JPS6229948A - 殺菌調味料 - Google Patents

殺菌調味料

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JPS6229948A
JPS6229948A JP60169284A JP16928485A JPS6229948A JP S6229948 A JPS6229948 A JP S6229948A JP 60169284 A JP60169284 A JP 60169284A JP 16928485 A JP16928485 A JP 16928485A JP S6229948 A JPS6229948 A JP S6229948A
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JP
Japan
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water
vegetables
spices
heating
sterilized
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JP60169284A
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JPS642346B2 (ja
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Jo Kominato
壌 小湊
Kenichi Yanagida
憲一 柳田
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RIKEN KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
RIKEN KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 業務用及び家庭用の調味料として利用できる野菜類及び
香辛料類の新規な殺菌調味料に関する。
従来の技術 従来香辛料及び乾燥野菜の殺菌方法としては加熱水蒸究
による殺菌やガス殺菌などが実用化されている。17か
17前者は装置4が大がかりであり、し。
かも風味がやや損われるなどの欠点がある。まだ後者は
有形ガスを使用するため、従業員の労働衛生上の問題や
被殺菌物中への残留の問題など、なお未解決の問題を残
している。最近では放射線による殺菌も研究されている
が、被照射物に異臭が生ずると共に法律上の問題もあっ
て実用化には至っていない。
発明が解決しようとする問題点 乾燥野菜類及び香辛料の殺菌方法としては前述のように
いくつかの方法があるが、いずれもそれぞれに問題を有
している。
また乾燥野菜類及び香辛料を動植物油脂と共に110°
C以上で加熱するととKよって、特有のロースト風味が
発現してくることはよく知られているが、この場合は乾
燥状態であるために殺菌効果は大きくない。
食品楽界においては従来から乾燥野菜類及び香辛料類に
ついて、ロースト感が少なく、・かつ細菌数の少ない適
格品が求められているが、上記のような現状であって、
これを満足させる方法は見出されていない。
問題点を解決するだめの手段 そこで本発明者らはこれら食品業界の要望に応えて、フ
レーバーの変化が少なく、かつ簡便に製造できる殺菌乾
燥野菜及び香辛料の研究を行った。
その結果、野菜類及び香辛料類の乾燥物に10〜40%
の水を含ませた野菜類及び香辛料類の含水物20〜90
%に対して、10〜80%の食用油を加えて110℃以
下に加熱して水分を蒸発せしめた後、直ちに冷却すると
とによって、はとんどロースト臭がない状態で殺菌する
ことが可能であることを見出し、本発明を完成した。
野菜類及び香辛料類の乾燥物としては乾燥粉末、粗砕物
、フレーク、原形などのいずれでも使用できる。
また食用油として硬化油を使用することによって、冷却
固化後これを粉砕することにより、殺菌粉末を得るとと
ができる。
作用 本発明における工程において、守菜類や香辛料類の乾燥
物に適度の水分を含ませた後、食用油中で110℃以下
で加熱することによって、被処理物である乾燥野菜や香
辛料の品温は水分が蒸発する間は110℃附近に保たれ
た状態で加熱されるため、その間に湿熱殺菌により殺菌
効果を発揮し、水分の蒸発が終った時点で加熱を止め冷
却すればロースト臭はほとんど生じない。
さらに被処理物が加熱されることによって水蒸気と共に
気化する香味成分(エッセンシャルオイ/I/)は、油
層を110過する[川に油に溶解して、空気中に揮散す
ることが少いので、香味の損失を最少限に防止できる特
徴を有している。
以上のような作用によって、本発明によりなるロースト
臭がほとんどなく、香味のよい、野菜類及び香辛料類の
殺菌調味料を製造可能となったものである。
以下実施例にしたがって説明する。ここで例示した実施
例については特に細菌数が多く、問題の多いものについ
て例示したが、その他の野菜及び香辛料類についても適
用できる。
実施例1 硬化大豆油400gを溶解し、水分含量25%とした黒
コシヨウの原形600gを加え、105℃以下の油温で
加熱攪拌しつつ水分を蒸発させた後、105℃にて加熱
を止める。冷却後固化物を破砕し、殺菌パプリカ粉末8
40gを得た。
実施例2 硬化パーム油650gを溶解し、水分含量を30%とし
たショウガ粉末350gを加え、105℃以下の油温で
加熱攪拌しつつ水分を蒸発させた後、105℃にて加熱
を止める。冷却後固化物を破砕し、殺菌シミウガ粉末8
90g′f:得た。
実施例3 硬化牛脂700gを溶解し、水分含量を35%としたモ
ヤシフレーク300gを加え、105℃以下の油温で加
熱攪拌しつつ水分を蒸発させた後、105℃にて加熱を
止める。冷却後固化物を破砕し、殺函モヤシバウダー”
 90g ヲ?97’t。
実施例4 硬化牛脂450gを溶解1〜、水分含量を20%とした
パプリカ粉末550gを加え、110℃以下の油温で加
熱攪拌しつつ水分を蒸発させた後、110℃にて加熱を
止める。冷却後固化物を破砕し、殺菌パプリカ粉末88
0gを得た。
実施例5 硬化牛脂600gを溶解し、水分含量を20%としたガ
ーリックパウダー400gを加え、105℃以下の油温
で加熱攪拌しつつ水分を蒸発させた後、105℃にて加
熱を止める。冷却後固化物を破砕して、殺菌ガーリック
パウダー910gを得た。
実施例6 コーンサラダ油600gに、水分含量を25%とした黒
