JPS6233337A - 円盤状磁気記録媒体の配向方法 - Google Patents
円盤状磁気記録媒体の配向方法Info
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- JPS6233337A JPS6233337A JP17229085A JP17229085A JPS6233337A JP S6233337 A JPS6233337 A JP S6233337A JP 17229085 A JP17229085 A JP 17229085A JP 17229085 A JP17229085 A JP 17229085A JP S6233337 A JPS6233337 A JP S6233337A
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- Japan
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- orientation
- magnetic flux
- recording medium
- magnetic
- magnetic recording
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、円盤状磁気記録媒体の配向方法に関する。
この発明は、円盤状基体上に形成された磁性塗膜を扇形
磁石により配向させる方法において、内周部及び外周部
の磁束密度が中間部の磁束密度より大きな上記扇形磁石
を用いることにより、磁性塗膜の配向性を向上させたも
のである。
磁石により配向させる方法において、内周部及び外周部
の磁束密度が中間部の磁束密度より大きな上記扇形磁石
を用いることにより、磁性塗膜の配向性を向上させたも
のである。
一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体を製造する際には
、支持体としてのベース上に強磁性粉をバインダーと共
に塗布し、特性量上等の為、該磁性粉の長軸を一定方向
に揃える配向処理が行われている。そして、この配向処
理は、例えば永久磁石や電磁石によって磁界を形成し、
該磁界におい。
、支持体としてのベース上に強磁性粉をバインダーと共
に塗布し、特性量上等の為、該磁性粉の長軸を一定方向
に揃える配向処理が行われている。そして、この配向処
理は、例えば永久磁石や電磁石によって磁界を形成し、
該磁界におい。
て上記塗布層が未乾燥の状態で処理することによって行
われている。
われている。
ところで、いわゆるハードディスクやフロッピーディス
ク等の円盤状の磁気記録媒体においては、磁気テープの
ように特定の方向に配向すると場所によって記録再生特
性が変わってしまうので、いわゆる無配向状態のまま製
品化するのが一般的である。しかしながら、記録密度の
向上環に伴って、円周方向に配向させるような試みも行
われており、このような円盤状磁気記録媒体を配向処理
すル装置として特願昭58−98470号(特開昭59
−223939)が知られている。
ク等の円盤状の磁気記録媒体においては、磁気テープの
ように特定の方向に配向すると場所によって記録再生特
性が変わってしまうので、いわゆる無配向状態のまま製
品化するのが一般的である。しかしながら、記録密度の
向上環に伴って、円周方向に配向させるような試みも行
われており、このような円盤状磁気記録媒体を配向処理
すル装置として特願昭58−98470号(特開昭59
−223939)が知られている。
一般に、ディスクの外周側と内周側の実際に記録される
記録密度を比較した場合に、内周側の方が高密度に記録
される。これは、内周側や外周側に係わらず同じ情報量
を各トラック毎に記録するからであり、内周側の方がト
ランク長が短いため結局内周側の記録密度が高くなる。
記録密度を比較した場合に、内周側の方が高密度に記録
される。これは、内周側や外周側に係わらず同じ情報量
