JPH0130683Y2 - - Google Patents

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JPH0130683Y2
JPH0130683Y2 JP1982028318U JP2831882U JPH0130683Y2 JP H0130683 Y2 JPH0130683 Y2 JP H0130683Y2 JP 1982028318 U JP1982028318 U JP 1982028318U JP 2831882 U JP2831882 U JP 2831882U JP H0130683 Y2 JPH0130683 Y2 JP H0130683Y2
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planetary gear
input shaft
gear transmission
transmission
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自動車などの車両に搭載される車両
用無段自動変速機に関する。
<従来の技術> 従来の車両用無段自動変速機は、エンジンに連
結された流体継手と、該流体継手の出力軸に連結
された前進後進切換用遊星歯車変速機と、該前進
後進切換用遊星歯車変速機の出力要素に連結され
た入力軸と、該入力軸と平行に配設された出力軸
と、前記入力軸及び出力軸に設けられた作動油が
給排される油圧サーボによりその実行径が可変と
される入力プーリ及び出力プーリと、これら両プ
ーリ間を伝動するVベルトからなるVベルト式無
段変速部とから構成されている。
そして、前記入力プーリ及び前記前進後進切換
用遊星歯車変速機の油圧サーボへの油圧の供給及
び前記前進後進切換用遊星歯車変速機の潤滑箇所
への油圧への供給が、前記入力軸の軸心に一方向
側から夫々設けられた油圧供給油路によつて行な
われていた。
<考案が解決しようとする問題点> このように構成された車両用無段自動変速機で
は、停止中の変速が困難であるので、急停車時に
は急速にVベルト式無段変速機の減速比を最大位
置まで変化させておかないと、再発進がスムース
にできない。この急速な減速比の増大(ダウンシ
フト)には、入力プーリの油圧サーボ内の油圧の
急速な排出が必要となる。
ところが、入力プーリの油圧サーボへの油圧供
給油路の油路面積が十分とれないと、急停車時に
入力プーリの油圧サーボ内の油圧の急速な排出が
できず、Vベルト式無段変速機の減速比が最大位
置まで変化せず、再発進がスムースにできないと
いう問題がある。
そこで、第1図に示すように、流体継手400
とVベルト式無段変速機500との間に前進後進
切換用遊星歯車変速機600を設け、前記流体継
手の出力軸1は前記遊星歯車変速機の入力軸と一
体であるとともに、その遊星歯車変速機側は軸心
が中空とされ、前記遊星歯車変速機の出力軸2は
前記Vベルト式無段変速機の入力軸と一体である
とともに、その遊星歯車変速機側は先端が前記流
体継手の出力軸の中空部3に回転自在に嵌込まれ
るように構成し、入力プーリ520の油圧サーボ
530への油圧供給油路900を入力軸のエンジ
ンとは反対側の端から入力軸の軸心に形成し、遊
星歯車変速機600の油圧サーボ690に供給さ
れる油路101及び前記遊星歯車変速機の各潤滑
箇所へ油圧を供給する油路102を入力軸のエン
ジンと同じ側の端から入力軸の軸内に形成し、入
力プーリの油圧サーボへの油圧供給油路900の
油路面積を大きくとるようにすることが考えられ
る。
ところが、第1図に示されるように、遊星歯車
変速機の油圧サーボに供給される油路101及び
前記遊星歯車変速機の各潤滑箇所へ油圧を供給す
る油路102が2本の並列した油路101及び1
02で形成されていると、Vベルト式無段変速機
の入力軸の重心が偏心してバランスが悪くなる。
特にVベルト式無段変速機の入力軸は入力プーリ
の固定フランジと一体的に設けられているため、
その重量が大きくバランスが悪いと、振動を発生
し、Vベルト式無段変速部の耐久性の低下及び変
速の不安定が来すという問題があつた。
また、遊星歯車変速機の油圧サーボに供給され
る油路101及び前記遊星歯車変速機の各潤滑箇
所へ油圧を供給する油路102が2本の並列した
油路101及び102で形成されていると、前進
後進切換用遊星歯車変速機の油圧サーボ690へ
の油圧供給油路101の油路面積が十分とれず
