JPS6232638Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6232638Y2 JPS6232638Y2 JP8035179U JP8035179U JPS6232638Y2 JP S6232638 Y2 JPS6232638 Y2 JP S6232638Y2 JP 8035179 U JP8035179 U JP 8035179U JP 8035179 U JP8035179 U JP 8035179U JP S6232638 Y2 JPS6232638 Y2 JP S6232638Y2
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- JP
- Japan
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- scum
- scraping
- guide plate
- discharge pipe
- lifting conveyor
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000007790 scraping Methods 0.000 claims description 56
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 2
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 2
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 238000005188 flotation Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Removal Of Floating Material (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、沈澱槽浮上分離槽等の水面上に浮
上したスカムを掻取る装置に関するものである。
上したスカムを掻取る装置に関するものである。
このようなスカム掻取装置の先行技術として
は、例えば、実開昭54−47973号をもつて、水面
に浮上た汚泥等の掻取方向に導入口を開口した移
動外筒と、該外筒内に上方部に切欠口を開口した
内筒を同心的に設けると共に、該内筒内に汚泥移
送機構を配設し、さらに前記内外筒間に掻上板を
回転可能に配備したものが、知られているが、こ
の先行技術は、前記移動外筒の下部を処理槽内へ
と一部沈め、その下端面から移動外筒の移動方向
前向きに突き出されているスカム案内板を、スカ
ムの下位へと位置せしめて、移動外筒を処理槽内
で移動せしめるものであるから、このような移動
外筒を、一方向にのみ回転(公転)移動せしめれ
ばよい円筒型の処理槽の場合には、問題がない
が、このような移動外筒を、処理槽の長手方向に
沿つて往復移動せしめなければならない平面形状
が方形の処理槽の場合には、スカムを掻取つた後
の復行程において、移動外筒を往行程時と同一の
高さに保つて移動させると、処理槽内の水面が、
この移動外筒によつてはげしく撹拌されることに
なるため、このような従来装置では、移動外筒を
含む全掻取装置が、それを走行自在に支承してい
る台車の上に、その昇降装置でもつて昇降自在に
支持されていて、上記復行程においては、移動外
筒が水面の上方へと引き上げられるようになつて
いた。
は、例えば、実開昭54−47973号をもつて、水面
に浮上た汚泥等の掻取方向に導入口を開口した移
動外筒と、該外筒内に上方部に切欠口を開口した
内筒を同心的に設けると共に、該内筒内に汚泥移
送機構を配設し、さらに前記内外筒間に掻上板を
回転可能に配備したものが、知られているが、こ
の先行技術は、前記移動外筒の下部を処理槽内へ
と一部沈め、その下端面から移動外筒の移動方向
前向きに突き出されているスカム案内板を、スカ
ムの下位へと位置せしめて、移動外筒を処理槽内
で移動せしめるものであるから、このような移動
外筒を、一方向にのみ回転(公転)移動せしめれ
ばよい円筒型の処理槽の場合には、問題がない
が、このような移動外筒を、処理槽の長手方向に
沿つて往復移動せしめなければならない平面形状
が方形の処理槽の場合には、スカムを掻取つた後
の復行程において、移動外筒を往行程時と同一の
高さに保つて移動させると、処理槽内の水面が、
この移動外筒によつてはげしく撹拌されることに