を各トラック毎に記録するからであり、内周側の方がト
ランク長が短いため結局内周側の記録密度が高くなる。
従って、高記録密度を実現するため、より高い角形比(
Φ、/Φ5=Rs)やより高い配向比(Rs7/Rsよ
=M、)が要求されているが、特にディスクの内周側で
、このような高性能化の要求を満たす必要がある。
Φ、/Φ5=Rs)やより高い配向比(Rs7/Rsよ
=M、)が要求されているが、特にディスクの内周側で
、このような高性能化の要求を満たす必要がある。
しかしながら、従来の配向処理においては、内周側等の
配向性に問題を生じている。
配向性に問題を生じている。
この従来の配向処理の例を、第8図を参照しながら説明
する。先ず、第8図°に示すように、円盤状磁気記録媒
体23の主面に一対の扇形磁石24が同極対向して臨ん
でいる。扇形磁石24は、上記円盤状磁気記録媒体23
の径方向と一敗する直線状の縁部を有しており、上記円
盤状磁気記録媒体23が未乾燥のときに該円盤状磁気記
録媒体23を回転させ、上記縁部に沿って発生する磁力
線により、所定の配向を行うような機構になっている。
する。先ず、第8図°に示すように、円盤状磁気記録媒
体23の主面に一対の扇形磁石24が同極対向して臨ん
でいる。扇形磁石24は、上記円盤状磁気記録媒体23
の径方向と一敗する直線状の縁部を有しており、上記円
盤状磁気記録媒体23が未乾燥のときに該円盤状磁気記
録媒体23を回転させ、上記縁部に沿って発生する磁力
線により、所定の配向を行うような機構になっている。
ところで、このような配向装置により配向した場合には
、いわゆる無配向(およそMR=1)より特性が悪く、
本発明者の実験によれば、例えば角形比R8が35%〜
50%程度、配向比はぼM*<0.8程度の特性になっ
てしまうというデータが得られている。
、いわゆる無配向(およそMR=1)より特性が悪く、
本発明者の実験によれば、例えば角形比R8が35%〜
50%程度、配向比はぼM*<0.8程度の特性になっ
てしまうというデータが得られている。
これは、上述の配向処理装置では上記円盤状磁気記録媒
体23の内周側と外周側における配向が円周方向に配向
せず、径方向に偏って配向してしまうということによる
と考えられている。即ち、単に扇型磁石24を同極対向
させることによって形成される磁力線の方向で、厳密に
円周方向であるのは、上記縁部の一部に過ぎず、円周方
向に直角な面内成分の磁束により、特に上記扇形磁石2
4から生ずる内周側の磁界の方向21と外周側の磁界の
方向20がそれぞれ円周方向でなく、放射状に径方向に
傾いている。このため、上記扇形磁石24を用いて配向
処理を行った場合には、円盤状磁気記録媒体23の内周
側と外周側の間の中間領域25においては、極めて限ら
れた一部の領域で円周方向に配向されるが、内周側25
aの配向方向及び外周側25bの配向方向はそれぞれ径
方向に偏って配向される。
体23の内周側と外周側における配向が円周方向に配向
せず、径方向に偏って配向してしまうということによる
と考えられている。即ち、単に扇型磁石24を同極対向
させることによって形成される磁力線の方向で、厳密に
円周方向であるのは、上記縁部の一部に過ぎず、円周方
向に直角な面内成分の磁束により、特に上記扇形磁石2
4から生ずる内周側の磁界の方向21と外周側の磁界の
方向20がそれぞれ円周方向でなく、放射状に径方向に
傾いている。このため、上記扇形磁石24を用いて配向
処理を行った場合には、円盤状磁気記録媒体23の内周
側と外周側の間の中間領域25においては、極めて限ら
れた一部の領域で円周方向に配向されるが、内周側25
aの配向方向及び外周側25bの配向方向はそれぞれ径
方向に偏って配向される。
そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、円盤状磁気記録
媒体の内周側や外周側の配向方向を改善゛し、良好な磁
気記録を可能とするような磁気記録媒体を製造するに供