に、N−Dシフト時の前進後進切換用遊星歯車変
速機の油圧サーボ690内の油圧の立上りが遅
れ、摩擦材が焼き付いたり摩耗したり、またN−
Rシフト時の前進後進切換用遊星歯車変速機の油
圧サーボ690内の油圧の排出が遅れ、シフトシ
ヨツクが生じたりする問題があつた。ここで油圧
供給油路101の油路面積を十分にとるには、油
圧供給油路101が形成される入力軸の径を大き
くすればよいが、径を大きくすると自動変速機の
径方向寸法が大きくなり車両への搭載性が損なわ
れるという問題が発生してくる。
そこで本考案は、入力プーリの油圧サーボへの
油圧供給油路を入力軸のエンジンとは反対側の端
から入力軸の軸心に形成し、遊星歯車変速機の油
圧サーボに供給される油路及び前記遊星歯車変速
機の各潤滑箇所へ油圧を供給する油路を入力軸の
エンジンと同じ側の端から入力軸の軸心に形成
し、かつ遊星歯車変速機の油圧サーボに供給され
る油路と、前記遊星歯車変速機の各潤滑箇所へ油
圧を供給する油路とを、前記入力軸の軸心に設け
られた1本の油穴内に中空の段付スリーブを打ち
込むことにより、該スリーブ内に遊星歯車変速機
の油圧サーボに供給される油路を構成し、スリー
ブと入力軸との間に形成される隙間に遊星歯車変
速機の各潤滑箇所へ油圧を供給する油路を構成す
るようにすることにより、入力プーリの油圧サー
ボへの油圧供給油路の油路面積を大きくとれるよ
うにするとともに、遊星歯車変速機の油圧サーボ
への油圧供給油路の油路面積を大きくとれるよう
にして、急停車時に入力プーリの油圧サーボ内の
油圧の急速な排出ができず、Vベルト式無段変速
機の減速比が最大位置までスムースに変化し、再
発進がスムースにできるとともに、N−Dシフト
時の前進後進切換用遊星歯車変速機の油圧サーボ
内の油圧の立上り遅れがなく、摩擦材の耐久性が
向上するとともに、またN−Rシフト時の前進後
進切換用遊星歯車変速機の油圧サーボ内の油圧の
排出がスムースになり、シフトシヨツクが緩和さ
れるようにするとともに、入力プーリの固定フラ
ンジと一体的に設けられた入力軸のバランスを良
くして入力軸の振動を抑えることにより、Vベル
ト式無段変速部の耐久性を向上するとともに変速
を安定することができ、しかも自動変速機の径方
向の寸法を抑えることにより車両への搭載性を損
なわないようにした車両用無段自動変速機を提供
するものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、エンジンに連結された流体継手と、
該流体継手の出力軸に連結された前進後進切換用
遊星歯車変速機と、該前進後進切換用遊星歯車変
速機の出力要素に連結された入力軸と、該入力軸
と平行に配設された出力軸と、前記入力軸及び出
力軸に設けられ作動油が給排される油圧サーボに
よりその実行径が可変とされる入力プーリ及び出
力プーリと、これら両プーリ間を伝動するVベル
トからなるVベルト式無段変速機とを備える車両
用無段自動変速機において、前記前進後進切換用
遊星歯車変速機は複数の油圧サーボ付摩擦係合要
素と一組の遊星歯車機構からなり前記流体継手と
前記Vベルト式無段変速部との間に配設され、前
記入力プーリは前記入力軸に一体的に連結されエ
ンジン側に設けられた固定フランジと前記油圧サ
ーボにより摺動自在にされた可動フランジとから
なり、前記入力プーリの油圧サーボへの油圧は入
力軸のエンジンとは反対側に設けられた油圧供給
油路を介して入力軸のエンジンとは反対側端面か
ら供給され、前記流体継手の出力軸は前記前進後
進切換用遊星歯車変速機の入力軸と一体であると
ともにその前進後進切換用遊星歯車変速機がわは
軸心が中空とされ、前記前進後進切換用遊星歯車
変速機の出力軸は前記Vベルト式無段変速機の入
力軸と一体であるとともにその前進後進切換用遊
星歯車変速機がわは先端外周部が前記流体継手の
出力軸の中空部に回転自在に嵌め込まれ、かつそ
のエンジン側軸心には段付の中空孔が形成され、
該中空孔には段付の中空スリーブが嵌着され、該
中空スリーブの外周面と前記中空孔の内周面とで
区画された空間に前記前進後進切換用遊星歯車変
速機の潤滑用油路を形成し、前記中空スリーブの
中空部に区画された空間に前記前進後進切換用遊
星歯車変速機の油圧サーボへの圧油供給油路を形
成し、入力軸のエンジン側端面から油圧を供給す
るようにしたことを特徴とする。
<考案の作用及び効果> 本願考案によれば、前記前進後進切換用遊星歯
車変速機は複数の油圧サーボ付摩擦係合要素と一
