JPS62298018A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JPS62298018A
JPS62298018A JP14215686A JP14215686A JPS62298018A JP S62298018 A JPS62298018 A JP S62298018A JP 14215686 A JP14215686 A JP 14215686A JP 14215686 A JP14215686 A JP 14215686A JP S62298018 A JPS62298018 A JP S62298018A
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JP
Japan
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magnetic
powder
acicular
longitudinal direction
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP14215686A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Niimi
秀明 新見
Hiroshi Hirano
広 平野
Kunio Wakai
若居 邦夫
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体およびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは、特に短波長での出力が高くて高密度記録
に通した磁気記録媒体およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、磁性粉末を結合剤樹脂等とともに基体上に結着
してつくられる磁気テープなどの磁気記録媒体は、記録
再生特性を向上させるため、針状の磁性粉末を使用し、
磁性層中におけるこの針状磁性粉末を長手方向に配向さ
せている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このように針状磁性粉末を長手方向に配向さ
せて得られる磁気テープなどの磁気記録媒体は、磁気ヘ
ッドのコイルに流す記録電流を増大させると、最初再生
出力は記録電流の増大とともに高(なるが、ある点で最
大となり、それ以上の記録電流では逆に低下してしまっ
て充分な再生出力が得られないという難点があり、この
傾向は特に短波長記録の場合に著しく、記録密度を向上
させる際大きな障壁となっている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らはかかる現状に鑑み再生出力低下の原因の
一つである記録減磁に着目して種々検討を行った結果、
短波長記録時の再生出力が極めて高い磁気記録媒体を見
いだすに至った。
この記録減磁とは、正弦波を記録する場合に磁気ヘッド
の磁界により磁気記録媒体が磁化された後、磁気ヘッド
磁界中を完全に通過する前に磁気ヘッド磁界の極性が反
転し、この反転磁界のために磁気記録媒体の磁化が減少
してしまうという現象で、第1図の模式図に示すように
、磁気テープ1に相対して矢印Aで示す方向に走行する
磁気ヘッド2のギャップ後端付近で起こり、磁気テープ
1の基体3上に形成した磁性層4内に矢印Bで示される
ように、反転磁界は面内長手方向から垂直方向に立ち上
がった方向に作用する。
そこで、試料振動型磁束計を用いて、磁気テープを長平
方向に磁化させた後、磁性層面からの立ち上がり角を変
えて反転磁界を加え、残留磁化の減少を調べた結果、第
2図の特性図に示すように、針状磁性粉末を磁性層の長
平方向に配向させた磁気テープは、実線5で示されるよ
うに立ち上がり角0度の磁性層面を中心として左右対称
に磁化が減少するが、針状磁性粉末を磁性層の長手方向
から立ち上がった方向に配向させた磁気テープでは、第
2図の破線6で示されるように左右非対称となり、反転
磁界がマイナスの角度で作用する領域で、磁化の減少が
著しく改善されることが判明した。しかして、磁気ヘッ
ドを磁性層内で配向させた針状磁性粉末の傾斜方向に沿
うように相対走行させると、記録減磁が小さくなって再
生出力を高くすることができる。
この発明はかかる知見に基づきさらに検討を重ねた結果
なされたもので、磁性層中に含まれる磁化容易方向が針
状方向にある針状磁性粉末を、その磁化容易方向が磁性
層の面内長手方向から45〜70度の角度で垂直方向に
傾いた方向となるように配向させることによって、磁気
ヘッドを磁性層内で配向させた針状磁性粉末の傾斜方向
に沿うように相対走行させた場合の記録減磁を充分に低
減させ、特に短波長での再生出力を充分に向上させたも
のである。
この発明において、磁性層中に含まれる磁化容易方向が
針状方向にある針状磁性粉末の配向は、その磁化容易方
向が磁性層の面内長手方向から垂直方向に45〜70度
の角度で傾いた方向となるように配向させるのが好まし
く、このように磁化容易方向の傾斜角度を45〜70度
にすると、磁気ヘッドを磁性層内で配向させた針状磁性
粉末の傾斜方向に沿うように相対走行させる際、記録減
磁が充分に低減されて、特に短波長での再生出力が著し
く向上される。これに対し、針状磁性粉末の配向方向が
45度より小さいと記録減磁が充分に低減されず、70
度より大きくすると針状磁性粉末がほとんど垂直方向に
なるためリングヘッドで記録することが困難となる。
このような磁化容易方向が針状方向にある針状゛磁性粉
末の配向け、基体上にこの針状磁性粉末を、結合剤樹脂
および有機溶剤等とともに混合分散して調製した磁性塗
料を塗布し、次いで、これが未乾燥状態にある間に、磁
性層の長手方向から垂直方向に45〜70度の角度で、
N−N対向磁石の反発磁界あるいはN−S磁界を傾けた
りして、適宜方向の磁界を加えることによって行われ、
このような針状磁性粉末としては、たとえば、T−Fe
203粉末、Fe3O4粉末、Co含含有−Fe203
粉末、Co含有Fe3O4粉末、CrO2粉末、Fe粉