する配向方法を提供することを目的とする。
媒体の内周側や外周側の配向方向を改善゛し、良好な磁
気記録を可能とするような磁気記録媒体を製造するに供
する配向方法を提供することを目的とする。
本発明は、内周部及び外周部の磁束密度が中間部の磁束
密度より大きな扇形磁石を同極対向配置させ、円盤状基
体上に形成された磁性塗膜を上記扇形磁石により配向さ
せることを特徴とする円盤状磁気記録媒体の配向方法に
より上述の問題点を解決する。
密度より大きな扇形磁石を同極対向配置させ、円盤状基
体上に形成された磁性塗膜を上記扇形磁石により配向さ
せることを特徴とする円盤状磁気記録媒体の配向方法に
より上述の問題点を解決する。
本発明の円盤状磁気記録媒体の配向方法は、扇形磁石の
径方向の磁束密度の分布を均一なものとせず、内周部と
外周部の磁束密度を中間部の磁束密度より大きくし、特
に中間部と内周部の接合部分や中間部と外周部の接合部
分での磁界の方向を円周方向となるようにしている。こ
のため内周部や外周部で生じていた径方向へ配向するよ
うな虞れはない。
径方向の磁束密度の分布を均一なものとせず、内周部と
外周部の磁束密度を中間部の磁束密度より大きくし、特
に中間部と内周部の接合部分や中間部と外周部の接合部
分での磁界の方向を円周方向となるようにしている。こ
のため内周部や外周部で生じていた径方向へ配向するよ
うな虞れはない。
そして、このような扇形磁石を同極対向配置させ、円盤
状基体上に形成された磁性塗膜を上記扇形磁石により配
向させることにより、内周部、中間部、外周部の何れの
領域も、高配向比、高角形比を有するような円盤状磁気
記録媒体を製造することができる。
状基体上に形成された磁性塗膜を上記扇形磁石により配
向させることにより、内周部、中間部、外周部の何れの
領域も、高配向比、高角形比を有するような円盤状磁気
記録媒体を製造することができる。
本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明する。
本実施例の円盤状磁気記録媒体の配向方法は、第1図に
示すように、径方向に磁束密度の異なる部分を有する扇
形磁石1.2を同極対向配置させた装置に円盤状磁気記
録媒体3を装着することによって行われる。
示すように、径方向に磁束密度の異なる部分を有する扇
形磁石1.2を同極対向配置させた装置に円盤状磁気記
録媒体3を装着することによって行われる。
先ず、配向処理を施す円盤状磁気記録媒体3は、例えば
ポリエチレンテレフタレートやポリイミド等の合成樹脂
やAA等の金属等の非磁性体材料からなる円盤状の基体
上に、酸化鉄等の強磁性粉及び熱硬化性樹脂等のバイン
ダー等からなる磁性塗膜が塗布されている。上記磁性塗
膜の塗布方法は代表的にはスピンコードに依るが、ディ
ップコートその他のコーティング技術を用いてもよい。
ポリエチレンテレフタレートやポリイミド等の合成樹脂
やAA等の金属等の非磁性体材料からなる円盤状の基体
上に、酸化鉄等の強磁性粉及び熱硬化性樹脂等のバイン
ダー等からなる磁性塗膜が塗布されている。上記磁性塗
膜の塗布方法は代表的にはスピンコードに依るが、ディ
ップコートその他のコーティング技術を用いてもよい。
熱硬化樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂等を用いることができ、塗布の際
の溶剤としては、例えば、エタノール、ベンジルアルコ
ール、キシレン、アセトン等好ましくは高沸点のエチル
セルソルブアセテート(ECA)、ブチルセルソルブア
セテート(BCA)を用いることができる。この円盤状
磁気記録媒体3は、上記磁性塗膜が未乾燥の状態で配向
装置に装着され、後述するように配向処理が施される。
樹脂、フェノール樹脂等を用いることができ、塗布の際
の溶剤としては、例えば、エタノール、ベンジルアルコ
ール、キシレン、アセトン等好ましくは高沸点のエチル
セルソルブアセテート(ECA)、ブチルセルソルブア
