JPS6230193B2 - - Google Patents

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JPS6230193B2
JPS6230193B2 JP54101647A JP10164779A JPS6230193B2 JP S6230193 B2 JPS6230193 B2 JP S6230193B2 JP 54101647 A JP54101647 A JP 54101647A JP 10164779 A JP10164779 A JP 10164779A JP S6230193 B2 JPS6230193 B2 JP S6230193B2
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JP
Japan
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silicon
formula
crown
isocyanate
nco
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JP54101647A
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English (en)
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JPS5626895A (en
Inventor
Ichiro Kijima
Masaru Moryasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Seiyaku Kogyo KK
Original Assignee
Matsumoto Seiyaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Matsumoto Seiyaku Kogyo KK filed Critical Matsumoto Seiyaku Kogyo KK
Priority to JP10164779A priority Critical patent/JPS5626895A/ja
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Publication of JPS6230193B2 publication Critical patent/JPS6230193B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なケイ素イソシアネート化合物の
製造方法、更に詳しくは、反応促進剤としてアル
キルアミン、ニトロアルカン、クラウンエーテル
を用いることにより、ハロゲン化ケイ素化合物と
シアン酸あるいはイソシアン酸のアルカリ金属
塩、塩、との反応から収率よくケイ素イソシアネ
ート化合物を製造する方法に関する。 Si−NCO結合を有するケイ素のイソシアネー
ト化合物(以下ケイ素イソシアネート化合物と称
する)の製造方法としては、従来Si−X(Xはハ
ロゲンを示す)結合を有するケイ素化合物とイソ
シアン酸銀もしくはシアン酸鉛とを反応させる方
法が知られている。しかしこれらの方法は収率が
あまり高くなく、高価な銀や鉛の塩を使用するた
め経済性の面でも有利な方法とはいえない。その
ため銀や鉛塩に代つて、ナトリウムやカリウム、
といつた入手の比較的容易なアルカリ金属の塩が
使えれば好都合である。しかしこれらの金属塩に
ついては、反応が十分でなく、これ迄ケイ素イソ
シアネート化合物の製造に用いるには適していな
いと考えられて来た。わずかに西ドイツ特許公開
第1965741号(1971年7月8日公開)において、
ある種の反応促進剤を用いればシアン酸アルカリ
金属塩もしくはイソシアン酸アンモニウム塩とケ
イ素のハロゲン化物とを反応させることによりケ
イ素イソシアネート化合物を合成できることが開
示されている。しかし反応促進剤として酸アミ
ド、N−メチルピロリドン等の比誘電率が10以上
の特殊な化合物の添加を必要とし、シクロヘキサ
ノンやベンゾニトリル等の高沸点の有機溶剤を使
用するため、反応操作上不都合が多く、これまた
有利な方法とはいえない。 そこで、本発明者らは、入手の容易なアルカリ
金属のシアン酸もしくはイソシアン酸塩とハロゲ
ン化ケイ素化合物との反応から、従来の方法より
も収率よく、より経済的にSi−NCO結合を有す
るケイ素イソシアネート化合物を得る方法を提供
することを目的として鋭意研究を重ねた結果、反
応促進剤としてアルキルアミン、ニトロアルカン
あるいは18−クラウン−6型クラウンエーテルを
用いると、収率よくケイ素イソシアネート化合物
を製造することが出来、反応促進剤の添加量も少
量にとどめることが出来前記目的を達成し得るこ
