JPS6230612Y2 - - Google Patents

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JPS6230612Y2
JPS6230612Y2 JP1982148419U JP14841982U JPS6230612Y2 JP S6230612 Y2 JPS6230612 Y2 JP S6230612Y2 JP 1982148419 U JP1982148419 U JP 1982148419U JP 14841982 U JP14841982 U JP 14841982U JP S6230612 Y2 JPS6230612 Y2 JP S6230612Y2
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gear
shaft
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JP1982148419U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、歯車の支持構造に係り、より具体的
には車両用ミツシヨンにおける超減速機構の歯車
の支持構造に関する。
車両用、例えばトラクタ用ミツシヨンとして第
1図に示したものがある。
即ち、第1図において、1はエンジンクラツチ
機構であり、走行用としての第1次クラツチ機構
2と、PTO用としての第2次クラツチ機構3と
からなり、それぞれ1次駆動軸4、2次駆動軸5
を断続するものである。
1次駆動軸4にはこれに設けた複数の歯車6
と、該歯車6のそれぞれに連動する変速歯車7を
有する変速軸8とからなる主変速機構9が連動さ
れ、本例では4段変速可能としてミツシヨンケー
ス10に内蔵されている。
更に、主変速機構9には超減速機構11を介し
て副変速機構12が連動され、該副変速機構12
は後輪用差動機構13に連動されている。
而して、超減速機構11は第2図に示す如く構
成されている。
第2図において、14は歯車支持軸で、その前
端が1次駆動軸4に入れ子構造で嵌合され、針形
軸受15を介して固定壁16に支持されている。
即ち、1次駆動軸4が軸受17を介して固定壁1
6に支持されていることから、歯車支持軸14は
1次駆動軸4を介して固定壁16に支持されてい
る。
歯車支持軸14には超減速用の大小歯車18,
19が本例では一体構造とされて套嵌されて回転
自在に支持されており、大歯車18は変速軸8に
形成した歯車20に連動され、小歯車19はシフ
ト歯車21に係脱自在とされている。
更に、歯車支持軸14上には軸方向間隔おい
て、PTO用としての中間歯車22及び小径歯車
22がそれぞれ固設されており、PTO用変速軸
23上のシフト歯車24が中間歯車21に係脱自
在であるとともに、PTO用伝動軸25に係脱自
在である。
そして、歯車支持軸14の後部側は固定壁26
に軸受27を介して支持され、歯車22は歯車2
8に咬合されている。
この第2図に示す歯車の支持構造によると、1
次駆動軸4と歯車支持軸14との相対回転に伴う
摩擦で、針形軸受15が早期に摩耗するという不
具合があつた。
又、中間歯車21の径が軸受27の径より大径
であるが故に、歯車支持軸14の組付け分解が非
常に面倒である。即ち、その組付けは大小歯車1
8,19及び中間歯車21の3個の歯車に対し、
歯車支持軸14を所謂串差し状に後部から前部に
向つて挿入して組付けなければならず、これは狭
少なミツシヨンケース10内で実施されることか
ら相当な困難を伴つている。また、シフト歯車2
4の摺動スラスト力が大小歯車18,19に作用
し、そのボス端面の摩耗が激しいものとなつてお
り、軸受17用の押え体29が必要であつた。
そこで、本考案は歯車支持軸に中間歯車及び後
側軸受を取付けた状態で、後固定壁の後方から組
付け可能とすると共に、歯車支持軸前端の支持を
強化できるようにした歯車の支持構造を提供する
ものである。
以下、第3図を参照して本考案の実施例を詳述
する。なお、第3図では要部のみを示しているが
その他の構成は前述した第1図のミツシヨンと同
じ構成である。
第3図において、30は1次駆動軸で、エンジ
ン側に連動され、伝動歯車31の複数を有し、固
定壁32に軸受33を介して支持されている。
34は変速軸で、伝動歯車31に咬合する変速
歯車35を有し、固定壁32に軸受36を介して
