形状は上記メインフレーム１
３の上面形状と略一致している。また上記後部燃料タン
ク１１は、後輪７の上部を跨ぐ形状でかつシート１２よ
り幅広になっており、その底面の左、右部分が上記リヤ
アームブラケット６から延びるブラケット６ｅで支持さ
れている。なお、１０ｃ、１１ａは給油口である。また
上記前部燃料タンク１０ａ、１０ｂの前部、エンジンユ
ニット９の頭部等及び前照灯Ｉ９付近はカウリング４１
で囲まれている。

そして上記前部燃料タンク１０ａ、１０ｂの底面の前端
左、右外側、及び後部燃料タンク１１の底面の前端右外
側にはそれぞれ給油ポンプ２７が配設されている。該各
給油ポンプ２７はダイヤフラム式のもので、ベースプレ
ート２８上にダイヤフラム２９を配置し、これを弁座３
０で挟持し、さらにシート３１を介在させてカバー３２
で覆った構造のものである。上記ダイヤフラム２９は付
勢ばね２９ａで上方位置に付勢されており、また上記弁
座３０には吸込弁３０ａ、吐出弁３０ｂが配設されてい
る。上記ヘースプレート２８と上記ダイヤフラム２９と
で囲まれた空間は負圧室３４ａとなっており、これは接
続管３３ａ、負圧ホース３３ｂを介して上記キャブジヨ
イント２３に連通している。また上記弁座３０とシート
３１とで囲まれた空間は吸込室３４ｂ、吐出室３４ｃと
なっており、上記吸込室３４ｂには接続管３５ａを介し
てストレーナ３５ｂが接続されている。また上記吐出室
３４Ｃの接続管３６ａはタンク内に位置し、これに接続
された吐出中間ホース３６ｂはタンク内を上方に延び、
各タンクの上面に固着された接続管３６Ｃのタンク内部
分に接続されている。該各接続管３６ｃのタンク外部分
に接続された各吐出集合ホース３６ｄは、左、右の前部
燃料タンク１０ａ、１０ｂ間でかつメインフレーム１３
の上面部分の切り換え操作位置Ａに導出され、切り換え
コンク３７ａ〜３７ｃを介して集合管３８に接続されて
いる。またこの集合管３８は供給ホース３９により上記
各気化器２４に分岐接続されている。なお、４０は上記
供給ホース３９の途中に介設された燃料フィルタである
。

次に本実施例の作用効果について説明する。

本実施例の給油装置では、左、右の前部タンク１０ａ、
１０ｂ、後部タンク１１の何れかを切り換えて使用する
わけであるが、例えば左の前部タンク１０ｂを使用する
場合は、第２図に示すように、右の前部タンク１０ｂ及
び後部タンク１１の燃料コック３７ｂ、３７Ｃを閉じる
とともに、左の前部タンク１０ａの燃料コック３７ａを
開ける。

すると、左の燃料タンク１０ａの給油ポンプ２７からの
燃料が集合管３８を経て左、右の気化器２４に供給され
る。

このように本実施例では、各燃料タンクからの燃料通路
を一旦前部タンク１０ａ、１０ｂの上面間でかつメイン
フレーム１３の上面切り換え操作位置Ａに導出し、該部
分に切り換え用の燃料コック３７ａ〜３７ｃを配！した
ので、そのままの姿勢で切り換え操作を行うことができ
、上記従来のタンク底部に燃料コックを配設した場合に
比較して操作性を大幅に改善できる。

ここで、燃料通路をタンク内油面より高所に導出して合
流させ、該合流点より下流側に１つの給油ポンプを設け
た場合、該ポンプに空気が吸い込まれ、給油不能となる
おそれがあるが、本実施例では各燃料タンク１０ａ、１
０ｂ、１１の底部に独立の給油ポンプ２７を設けたので
このような問題が生じることはない。

〔発明の効果〕

以上のように本発明に係る自動二輪車の給油装置によれ
ば、各燃料タンクからの給油通路を燃料タンクの上部に
設けられた切り換え操作位置に導出し、該操作位置に切
り換え用の燃料コックを配置したので、切り換え操作性
を大幅に向上できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例による自動二輪
車の給油装置を説明するための図であり、第１図、第２
図、第３図はそれぞれ側面図、平面図、正面図、第４図
は給油ポンプの断面側面図、第５図は該給油装置を備え
た自動二輪車の左側面図である。 図において、１は自動二輪車、１０ａ、１０ｂ１１は左
、右の前部タンク、後部タンク（燃料タンク）、２４は
気化器、２７は給油ポンプ、３７ａ〜３７ｃは燃料コッ
ク（切り換えコック）、Ａは切り換え操作位置である。 特許出願人　ヤマハ発動機株式会社 代理人　　　　弁理士　下布　努 第３ 図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個の燃料タンクを備え、該何れかの燃料タン
   クを切り換えて気化器又は燃料噴射装置に接続するよう
   にした自動二輪車の給油装置において、上記各燃料タン
   クに給油ポンプを設け、該各給油ポンプと上記気化器又
   は燃料噴射装置とを連通する給油通路を燃料タンクの上
   部に設けられた切り換え操作位置に導出し、該切り換え
   操作位置に切り換えコックを配置したことを特徴とする
   自動二輪車の給油装置。