なるため、このような従来装置では、移動外筒を
含む全掻取装置が、それを走行自在に支承してい
る台車の上に、その昇降装置でもつて昇降自在に
支持されていて、上記復行程においては、移動外
筒が水面の上方へと引き上げられるようになつて
いた。
この考案の目的は、このような平面形状が方形
の処理槽において、このような昇降装置を用いる
ことなく、掻取装置でもつて水面を撹拌すること
なく、掻取装置を復行せしめうる、スカムの掻取
装置を提供しようとするものである。
の処理槽において、このような昇降装置を用いる
ことなく、掻取装置でもつて水面を撹拌すること
なく、掻取装置を復行せしめうる、スカムの掻取
装置を提供しようとするものである。
また、上記したような従来装置では、スカム掻
取装置の最下位が、移動外筒及びスカムの案内板
等でもつて常時塞がれているので、方形の処理槽
の場合には、掻取行程の始端側において死角を生
じ、この始端側では、掻取装置の下方位のスカム
が、移動外筒及び案内板によつて水面下へと押し
下げられるだけで、取り残されるといつた欠点が
あつた。この考案の他の目的は、このような死角
を生じないスカムの掻取装置を提供しようとする
ものである。
取装置の最下位が、移動外筒及びスカムの案内板
等でもつて常時塞がれているので、方形の処理槽
の場合には、掻取行程の始端側において死角を生
じ、この始端側では、掻取装置の下方位のスカム
が、移動外筒及び案内板によつて水面下へと押し
下げられるだけで、取り残されるといつた欠点が
あつた。この考案の他の目的は、このような死角
を生じないスカムの掻取装置を提供しようとする
ものである。
すなわち、この考案に係るスカム掻取装置は、
その長手方向に沿つた上方部分に投入口が開口さ
れており、その長手方向に沿つた内部にスカムの
移送スクリユーが配設されているスカム排出管
を、スカムの掻取方向に進退自在な台車により支
持せしめて、処理槽の上方位でスカムの掻取方向
に対し直交する向きの水平姿勢に配設して、この
スカム排出管の外側に、スカム汲上げコンベヤー
を配設すると共に、このスカム汲上げコンベヤー
の下位に、台車に枢支されて、スカムに対する作
用位置と不作用位置の間に亘つて昇降自在な、ス
カム掻取案内板を配設してあるスカム掻取装置で
あつて、上記スカム汲上げコンベヤーが、前記ス
カム排出管の上下に配して台車に軸架された複数
対のスプロケツトホイールと、各対のスプロケツ
トホイール間に夫々懸け回された複数の無端チエ
ーンと、この複数の無端チエーン間に無端チエー
ンの一方の回転方向に向けて架け渡された多数の
バツケトでもつて構成されていて、バケツトが縦
長の長円軌道を画いて回転されるものであるこ
と、及び、上記スカム掻取案内板が、側面視にお
ける上記バケツトの回転軌道の内側において台車
に枢支された一対の揺動板と、この一対の揺動板
の自由端間に架け渡された板とでもつて構成され
ていて、上記スカム掻取案内板が、少なくともス
カムに対する作用位置で前記バケツトに摺接する
縦断面形状が円弧状の部分を備えていること、を
特徴としてなるものであるが、実施例を図につい
て説明すると、図において、1は、平面形状が長
方形の処理槽2の長手方向に沿つて、この処理槽
2の上方位を進退走行しうるよう、処理槽2に架
け渡された台車で、3はその車輪、40はレール
であり、処理槽2の上方位には、この台車1によ
つて、台車1の進行方向に直行する向きの水平姿
勢に保たれたスカム排出管4が、ブラケツト5,
5′を介して支持されている。
その長手方向に沿つた上方部分に投入口が開口さ
れており、その長手方向に沿つた内部にスカムの
移送スクリユーが配設されているスカム排出管
を、スカムの掻取方向に進退自在な台車により支
持せしめて、処理槽の上方位でスカムの掻取方向
に対し直交する向きの水平姿勢に配設して、この
スカム排出管の外側に、スカム汲上げコンベヤー
を配設すると共に、このスカム汲上げコンベヤー
の下位に、台車に枢支されて、スカムに対する作
用位置と不作用位置の間に亘つて昇降自在な、ス
カム掻取案内板を配設してあるスカム掻取装置で
あつて、上記スカム汲上げコンベヤーが、前記ス
カム排出管の上下に配して台車に軸架された複数
対のスプロケツトホイールと、各対のスプロケツ
トホイール間に夫々懸け回された複数の無端チエ
ーンと、この複数の無端チエーン間に無端チエー
ンの一方の回転方向に向けて架け渡された多数の
バツケトでもつて構成されていて、バケツトが縦
長の長円軌道を画いて回転されるものであるこ
と、及び、上記スカム掻取案内板が、側面視にお
