JPS6234047Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6234047Y2
JPS6234047Y2 JP1981163454U JP16345481U JPS6234047Y2 JP S6234047 Y2 JPS6234047 Y2 JP S6234047Y2 JP 1981163454 U JP1981163454 U JP 1981163454U JP 16345481 U JP16345481 U JP 16345481U JP S6234047 Y2 JPS6234047 Y2 JP S6234047Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary gear
switching mechanism
reverse switching
shaft
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981163454U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5867149U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981163454U priority Critical patent/JPS5867149U/ja
Publication of JPS5867149U publication Critical patent/JPS5867149U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6234047Y2 publication Critical patent/JPS6234047Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車両用Vベルト式無段変速機に関す
る。
〈従来の技術〉 従来の車両用Vベルト式無段変速機は、第1図
に示す如く、夫々入力軸51及び出力軸55に固
定された固定フランジ52A及び56Aと夫々油
圧サーボ53及び57により駆動される可動フラ
ンジ52B及び56Bとからなり、実効径が前記
油圧サーボ53及び57により可変とされる入力
プーリ52及び出力プーリ56と、これら両プー
リ間を伝動するVベルト58とを備えたVベルト
式無段変速部と、エンジンと入力軸との間に設け
られた発進装置210と、出力軸に設けられた前
後進切換機構220とから構成されている。
油圧サーボに油圧を供給するオイルポンプ10
1は、入力プーリ52に対してエンジと反対側の
端に設けられ、入力軸の中空部内に挿通されエン
ジンと直結されたオイルポンプ駆動軸100によ
り駆動されている。そして、油圧サーボ53及び
57への作動油は、夫々入力軸51及び出力軸5
5の軸心に中空部511及び551を形成し、該
中空部を介して給排されていた。
この従来のVベルト式無段変速機では、発進装
置は乾式の遠心式自動クラツチで構成され、前後
進切換機構は摺動噛み合い式のクラツチ機構と前
進用及び後進用のギヤから構成されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかるに、このように構成された従来の車両用
Vベルト式無段変速機においては、発進装置は乾
式の遠心式自動クラツチで構成され、前後進切換
機構は摺動噛み合い式のクラツチ機構と前進用及
び後進用のギヤから構成されているので、発進制
御が複雑になるとともに、前後進切換機構が大型
化しVベルト式無段変速機が大型化する。
そこで、発進装置として流体継手を用い、前後
進切換機構として前進用及び後進用の摩擦係合要
素と一組の遊星歯車機構とを備えた遊星歯車式前
後進切換機構を用いたものが提案されている(特
開昭56−46146号公報)。そして、この特開昭56−
46146号公報に示されるVベルト式無段変速機に
おいては、遊星歯車式前後進切換機構のコンパク
ト化を計るために、伝達トルクの小さい入力軸上
に遊星歯車式前後進切換機構を設けるように構成
されている。
ところがこの特開昭56−46146号公報において
は、同一軸心上に順次流体継手、Vベルト式無段
変速機の入力プーリ、遊星歯車式前後進切換機
構、オイルポンプの順で配置されているので、入
力プーリと一体に形成された入力軸内に前後進切
換機構の入力軸とオイルポンプを駆動するオイル
ポンプ駆動軸が挿通されるため、入力プーリと一
体に設けられた入力軸に設けられる入力プーリの
油圧サーボへの油圧供給油路が狭くなり、十分な
油路面積が取れなかつた。
車両用Vベルト式無段変速機では、停止中の変