支持され、かつ、固定壁32を貫通した軸端部に
は超減速用伝動歯車37を有する。
38は歯車支持軸で、その前端側にはスペーサ
39を介して軸受40が套嵌され、該軸受40を
介して固定壁32に回転自在に支持され、41は
スラスト止め用の止め輪である。
歯車支持軸38には超減速用の大小歯車42,
43がブシユ38Aを介して套嵌されて相対回転
自在であり、大歯車42は伝動歯車37に咬合連
動されているとともに、伝動軸44上の摺動歯車
45が小歯車43及び変速軸34に対して係脱自
在とされている。
更に、歯車支持軸38上にはPTO用の中間歯
車46がスプライン47を介して套嵌固着され、
割カラー48と止輪49によつて軸方向移動が規
制されている。
又、歯車支持軸38には止輪50と段部51を
介して軸受52が套嵌されているとともに、軸端
部には歯車53が一体に形成され、軸端面にはそ
の軸心にネジ孔54が形成されている。
そして、歯車支持軸38と、中間歯車46と、
軸受52の少なくとも3個が図示のように組付け
られて組立体55を構成しているとともに、中間
歯車46の直径L1と軸受52の直径L2が、L1<
L2とされ、該組立体55をその前端側より軸方
向に挿抜固定自在としている。
なお、軸受52は固定壁56の嵌支孔に嵌合さ
れ、止輪57で軸方向抜けが防止されており、中
間歯車46に対してPTO用の変速軸58上の摺
動歯車59が係脱自在とされ、歯車53とPTO
伝動軸60上の歯車61とが咬合連動されてい
る。
なお、又、摺動歯車59はPTO伝動軸60に
対しても係脱自在である。
前記走行系及びPTO系の歯車の支持構造は、
エンジン動力が伝達される1次駆動軸30の後方
に同心状に歯車支持軸38を設け、1次駆動軸3
0から動力が伝達される変速軸34の後方に同心
状に伝動軸44を設け、歯車支持軸38と平行に
PTO用変速軸58を設け、1次駆動軸30の後
端と歯車支持軸38の前端とを前固定壁32で支
持し、歯車支持軸38の後部を後固定壁56で軸
受52を介して支持し、変速軸34上の伝動歯車
37と咬合する大歯車42と伝動軸44上の歯車
45と咬合する小歯車43とを一体的に形成し且
つ歯車支持軸38上にブツシユ38を介して遊転
自在に嵌合し、PTO用変速軸58上の歯車59
と咬合する中間歯車46を歯車支持軸38上にス
プライン47を介して一体回転自在に設け、更
に、前固定壁32に1次駆動軸30用軸受33と
それより後方で歯車支持軸38を後方から挿支可
能な軸受40とを軸方向に並設し、後固定壁56
の軸受52用孔(軸受52の外径と略同径)を中
間歯車46より大径に形成し、歯車支持軸38に
大小歯車42,43より後方で中間歯車46と軸
受52とを、割カラー48、止輪49,50及び
段部51を介して軸方向位置固定して構成されて
いる。
次に、組付け要領を説明してから伝動関係の作
用を説明する。
固定壁32に軸受40とスペーサ39を嵌合せ
しめておき、歯車支持軸38、中間歯車46、軸
受52を少なくとも含む組立体55が第3図の矢
示A方向に挿入される。
このとき、中間歯車46は軸受52の嵌支孔に
挿通可能であり、従つて、大小歯車42,43を
歯車支持軸38が串差しすればよく、ここに、組
付けを容易とする。
そして、歯車支持軸38の前端側をスペーサ3
9に嵌支して軸受40を介して固定壁32に支持
するとともに、後部側は軸受52を介して固定壁
56に支持し、止輪57を装着すればよい。
なお、分解は逆手順でなされる。そして、組立
分解にさいしてネジ孔54に工具、ボルト等を螺
着して軸方向挿抜を容易とする。
而して、摺動歯車45を小歯車43に係合する
と超減速を得ることができ、摺動歯車59を中間
歯車46に係合すると、本例ではPTO減速が得
られる。そして、摺動歯車59の変速(摺動)に
伴うスラスト力は割カラー48、スペーサ39、
軸受40、止輪41を介して固定壁32に受け止
めさせ、ここに、大小歯車42,43に強力なス
ラスト力を作用させないので、その摩耗をおさえ
ることができる。又、軸受33,40のスラスト
力はともに止輪41にて受けるので、第2図に示
した押え体29は省略することができる。
以上、要するに、本考案によれば、前固定壁3
2に1次駆動軸30用軸受33とそれより後方で
歯車支持軸38を後方から挿支可能な軸受40と
を軸方向に並設し、後固定壁56の軸受52用孔
を中間歯車46より大径に形成し、歯車支持軸3
8に大小歯車42,43より後方で中間歯車46
