JPH0831966A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0831966A
JPH0831966A JP6163505A JP16350594A JPH0831966A JP H0831966 A JPH0831966 A JP H0831966A JP 6163505 A JP6163505 A JP 6163505A JP 16350594 A JP16350594 A JP 16350594A JP H0831966 A JPH0831966 A JP H0831966A
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JP
Japan
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cap
frame body
integrated circuit
circuit device
semiconductor chip
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JP6163505A
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Hiroshi Kikuchi
広 菊地
Takayuki Uda
隆之 宇田
Osamu Ito
修 伊東
Toshihiko Sato
俊彦 佐藤
Tetsuya Hayashida
哲哉 林田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
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    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
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    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
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    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッケージ基板上にCCBバンプを介して実
装された半導体チップをキャップによって気密封止した
パッケージ構造の半導体集積回路装置の封止部分におけ
る信頼性を向上させる。 【構成】 パッケージ基板11上にCCBバンプ14を
介して実装された半導体チップ15を枠体16とキャッ
プ17とによって封止してなるパッケージ本体を備え、
枠体16を、パッケージ本体内の縦方向における熱膨張
率の総和とほぼ等しい材料によって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置技
術に関し、特に、実装方式としてフリップチップ方式を
用いる半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】フリップチップ方式を用いる半導体集積
回路装置として、例えばチップキャリア(Chip Carrie
r)がある。このチップキャリアは、パッケージ基板上
にCCB(Controlled Collapse Bonding)バンプを介し
て実装された半導体チップをキャップによって気密封止
したパッケージ構造の半導体集積回路装置である。
【0003】このチップキャリアについては、例えば特
開昭62−249429号および特開昭63−3101
39号公報に記載があり、その概要は以下のとおりであ
る。
【0004】すなわち、半導体チップは、平板状のパッ
ケージ基板の主面上にCCBバンプを介在させた状態で
実装されている。この半導体チップは、キャップによっ
て封止されている。
【0005】キャップは、熱伝導性の高い材料からな
り、その外周には凸状の脚部が一体的に成形されてい
る。キャップの裏面と半導体チップの裏面とは、伝熱用
半田等を介して接合されている。また、キャップの脚部
とパッケージ基板の主面外周とは封止用半田を介在した
状態で接合されている。この封止用半田は、例えば鉛
(Pb)−錫(Sn)系の半田が用いられている。
【0006】ところで、このようなチップキャリアにお
いては、半導体チップの主面と裏面とが固定されている
ため、半導体チップの昇温および降温が繰り返される
と、CCBバンプに熱によって歪が生じることが知られ
ている。
【0007】そこで、チップキャリアにおいては、CC
Bバンプにかかる熱歪を最小にするためにバランス構造
を採っている。このバランス構造とは、パッケージ内部
の部品、例えば半導体チップおよびCCBバンプ等の全
体の熱膨張率と、封止部分の熱膨張率とが、ほぼ同じに
なるように設計した構造であり、パッケージ内部の熱膨
張率と封止部分の熱膨張率とを、主として上記封止用半
田の厚さ等の設定によって調整している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術においては、以下の問題があることを本発明者は見
