JPS6313237Y2 - - Google Patents

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JPS6313237Y2
JPS6313237Y2 JP17553783U JP17553783U JPS6313237Y2 JP S6313237 Y2 JPS6313237 Y2 JP S6313237Y2 JP 17553783 U JP17553783 U JP 17553783U JP 17553783 U JP17553783 U JP 17553783U JP S6313237 Y2 JPS6313237 Y2 JP S6313237Y2
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JP
Japan
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furnace
scale
scraper
movable
water seal
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JP17553783U
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JPS6082452U (ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は炉内に固定ビームと可動ビームとを設
け、炉内に装入された鋼板等の被加熱物を可動ビ
ームで移送しながら加熱処理するウオーキングビ
ーム炉に関し、特にウオーキングビーム炉の下部
をシールする水封トラフに溜るスケールの排出装
置に関するものである。
第1図によりウオーキングビーム炉を説明す
る。炉1内に鋼板などの被加熱物2を移送するた
めの可動ビーム3と固定ビーム(図示せず)が設
けられる。可動ビーム3は炉1の下部のスリツト
4を挿通する支持体5を介して台車6に取り付け
られる。台車6は前後進用台車6aと前後進用台
車6aの下部に配置された昇降用台車6bとから
なり各々、駆動装置7に連結される。この駆動装
置7の駆動により台車6を駆動し、可動ビーム3
を上昇、前進、下降、後進を繰り返して被加熱物
2を移送する。すなわち、今たとえば、可動ビー
ム3が図示しない固定ビームの高さより低い位置
にあり、被加熱物2が固定ビームに支持されてい
るとする。この状態から台車6を駆動して可動ビ
ーム3を固定ビームの高さより高い位置まで上昇
させると被加熱物2は可動ビーム3上に支持され
る。この状態で可動ビーム3を前進させて被加熱
物2を前進させ、その後可動ビーム3を固定ビー
ムの高さより低い位置まで下降させることにより
被加熱物2は固定ビームに再び支持される。さら
にこの可動ビーム3を後進させて元の位置に戻
す。このように可動ビーム3を上昇、前進、下
降、後進させることにより被加熱物2を炉1内を
移送でき、その間に加熱処理を行なうことができ
る。可動ビーム3の移動は台車6により行なわ
れ、昇降用台車6bを、駆動装置7により前後さ
せることにより昇降用台車6bに係合したカム8
に沿つて昇降用台車6bを上下させ、昇降用台車
6bより前後進用台車6aを介して可動ビーム3
を上下させることができ、また前後進用台車6a
を駆動装置7により前後させることにより可動ビ
ーム3を前後進させることができる。
このウオーキングビーム炉の下方には可動ビー
ム3を支持する支持体5を挿通するためのスリツ
ト4が形成されており、このスリツト4を水封ト
ラフ9によりシールしている。すなわち台車6上
に水封トラフ9が設けられ、スリツト4を包囲す
るシール板10の下部を水封トラフ9の液に浸水
させることによりシールしている。
この水封トラフ9内には炉1内からスリツト4
を通してスケールが堆積し易く、そのため常時ス
ケールを水封トラフ9から排出しなければならな
い。
従来このスケールの排出はシール板10の下端
にスクレーパ11を設け、このスクレーパ11に
よりスケールを被加熱物2の後進方向すなわち装
入端部側に移動させ、そこで、スケール排出装置
12により排出している。すなわちスクレーパ1
1は固定されており、水封トラフ9は台車6上に
設けられるため、台車6と同一の運動を行ない、
水封トラフ9が前進運動する間にスケールが装入
端部側に移動される。すなわち、スクレーパ11
は水封トラフ9が上昇するとスクレーパ11と水
封トラフ9の底部13との間に適当な大きさの隙
間が生じるような位置にあり、この状態で水封ト
ラフ9が前進すると、スクレーパ11が水封トラ
フ9に堆積したスケールを前進方向とは反対の方
向に移動させる。
このようにして水封トラフ9の装入端部側に集
められたスケールは、スケール排出装置12によ
り排出される。
このスケール排出装置12を第2図により説明
する。
水封トラフ9の装入端部側には水封トラフ9の
底部13より低いスケールの溜り部14が設けら
れ、この溜り部14から装入端部側に斜め上方に