ける上記バケツトの回転軌道の内側において台車
に枢支された一対の揺動板と、この一対の揺動板
の自由端間に架け渡された板とでもつて構成され
ていて、上記スカム掻取案内板が、少なくともス
カムに対する作用位置で前記バケツトに摺接する
縦断面形状が円弧状の部分を備えていること、を
特徴としてなるものであるが、実施例を図につい
て説明すると、図において、1は、平面形状が長
方形の処理槽2の長手方向に沿つて、この処理槽
2の上方位を進退走行しうるよう、処理槽2に架
け渡された台車で、3はその車輪、40はレール
であり、処理槽2の上方位には、この台車1によ
つて、台車1の進行方向に直行する向きの水平姿
勢に保たれたスカム排出管4が、ブラケツト5,
5′を介して支持されている。
スカム排出管4には、その長手方向に沿つた上
方部分に、ホツパー6を有するスカム投入口7が
開口されており、その長手方向に沿つた内部に、
駆動軸8を有する移送スクリユー9が配設されて
いて、ホツパー6を経て投入口7へとスカムが投
入されると、該スカムは、移送スクリユー9によ
り排出管4内を右方に(第1図上)に送られて排
出口10からスカム排出樋11内へと排出される
ようになつており、このスカム排出管4の外側位
には、処理槽2内に浮上したスカムを汲上げて、
それをホツパー6内へと投入するためのスカム汲
上げコンベヤー12が配設されている。
方部分に、ホツパー6を有するスカム投入口7が
開口されており、その長手方向に沿つた内部に、
駆動軸8を有する移送スクリユー9が配設されて
いて、ホツパー6を経て投入口7へとスカムが投
入されると、該スカムは、移送スクリユー9によ
り排出管4内を右方に(第1図上)に送られて排
出口10からスカム排出樋11内へと排出される
ようになつており、このスカム排出管4の外側位
には、処理槽2内に浮上したスカムを汲上げて、
それをホツパー6内へと投入するためのスカム汲
上げコンベヤー12が配設されている。
次に、実施例のスカム汲上げコンベヤー12に
ついて説明すると、13,13′は、スカム排出
管4の上方位に配して台車1に軸14架した左右
のスプロケツトホイール、15,15′は、スカ
ム排出管4の下方位に配して台車1に軸16架し
た左右のスプロケツトホイールで、上下のスプロ
ケツトホイール13,15、13′,15′間に
は、夫々チエーン17,17′が、スカム排出管
4の外側をめぐつて懸け回わされており、左右の
チエーン17,17′間には、一定の間隔おき
に、多数のバケツト18が、その開口部を一方の
回転方向に向けて架け渡されている。そして、上
記チエーン17,17′に取付けられたバケツト
18からなるスカム汲上げコンベヤー12は、こ
れを矢印イ方向に回わすと、バケツト18が縦長
の長円軌道を画いて回転し、スカム排出管4の下
方位で、処理槽2内のスカムAを汲上げうる位置
に設けられているのであるが、このスカム汲上げ
コンベヤー12の下位には、ブラケツト19,1
9′を介して台車1に枢支26された一対の揺動
板20,20′と、この一対の揺動板20,2
0′の自由端間に架け渡された板とでもつて構成
された、スカム掻取案内板21が配設されてお
り、このスカム掻取案内板21は、その縦断面形
状が円弧状の部分21aと、それに続く直線状の
部分21bとを備えていて、スカム汲上げコンベ
ヤー12のバケツト18が、このスカム掻取案内
板21の円弧状の部分21aへと摺接せしめられ
ており、このスカム掻取案内板21は、それを第
2図実線図示の作用位置に降下させると、直線状
の部分21bが処理槽2内のスカムAの下方へと
位置され、それを第2図鎖線図示の不作用位置へ
と上昇させると、それが槽内のスカムAの上方に
保持されるようになつている。
ついて説明すると、13,13′は、スカム排出
管4の上方位に配して台車1に軸14架した左右
のスプロケツトホイール、15,15′は、スカ
ム排出管4の下方位に配して台車1に軸16架し
た左右のスプロケツトホイールで、上下のスプロ
ケツトホイール13,15、13′,15′間に
は、夫々チエーン17,17′が、スカム排出管
4の外側をめぐつて懸け回わされており、左右の
チエーン17,17′間には、一定の間隔おき
に、多数のバケツト18が、その開口部を一方の
回転方向に向けて架け渡されている。そして、上
記チエーン17,17′に取付けられたバケツト
18からなるスカム汲上げコンベヤー12は、こ
れを矢印イ方向に回わすと、バケツト18が縦長
の長円軌道を画いて回転し、スカム排出管4の下