い出した。
【0009】すなわち、チップキャリアにおいては、パ
ッケージ内部の熱膨張率と、封止用半田層の熱膨張率と
を合わせる関係上、封止用半田層の厚さをある程度厚め
に設定する必要があるが、その封止用半田層の厚さが半
田の組織に比較して厚いために、半田組織間の収縮孔に
起因して、温度サイクル試験の後に封止部分にリーク不
良が発生する問題がある。
【0010】また、チップキャリアにおいては、パッケ
ージ内部の熱膨張率と、封止用半田層の熱膨張率とを合
わせる関係上、封止用半田層の厚さを所定の厚さに設定
する必要があるため、封止工程時においてキャップにか
ける荷重の調整が微妙で高精度となり、その制御が難し
いという問題がある。
【0011】さらに、チップキャリアにおいては、キャ
ップの上面側に放熱板等を接触させて半導体チップで発
生した熱を放散させる関係上、キャップ上面の実装面に
対する平坦度に高い精度が必要とされているが、上記封
止用半田層が厚いために封止工程時においてキャップが
不安定となり、キャップの平坦度を確保するのが難しい
という問題がある。
【0012】一方、上述のリーク不良の対策として、収
縮孔が生じない金(Au)−Sn共晶半田を用いる方法
もあるが、この場合、下地の金属層とのぬれ性が充分と
いえず、歩留りの向上を阻害する恐れがある。
【0013】本発明の目的は、パッケージ基板上にCC
Bバンプを介して実装された半導体チップをキャップに
よって気密封止したパッケージ構造の半導体集積回路装
置の封止部分における信頼性を向上させることのできる
技術を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、パッケージ基
板上にCCBバンプを介して実装された半導体チップを
キャップによって気密封止したパッケージ構造の半導体
集積回路装置の組立工程において封止工程時の制御を容
易にすることのできる技術を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、パッケージ基
板上にCCBバンプを介して実装された半導体チップを
キャップによって気密封止したパッケージ構造の半導体
集積回路装置のキャップの平坦度を向上させることので
きる技術を提供することにある。
【0016】さらに、本発明の他の目的は、パッケージ
基板上にCCBバンプを介して実装された半導体チップ
をキャップによって気密封止したパッケージ構造の半導
体集積回路装置のキャップの歩留りおよび信頼性を向上
させることのできる技術を提供することにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0019】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、パッケージ基板上にバンプ電極を介して実装された
半導体チップを、前記パッケージ基板の外周に接合され
た枠体と、前記枠体上に接合され、かつ、前記半導体チ
ップの裏面に伝熱用半田層を介して接合されたキャップ
とによって封止してなるパッケージ本体を備え、前記枠
体を、前記パッケージ本体内の縦方向における熱膨張率
の総和とほぼ等しい材料によって構成したものである。
【0020】また、本発明の半導体集積回路装置は、パ
ッケージ基板上にバンプ電極を介して実装された半導体
チップを、前記パッケージ基板の外周に接合された枠体
と、前記枠体上に接合され、かつ、前記半導体チップの
裏面との間に隙間をおいて配置されたキャップとによっ
て封止してなるパッケージ本体を備え、前記枠体を、前
記パッケージ本体内の縦方向における熱膨張率の総和と
ほぼ等しい材料によって構成したものである。
【0021】また、本発明の半導体集積回路装置は、配
線基板上にバンプ電極を介して実装された半導体チップ
を、前記半導体チップの周囲に接合された枠体と、前記
枠体上に接合され、かつ、前記半導体チップの裏面に伝
熱用半田層を介して接合されたキャップとによって封止
するとともに、前記枠体を、前記パッケージ本体内の縦
方向における熱膨張率の総和とほぼ等しい材料によって
構成したものである。
【0022】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記枠体がアルミナからなるものである。
【0023】
【作用】上記した本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、パッケージ内部の熱膨張率と封止部の熱膨張率とを
枠体によって合わせることにより、枠体とキャップおよ
びパッケージ基板とを接合するための封止用半田層の厚
さを非常に薄くすることができるので、封止用半田層の
組織間の収縮孔に起因して温度サイクル試験の後に封止
部分にリーク不良が発生するのを抑制することが可能と
なる。
【0024】また、パッケージ内部の熱膨張率と封止部
の熱膨張率とを枠体によって合わせることにより、枠体
とキャップおよびパッケージ基板とを接合するための封
止用半田層の厚さの設定精度を緩和することができるの
で、封止工程時においてキャップにかける荷重の調整を