速が困難であるので、急停車時には急速にVベル
ト式無段変速機の減速比を最大位置まで変化させ
ておかないと、再発進がスムースにできない。こ
の急速な減速比の増大(ダウンシフト)には、入
力プーリの油圧サーボ内の油圧の急速な排出が必
要となるが、従来第1図及び特開昭56−46146号
公報に示されるようなVベルト式無段変速機で
は、入力プーリの油圧サーボへの油圧供給油路の
油路面積が十分取れなかつたので、急停車中に入
力プーリの油圧サーボ内の油圧の急速な排出がで
きず、Vベルト式無段変速機の減速比が最大位置
まで変化せず、再発進がスムースにできないとい
う問題があつた。
そこで、本考案は流体継手、オイルポンプ及び
遊星歯車式前後進切換機構を入力プーリに対して
エンジン側に配置して、入力プーリに対してエン
ジンと反対側には入力プーリの油圧サーボのみを
配置するように構成することにより、入力プーリ
の油圧サーボへの油圧供給油路の油路面積を大き
く取れるようにして、急停車時に入力プーリの油
圧サーボ内の油圧の急速な排出ができ、Vベルト
式無段変速機の減速比が最大位置までスムースに
変化し、再発進がスムースにできるようにしたも
のである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、エンジンに連結された流体継手と、
該流体継手の出力軸に連結された遊星歯車式前後
進切換機構と、該遊星歯車式前後進切換機構の出
力要素に連結された入力軸と、該入力軸と平行に
配設された出力軸と、前記入力軸及び出力軸に設
けられ作動油が給排される油圧サーボによりその
実行径が可変とされる入力プーリ及び出力プーリ
と、これら両プーリ間を伝動するVベルトとから
なるVベルト式無段変速機とを備える車両用Vベ
ルト式無段変速機において、前記油圧サーボに油
圧を供給するオイルポンプはエンジンにより駆動
されるように前記流体継手と前記遊星歯車式前後
進切換機構との間に配設され、前記遊星歯車式前
後進切換機構は複数の摩擦係合要素と一組のダブ
ルプラネタリギヤ式遊星歯車機構とからなり、前
記流体継手と前記Vベルト式無段変速部との間に
配設され、前記入力プーリは前記入力軸に一体的
に連結されエンジン側に設けられた固定フランジ
と前記油圧サーボにより摺動自在にされた可動フ
ランジとからなり、前記遊星歯車式前後進切換機
構の摩擦係合要素への油圧は入力軸のエンジン側
に設けられた第1の油路を介して供給され、前記
入力プーリの油圧サーボへの油圧は入力軸のエン
ジンとは反対側に設けられた第2の油路を介して
供給されるようにした構成からなる。
〈考案の作用及び効果〉 本考案によれば、エンジンに連結された流体継
手と、該流体継手の出力軸に連結された遊星歯車
式前後進切換機構と、該遊星歯車式前後進切換機
構の出力要素に連結された入力軸と、該入力軸と
平行に配設された出力軸と、前記入力軸及び出力
軸に設けられた作動油が給排される油圧サーボに
よりその実行径が可変とされる入力プーリ及び出
力プーリと、これら両プーリ間を伝動するVベル
トとからなるVベルト式無段変速部とを備える車
両用Vベルト式無段変速機において、前記油圧サ
ーボに油圧を供給するオイルポンプをエンジンに
より駆動されるように前記流体継手と前記遊星歯
車式前後進切換機構との間に配設し、前記遊星歯
車式前後進切換機構を前記流体継手と前記Vベル
ト式無段変速部との間に配設し、前記入力プーリ
は前記入力軸に一体的に連結されエンジン側に設
けられた固定フランジと前記油圧サーボにより摺
動自在にされた可動フランジとからなるように構
成することにより、流体継手、オイルポンプ及び
遊星歯車式前後進切換機構は入力プーリに対して
エンジン側に配置され、入力プーリに対してエン
ジンと反対側には入力プーリの油圧サーボのみが
配置されるので、前記遊星歯車式前後進切換機構
の油圧サーボへの圧油供給油路と前記入力プーリ
の油圧サーボへの油圧供給油路とを一部に集中し
て設けることがなくなり、前記遊星歯車式前後進
切換機構の摩擦係合要素への油圧は入力軸のエン
ジン側に設けられた第1の油路を介して供給し、
前記入力プーリの油圧サーボへの油圧は入力軸の
エンジンとは反対側に設けられた第2の油路を介
して供給するようにできるので、入力軸の入力プ
ーリに対してエンジンと反対側の軸心には、入力
プーリの油圧サーボへの第2の油路のみを設ける
ことができるようになり、入力プーリの油圧サー
ボへの第2の油路の油路面積を大きく設定するこ
とが可能となる。
このように入力プーリの油圧サーボへの第2の
油路の油路面積を大きく設定することができる
と、入力プーリの油圧サーボへの油圧の供給及び
排出の応答性が向上し、Vベルト式無段変速機の