傾斜した傾斜面15が形成される。この溜り部1
4と傾斜面15の上方に夫々スプロケツト16を
設け、このスプロケツト16間にスクレーパ17
を取り付けたエンドレスチエーン18が設けら
れ、駆動装置19によりエンドレスチエーン18
を図示の矢印方向に移動させ、スクレーパ17に
よつてスケールをかき出していた。
しかしながらこのスケール排出装置12はスケ
ールの溜り部14にスケールをある一定量堆積さ
せてから装置を運転すると、堆積したスケールに
よつてエンドレスチエーン18が切断されやすい
ため連続運転が必要で、その運転経費がかさみ、
かつ装置の寿命も短くなる。またスケール排出装
置12は炉床下の狭いスペースに設けられている
ため装置の保守がきわめて困難である。水封トラ
フ9内の水中にスプロケツト16、エンドレスチ
エーン18などの機械部品を収めるため装置が高
価になるなどの問題がある。
本考案の目的は上述したウオーキングビームの
水封トラフに堆積し、その水封トラフの装入端部
側に移送されたスケールを排出でき、しかも安価
で運転経費が低く、かつ修理点検の容易なウオー
キングビーム炉のスケール排出装置を提供するも
のである。
本考案は、炉内の可動ビームを連結しかつその
可動ビームの上昇、前進、下降、後進移動を順次
繰り返すための台車を上記炉の下方に配置し、そ
の台車上に炉の下部をシールするための水封トラ
フを設けると共に水封トラフ内のスケールを炉の
装入端部側に排出するようにしたウオーキングビ
ーム炉のスケール排出装置において、上記水封ト
ラフの装入端部側に傾斜面を形成し、その傾斜面
に沿つてスケールを掻き上げる可動スクレーパ
を、炉に回動自在に設けると共に該スクレーパの
下向きの回動を規制するストツパー片を設けたこ
とを特徴とするもので、台車上に設けられた水封
トラフの上昇、前進、下降、後進移動により可動
スクレーパが回動され、その水封トラフの前進時
に可動スクレーパが傾斜面により自動的に回動さ
れ、傾斜面に沿つてスケールを掻き上げられるよ
うにしたものである。これにより可動スクレーパ
は単に水封トラフにより回動されるため構造が極
めて簡単となりスケール排出のための特別の駆動
装置も必要としないものとすることができる。
以下、本考案に係るウオーキングビーム炉のス
ケール排出装置の好適一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
ウオーキングビーム炉及びウオーキングビーム
炉の下部の水封トラフの装入端部へ移送させる装
置は第1図で説明した従来技術と同一である。
第3図、第4図により本考案のウオーキングビ
ーム炉のスケール排出装置を説明する。
第3図、第4図において、台車6上の水封トラ
フ9の装入端部側に傾斜面20が形成される。炉
下部の炉床ビーム21に支持板22が設けられ、
この支持板22に軸23にて回動自在な可動スク
レーパ24が取り付けられる。可動スクレーパ2
4は水封トラフ9の幅より若干小さな幅のスクレ
ーパ部25と、そのスクレーパ部25を軸23に
取り付けるアーム部26とからなり、該アーム部
26に係合片27が設けられ、その係合片27に
係合するストツパー片28が炉床ビーム21に設
けられる。このストツパー片28は可動スクレー
パ24の下向きの回動範囲を規制し、第3図に示
したように可動スクレーパ24のスクレーパ部2
5がある決められた位置より下がらないよう可動
スクレーパ24の係合片27と係合し、可動スク
レーパ24の下方の回動を規制する。この可動ス
クレーパ24の最も下がつた位置のとき、水封ト
ラフ9の上昇時に水封トラフ9の底部13と一定
の隙間ができるような位置にする。
この可動ビーム24の前方の炉床ビーム21に
は固定スクレーパ29が設けられる。この固定ス
クレーパ29は水封トラフ9の上昇時に水封トラ
フ9の底部13と一定の隙間ができる位置とし、
また可動スクレーパ24の最下端位置でのスクレ
ーパ部25の先端と固定スクレーパ29との先端
間の距離lは台車6の前後進ストロークより小さ
くなるように固定スクレーパ29を設ける。
次に第5〜8図によつて本考案の作用を説明す
る。
第5図は台車6が最も炉の装入端部側に位置
し、かつ台車6が下がつた状態にあるときを示
す、第5図の状態から台車6が上昇し、第6図の
ように上昇位置にあるとき、可動スクレーパ24
の先端と固定スクレーパ29の先端とは水封トラ
フ9の底部13と一定の隙間をおいて近づく。こ
の第6図の状態から第7図に示すように台車6が
前進すると可動スクレーパ24は傾斜面20に押
されて傾斜面20をすべりながら移動し、同時に
可動スクレーパ24のスクレーパ部25がスケー
ル30を傾斜面20に沿つて掻き上げ、傾斜面2
0の上端の排出部31にスケール30を排出す
る。また同時に固定スクレーパ29は後方のスケ
ール32を傾斜面20の近くまで移動させる。次
に台車6が第8図に示すように下降し、さらに後
進して第5図に示した状態に戻る。台車6が後進
する過程で可動スクレーパ24は下方に回動し、