簡単に行うことができ、その制御を容易にすることが可
能となる。
【0025】また、パッケージ内部の熱膨張率と封止部
の熱膨張率とを枠体によって合わせることにより、枠体
とキャップおよびパッケージ基板とを接合するための封
止用半田層の厚さを非常に薄くすることができるので、
封止工程時および封止工程直後におけるキャップの安定
性を向上させることができる。このため、キャップの平
坦度を向上させることが可能となる。
【0026】また、キャップを平板状にすることができ
るので、その加工を容易にすることができ、キャップ自
体の平坦度も向上させることができる。このため、パッ
ケージ基板上にCCBバンプを介して実装された半導体
チップをキャップによって気密封止したパッケージ構造
の半導体集積回路装置の製造コストを低減することが可
能となる。
【0027】さらに、上記した本発明の半導体集積回路
装置によれば、加工形成が容易で、かつ、加工寸法精度
の高いアルミナを用いて枠体を形成することにより、上
記作用が得られる上に、枠体自体の平坦度を向上させる
ことが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0029】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る半導体集積回路装置の要部断面図、図2は図1の半導
体集積回路装置の要部拡大断面図、図3は図1の半導体
集積回路装置の構成要素の斜視図、図4は図1の半導体
集積回路装置の製造方法を説明するための説明図、図5
は図1の半導体集積回路装置を有するモジュール装置の
断面図である。
【0030】本実施例1の半導体集積回路装置は、例え
ばチップキャリアである。このチップキャリアを有する
モジュール装置を図5に示す。
【0031】マルチチップモジュール1を構成するモジ
ュール基板2は、例えばムライト等のようなセラミック
からなり、その上面には、複数のチップキャリア(半導
体集積回路装置)3がCCBバンプ4を介して実装され
ている。
【0032】CCBバンプ4は、例えば3.5重量%程度
の銀(Ag)を含有するスズ(Sn)/Ag合金(融
点:220〜250℃程度)からなり、モジュール基板
2に形成された内部配線(図示せず)を通じてモジュー
ル基板2の裏面から下方に延在するリードピン5と電気
的に接続されている。リードピン5は、例えば42アロ
イ等からなり、その表面にはAuメッキ等が施されてい
る。
【0033】各チップキャリア3の上面には放熱フィン
6が接合されている。放熱フィン6は、例えばアルミニ
ウム(Al)等からなり、その上部に形成された凹凸が
モジュールキャップ7の裏面に形成された凹凸と噛み合
った状態になっている。
【0034】モジュールキャップ7は、例えばコバルト
(Co)−モリブデン(Mo)合金からなり、その脚部
が半田層8を介してモジュール基板2の外周と接合され
ている。半田層8は、鉛(Pb)−錫(Sn)合金等か
らなる。
【0035】チップキャリア3は、モジュール基板2と
モジュールキャップ7とによって形成されたキャビィテ
ィ9内に気密封止されている。なお、そのキャビィティ
9内には、放熱特性を向上させる観点から、例えばヘリ
ウム(He)ガスが充填されている。
【0036】モジュールキャップ7上には、熱伝導性グ
リース(図示せず)を介して冷却用ブロック10が配置
されている。これにより、回路動作時にチップキャリア
1で発生した熱がモジュールキャップ7を介して冷却ブ
ロック10に伝わり、冷却される構造になっている。
【0037】冷却用ブロック10には、例えば冷却水を
流すための流通孔10aが形成されている。流通孔10
aを設けた理由は、冷却水の流れをガイドすることによ
り、モジュールキャップ7の上面を均一に冷却させるた
めである。
【0038】次に、本実施例1のチップキャリア3を図
1〜図3を用いて詳細に説明する。チップキャリア3を
構成するパッケージ基板11は、例えばムライト等のよ
うなセラミック材料からなり、その主面および裏面に
は、それぞれ電極12a,12bが形成されている。
【0039】電極12aと電極12bとは、パッケージ
基板11に形成された内部配線13を通じて電気的に接
続されている。なお、内部配線13は、例えばタングス
テン等のような高融点金属からなる。
【0040】パッケージ基板11の裏面の電極12bに
は、上記したCCBバンプ4が接合されている。また、
パッケージ基板11の主面の電極12aには、CCBバ
ンプ4よりも小径のCCBバンプ14が接合されてい
る。CCBバンプ14は、例えば2重量%程度のSnを
含有するPb/Sn合金(融点:320〜325℃程
度)からなる。CCBバンプ14の高さtC は、例えば
0.1mm程度である。
【0041】CCBバンプ14は、半導体チップ15の
主面に形成されたCCBバンプ用下地金属に接合されて
いる。すなわち、パッケージ基板11の主面の電極12
aには、CCBバンプ14を介して半導体チップ15が
電気的に接続されている。
【0042】半導体チップ15は、例えばSi単結晶か
らなり、その主面には、例えばBiC−MOS回路を有
する論理付きSRAM(Static RAM)等のような半導体