組の遊星歯車変速機構からなり前記流体継手と前
記Vベルト式無段変速部との間に配設され、前記
入力プーリは前記入力軸に一体的に連結されエン
ジン側に設けられた固定フランジと前記油圧サー
ボにより摺動自在にされた可動フランジとからな
り、前記入力プーリの油圧サーボへの油圧は入力
軸のエンジンとは反対側に設けられた油圧供給油
路を介して入力軸のエンジンとは反対側端面から
供給されるように構成したことから、入力プーリ
の油圧サーボへの油圧供給油路の油路面積が大き
く取れ、急停車時に入力プーリの油圧サーボ内の
油圧の急速な排出ができ、Vベルト式無段変速機
の減速比が最大位置までスムースに変化し、再発
進がスムースにできるという効果を有する。
また、前記流体継手の出力軸は前記前進後進切
換用遊星歯車変速機の入力軸と一体であるととも
にその前進後進切換用遊星歯車変速機がわは軸心
が中空とされ、前記前進後進切換用遊星歯車変速
機の出力軸は前記Vベルト式無段変速機の入力軸
と一体であるとともにその前進後進切換用遊星歯
車変速機がわは先端外周部が前記流体継手の出力
軸の中空部に回転自在に嵌め込まれ、かつそのエ
ンジン側軸心には段付の中空孔が形成され、該中
空孔には段付の中空スリーブが嵌着され、該中空
スリーブの外周面と前記中空孔の内周面とで区画
された空間に前記前進後進切換用遊星歯車変速機
の潤滑用油路を形成し、前記中空スリーブの中空
部に区画された空間に前記前進後進切換用遊星歯
車変速機の油圧サーボへの圧油供給油路を形成
し、入力軸のエンジン側端面から油圧を供給する
ようにしたことにより、前進後進切換用遊星歯車
変速機の油圧サーボへの油圧供給油路の油路面積
を大きくとれることから、N−Dシフト時の前進
後進切換用遊星歯車変速機の油圧サーボ内の油圧
の立上り遅れがなく、摩擦材の耐久性が向上する
とともに、またN−Rシフト時の前進後進切換用
遊星歯車変速機の油圧サーボ内の油圧の排出がス
ムースになり、シフトシヨツクが緩和されるとと
もに、自動変速機の径方向の寸法を抑えることに
より車両への搭載性を損なわないという効果を有
する。
更に、前記前進後進切換用遊星歯車変速機の油
圧サーボへの圧油供給油路及び潤滑油路が入力軸
の軸心に設けられているので、入力プーリの固定
フランジと一体的に設けられた入力軸のバランス
が良くなり、入力軸の振動が少なくなるので、V
ベルト式無段変速部の耐久性が向上するととも
に、Vベルト式無段変速部の変速が安定するとい
う効果を有する。
<実施例> 次に本考案を第2図に示す実施例に基づき説明
する。
100はエンジンとの締結面100Aが開口し
フルードカツプリング、トルクコンバータなどの
流体継手が収納される流体継手ルーム110と、
エンジンと反対側面が開口し、デイフアレンシヤ
ルギアが収納されると共に該デイフアレンシヤル
ギアの一方の出力軸を支持するデイフアレンシヤ
ルルーム120、同様にエンジンと反対側が開口
し、アイドルギアが収納されると共にアイドルギ
アの軸の一方を支持するアイドルギアルーム13
0を有するトルクコンバータケース、200はエ
ンジン側が開口したVベルト式無段変速機が収納
されるトランスミツシヨンルーム210、前記ト
ルクコンバータケースのデイフアレンシヤルルー
ムの開口面を蓋すると共にデイフアレンシヤルの
他の一方の出力軸を支持するデイフアレンシヤル
ルーム220、及び前記トルクコンバータケース
のアイドラギアルーム130のエンジン側と反対
側部を蓋するアイドラギアルーム230からな
り、前記トルクコンバータケースのエンジンと反
対側面100Bにボルトで締結されたトランスミ
ツシヨンケースであり、前記トルクコンバータケ
ース及び後記するセンターケースと共に車両用自
動変速機の外殻(ケース)をなす。300は流体
継手とトランスミツシヨンとの間の伝動軸を軸支
するセンターケースであり、本実施例ではトラン
スミツシヨンケース内に収納された状態でトルク
コンバータケースのエンジンと反対側面100B
にボルトで締結されている。自動変速機は本実施
例ではトルクコンバータケース100内に配され
エンジンの出力軸に連結される流体継手のフルー
ドカツプリング400とトランスミツシヨンケー
ス200内に設けられたトランスミツシヨンから
なる。トランスミツシヨンは、軸心が中空とさ
れ、該中空部21が油圧サーボの作動油、潤滑油
の給排油路とされている入力軸2が前記フルード
カツプリング400と同軸心を有するよう配さ
