JPS6233336Y2 - - Google Patents

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JPS6233336Y2
JPS6233336Y2 JP1982058138U JP5813882U JPS6233336Y2 JP S6233336 Y2 JPS6233336 Y2 JP S6233336Y2 JP 1982058138 U JP1982058138 U JP 1982058138U JP 5813882 U JP5813882 U JP 5813882U JP S6233336 Y2 JPS6233336 Y2 JP S6233336Y2
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JP
Japan
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semiconductor chip
semiconductor
base
heat sink
thermal expansion
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JP1982058138U
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JPS58159751U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案はヒートシンク機構を備えた半導体パツケ
ージの改良に関する。
半導体装置が使用される分野の拡大に伴い高温
域から低温域に至る広い温度範囲や温度変化の激
しい過酷な条件下で使用されることが多くなつて
きた。また、半導体装置の各種容量の増大に伴つ
て、半導体チツプからの発熱量も多くなり、チツ
プ自体が高温に曝されるものが多くなつてきた。
このように半導体装置が温度の影響を受けた場合
半導体チツプと、該半導体チツプが固着されたパ
ツケージのキヤビテイ底面を成すセラミツク体と
の間に熱膨張差が生じる。この結果、半導体チツ
プに対し、引張応力や圧縮応力が作用するため、
半導体チツプは歪や割れなどが発生し、半導体装
置として機能しなくなる。特に半導体チツプから
の熱発生量の多いような半導体装置では熱放散を
効率的に行うため、キヤビテイ底部を熱伝導率の
よい銅製のベースを用い、該ベース上に半導体チ
ツプを固着し、熱放散性の向上を図つていた。と
ころが、半導体チツプは一般に熱膨張率3.2〜3.6
×10-6/℃のシリコンウエーハから成り、ベース
を成す銅は熱膨張率が16.0〜18.0×10-6/℃であ
り、シリコンより成る半導体チツプとの熱膨張差
が大きい。このため、銅製ベースに対し直チツプ
を固着した場合、熱放散作用はよいものの熱膨張
差に基づいて半導体チツプに対し熱応力が依然と
して作用し、チツプに生ずる歪により回路機能を
誤動作せしめたり割れの発生により機能停止する
などの事故発生が往々にして見受けられていた。
このような不都合を解消するべく、第1図の展開
断面で示したようにセラミツクなど絶縁体より成
る外囲器Pでもつて形成したキヤビテイCの底部
を成す熱伝導性のすぐれた金属で構成されたヒー
トシンク機能をもたせるベースB上に予じめコー
トしてある半田層H1と、シリコンよりなる半導
体チツプSにより近似するとともに熱伝導性にす
ぐれたモリブデンまたはタングステンなどを用い
た敷板Fの一面にコートした半田層H2とを250〜
300℃に加熱し溶着することによつて敷板Fをベ
ースBに固定する。しかる後、敷板F上に半導体
チツプSを半田またはAu−Si共晶合金でもつて
固着した構造のものが用いられ、半導体チツプS
とベースBとの熱膨張差を敷板Fでもつて緩衝
(吸収)せしめるようにしたものが多用されてい
る。
しかし、上記のように敷板Fを半導体チツプS
の収納、固着に際して半田でもつてベースBに溶
着しなければならないという不便さや敷板Fの上
面に半導体チツプSを固着するため、半田層
H1,H2の溶着に用いた半田よりも低融点のもの
を使用する必要があり、敷板Fの上面に施した金
メツキ層(不図示)とAu−Si共晶金合金を形成
して固着しようとしても半田の溶融温度より高く
なるため、この共晶金合金による固着方式を実施
することができないという不都合がある。
本案は上記の如き事情に鑑みて案出したもので
以下、図により具体的に説明する。第1図の従来
例と同一部分は同一符号を使用する。
第2図におけるセラミツク製の外囲器Pの内部
には半導体チツプSを収納するキヤビテイCが形
成されるごとくヒートシンクとして金属ベースB
でもつて底部が形成してある。
さらに、この金属ベースB上には半導体チツプ
Sとほぼ同等の熱膨張率を有し、かつ良好な耐熱
性と熱伝導性をもつた金属であるモリブデン、タ
ングステン等から成る敷板Fがロウ付してある。
この敷板Fのロウ付は比較的融点の高いAg−Cu
ロウ(融点780℃)などを用いて行つたものであ
る。このロウ付作業はセラミツク外囲器Pに金属
ベースB、外部導出リードLをロウ付する工程と