集積回路(図示せず)が形成されている。半導体チップ
15の厚さtL は、例えば0.5mm程度である。
【0043】ところで、本実施例1においては、半導体
チップ15が、パッケージ基板11の主面外周上に接合
された枠体16と、半導体チップ15および枠体16の
上面に接合されたキャップ17とによって封止されてい
る。そして、半導体チップ15は、キャップ17とパッ
ケージ基板11との間で、CCBバンプ14と伝熱用半
田層18とによって拘束されている。
【0044】枠体16は、パッケージ内部の縦方向の熱
膨張率とほぼ等しい材料からなる。
【0045】本実施例1において枠体16は、例えば熱
膨張率が6.5〜7.0×10-6/g程度のアルミナ(Al
2 3)によって構成されている。
【0046】すなわち、本実施例1においては、CCB
バンプ14にかかる熱歪を、枠体16の熱膨張によって
緩和することが可能な構造となっている。これにより、
CCBバンプ14の接続寿命を向上させることができ、
チップキャリア3の信頼性を向上させることが可能とな
る。
【0047】また、本実施例1においては、枠体16の
材料としてAl2 3 を用いたことにより、次のような
効果を得ることが可能である。
【0048】第1に、高精度な加工が可能である。この
ため、枠体16の上下面の平坦度を非常に高く、しかも
比較的容易(安価)に設定することが可能である。した
がって、キャップ17の平坦度も高く設定することが可
能である。第2に、半田接合用金属層の形成において、
従来技術をそのまま使うことが可能である。しかも、半
田接合用金属層の剥離等の問題も生じ難い。第3に、枠
体16の反り等の問題も生じない。
【0049】ここで、枠体16の厚さtA は、半導体チ
ップ15の厚さtL (=0.5mm)と、CCBバンプ14
の厚さtC (=0.1mm)との比が5対1の場合におい
て、tA ≒tL +tC とする(詳細については後述す
る)。したがって、本実施例1において枠体16の厚さ
tA は、例えば0.605mm程度である。なお、枠体16
の厚さtA は、tL +tC となるのが好ましいが、±5
%程度の寸法誤差があってもほとんど問題ない。
【0050】枠体16は、その上下面に形成された封止
用半田層19a,19bによってパッケージ基板11お
よびキャップ17と接合されている。封止用半田層19
a,19bは、共に、例えば10重量%のSnを含有す
るPb−Sn合金からなり、その厚さtF1,tF2は、従
来に比べて非常に薄く、例えば0.0025mm程度であ
る。
【0051】このように、本実施例1においては、封止
用半田層19a,19bを非常に薄くすることができる
ので、封止工程時および封止工程直後におけるキャップ
17の安定性を向上させることができるので、キャップ
17の平坦度を向上させることが可能となっている。
【0052】また、CCBバンプ14の熱歪を枠体16
によって緩和する構造なので、封止用半田層19a,1
9bの厚さ等を所定値に設定する必要がないので、封止
工程時における設定制御を容易にすることが可能となっ
ている。
【0053】なお、枠体16の上下面には、封止用半田
19a,19bの濡れ性を良好にするために、例えばチ
タン(Ti)/ニッケル(Ni)/Auからなる接合用
金属層20a,20bが形成されている。
【0054】ここで、上述した枠体16と封止用半田層
19a,19bとの厚さの設定について詳細に説明す
る。まず、パッケージ内部の縦方向の熱膨張の総和S
は、以下のように表すことができる。
【0055】S=CCBバンプ14の厚さtC (0.1m
m)×24.9×10-6/℃+半導体チップ15の厚さtL
(0.5mm)×2.65×10-6+伝熱用半田層18の厚
さtR(0.01)×24.9×10-6/℃=4.06×10
-6mm/℃したがって、パッケージ内部の熱膨張率αは、
α=S/(tC +tL +tR )と表すことができるの
で、α=4.06×10-6/0.61=6.66×10-6/℃
となる。これは、Al2 3 の熱膨張率(6.5〜7.0×
10-6)に近い。
【0056】そこで、封止部(主として枠体16および
封止用半田層19a,19b)の枠体16の厚さをA、
封止用半田層19a,19bの和(tF1+tF2)をBと
し、封止部の熱膨張の総和をS1 とすると、次式が成立
する。
【0057】S1 =枠体16の厚さA×6.5×10-6
℃+封止用半田層19a,19bの和B×24.95×1
-6/℃=4.06×10-6mm/℃ この式にB=0.61−Aを代入すると次式が成立する。
【0058】 6.5A−24.95A=4.06−24.95×0.61 −18.45A=−11.16 A=0.605mm また、この結果をB=0.61−Aの式に代入することに
より、B=0.005が得られる。
【0059】したがって、枠体16の厚さA=0.605
mm、封止用半田層19a,9bの個々の厚さtF1=tF2
=0.0025mmが得られる。これによってバランス構造
とすることが可能となっている。
【0060】一方、キャップ17は、例えば熱伝導率が
170W/m・K程度の高い熱伝導性を有するAlNか
らなる。そして、本実施例1においてはキャップ17が