とを見出し、本発明に至つた。 かくて、本発明は、反応促進剤として、アルキ
ルアミン、ニトロアルカン、もしくは18−クラウ
ン−6型クラウンエーテルを少量用いて、 式 RoSiX4-o ……() 〔式中Rは炭化水素基、アルコキシ基、を示し、
Xはハロゲンを示し、nは0、1、2、3のいず
れかの整数を示す〕 で示されるハロゲン化ケイ素化合物とシアン酸も
しくはイソシアン酸のアルカリ金属塩を反応さ
せ、 式 RoSi(NCO)4-o ……() 〔式中Rとnは上述のとおり〕 で示されるケイ素イソシアネート化合物を製造す
ることを特徴とするケイ素イソシアネート化合物
の製造方法を提供するものである。 本発明を更に詳しく説明すれば、本発明に用い
られるハロゲン化ケイ素化合物は上述のように前
記式()における基Rが(1)炭化水素基、(2)アル
コキシ基、であり、前記(1)の炭化水素基の例とし
てはメチル、エチル等炭素数が1ないし8のアル
キル基;フエニル、ナフチル、トリル等のアリー
ル基;ベンジル等のアラアルキル基;アルケニ
ル、アルキニル等の不飽和炭化水素基があげら
れ、前記(2)のアルコキシ基は、メトキシ、エトキ
シ等の狭義のアルコキシ基の他、フエノキシ等の
アリロキシ基も含む。また、Xで示されるハロゲ
ンについては塩素もしくは臭素が特に適してい
る。 シアン酸もしくはイソシアン酸のアルカリ金属
塩としては実用性の面からとりわけシアン酸ナト
リウムが適している。なお、シアン酸(H−O−
C≡N)とイソシアン酸(H−N=C=O)とは
互変異性体であるが、銀やアンモニウム等の塩は
イソシアン酸塩として、またアルカリ金属や鉛の
塩はシアン酸塩の形で存在することが知られてお
り、相当するケイ素化合物については殆んどがSi
−N=C=Oのイソシアン酸塩の形をとるとされ
ている。 本発明の特徴をなす反応促進剤については(1)ア
ルキルアミン、(2)ニトロアルカン、もしくは(3)18
−クラウン−6型クラウンエーテルが適してお
り、(1)のアルキルアミンとしては特にジエチルア
ミン、トリエチルアミン等の第二アミンと第三ア
ミンが効果が大きく、アルキル基は短鎖のものに
限らず、炭素数が10以上の長鎖のものも効果があ
る。(2)のニトロアルカンについてはニトロメタン
やニトロエタン、ニトロプロパン、ニトロブタ
ン、等の低級のニトロアルカンが適しており、ニ
トロ基の結合している炭素に1以上の水素が結合
しているニトロアルカン化合物が好ましい。 (3)の18−クラウン−6型クラウンエーテルには
18−クラウン−6の他にジベンゾ−18−クラウン
−6、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6の如
き置換体が含まれ、いずれも効果が大きく、又入
手も容易である。 尚クラウンエーテルとは大環状ポリエーテルの
ことであり、一例として本発明にて用いられる18
−クラウン−6とジベンゾ−18−クラウン−6の
分子式を次に(A)及び(B)として示す。
【式】
【式】 各酸素原子間は−CH2−CH2−で結ばれてい
る。 18−クラウン−6は代表的なクラウンエーテル
であり18なる数字は環を構成している原子の数、
6は酸素原子の数を表わす。他も同様である。こ
の化合物は正確には1・4・7・10・13・16−ヘ
キサオキサシクロオクタデカンと呼ばるべきであ
ろうが一般に18−クラウン−6で表わされてい
る。 これらの反応促進剤は前記式()のハロゲン
化ケイ素化合物1モルに対し0.1モル以下の使用
量で十分であり、特にクラウンエーテルは0.01モ
ル以下でも十分な効果を示す。反応促進剤は多量
に用いても何ら差しつかえないが、経済性を考慮
すれば使用量は少ないほど好ましいことはいうま
でもない。 反応は有機溶剤中で行なうと都合がよい。すな
わち、少量の反応促進剤を加えたシアン酸もしく
はイソシアン酸金属塩の有機溶剤懸濁液に、ハロ
ゲン化ケイ素化合物を有機溶剤にとかした溶液を
かくはんしながら滴下した後、還流下に加熱反応
させ、沈殿を別後、液から有機溶剤を留去し
て得られる。かなり高い収率でハロゲン化ケイ素
化合物から相当するイソシアネート化合物が得ら
れ、生成物は蒸留により精製することが出来る。
なお、有機溶剤としては通常用いられるほとんど
の一般的な有機溶剤が用い得るが、ベンゼンやハ
ロゲン化炭化水素等の極性を有するものが特に適
している。 かくして、本発明においては反応促進剤として
アルキルアミン、ニトロアルカン、もしくは18−
クラウン−6型クラウンエーテルを用いることに
より、ハロゲン化ケイ素化合物とシアン酸ナトリ
ウムのような人手の容易なシアン酸もしくはイソ
シアン酸塩とから、高収率にケイ素イソシアネー
ト化合物を得ることが出来るため、イソシアン酸
銀やシアン酸鉛を原料とする従来の方法とくらべ
有利なばかりでなく、本発明において用いられる
反応促進剤はごく少量ですむため、前記西ドイツ
特許公開第1965741号の方法とくらべても経済性