減速比の制御が応答性良く行われるという効果を
有する。
例えば、車両の急停車時に入力プーリの油圧サ
ーボ内の油圧の急速な排出ができ、Vベルト式無
段変速機の減速比が最大位置までスムースに変化
し、再発進がスムースにできるという効果を有す
る。
また、入力軸の入力プーリに対してエンジン側
の軸心には、遊星歯車式前後進切換機構の摩擦係
合要素への第1の油路のみを設けることができる
ようになり、遊星歯車式前後進切換機構の摩擦係
合要素への第1の油路の油路面積を大きく設定す
ることが可能となるので、車両のN−D及びN−
Rシフト時の遊星歯車式前後進切換機構の摩擦係
合要素の油圧サーボ内の油圧の供給及び排出が遅
れることなく行なわれ、N−D及びN−Rシフト
時のシフトフイーリングが向上するという効果を
有する。
〈実施例〉 つぎに、本考案を図に示す実施例に基き説明す
る。
ハウジング1はエンジンとの締結面1Aが開口
してフルードカツプリング、トルクコンバータな
ど流体継手が収納される流体継手ルーム11と、
エンジンと反対側面が開口してデイフアレンシヤ
ルギヤ7が収納されると共に該デイフアレンシヤ
ルギヤ7の一方の出力軸を支持するデイフアレン
シヤルルーム12と、同様にエンジンと反対側面
が開口してアイドラギヤ8が収納されると共にア
イドラギヤ8の軸の一方を支持するアイドラギヤ
ルーム13を有する。
トランスミツシヨンケース2はエンジン側面が
開口しVベルト式無段変速機5が収納されるトラ
ンスミツシヨンルーム21と、前記ハウジング1
のデイフアレンシヤルルーム12の開口面を蓋す
ると共にデイフアレンシヤルギヤ7の他の一方の
出力軸を支持するデイフアレンシヤルルーム22
とからなり、前記ハウジング1のエンジンと反対
側面1Bにボルトで締結されており、前記ハウジ
ングおよび後記する中間ケースと共に自動変速機
の外殻(ケース)を構成している。
中間ケース3は流体継手とVベルト式無段変速
機との間の伝動軸を軸支するように構成されてお
り、本実施例ではトランスミツシヨンケース2内
に収納された状態でハウジング1のエンジンと反
対側面1Bにボルトで締結されている。
自動変速機は、本実施例ではハウジング1内に
配されエンジンの出力軸に連結される公知のフル
ードカツプリング4とトランスミツシヨンケース
2内に設けられたVベルト式無段変速機5及び遊
星歯車式前後進切換機構6からなる。
フルードカツプリング4の出力軸42は、中間
ケース3の中心に嵌着されたスリーブ31にメタ
ルベアリング32を介して回転自在に支持され、
エンジン側端にはフルードカツプリング4のター
ビン45のハブ46とがスプライン嵌合され、他
端は段状に大径化されて該大径部は遊星歯車式前
後進切換機構6の入力軸60となり、ベアリング
33を介して中間ケース3に支持されている。前
記フルードカツプリング4の出力軸42および遊
星歯車式前後進切換機構6の入力軸60は軸心が
中空に形成され、該中空部は油路421が設けら
れると共に栓420が嵌着され、さらに前記Vベ
ルト式無段変速機5の入力軸51に固着されたス
リーブ422のエンジンがわ端部が回転自在に嵌
め込まれている。
オイルポンプカバー10は中間ケース3のエン
ジン側(フルードカツプリング側)壁に締結さ
れ、内部には前記フルードカツプリング4と一体
の中空軸41で駆動されるオイルポンプ101が
収納されている。
Vベルト式無段変速機5は、軸心が中空とされ
該中空部が作動油、潤滑油の供給油路とされた入
力軸51が前記フルードカツプリング4と同軸心
を有するよう配され、内部に油路が形成された出
力軸55が前記入力軸51と平行に配されてい
る。
このVベルト式無段変速機5は、遊星歯車式前
後進切換機構6の出力軸61と一体の入力軸51
に一体に形成された固定フランジ52A、及び油
圧サーボ53により前記固定フランジ52A方向
に摺動される可動フランジ52Bからなる入力プ
ーリ52と、前記Vベルト式無段変速機の出力軸
55と一体に形成された固定フランジ56A、及
び該油圧サーボ57により固定フランジ56A方
向に摺動される可動フランジ56Bからなる出力
プーリ56と、入力プーリ52と出力プーリ56
との間を伝動するVベルト58とからなる。
Vベルト式無段変速機の入力軸51は、遊星歯
車式前後進切換機構の出力軸61となつているエ
ンジン側端51Aがベアリング34を介して前記
遊星歯車式前後進切換機構の入力軸60に支持さ
れ、該入力軸60及びベアリング33を介して中
間ケース3に支持されており、他端51Bはベア
リング35を介してトランスミツシヨンケースの
エンジンと反対側壁25に支持され、さらにその
先端面51Cは前記側壁25に締結された蓋26
にニードルローラーベアリング27を介して当接