脚部を必要としないので平板状に形成されている。この
ため、キャップ17の加工が容易である。したがって、
キャップ17の加工コストを安価にすることが可能であ
る。また、キャップ17の平坦度を高く設定することが
可能である。
【0061】なお、パッケージ基板11と枠体16およ
びキャップ17と枠体16との接合部におけるパッケー
ジ基板11およびキャップ17のそれぞれの表面には、
封止用半田層19a,19bの濡れ性を良好にするため
に、例えばチタン(Ti)/ニッケル(Ni)/Auか
らなる接合用金属層20c,20dが形成されている。
【0062】また、キャップ17の下面は、伝熱用半田
層18を介して半導体チップ15の裏面と接合されてお
り、これにより、回路動作時に半導体チップ15で発生
した熱が伝熱用半田層18を経てキャップ17の表面か
ら放散される構造となっている。
【0063】伝熱用半田層18は、例えば半田プリフォ
ーム18aと同一のPb/Sn合金からなる。なお、キ
ャップ17の下面にも、伝熱用半田層18の濡れ性を良
好にするために、上記した接合用金属層20eが形成さ
れている。ここで、伝熱用半田層18の厚さtR は、例
えば0.01mm程度である。
【0064】次に、本実施例1のチップキャリア3の封
止工程を図4によって説明する。
【0065】まず、図4に示すような従来のチップキャ
リアの製造で用いていた断面凹状の通常の封止用治具2
1を用意する。ただし、本実施例1の場合、上記したよ
うに封止工程に際して高精度な制御性を必要としないの
で、封止用治具21を従来よりも小形で簡単な構造にで
きるが、ここでは従来から使用されている封止用治具2
1を用いた場合を示す。
【0066】続いて、封止用治具21の凹部内にキャッ
プ17をその上面を下に向けた状態で収容した後、キャ
ップ17の外周に封止用半田層19a形成用の枠状の半
田プリフォーム19a1 を介して枠体16を収容する。
【0067】その後、半導体チップ15を実装したパッ
ケージ基板11を半導体チップ15の裏面を下方にした
状態で収容する。この際、キャップ17の中央と半導体
チップ15の裏面との間には、伝熱用半田層18形成用
の四角形状の半田プリフォーム18aを介在し、枠体1
6とパッケージ基板11の外周との間には、封止用半田
層19b形成用の半田プリフォーム19b1 を介在させ
る。
【0068】このようにした後、パッケージ基板11の
裏面側から所定量の荷重をかけた状態で、例えば水素ガ
ス(H2)還元雰囲気中において熱処理を施すことによ
り、キャップ17と枠体16およびパッケージ基板11
と枠体16とを封止用半田層19a,19bによって接
合することによって半導体チップ15を封止する。この
際、本実施例1においては、キャップ17とパッケージ
基板11との間の高さ調整が枠体16の厚さで設定する
ことができるので、その調整制御が容易である。
【0069】このように、本実施例1によれば、以下の
効果を得ることが可能となる。
【0070】(1).パッケージ基板11とキャップ17と
の間に、熱膨張率がパッケージ内部の熱膨張率とほぼ等
しい材料からなる枠体16を介在させたことにより、C
CBバンプ14にかかる熱歪を緩和することができるの
で、CCBバンプ14の接続寿命を向上させることが可
能となる。
【0071】(2).パッケージ内部の熱膨張率と封止部の
熱膨張率とを枠体16によって合わせることにより、枠
体16とキャップ17、枠体16とパッケージ基板11
とを接合するための封止用半田層19a,19bの厚さ
を非常に薄くすることができるので、封止用半田層19
a,19bの組織間の収縮孔に起因して、温度サイクル
試験の後に封止部分にリーク不良が発生するのを抑制す
ることができ、その封止部の信頼性を向上させることが
可能となる。
【0072】(3).枠体16の材料としてAl2 3 を用
いたことにより、高精度な加工が可能なので、枠体16
の上下面の平坦度を非常に高く、しかも比較的容易(安
価)に設定することが可能となる。このため、キャップ
17の平坦度も高く設定することが可能となる。
【0073】(4).枠体16の材料としてAl2 3 を用
いたことにより、接合用金属層20a〜20dの形成に
おいて、従来技術をそのまま使うことが可能となる。
【0074】(5).枠体16の材料としてAl2 3 を用
いたことにより、接合用金属層20a〜20dの剥離等
の問題も生じ難い。さらに、枠体16の反り等の問題も
生じない。
【0075】(6).上記(1) 、(2) および(5) により、チ
ップキャリア3の歩留りおよび信頼性を向上させること
が可能となる。
【0076】(7).封止用半田層19a,19bを非常に
薄くすることができるので、封止工程時および封止工程
直後におけるキャップ17の安定性を向上させることが
可能となる。このため、キャップ17の平坦度を向上さ
せることが可能となる。
【0077】(8).CCBバンプ14の熱歪を枠体16に
よって緩和する構造とすることにより、封止用半田層1
9a,19bの厚さ等を所定値に設定する必要がない
(パッケージ基板11とキャップ17との間の厚さ調整
は枠体16の厚さで設定できる)ので、封止工程時にお