第5図に示したように係合片27がストツパー片
28と係合し、それ以上には下がらないようにな
る。このように第5〜8図のサイクルを繰り返す
ことにより水封トラフ9内のスケールが順次排出
される。この場合可動スクレーパ24と固定スク
レーパ29との距離lは前後進ストロークより小
さいため、固定スクレーパ29が水封トラフ9の
底部13上のスケールを可動スクレーパ24側に
移動した場合、そのスケールを可動スクレーパ2
4が受け、それを傾斜面20に沿つて掻き上げる
ことができる。
上述したスケールの排出は台車6の移動すなわ
ち可動ビーム3による被加熱物2の移送と連動し
ており、被加熱物2の移送と共に連続したスケー
ルの排出がなされる。
以上詳述してきたことから明らかなように本考
案によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1) 炉下部の台車上に水封トラフを設け、その水
封トラフの装入端部側に傾斜面を設け、かつそ
の傾斜面によつて回動する可動スクレーパを炉
下部に設けたので、台車の移動によりスケール
を自動的に排出でき、従来のような排出のため
の特別の駆動装置が不要となる。
(2) 可動スクレーパのみであり、装置が簡単であ
るため、保守が容易であり、また故障が少な
い。
(3) 従来の排出装置より部品点数がはるかに少な
くコストが安くなると共に取付スペースが狭く
てすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図はウオーキングビーム炉を示す正面断面
図、第2図はウオーキングビーム炉に設けられる
従来のスケール排出装置を示す正面断面図、第3
図は本考案に係るウオーキングビーム炉のスケー
ル排出装置の一実施例を示す正面断面図、第4図
は第3図の左側面図、第5〜8図は本考案に係る
ウオーキングビーム炉のスケール排出装置でスケ
ールを排出する過程を示す正面断面図で、第5図
は台車の下降時、第6図は台車の上昇時、第7図
は台車の前進時、第8図は台車が下降し、後進を
はじめる時の状態を夫々示す図である。 図中、1は炉、2は被加熱物、3は可動ビー
ム、6は台車、9は水封トラフ、20は傾斜面、
24は可動スクレーパである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉内の可動ビームを連結し、かつその可動ビー
    ムの上昇、前進、下降、後進移動を順次繰り返す
    ための台車を上記炉の下方に配置し、その台車上
    に炉の下部をシールするための水封トラフを設け
    ると共に、水封トラフ内のスケールを炉の装入端
    部側に排出するようにしたウオーキングビーム炉
    のスケール排出装置において、上記水封トラフの
    装入端部側に傾斜面を形成し、その傾斜面に沿つ
    てスケールを掻き上げる可動スクレーパを炉に回
    動自在に設けると共に該スクレーパの下向きの回
    動を規制するストツパー片を設けたことを特徴と
    するウオーキングビーム炉のスケール排出装置。
JP17553783U 1983-11-15 1983-11-15 ウオ−キングビ−ム炉のスケ−ル排出装置 Granted JPS6082452U (ja)

Priority Applications (1)

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JP17553783U JPS6082452U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 ウオ−キングビ−ム炉のスケ−ル排出装置

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JP17553783U JPS6082452U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 ウオ−キングビ−ム炉のスケ−ル排出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6082452U JPS6082452U (ja) 1985-06-07
JPS6313237Y2 true JPS6313237Y2 (ja) 1988-04-14

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JP17553783U Granted JPS6082452U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 ウオ−キングビ−ム炉のスケ−ル排出装置

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JPS6082452U (ja) 1985-06-07

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