されている。
Vベルト式無段変速機の出力軸55は、エンジ
ン側端には出力ギヤの支軸591に形成されたイ
ンナスプライン596に嵌合するアウタスプライ
ン55Aが形成され、スプライン嵌合により出力
ギヤの支軸591を介して中間ケース3に支持さ
れ、他端55Bは他方の支点を形成するボールベ
アリング92を介してトランスミツシヨンケース
のエンジン反対側壁25Bに支持されている。
出力ギヤ59は、中空の支軸591と一体に形
成され、該支軸591はエンジン側端591Aが
ローラーベアリング592を介してハウジングの
側壁に支持され、他端591Bはローラーベアリ
ング593を介して中間ケース3に支持され、さ
らに出力ギヤ59のエンジン側側面59Aはニー
ドルベアリング594を介して前記ハウジングの
側壁に当接され、該出力ギヤの反対側側面59B
はニードルベアリング595を介して中間ケース
3の側面に当接され、さらに支軸591のトラン
スミツシヨン側にはインナスプライン596が形
成されている。
このVベルト式無段変速機の出力軸55の軸心
に形成された油路551には中間部にセンシング
バルブボデイ552が嵌着され、該バルブボデイ
552のエンジン側部552Aは全空間がトラン
スミツシヨンケースに形成された油圧制御装置と
連絡する油路14から供給された油圧が前記油圧
サーボ57に導かれる油路とされ、前記バルブボ
デイ552のエンジンと反対側部552Bは、先
端が前記トランスミツシヨンケースの側壁25の
出力軸55との対応部に形成される穴25Bを塞
ぐよう蓋着された蓋553のパイプ状突出部55
4と嵌合されトランスミツシヨンケース及び該ト
ランスミツシヨンケースに締結された蓋553に
形成され無圧制御装置から可動フランジ56Bの
変位位置を検出するセンシングバルブ555の作
動油が供給される油路となつている。
遊星歯車式前後進切換機構6は該Vベルト式無
段変速機5の入力軸51とフルードカツプリング
4の出力軸42との間に配されている。
この遊星歯車式前後進切換機構6は第3図に示
されるように前記フルードカツプリング4の出力
軸42と一体の入力軸60に連結されると共に、
多板クラツチ63を介して後記するVベルト式無
段変速機の固定フランジに連結されたキヤリヤ6
2、多板ブレーキ65を介して中間ケース3に係
合されたリングギヤ66、Vベルト式無段変速機
の入力軸51と一体に形成されている遊星歯車式
前後進切換機構の出力軸61外周に設けられたサ
ンギヤ67、前記キヤリヤ62に軸支されサンギ
ヤ67と歯合した第1のプラネタリギヤ64′、
前記キヤリヤ62に軸支されリングギヤ66と歯
合するとともに第1のプラネタリギヤ64′と歯
合する第2のプラネタリギヤ64″、前記中間ケ
ース3壁に形成され前記多板ブレーキ65を作動
させる油圧サーボ68、前記固定フランジ壁に形
成され前記多板クラツチ63を作動させる油圧サ
ーボ69とからなり、前進時には多板クラツチ6
3を係合することにより、遊星歯車機構を一体化
して回転させ入力プーリに動力を伝達し、後進時
には多板ブレーキ65を作動してリングギヤ66
を固定し入力プーリに逆回転の動力を伝達するよ
うになつている。
デイフアレンシヤルギヤ7は前記Vベルト式無
段変速機5の入力軸51および出力軸55と平行
的に配置され、出力軸71が車軸70に連結され
ている。
アイドラギヤ8は該デイフアレンシヤルギヤ7
の入力大歯車72と前記Vベルト式無段変速機5
の前記出力軸55のエンジンがわ端部に備えられ
たVベルト式無段変速機5の出力ギヤ59との間
に挿入され、前記出力軸55と平行して一端は前
記ハウジング1に軸支され他端は中間ケース3に
軸支されて設けられたアイドラギヤ軸81と、該
アイドラギヤ軸81に設けられ出力ギヤ59と噛
合する入力歯車82および入力大歯車72と噛合
する出力歯車83とから構成される。
この実施例ではフルードカツプリング4の出力
軸42、遊星歯車式前後進切換機構6の入力軸6
0および出力軸61、およびVベルト式無段変速
機の入力軸51により第1軸が構成され、Vベル
ト式無段変速機の出力軸55と出力ギヤ59とで
第2軸が構成され、アイドラギヤ軸81が第3軸
を構成している。
Vベルト式無段変速機5および遊星歯車式前後
進切換機構6は、車速とスロツトル開度などの車
両走行条件に応じて油圧制御装置により減速比、
前進、後進など所定の制御がなされる。
Vベルト式無段変速機の入力軸51のエンジン
側の軸心に形成された中空部511Aは第1の油
路とされ、該中空部511Aには、エンジン側部
に前記スリーブ422が嵌着され、スリーブ42
2の軸心には油路511が設けられている。
多板クラツチ63の油圧サーボ69への圧油の