セテート(BCA)を用いることができる。この円盤状
磁気記録媒体3は、上記磁性塗膜が未乾燥の状態で配向
装置に装着され、後述するように配向処理が施される。
一方、上記円盤状磁気記録媒体3の磁性塗膜を配向させ
る扇形磁石1.2は、その直線状の両縁部が上記円盤状
磁気記録媒体3の径方向と略同一方向になっており、そ
れぞれ扇形磁石1.2の同一磁極の磁極面が対向されて
配置するような構成になっている。そして、これら扇形
磁石1.2はそれぞれ3つの部分が結合した磁石になっ
ている。
る扇形磁石1.2は、その直線状の両縁部が上記円盤状
磁気記録媒体3の径方向と略同一方向になっており、そ
れぞれ扇形磁石1.2の同一磁極の磁極面が対向されて
配置するような構成になっている。そして、これら扇形
磁石1.2はそれぞれ3つの部分が結合した磁石になっ
ている。
扇形磁石1を例として上記3つの部分について説明する
と、扇形磁石1は、外周部A、中間部゛B及び内周部C
からなる構造になっており、外周部A2中間部B及び内
周部Cの磁束密度が異なるように構成されている。そし
て、扇形磁石1のそれぞれ外周部A、中間部B及び内周
部Cからの磁束密度は、上記円盤状磁気記録媒体3の装
着される装着面において異なる磁束密度になるように構
成されている。この磁束密度は、内周部C及び外周部A
で高い値になるように構成され、中間部Bでは上記内周
部C及び外周部Aの磁束密度より低い値となるように構
成されている。
と、扇形磁石1は、外周部A、中間部゛B及び内周部C
からなる構造になっており、外周部A2中間部B及び内
周部Cの磁束密度が異なるように構成されている。そし
て、扇形磁石1のそれぞれ外周部A、中間部B及び内周
部Cからの磁束密度は、上記円盤状磁気記録媒体3の装
着される装着面において異なる磁束密度になるように構
成されている。この磁束密度は、内周部C及び外周部A
で高い値になるように構成され、中間部Bでは上記内周
部C及び外周部Aの磁束密度より低い値となるように構
成されている。
尚、このように外周部A、中間部B及び内周部Cからの
磁束密度を異ならせる手段としては、第1図に示すよう
に、径方向断面では段差5a、5bの間に凹部5を有す
る構造のものでもよく、後述するように、磁束密度の大
きさが異なる磁石を組み合わせてもよい。
磁束密度を異ならせる手段としては、第1図に示すよう
に、径方向断面では段差5a、5bの間に凹部5を有す
る構造のものでもよく、後述するように、磁束密度の大
きさが異なる磁石を組み合わせてもよい。
以上のような扇形磁石1.2を用いることによって、本
実施例の円盤状磁気記録媒体の配向方法は実施される。
実施例の円盤状磁気記録媒体の配向方法は実施される。
ここで、円盤状磁気記録媒体3の配向処理について、第
2図及び第3図を用いて説明する。
2図及び第3図を用いて説明する。
本実施例の配向方法は、第2図及び第3図に示すように
、扇形磁石1.2CIn形磁石1のみ図示する。)の径
方向の磁束密度の分布を均一なものとせず、内周部Cと
外周部Aの磁束密度を中間部Bの磁束密度より大きくし
ている。従って、円盤状磁気記録媒体3の装着面での磁
束密度は内周部C及び外周部Aで高く、比べて中間部B
で低い値となる。このように磁束密度を径方向で異なる
分布となるようにすることで円盤状磁気記録媒体3の各
トラックにおける配向状態については、各扇形磁石1.
2を同極対向配置するため各トラック毎に円周方向に配
向されることになる。
、扇形磁石1.2CIn形磁石1のみ図示する。)の径
方向の磁束密度の分布を均一なものとせず、内周部Cと
外周部Aの磁束密度を中間部Bの磁束密度より大きくし
ている。従って、円盤状磁気記録媒体3の装着面での磁
束密度は内周部C及び外周部Aで高く、比べて中間部B
で低い値となる。このように磁束密度を径方向で異なる
分布となるようにすることで円盤状磁気記録媒体3の各
トラックにおける配向状態については、各扇形磁石1.