れ、軸心が中空とされ、該中空部41が油圧サー
ボの作動油などの給排油路とされた出力軸4が前
記入力軸2と平行して配されたVベルト式無段変
速機500、該Vベルト式無段変速機の入力軸2
とフルードカツプリングの出力軸1との間に配さ
れ、入力軸は前記フルードカツプリングの出力軸
1と一体(同一)であり、出力軸は前記Vベルト
式無段変速機の入力軸と同一(一体)である遊星
歯車変速機600、前記Vベルト式無段変速機5
00の入力軸2(または遊星歯車変速機600の
出力軸)及び出力軸4と平行的に配置された出力
軸(車軸)710を有するデイフアレンシヤルギ
ア700、及び該デイフアレンシヤルギア700
の入力大歯車720と前記Vベルト式無段変速機
500の出力軸4の先端部に備えられたVベルト
式無段変速機の出力ギア590との間に挿入さ
れ、前記出力軸4と平行して一端は前記トルクコ
ンバータケースに軸支され他端はインナーケース
とされたセンターケース300に軸支されて設け
られたアイドラギア軸810と、該アイドラギア
軸に設けられた入力歯車820及び出力歯車83
0とからなるアイドラギア800からなる。
Vベルト式無段変速機500及び遊星歯車変速
機600は車速、スロツトル開度など車両走行条
件に応じて油圧制御装置により減速比、前進、後
進など所定の制御がなされる。
350はセンターケースのエンジン側(フルー
ドカツプリング側)壁に締結され、内部には前記
フルードカツプリング400と一体の中空軸41
0で駆動されるオイルポンプが収納されているオ
イルポンプカバーである。
フルードカツプリング400の出力軸1は、セ
ンターケース300の中心に嵌着されたスリーブ
310にメタルベアリング320と介して回転自
在に支持され、エンジン側端にはロツクアツプク
ラツチ430のハブ440と、フルードカツプリ
ングのタービン450のハブ460とがスプライ
ン嵌合され、後端は段状に大径化されて該大径部
は遊星歯車変速機600の入力軸となり、ベアリ
ング330を介して中間支壁300に支持されて
いる。前記フルードカツプリングの出力軸であり
且つ遊星歯車変速機の入力軸である軸1は中空に
形成され、該中空部3は油路3とされると共に栓
420が嵌着され、更に前記Vベルト式無段変速
機の入力軸2に設けられた小径の先端部22が回
転自在に嵌込まれている。
遊星歯車変速機600は前記フルードカツプリ
ング400の出力軸1と一体の入力軸に連結され
ると共に、多板クラツチ630を介して後記する
Vベルト式無段変速機の固定フランジに連結され
たキヤリア620を、多板ブレーキ650を介し
てセンターケース300に係合されたリングギア
660、Vベルト式無段変速機の入力軸を兼ねる
遊星歯車変速機の出力軸2の外周に設けられたサ
ンギア670、前記キヤリア620に軸支され、
サンギア670とリングギア660とに噛合した
プラネタリギア640、前記センターケース30
0の後壁面に形成された前記多板ブレーキ650
を係合させる油圧サーボ680、前記固定フラン
ジ壁に形成され前記多板クラツチ630を作動さ
せる油圧サーボ690とからなる。
Vベルト式無段変速機500は入力軸2に一体
に形成された固定フランジ52A、及び油圧サー
ボ530により前記固定フランジ52A方向に駆
動される可動フランジ52Bからなる入力プーリ
520と、前記Vベルト式無段変速機の出力軸4
と一体に形成された固定フランジ56A、及び該
油圧サーボ57により固定フランジ56A方向に
駆動される可動フランジ56Bからなる出力プー
リ560と、入力プーリ520と出力プーリ56
0との間を伝動するVベルト580とからなる。
Vベルト式無段変速機の入力軸2は遊星歯車変
速機の出力軸となつている先端側部2Aがベアリ
ング340を介して前記遊星歯車変速機の入力軸
1に支持され、該入力軸1及び前記ベアリング3
30を介してセンターケース300に支持されて
おり、後端510Bはベアリング350を介して
エンジンと反対側壁250に支持され、更にその
端面は前記側壁250に締結された蓋260にニ
ードルベアリング270を介して当接されてい
る。
Vベルト式無段変速機の入力軸2の軸心に形成
された中空部21には、先端側部が軸心に沿つて
入り口側が大径の段付穴とされるとともに先端が
大径のスリーブ11が嵌込まれ、スリーブ11内
は、センターケース300内の油路23及び前記
スリーブ310とメタルネアリング320との間
の油路24を介して前記フルードカツプリングの