方位で、処理槽2内のスカムAを汲上げうる位置
に設けられているのであるが、このスカム汲上げ
コンベヤー12の下位には、ブラケツト19,1
9′を介して台車1に枢支26された一対の揺動
板20,20′と、この一対の揺動板20,2
0′の自由端間に架け渡された板とでもつて構成
された、スカム掻取案内板21が配設されてお
り、このスカム掻取案内板21は、その縦断面形
状が円弧状の部分21aと、それに続く直線状の
部分21bとを備えていて、スカム汲上げコンベ
ヤー12のバケツト18が、このスカム掻取案内
板21の円弧状の部分21aへと摺接せしめられ
ており、このスカム掻取案内板21は、それを第
2図実線図示の作用位置に降下させると、直線状
の部分21bが処理槽2内のスカムAの下方へと
位置され、それを第2図鎖線図示の不作用位置へ
と上昇させると、それが槽内のスカムAの上方に
保持されるようになつている。
なお、図において、22は移送スクリユー9の
駆動軸8に枢着したスプロケツトホイール、23
はスカム汲上げコンベヤー12の上側の軸14に
嵌着したスプロケツトホイール、25は、スカム
掻上案内板21の支軸26に嵌着したスプロケツ
トホイールで、これらのスプロケツトホイール2
2,23及び25は、夫々チエーン26,27及
び28を介して、台車1上の図示してない駆動源
に連結されている。
駆動軸8に枢着したスプロケツトホイール、23
はスカム汲上げコンベヤー12の上側の軸14に
嵌着したスプロケツトホイール、25は、スカム
掻上案内板21の支軸26に嵌着したスプロケツ
トホイールで、これらのスプロケツトホイール2
2,23及び25は、夫々チエーン26,27及
び28を介して、台車1上の図示してない駆動源
に連結されている。
次に、作用を実施例について説明すると、この
考案に係るスカム掻取装置は、上記のような構成
であるから、台車1を処理槽2の上で走行させる
と、台車1の上に装置された上記スカム排出管4
と、スカム汲上げコンベヤー12と、スカム掻取
案内板21等は、一体となつて処理槽2の上を往
復移動せしめうるのであるが、この考案の装置
は、今、スカム掻取案内板21を、第2図に鎖線
で示した不作用位置から実線で示した作用位置へ
と回動させて、その上にスカムAを掬つた上、ス
カム掻取案内板21を該作用位置に保ち、スカム
汲上コンベヤー12を、矢印イ方向に回転させな
がら、台車1をロ方向に往行させるときは、台車
1のロ方向移動によつて、スカムは、スカム掻取
案内板21の上へと掬い上げられることとなり、
スカム掻取案内板21の上へと掬い上げられたス
カムは、接踵してその上へと達する汲上げコンベ
ヤー12のバケツト18によつて、該案内板21
の上でバケツト18内へと汲み取られることとな
り、バケツト18内に汲み取られたスカムは、バ
ケツト18が上昇して反転せしめられるとき、そ
れをホツパー6と投入口7を経て、スカム排出管
4内へと放出される。スカム排出管4内へと供給
されたスカムが、移送スクリユー9によつて排出
口10からスカム排出樋11へと排出されること
は、すべて説明した通りである。
考案に係るスカム掻取装置は、上記のような構成
であるから、台車1を処理槽2の上で走行させる
と、台車1の上に装置された上記スカム排出管4
と、スカム汲上げコンベヤー12と、スカム掻取
案内板21等は、一体となつて処理槽2の上を往
復移動せしめうるのであるが、この考案の装置
は、今、スカム掻取案内板21を、第2図に鎖線
で示した不作用位置から実線で示した作用位置へ
と回動させて、その上にスカムAを掬つた上、ス
カム掻取案内板21を該作用位置に保ち、スカム
汲上コンベヤー12を、矢印イ方向に回転させな
がら、台車1をロ方向に往行させるときは、台車
1のロ方向移動によつて、スカムは、スカム掻取
案内板21の上へと掬い上げられることとなり、
スカム掻取案内板21の上へと掬い上げられたス
カムは、接踵してその上へと達する汲上げコンベ
ヤー12のバケツト18によつて、該案内板21
の上でバケツト18内へと汲み取られることとな
り、バケツト18内に汲み取られたスカムは、バ
ケツト18が上昇して反転せしめられるとき、そ
れをホツパー6と投入口7を経て、スカム排出管
4内へと放出される。スカム排出管4内へと供給
されたスカムが、移送スクリユー9によつて排出
口10からスカム排出樋11へと排出されること
は、すべて説明した通りである。
この考案の装置は、スカム掻取案内板21を、
第2図に鎖線で示した不作用位置へと回動変位さ
せて、それを該不作用位置に保つと共に、スカム