2を同極対向配置するため各トラック毎に円周方向に配
向されることになる。
即ち、扇形磁石1,2により形成される磁界は、第3図
に示すように、特に、中間部Bと内周部Cまたは中間部
Bと外周部への接合部分において磁束の方向が円周方向
の磁界となる。これは各扇形磁石1.2が同極対向配置
されてなるため、円盤状磁気記録媒体3の主面の法線方
向には、磁束の向きを取ることができず、更に中間部B
からの磁束は上記内周部Cと外周部Aからの磁束によっ
て挟まれて円周方向の向きの磁束となるからである。
に示すように、特に、中間部Bと内周部Cまたは中間部
Bと外周部への接合部分において磁束の方向が円周方向
の磁界となる。これは各扇形磁石1.2が同極対向配置
されてなるため、円盤状磁気記録媒体3の主面の法線方
向には、磁束の向きを取ることができず、更に中間部B
からの磁束は上記内周部Cと外周部Aからの磁束によっ
て挟まれて円周方向の向きの磁束となるからである。
このような磁界すなわち磁束密度の分布によって、磁束
は、少なくとも円盤状磁気記録媒体3の配向処理が必要
な領域で円周方向の向きを持つことになる。そして、特
に中間部Bと内周部Cの接合部分や中間部Bと外周部A
の接合部分で磁束の方向は円周方向となり、このような
磁束の方向で配向処理を施すことによって、従来内周部
等で生じていた径方向への配向の虞れはなく、円盤状磁
気記録媒体の全体に亘って高配向比、高角形比を実現す
ることができる。尚、第2図中矢印Rは円盤状磁気記録
媒体3の回転方向を示している。
は、少なくとも円盤状磁気記録媒体3の配向処理が必要
な領域で円周方向の向きを持つことになる。そして、特
に中間部Bと内周部Cの接合部分や中間部Bと外周部A
の接合部分で磁束の方向は円周方向となり、このような
磁束の方向で配向処理を施すことによって、従来内周部
等で生じていた径方向への配向の虞れはなく、円盤状磁
気記録媒体の全体に亘って高配向比、高角形比を実現す
ることができる。尚、第2図中矢印Rは円盤状磁気記録
媒体3の回転方向を示している。
本実施例の円盤状磁気記録媒体の配向方法は、以上のよ
うな扇形磁石1,2の磁気的な作用によって実現される
。ここで、本実施例をより明確なものとするため、本実
施例に基づく装置の一例を第4図を参照しながら説明す
る。
うな扇形磁石1,2の磁気的な作用によって実現される
。ここで、本実施例をより明確なものとするため、本実
施例に基づく装置の一例を第4図を参照しながら説明す
る。
本実施例に基づく装置は、それぞれ径方向で磁束密度の
値が異なるような分布を有する扇形磁石M+ 9Mzを
有しており、これら扇形磁石M5、Mtが、駆動装置1
51回転軸部16及びチャックキング機構17からなる
駆動手段に取り付けられる円盤状磁気記録媒体りを挟ん
で同極対向配置する機構になっている。
値が異なるような分布を有する扇形磁石M+ 9Mzを
有しており、これら扇形磁石M5、Mtが、駆動装置1
51回転軸部16及びチャックキング機構17からなる
駆動手段に取り付けられる円盤状磁気記録媒体りを挟ん
で同極対向配置する機構になっている。
上記扇形磁石M+ 、Mzはそれぞれ固定部13及び支
持棒14によって、該扇形磁石M+ 、Mzの対向する
磁極面の間の距離が一定間隔りとなるように保持される
。
持棒14によって、該扇形磁石M+ 、Mzの対向する
磁極面の間の距離が一定間隔りとなるように保持される
。
このような装置によって配向処理を行う際は、上記円盤
状磁気記録媒体りが未乾燥の状態で上記駆動手段に取り
付け、この駆動手段の回転軸部16の回転Rによって上
記円盤状磁気記録媒体りを回転させ、所定の配向処理を
行う。そして、このとき上記扇形磁石M+ 1M2は、
前述したように・外周部A、中間部B及び内周部Cから
の磁束密度が異なっているため、少なくとも円盤状磁気
記録媒体りの配向処理が必要な領域に亘って、磁束が円
周方向となり、従って、円周方向に各トラックとも配向
され、円盤状磁気記録媒体りの高配向性、高角形比が実
現されることになる。
状磁気記録媒体りが未乾燥の状態で上記駆動手段に取り
付け、この駆動手段の回転軸部16の回転Rによって上
記円盤状磁気記録媒体りを回転させ、所定の配向処理を
行う。そして、このとき上記扇形磁石M+ 1M2は、
前述したように・外周部A、中間部B及び内周部Cから
の磁束密度が異なっているため、少なくとも円盤状磁気
記録媒体りの配向処理が必要な領域に亘って、磁束が円
周方向となり、従って、円周方向に各トラックとも配向
され、円盤状磁気記録媒体りの高配向性、高角形比が実
現されることになる。
また、配向処理を行う磁石として扇形磁石を用いており
、前述したように中間部では磁束の方向を略円周方向と
し、かつ磁束密度を高くすることも容易である。従って
、扇形の中心角を小さな角度にすることができ、円盤状
磁気記録媒体りの乾燥等も効率よく行うことも可能であ