給排は、図示しない油圧制御装置により制御さ
れ、オイルポンプ101により吐出された圧油
が、ハウジング1及び中間ケース3の図示しない
油路から、油圧制御装置を介してスリーブ31に
設けられた油路301を介してフルードカツプリ
ング4の出力軸42に設けられた油路421を通
つてスリーブ422の軸心に形成された油路51
1、入力軸51のエンジン側の軸心に形成された
中空部511A、固定フランジ52Aの基部に形
成された油路513を介して油圧サーボ69に供
給される。
Vベルト式無段変速機の入力軸51のエンジン
と反対側部には軸心に油圧サーボ53の圧油給排
油路である第2の油路となる中空部511Bが形
成されており、該中空部のエンジンと反対側の端
には前記トランスミツシヨンケースの側壁25の
入力軸51との対応部に形成された穴25Aを塞
ぐよう蓋着された蓋26のパイプ状突出部261
と嵌合されている。蓋26にはトランスミツシヨ
ンケース2に設けられた油圧サーボ53への圧油
給排油路514Aと入力軸に設けられた中空部5
11Bとを連絡する油路514が設けられてい
る。
入力プーリ52の油圧サーボ53への圧油の給
排は、図示しない油圧制御装置により制御され、
オイルポンプ101により吐出された圧油が、ハ
ウジング1及び中間ケース3の図示しない油路か
ら、油圧制御装置を介してトランスミツシヨンケ
ース2に設けられた圧油給排油路514Aに導か
れ、蓋26に設けられた油路514を介して入力
軸51のエンジンと反対側の軸心に設けられた中
空部511Bに供給され、更に入力軸に設けられ
た油路511C、可動フランジ52Bに設けられ
た油路52Cを通つて油圧サーボ53の油室53
Aに供給される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用無段変速機の断面図、第
2図は本考案の車両用無段変速機の断面図、第3
図は遊星歯車式前後進切換機構を示す図である。 符号の説明、1……ハウング、2……トランス
ミツシヨンケース、3……中間ケース、4……フ
ルードカツプリング、5……Vベルト式無段変速
機、6……遊星歯車式前後進切換機構、7……デ
イフアレンシヤルギヤ、8……アイドラギヤ、5
1……Vベルト式無段変速機の入力軸、55……
Vベルト式無段変速機の出力軸、52……入力プ
ーリ、56……出力プーリ、101……オイルポ
ンプ、511A……第1の油路、511B……第
2の油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに連結された流体継手と、該流体継手
    の出力軸に連結された遊星歯車式前後進切換機構
    と、該遊星歯車式前後進切換機構の出力要素に連
    結された入力軸と、該入力軸と平行に配設された
    出力軸と、前記入力軸及び出力軸に設けられ作動
    油が給排される油圧サーボによりその実行径が可
    変とされる入力プーリ及び出力プーリと、これら
    両プーリ間を伝動するVベルトとからなるVベル
    ト式無段変速部とを備える車両用Vベルト式無段
    変速機において、前記油圧サーボに油圧を供給す
    るオイルポンプはエンジンにより駆動されるよう
    に前記流体継手と前記遊星歯車式前後進切換機構
    との間に配設され、前記遊星歯車式前後進切換機
    構は複数の摩擦係合要素と一組のダブルプラネタ
    リギヤ式遊星歯車機構からなり、前記流体継手と
    前記Vベルト式無段変速部との間に配設され、前
    記入力プーリは前記入力軸に一体的に連結されエ
    ンジン側に設けられた固定フランジと前記油圧サ
    ーボにより摺動自在にされた可動フランジとから
    なり、前記遊星歯車式前後進切換機構の摩擦係合
    要素への油圧は入力軸のエンジン側に設けられた
    第1の油路を介して供給され、前記入力プーリの
    油圧サーボへの油圧は入力軸のエンジンとは反対
    側に設けられた第2の油路を介して供給されるよ
    うにしたことを特徴とする車両用Vベルト式無段
    変速機。
JP1981163454U 1981-10-30 1981-10-30 車両用vベルト式無段変速機 Granted JPS5867149U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981163454U JPS5867149U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 車両用vベルト式無段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981163454U JPS5867149U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 車両用vベルト式無段変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5867149U JPS5867149U (ja) 1983-05-07