汲上げコンベヤー12を、全バケツト18が水面
の上方へと位置される第2図実線図示の回転位置
に保つて、台車1をロ反対方向に復行させるとき
は、スカム掻取案内板21とバケツト18は、そ
れらが水面の上に位置されているから、この考案
のスカム掻取装置は、それらでもつて処理槽2内
の水面を撹拌することなく、もとの位置(掻取り
開始位置)へと復帰せしめうるものである。
第2図に鎖線で示した不作用位置へと回動変位さ
せて、それを該不作用位置に保つと共に、スカム
汲上げコンベヤー12を、全バケツト18が水面
の上方へと位置される第2図実線図示の回転位置
に保つて、台車1をロ反対方向に復行させるとき
は、スカム掻取案内板21とバケツト18は、そ
れらが水面の上に位置されているから、この考案
のスカム掻取装置は、それらでもつて処理槽2内
の水面を撹拌することなく、もとの位置(掻取り
開始位置)へと復帰せしめうるものである。
以上、この考案に係るスカム掻取装置を実施例
について説明したが、上記したところからも容易
に理解されるように、この考案にしたがつたスカ
ム掻取装置は、処理槽内のスカムが、スカム排出
管の外側位をめぐつて回転するスカム汲上げコン
ベヤーのバケツトでもつて汲み上げられて、スカ
ム排出管へと供給されるようになつていて、バケ
ツトによるスカム汲上げのための、つまりスカム
汲上げの捕助手段としての、スカム掻取案内板
は、それが、槽内のスカムに対する掻取案内作用
位置と不作用位置の間に亘つた昇降変位自在に構
成されているので、バケツト間隔を適当に定して
おくときは、この考案のスカム掻取装置は、その
バケツトとスカム掻取案内板を水面の上方に保つ
て、それらでもつて処理槽内の水を撹拌すること
なく、これを復動せしめうるものである。勿論そ
の往行時には、スカム掻取り案内板を作用位置へ
と降下させると、その上方へとスカムを掬い取
り、それをスカム汲上げコンベヤーのバケツトで
もつて円滑に汲み上げさせることができるもので
あることは言うまでもない。またこの考案のスカ
ム掻取装置では、スカム汲上げコンベヤーが長円
の軌道を画いて回転されるようになつており、上
記スカム掻取案内板が、側面視における上記バケ
ツトの回転軌道の内側において台車に枢支された
一対の揺動板と、この一対のの揺動板の自由端間
に架け渡された板とでもつて構成されていて、上
記スカム掻取案内板が、少なくともスカムに対す
る作用位置で前記バケツトに摺接する縦断面形状
が円弧状の部分を備えているので、往行時の掻取
開始に先だつて、スカム掻取案内板を不作用位置
から作用位置に降下させたときには、この掻取装
置の下方位の処理槽内のスカムは、その大部分を
スカム掻取案内板の上に掬い込まれ、バケツトに
よつて汲み上げられることになるのであつて、こ
の考案のスカム掻取装置には、冒頭に述べたよう
な死角が殆んどない。
について説明したが、上記したところからも容易
に理解されるように、この考案にしたがつたスカ
ム掻取装置は、処理槽内のスカムが、スカム排出
管の外側位をめぐつて回転するスカム汲上げコン
ベヤーのバケツトでもつて汲み上げられて、スカ
ム排出管へと供給されるようになつていて、バケ
ツトによるスカム汲上げのための、つまりスカム
汲上げの捕助手段としての、スカム掻取案内板
は、それが、槽内のスカムに対する掻取案内作用
位置と不作用位置の間に亘つた昇降変位自在に構
成されているので、バケツト間隔を適当に定して
おくときは、この考案のスカム掻取装置は、その
バケツトとスカム掻取案内板を水面の上方に保つ
て、それらでもつて処理槽内の水を撹拌すること
なく、これを復動せしめうるものである。勿論そ
の往行時には、スカム掻取り案内板を作用位置へ
と降下させると、その上方へとスカムを掬い取
り、それをスカム汲上げコンベヤーのバケツトで
もつて円滑に汲み上げさせることができるもので
あることは言うまでもない。またこの考案のスカ
ム掻取装置では、スカム汲上げコンベヤーが長円
の軌道を画いて回転されるようになつており、上
記スカム掻取案内板が、側面視における上記バケ
ツトの回転軌道の内側において台車に枢支された
一対の揺動板と、この一対のの揺動板の自由端間
に架け渡された板とでもつて構成されていて、上
記スカム掻取案内板が、少なくともスカムに対す
る作用位置で前記バケツトに摺接する縦断面形状
が円弧状の部分を備えているので、往行時の掻取
開始に先だつて、スカム掻取案内板を不作用位置
から作用位置に降下させたときには、この掻取装
置の下方位の処理槽内のスカムは、その大部分を