る・次に、第5図〜第7図を参照して扇形磁石について
説明する。
、前述したように中間部では磁束の方向を略円周方向と
し、かつ磁束密度を高くすることも容易である。従って
、扇形の中心角を小さな角度にすることができ、円盤状
磁気記録媒体りの乾燥等も効率よく行うことも可能であ
る・次に、第5図〜第7図を参照して扇形磁石について
説明する。
本実施例の円盤状磁気記録媒体の配向方法を実現する扇
形磁石は、第5図に示すような磁束密度の分布があれば
よい。第5図において、横軸は扇形磁石の外周部分から
の距離Xを示し、一方、縦軸は、磁束密度の強度を示し
ている。この第5図に示すような磁束密度の分布をする
扇形磁石を用いることにより、本実施例の配向方法は容
易に実施することができるものである。
形磁石は、第5図に示すような磁束密度の分布があれば
よい。第5図において、横軸は扇形磁石の外周部分から
の距離Xを示し、一方、縦軸は、磁束密度の強度を示し
ている。この第5図に示すような磁束密度の分布をする
扇形磁石を用いることにより、本実施例の配向方法は容
易に実施することができるものである。
ここで、本実施例の配向方法を実現する扇形磁石につい
て詳述すると、第5図に示すような磁束密度の分布を形
成する扇形磁石であればよいことになる。そこで、第6
図及び第7図にそれぞれ扇形磁石の例を示し、これらを
説明する。
て詳述すると、第5図に示すような磁束密度の分布を形
成する扇形磁石であればよいことになる。そこで、第6
図及び第7図にそれぞれ扇形磁石の例を示し、これらを
説明する。
先ず、第6図の磁石例+1)に示すように、本実施例の
配向方法を実施するためめ磁石として、径方向断面略凹
状の磁石6により、円周方向に配向する配向処理を行う
ことができる。
配向方法を実施するためめ磁石として、径方向断面略凹
状の磁石6により、円周方向に配向する配向処理を行う
ことができる。
この磁石6は、厚い外周部A、薄い内周部B、厚い内周
部Cからなり、この磁石6を前述したような同極対向配
置することにより、円盤状磁気記録媒体を各トラック7
において円周方向に配向する配向処理を行うことができ
る。これは、このような径方向断面略凹状の形状とする
ことにより、円盤状磁気記録媒体の装着面において、前
述した第5図のような磁束密度の分布を実現することが
できる為である。そして、この場合には、上記厚い外周
部A、薄い内周部B、厚い内周部CはそれぞれSr−フ
ェライト等の同一の材料で形成することができ、上記円
盤状磁気記録媒体の角形比、配向性が向上する。更に、
このような形状の磁石を製造する際の着磁時には、上記
厚い外周部Aと上記厚い内周部Cではそれぞれ磁気抵抗
が小さく、一方薄い中間部Bは磁気抵抗が大きい。この
ため容易に内周部C及び外周部Aの磁力を高めることも
可能である。
部Cからなり、この磁石6を前述したような同極対向配
置することにより、円盤状磁気記録媒体を各トラック7
において円周方向に配向する配向処理を行うことができ
る。これは、このような径方向断面略凹状の形状とする
ことにより、円盤状磁気記録媒体の装着面において、前
述した第5図のような磁束密度の分布を実現することが
できる為である。そして、この場合には、上記厚い外周
部A、薄い内周部B、厚い内周部CはそれぞれSr−フ
ェライト等の同一の材料で形成することができ、上記円
盤状磁気記録媒体の角形比、配向性が向上する。更に、
このような形状の磁石を製造する際の着磁時には、上記
厚い外周部Aと上記厚い内周部Cではそれぞれ磁気抵抗
が小さく、一方薄い中間部Bは磁気抵抗が大きい。この
ため容易に内周部C及び外周部Aの磁力を高めることも
可能である。
また・第7図の磁石例(2)に示すように、本実施例の
配向方法を実施するだめの磁石として、それぞれ磁束密
度の異なる磁石を組み合わせた磁石7を用いてもよい。
配向方法を実施するだめの磁石として、それぞれ磁束密
度の異なる磁石を組み合わせた磁石7を用いてもよい。
この磁石7は、磁束密度の高い材料で形成された外周部
A、磁束密度の低い材料で形成された中間部B、磁束密
度の高い材料で形成された内周部Cからなり、前述した
ような磁束密度の分布を実現する。上記磁束密度の高い
材料としては、例えばSm−Co5等によって可能であ
り、上記磁束密度の低い材料としては、例えばSr−フ
ェライトやBa−フェライト等によって構成することが
できる。また、この磁石7を用いた場合には、磁石7全
体の厚みが均一になり、同極対向配置の磁極面の距離の
設定等も容易に行うことができる。
A、磁束密度の低い材料で形成された中間部B、磁束密
度の高い材料で形成された内周部Cからなり、前述した
ような磁束密度の分布を実現する。上記磁束密度の高い
材料としては、例えばSm−Co5等によって可能であ
り、上記磁束密度の低い材料としては、例えばSr−フ
ェライトやBa−フェライト等によって構成することが