、コーrヨウ末400gを加え、106℃以下の油温で
加熱攪拌しつつ水分を蒸発させた後、105℃にて加熱
を止めて冷却し、殺菌黒コショウペースト900gを得
た。
実施例7 コーンサラダ油600gに、水分含量を30%とした赤
唐辛子末400gを加え、110℃以下の油温で加熱攪
拌しつつ水分を蒸発させた後、110℃にて加熱を止め
て冷却し、殺菌赤唐辛子ペースト880gを得だ。
発明の効果 各実施例で得た製品について、次の実験を行った。
実験1 実施例1で用いた原料香辛料及び実施例1で得た殺菌黒
コシヨウ粉末並びに水分添加を行わずに大豆硬化油中で
105℃30分間加熱し冷却後破砕した加熱処理黒コシ
ヨウ粉末のそれぞれについて細菌検査を行った結果、次
のとおりであった。
−殺生菌数 耐熱性菌数 大腸菌群 実験2 実験1で得た加熱処理熱コシヨウ末をAとし、実施例1
で得た殺菌点コシヨウ末をBとして、それぞれを香味に
鋭敏な]0人のパネラ−によって次の質問に対するパネ
ルテストを行い、次の結果を得た。
質問1 どちらの香味が好ましいですか。
Aと答えた人・・・・・・・・2名 Bと答えた人・・・・・・・・8名 質問2 ロースト臭が強いのはどちらですか。
Aと答えた人・・・・・・・・7名 Bと答えた人・・・・・・・・3名 実験3 実施例3で用いた原料乾燥野菜及び実施例3で得た殺菌
モヤシバウダー並びに水分添加を行わずに硬化牛脂中で
105℃30分間加熱し冷却後破砕して得た加熱処理モ
ヤンパウダーのそれぞれについて細菌検査を行った結果
、次のとおシであった。
一般生菌数 耐熱性菌数 大腸菌群 実 験4 実験3で得た加熱処理モヤシバウダーをAとし、実施例
3で得た殺菌モヤシバウダーをBとして、それぞれを香
味の鋭敏な10人のパネラ−によって次の質問に対する
パネルテストを行い、次の結果を得た。
質問1 どちらの香味が好ましいですか。
Aと答えた人・・・・・・・ 0名 Bと答え九人・・・・・・・10名 質問2 ロースト臭の強いのけどちらですか。
Aと答えた人・・・・・・・10名 Bと答えた人・・・・・・・ 0名 なおその他の実施例で製造された製品についても同様の
実験を行ない、同様の結果を得ることができだ。
以上の実験結果よシ、本発明によって製造した製品は処
理前のそれぞれの原料香辛料及び野菜類に比較して、−
殺生菌数、耐熱性菌数、大胆菌群ともに著しく減少し、
効率よく殺菌が行われ、しかもロースト臭が少く、香味
も優れていることを示している。
このように本発明によって得られる野菜類及び香辛料類
の殺菌調味料は細菌数が少く、衛生的に優れた製品であ
って、しかも比較的低温で処理できるためロースト臭も
少く、かつ原料中の揮発性香味成分が油中に保持される
ため、香味にも優れている特徴を有しておシ、しかも粉
末状又はペースト状として製造できるため、用途に応じ
た形状で供給することができる。
本発明によって製造される殺菌調味料は業務用及び家庭
用卓上量としても取扱いに便利であり、優れた性質をも
った新規な調味料として、実用に供しうるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 野菜類及び香辛料類の乾燥物に10〜40%の水を
    含ませた後、含水物20〜90%に対して動植物油脂を
    10〜80%加えて、油温度を110℃以下で水分を蒸
    発させた直後に加熱を止めて冷却することを特徴とする
    野菜類及び香辛料類の殺菌調味料。 2 乾燥物が乾燥粉末である特許請求の範囲第1項の野
    菜類及び香辛料類の殺菌調味料。 3 乾燥物がフレークである特許請求の範囲第1項の野
    菜類及び香辛料類の殺菌調味料。 4 乾燥物が原形である特許請求の範囲第1項の野菜類
    及び香辛料類の殺菌調味料。
JP60169284A 1985-07-30 1985-07-30 殺菌調味料 Granted JPS6229948A (ja)

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JP60169284A JPS6229948A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 殺菌調味料

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JP60169284A JPS6229948A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 殺菌調味料

Publications (2)

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JPS6229948A true JPS6229948A (ja) 1987-02-07
JPS642346B2 JPS642346B2 (ja) 1989-01-17

Family

ID=15883660

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57174068A (en) * 1981-04-16 1982-10-26 Ajinomoto Co Inc Preparation of oil having taste and flavor
JPS58121751A (ja) * 1982-01-05 1983-07-20 Ajinomoto Co Inc 風味油の製造法
JPS58198262A (ja) * 1982-05-13 1983-11-18 Ajinomoto Co Inc 野菜エキスの製造法
JPS6070045A (ja) * 1983-09-28 1985-04-20 Ajinomoto Co Inc 風味油の製造法
JPS6083567A (ja) * 1983-10-17 1985-05-11 Q P Corp ミルポア様調味料の製造法

Patent Citations (5)

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JPS6083567A (ja) * 1983-10-17 1985-05-11 Q P Corp ミルポア様調味料の製造法

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JPS642346B2 (ja) 1989-01-17

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