JPS6234047Y2 true JPS6234047Y2 (ja) 1987-08-31

Family

ID=29955748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981163454U Granted JPS5867149U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 車両用vベルト式無段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5867149U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5560750A (en) * 1978-10-26 1980-05-08 Piv Antrieb Reimers Kg Werner Stepless adjustable conival disc type transmission
JPS5680550A (en) * 1979-12-03 1981-07-01 Aisin Warner Ltd Belt driven type stepless speed changer

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5560750A (en) * 1978-10-26 1980-05-08 Piv Antrieb Reimers Kg Werner Stepless adjustable conival disc type transmission
JPS5680550A (en) * 1979-12-03 1981-07-01 Aisin Warner Ltd Belt driven type stepless speed changer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5867149U (ja) 1983-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4467670A (en) Belt drive continuously-variable speed automatic transmission
US4467669A (en) Working fluid distributing system for a belt drive continuously-variable speed automatic transmission
US4549447A (en) Belt drive continuously-variable speed automatic transmission
JPH0155342B2 (ja)
US4526061A (en) Stepless automatic transmission for motor vehicles
JP2000283188A (ja) 流体継手装置
US6093125A (en) All wheel drive continuously variable transmission having dual mode operation
JP2003021227A (ja) 無段変速機における潤滑構造
JPH1163176A (ja) 遊星歯車装置の潤滑油供給構造
JPS6234047Y2 (ja)
US4526062A (en) Stepless automatic transmission for motor vehicles
JPH0232924Y2 (ja)
JPH0246813B2 (ja)
JPH0228748B2 (ja)
JPS6124753Y2 (ja)
JPH0218460B2 (ja)
JPH0130683Y2 (ja)
JPS646442Y2 (ja)
JP3036761B2 (ja) 自動変速機
JP4030444B2 (ja) 車両用内燃機関制御システム
JP3785857B2 (ja) 動力伝達装置の潤滑構造
JP3424492B2 (ja) 車両用ベルト式変速装置
JP2766646B2 (ja) Vベルト式無段変速装置
JPH0155343B2 (ja)
JP2828639B2 (ja) 自動変速機のスラスト軸受装置