ならびに反応操作上非常に有利である。 本発明により得られるSi−NCO結合を有する
ケイ素イソシアネート化合物は例えばアルコール
や第一、第二アミン、カルボン酸等の活性水素を
分子中に含む化合物と容易に反応するため、ポリ
マーの改質材として、あるいは重合物の成分とし
て容易に導入でき、ケイ素の特性を工業材料に付
加することが出来る。 以下に実施例を示す。勿論これは本発明を何ら
限定するものではない。 実施例 1 50mlのベンゼンにジメチルジクロロシラン77g
を溶解した液を、ニトロメタン3.4gとシアン酸
ナトリウム85.4gを100mlのベンゼンに溶解・懸
濁させた液に、よく撹拌しながら40℃以下で滴下
した。滴下終了後、還流下に1時間加熱した後、
冷却後沈殿を別し、液からベンゼン留去後
に、沸点138〜140℃の無色の液体77g(収率91
%)が得られた。 この液体は塩素を含まず、その赤外吸収スペク
トルは2270cm-1にνNCOの強い吸収を示した。元
素分析値はSi19.38%、C33.52%、H4.15%、
N18.70%であり、ジメチルケイ素ジイソシアネ
ート(CH32Si(NCO)2についての理論値
(Si19.72%、C33.81%、H4.22%、N19.71%)と
よく一致した。 実施例 2 50mlのベンゼンに17.3gの四塩化ケイ素を溶か
した溶液を、トリエチルアミン10.1gとシアン酸
ナトリウム33.1gを50mlのベンゼンに溶解・懸濁
させた液に40℃以下で滴下した。滴下終了後、還
流下に2時間加熱し反応させた後、沈殿を別
し、液からベンゼンを留去後、蒸留して沸点
105〜106℃/35mmHg(常圧下:185〜186℃)の
液体14.2g(72%)を得た。 この液体は塩素を含まず、赤外吸収スペクトル
では2270cm-1付近にνNCOの強い吸収を示した。
Siの分析値は14.19%であつた。なお、イソシア
ン酸ケイ素Si(NCO)4についての理論値は
Si14.28%である。 実施例 3 20mlのベンゼンにジエトキシジクロロシラン
62.7gを溶かした溶液を、トリエチルアミン2.4
gおよびシアン酸ナトリウム48gを100mlのベン
ゼンに溶解・懸濁した液に滴下し、還流下に1時
間加熱反応させた後、沈殿を別し、液からベ
ンゼンを留去後、蒸留して45.2g(67%)の沸点
46〜48℃/4mmHgの液体を得た。 この液体の赤外吸収スペクトルは2770cm-1にν
NCOの強い吸収を示した。元素分析値はSi13.54
%、C35.12%、H4.89%、N13.35%であり、ジエ
トキシケイ素ジイソシアネート(C2H5O)2Si
(NCO)2についての理論値(Si13.86%、C35.64
%、H4.95%、N13.86%)とよく一致した。 実施例 4 トリメチルクロロシラン54.3gを50mlのベンゼ
ンに溶かした液を、1gの18−クラウン−6と33
gのシアン酸ナトリウムを100mlのベンゼンに溶
解・懸濁した液に滴下し、1時間加熱反応させ、
沈殿を別し、ベンゼンを留去後、蒸留して沸点
91〜92℃の液体49g(85%)を得た。 この液体の赤外吸収スペクトルは2270cm-1にν
NCOの強い吸収を示した。元素分析値はSi24.18
%、C41.26%、H7.51%、N12.01%でありトリメ
チルケイ素モノイソシアネート(CH33Si
(NCO)についての理論値(Si24.34%、C41.74
%、H7.82%、N12.17%)とよく一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応促進剤としてアルキルアミン、ニトロア
    ルカン、および18−クラウン−6型クラウンエー
    テルにより成る群より選ばれた1の化合物を用
    い、 式 RoSiX4-o 〔式中Rは炭化水素基又はアルコキシ基を示し、
    Xはハロゲンを示し、nは0、1、2、3のいず
    れかの整数を示す〕 で示されるハロゲン化ケイ素化合物に、シアン酸
    もしくはイソシアン酸のアルカリ金属塩を反応さ
    せることにより、 式 RoSi(NCO)4-o 〔式中R及びnは上述のとおり〕 で示されるケイ素イソシアネート化合物を製造す
    ることを特徴とするケイ素イソシアネート化合物
    の製造方法。
JP10164779A 1979-08-09 1979-08-09 Preparation of silicon isocyanate compound Granted JPS5626895A (en)

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JPS62209085A (ja) * 1986-03-10 1987-09-14 Ichiro Kijima ケイ素イソシアネ−トの製造法
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