できる。また、この磁石7を用いた場合には、磁石7全
体の厚みが均一になり、同極対向配置の磁極面の距離の
設定等も容易に行うことができる。
また、本実施例の円盤状磁気記録媒体の配向方法に用い
る磁石としては、上記磁石例(1)と上記磁石例(2)
の組み合わせによる例えば径方向断面略凹状の形状を有
し、かつそれぞれ外周部、中間部。
る磁石としては、上記磁石例(1)と上記磁石例(2)
の組み合わせによる例えば径方向断面略凹状の形状を有
し、かつそれぞれ外周部、中間部。
内周部で磁束密度の異なる材料で構成するようにしても
よい。また、永久磁石に限定されず、電磁石を用いて、
それぞれ外周部、中間部、内周部での巻線の数を変えて
、上記第5図に示すような磁束密度の分布を実現するよ
うなものでもよい。
よい。また、永久磁石に限定されず、電磁石を用いて、
それぞれ外周部、中間部、内周部での巻線の数を変えて
、上記第5図に示すような磁束密度の分布を実現するよ
うなものでもよい。
また、扇形磁石の径方向の磁束密度を変化させるのみな
らず、円周方向の磁束密度を変化させ配向性能を向上さ
せるような扇形磁石でもよい。
らず、円周方向の磁束密度を変化させ配向性能を向上さ
せるような扇形磁石でもよい。
本発明の円盤状磁気記録媒体の配向方法は、内周部と外
周部の磁束密度を中間部の磁束密度より高くした扇形磁
石を用いて、特に中間部と内周部の接合部分や中間部と
外周部の接合部分での磁界の方向を円周方向となるよう
にしている。このため内周部や外周部で生じていた径方
向へ配向するような虞れはなく、円盤状磁気記録媒体の
所定の領域において円周方向に配向され、高配向比、高
角形比を有するような円盤状磁気記録媒体を容易に製造
することができる。
周部の磁束密度を中間部の磁束密度より高くした扇形磁
石を用いて、特に中間部と内周部の接合部分や中間部と
外周部の接合部分での磁界の方向を円周方向となるよう
にしている。このため内周部や外周部で生じていた径方
向へ配向するような虞れはなく、円盤状磁気記録媒体の
所定の領域において円周方向に配向され、高配向比、高
角形比を有するような円盤状磁気記録媒体を容易に製造
することができる。
第1図は本発明の円盤状磁気記録媒体の配向方法の一実
施例を示す斜視図であり、第2図は上記配向方法の配向
状態を示す平面図であり、第3図は本発明の円盤状磁気
記録媒体の配向方法に用いられる扇形磁石の磁束の方向
を示す平面図であり、第4図は本発明の円盤状磁気記録
媒体の配向方法に用いられる装置の一例を示す模式図で
あり、第5図は磁束密度の分布を示す特性図であり、第
6図及び第7図は本発明の円盤状磁気記録媒体の配向方
法に用いられる磁石のそれぞれ一例を示す概略断面図で
あり、第8図は従来例を示す平面図である。 1.2.M+ 、M! ・・・扇形磁石3、D・・・
円盤状磁気記録媒体 特 許 出 願 人 ソニー株式会社代理人 弁
理士 小泡 見回 田村榮− オ9b哨/1図己fi″I:Pyシζ 第11 第3図 角ン置イタリ 第4図 Tl直 磁束2fLの全部 第6図 第7図
施例を示す斜視図であり、第2図は上記配向方法の配向
状態を示す平面図であり、第3図は本発明の円盤状磁気
記録媒体の配向方法に用いられる扇形磁石の磁束の方向
を示す平面図であり、第4図は本発明の円盤状磁気記録
媒体の配向方法に用いられる装置の一例を示す模式図で
あり、第5図は磁束密度の分布を示す特性図であり、第
6図及び第7図は本発明の円盤状磁気記録媒体の配向方
法に用いられる磁石のそれぞれ一例を示す概略断面図で
あり、第8図は従来例を示す平面図である。 1.2.M+ 、M! ・・・扇形磁石3、D・・・
円盤状磁気記録媒体 特 許 出 願 人 ソニー株式会社代理人 弁
理士 小泡 見回 田村榮− オ9b哨/1図己fi″I:Pyシζ 第11 第3図 角ン置イタリ 第4図 Tl直 磁束2fLの全部 第6図 第7図
Claims (1)
- 内周部及び外周部の磁束密度が中間部の磁束密度より大
きな扇形磁石を同極対向配置させ、円盤状基体上に形成
された磁性塗膜を上記扇形磁石により配向させることを
特徴とする円盤状磁気記録媒体の配向方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17229085A JPS6233337A (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | 円盤状磁気記録媒体の配向方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17229085A JPS6233337A (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | 円盤状磁気記録媒体の配向方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6233337A true JPS6233337A (ja) | 1987-02-13 |