ける荷重量等の制御を容易にすることが可能となる。
【0078】(9).キャップ17を平板状に形成すること
により、キャップ17の加工を容易にすることができる
ので、キャップ17の加工コストを安価にすることが可
能となる。
【0079】(10). 上記(3) および(9) により、チップ
キャリア3のコストを安価することが可能となる。
【0080】(11). キャップ17を平板状に形成するこ
とにより、キャップ17の平坦度を高く設定することが
可能となる。
【0081】(12). 上記(3) 、(7) および(11)により、
キャップ17の平坦度を向上させることができるので、
キャップ17上の放熱フィン6とモジュールキャップ7
との噛み合わせを良好にすることができる。このため、
半導体チップ15で発生した熱の熱伝導路における熱抵
抗を下げることができるので、放熱特性を向上させるこ
とが可能となる。
【0082】(実施例2)図6は本発明の他の実施例で
ある半導体集積回路装置の要部断面図、図7および図8
は図6の半導体集積回路装置の製造方法を説明するため
の説明図である。
【0083】本実施例2の半導体集積回路装置は、図6
に示すように、エポキシ樹脂等からなるプリント配線基
板(配線基板)22上にCCBバンプ14を介して直接
実装された半導体チップ15をキャップ17および枠体
16によって封止したチップキャリア3を備えている。
【0084】なお、プリント配線基板22の主面上にお
いて、枠体16に対向する位置には、枠状の接合用金属
層(図示せず)が形成されている。
【0085】プリント配線基板22上には、このような
構造のチップキャリア3の他に、例えばQFP(Quad F
lat Package)23等が実装されている。チップキャリア
3のキャップ17およびQFP23の上面は、放熱フィ
ン6を介して放熱板24と機械的に接続されている。
【0086】次に、本実施例2の半導体集積回路装置の
製造方法を図7および図8によって説明する。
【0087】まず、図7に示すように、プリント配線基
板22上に半導体チップ15およびQFP23を実装す
る。続いて、図8に示すように、比較的小形で簡単な構
造の枠状の封止用治具21aによって半導体チップ15
を取り囲み、前記実施例1と同様に封止処理を行う。こ
のように、本実施例2においても、前記実施例1と同様
に封止工程時における制御性が容易なので比較的小形で
簡単な封止用治具21aによって封止することができ
る。
【0088】このように、本実施例2においても、前記
実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
【0089】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0090】例えば前記実施例1,2においては、チッ
プキャリア上にそれとは別体の放熱フィンを接合した場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば図9に示すように、キャップ17の上面に凹
凸を設け、キャップ17自体に放熱フィンとしての機能
を持たせるようにしても良い。
【0091】また、前記実施例1,2においては、キャ
ップの裏面と半導体チップの裏面とを伝熱用半田層を介
して接合した場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば図10に示すように、キャップ
17の裏面と半導体チップ15の裏面との間に薄い空隙
を設け、キャビティ内にHeガス等を充填するようにし
ても良い。
【0092】また、前記実施例1においては、パッケー
ジ基板をムライトとした場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、例えばAl2 3 としても
良い。この場合、例えば図11に示すように、パッケー
ジ基板11aと枠体16aとを一体構造としても良い。
この場合も、主として枠体16aの厚さ設定によって、
CCBバンプ14の熱歪を緩和する構造となっている。
【0093】また、前記実施例1,2においては、パッ
ケージ基板とキャップとを別体とした場合について説明
したが、例えばグリーンシート状態の枠体をキャップま
たはパケージ基板に付けた状態で焼結することにより、
枠体とキャップまたはパッケージ基板とを一体としても
良い。図12に、キャップ17と枠体16とを一体とし
た場合を示す。
【0094】また、前記実施例1,2においては、キャ
ップおよび枠体内に1個の半導体チップを封止した構造
について説明したが、例えば図13に示すように、複数
の半導体チップ15を封止してマルチチップモジュール
を構成するようにしても良い。
【0095】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である論理付
きSRAM回路を有する半導体集積回路装置に適用した
場合について説明したが、これに限定されず種々適用可
能であり、例えば論理回路のみあるいは半導体メモリ回
路のみを有する半導体集積回路装置等のような他の半導
体集積回路装置に適用することも可能である。