同時に行うことができる。
上記のように金属ベースBに対し、熱膨張時の
緩衝体としての作用を行う敷板Fを鉛合金である
半田よりもはるかに高い融点のロウ材Mでもつて
他のロウ付部分と同時に同一工程にてベースBに
予じめロウ付して成る半導体パツケージであるこ
とによつて、250〜300℃と比較的低融点の半田で
もつて敷板Fの上面に半導体チツプSを固着させ
る場合はもちろん、430℃近傍の温度でもつて敷
板F上面に施した金メツキ層とSi−Au共晶合金
を形成し固着させることも容易に可能であり、こ
の際敷板Fが金属ベースBからロウ材の溶融によ
り剥れる恐れはない。
以上のように本案によれば半導体チツプとヒー
トシンク作用をもつ金属ベースとの間に熱膨張差
を吸収し緩衝させるための敷板を設けたものにお
いて、該敷板を融点の高いロウ材Mを用い、他の
セラミツク外囲器への金属ベース、外部導出リー
ド等のロウ付工程時に同時に金属ベースに取付け
ることができるため、半導体チツプを固着するに
際し事前に敷板を金属ベースに取付ける作業が不
要となるばかりでなく、半導体チツプ固着時の温
度による制約がなくなり、かつチツプ固着時にお
ける金属ベースから敷板が剥離する事態が解消さ
れるなど信頼性の高い半導体装置を提供するため
にきわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは各々在来のヒートシンク付半導
体パツケージの中央断面図とa図における要部を
拡大して示した展開断面図、第2図a,bは本案
によるヒートシンク付半導体パツケージの中央断
面図と同図aにおける要部拡大断面図を示したも
のである。 B:金属ベース、C:キヤビテイ、P:セラミ
ツク外囲器、F:敷板、L:外部導出リード、
S:半導体チツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半導体チツプを収納し、該半導体チツプの発生
    する熱を伝導して熱放散するヒートシンク機構を
    備えた半導体パツケージにおいて、ヒートシンク
    機構を成す金属体に着装する半導体チツプに近似
    した熱膨張係数をもつた金属より成る敷板が高温
    ロウ材でもつて予じめロウ付してあることを特徴
    とするヒートシンク機構付半導体パツケージ。
JP5813882U 1982-04-20 1982-04-20 ヒ−トシンク機構付半導体パツケ−ジ Granted JPS58159751U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5813882U JPS58159751U (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ヒ−トシンク機構付半導体パツケ−ジ

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JP5813882U JPS58159751U (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ヒ−トシンク機構付半導体パツケ−ジ

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Publication Number Publication Date
JPS58159751U JPS58159751U (ja) 1983-10-25
JPS6233336Y2 true JPS6233336Y2 (ja) 1987-08-26

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ID=30068543

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5813882U Granted JPS58159751U (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ヒ−トシンク機構付半導体パツケ−ジ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512431U (ja) * 1978-07-12 1980-01-26
JPS57111054A (en) * 1980-12-27 1982-07-10 Toshiba Corp Semiconductor device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512431U (ja) * 1978-07-12 1980-01-26
JPS57111054A (en) * 1980-12-27 1982-07-10 Toshiba Corp Semiconductor device

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JPS58159751U (ja) 1983-10-25

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