スカム掻取案内板の上に掬い込まれ、バケツトに
よつて汲み上げられることになるのであつて、こ
の考案のスカム掻取装置には、冒頭に述べたよう
な死角が殆んどない。
この他、この考案の装置では、スカム汲上げコ
ンベヤーが縦長の長円軌道を画いて回転されるも
のであるから、それを支持している台車の前後巾
は小さくてよく、またスカム排出管の位置を処理
槽に対して高く設定できるから、処理槽に充分な
水面上余裕高さを与えることができる。
ンベヤーが縦長の長円軌道を画いて回転されるも
のであるから、それを支持している台車の前後巾
は小さくてよく、またスカム排出管の位置を処理
槽に対して高く設定できるから、処理槽に充分な
水面上余裕高さを与えることができる。
第1図はこの考案に係るスカム掻取装置の一実
施例を示した一部切欠正面図、第2図は同縦断側
面図である。 1……台車、2……処理槽、4……スカム排出
管、7……投入口、9……スカム移送スクリユ
ー、12……スカム汲上げコンベヤー、13,1
3′,15,15′……スプロケツトホイール、1
7,17′……無端チエーン、18……バケツ
ト、21……スカム掻取案内板。
施例を示した一部切欠正面図、第2図は同縦断側
面図である。 1……台車、2……処理槽、4……スカム排出
管、7……投入口、9……スカム移送スクリユ
ー、12……スカム汲上げコンベヤー、13,1
3′,15,15′……スプロケツトホイール、1
7,17′……無端チエーン、18……バケツ
ト、21……スカム掻取案内板。
Claims (1)
- その長手方向に沿つた上方部分に投入口が開口
されており、その長手方向に沿つた内部にスカム
の移送スクリユーが配設されているスカム排出管
を、スカムの掻取方向に進退自在な台車により支
持せしめて、処理槽の上方位でスカムの掻取方向
に対し直交する向きの水平姿勢に配設して、この
スカム排出管の外側に、スカム汲上げコンベヤー
を配設すると共に、このスカム汲上げコンベヤー
の下位に、台車上に枢支されて、スカムに対する
作用位置と不作用位置の間に亘つて昇降自在な、
スカム掻取案内板を配設してあるスカム掻取装置
であつて、上記スカム汲上げコンベヤーが、前記
スカム排出管の上下に配して台車に軸架された複
数対のスプロケツトホイールと、各対のスプロケ
ツトホイール間に夫々懸け回された複数の無端チ
エーンと、この複数の無端チエーン間に無端チエ
ーンの一方の回転方向に向けて架け渡された多数
のバツケトでもつて構成されていて、バケツトが
縦長の長円軌道を画いて回転されるものであるこ
と、及び、上記スカム掻取案内板が、側面視にお
ける上記バケツトの回転軌道の内側において台車
に枢支された一対の揺動板と、この一対の揺動板
の自由端間に架け渡された板とでもつて構成され
ていること、を特徴とするスカム掻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035179U JPS6232638Y2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035179U JPS6232638Y2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56287U JPS56287U (ja) | 1981-01-06 |
JPS6232638Y2 true JPS6232638Y2 (ja) | 1987-08-20 |
Family
ID=29313699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035179U Expired JPS6232638Y2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6232638Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7305230B1 (ja) * | 2022-11-28 | 2023-07-10 | 株式会社ブンリ | チェーンバケットスキマー |
-
1979
- 1979-06-12 JP JP8035179U patent/JPS6232638Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56287U (ja) | 1981-01-06 |
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