【0096】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0097】(1).本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、パッケージ内部の熱膨張率と封止部の熱膨張率とを
枠体によって合わせることにより、枠体とキャップおよ
びパッケージ基板とを接合するための封止用半田層の厚
さを非常に薄くすることができるので、封止用半田層の
組織間の収縮孔に起因して温度サイクル試験の後に封止
部分にリーク不良が発生するのを抑制することができ、
その封止部の信頼性を向上させることが可能となる。し
たがって、パッケージ基板上にCCBバンプを介して実
装された半導体チップをキャップによって気密封止した
パッケージ構造の半導体集積回路装置の歩留りおよび信
頼性を向上させることが可能となる。
【0098】(2).パッケージ内部の熱膨張率と封止部の
熱膨張率とを枠体によって合わせることにより、枠体と
キャップおよびパッケージ基板とを接合するための封止
用半田層における厚さの設定精度を緩和することができ
るので、封止工程時においてキャップにかける荷重の調
整を簡単に行うことができ、その制御を容易にすること
が可能となる。
【0099】(3).パッケージ内部の熱膨張率と封止部の
熱膨張率とを枠体によって合わせることにより、枠体と
キャップおよびパッケージ基板とを接合するための封止
用半田層における厚さを非常に薄くすることができるの
で、封止工程時および封止工程直後におけるキャップの
安定性を向上させることができる。このため、キャップ
の平坦度を向上させることが可能となる。したがって、
パッケージ基板上にCCBバンプを介して実装された半
導体チップをキャップによって気密封止したパッケージ
構造の半導体集積回路装置のキャップと放熱体との密着
性を向上させることができるので、この半導体集積回路
装置の放熱特性を向上させることが可能となる。
【0100】(4).キャップを平板状にすることができる
ので、その加工を容易にすることができ、キャップ自体
の平坦度も向上させることができる。このため、パッケ
ージ基板上にCCBバンプを介して実装された半導体チ
ップをキャップによって気密封止したパッケージ構造の
半導体集積回路装置の製造コストを低減することが可能
となる。
【0101】(5).上記した本発明の半導体集積回路装置
によれば、加工形成が容易で、かつ、加工寸法精度の高
いアルミナを用いて枠体を形成することにより、上記作
用が得られる上に、枠体自体の平坦度を向上させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である半導体集積回路
装置の要部断面図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の要部拡大断面図で
ある。
【図3】図1の半導体集積回路装置の構成要素の斜視図
である。
【図4】図1の半導体集積回路装置の製造方法を説明す
るための説明図である。
【図5】図1の半導体集積回路装置を有するモジュール
装置の断面図である。
【図6】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
の要部断面図である。
【図7】図6の半導体集積回路装置の製造方法を説明す
るための説明図である。
【図8】図6の半導体集積回路装置の製造方法を説明す
るための説明図である。
【図9】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
の断面図である。
【図10】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の断面図である。
【図11】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の断面図である。
【図12】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の断面図である。
【図13】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の断面図である。
【符号の説明】
1 マルチチップモジュール 2 モジュール基板 3 チップキャリア(半導体集積回路装置) 4 CCBバンプ 5 リードピン 6 放熱フィン 7 モジュールキャップ 8 半田層 9 キャビティ 10 冷却ブロック 10a 流通孔 11,11a パッケージ基板 12a 電極 12b 電極 13 内部配線 14 CCBバンプ 15 半導体チップ 16,16a 枠体 17 キャップ 18 伝熱用半田層 18a 半田プリフォーム 19a,19b 封止用半田層 19a1 ,19b1 半田プリフォーム 20a〜20e 接合用金属層 21,21a 封止用治具 22 プリント配線基板(配線基板) 23 QFP 24 放熱板
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 俊彦 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 林田 哲哉 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板上にバンプ電極を介して実装さ