と軸受52とを軸方向位置固定しているので、歯
車支持軸38は中間歯車46と軸受52とを軸方
向位置固定して予め組立体55とされた状態で、
後固定壁56の後方から後固定壁56、一体の大
小歯車42,43及び前固定壁32の軸受33に
串差し状に挿入して組付けることができ、歯車支
持軸38を大小歯車42,43に挿入する際に中
間歯車46及び軸受52を嵌合しなければならな
い従来技術に比して、組立分解が極めて容易にな
り、前後固定壁32,56間のスペースが小さく
とも、組立分解が迅速且つ正確にでき、また、歯
車支持軸38前端の支持強度も向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される車両用ミツシヨン
の断面図、第2図は本考案の比較として示す歯車
の支持構造の要部断面図、第3図は本考案の実施
例を示す断面図と作用説明図である。 38……歯車支持軸、42,43……大小歯
車、46……中間歯車、40,52……軸受、3
2,56……固定壁、55……組立体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1次駆動軸30の後方に同心状に歯車支持軸3
    8を設け、1次駆動軸30から動力が伝達される
    変速軸34の後方に同心状に伝動軸44を設け、
    歯車支持軸38と平行にPTO用変速軸58を設
    け、1次駆動軸30の後端と歯車支持軸38の前
    端とを前固定壁32で支持し、歯車支持軸38の
    後部を後固定壁56で軸受52を介して支持し、
    変速軸34上の伝動歯車37と咬合する大歯車4
    2と伝動軸44上の歯車45と咬合する小歯車4
    3とを一体的に形成し且つ歯車支持軸38上に遊
    転自在に嵌合し、PTO用変速軸58上の歯車5
    9と咬合する中間歯車46を歯車支持軸38上に
    一体回転自在に設けた歯車の支持構造において、 前固定壁32に1次駆動軸30用軸受33とそ
    れより後方で歯車支持軸38を後方から挿支可能
    な軸受40とを軸方向に並設し、後固定壁56の
    軸受52用孔を中間歯車46より大径に形成し、
    歯車支持軸38に大小歯車42,43より後方で
    中間歯車46と軸受52とを軸方向位置固定した
    ことを特徴とする歯車の支持構造。
JP14841982U 1982-09-29 1982-09-29 歯車の支持構造 Granted JPS5952264U (ja)

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JP14841982U JPS5952264U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 歯車の支持構造

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JP14841982U JPS5952264U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 歯車の支持構造

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JPS5952264U JPS5952264U (ja) 1984-04-06
JPS6230612Y2 true JPS6230612Y2 (ja) 1987-08-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103152A (en) * 1979-01-30 1980-08-07 Nissan Motor Co Ltd Transmission gear for automobile

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103152A (en) * 1979-01-30 1980-08-07 Nissan Motor Co Ltd Transmission gear for automobile

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JPS5952264U (ja) 1984-04-06

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