出力軸内に設けた油路3に供給された油圧を、前
記固定フランジ520Aの基部に形成された油路
513を介して油圧サーボ690に供給する油路
とされ、スリーブ11の外周と穴21の内周との
間は、センターケース300内に形成された油路
26、スリーブ310とメタルベアリング320
との間の油路27、フルードカツプリングの出力
軸1に設けた半径方向油路28及び遊星歯車変速
機の出力軸2の先端小径部22に設けた半径方向
油路29を介して潤滑油が供給され、更に該出力
軸2に設けた半径方向油路31及び32を介して
遊星歯車変速機600に潤滑油として供給される
油路となつており、その反対側部510Bは先端
が前記トランスミツシヨンケースの蓋260のパ
イプ状突出部261と嵌合され、該蓋260を含
むトランスミツシヨンケース200に形成された
油路514から前記蓋260の突出部261を介
して供給された圧油が油圧サーボ530へ供給さ
れるための油路として使用されている。
出力ギア590は、中空の支軸591と一体に
形成され、該支軸591は先端591Aが一方の
支点を形成するローラーベアリング592を介し
てトルクコンバータケースの側壁に支持され、後
端591Bはローラーベアリング593を介して
センターケース300に支持されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用無段自動変速機の断面
図、第2図は本考案の車両用無段自動変速機の断
面図である。 図中、1……流体継手の出力軸、2……入力
軸、4……出力軸、400……流体継手、600
……前進後進切換用遊星歯車変速機、530……
油圧サーボ、500……Vベルト式無段変速機、
630,650……油圧サーボ付摩擦係合要素、
900……油圧供給油路、21……段付の中空
孔、11……中空スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに連結された流体継手と、該流体継手
    の出力軸に連結された前進後進切換用遊星歯車変
    速機と、該前進後進切換用遊星歯車変速機の出力
    要素に連結された入力軸と、該入力軸と平行に配
    設された出力軸と、前記入力軸及び出力軸に設け
    られ作動油が給排される油圧サーボによりその実
    行径が可変とされる入力プーリ及び出力プーリ
    と、これら両プーリ間を伝動するVベルトとから
    なるVベルト式無段変速機とを備える車両用無段
    自動変速機において、前記前進後進切換用遊星歯
    車変速機は複数の油圧サーボ付摩擦係合要素と一
    組の遊星歯車機構からなり前記流体継手と前記V
    ベルト式無段変速部との間に配設され、前記入力
    プーリは前記入力軸に一体的に連結されエンジン
    側に設けられた固定フランジと前記油圧サーボに
    より摺動自在にされた可動フランジとからなり、
    前記入力プーリの油圧サーボへの油圧は入力軸の
    エンジンとは反対側に設けられた油圧供給油路を
    介して入力軸のエンジンとは反対側端面から供給
    され、前記流体継手の出力軸は前記前進後進切換
    用遊星歯車変速機の入力軸と一体であるとともに
    その前進後進切換用遊星歯車変速機がわは軸心が
    中空とされ、前記前進後進切換用遊星歯車変速機
    の出力軸は前記Vベルト式無段変速機の入力軸と
    一体であるとともにその前進後進切換用遊星歯車
    変速機がわは先端外周部が前記流体継手の出力軸
    の中空部に回転自在に嵌め込まれ、かつそのエン
    ジン側軸心には段付の中空孔が形成され、該中空
    孔には段付の中空スリーブが嵌着され、該中空ス
    リーブの外周面と前記中空孔の内周面とで区画さ
    れた空間に前記前進後進切換用遊星歯車変速機の
    潤滑用油路を形成し、前記中空スリーブの中空部
    に区画された空間に前記前進後進切換用遊星歯車
    変速機の油圧サーボへの圧油供給油路を形成し、
    入力軸のエンジン側端面から油圧を供給するよう
    にしたことを特徴とする車両用無段自動変速機。
JP1982028318U 1982-02-26 1982-02-26 車両用無段自動変速機 Granted JPS58130156U (ja)

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