    れた半導体チップを、前記半導体チップの周囲に接合さ
    れた枠体と、前記枠体上に接合され、かつ、前記半導体
    チップの裏面に伝熱用半田層を介して接合されたキャッ
    プとによって封止するとともに、前記枠体を、前記パッ
    ケージ本体内の縦方向における熱膨張率の総和とほぼ等
    しい材料によって構成したことを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  2. 【請求項2】 パッケージ基板上にバンプ電極を介して
    実装された半導体チップを、前記パッケージ基板の外周
    に接合された枠体と、前記枠体上に接合され、かつ、前
    記半導体チップの裏面に伝熱用半田層を介して接合され
    たキャップとによって封止してなるパッケージ本体を備
    え、前記枠体を、前記パッケージ本体内の縦方向におけ
    る熱膨張率の総和とほぼ等しい材料によって構成したこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 パッケージ基板上にバンプ電極を介して
    実装された半導体チップを、前記パッケージ基板の外周
    に接合された枠体と、前記枠体上に接合され、かつ、前
    記半導体チップの裏面との間に隙間をおいて配置された
    キャップとによって封止してなるパッケージ本体を備
    え、前記枠体を、前記パッケージ本体内の縦方向におけ
    る熱膨張率の総和とほぼ等しい材料によって構成したこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記枠体の厚さが、前記半導体チップの
    厚さと、前記バンプ電極の厚さとの総和にほぼ等しくな
    るようにしたことを特徴とする請求項1、2または3記
    載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体チップの厚さと、前記バンプ
    電極の厚さとの比が5対1であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記枠体がアルミナからなることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体集積
    回路装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体チップが厚さ0.5mmのシリ
    コンからなり、前記枠体が厚さ0.605mmのアルミナ
    からなり、前記キャップが窒化アルミニウムからなり、
    前記バンプ電極が厚さ0.1mmの鉛−錫合金からなり、
    前記伝熱用半田層が厚さ0.01mmの鉛−錫合金からな
    ることを特徴とする請求項1、2、4〜6のいずれか一
    項に記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記キャップの裏面に凹凸を設けて放熱
    構造としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一
    項に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体チップが複数配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の
    半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記パッケージ基板がアルミナからな
    り、前記枠体がアルミナからなり、前記キャップが窒化
    アルミニウムからなることを特徴とする請求項2〜9の
    いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001035968A (ja) * 1999-07-01 2001-02-09 Intersil Corp ボールグリッドアレイを具えるパワー半導体実装パッケージ
KR20020028018A (ko) * 2000-10-06 2002-04-15 박종섭 멀티 칩 패키지
JP2004523128A (ja) * 2001-06-11 2004-07-29 ザイリンクス インコーポレイテッド 最小限の熱の不整合で熱除去を実現する高性能フリップチップパッケージ
JP2005515637A (ja) * 2002-01-04 2005-05-26 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 外部回路とともに使用するためのワイヤボンドなし電子部品およびその製造方法
CN100373599C (zh) * 2005-09-29 2008-03-05 威盛电子股份有限公司 无凸块式芯片封装体

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