末、Co粉末、Fe−Ni合金粉末、Fe−Co−Ni
合金粉末など従来公知の針状磁性粉末がいずれも好適に
使用される。
また、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系
樹脂、繊維素系樹脂、イソシアネート化合物など従来汎
用されている結合剤樹脂が広(用いられ、有機溶剤とし
ては、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン、トルエン、酢酸エチル、テトラヒド
ロフラン、ジメチルホルムアミドなどが単独で或いは二
種以上混合して使用される。
なお、磁性塗料中には通常使用されている各種添加剤、
たとえば、分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤などを
任意に添加使用してもよい。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例l Fe−Co−Ni合金粉末(原 750重量部子比8O
: 10 : 10、長軸径0.3μm、針状比10) VAGH(米国U、C,C社製、塩 125〃化ビニル
−酢酸ビニル−ビニ ルアルコール共重合体) パンデソクスT−5250(大  80〃ロ本インキ化
学工業社製、ウ レタンエラストマー) コロネー)L(日本ポリウレタ 22.5 〃ン工業社
製、三官能性低分子 量イソシアネート化合物) シクロへキサノン        730〃メチルエチ
ルケトン      730〃この組成物をボールミル
で100時間混合分散して磁性塗料を調製した。この磁
性塗料を厚さ10μmのポリエステルフィルム上に塗布
し、磁界をポリエステルフィルムの長手方向から垂直方
向へ45度傾いた方向に加えて、磁性粉末を長手方向か
ら45度立ち上がった方向に磁場配向し、乾燥して、乾
燥厚が2μmの磁性層を形成した。しかる後、所定の巾
に裁断して磁気テープをつくった。
実施例2 実施例1における磁場配向処理において、磁界の印加を
、同じ方向で角度を45度から60度に変更して行い、
針状磁性粉末を長手方向から60度立ち上がった方向に
磁場配向した以外は実施例1と同様にして磁気テープを
つくった。
実施例3 実施例1における磁場配向処理において、磁界の印加を
、同じ方向で角度を45度から70度に変更して行い、
針状磁性粉末を長手方向から70度立ち上がった方向に
磁場配向した以外は実施例1と同様にして磁気テープを
つくった。
比較例1 実施例1における磁場配向処理において、磁界の印加角
度を45度から0度に変更し、針状磁性粉末を、ポリエ
ステルフィルムの長手方向に配向させた以外は実施例1
と同様にして磁気テープをつくった。
比較例2 実施例1における磁場配向処理において、磁界の印加を
、同じ方向で角度を45度から40度に変更して行い、
針状磁性粉末を長手方向から40度立ち上がった方向に
磁場配向した以外は実施例1と同様にして磁気テープを
つくった。
比較例3 実施例1における磁場配向処理において、磁界の印加を
、同じ方向で角度を45度から80度に変更して行い、
針状磁性粉末を長手方向から80度立ち上がった方向に
磁場配向した以外は実施例1と同様にして磁気テープを
つくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
ギャップ長0.35μm、)ラック幅20μmのセンダ
スト製リングヘッドを用い、このリングヘッドを磁性層
内で配向させた針状磁性粉末の傾斜方向に沿うように相
対走行させて、記録波長0.75μmで記録再生し、記
録電流と再生出力との関係を凋べた。第3図はその結果
をグラフで示したもので、これらのグラフから明らかな
ように、この発明で得られた磁気テープ(実施例1〜3
)は、比較例1ないし3で得られた磁気テープに比し、
いずれも記録電流を高(した際の再生出力の低下が小さ
く、高再生出力が得られることがわがる。
また、各実施例および比較例で得られた磁気テープにつ
いて、前記と同様にして記録再生を行い、各種記録波長
における最大出力レベルを測定した。なお、最大出力レ
ベルは比較例1を基準(OdB)にしてその相対値で表
した。
下表はその結果である。
〔発明の効果〕
上表から明らかなように、この発明で得られた磁気テー
プ(実施例1〜3)は、比較例1ないし3で得られた磁
気テープに比し、最大出力レベルが全周波数領域でいず
れも高く、特に短波長で高出力を示し、このことからこ
の発明によって得られる磁気記録媒体は、再生出力の向
上が特に短波長で顕著で、高密度記録に通していること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は記録減磁を説明するための磁気ヘッドと磁気テ
ープの模式図、第2図は反転磁界の方向と残留磁化の減
少を示す特性図、第3図は各実施例および比較例で得ら
れた磁気テープの記録電流と再生出力との関係図である
。 特許出願人  日立マクセル株式会社 第 1 図 第2WJ 立ち上がり角(艮) 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性層中に磁化容易方向が針状方向にある針状磁性
    粉末を含ませてその磁化容易方向が磁性層の面内長手方
    向から垂直方向に45〜70度の角度で傾斜するように
    配向させた磁気記録媒体2、基体上に、磁化容易方向が
    針状方向にある針状磁性粉末を含む磁性塗料を塗布し、
    次いで磁性層面の面内長手方向から垂直方向に45〜7
    0度の角度で傾斜した適宜方向の磁界を加え、磁性粉末
    粒子の磁化容易方向が磁性層の面内長手方向から垂直方
    向に45〜70度の角度で傾斜するように配向させるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
JP14215686A 1986-06-17 1986-06-17 磁気記録媒体およびその製造方法 Pending JPS62298018A (ja)

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