Family
ID=15939183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17229085A Pending JPS6233337A (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | 円盤状磁気記録媒体の配向方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6233337A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04240247A (ja) * | 1991-01-17 | 1992-08-27 | Kuraray Co Ltd | パイル製品およびその製造法 |
US5763046A (en) * | 1991-01-21 | 1998-06-09 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US5827600A (en) * | 1991-01-21 | 1998-10-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
JP2008041223A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 磁気回路および磁場印加方法 |
-
1985
- 1985-08-07 JP JP17229085A patent/JPS6233337A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04240247A (ja) * | 1991-01-17 | 1992-08-27 | Kuraray Co Ltd | パイル製品およびその製造法 |
US6015602A (en) * | 1991-01-21 | 2000-01-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US5985408A (en) * | 1991-01-21 | 1999-11-16 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US6025082A (en) * | 1991-01-21 | 2000-02-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US5811166A (en) * | 1991-01-21 | 1998-09-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
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US5851622A (en) * | 1991-01-21 | 1998-12-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US6020022A (en) * | 1991-01-21 | 2000-02-01 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US5763046A (en) * | 1991-01-21 | 1998-06-09 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US5780141A (en) * | 1991-04-25 | 1998-07-14 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
US5792543A (en) * | 1991-04-25 | 1998-08-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
JP2008041223A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 磁気回路および磁場印加方法 |
US7821366B2 (en) | 2006-08-10 | 2010-10-26 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Magnetic circuit and method of applying magnetic field |
JP4617279B2 (ja) * | 2006-08-10 | 2011-01-19 | 信越化学工業株式会社 | 磁気回路および磁場印加方法 |
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